昨日(4月25日)に、南海電鉄の新しい観光列車「GRAN(グラン)天空」に乗車してきました。
(参考)


その時乗車した座席が、このような「窓なし席」でした。
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この「窓無し席」について、備忘録がてら、ちょっとこのブログでまとめておこうかと思い、上記乗車記事とは別稿で記しておこうかと思います。



【GRAN天空の「窓無し席」とは?】
・1号車(リラックスシート)の座席のうち、窓側に配置されているにも関わらず、窓が配置されていない座席のことです。
1号車の2番、4番、23番、27番の4席が該当します。

【「窓無し席」は実際どのようなものか?】
・座席に座った状態は、下記画像のとおり。
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・座席とその周りは、画像のとおり。
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(注)いずれも難波発極楽橋行きで撮影しました。
逆方向(極楽橋発難波行き)では多少見え方が異なりますが、「窓無し席」であることには変わり無さそうです。

【なぜ「窓無し席」が出来てしまうのか?】
「GRAN天空」の車両は、高野線を中心に運行されている「2000系」車両を改造したものです。

・改造に際し、扉があった所の左右のスペース(改造前は戸袋があった場所)には元々窓が無く、新たに窓を設けることが難しいことから、「窓無し」のままとなったと考えられます
(参考)

・ちなみに、改造前の2000系(同系式の他車両)は下記画像のようになっており、扉が引き込まれる部分(戸袋)には窓はありませんでした。
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【「窓無し席」を無くすことは出来なかったのか?】
・これまで窓が無く、また「戸袋」という扉が格納される場所であること等を踏まえると、新たに窓を設けるために車体に穴を開ける事が困難だったのではないか、と推測されます。


【「窓無し席」の料金は他の座席と違うのか?】
・料金は他の座席と同額です。
「窓無し席」だからと言って、割安になることはありません。


【予約時に「窓無し席」であることは分かるのか?】
・「GRAN天空」予約のWebサイトで、座席を選択する際に「窓無し席」の案内が記載されています。
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▲「GRAN天空」Webサイト内での座席番号表示(極楽橋方面)
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▲同、なんば方面
(いずれも「GRAN天空」予約サイトより引用)

・これ以外に、「窓無し席」を選択した際の注意事項の表示は有りませんでした。
(参考)
・参考までに、「車椅子席」(35番、36番)を選択すると、下記画像のとおり、「車椅子優先席を選択されました」というポップアップが表示され、このまま選択するか否かを再確認する仕様となっています。
個人的な感想ですが、この仕組みを「窓無し席」にも採用することはできないものか、と感じています…
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(「GRAN天空」予約サイトより引用)



【「窓無し席」の乗客に車内で特別な措置等は有るか?】
・私が乗車した列車(4月25日(土)の「GRAN天空3号」)に限って言えば、特別な救済措置(追加のサービス等)は特にありませんでした

・また、「窓無し席」という理由での払い戻しはありません。他の席と同様の取扱いとなる模様です。


【「窓無し席」に乗ってしまった際に、どのように過ごせば良いか?】
あくまでも個人の感想ですが、
3号車「ロビーラウンジ」で車窓を眺めることで、外の風景を楽しむことは可能です。
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但しこの「ロビーラウンジ」は、立席となっている上に、テーブルの幅が狭いこともあり、長居することはちょっと難しそうです。
また、ロビーラウンジに併設されている「サービスカウンター」は、堺東〜九度山間の営業となっているので、風景が楽しめる高野下〜極楽橋間で、飲食物を味わいながら利用する際には、前もって購入しておくことが必要です。

難波発極楽橋行きは「紀伊細川駅」で、極楽橋発難波行きは「九度山駅」で列車すれ違いのため停車し、その際ホームに降り立つことが可能となっています。
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▲紀伊細川駅に停車中の「GRAN天空」。
極楽橋行きの場合はこの紀伊細川駅で12分間停車しますので、この間にホームに降り立ち、気分転換することが可能です。

・あとは残念ながら、寝るか、スマホをいじくるしか無さそうです…
幸いなことに、「リラックスシート」にはAC電源コンセントが各席に用意されています。
ACアダプター等が必要ですが、電池の残量を気にせずスマホを使って現地での情報収集に集中することはできそうです。
ちなみに私は、このブログ記事をこの車内で執筆しましたが、「窓が無い」だけに、いつもより集中できたような気がします。



【「窓無し席」を回避するためには?】
・予約サイトでは、座席番号を選択できるので、冒頭に記した「窓無し席」を避けるしか無さそうです。

・なお繰り返しですが、「窓無し席」を選んでもポップアップ等で注意が出てくることはありません(本記事記事執筆時点)。
座席の選択は自己責任で行う必要があります。


【「窓無し席」に乗ってみてどうだったか?】
・他の改造車(京阪8000系プレミアムカー、JR西日本223系Aシート)のような「柱が邪魔」というレベルではなく、「隣は壁」という状態で、車窓は絶望的に見えません
(逆方向の極楽橋発難波行きは、若干見えるような報告もありますが、「壁が主体」という事には違い無さそうです。

・難波〜高野山間の約1時間40分、ずっと「窓無し席」に居続けるのは、鉄道好きの私であっても、流石に堪えました…
外が見えないことよりも、真横に壁が迫っている「圧迫感」が辛かったのかも知れません…
その点、3号車「ロビーラウンジ」や「紀伊細川駅での途中下車」は気分転換という意味で有り難かったです。

・乗車時間中、車窓を気にすることなく本を読んだり、スマホに集中したりするには、悪くないと思います。
ただ「GRAN天空」のターゲットがそういった利用者かと言われると、疑問かも知れませんが…


【「窓無し席」に対して何か意見はあるか?】
車両の構造上、「窓無し席」が出来てしまうのは避けようが無くですし、無理に窓を設けることで余計なトラブルが増えることを考えると、「窓無し席」が出来るのは仕方がないと思います。

・ただ、観光客メインの「GRAN天空」ですから、「外が見えない」というのは致命傷と思えますので、それを少しでもリカバリーできるソフト面の対応は必要かと思います。
 例えば
「サービスカウンターでの割引券を配布」
「窓無し席利用者限定のグッズ提供」

といったところでしょうか。

・料金の割引、というのも考えられるでしょうが、既に「GRAN天空」と「こうや」等とで料金体系が異なる上に、更に料金区分を設けるのは利用者にも混乱を招くので、あまり得策ではないような気がします。
 あくまで上述のようなソフト面での対応にすることで、「窓無し席」利用者が「救われた」と感じれば、満足感の低下を防げるのではないかとは、素人ながら思います。

・根本的な解決策として、「窓無し席」の場所には座席を配置せず、荷物置場や展示スペース等に活用してもいいのかも知れませんが、今度はハード面での対応が必要となりますので、すぐさまの対応は難しいかと思います。
今後継続的に「GRAN天空」を運行し続けるのであれば、リニューアル等のタイミングで何らかの対応を講じていくべきかと思われます。



以上、「GRAN天空」の1号車(リラックスシート)の、「窓無し席」についてまとめてみました。
「窓無し席」がどんなものか、これから「GRAN天空」に乗車される方に少しでも雰囲気が伝われば、と思い、備忘録程度の内容ですが、記してみました。

まだ運行開始直後の「GRAN天空」、今後利用者の意見等を踏まえて、この「窓無し席」についても何らかの改善が行われるかも知れませんので、今後の動向も楽しみにしていきたいと思います。

(参考)
当ブログ記事は、下記X(Twitter)で投稿した下記ポストを元に、ブログ化しました。