本日(5月7日)、JR西日本から2026年ゴールデンウィークの利用状況が発表されました。
(参考)


この中で、特急「くろしお」については、前年比マイナス16%と大幅な減少となりました。
(2025年度:7.5万人⇒2026年度:6.6万人)

他の列車が軒並み前年比増加となっているのにもかかわらず、「くろしお」については大幅な減少となっていますが、これは下記記事でご紹介したように、昨年は白浜町の「アドベンチャーワールド」で飼育していたパンダ4頭が返還されることから、返還前に一目見ようといういわゆる「パンダ特需」の反動減、といえるでしょう。

それでは、その「パンダ特需」の影響を排除するために、一昨年(2024年)と今年(2026年)のゴールデンウィークの利用者数を、他線区の特急列車と比較してみたのが、下記の表です。
(参考:2024年ゴールデンウィークの利用状況)


比較の結果は、下記の表のとおりです。
table


ご覧のとおり、この2年間の増加割合は、特急「くろしお」は14%に対して、「サンダーバード」は29%、「こうのとり」は25%と上回っている一方、「やくも」の伸びが4%と小さいのが特徴的といえるでしょう。
その他、「スーパーはくと」が13.0%となっており、「くろしお」とほぼ同程度の伸び、となっています。

「やくも」に関しては、2024年は一部が381系で運行されており、座席数が多かった反動、という考え方もあるでしょうし、新車効果が一巡した、という考えもあるでしょうから、伸びの小ささはある程度推測できるでしょう。

「くろしお」に関して言えば、「パンダ特需」の反動減があったので大幅に減少が目立ちますが、「パンダ特需」の影響を排除してみますと、それほど低迷していない、ということも分かります。

ただ、上述のとおり「サンダーバード」等に比べると増加幅が小さいのも気がかりですので、これから利用者が増える夏の時期を迎える頃には、どのような利用状況となるのか、引き続き注目していきたいな、と感じたニュースでありました。


20250627_173914_R
▲新宮駅に停車中の特急「くろしお」283系。
2026年のゴールデンウィークは、昨年に比べるとパンダ特需の影響で大幅減となりましたが、一昨年に比べると増加基調でありました。
一方で、他の特急列車に比べると増加率が低いことから、より一層の利用促進が必要といえるでしょう。