大井川鐵道では、2026年7月1日(水)より、井川線について、事前予約制となる「観光列車」を主体としての運行に変更することを発表しました。
井川線の観光列車化について(2026/7/1〜) | 大井川鐵道【公式】
概要は以下のとおりです。
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
大井川鐵道井川線については、今年の4月に社長のブログにおいて、観光鉄道化とすることが突如明らかとなりました。
(参考)
1乗車3,500円という急激な値上げに反対の声もあったこともあってか、その後正式実施は見送られていたのですが、今回一ヶ月遅れの7月1日からの実施が、正式に発表されました。
「観光列車化」の概要は、概ね先に発表のあったとおりで、基本的に1乗車3,500円(大人)とし、上り(千頭行き)の始発と下り(千頭発)の最終は普通乗車券で乗車できる一般車両を併結すること、そして沿線住民向けには2年間1,000円で乗り放題の「住民パス」を発売する、というものです。
当初の発表時は、大幅な値上げとなり、それを地元への根回しを特に行わず突然発表(しかも社長の個人ブログという形で)ということもあったので、地元からも相当な反発を受けましたが、その後地元との協議も進めていった模様で、今回正式発表となった模様です。
井川線の観光列車化については、個人的に思うところは、先の記事で書いたところで、井川線を将来に渡り維持していくためには、観光客に頼るしかなく、そのためには現状ではコストが収入で回収できない以上、値上げという形で収入を増やす必要はあると考えますし、観光路線であることから、通勤や通学等の日常の交通需要に対応する路線と比べれば、値上げに対する抵抗もずっと少ないものと思っています。
一方で、こういった施策変更は、沿線地元の理解も必要で、その点をしっかり説明しておく必要があったかと思いますし、そして井川線の観光鉄道化としての課題と個人的に考えている「沿線観光資源の開発」にも、地元の協力は欠かせませんから、その協力を得るためにも、地元の関係者をないがしろにしてはマズい、と思うのです。
そして今回の発表では、観光路線化後のダイヤも発表されていますが、上述の一般車を連結した1往復を除き、観光客が立ち寄ることが少ない駅は、軒並み通過となっています。
具体的には、全ての列車が停車するのが「奥泉」「アプトいちしろ」「長島ダム」「奥大井湖上」「接岨峡温泉」の各駅に限られ、「川根両国」「沢間」「土本」「川根小山」「ひらんだ」「尾盛」「閑蔵」の各駅には、上下各1本しか列車が止まらないダイヤとなります。
これら新たに通過となる各駅には、周囲に人家も無く、沿線利用も皆無に近いことが想定されますが、それでもこれだけ劇的に停車列車を減らすことになるとは、ちょっと想定外でした。
ともあれ、「観光列車」として新たなスタートを切る井川線。
果たしてその料金に見合うだけの満足度を提供できるのか、観光列車としての運行開始後が勝負だ、と思っていますので、今後の更なる観光客向けの施策を心待ちにしたいな、と感じたニュースでありました。
井川線の観光列車化について(2026/7/1〜) | 大井川鐵道【公式】
概要は以下のとおりです。
【井川線 観光列車化のポイント】
・観光列車は座席定員制(列車指定制)で運行
・予約・決済はオンラインで実施
・乗車区間にかかわらず、大人3,500円(小児1,750円)
・上り始発、下り最終は従来の運賃で利用できる一般車両を連結
・沿線住民向け「井川線沿線住民パス」を新設
【運行開始日】
・観光列車としての運行開始:
2026年7月1日(水)
・予約開始:
2026年6月上旬予定
【詳細】
・料金:
大人3,500円、小児1,750円
(募集型企画旅行商品として販売)
・一般車両について
上り始発(402列車)、下り最終(405列車)については、運賃で利用できる一般車両(自由席)を連結
【2026年7月1日以降の時刻表】
(上記発表資料(https://daitetsu.jp/archives/312728)より引用)
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
大井川鐵道井川線については、今年の4月に社長のブログにおいて、観光鉄道化とすることが突如明らかとなりました。
(参考)
1乗車3,500円という急激な値上げに反対の声もあったこともあってか、その後正式実施は見送られていたのですが、今回一ヶ月遅れの7月1日からの実施が、正式に発表されました。
「観光列車化」の概要は、概ね先に発表のあったとおりで、基本的に1乗車3,500円(大人)とし、上り(千頭行き)の始発と下り(千頭発)の最終は普通乗車券で乗車できる一般車両を併結すること、そして沿線住民向けには2年間1,000円で乗り放題の「住民パス」を発売する、というものです。
当初の発表時は、大幅な値上げとなり、それを地元への根回しを特に行わず突然発表(しかも社長の個人ブログという形で)ということもあったので、地元からも相当な反発を受けましたが、その後地元との協議も進めていった模様で、今回正式発表となった模様です。
井川線の観光列車化については、個人的に思うところは、先の記事で書いたところで、井川線を将来に渡り維持していくためには、観光客に頼るしかなく、そのためには現状ではコストが収入で回収できない以上、値上げという形で収入を増やす必要はあると考えますし、観光路線であることから、通勤や通学等の日常の交通需要に対応する路線と比べれば、値上げに対する抵抗もずっと少ないものと思っています。
一方で、こういった施策変更は、沿線地元の理解も必要で、その点をしっかり説明しておく必要があったかと思いますし、そして井川線の観光鉄道化としての課題と個人的に考えている「沿線観光資源の開発」にも、地元の協力は欠かせませんから、その協力を得るためにも、地元の関係者をないがしろにしてはマズい、と思うのです。
そして今回の発表では、観光路線化後のダイヤも発表されていますが、上述の一般車を連結した1往復を除き、観光客が立ち寄ることが少ない駅は、軒並み通過となっています。
具体的には、全ての列車が停車するのが「奥泉」「アプトいちしろ」「長島ダム」「奥大井湖上」「接岨峡温泉」の各駅に限られ、「川根両国」「沢間」「土本」「川根小山」「ひらんだ」「尾盛」「閑蔵」の各駅には、上下各1本しか列車が止まらないダイヤとなります。
これら新たに通過となる各駅には、周囲に人家も無く、沿線利用も皆無に近いことが想定されますが、それでもこれだけ劇的に停車列車を減らすことになるとは、ちょっと想定外でした。
ともあれ、「観光列車」として新たなスタートを切る井川線。
果たしてその料金に見合うだけの満足度を提供できるのか、観光列車としての運行開始後が勝負だ、と思っていますので、今後の更なる観光客向けの施策を心待ちにしたいな、と感じたニュースでありました。
▲井川駅に停車中の井川線列車。
ダイヤ改正後も、1日2往復は変わりありません。
▲アプトいちしろ駅に停車中の井川線列車。
アプト式に対応するための電気機関車を連結する当駅には、ダイヤ改正後も引き続き全列車が停車します。
▲井川駅の一駅手前となる閑蔵(かんぞう)駅。
現在1日上下合わせて4本の列車が停車する同駅ですが、ダイヤ改正後は1日2本のみに削減されます。
2023年9月に訪問した際は、当駅から千頭駅まで、大鉄アドバンス運行の路線バス「閑蔵線」が運行されていましたが、今年3月末の運行をもって廃止となりました。














