長崎県の島原半島を走る「島原鉄道」(島鉄)。
現在は、諫早〜島原港間の43.2kmで運行していますが、かつて2008年3月末までは、諫早〜加津佐間の78.5kmの路線を有する、九州地方では西日本鉄道に次ぐ規模の民間鉄道(国鉄・JR転換第三セクター鉄道除く)でありました。

個人的にも、両親の出身地がこの地域(現・南島原市)で、両親の帰省の際に一緒にこの島鉄に乗車した思い出があります。
そんな私の鉄道趣味の原体験の一つでもある島鉄について、その歴史をまとめた本が、「RMライブラリー」の一巻として発売された、というニュースを耳にして、早速購入しました。

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RMライブラリー315 島原鉄道 歴史・沿革編 [ 寺田 裕一 ]
RMライブラリー315 島原鉄道 歴史・沿革編 [ 寺田 裕一 ]



RMライブラリーは、これまでもニッチな分野を深く調査し、書籍化しているメディアとして、個人的にも注目しており、自分にとって「刺さる」内容の際には欠かさず購入しています。
そういう意味では、今回の「島原鉄道」は、「刺さりまくる」内容でありました。


内容としては、島鉄の創設から開業、島原半島沿岸への延伸、そして戦後のモータリゼーションによる利用者減少と、それに対する対策など、島鉄の激動の歴史が記されています。
「歴史」という意味では、1991年の雲仙普賢岳噴火とそれに伴う長期間の運休と復旧、そして2008年の(通称)南目線(島原外港(現・島原港)〜加津佐)の廃止、そして長崎バス系列となる今日に至るまでの歴史をまとめた一冊となっています。

また、路線に関しては、戦前のうちに開業・廃止となった「雲仙鐵道」(愛野村〜肥前小浜、島原半島の西側を走っていた路線)についても取り上げられているのは注目と感じました。

今回の一冊は「歴史・沿革編」とあるように、島鉄の歴史を振り返る一冊となっています。
一方、近年ではキハ20、もう少し遡ればキハ26やキハ55といった、色とりどりな気動車をはじめとした車両については、次号の「下巻」に収められるとのことですので、こちらも是非購入したいと思います。


上述のとおり、私の鉄道趣味の原点の一つでもある島鉄。
その島鉄の歴史をこのようにまとめて、出版していただいたことに感謝しながら、書籍のご紹介とさせていただきます。

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▲島原鉄道 加津佐駅(現・廃止)に停車中のキハ20
島鉄の南目線(島原外港(当時)〜加津佐間)は、2008年3月末をもって廃止となりました。
上掲の画像は、廃止の直前、2007年12月に現地を訪問・乗車した際の1枚です。
廃止から20年経ちましたが、その後残った北目線(諫早〜島原港)も厳しい運営であることには違いがありません。
そんな、激動の歴史でもあった島鉄の沿革を、今回の「RMライブラリー」で多くの方に知っていただければな、と思います。




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