阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

鉄道全般の話題

【鉄道友の会】2026年ブルーリボン賞・ローレル賞投票開始。今年は11車種がノミネート、特急用車両は無し

今年も、鉄道友の会「ブルーリボン賞」「ローレル賞」の投票用紙が自宅に送られてきました。

20260406_200649
▲鉄道友の会会誌「RAIL FAN」とともに送付された投票はがき。

今年のノミネート車両は、以下の11車種でした。
・東日本旅客鉄道 HB-220系
・日本貨物鉄道 タキ1300形
・東武鉄道 80000系
・京成電鉄 3200形
・東京臨海高速鉄道 71-000形
・近江鉄道 200形
・叡山電鉄 100系
・京福電気鉄道 モボ1形
・阪急電鉄 2000系
・一畑電車 デハ8000系
・伊予鉄道 7000系


今回のノミネート車両を眺めてみると、「特急用車両が皆無」ということに否が応でも気がつきます。
「そういえば『まほろば』用683系が運行開始したの昨年やったような気がするけど…」と思ったのですが、「まほろば」683系(683系6000番代)がノミネートから外された理由については、今回発行の「RAIL FAN」に記載がありました。
以下、同誌からの引用です。
審議では、新造車両・改造車両・譲渡車両として…西日本旅客鉄道683系6000番代…については、それぞれ乗客対するサービスの向上、機能の向上等考慮されていますが、採点結果および規程5条但し書きの(既存車両と同一設計)またその設計差異が大きくないものと判断し候補車両から外しました。
審議についての特記事項として…西日本旅客鉄道683系6000番代「まほろば」は改造の度合い、同種の既存車両との優位差等の理由で、審議の結果候補車両には至らなかったことを付け加えます。
(鉄道友の会「RAIL FAN」No.818 P4より引用、下線太字は管理人による。)

このように、「まほろば」683系は、ノミネート車両にするか否か、選考委員会でも結構揉めた模様が記されていました。

個人的には、「阪急2300系に続いて阪急2000系もノミネートされるんだったら、683系「まほろば」をノミネートから外すのは厳しいのでは?」とも思ったりしたのですが、結論として選考委員会の結論に従うほか無いとは言え、あくまで個人的な感想としてはそのように思った次第です。



それはさておき、今回のノミネート車両をみますと、特急用車両が皆無で、1車種が貨物車両を除き全てが一般形車両となっています。
また、「一畑電車デハ8000系」や「伊予鉄道7000系」といった、地方鉄道の車両もノミネートされています。

「ブルーリボン賞」は言うまでもなく、「ローレル賞」についても得票結果が選考の対象となることから、勢い人気投票となってしまう感のある両賞ですが、今回は得票を集めやすい特急用車両が無いわけですので、こういった機会に地方鉄道の車両がブルーリボン賞やローレル賞の栄誉に輝くことができればいいな、と個人的には思っています。


ともあれ、ブルーリボン賞・ローレル賞の投票は、4月13日(月)消印有効となっています。
鉄道友の会の会員の方々は、忘れず貴重な一票を投票しましょう。

JRグループ「往復乗車券」最後の日の購入記録(2026.3.13)

下記の記事でご紹介したように、本日(2026年3月13日)をもって、JRグループの「往復乗車券」「連続乗車券」が発売終了となります。
(参考)


SNS上では、最後の発売日に様々な「往復乗車券」「連続乗車券」の購入を報告する投稿が多く流れていますが、個人的には「連続乗車券」に関しては、既に「津島ノ宮駅」を発着する連続乗車券を購入しているので、これ以上思い残すことは無いかな、と思っています。

一方、「往復乗車券」は、そもそも単純に往復する利用がほとんど無かったため、私自身も購入した記憶がほとんどありませんでした。
それならば、「往復乗車券」の最後の発売日に記念として、和泉鳥取〜山中渓間の往復乗車券を購入してみました。
加えて、単純に購入するだけでは芸が無いような気がしたので、「みどりの券売機」と「ピンク色の自動券売機」(近距離きっぷ等を発売)の両方で、同じ区間を購入してみました。

img604-11
▲「みどりの券売機」で購入した往復乗車券

img604-31
▲「ピンク色の自動券売機」で購入した往復乗車券

そして、これら往復乗車券購入時の券売機の画面も見納めになるものと思われるので、写真に撮ってみました。
こちらも併せてご覧ください。

20260313_181717
▲トップメニューの「きっぷを買う」に「往復券」が入っているのも今日までです。

20260313_181728
▲往復券購入を選択すると、目的地の駅を50音順で選択していきます。

20260313_181735
▲順に入力していくと候補が出てきます。

20260313_181740
▲山中渓駅までの往復乗車券の購入確認画面です。

20260313_181750
▲発券済の画面。


以上が、本日で発売終了となる「往復乗車券」の購入記録でした。
先にも書きましたが、全く同じ経路を単純に往復することがまずありませんでしたので、当然「往復乗車券」を購入する機会にはほとんど縁がありませんでした。

それだけに、ブログのネタになるような往復乗車券を購入することはついぞ有りませんでしたが、「往復乗車券」という制度が存在していた、という記録として、本日購入した往復乗車券は、いつまでも手元に置いておきたいと思います。

【ご報告】「国内鉄軌道全線完乗(暫定)」達成と今後について

既に下記の乗車記録で記したように、去る2026年2月14日(土)、沖縄都市モノレール(ゆいレール)の終点、てだこ浦西駅で、国内の鉄道及び軌道(以下「鉄軌道」といいます。)について、現時点で乗車可能な線区に全て乗車(以下、「全線完乗」といいます。)を達成しました。
(参考)

思えば自分が中学1年生の頃、1988年(昭和63年)の8月15日より記録を開始したこの「全線完乗」へのチャレンジですが、足かけ37年半かけて達成したことになります。

当ブログ開設20周年記事を2024年9月に記した際に、この1年間で実現したいプロジェクトの一つとして、この「鉄軌道全線完乗」を掲げていましたが、実際は半年ほど遅れての達成となりました。
(参考)

社会人として仕事や家の用事もある中で、おいそれと自分の都合だけで動けないことが非常に多いなかでしたが、半年弱の遅れで達成できたのは、個人的にも頑張ったのでは?と感じています。

(※)参考までにですが、私の完乗認定ルールは、大まかには以下のとおりとしています。
(1)明るい時間帯に乗車すること
(2)個人が運賃を支払って乗車可能な区間を対象とする
(3)運営主体が変更された場合でも、再度の乗車は不要
(4)完乗後に実施された線路移設等による再度の乗車は不要




一応、全線完乗という一区切りは達成しましたが、今後引き続きそのタイトルを維持する、そしてそのタイトルを対外的に説明可能とするために、以下について引き続き取り組んでいこう、と考えています。
「全線完乗のその先へ」、というテーマで4つほど記しておきます。



【全線完乗のその先へ<1>新規開業路線によるタイトル維持へ】
今回の乗車で乗りつぶしが全部終了、という訳でなく、この「鉄軌道全線完乗」のタイトルを維持・更新し続けることが新たなミッション(?)が始まった瞬間であります。
具体的には「新規開業区間」が生じれば、その都度乗車して、全線完乗を更新していくことになります。

直近では、「岡山電気軌道の岡山駅前延伸」や「大阪メトロ中央線の森ノ宮〜(仮称)森之宮新駅間」等、引き続き新規開業線区が予定されていますので、こういったところを開業後につぶさに訪問していき、このタイトルを維持していきたいと思っています。



【全線完乗のその先へ<2>災害不通による「暫定」の解消へ】
そして、個人的な事情として「暫定」状態の解消も課題です。

敢えて「暫定」としているのは、大井川鐵道の川根温泉笹間度〜千頭間が災害により長期間運転見合わせとなっているため、未乗状態となっているためです。

この区間については、3年後の2029年春の復旧を目指すことで、同社と沿線自治体等で合意していることから、「正式な」全線完乗は3年後となるわけです。
(参考)
大井川鉄道復旧、静岡県など資金支援 29年春全線開通へ - 日本経済新聞

正真正銘の「全線完乗」達成までの間、引き続き当ブログを続けていくとともに、鉄道をはじめとした公共交通機関の動きをご紹介していきたいと思っています。



【全線完乗のその先へ<3>曖昧な乗車記録の確定へ】
更に個人的な事情を記すと、「曖昧な完乗記録の確定」も課題として存在しています。

このブログでは、私自身の乗車記録を記すことで、完乗の記録も同時に残すことができ、それを別途整理することで、比較的正確に記録していくことが可能となっています。

しかし、ブログ開設以前の、1990年代中盤〜2000年代前半については、そういった記録が散逸しており、完乗しているのも自分の記録が頼り、といった状態の線区も少なくありません。

勿論、自分の記憶を頼って完乗状態としてこのまま認定しても、誰かから文句がつけられる性質の物では無い事は承知しているものの、ブログに完乗記録をつけている訳ですから、可能な限り正確を期する状態で完乗を記録していきたいと思っています。

そのため今後も引き続き、初乗車記録として認定する線区が出てきますが、これにはそういった事情が有ることを、予めお知らせしておければ、と思っています。

…「記憶」は勿論大切ですが、やはり「記録」は大事ですね。



【全線完乗のその先へ<4>30年に一度は再訪してみたい】
上述<1>〜<3>は、完乗の維持や完成、そして記録の確定といった、記録上の完乗に関するものでした。

一方この<4>については、どちらかといえば、そこまで縛られる訳ではないけれども、鉄道趣味のモチベーションを維持する、という観点から取り組んでみようかな、と思っているものです。

「全線完乗」したとはいえ、それぞれの線区を見ると、それこそ毎日のように乗っている線区から、大昔に一度乗車しただけの線区もあります。
特に大昔に乗車した線区ですと、当時と今の状況が大きく変化しているところもあるかと思われます。

それ以前に、少子高齢化や高速道路の延伸、マイカーの普及や商業構造の変化など、鉄道を取り巻く状況は数十年前とは大きく変わっていることは確かといえます。

となれば、数十年前に一度乗車した経験を盾に当該線区の事情を語ったとて、全く説得力が無いようにも感じます。
ただ、毎年のように全線区を乗り続けることも非現実的ですが、一定の期間を設けて再訪の機会を設けてるのは、決して悪くはないのかな、と感じています。

問題は再訪の間隔で、あまり短すぎても変化が感じられず、かといって長すぎるのもあまり好ましいものではなさそうでしょう。

そんなことを色々考えると、子供が誕生して成長し、結婚・出産して次の世代を生むサイクルの30年を一つの区切りとして、再訪するのを一つの目安としていければな、と考えています。

勿論これは、30年経ったら必ず訪問しなくてはならない、というものでもなく、それが40年でも50年でもいいのですが、これはどちらかと言えば「以前乗ってから30年経ったから、久々に訪問しようかな?」という自分自身への動機付け、といえるでしょう。
(ですので、夜間の乗車もこの再訪に関しては対象としたいと考えています。)

今後、そういった観点で再訪する線区についても、ブログでご紹介していって、可能であればかつてとの比較、という観点で記事を書いていければ、と考えています。



縷々述べてきましたが、(暫定ではありますが)国内鉄軌道完乗したご報告がてら、今後の方針めいたことを考えてみました。

引き続き、当ブログを書きながら、色々な路線に乗車して、その様子をご紹介していきたいと思いますので、従前と変わらず当ブログのご愛顧を、よろしくお願いいたします。


20260214_092447_R
20260214_092401_R
20260214_093215_R
▲2026年2月14日、沖縄都市モノレール(ゆいレール)てだこ浦西駅において、暫定ではありますが国内鉄軌道の完乗を果たしました。
長年続けてきた趣味活動の一つの区切りと同時に、新たな活動のスタートでもある、節目の訪問となりました。

【こみトレ46】きっぷ関係の本3冊(往復・連続乗車券、乗継割引、商品券できっぷを買う)

開催から明日で3週間となる「こみっくトレジャー46」で入手した同人誌のご紹介を続けてきましたが、ここで最後とさせていただければと思っています。
(新たな同人誌頒布会にも参加してきましたので、そちらのご紹介もありますし…)



最後にご紹介するのは、「きっぷ」関係の同人誌3種類です。
20250927_194551_R


まず右の2冊は、2024年3月に完全に廃止となったJRの「乗継割引」、そして2026年3月に廃止となった、こちらもJRの「往復・連続乗車券」について、その発券事例を収集した同人誌となります。

JRグループの「乗継割引」「往復・連続乗車券」の廃止については、当ブログでもその内容をご紹介していますので、詳細は割愛しますが、これら2冊は、これら両制度による発券例を網羅した一冊となっています。
特に「乗継割引」は、廃止段階で割引が適用されていた乗継駅全てのパターンについて収録されており、眺めるだけでも圧巻に感じました。

そしてもう一冊(一番左)は、「商品券でJRのきっぷを買う」というタイトルです。
その名のとおり、どんな種類の商品券を使用したらJRのきっぷが購入できるのか、ということを分析しています。
第一弾として「JR編」とされており、JR各社の窓口で購入する際に利用可能な商品券をまとめています。
全般的な傾向で、商品券の取り扱いや窓口そのものも縮小しているものの、何かの機会に手元にある商品券を利用してJR券を購入する場合には役に立つと思う、ニッチな一冊に感じました。



とりあえず、こみっくトレジャー46の同人誌紹介はここまでとなります。
今回は久々の同人誌頒布会の参戦ということで、かなり大量に買い込んでしまったのは反省点です。
やはりあまり間隔を開けずに参戦するのが良さそうですね…



↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム

【こみトレ46】交通系ICカードの本3.1、4、5

開催から既に2週間が過ぎましたが、引き続き「こみっくトレジャー46」(こみトレ46)で入手した同人誌をご紹介します。



今回ご紹介するのは、「交通系ICカードの本」の3.1、4、5の3冊です。
20250922_215435




この「交通系ICカードの本」ですが、2024年1月の「こみっくトレジャー43」で、既に「1」「2」の2冊を入手していました。
(参考)


上記記事でも、著者の「すながわひろゆき」さんは、全国の交通系ICカードを集められており、そのコレクションを本にまとめられたのが、先に入手した「1」「2」でした。

今回入手した本のうち、「3.1」は、2024年上期の動向や、最終利用から10年超過した無記名Suicaが再び利用できるのかどうか、といった実験レポートが記載されています。

そして「4」「5」は、「総集編」として、これまで紹介されてきた交通系ICカードを、西日本(「4」)、東日本(「5」)としてまとめたものとなっています。

「4」「5」を入手すれば、全国の交通系ICカードが全て分かる…というものといえますが、一方で、その後の改廃も進んでいくことでしょうから、今後数年のうちに、改訂版の総集編が出てくることも大いに期待できそうです。

ともあれ、このブログでも交通系ICカードの話題は折に触れているだけに、その際のファクトチェック、という意味でも、今回入手できてよかった同人誌、に感じました。




【国土交通省】鉄道分野のGXに関する基本的考え方を発表、2035年には主要事業者の全電車のVVVF化完了を目標に

国土交通省は本日(2025年9月16日)、「鉄道分野のGX(※)に関する基本的考え方」と称する方針を発表しました。
(※)GX・・・グリーン・トランスフォーメーション。化石燃料中心の経済・社会、産業構造をクリーンエネルギー中心に移行させ、経済社会システム全体を変革すべく、エネルギーの安定供給・経済成長・排出削減の同時実現を目指す取組(下記報告書より引用)

報道発表資料:「鉄道分野のGXに関する基本的考え方」を公表します<br>〜2040年を見据え、鉄道分野のGXに関する考え方や目標を策定〜 - 国土交通省
環境:鉄道分野のGXに関する官民研究会 - 国土交通省

ざっくり言えば、「鉄道分野でも官民一体でGXに取り組みましょう」ということで、そこに向けて誰が、何を、いつ為すべきかをまとめているものであります。

その中でも、特に鉄道ファン的に注目を集めたのが、「鉄道車両」に関する記述です。

2025091620-44-323
▲鉄道分野のGXに関する基本的考え方〔概要〕_20250916公表版(https://www.mlit.go.jp/tetudo/content/001910844.pdfより引用)


注目は2035年度までの目標の記述です。
ここでは、主要鉄道事業者(JR、大手民鉄、地下鉄事業者)を対象とし、以下の具体的な目標を定めています。
・現状で5,000 両以上存在する非VVVF 車両及び初期の VVVF 車両(GTO 方式)の置き換えを完了し、全列車のVVVF化を完了。
2031 年度以降に主要鉄道事業者が非電化区間に新規導入する車両は、ハイブリッド車両、蓄電池車両、水素車両とする。

2935年度まで、あと10年という時間軸の中で、電化区間では、非VVVF車両や、GTO方式のVVVF車両を置き換えるということですが、その数は約5,000両。
年間ベースでも500両という、なかなか大量な車両を置き換えて行くわけですから、かなり挑戦的な目標に感じたのは私だけでは決してい無いような気もします。

とはいえ、この「基本的な考え方」を検討してきた「鉄道分野のGXに関する官民研究会」には、JR各社の他、日本民営鉄道協会、日本地下鉄協会、第三セクター鉄道等協議会が構成員として名を連ねているわけですから、言ってみれば鉄道事業者も合意の上で示された目標、といえるでしょう。

勿論、今ある非VVVFやGTO方式のVVVFの車両が丸ごと置き換えるという訳ではなく、制御装置を置き換えることでも目標達成として計上できますが、それでもある程度老朽化した車両の廃車・譲渡が今後更に進むことも考えられそうです。


ともあれ、今後、あと10年もすれば主要事業者からは、非VVVFやGTO方式の車両が無くなることにもなるわけで、そういった車両の特に走行音を記録しておくのも、今のうちなのかな、と感じたニュースでありました。



今回の置き換えでは、非VVVFだけでなく、GTO方式のインバータ制御の車両も対象となっています。
私の住んでいる近所で、GTO方式の車両といえば、南海2000系が挙げられます。
一部のファンにとっては味わいのあるこのインバーターサウンドも、あと10年もすれば聞き納めになりそうですね…






【関連ブログ】
2035年度までに全車両「原則VVVF化」案を公表 | 鉄道プレス




↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム

【万博関連本】「1970年大阪万博輸送」「大阪・関西万博写真集」を購入

今年4月13日から開催されてきた「大阪・関西万博」の会期も、あと1ヶ月を切りました。
いよいよ終わりが見えてきたこの万博を最後に見てみようと、会期末まで混雑が続いているようです。

そんな「万博」に関係する本を二冊読んでみましたので、ご紹介します。
20250915_200705_R



一冊は「1970年大阪万博輸送 −千里を目指した北大阪急行・市営堺筋線」です。
今から55年前、千里丘陵で開催された「日本万国博覧会」。
日本初、そしてアジア初の国際博覧会として開催されたこの70年万博。
その輸送体制を当時の資料などとともにまとめられているのが、本書となります。

70年万博の鉄道アクセスとしては、北大阪急行電鉄(北急)・大阪市営地下鉄御堂筋線のルートと、阪急千里線・大阪市営地下鉄堺筋線の2ルートで来場者を輸送しました。
メインルートとなる北急・御堂筋線ルートでは、大阪市交通強では御堂筋線の車両を30系に統一した上で、万博終了後の車両置き換えを見据えて北急も大阪市交30系と同一仕様の車両(7000系・8000系)を投入していたことなどが、分かるようになっています。

今回の万博(2025年大阪・関西万博)の来場者輸送においても、大阪メトロ中央線では新型車両400系を導入し、既存の20系・24系を置き換えるとともに、万博終了後に谷町線への置き換え用として30000A系が投入されるというように、70年万博での車両の動きがある意味再現されていることが、本書を読むと理解できそうです。

万博終了後に廃止となり、現在は中国自動車道の敷地となっている、千里中央(仮)〜万国博中央口間の写真も数多く掲載されており、当時を振り返る資料としても価値ある一冊と感じました。

(参考)
RMライブラリー302 1970年大阪万博輸送 [ 宮武浩二 ]
RMライブラリー302 1970年大阪万博輸送 [ 宮武浩二 ]



資料という意味では、こちらも忘れずに購入したかったのが、「大阪・関西万博写真集」
現在開催中(執筆時点)の2025年大阪・関西万博の記録写真集となる一冊です。

開会から8月10日までの会場の様子を、様々な場面で切り取った写真集。
一度でも万博に行かれた方にとっては、万博訪問の時を思い起こさせる写真集となっています。

一度でも、数回でも、そして通期パス使って何度でも会場に足を運んだ方それぞれが、記録として手元に置いておきたい一冊に感じました。

(参考)
大阪・関西万博 写真集 (ぴあMOOK)
大阪・関西万博 写真集 (ぴあMOOK)



万博終了まであと一ヶ月を切りました。
個人的には三回万博会場を訪問しましたので、いつかの機会に訪問した際の様子をご紹介できればと思っています。



↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム

【京都鉄道博物館】寝台特急「あかつき」誕生60周年記念イベント実施(2025.10.2〜)EF58に「あかつき」等ヘッドマーク掲出

京都鉄道博物館では、1965年10月1日から走り始めた寝台特急「あかつき」の誕生60周年を記念して、収蔵車両「EF58形150号機」に、「あかつき」をはじめとする5種類のヘッドマークを掲出することを発表しました。

☆彡名列車誕生から60年! 寝台特急「あかつき」誕生60周年記念イベントのおしらせ(京都鉄道博物館):JR西日本

概要は以下のとおりです。
【期間】
2025年10月2日(木)〜2026年2月24日(火)

【場所】
トワイライトプラザ EF58形電気機関車150号機

【掲出期間と掲出ヘッドマーク】
「あかつき」:2025年10月2日(木)〜2025年10月28日(火)
「さくら」:2025年10月30日(木)〜2025年11月25日(火)
「日本海」:2025年11月27日(木)〜2025年12月29日(月)
「つるぎ」:2026年1月2日(金)〜2026年1月27日(火)
シークレット:2026年1月29日(木)〜2026年2月24日(火)

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


寝台特急「あかつき」は、1965年(昭和40年)10月に運行を開始した、関西発着ブルートレインのはしり、ともいえる列車でした。
山陽新幹線岡山〜博多間開業直前は、関西〜九州方面に1日7往復の運行を数え、充当車両も20系、14系、24系、24系25形とバラエティ富んだものとなっていました。

山陽新幹線開業後は、本数が縮小され、関西〜長崎・佐世保方面への寝台特急として長らく運行され、1978年には14系15形も充当されました。
新幹線の高速化や、高速バス、航空機の発達により、「あかつき」の利用者減少し、国鉄最後のダイヤ改正となる1986年11月改正では1往復となった一方、対夜行バスとの観点から、この時初めて座席車が連結されました。
この座席車は、3年半後の1990年3月に、高速バスの座席と遜色ない独立三列シートを設置した「レガートシート」に発展しました。

以降、他の運行終了となった寝台特急の車両を活用した個室化も進み、末期はA寝台個室までもが連結されていました。
2008年3月に廃止されてから、既に15年以上が経過した、この「あかつき」ですが、今年は運行開始60周年という節目となることから、今回このようなヘッドマーク掲出のイベントが実施されることとなりました。


EF58形電気機関車による「あかつき」は、山陽新幹線全通までの間に確かに運行されていたとのことですので、昭和40年代の「あかつき」黄金時代を思い起こさせる展示、是非とも見にいきたいな、と感じたニュースでありました。

P9080846_R
▲寝台特急「あかつき」「なは」(2008年9月撮影)
廃止直前には、熊本発着の「なは」と併結され、京都〜長崎間の運行となった「あかつき」。
国鉄時代を含めると、「明星」「彗星」、そしてこの「なは」と、様々な関西発着ブルートレインと併結された歴史を持つ、この「あかつき」。
今回記念イベントで掲出されるのは、「あかつき」単独ヘッドマークになるかと思われます。

DSC05356_R
▲その、「あかつき」等のヘッドマークが掲出される電気機関車、EF58 150号機。
「あかつき」「さくら」の長崎発着ブルートレインに加え、「日本海」「つるぎ」の北陸方面ブルートレインのヘッドマークが掲出される予定となっています。
そして気になるのが「シークレット」。
果たしてどんなヘッドマークが掲出されるのか、少し先となりますが、今から楽しみですね。




↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム

【こみトレ46】盲腸線を脱出する技術3、特別地方交通線転換バスの旅1・2

少し間が空きましたが、9月7日の「こみっくトレジャー46」(こみトレ46)で入手した同人誌をご紹介します。


20250915_162501_R


サークル「ホンナムユーティナイ」さんの「盲腸線を脱出する技術3」、「特定地方交通線転換バスの旅1・2」の3月です。


このうち、「盲腸線を脱出する技術」はこれまで「1」「2」が発行されており、私も既に入手しています。
(参考)


今回はその続編で、またもや盲腸線(行き止まり線区)をそのまま往復するのではなく、行き止まりの駅から別の公共交通機関等を利用して移動したレポートとなっています。

場所柄、地域のコミュニティバス等を乗り継いだりするルートもあり、そういう地域の生の情報を同人誌で読める、という意味では貴重なシリーズと感じています。


同様に、シリーズ物として、「特定地方交通線転換バスの旅」も今回入手しました。
国鉄改革の際に廃止された「特定地方交通線」から転換し、地域の交通を引き継いだ転換バスですが、その後40年程度の時間の経過とともに、転換当時の運行形態を残している路線、逆に当時の面影が分からないくらいに変容してしまった路線など、色々あるようです。

この「特定地方交通線転換バスの旅」シリーズでは、そういった「転換バス」に、寛厚な限り当時の鉄道ルートをたどってバス等に乗車してみたレポートとなっています。

著者も記しているように、鉄道時代の廃止の際には大きな話題になる一方、バス転換後の改廃の動きは鉄道時代ほど取り上げられることは無いのが現状ですので、それを現地に赴き、実乗したレポートはこれまた今後も是非入手し続けたいシリーズでした。

いずれも、ナンバリングされていることから考えると、続編が期待できそうなシリーズですので、今後も新刊が出れば、こみトレに出向いて入手したいと思います。

(通販サイト)




(注)
「盲腸線を脱出する技術」シリーズのナンバリングは、正式にはローマ数字となっていますが、文字化け回避の観点から、算用数字に置き換えています。

【こみトレ46】「ゆるるるぶ」番外編「大阪・関西万博パビリオン解説ガイド」等

昨日(9月7日(日))、大阪南港の「インテックス大阪」で開催された「こみっくトレジャー46」(こみトレ)に参加してきました。
こみトレに前回訪問したのは、2024年1月の「こみトレ43」以来で、1年半ぶりの同人誌頒布会に参加することができました。

1年半も空いてしまったので、前回以降の新刊が入手できなかったこともあり、今回はかなりの量の同人誌を入手することになりました。

何せ量が多いので、今回はいつも以上に大雑把なご紹介となりますが、著者の方に少しでも感想が届けば、と思っています。



まず始めにご紹介するのは、毎回お馴染みの「もりっつ」さんによる「ゆるるるぶ」シリーズですが、特に今回は、「大阪・関西万博」が開催されていることから、万博のパビリオンを解説した「大阪・関西万博パビリオン解説ガイド」を特にご紹介したいと思います。
20250908_113516_R
▲「大阪・関西万博パビリオン解説ガイド」を中心とした、今回入手した「ゆるるるぶ」関係本

その名のとおり、万博会場内にある海外・国内計91パビリオンの全てを現地で体験された、その魅力が詰まった一冊となっています。

作者による「オススメ度」やパビリオン及びレストランの「おすすめランキング」も網羅されており、自分で体験しないと執筆できない内容ばかりです。
既に万博に何度も行かれた方は勿論、これから閉幕までの間に一度は万博に行こうとされている方にとっても、非常に参考になる一冊となっています。

この「大阪・関西万博パビリオン解説ガイド」は、下記「メロンブックス」でも通信販売されていますので、是非入手してみてはいかがでしょうか。
大阪・関西万博 パビリオン解説ガイド 通販 - メロンブックス


その他「ゆるるるぶ」シリーズは最新であるVol.8までも入手でき、ようやくキャッチアップできましたので、引き続きの新刊を期待し続けたいと思います。

20250907_144811_R
▲上記でご紹介した「パビリオン解説ガイド」の表紙は、西ゲート付近で撮影されていますので、その表紙と同様のアングルで撮影してみました。
多数の国旗が一所ではためく姿は、万博を象徴する後継と言えるでしょうから、表紙となるのも納得です。


当ブログのTwitterアカウント
ブログ「阪和線の沿線から」のツイッターアカウントです。更新情報の通知やコメントの受付などはこちらのアカウントをフォローして下さい。
記事検索
「鉄道コム」登録ブログはこちらをクリック
鉄道コム
Archives
Categories
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ