阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

バス

【和歌山バス】創業50周年記念復刻デザインバス運行(2025.10.31〜)

和歌山バスでは、来年(2026年)4月に創業50周年を迎えるにあたり、記念企画の第一弾として、かつて和歌山市内で運行していた車両のデザインを再現した復刻車両を新造することを発表しました。

和歌山バス創業50周年記念企画・復刻デザインバスの運行について | 和歌山バス株式会社
和歌山バス創業50周年記念企画 復刻デザインバスを運行〜懐かしのカラーリングで令和の街を走る〜|和歌山バス

概要は以下のとおりです。
【復刻デザイン概要】
・1960年代に活躍した青色ベースの南海電鉄バスデザイン車両
・1976年和歌山バス創業当時のクリーム色をベースにしたツートンカラー

【車両概要】
大型ノンステップバス

【運行開始予定】
2025年10月31日(金)

【その他】
来週に乗務員の制服リニューアル等、創業50周年を記念した様々な企画を検討中

【当時の車両写真】
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(上記発表資料(https://www.nankai.co.jp/lib/groupinfo/news/pdf/251021.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



和歌山市に本社を置く「和歌山バス」は、1975年に南海電鉄より分社し、和歌山市内を中心とする路線を1976年に引き継いで創業しましたが、それから半世紀を迎えることを記念に、当時の復刻塗装を再現することとなりました。

再現する塗装は、和歌山バス創業時の南海電鉄バス塗装と、和歌山バス創業当時の塗装の2種類を各1台に施す、というものです。

復刻デザインバスは、既に全国各地で様々な事例がありますが、和歌山バスでは初めての取り組みとのことですので、これまた注目を集めるものと思われます。

私自身、通勤に和歌山バスを使っていることから、これら復刻デザイン車両をそう遠くないうちに見かけることができるかと思いますので、見かけることができれば、当ブログでもご紹介したいと思います。

【大阪・関西万博】夢洲第1交通ターミナルを行き交うバスを撮影する(2025.9.27)

4月13日から開催されてきた大阪・関西万博の会期も、あと残すところ2週間ほどとなりました。
入場者数は連日20万人を超え、入場予約は閉幕まで実質満員と、フィナーレに向けて相当の混雑が続いています。

そんな中、昨日(9月27日)に思い立って、大阪・関西万博のバス・タクシーのアクセスポイントである、「夢洲第一交通ターミナル」に行ってきました。
目的は、このターミナルを行き交うバスを少しでも記録しておくためです。

大屋根リングをバックにしたターミナルに、近畿各府県からやって来るバスが一同に集結する様子は、大阪・関西万博のレガシーの一つとして、将来に向けて記録に残しておきたい記録と感じ、万博に入場することも無いのにわざわざこのために、桜島駅〜夢洲第一交通ターミナル間のシャトルバスに乗って出向いてきました。

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▲大屋根リングをバックに停車する各社のバス。

以下、小一時間滞在した中での撮影記録をご紹介します。



【EVバス】
上述のJR桜島駅発着の他、舞洲P&R(パークアンドライド)発着のバスは、路線バスタイプのEVバスが充当されていました。
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▲大阪シティバス

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▲西日本JRバス

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▲京阪バス

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▲近鉄バス



【阪急観光バス「EXPO2025」特別ラッピング】
今回の万博で、どうしても記録しておきたかったのが、こちらの車両です。
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ぱっと見は大阪空港リムジンバス(阪急観光バス)ですが、車体側面及び後部の文字にご注目ください。

通常「AIRPORT LIMOUSINE」と記されているところが、同様のフォントで「EXPO2025 SHUTTLE」と記されているところが注目です。
これは、新大阪駅〜万博会場間のシャトルバスですが、当該車両にこの特別装飾が実施されているものです。


車体に「ミャクミャク」等一目で万博デザインと分かる車両は勿論ですが、このように既存のデザインを万博に合わしたものも、これはこれで味がある演出に感じていたので、この日に撮影できれば、と思っていたら、願ってもみず、現地到着してしばらく後に遭遇することができました。

万博シャトルバスについては、結局難波発と天王寺駅前行き、そして今回乗車した桜島駅発着のみでしたが(堺東駅発着は常に満員だったので断念…)、色々多彩なルートが選べたが故に、このように近畿圏内のバスがここ万博会場に大集合することになった、といえるでしょう。

【まもなく廃止となる大阪〜福井線】
ふと遠くに目をやると、京福バスの高速バス車両が停車していました。
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こちらは、大阪〜福井間の高速バスで、現在1日2往復で、万博期間中は会場まで乗り入れているものになります。
しかしこのバスは、万博期間中最終日の10月13日をもって運行終了となります。
【10/14〜福井−京都・大阪線 運休のお知らせ】 | トピックス | 京福バス
高速バス福井大阪線の運行終了について|お知らせ|福井鉄道株式会社|福井県の鉄道会社・福鉄(ふくてつ)のホームページ
ニュースではこの路線の終了は聞いてはいたものの、実際会場で目にするとは思いもしませんでした。
万博期間中は、会場に直接アクセスできることから、一定の利用はあったようですが、万博終了後の利用が見込めないため、運行終了になるとのことでした。



【EXPO2025】
最後に、こちらの一枚を。
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EVバスは、待機中に「EXPO2025」を表示していることが多いようで、その姿も貴重な記録、と思いタイミングを見計らって撮影してみました。



【夢洲交通ターミナルの記録】
以上が、夢洲第1交通ターミナルを行き交うバスの様子でしたが、併せてこのターミナルの配置図なども、記録として残しておきたいと思います。
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▲夢洲交通ターミナル(第1・第2)の位置図

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▲夢洲第1交通ターミナルの乗り場案内
(いずれも公式サイト(https://www.transport.expo2025.or.jp/wayback/terminal.html)より引用)


こういった資料も万博終了後はネットで見られなくなることも考えられますので、引用という形で当サイトでも残しておきたいな、と思っています。



以上夢洲第1交通ターミナルに乗り入れるバスの様子のご紹介でした。
今回の万博は、鉄道、バスに加え、埋立地での開催という利点を活かした船によるアクセスも用意されていました。
会場内では、交通に関する展示はあまり多くなかったのですが、その分会場へのアクセスへは、多彩な交通手段が選べた、と言う意味では、個人的にも3回訪問してその多彩さを実感したところです。

会期終了まであと2週間ほどですが、可能な限りこのブログでも、訪問したパビリオンやアクセスに利用した交通手段の記録をご紹介できればいいな、と思っています。



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本日で廃止となる南海ウイングバス「尾崎線」に乗る(2025.8.31)明日からは阪南市コミュニティバスに移行します。

南海本線の尾崎駅から、阪南市を南北に循環する南海ウイングバスの「尾崎線」。

私がここ阪南市に移住してきてから、南海本線に乗車する際に時折利用してきましたが、利用者の動向の変化に加え、昨今の運転士不足も加わっきたことから、本日(2025年8月31日)をもって運行終了することとなりました。
(参考)
【南海ウイングバス】尾崎線の運行終了について(9月1日実施) | 南海バス

運行終了後は、阪南市のコミュニティバスの「緑ヶ丘・さつき台コース」の増発(10便→15便)により代替され、7時台〜19時台の運行は維持されることとなります。
(参考)
緑ヶ丘・さつき台コース(時刻表・バスマップ)【2025年9月1日改正分】/阪南市

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▲改正前時刻表
8月31日までは1日10便の運行です。

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▲改正後時刻表
9月1日以降は、上記に加え7時台、18時台、19時台に増便され、1日15便の運行となります。
(いずれも阪南市役所Webサイトより引用)

一方で、早朝・夜間(6時台、20時台)は減便となりますが、現在の利用状況等を鑑みると、致し方ない、否、これだけ維持されるのであれば、この運転士不足が叫ばれているご時世を鑑みれば、必要十分なサービス水準が確保された結果、といえるのではないかと、個人的に思っています。

ともあれ、南海本線沿線へのお出かけや、阪和線の運転見合わせ時の振替輸送ルートとして長年お世話になったこの、南海ウイングバス「尾崎線」の最終日の様子を見てきました。


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【万博】会場内・外周バス「e Mover」に乗る(2025.8.2)

昨日行ってきた「大阪・関西万博」で、乗車してみようと思ったものの一つに、会場内・外周バス「e Mover」がありました。
このバスは、万博会場の外周をほぼ周回するバスで、主に会場東西を歩かずに移動できるバスとして、会場内の移動を担っています。
(参考)
万博会場内・外周バス e Mover

運行ルートは、下記画像のとおり、万博会場の各停留所を反時計回りに停車していく「反時計回りルート」と、「リング西ターミナル」「西ゲート北ターミナル」の起終点と、「東ゲート南」のみ時計回りに停車していく「時計回りルート」、そして完全予約制で「西ゲート北ターミナル」「リング西ターミナル」のみに停車する「自動運転ルート」の3種類が運行されています。
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▲「e Mover」の運行ルート
(上記公式Webサイトより引用)

上記運行ルートからも分かるとおり、ルートの途中で「大屋根リング」の真下を走っていくことから、この区間をバスで乗車できるのも、この「e Mover」でのみ体験できることでありますので、前回万博訪問時から乗車してみたい、と思っていましたが、昨日その思いを果たすことができました。



「e Mover」の運賃は、1回400円、1日乗り放題1,000円となっています。
「どうせ3回くらい乗るだろう」ということで、1日乗り放題券を購入しました。
乗り放題券は、下記画像のとおり、リストバンドを巻くタイプとなっています。
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この日は猛烈な暑さということもあり、「移動しながら涼める」こともあり、また小型バスという輸送量の限界もあることから、「e Mover」はどの便も混んでいました。
私自身も、昼間に乗車するときは満員で次の便に乗ることが多かったように感じました。

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▲西ゲート南停留場に到着する「e Mover」。
パソナパビリオンの裏手に停留所があります。

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▲手動運転の「時計回りルート」「反時計回りルート」とは別に、当日予約制の「自動運転ルート」の車両。

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▲充電等の車両基地は、「東ゲート南停留所」(住友館とパナソニックグループ「ノモの国」の間に停留所あり)

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▲西側の終点は「西ゲート北ターミナル」。
万博会場の西端で、「未来の都市」パビリオンや、「ミャクミャクくじ」の最寄りとなります。

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▲大屋根リングの真下を走る「e Mover」。
西ゲート南停留所と、東ゲート南停留所の間で、大屋根リングの真下を通過します。
万博会場内では必ずは真下を歩くことになる大屋根リングですが、バスを含む「車両」で通過できるのは、一般来場者の場合、この「e Mover」のみとなります。

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▲「e Mover」が走るルートは、会場内の車の搬入ルートも兼ねています。
そのため、ルート上にはこのような信号や交差点もあります。
こういった、万博の「裏側」を覗けるのも、この「e Mover」の隠れた魅力の一つと言えるでしょう。



今回この「e Mover」、最初は「大屋根リングの真下を乗車する」ことを目的に乗車してみました。
ただ、昼間の猛烈な暑さの中で会場東西の移動を快適にできる手段として、これはなかなか有能なのでは?と思い、結局4回乗車することになりました。

運行ルートが外周を走ることから分かるように、リング中央部のパビリオン(シグネチャーゾーン等)に向かうためには、若干遠いですし、そもそも「時計回りルート」は利用できる停留所が限られることから、自由自在、というわけにもいきませんが、万博会場に終日滞在するのであれば、1日乗り放題券を購入しておいて、損は無いな、と感じました。



まだ暑い時期が続く会期ですが、熱中症対策、そして体力を温存して色々なパビリオンを回るための手段としても、この「e Mover」を上手いこと活用するのが、満足いく訪問とするコツの一つなのかな、と感じました。

【和歌山バス】関空リムジンバスダイヤ改正(2025.6.9)増発・最終繰り下げで利用しやすいダイヤに

和歌山バスと関西空港交通では、現在両社で運行している関西空港リムジンバス和歌山線について、6月9日(月)よりダイヤ改正を実施することを発表しました。

空港リムジンバスのダイヤ改正の実施について(6月9日実施) | 和歌山バス株式会社
6月9日 ダイヤ改正の実施についてNotice of timetable revision in June 2025 | インフォメーション | 【公式】関西国際空港のエアポートリムジンバス・時刻表・のりば・運賃・全路線一覧(関西空港交通株式会社)

概要は以下のとおりです。

【ダイヤ改正実施日】
2025年6月9日(月)

【改正内容】
・JR和歌山駅始発時酷繰り上げ及び関西空港終発時刻を繰り下げ
<JR和歌山駅始発>
(現行)6:30発→(改正後)5:35発

<関西空港終発>
(現行)第2ターミナル17:07発・第1ターミナル17:20発
(改正後)第2ターミナル22:37発・第1ターミナル22:50発

・関西空港発和歌山方面行きを3便増便
(関西空港第1ターミナル9:00発、20:20発、22:50発)

詳細は、上記発表資料をご覧ください。



JR和歌山駅と関西空港を結ぶ関空リムジンバス和歌山線は、コロナ禍前は1時間に2本程度の運行頻度を維持していましたが、コロナ禍による利用者の減少、そしてその後の運転士不足もあってでしょうか、現在では合計10便と、コロナ禍前に比べると、非常に寂しい運行本数となっています。

またその時間帯も、多くの利用者が見込まれる早朝・夜間に集中している訳ではなく、特に関西空港発は17時台が最終と利用しづらい状況が続いていました。

このまま自然消滅するのでは?という危惧もありましたが、今回運行本数や時間帯の拡大が実施されることとなりました。

詳細は上記発表内容に譲るとして、ポイントとしては、関空発着の国内線で本数が多い「羽田〜関空」線の早朝・夜間便と接続することとなった点でしょうか。

和歌山→関空→羽田でいえば、朝6時・7時台の関空出発便に新たに接続できるようになりましたし、逆の羽田→関空→和歌山でいえば、20時台〜22時台の関空到着便から新たに接続するようになりました。

これらの便は、和歌山市内在住、あるいは宿泊の方々にとって、利便性が非常に高まりますので、これまで「リムジンバス和歌山線が不便になった」という方でも、久しぶりに乗ってみようか、ということになればいいな、と思っています。

勿論、私自身は住んでいる場所の関係上、このリムジンバスを利用することがまず無いわけですが、こういった情報を多くの方に伝え、より多くの方にこのリムジンバス和歌山線を利用してもらえるといいな、と思っています。

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▲関空リムジンバス和歌山線は、和歌山バスと関西空港交通との共同運行となっています。
これは以前の写真で、関西空港交通の特別カラーの車両がJR和歌山駅前に停車中の様子を撮影したものです。
今回、リムジンバスの運行本数が増えることから、より多くの方に利用していただき、更なる増便に繋がればと思っています。




【関連ブログ】
wap ONLINE:6月9日、関空リムジンバス ダイヤ改正、増便も

【JR東日本】山田線と106急行バスを共同経営へ。JRのきっぷでバスに乗車可能に(2025.4.1〜)

JR東日本と岩手県北自動車とは、盛岡〜宮古間の山田線(JR東日本)及び106特急・急行バス(岩手県北バス)について、独占禁止法特例法に基づく共同経営の認可申請を行っていましたが、本日(2月17日)認可されたことを発表しました。

鉄道事業者とバス事業者による岩手県県央部と沿岸部間の共同経営の認可について|JR東日本
鉄道事業者とバス事業者による岩手県県央部と沿岸部間の共同経営の認可について|岩手県北自動車

概要は以下のとおりです。

【実施期間】
2025年4月1日〜2020年3月31日
(実施期間を変更する場合あり)

【対象エリア】
JR東日本(山田線):盛岡駅〜宮古駅間(上盛岡駅、山岸駅、上米内駅を除く)
岩手県北バス(106特急・急行バス):盛岡駅前(東口)、区界、松草、川内、箱石、川井、腹帯、茂市、蟇目、花原市、千徳駅前、宮古駅前
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(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2024/morioka/20250217_mr01.pdf)より引用)

【共同経営計画に基づく実施内容】
・山田線盛岡駅〜宮古駅間(上盛岡駅、山岸駅、上米内駅を除く)を有効区間とするJRの乗車券類で106特急・急行バスを利用できる仕組みを継続実施することが可能。
・共同経営期間の中で、鉄道とバスの効率的なダイヤ設定や、各駅に対応するバス停留所の整理等を実施し、公共交通の更なる利便性の向上に取り組む。
2025021721-32-482
(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2024/morioka/20250217_mr01.pdf)より引用)

【(参考)認可により可能となる事例】
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(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2024/morioka/20250217_mr01.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



地方の公共交通機関は、構造的な利用者減少に加え、運転手等の担い手不足により、その運営が困難なケースが増えてきていますが、それらの課題に対応し、持続可能な地域交通として運営していくための方法の一つとして、「共同経営」が考えられます。
一方で、「共同経営」は、同業者間でダイヤや運賃などを直接話し合うことになるため、市場競争を阻むものであることから、独占禁止法により原則禁止されていますが、今回の「独占禁止法特例法」では、「地域における基盤的なサービスの提供を維持するという政策目的を達成する限度」において、特例を設けることで共同経営を行うことが可能となっています。

今回のJR東日本と岩手県北バスでは、併走して走る「JR山田線」「106特急・急行バス」との間で、乗車券類の共通利用が継続的に可能となるほか、今後は鉄道とバスとで効率的なダイヤを設定するなど、限られた人材リソースを活用して、地域の輸送サービスを維持・改善していくことが可能となります。


国土交通省のWebサイトによれば、この「独占禁止法特例法」に基づく「共同経営計画」は、今回のJR東日本・岩手県北自動車が7例目になるということです。
(参考)
公共交通政策:地域における一般乗合旅客自動車運送事業及び銀行業に係る基盤的なサービスの提供の維持を図るための私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の特例に関する法律について - 国土交通省

このうち、鉄軌道事業者が絡むものでいえば、「岡山駅・大東駅」(岡山電気軌道、両備ホールディングス)、「徳島県南部」(JR四国、徳島バス)に続くものとなっています。


鉄道とバスが併走している区間は、全国には沢山ありますし、今回のような「共同経営」が可能に思えるケースも決して少なくないと思われます。
今後もこのような、持続可能な好事例が出てくることを期待したいと思います。

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▲盛岡駅に停車中のJR山田線快速「リアス」。

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▲宮古駅に到着したJR山田線快速「リアス」。
現在も実証実験として、JRのきっぷで106特急・急行が利用できることとなっていますが、4月以降はこの仕組みが継続することとなります。

また、共同経営が認可されたことから、106特急・急行バスとJR山田線とのダイヤの調整も実施が見込まれることから、JR山田線の運行形態にも何らかの変化が見られることも想定されます。

【明光バス】路線バスへICOCA等交通系ICカード導入を発表(2025年2月下旬〜3月頃予定)

和歌山県の白浜町を拠点とするバス会社・明光バスでは、一部路線を除く路線バスにICOCAシステムを導入し、交通系ICカード全国相互利用サービスを開始することを発表しました。

路線バスへの交通系ICカード『ICOCA』導入について|明光バス株式会社 | 南紀白浜から高速バスで東京、大阪へ

概要は以下のとおりです。

【サービス開始日】
2025年2月下旬〜3月頃予定

【交通系ICカード利用開始する路線】
「高速バス」「快速熊野古道号」を除く路線バス

【利用可能なカード】
ICOCAをはじめとした、Suica、PASMO、PiTaPa等の交通系ICカード


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



既に全国各地に広がっている交通系ICカードですが、これらのカードを相互利用するサービスも広がってきて、各地でSuicaやICOCAをかざして乗り降りする姿も、既に当たり前になって久しいところがあります。

一方、ここ和歌山県では、交通系ICカードで利用できるバスは現在のところ、和歌山バス、和歌山バス那賀、南海りんかんバス、奈良交通の4社に限られています。
そのため、県内でも観光客の利用が多い白浜地区を走る「明光バス」でのニーズは高いものと思われますが、この度ようやく導入開始が発表されました。

導入されるのは、「高速バス」「快速熊野古道号」を除く路線バスで、主に白浜駅からとれとれ市場、アドベンチャーワールド、白良浜、千畳敷、三段壁といった、主要観光地へのアクセスとなる路線になります。

JR白浜駅から明光バスに乗り換える乗客も多いだけに、今回の交通系ICカード利用開始により、スムーズな乗り降りや、更なる利用の促進に期待したいところです。


交通系ICカードに関しては、その更新費用が高くなることから、一部地域では今後の利用を取り止める動きも出てきており、これからの動向がにわかに気になるところです。

上述のとおり、明光バスではJR白浜駅と接続している関係上、キャッシュレス決済を導入するとなれば、交通系ICカード一択になると思われますが、今後の維持・更新費用如何では、その構図も崩れてこないとも限りませんので、引き続き、県内各地でのキャッシュレス決済の導入動向をチェックしていきたいな、と考えています。


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▲白浜駅に停車中の明光バス路線バス。
来年2月〜3月頃より、交通系ICカードによる利用が可能となります。


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▲明光バス「快速熊野古道号」。
今回の交通系ICカード導入において、この「快速熊野古道号」は対象外となります。
今後どのような対応となるのか、引き続き注目していきたいと思います。




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【南海バス】高速バス「大阪・京都〜鶴岡・酒田線」廃止へ(2024.12.1付け)2021年4月より運休中

南海バスでは、同社と庄内交通(山形県)と共同運行している高速バス「大阪・京都〜鶴岡・酒田線」について、2024年12月1日に廃止することを発表しました。
※なお当該路線は、2021年4月19日より運休しています。

高速バス「大阪・京都〜鶴岡・酒田線」の廃止について(2021年4月から運休中) | 南海バス

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



新型コロナウイルス感染症に起因する利用者激減と、その後の運転士不足により、高速バスの休廃止が未だ続いている路線もあり、今回ご紹介した南海バス「大阪・京都〜鶴岡・酒田線」(酒田線)もその一つでした。

コロナ禍後の需要回復もあり、南海バスの高速バスでも多くの路線で運転再開となった一方、「大阪・京都〜秋葉原・成田空港・銚子線」(銚子線)「神戸・なんば・京都〜立川線」(立川線)と、この酒田線の3路線は、コロナ渦中からの運休が今年になっても継続していました。

「いつか運転再開になるのでは?」という期待もむなしく、銚子線については2020年4月から運休中のところ、2024年9月1日に廃止されました。
(参考)


残る二路線、立川線と酒田線の動向が気になるところで、上記記事の終わりの触れていたのですが、やはりといいましょうか、酒田線も続いて廃止が発表されました。

この酒田線、運行開始は2017年4月に運行開始した路線で、かつて関西と庄内地方を結んでいた寝台特急「日本海」以来の両地域を直行する交通機関として、多くの期待を集めて開業しました。
また、下記「ひろしプロジェクト」様の記事によりますと、「一度南海バスから庄内交通へ路線開設の打診のあったものの諸事情により実現しなかった」のですが、その後「庄内交通側から南海バスへ路線開設を打診し、めでたく運行が実現した」という経緯があったようです。
(カギ括弧内は下記Webサイトより引用)


全区間通しで乗車すると14時間近くというロングランの路線は、特に庄内地方から京都、大阪、そしてUSJに直接乗り入れることのできる路線として、個人的にも期待をしていました。
コロナ禍による需要激減の合間、2021年3月から4月の間、わずか1ヶ月ほどでしたが、運転再開された時期があったようで、その際にも下記のとおり、「ひろしプロジェクト」さんが当路線を乗車されていました。
(参考)

この時の乗客は、上記記事によれば6名とのことでしたが、コロナ渦の最中であれば仕方がなく、今後の需要回復によって、再び走ることもあるのでは?と思っていましたが、運転再開には至らず、廃止となってしまいました。

廃止の理由は明言されていませんが、片道14時間近くの路線ですので、昨今バス事業者を取り巻く運転士不足に起因することは想像に難くありません。
来年は大阪・関西万博が開催されることで、仮に万博開催時に運行されていたとすれば、来場者にとって利用価値の高い路線であったのには違いありません。
そう考えると勿体ないとも思うのですが、やはり「運転士不足」には背に腹はかえられないのかな、と感じました。


残る「立川線」の今後の動向が気になるところですが、運転士不足に改善の兆しが見られない中、こちらも厳しい判断が下されるのかな、とも思うのですが、動きがあれば改めてご紹介できればと思います。



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【チョイソコしらはま】白浜町を走るオンデマンドバスに乗ってみました

JR西日本及び南紀白浜エアポートでは、白浜エリアのオンデマンドバス「チョイソコしらはま」を、今年10月から来年2月までの期間限定で運行しています。
(参考)
白浜町でのオンデマンドバスの運行を10月1日から再開します 〜運行台数の増加、バス停見直し、多言語対応など利便性を向上〜 :JR西日本

このオンデマンドバス「チョイソコしらはま」とは、路線バス、タクシー等の無い時間帯・区間等をであっても、白浜町内の主要施設(白浜空港、南紀白浜空港のターミナルや観光地、商業施設等)を移動できるオンデマンドサービスとなっています。

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(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240919_00_press_shirahama_bus_2.pdf)より引用)

「オンデマンド」とは、利用者の予約に応じて最適なルートで運行する仕組みのことで、下記公式Webサイトから利用したい日時及び区間を予約すると、最適な時間帯の便が提示されます。
【公式Webサイト】

予約が完了すれば、実際バス乗り場に向かうとバスがやってきて、目的地まで移動することができます。

運賃は680円と、同区間のバスより割高ですがタクシーより割安な価格設定となっており、お手軽に利用することが可能となっています。

乗降場所も白浜町内で観光客等が主に使う場所を中心に18カ所用意されていますので、この秋から冬にかけて白浜へ向かわれる際には、是非この「チョイソコ白浜」を利用してみてはいかがでしょうか。
乗降場所は、下記チラシからも確認できます。
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(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240919_00_press_shirahama_bus_2.pdf)より引用)



この「チョイソコしらはま」が運行開始となってから、二度ほど既にこのサービスを利用しています。
まず、車両はこんな感じです。
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この「チョイソコしらはま」は、明光バス、田辺観光バス、大塔交通社、白浜第一交通の4社で分担して運行しています。
上のマイクロバスは「田辺観光バス」、下のワゴン車は「白浜第一交通」の車両です。
会社名は、予約時に案内されますが、車内には「チョイソコしらはま」のロゴマグネットも掲出されていますので、十分判別可能かと思います。

バス停は、既存のバス停を活用しているものが主体のようです。
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▲白浜駅バス停に併設の「チョイソコしらはま」バス停

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▲南紀白浜空港バス停に併設の「チョイソコしらはま」バス停

既存バス停を利用しているので、「チョイソコしらはま」のためにバス停を探し回ることは無いものと思われますが、乗車前には予め場所を確認しておきましょう。

私が乗車したときは、どちらも他の予約は特に無く、ストレートに目的地まで移動できました。
繁忙期には、他の利用者も混乗することもあるようですので、多少時間に余裕を持って予約しておいた方がいいのかも知れません。

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▲南紀白浜空港の到着ロビーでは、この「チョイソコしらはま」が大々的にPRされていました。

以上、「チョイソコしらはま」の利用記録も併せてご紹介しました。
繰り返しとなりますが、この秋から冬にかけて、白浜に観光に来られた際には、この「チョイソコしらはま」という、新しい交通サービスを利用してみてはいかがでしょうか。



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【南海電鉄】NANKAIオンデマンドバスの実証実験第三弾を泉北ニュータウンで実施(2024.10.1〜2025.2.28、2025.11.1〜2026.10.31)

南海電鉄、南海バス、ネクスト・モビリティ及び堺市では、泉北ニュータウン地域における住民の移動課題の解決と利便性向上に向けた新たな移動手段を検討するため、AIオンデマンドバスの第三弾実証実験を実施することを発表しました。

「NANKAIオンデマンドバス」の実証事業(第三弾)を実施します | 南海電鉄
NANKAIオンデマンドバス(公式サイト)

概要は以下のとおりです。

【運行期間】
2024年10月1日(火)〜2025年2月28日(金)、2025年11月1日(土)〜2026年10月31日(土)の1年半

【運行時間】
午前8時〜午後6時

【運行エリア】
14地区81停留所
(一部利用区間に制限あり)

【運賃】
大人・小児ともに1乗車300円

【予約方法】
スマートフォンアプリ(「のるーと」)、パソコン(Webサイト「のるーと」)、電話で予約

【各種割引施策】
・運賃100円割引券15枚つづりを1,000円で発売
・オンデマンドバスの乗車回数に応じて「泉ヶ丘ひろば専門店街ギフト券」プレゼント

【運行車両】
ワンボックス車両(座席8名)2台
2024091323-11-321
(上記発表資料(https://www.nankai.co.jp/news/240911_1.html)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



私が大学卒業まで住んでいた泉北ニュータウンですが、現在では高齢化が進んでおり、また商業施設がニュータウン外にも多く出来てきたことから、高齢者の外出や買い物が不便となる課題があるように見受けられます。

そういった課題を解決するために、南海電鉄や堺市などでは、「AIオンデマンドバス」を使用した実証実験を実施してきていますが、今回この10月から3回目となる実験を実施することとしました。

今回の実証実験では、万博期間による運休期間を挟んで合計1年半と長期で運行するとともに、停留所の数も、商業施設、病院及び子育て関連施設等を中心に大幅に増やして運行することとなりました。

この手の「AIオンデマンドバス」は、既存のコミュニティバスでは補えなかった需要を、より少ないドライバー等で補う仕組みとして、利用者の予約に応じてAIを活用して効率的な配車を行うサービスとのことで、全国でも実証実験を中心に徐々に増えているようです。

そんな中、この泉北ニュータウンの「NANKAIオンデマンドバス」は、2022年から実証実験を続けてきており、この手のAIオンデマンドバスの中では割と長期に渡る運行を行ってきているように思えますが、今回は更に長期に運行することで、新たな移動手段に関して実証していくこととしています。


このオンデマンドバスの運行開始となる来月には、下記記事でご紹介したように泉北高速鉄道の光明池車庫で「せんぼくトレインフェスタ」が開催されます。
(参考)


仮に「せんぼくトレインフェスタ」入場抽選が当選すれば、この「NANKAIオンデマンドバス」も併せて乗車してみたいな、と思ったりしていますので、実現すれば当ブログでもその様子をご紹介できればと思っています。



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