阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

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【こみトレ46】きっぷ関係の本3冊(往復・連続乗車券、乗継割引、商品券できっぷを買う)

開催から明日で3週間となる「こみっくトレジャー46」で入手した同人誌のご紹介を続けてきましたが、ここで最後とさせていただければと思っています。
(新たな同人誌頒布会にも参加してきましたので、そちらのご紹介もありますし…)



最後にご紹介するのは、「きっぷ」関係の同人誌3種類です。
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まず右の2冊は、2024年3月に完全に廃止となったJRの「乗継割引」、そして2026年3月に廃止となった、こちらもJRの「往復・連続乗車券」について、その発券事例を収集した同人誌となります。

JRグループの「乗継割引」「往復・連続乗車券」の廃止については、当ブログでもその内容をご紹介していますので、詳細は割愛しますが、これら2冊は、これら両制度による発券例を網羅した一冊となっています。
特に「乗継割引」は、廃止段階で割引が適用されていた乗継駅全てのパターンについて収録されており、眺めるだけでも圧巻に感じました。

そしてもう一冊(一番左)は、「商品券でJRのきっぷを買う」というタイトルです。
その名のとおり、どんな種類の商品券を使用したらJRのきっぷが購入できるのか、ということを分析しています。
第一弾として「JR編」とされており、JR各社の窓口で購入する際に利用可能な商品券をまとめています。
全般的な傾向で、商品券の取り扱いや窓口そのものも縮小しているものの、何かの機会に手元にある商品券を利用してJR券を購入する場合には役に立つと思う、ニッチな一冊に感じました。



とりあえず、こみっくトレジャー46の同人誌紹介はここまでとなります。
今回は久々の同人誌頒布会の参戦ということで、かなり大量に買い込んでしまったのは反省点です。
やはりあまり間隔を開けずに参戦するのが良さそうですね…



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【こみトレ46】交通系ICカードの本3.1、4、5

開催から既に2週間が過ぎましたが、引き続き「こみっくトレジャー46」(こみトレ46)で入手した同人誌をご紹介します。



今回ご紹介するのは、「交通系ICカードの本」の3.1、4、5の3冊です。
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この「交通系ICカードの本」ですが、2024年1月の「こみっくトレジャー43」で、既に「1」「2」の2冊を入手していました。
(参考)


上記記事でも、著者の「すながわひろゆき」さんは、全国の交通系ICカードを集められており、そのコレクションを本にまとめられたのが、先に入手した「1」「2」でした。

今回入手した本のうち、「3.1」は、2024年上期の動向や、最終利用から10年超過した無記名Suicaが再び利用できるのかどうか、といった実験レポートが記載されています。

そして「4」「5」は、「総集編」として、これまで紹介されてきた交通系ICカードを、西日本(「4」)、東日本(「5」)としてまとめたものとなっています。

「4」「5」を入手すれば、全国の交通系ICカードが全て分かる…というものといえますが、一方で、その後の改廃も進んでいくことでしょうから、今後数年のうちに、改訂版の総集編が出てくることも大いに期待できそうです。

ともあれ、このブログでも交通系ICカードの話題は折に触れているだけに、その際のファクトチェック、という意味でも、今回入手できてよかった同人誌、に感じました。




【万博関連本】「1970年大阪万博輸送」「大阪・関西万博写真集」を購入

今年4月13日から開催されてきた「大阪・関西万博」の会期も、あと1ヶ月を切りました。
いよいよ終わりが見えてきたこの万博を最後に見てみようと、会期末まで混雑が続いているようです。

そんな「万博」に関係する本を二冊読んでみましたので、ご紹介します。
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一冊は「1970年大阪万博輸送 −千里を目指した北大阪急行・市営堺筋線」です。
今から55年前、千里丘陵で開催された「日本万国博覧会」。
日本初、そしてアジア初の国際博覧会として開催されたこの70年万博。
その輸送体制を当時の資料などとともにまとめられているのが、本書となります。

70年万博の鉄道アクセスとしては、北大阪急行電鉄(北急)・大阪市営地下鉄御堂筋線のルートと、阪急千里線・大阪市営地下鉄堺筋線の2ルートで来場者を輸送しました。
メインルートとなる北急・御堂筋線ルートでは、大阪市交通強では御堂筋線の車両を30系に統一した上で、万博終了後の車両置き換えを見据えて北急も大阪市交30系と同一仕様の車両(7000系・8000系)を投入していたことなどが、分かるようになっています。

今回の万博(2025年大阪・関西万博)の来場者輸送においても、大阪メトロ中央線では新型車両400系を導入し、既存の20系・24系を置き換えるとともに、万博終了後に谷町線への置き換え用として30000A系が投入されるというように、70年万博での車両の動きがある意味再現されていることが、本書を読むと理解できそうです。

万博終了後に廃止となり、現在は中国自動車道の敷地となっている、千里中央(仮)〜万国博中央口間の写真も数多く掲載されており、当時を振り返る資料としても価値ある一冊と感じました。

(参考)
RMライブラリー302 1970年大阪万博輸送 [ 宮武浩二 ]
RMライブラリー302 1970年大阪万博輸送 [ 宮武浩二 ]



資料という意味では、こちらも忘れずに購入したかったのが、「大阪・関西万博写真集」
現在開催中(執筆時点)の2025年大阪・関西万博の記録写真集となる一冊です。

開会から8月10日までの会場の様子を、様々な場面で切り取った写真集。
一度でも万博に行かれた方にとっては、万博訪問の時を思い起こさせる写真集となっています。

一度でも、数回でも、そして通期パス使って何度でも会場に足を運んだ方それぞれが、記録として手元に置いておきたい一冊に感じました。

(参考)
大阪・関西万博 写真集 (ぴあMOOK)
大阪・関西万博 写真集 (ぴあMOOK)



万博終了まであと一ヶ月を切りました。
個人的には三回万博会場を訪問しましたので、いつかの機会に訪問した際の様子をご紹介できればと思っています。



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【こみトレ46】盲腸線を脱出する技術3、特別地方交通線転換バスの旅1・2

少し間が空きましたが、9月7日の「こみっくトレジャー46」(こみトレ46)で入手した同人誌をご紹介します。


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サークル「ホンナムユーティナイ」さんの「盲腸線を脱出する技術3」、「特定地方交通線転換バスの旅1・2」の3月です。


このうち、「盲腸線を脱出する技術」はこれまで「1」「2」が発行されており、私も既に入手しています。
(参考)


今回はその続編で、またもや盲腸線(行き止まり線区)をそのまま往復するのではなく、行き止まりの駅から別の公共交通機関等を利用して移動したレポートとなっています。

場所柄、地域のコミュニティバス等を乗り継いだりするルートもあり、そういう地域の生の情報を同人誌で読める、という意味では貴重なシリーズと感じています。


同様に、シリーズ物として、「特定地方交通線転換バスの旅」も今回入手しました。
国鉄改革の際に廃止された「特定地方交通線」から転換し、地域の交通を引き継いだ転換バスですが、その後40年程度の時間の経過とともに、転換当時の運行形態を残している路線、逆に当時の面影が分からないくらいに変容してしまった路線など、色々あるようです。

この「特定地方交通線転換バスの旅」シリーズでは、そういった「転換バス」に、寛厚な限り当時の鉄道ルートをたどってバス等に乗車してみたレポートとなっています。

著者も記しているように、鉄道時代の廃止の際には大きな話題になる一方、バス転換後の改廃の動きは鉄道時代ほど取り上げられることは無いのが現状ですので、それを現地に赴き、実乗したレポートはこれまた今後も是非入手し続けたいシリーズでした。

いずれも、ナンバリングされていることから考えると、続編が期待できそうなシリーズですので、今後も新刊が出れば、こみトレに出向いて入手したいと思います。

(通販サイト)




(注)
「盲腸線を脱出する技術」シリーズのナンバリングは、正式にはローマ数字となっていますが、文字化け回避の観点から、算用数字に置き換えています。

【こみトレ46】「ゆるるるぶ」番外編「大阪・関西万博パビリオン解説ガイド」等

昨日(9月7日(日))、大阪南港の「インテックス大阪」で開催された「こみっくトレジャー46」(こみトレ)に参加してきました。
こみトレに前回訪問したのは、2024年1月の「こみトレ43」以来で、1年半ぶりの同人誌頒布会に参加することができました。

1年半も空いてしまったので、前回以降の新刊が入手できなかったこともあり、今回はかなりの量の同人誌を入手することになりました。

何せ量が多いので、今回はいつも以上に大雑把なご紹介となりますが、著者の方に少しでも感想が届けば、と思っています。



まず始めにご紹介するのは、毎回お馴染みの「もりっつ」さんによる「ゆるるるぶ」シリーズですが、特に今回は、「大阪・関西万博」が開催されていることから、万博のパビリオンを解説した「大阪・関西万博パビリオン解説ガイド」を特にご紹介したいと思います。
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▲「大阪・関西万博パビリオン解説ガイド」を中心とした、今回入手した「ゆるるるぶ」関係本

その名のとおり、万博会場内にある海外・国内計91パビリオンの全てを現地で体験された、その魅力が詰まった一冊となっています。

作者による「オススメ度」やパビリオン及びレストランの「おすすめランキング」も網羅されており、自分で体験しないと執筆できない内容ばかりです。
既に万博に何度も行かれた方は勿論、これから閉幕までの間に一度は万博に行こうとされている方にとっても、非常に参考になる一冊となっています。

この「大阪・関西万博パビリオン解説ガイド」は、下記「メロンブックス」でも通信販売されていますので、是非入手してみてはいかがでしょうか。
大阪・関西万博 パビリオン解説ガイド 通販 - メロンブックス


その他「ゆるるるぶ」シリーズは最新であるVol.8までも入手でき、ようやくキャッチアップできましたので、引き続きの新刊を期待し続けたいと思います。

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▲上記でご紹介した「パビリオン解説ガイド」の表紙は、西ゲート付近で撮影されていますので、その表紙と同様のアングルで撮影してみました。
多数の国旗が一所ではためく姿は、万博を象徴する後継と言えるでしょうから、表紙となるのも納得です。


土屋武之さんの新しい鉄道系Web誌「T's Express」の概要発表(2025.9.15創刊号刊行、8.20目処に試作0号配布予定)

このブログでもご紹介したとおり、鉄道雑誌の一つである「鉄道ジャーナル」が、今年の6月号(4月発売)をもって休刊となりました。
(参考)


「休刊」とは言うものの、その後の再開の情報等が無いことから、事実上の「廃刊」とも考えられますが、そうなれば今後、鉄道をはじめとした公共交通関係全般の情報を、定期的に収集、分析するメディアというものが益々限られてくるな、と危機感を覚えています。

既に当ブログでも、鉄道ジャーナルの後継となりうるメディアの一つとして「鉄道insight(インサイト)」という雑誌をご紹介しました。
(参考)


鉄道インサイトの内容については、上記ブログ記事をご覧いただければと思うのですが、これまでの「鉄道ジャーナル」が有していた鉄道を軸とした公共交通や地域社会にまで範囲を広げて分析した記事を読みたいな、と感じていたところ、これまた「鉄道ジャーナル」で記事を執筆されていた土屋武之さんが、新たに鉄道系Web雑誌を立ち上げられることを表明されましたので、当ブログでも是非、と思い紹介させていただきます。


雑誌の概要は、上記土屋さんのX(Twitter)の投稿をご覧いただければと思います。
上記ポストによりますと、内容は以下のとおりとなっています。
創刊号(9月号)は2025年9月15日(月・祝)刊行、毎月15日に発行。
・販売場所はAmazon Kindle ダイレクト・パブリッシング
価格は一号あたり300円


創刊号の内容も記載されており、「広島電鉄広島駅乗り入れ開始」「中央線快速線グリーン車乗り比べ」等となっています。
更に、試作として「0号」を8月20日(水)を目処に無料配布の予定とのことです。



当ブログでもこれまで、「鉄道ジャーナル」をはじめとした、土屋武之さんの記事をご紹介してきました。
ご出身は大阪府豊中市とのことで、(北摂と和泉という違いはあれど)個人的に同郷という親しみもあり、また鉄道一辺倒ではなく演劇界とのつながりも深いといった視野の広さは、私自身のブログ執筆の姿勢にも通じるものがあり、「鉄道ジャーナル」が刊行されていた頃は、土屋さんの記事を楽しみにしていたものでした。

そんな土屋さんが、個人としてWeb雑誌を立ち上げられるとのことで、それだけで個人的には応援していきたいと思っていますし、しかも一号あたり300円という価格は、様々な読者に手軽に読んでもらえる、良心的な価格設定と感じています。

勿論、それだけの期待に応じていただける内容か否かは、実際に読んでみないと分からないところはありますが、これまでの土屋さんの執筆内容からすれば、それは決して裏切られることはないのではないか、と個人的には思っています。


ともあれまずは、8月20日頃に発刊される試作「0号」の配布を楽しみにしつつ、こういった形で「鉄道ジャーナル」無き後も鉄道ライターの方々が様々な記事を世に出していただけることを楽しみにしつつ、応援していきたいな、と感じています。

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▲8月3日に開業した「駅前大橋ルート」の完成により、JR広島駅ビルへの乗り入れが実現した、広島電鉄広島駅。
私自身、開業翌日の8月4日に訪問しましたが、この広電広島駅のルポが、「T's Express」創刊号で取り上げられるとのことですので、非常に楽しみにしています。

「鉄道insight」を読んでみました…「鉄道ジャーナル」の後継になれるかどうかはライター次第?

去る2025年6月号(4月発売)をもって休刊となった鉄道雑誌「鉄道ジャーナル」。

鉄道雑誌各誌の中でも、車両そのものよりも、その輸送にまつわるシステムを中心(ダイヤや営業政策、国や自治体の政策など)に焦点を充ててきたといえるこの雑誌は、他の鉄道各誌が車両を中心とした内容であるのに対し、その独自性が故に、かつては多くの読者を集めていました。

しかし、そういった分析情報が、今やネットニュースや個人の発信により一定程度流通してきたこともあってか、主要鉄道三誌(鉄道ジャーナルに加え、鉄道ファン、鉄道ピクトリアル)の中で、真っ先に休刊となってしまいました。

その後、こういった鉄道に関する社会的分析情報をまとめて発行する、という媒体が出てこないのか、と思っていたところ、「鉄道insight(インサイト)」という雑誌が発売された、ということを聞きましたので、購入してみました。

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▲「鉄道insight」と「運輸と経済」。
「運輸と経済」は、一般社団法人交通経済研究所が発行する、月刊の交通経済・経営の専門誌で、1947年の創刊から、交通研究の発表の場として、多くの研究者・実務者が執筆してきました。
「鉄道ジャーナル」休刊に伴い、新たに連載の場を「運輸と経済」写した連載記事も4月号より始まっています。


執筆者は、鉄道ジャーナルでも記事が連載されていた佐藤信之氏が中心に、「鉄道ジャーナル」の読者が集まって始めた雑誌、とのことです。

実際にページをめくって見てみますと、デザインは著者によりまちまちである上に、所々で編集作業のミスであろう記事の重複箇所があったりと、「月刊誌」というより「毎月発行される同人誌」というノリが近いのかな、と感じました。

記事についても、それぞれ内容の濃淡があり、結局は「ライター次第」なのかな、と感じています。
結局今後このプロジェクト?が続くかどうかは、
・どれだけ編集作業に注力できるか?
・どれだけ良質なライターを見つけられるか?

になるのかな、と感じました。

前者は、上述のとおり、デザインや構成、そして校正に関するところで、「鉄道ジャーナル」の後継を目指す書誌であるのなら、こういったところにも本気を見せて欲しい、と感じています。
内容以前の問題で、失望してしまう読者も少なからずいるとすれば残念に思えてしまいます。

そして後者は、個人的に参考になる記事もある一方、北陸新幹線米原ルートが小浜ルートより早くなるという、個人的にはなかなか承服しがたい記事もあったりと、その内容の差は大きいものと感じています。
(参考)
「鉄道insight」創刊号を読む | 旅するマネージャーのブログ

結局、良質なライターにどれだけ協力してもらえるか否か、がこの「鉄道insight」の継続の鍵なのかな、と思った次第です。

創刊号となる6月号を元にご紹介しましたが、第2号となる7月号も発売されているようです。
鉄道insight 2025年7月号 1訂
加藤好啓
Independently published
2025-06-08




リアル店舗では、「書籍グランデ」「書籍ブックタワー」でしか発売しておらず、加えて価格も1,850円とのことなので、今回は購入しようかどうか、見極めたいと思います。
一方で、上述のとおり「運輸と経済」でも、かつて「鉄道ジャーナル」から移ってきた連載記事が始まったりしており、「鉄道ジャーナル」無きあと、何を読んでいこうか、とも感じつつある次第です。



【関連ブログ】
「鉄道insight」創刊号を読む | 旅するマネージャーのブログ
『鉄道insight』創刊~『鉄道ジャーナル』の後継誌に名乗り | 書斎の汽車・電車



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【交通新聞社】「列車編成席番表」「車両編成表」発行終了へ(2025年度発行が最後)

「JR時刻表」をはじめとした鉄道に関する各種資料・書籍を発行している「交通新聞社」より、これまで毎年発行してきた「普通列車編成両数表」「私鉄車両編成表」「JR電車編成表」「列車編成席番表」の各刊行物について、今年度の発行を最後とし、今後は一部の情報を鉄道情報アプリ「DJ鉄道楽ナビ」へ移行することを発表しました。

普通列車編成両数表Vol.46 | 出版物 | 株式会社交通新聞社


上記Webサイト内の「有限会社ジェー・アール・アール」(上記刊行物の編集者)によりますと、「昨今の印刷諸経費高騰が本の価格に反映せざるを得ない状況、またインターネット環境のさらなる進展を踏まえまして、誠に勝手ながら当誌は、当号(普通列車編成両数表Vol.46)をもちまして発行を終了」することとしています。

また、「当誌のほか『私鉄車両編成表2025』『JR電車編成表2026冬』『列車編成席番表2026春』の発行を紙版の最後」とし、「2026年度以降は『JR電車編成表』『私鉄車両編成表』の編成表、配置表情報等を中心として、インターネットにて手軽に鉄道に関する情報をいち早くキャッチできる鉄道情報アプリ「DJ鉄道楽ナビ」へ移行」することとしています。
(いずれもカギカッコ内は上記Webサイトより引用)



この「編成表」「席番表」シリーズは、毎回相当のボリュームの情報が、それこそ毎年発行されており、特に車両に関心のあるファンにとっては、言ってみればバイブル的な存在であったかと思われます。

そして私も含め、乗車を中心に楽しむ、いわゆる「乗り鉄」の立場としては、特に重宝していたのが「列車編成席番表」でした。
この「席番表」は、指定席が連結されている列車(JR・民鉄含む)の号車・席番の並び、いわゆる「車内見取り」を、編成単位で表に表したものとなっています。

その掲載内容は、単に座席の席番を羅列しただけではなく、
・進行方向を明記(海側・山側等が明確に分かる)
・窓の大小が記載(2列分を1窓とする大窓の場合、柱が邪魔にならない列を指定することが可能)
・JRだけでなく民鉄も大手・中小含め指定席が設置されている列車は全て網羅

と、情報の量と質において、「乗り鉄」の方々が「ベストな一席」を選ぶのには、決して離せない一冊であったかと思います。

そんな、貴重な資料である「席番表」が、次の「2026春」をもって発行終了となることが、今回の発表で個人的に最もショックを受けた内容でありました。
今後、「DJ鉄道楽ナビ」へ移行するのは、「JR電車編成表」「私鉄車両編成表」の情報が主体となることから、「席番表」の情報はオンラインに引き継がれないものと考えられます。

確かに考えてみれば、近年は事業者がWebサイトで席番情報を積極的に掲載していることもあり、この手の席番表の情報に対するニーズがかつてに比べて低下していることは否めないのかな、とも感じています。
一方で、全ての事業者が席番情報をWebで公開しているわけでも無いことを考えると、やはり「席番表」の発行終了は個人的には痛手に感じています。

とはいえ、上述の事情を考えると、発行の再開も難しいのかな、とも思いますので、最後となる「席番表2026春」はきっちり入手しておきたいと思います。

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▲手元にある「席番表」「編成表」シリーズ。
ブログで記事を執筆する際の調査資料として「編成表」を購入したこともありますが、掲載された「情報」を最も活用していたのは「席番表」でしたが、この「席番表」も終了となるのは、個人的にショックを受けました…




【関連ニュースサイト】
悲報...交通新聞社、紙版「編成表」シリーズが発行終了へ アプリ配信へ移行 | レイルラボ ニュース

鉄道ジャーナル1995年10月号…今は無き急行「利尻」で同誌の取材に唯一遭遇した特集でした

昨日の記事で、「鉄道ジャーナル」最終号を読んだ感想をご紹介しました。

学生の頃から親しんできたこの「鉄道ジャーナル」が休刊(事実上の廃刊?)となるのは、その最終号の内容はともかくとして、寂しいのは事実であります。
その「鉄道ジャーナル」の取材現場に私は一度だけに遭遇したことがありました
それが下の、1995年10月号でした。
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▲鉄道ジャーナル1995年10月号の表紙


特集は「夜行列車 光と影」
当時はまだ、夜行列車そのものが特集として成り立つだけの本数が運行されていたことに、時代の流れを否応にも感じざるを得ない特集でありますし、それが故に今となっては貴重な記録でもあります。

この中で、急行「利尻」(札幌→稚内)の同乗レポートが掲載されており、たまたまその「利尻」に私自身も乗車していたというわけです。

乗車日は1995年7月14日。
この時、私は初めての北海道旅行で渡道し、前日の「はまなす」に続き夜行列車に連泊するため、「利尻」に乗車していました。

金曜日ということで、旭川方面への帰宅客も多いのは想定内でしたが、それとは別に何やら腕章を巻いて車内を忙しく動いている人が気になりました。
その人の腕章を見てみると、「鉄道ジャーナル」と記されているのが見えたので、「鉄道ジャーナルの取材陣が乗車している」ことに気がつきました。

あわよくば、インタビューや撮影をしてもらえるといいな、と思ったのですが、結局稚内到着後まで私にはそういったお声がかかることはありませんでした。

その日の「利尻」は、金曜日の札幌発、夏の観光シーズンということも相まって、稚内まで結構な乗車率だったようです。
それだけに、取材対象となる乗客は多く、インタビューもグループ客や若い女性などに行っていたように記憶しており、私のような男性の一人旅には見向きもされなかったように記憶しています。

ただ、車内の様子を写している写真の中に、自分の旅行バッグが写っていたようでありました。
発売当時、「これが自分のカバンだ!」と何故か喜んだ記憶がありますので…)



この特集記事では、北海道の夜行列車を網羅的に取材していました。
記事によりますと、取材した日付と列車はそれぞれ以下のとおりでした。
・1995年7月11日(火):急行「はまなす」(札幌⇒青森)
・1995年7月11日(火):快速「ミッドナイト」(札幌⇒函館)
・1995年7月12日(水):特急「オホーツク9号」(札幌⇒網走)
・1995年7月13日(木):特急「おおぞら13号」(札幌⇒釧路)
・1995年7月14日(金):急行「利尻」(札幌⇒稚内)

丁度、私の北海道旅行と入れ替わるような取材スケジュールだったようで、仮に私が旅行の出発日を数日早めていたら、現地で「オホーツク9号」や「おおぞら13号」でも取材に遭遇していたかも知れません。

それにしてもこの行程をみていると、当時は「鉄道ジャーナル」の販売部数がずっと多かったこともあってか、取材にもそれなりの人材と費用が投入できていたことが感じ取れました。
当時はこれくらいのリソースは毎月投入できるだけの体力があったのだな…というところでしょうか。

ページ数からもその差は歴然で、この1995年10月号は174ページであったのに対し、最終号の2025年6月号は130ページと、当時の7割程度のボリュームとなってしまいました。



最終号の発行を機に、改めて私が「鉄道ジャーナル」の取材現場に遭遇したエピソードを記してみました。
この1995年10月号、ふとした機会で後に入手したわけですが、当時は休刊するとは思っていなかっただけに、思い立って入手してよかったな、と感じました。
「鉄道ジャーナル」が休刊(事実上の廃刊?)した上は、今後バックナンバーの流通も厳しくなるものと考えられます。
そうなれば、自分が取材現場に遭遇したこの号も、入手のハードルが高くなるものと思われるだけに、この機会にブログで紹介したいな、と感じた次第でした。

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▲取材現場に遭遇した、急行「利尻」の記事。
「札幌〜稚内に夜行列車が走っていた」「週末であるとはいえ、結構な乗車率だった」「そこに鉄道ジャーナルが終始取材していた」という、今ではいずれも想像しがたい様子が描かれた特集記事でした。


鉄道ジャーナル最終号(2025年6月号)を読む…あっけない最終号、と感じたのは私だけか…?

発売日から半月ほど経ってしまい、今更という感も無きにしも非ずですが、節目ということできっちり記事にしておきたいと思い、遅れ承知でアップさせていただきました。


1967年の創刊以来半世紀以上に渡り、鉄道ファンなどに親しまれてきた月刊誌「鉄道ジャーナル」が、既に2025年3月号(2025年1月発売)において告知されていたとおり、この4月に発売された2025年6月号を最後に休刊となりました

私自身も、休刊前最終号となる2025年6月号を何とか入手し、公私ともに忙しい中、何とか全ての記事を読み終えることができました。
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▲鉄道ジャーナル2025年6月号表紙
左上に記された文字が「最終号」であることを物語っています。


一通り読んでみましたが、「最終号」といいつつ、特集は「東京の電車2025」として、構想から13年の時を経て、ようやく今年3月のダイヤ改正で営業開始した、中央線快速のグリーン車を取り上げた「お待たせグリーン車」(鶴通孝)、そして環状運転から丁度100年を迎えた山手線を取り上げた「山手線はきょうも走る」(土屋武之)と、あくまで「通常営業」の最終号ではありました。

勿論これとて、2025年3月号の「本誌休刊のお知らせ」において、「最終号までの各号については通常通りの誌面制作を予定しています」(同号より引用)と記載されていたことから、休刊特集を組む可能性が薄いことは、想定の範囲内ではありました。

とはいえ、半世紀以上、号数にして700号を数えた「鉄道ジャーナル」ですから、最後に何かしらの総括めいた特集を組んでほしかったと個人的には感じていましたが、もはやそんな「最終号特集」が組めるほどの体制を組める状態ではなかったのだとすれば、あっけない最後で寂しい限りでありました。

そんな寂しさに輪をかけるように、櫛田泉氏の「決算資料から垣間見えたJR東日本の鉄道事業に対する経営姿勢」という記事が目についてしまいました。
この櫛田泉氏については、下記記事において2024年7月号に掲載された「根室本線部分廃止によるネットワーク分断の問題点」という記事につき、本記事に対する様々な疑問と、これら疑問ばかりの記事を掲載した鉄道ジャーナル編集部の姿勢についての疑問について、当ブログでその記事をご紹介したところです。
(参考)
阪和線の沿線から : 鉄道ジャーナル2024年7月号を読む(下)根室線部分廃止の記事に抱いた様々な疑問…

その疑問だらけの記事を掲載した鉄道ジャーナル編集部の意図が大いに疑問で、「鉄道の将来を考える専門情報誌」としての価値を自ら毀損させているのでは?という疑問も抱いたわけですが、よりによってその最終号で同じ櫛田泉氏の記事が掲載されるとは…個人的には開いた口がふさがらなかったわけでありました。

実際読み通してみても、「JR東日本」の「決算資料」といいつつ、実際に決算資料を子細に分析している内容は皆無で、とりとめも無い個人的な感想に終始した記事でしかありませんでした。
勿論、櫛田泉氏がどんな記事を書こうと、そこは表現の自由である一方、こんな記事を掲載せざるを得ないほど「鉄道ジャーナル」が追い詰められているとすれば、こういう形で最終号を迎えるのはもはや仕方がない結末だったのかな、とも諦めに似た境地を感じたりしました。


閑話休題、「最終号」から、「最終号」を象徴する記事としては、「さよなら、鉄道ジャーナル」(鍋倉紀子)と、「惜別」(芦原伸)、そして有志一同による寄せ書き的な「Forever 鉄道ジャーナル」くらいでありました。

その中でも、「最終号」に相応しく、当時を回顧する記事としては、鍋倉さんの記事くらいしか無かったわけですが、これとて同記事によれば「4月4日、最終号に何か書かないか」(P84)と打診され、「書き始めた今は4月7日0時、締切は4月7日11時」(P84)と、その依頼スケジュールからしてこれまでの「鉄道ジャーナル」を振り返るような記事をしっかり仕上げるほどの編集体制は、もはや望むべくはなかったのかも知れません。

もっとも、鍋倉さんの記事は、本人が在籍していた頃(恐らく1990年終盤)の、最も発売部数が多かった時代の鉄道ジャーナルの制作現場が描かれており、非常に興味のあるものでした。
最終号に読者が期待していたのは、こういった内容の記事だったのにな…と思わずにはいられませんでした。

裏表紙には、過去最高部数を記録した1999年10月号の表紙デザインがプリントされていました。
当時は、インターネットについては、パソコンでは「ADSL」、携帯では「iモード」のサービスが始まった頃で、ネットが雑誌の市場を奪うことは想像だにされていなかった時代であったかと思います。
一方で、「団塊世代」「団塊ジュニア世代」がともに趣味活動に投ずることができた時期として、鉄道系雑誌の販売数も多く、加えて新たな夜行列車の幕開けを予感させる「カシオペア」が特集されたといった、いくつもの要因が重なった結果、過去最高の販売部数を記録したのではないか、と思われます。
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▲鉄道ジャーナル2025年6月号の裏表紙。
過去最高部数を記録した1999年10月号の表紙がデザインされていました。
次世代の寝台特急「カシオペア」の写真が飾る表紙、書店で飛ぶように売れたことは、四半世紀経った今でも納得であります。


それから四半世紀で、このような形で「鉄道ジャーナル」が幕を閉じるとは、一体誰が予想し得たでありましょうか…

「鉄道ジャーナル」休刊に伴い、鉄道ファンを中心とした読者は、鉄道を取り巻く社会的な分析情報を得ることが難しくなり、ジャーナルに投稿していたライターは、その収入の道が絶たれることになります。
加えて書店についても、本誌の休刊により貴重な売上が消滅することから、様々なステークホルダーが痛みを被ることになりますが、そうなる前に何とかならなかったのか、という思いも感じたりしました。

当ブログでもこれまでに、自分自身が実際に購入した「鉄道ジャーナル」について、ブログ記事でご紹介してきました。
記事では実際に私が読んだ感想を記し、より多くの方に購入していただきたい趣旨を伝えてきましたが、いまこうやって「鉄道ジャーナル」が休刊となってしまったことから、やはり当ブログからの訴えも力不足であった、と認めざるを得ないのかな、と感じました。


ともあれ、毎号ではないものの購入してきて、折々に読んできた「鉄道ジャーナル」。
私の鉄道趣味において、その知識の幅を広げ、思考の深さを掘り下げることのできた、唯一無二、他に代えがたい媒体であり、その存在自体に大いに感謝したい気持ちです。
それだけに、もっと華々しく「最終号」として締めることのできる構成にして欲しかった、というのも、正直な感想でありました。

「鉄道ジャーナル」は今回が最終号となりますが、引き続き当ブログでは、鉄道系の雑誌や書籍をご紹介し続け、ファンの知識と思考をを広げるきっかけを提供していきたいな、と思います。

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