阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
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カテゴリ:鉄道全般の話題 > 鉄道関連書籍・DVD・映画

当ブログでは、鉄道やバスのみならず、フェリーの情報も色々とご紹介しています。

他の乗り物に比べるとスピードという面では劣るものの、それと引き換えに広い空間が得られることや、特に長距離航路となれば、それこそ様々な等級が用意されていたり、レストラン・食堂・風呂が完備されていて、まさしく「動くホテル」そのものの乗り物として、「旅情」あふれる旅行が楽しめる手段ではないか、と思っています。

また、フェリーと言えば「雑魚寝」のイメージがどうしてもつきまとうのですが、このブログでもご紹介しているように、近年の新造船では、いわゆる「雑魚寝」のスペースを減らし、その分を個室やパーティションで区切られた船室にあてがうことで、プライバシーの確保も進んでいるのが、昨今の状況であります。


そんな、フェリーの情報をまとめた書籍についても、これまで幾度かご紹介してきたと思いますが、今回は、近年の新造船をターゲットにしたムック本をご紹介したいと思います。

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にっぽん全国たのしい船旅(2020-2021) フェリー・旅客船の津々浦々紀行 阪九フェリー「せっつ」「やまと」 (イカロスMOOK)
にっぽん全国たのしい船旅(2020-2021) フェリー・旅客船の津々浦々紀行 阪九フェリー「せっつ」「やまと」 (イカロスMOOK)


「にっぽん全国たのしい船旅2020-2021」、イカロス出版の本です。

内容は、表紙にある阪九フェリー「やまと」を筆頭に、「北から南の新造船現地レポート」とあるように、昨年から今年にかけて就航した新造船を、それこそ北海道から沖縄まで駆けめぐり、可能な限り乗船し、その様子をレポートしたものとなっています。

勿論、当ブログでご紹介した南海フェリー「フェリーあい」、阪九フェリー「せっつ」「やまと」も漏れなく紹介されており、これら両船が取り上げられている、という理由で購入してみましたが、その情報量の多さに驚いた次第でありました。
【参考】
南海フェリー新造船「フェリーあい」に乗船する(2019.12.20) : 阪和線の沿線から
【阪九フェリー】新造船「せっつ」の就航日は3月10日(火)(予定)に。併せて第2船の名称を「やまと」と命名 : 阪和線の沿線から
【阪九フェリー】新造船「せっつ」の就航日は3月10日(火)(予定)に。併せて第2船の名称を「やまと」と命名 : 阪和線の沿線から


しかも、出版しているのが、航空雑誌のトップランナー「月刊エアライン」を刊行しているイカロス出版でありますので、「月刊エアライン」のような技術的な点や接客設備、そして実際の運航の様子が、フェリーの世界においてもリアルに記されており、これだけでも記録のみならず、今後の乗船に非常に役に立つ情報が満載の書誌だと感じました。


加えて、この本では、「堺泉北〜宮崎〜日向細島」という、聞き慣れない航路の紹介がありました。
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▲「堺泉北〜宮崎〜日向細島」HAKKOひなたの紹介
(本書P98より引用)


かつて貝塚〜宮崎へのフェリーが運航していたことはありましたが、現在は既に無く(現在は宮崎カーフェリーが神戸〜宮崎で運航)、これは一体何の航路なのか、気になって読んでみたところ、どうやら無人車航送のRORO船(※)に条件を満たせば一般客も乗船できる航路のようであります。
(※)RORO船:
貨物を積んだトラックやトレーラーをそのまま積み込む船。
トラック等が実走して乗船(ロールオン)・降船(ロールオフ)できる船であることから、この名称が付けられています。
(参考)
RORO船 | ロジスティクス用語集 | 日本通運



詳しくは本書を手に取って、その様子をご一読いただければと思いますが、あくまで「貨物船」であることから、接客設備とは無縁の船内であり、「優雅な船旅」とは全く違うものでありますが、それはそれで、日本の物流を支えるRORO船の様子を垣間見ることができる、という意味では、これまた「貴重な船旅」であるといえます。

しかもこのような、RORO船に乗船できる航路が、我が地元の堺泉北港(阪九フェリー泉大津港とほぼ同じ場所)から発着しているとは、私自身も本書を通じて初めて知ることができたという意味で、有益な書籍でありました。
様々な条件があり、簡単にはいかないことは承知の上ですが、機会があればこういった船旅もできればいいな、と思いました。


ともあれ、昨年から今年にかけて就航したピカピカの船舶を紹介したデータブック。
新型コロナウイルス感染症の影響で、様々な感染症対策が行われていると思われますし、しかも夜行フェリーについては「Go To トラベル」の対象にもなっていますので、本書を眺めながら、おトクに快適な船旅を探してみるのはいかがでしょうか。




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2020年9月6日(日)に開催された「超こみっくトレジャー2020」で入手本のご紹介ですが、これが最後となります。
最後を飾る同人誌はこちらです。

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「卵型研究会」さん執筆の、「京阪電車 卵型電車ガイドブック 第2版」であります。

まず「卵型電車」とは何か?ということですが、京阪電鉄の2000系・2200系・2400系・2600系の各系式を称して本書では指していますが、その由来は、嚆矢である2000系が登場した時の当時の文献に「卵型近似のものとした」(本書)とあるように、「卵のように丸い電車」ということから名付けられているものであります。

本書では、これら「卵型電車」について、その登場に至るまでの背景と増大する輸送量に応じた増備、昇圧による2000系廃車・2600系代替新造、そして現在に至るまでの動向を冒頭でまとめており、私のような素人であっても、今回取り上げている「卵型電車」の概要と経緯をしっかり把握することができます。

その後、【解説編】として、2200系・2400系・2600系の形式写真、車両解説、編成紹介となっており、現存する全編成の紹介は、これまた圧巻の内容となっています。
更に、【考察編】では、内装、台車、車内番号板、製造所銘板、標記銘板といった、卵型電車の部分部分に至るまでの、深い考察が詰まっています。

総計約160ページに渡るボリュームと、ページ数だけでは現しきれない内容の濃さが故に、読み通すのに時間がかかったがために、こみトレ開催から一週間を経てのご紹介となりましたが、それだけに質・量ともに充実している、という月並みな表現が陳腐に感じられるほどの出来映えでありました。

冒頭カラーグラビアでは、「卵型電車のアルバム」として、昭和・平成・令和と駆け抜けた卵型電車のカラー写真が10ページに渡り収録されており、これを眺めているだけでも本当に時間を忘れるほどであります。

本書は、下記BOOTHのサイトにて、通信頒布も実施しているとのことです。
京阪電車 卵型電車ガイドブック 第2版 - 卵型研究会 - BOOTH
興味ある方は、是非ともお手元に揃えていただければと思います。



ところでこの「卵型電車」ですが、過去のブログ記事をチェックしてみたら、京阪線の団体臨時列車で乗車したことがありました。
京阪電鉄団体臨時列車ツアー参加記(その1:駅撮影編) : 阪和線の沿線から
京阪電鉄団体臨時列車ツアー参加記(その2:動画編) : 阪和線の沿線から
京阪電鉄団体臨時列車ツアー参加記(その3:淀車庫撮影会編) : 阪和線の沿線から
京阪電鉄団体臨時列車ツアー参加記(その4:まとめとお礼) : 阪和線の沿線から
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▲淀車庫での撮影会

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▲団体臨時列車の全行程が終了した中書島駅での様子

この時に乗車した編成は、本書によりますと最後まで残った4両編成だったとのことですが、残念ながら2015年末に廃車となりました。
とはいえ、本書によりますと、「令和2(2020)年8月現在、卵型電車は273両のうち140両が現役」(本書より引用)とのことであります。
それに加えて、ホームドア設置等の関係から、5扉車の5000系が先に廃車されていくという事情も鑑みれば、しばらくはこれら「卵型電車」のグループを引き続き京阪線沿線で見ることができそうです。
まだまだ活躍を続けそうなこれら「卵型電車」をより広く、深く知るためには、絶好の一冊、といえるのかな、と思い、今回ご紹介しました。




以上で、今回の「超こみっくトレジャー2020」での入手本の紹介は終了となります。

新型コロナウイルス感染症の影響から、「コミックマーケット」をはじめとする同人誌即売会も軒並み中止されているなか、この「こみっくトレジャー」は、感染症対策を万全に実施した上での開催となりました。

そのため、前回のこみっくトレジャーに加えてサークル数が減っていることに加え、入場時の検温実施、入場認証システムへの登録、収容人数管理カードの配布等、様々な点でこれまでとは違う「こみっくトレジャー」となっていました。




勿論、サークル参加・一般参加のいずれの方々も、マスク着用・ソーシャルディスタンスの確保等、感染症対策に注意した上で参加されていたのは、言うまでもありません。


現在のところ、この「こみっくトレジャー」がクラスターとなり新型コロナウイルス感染症が広まっている、という情報は私の手元に入っていませんので、そういった意味で、困難な状況でありながら、このような同人誌頒布会を開催していただいたこみっくトレジャー主催者の方々には厚く御礼申し上げます。

まだ終了一週間なので、予断を許さないとはいえ、仮に二週間以上経過して、こみっくトレジャーを介した感染症拡散が確認できなければ、このような事例を一つとして、軒並み中止となっていたこういったイベントが、少しでも開催に向けて動き出せばいいな、と感じた次第でありました。

一方、このような感染症対策を実施した上での開催は、費用的にも重荷になっていることは否定できない事実でもあります。
そのため、こみっくトレジャーを運営する青ブーブー通信社では、終了後のガイドブックの残部を通信販売しているとのことです。
下記Twitter引用文中内のリンクから、ガイドブック入手が可能とのことですので、支援したい、という方は是非ともご検討いただければと存じます。



次回のこみっくトレジャーは2021年1月17日(日)に予定されています。
その頃には、もう少しこれまでの形に近い開催となるように願いつつ、日々の生活で感染症対策を心がけていきたいな、という思いを最後に、今回の入手本紹介を終了とさせていただきます。




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昨日開催された「超こみっくトレジャー2020」での入手本、続いてご紹介するのはこちらです。

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サークル「狭軌の沙汰」さんによる「大阪高野ひとえきがたり」と、その別冊2冊です。

現在の南海高野線が、高野山まで一本の鉄道で結ばれたのが1930年で、今年は丁度90周年となります。
その節目の年を記念して作成されたのが、この同人誌であります。

内容は、南海高野線の全駅を写真入りで紹介しているもので、高野線の各駅について、その住所・開業日・乗降数及びコメントを、各駅1ページでまとめたものとなっています。

本編では、難波〜橋本間の各駅及び泉北高速鉄道各駅が掲載されていますが、別冊ではこれに加え、橋本〜高野山、汐見橋線(汐見橋〜岸里玉出)も掲載されており、これら3冊で高野線・泉北高速鉄道線の全駅の写真が揃うという、まさに高野線・泉北高速鉄道線各駅のデータベース的な本といえます。

加えて、本編では、各駅の写真には車両置き換えが進行中の6000系が入っている写真を選んで掲載されているのも、本書のポイントでして、近いうちに全ての編成が引退することが決定している6000系が走る、高野線・泉北高速鉄道の各駅の様子は、近い将来に必ず貴重な記録になるといえるでしょう。
それだけに、今回この本を入手できて個人的にも大きな満足を得られた次第です。

また別冊では、紀伊神谷駅や岸里玉出にまつわる謎も掲載されていたりと、高野線・泉北高速鉄道線沿線に住んでいたことがあったにも関わらず、新しい発見も得ることができた同人誌でありました。


高野線・泉北高速鉄道線の沿線に住んでいたこともある私としては、「高野線・泉北高速鉄道線の全駅が掲載されている」という、ただそれだけで衝動買いに近い買い方をしたわけですが、その期待どおりの内容であったと感じました。

こちらの3冊についても、「BOOTH」による通信販売を取り扱っているとのことです。
興味のある方は、下記リンク先から注文してみてはいかがでしょうか。
【新刊】大阪睫遒劼箸┐がたり - サークル狭軌の沙汰 - BOOTH
【新刊別冊】睫鄲膸佞劼箸┐がたり - サークル狭軌の沙汰 - BOOTH
【新刊別冊】汐見橋線ひとえきがたり - サークル狭軌の沙汰 - BOOTH


「超こみっくトレジャー2020」の入手本の紹介、本日はここまでで、明日以降続きをご紹介していきたいと思います。




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引き続き、昨日(9月6日(日))に開催された同人誌頒布イベント「超こみっくトレジャー2020」での入手本をご紹介します。
今回ご紹介するのはこちらの本です。

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サークル「(同)ほの国交通」さんで頒布されていた本のうち、冒頭の2冊を入手してみました。

一つは「近鉄・京阪保存車大全」というタイトルで、文字通り近畿日本鉄道(近鉄)及び京阪電鉄の保存車について、まとめた本であります。

今年の1月に開催された、前回のこみっくトレジャーで入手した「南海・泉北・阪堺保存車大全」に続くシリーズとなっています。

京阪電鉄の保存車といえば、樟葉駅前のくずはモール内「SANZEN-HIROBA」に保存されている旧3000系が有名で、私も実際訪問したことがありますが、保存状態も良好でありました。


今回の保存車大全は、その京阪3000系が表紙となっていますが、これら両社に関しては、むしろカットモデルでの保存が多いな、というのも本書を読んで気づいたところでした。

近鉄では3000系や18400系、京阪でも1800系(2代)、2600系、京津線80形といったように、私も見たことがあった車両や、逆に本書で初めて知ったカットモデル保存車も掲載されており、まさに保存車のデータベースといえる一冊でありました。

もう一冊購入したのは、「離島バス・ガイド」のうち、「伊吹島・瀬戸大橋」という本でした。
「離島バス・ガイド」は他にもラインナップが揃っていた中で、今回「伊吹島・瀬戸大橋」を入手したのは、今回の新刊であったということもありますが、もう一つの大きな理由として、瀬戸大橋や与島を経由する路線バスが、来月(2020年10月)から大きく変化することを事前に知っていたことに関係があります。
児島駅〜櫃石〜与島線の時刻改正と廃止について | お知らせ | 岡山市と倉敷市を中心に路線バスを運行 | 下電バス

上記発表資料によれば、下津井電鉄バスでは、児島〜櫃石〜与島PA(現在6往復)について、2020年10月1日からは3往復に減便の上、2021年3月31日(水)をもって運行を終了することが発表されています。

これにより、与島以北への路線バスが廃止となり、与島から岡山県方面はもとより、櫃石島への公共交通機関が廃止になる可能性もあります。
瀬戸大橋開業以降、基本的に下津井電鉄と琴参バスで運行されてきたこれらの路線が、開業後30年を過ぎて大きく変化するわけですが、その現況を取り上げた記録を手元に置いておきたい、という点から入手に至った次第です。

事前に目を付けていた2冊を無事入手できた訳ですが、著者による売上報告によりますが、「近鉄・京阪保存車大全」は何と完売したそうであります。
新・ほの国の雑記録帳 超こみっくトレジャー2020売上報告

著者によりますと、通常の4倍程度の売れ行きだったそうで、新型コロナウイルス感染症の影響でこういったイベントが中止になるなか、久しぶりに開催された同人誌頒布イベントであったことも、売れ行きの良さに影響したのかも知れません。

ともあれ、引き続き保存車や離島のバス路線について取り上げられている著者の、今後の新刊に期待しつつ、今後のイベントも楽しみにしたいと思います。


「超こみっくトレジャー2020」での入手本のご紹介は、もうしばらく続きます。




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9月6日(日)に開催された同人誌頒布イベント「超こみっくトレジャー2020」で入手した同人誌を、引き続きご紹介していきたいと思います。

本記事でご紹介するのはこちらです。
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(笑)衣路鉄道 ホームページ



サークル「(笑)衣路鉄道」さんによる、「新型コロナウイルス感染症によるJR西日本の経営危機」と題されたこの同人誌は、今年はじめから感染が拡大し、鉄道事業者を含む様々な産業に大きな影響を与え、また足下でも与え続けている「新型コロナウイルス感染症」について、JR西日本に与えた影響についてまとめたものとなっています。


当ブログでも、新型コロナウイルス感染症によるJR西日本への影響については、事ある毎にご紹介してきており、例えばこういった形でご紹介してきたところです。








本書は、新型コロナウイルス感染症の影響が生じ始める今年2月から、直近の8月までに、JR西日本が実施してきた減便、感染症対策、経営状況、そして著者による今後への提言がまとめられた一冊となっています。

当ブログでも、上記記事のように各々の発表資料についてはご紹介してきましたが、一連の影響を体系的にまとめているわけではないだけに、このような「まとめ記録」を作成する苦労はひとしおだったかと思います。

特に、日々刻々と変化する新型コロナウイルス感染症の状況であるため、その苦労はより大きいものであったかと思われますが、そんな難しい状況の中で1冊の本にまとめた著者の手腕に感服した次第であります。

実はこういった交通系のニュースをまとめたブログを作成している私自身が「欲しいな・・・」と思っていた、まさにドンピシャリの内容であっただけに、こういった本を手にすることができるのも、同人誌即売会の醍醐味だなと感じました。

それが故に、(後々触れたいと思いますが)新型コロナウイルス感染症の対策をサークル参加者、一般参加者ともにしっかり実施して、こういった即売会を実施していくことがいかに大事であるか、を改めて感じた次第です。


引き続き、「超こみっくトレジャー2020」で入手した同人誌を折をみてご紹介していきたいと思います。




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引き続き、9月6日(日)に開催された同人誌頒布イベント「超こみっくトレジャー2020」で入手した同人誌をご紹介します。
次にご紹介するのはこちらの本です。

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「#今日も水色を求めて」という、京阪電鉄大津線の800系原色編成を追いかけて、沿線で撮影した写真集であります。

水色をベースにした800系が、下記発表のように京阪線一般車両と同一となる、緑色ベースのものに変更されることが既に発表されており、この変更も間もなく全編成で完了するようであります。
【参考】



1997年の導入以降20年以上を経て、すっかり定着した「水色800系」の様々な風景を撮影してきた写真集、ということで、今後見られなくなるであろう情景をふんだんに記録した、一冊であります。

春夏秋冬や夕方・夜・雨といった、季節や時間、天気により違った様子の記録はいうまでもなく、花火大会や大津祭りといった沿線で実施されるイベント、そして災害による運休と運転再開時の様子、はたまた日頃はなかなか遭遇することのできない石山坂本線を走る800系の様子など、まさに「水色の800系」の様子をふんだんにまとめた、美しい写真集であります。

また、私も幾度が参加させていただいたこともある団体臨時列車での撮影会の様子も収められており、同じくこの場にいた一人として、親近感をもってページを眺めた次第です。
【参考】






これまでは、東京で開催される「コミックマーケット」へのサークル参加はされていたことはあったとのことですが、大阪で開催される「こみっくトレジャー」には初めてのサークル参加とのことでした。
そういったレアな機会に、このような写真集を手にすることができて、個人的には非常に満足でありました。

【2020.9.7追記】
本書がBOOTH経由で入手することができますので、リンクを貼り付けています。
#今日も水色を求めて ありがとう800系原色編成 - 団臨企画部 - BOOTH
当日会場で入手できなかった方は、こちらから入手してみてはいかがでしょうか。


引き続き、「こみっくトレジャー」での入手本をご紹介していきたいと思います。



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本日(9月6日)に、大阪南港のインテックス大阪で「超こみっくトレジャー2020」が開催されました。
毎年夏と冬に開催されている、恒例の同人誌頒布イベントでありますが、今回は新型コロナウイルス感染症の感染防止の観点から、従前よりも規模を縮小しての開催となりました。
超こみっくトレジャー2020

これまではインテックス大阪の4号館・5号館を使用していたものが、今回は6号館のみとなり、またサークルの机の間隔もこれまでよりも広く取っていたり等、様々な点で感染症対策が実施されていました。

そんな、いつもとは若干様相が違った今回の「こみっくトレジャー」で入手した同人誌を、今回もご紹介していきたいと思います。

まずご紹介するのは、毎回おなじみの「ゆるるるぶ」であります。
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コミック・アニメ作品「ゆるゆり」をテーマにした、「聖地巡礼本」として、これまで5冊の発刊を積み重ねてこられました。





今回の6冊目となる「ゆるるるぶ」は、「叡山電鉄」が舞台であります。

これは言わずもがな、下記記事でご紹介したように叡山電鉄と「ゆるゆり」のコラボ企画が実施されたことを受けてであり、さっそく現地へ赴き「ゆるゆり」コラボのラッピング車両の紹介にはじまり、叡電沿線のみどころやラーメン店の紹介となっています。
【参考】



「ゆるゆり」コラボ車両の紹介は、車外・車内両方に渡っており、またその内容も、随所に施されたステッカーやポスターを漏れなく取り上げており、著者の「ゆるゆり」という作品への深い愛情をひしひしと感じながらページをめくっていった次第であります。

私自身、この「ゆるゆり」コラボ車両には乗車しておらず、運行期間終了の11月末までに何とか現地に赴きたいと思っていますが、その際に非常に参考になる一冊と感じました。

また、表紙のイラストは、この「ゆるゆり」ラッピング車両を運転するキャラクター(しかも叡電の制服を着用)が描かれており、まさにアニメ作中でこのようなシーンが出てきてもおかしくないほどにマッチしたイラストであります。
このイラスト目当てで入手するのも十分にありであり、実際に手にして満足した次第です。



またもう一つの新作は、「高岡・井波聖地巡礼ガイド」と題した、「ゆるゆり」作中の舞台となった高岡・井波周辺のスポットを地図と写真入りで取り上げているものです。
いわゆる「聖地巡礼」者向けの案内マップなどは、「聖地」の地元自治体などが作成・配布するケースはこれまで見たことがありますが、このように個人で作ってしまう、というのも、これまた相当のパワーと作品に対する愛情がなければ為し得ないだけに、これまた著者のそういった思いが詰まった作品の一つ、としてご紹介させていただきました。

これらの同人誌ですが、下記メロンブックスでも委託取扱を実施しているとのことですので、気になる方はこちらから入手してみてはいかがでしょうか。
ゆるるるぶ Vol.6(B-start)の通販・購入はメロンブックス | メロンブックス
ゆるるるぶ 高岡・井波聖地巡礼ガイドマップ(B-start)の通販・購入はメロンブックス | メロンブックス



ともあれ、毎回の「こみっくトレジャー」に定期的に新刊を用意される、そのバイタリティにひたすら感服しつつ、今後も引き続き新刊を期待していきたいな、と感じた次第でありました。

引き続き、「超こみっくトレジャー2020」入手本を紹介していきたいと思います。





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当ブログで時折ご紹介している鉄道関連雑誌のご紹介ですが、今回はこちらの雑誌を購入しました。

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鉄道ジャーナル 2020年 10月号 [雑誌]
鉄道ジャーナル 2020年 10月号 [雑誌]


鉄道ジャーナル2020年10月号、特集は「新ジャンル車両」です。


そもそも「新ジャンル車両」とは何を指しているのか、気になるところです。

国鉄時代にはじまり民営化後も、動力分散方式の車両としては、「電車」「気動車」があり、「電車」は電化区間の列車、「気動車」は非電化区間及びそこへ直通する列車に用いられる方式、という一種の「常識」がありました。

また、「気動車」についても、「エンジンによる動力を液体式変速機を介して機械的な仕組みで車輪に伝え」(本書P12より引用)る「液体式」が主流でありました。

「液体式」の他には、「マニュアル自動車のように速度によって歯車を切り換えて適切な速度と牽引力を得る」(本書P104より引用)方式の「機械式」や、「エンジンで発電機を動かし、発生した電力を・・・台車のモーターに送り、駆動する」(本書P12より引用)「電気式」があります。
しかし、「機械式」は歯車の切り替え操作が必要なために2両以上の運転が難しいこと、また「電気式」は、かつての国鉄時代には量産されたものの非力で重力が嵩んだことから、普及しませんでした。

そのため、昭和40年代頃からは、気動車といえば「液体式」の時代が長らく続いていた訳ですが、その流れが近年、大きく変わろうとしています。
これまで非電化区間の主役であった「液体式」気動車から、「電気式」気動車「ハイブリッド車」「蓄電池車」へ移る動きが進んでいる、というものです。

いずれの車両も、これまで液体式気動車では不可欠だった変速機等の機械装置を排除して、モーター等を主体とした、「電車」と変わらないシステムとすることで、メンテナンス性の向上や保守施設や人員面でも電車との共通化が図れるメリットが生まれることとなります。

また、近年になりそれを可能にしたのが、蓄電池や半導体といった電気・電子技術の向上でありますが、それらの技術をどのように組み合わせるかにより、「電気式気動車」「ハイブリッド車」「蓄電池車」といった多様な動力源を持つ車両が登場したことになります。


今回の特集では、こういった、液体式気動車に代わる駆動方式を採用して、近年投入された車両を「新ジャンル車両」として特集し、こういった車両の積極的な導入を展開しているJR東日本における現状を紹介しています。
電気式気動車としては、新潟地区の「GV-E400」、蓄電池車としては男鹿線「EV-E801」、ハイブリッド車としては仙石東北ライン「HB-210」といった車両の乗車レポートに、JR東日本の所謂「新ジャンル車両」開発への軌跡をたどる、といった内容となっています。


つい最近までは、「電車」と「気動車」が峻別されていた状況が、上述のとおり電気系技術の向上により、これらの境界が従前ほどはっきりしたものでなくなりつつ、基本的には「電車」のシステムに近づいていっている途上、というのが本特集から分かるのではないかと思われます。


とはいえ、非電化路線では、「動力」から「電力」に代わっていくとはいえ、蓄電池車を除けば引き続きエンジンからエネルギーを得る必要があることから、続く特集記事では「気動車用ディーゼルエンジン」「コマツの鉄道用ディーゼルエンジン」といった、ディーゼルエンジンのこれまでをまとめた特集、というのも、ファンにとっては貴重な情報となるのではないのでしょうか。



「新ジャンル車両」という、ある意味奇抜なタイトルから手にした本号でありましたが、非常に勉強になりました。

ところで次号(11月号)の特集は「関西の流儀」と予告されています。
下記記事でご紹介したように、新快速運転開始50周年の節目を迎えるわけですが、それにあたり「関西地区ならではの話題もピックアップ」(本書P130より引用)するとのことですので、こちらも楽しみでありますので、続いて購入したいなと感じた次第です。
【参考】




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JTB時刻表復刻版の1988年3月号が先月発売されたので、私も購入してみました。

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時刻表完全復刻版 1988年3月号 (JTBのMOOK)
時刻表完全復刻版 1988年3月号 (JTBのMOOK)





この1988年3月号は「青函トンネル(津軽海峡線)」「瀬戸大橋(瀬戸大橋線(本四備讃線))」が相次いで開業し、文字通り日本列島が1本のレールで繋がった、記念すべき時刻表でありました。

そのような新規開業路線がある一方で、国鉄の分割民営化(1987年4月)後まだ1年も経っておらず、随所に国鉄時代の名残を残している、そんな時代の時刻表でありました。

当時の鉄道以外の状況に目を向けてみますと、時はバブル経済の真っ直中で、輸送需要の拡大が続いていましたが、その一方、空港や高速道路といった鉄道以外の交通インフラが、現在の水準に比べてまだ未発達な地方も多く、それだけまだ中・長距離輸送において鉄道がカバーすべき領域が多かった時代であり、その輸送需要をさばくべく、鉄道側で苦心していた跡もみられる、といったそんな時代の記録でもありました。

前置きがながくなりましたが、1988年3月ダイヤ改正当時の時刻表の一部をご紹介し、当時の状況を考察しながらみていきたいと思います。

(※)以降の画像は「JTB時刻表完全復刻版1988年3月号」からの引用、囲みは管理人によります。

続きを読む

今月も鉄道雑誌が発売される時期となりましたが、今回購入した鉄道雑誌はこちらです。

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鉄道ファン 2020年 09月号 [雑誌]
鉄道ファン 2020年 09月号 [雑誌]


鉄道ファン2020年9月号「特集:青函貨物列車ものがたり」であります。

これまで青函トンネル関連と言えば、在来線時代には「トワイライトエクスプレス」「カシオペア」「北斗星」といった寝台特急、「はつかり」「スーパー白鳥」の特急電車、そして50系客車改造車により運用された快速「海峡」といった、様々な旅客列車が運行されていたこともあって、鉄道趣味雑誌でも、これらの旅客列車を取り上げることが多かったように思えます。




今回は、その青函区間のもう一つの主役である「貨物列車」を中心に取り上げていることもあり、興味があって購入してみました。

青函区間の貨物列車牽引機関車は、開業寺に投入されたED79 0番台・100番台から、平成初期に増備されたED79 50番台、そしてED79の老朽置き換えとしてEH500型が投入されました。
その後、北海道新幹線開業に伴い、新幹線区間にも対応する機関車としてEH800が投入され、これまでのEH500及びED79 50番台を置き換え、新幹線開業後は、E5系・H5系とEH800の牽引する貨物列車とがすれ違う光景が見られるという、現在の姿に至ります。

その間の、30年以上に渡る変遷を、地元の読者投稿記事や写真を中心に、あまねく振り返っているところは、今号の圧巻ともいうべき内容であります。

読み逃してはならないもう一つの記事として、EH800の運転台添乗レポートがあります。
これは昨年8月に、五稜郭機関区〜函館貨物駅〜青森信号所の間を、EH800の牽引する貨物列車に添乗し、運転士や列車の動きを時系列にレポートしたものであります。
日頃は立ち入ることのできない運転台の添乗、しかも現在は旅客列車では「四季島」でしか通過できない青函トンネル在来線区間の添乗ということで、貴重な記録といえるのではないかと思います。

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▲EH500型に牽引された貨物列車(津軽線・油川〜津軽宮田間・2015年6月撮影)
北海道新幹線開業前に、急行「はまなす」を撮影するべく、津軽線で撮影した貨物列車です。
現在では、全ての貨物列車がEH800牽引となっているので、これとて貴重な記録であります。


青函区間貨物列車の特集記事以外では、秩父鉄道の電気機関車現況や、「国鉄・JR転換線探訪」のと鉄道能登線といった記事が気になりました。

秩父鉄道は、今や地方私鉄では希少な旅客・貨物の双方を営業する鉄道会社で、貨物列車を牽引する機関車も現在15両を保有し、昭和の時代から変わらない姿で石灰石輸送を行っています。
しかし、この秩父鉄道とて、最近では今年2月26日限りでJR貨物から継送を受ける石炭輸送が廃止となったりと、見直しの動きもありますが、それでも多数の定期列車が今でも設定されている貨物輸送の姿は、今ではまさに貴重な姿と言えるでしょう。
今回の記事は、その現況をまとめたものとして、他のファンにとっても有益なものであるかと思われます。

また、能登線についてですが、私自身廃止直前に穴水〜蛸島まで乗車したことがありました。
廃止の一年数ヶ月前でありましたので、乗り納めのファンの姿はあまり見かけませんでしたが、近いうちにこの路線が廃止になるかも、と思ってスケジュールを少々無理して乗りに行きましたが、それから1年少々で廃止になるとは、といった感じでありました。

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▲能登線の車窓
バス停の名称から、矢波駅停車中に撮影したものと思われます。

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▲のと鉄道能登線・珠洲駅で発車を待つ蛸島行き

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▲蛸島駅に停車中ののと鉄道NT100形

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▲蛸島駅・駅名標

今回、その能登線廃線跡の現在の姿(2020年2月)も交えて紹介されており、訪問後、15年以上が経った今でも変化がほとんどない所もあったりしており、そのあたりは本記事を実際に手に取って確認していただければと思います。




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