阪堺電気軌道(阪堺電車)では、2025年4月1日(火)より軌道旅客運賃を改定するための届出を行ったことを、本日発表しました。
軌道旅客運賃の改定について|阪堺電気軌道
概要は以下のとおりです。
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
阪堺電車では、2020年9月に運賃値上げを実施しましたが、その後電車動力費等の高騰等による費用の上昇に歯止めがかからず、厳しい経営環境が続くことを予想しています。
今回の値上げでは、前回値上げ時に申請した上限運賃(250円)での範囲内での変更で、大人運賃230円を10円値上げするものとなっています。
今回の発表で気になったのは「車両延命及び大規模工事」で、該当車両は4両、そして製造30年以上経過した車両が対象となっているようですので、1980年代後半から1990年代中盤にかけて導入された「モ701形」が対象になるのではないか、と思われます。
工事の効果として「省エネ化」が挙げられていることも考えると、例えば制御装置のインバータ化も考えられそうな気もします。
このプロジェクトに、総額6億5千万円で、対象が4両ですので1両あたり約1.6億円と、なかなか手をかけるリニューアルになりそうです。
果たしてどの形式がリニューアル対象となるか。
また、既に長年運行されてきた「モ161形」「モ351形」などは今後どのような扱いとなるのか。
今後の車両の動きにも注目しておきたいと思います。
軌道旅客運賃の改定について|阪堺電気軌道
概要は以下のとおりです。
【改定予定日】
2025年4月1日(火)
【改定内容】
・普通運賃(大人):
現行230円⇒改定後240円
※国から認可されている上限運賃(250円)の範囲内での引き上げ
・普通運賃(小児)、通勤定期、通学定期
現行どおり
【改定率】
普通旅客運賃(大人) 4.34%
【主要プロジェクト】
・軌道更新工事
・車両延命及び大規模工事
(老朽化している主制御装置、補助電源装置、運転状況記録装置等の更新及び製造30年以上経過し劣化した内外装を修繕、最新機器搭載改修工事を行い、省エネ化、車両故障等のリスクを回避するとともに安全性を向上)
・簡易改札機(運賃箱)及び関連機器の更新工事
・南海本線(堺市)連続立体交差事業に伴う移設工事
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
阪堺電車では、2020年9月に運賃値上げを実施しましたが、その後電車動力費等の高騰等による費用の上昇に歯止めがかからず、厳しい経営環境が続くことを予想しています。
今回の値上げでは、前回値上げ時に申請した上限運賃(250円)での範囲内での変更で、大人運賃230円を10円値上げするものとなっています。
今回の発表で気になったのは「車両延命及び大規模工事」で、該当車両は4両、そして製造30年以上経過した車両が対象となっているようですので、1980年代後半から1990年代中盤にかけて導入された「モ701形」が対象になるのではないか、と思われます。
▲阪堺電車モ701形。
工事の効果として「省エネ化」が挙げられていることも考えると、例えば制御装置のインバータ化も考えられそうな気もします。
このプロジェクトに、総額6億5千万円で、対象が4両ですので1両あたり約1.6億円と、なかなか手をかけるリニューアルになりそうです。
果たしてどの形式がリニューアル対象となるか。
また、既に長年運行されてきた「モ161形」「モ351形」などは今後どのような扱いとなるのか。
今後の車両の動きにも注目しておきたいと思います。