阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

鉄道旅行記

特急「まほろば」683系「安寧」編成に乗車する(2025.11.8)

大阪・新大阪〜奈良間で土休日を中心に運行されている、特急「まほろば」。
遡ると、2010年の「平安遷都1300年」の際の観光列車として運行され、その後2019年から現在に至るまで奈良方面への観光利用を目的に運行されてきました。

2019年以降、「くろしお」で使用されている287系3両編成による運行が続いてきましたが、今年4月からは683系を改造した専用車両が投入されるとともに、年間通じて毎週末の運行に拡充されることとなりました。
(参考)


更に、これまで大阪駅・新大阪駅午前発・奈良駅夕方発の1往復の運行だったものが、大阪駅・新大阪午後発、奈良駅発昼発の1往復を増発することとなり、車両、ダイヤともに今年度から拡充されました。


かつては「JR線のある都道府県で唯一JRの特急が無い県」として知られていた奈良県に、通勤特急「らくラクやまと」と合わせて毎日JRの特急列車が走るようになるとは、時代の変化を感じるしかありませんが、訪日外国人旅行者を中心とした観光移動の変化の結果、ともいえるでしょう。


既に第1編成「安寧」の投入から半年ほど経過しましたが、今回初めて「まほろば」専用編成に乗車することができましたので、その様子をご紹介したいと思います。



今回乗車したのは、大阪14時15分発の「まほろば92号」です。
上述のとおり、今年度から増発された列車となっています。

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▲大阪駅うめきた地下ホームに停車中の「まほろば92号」。
本日充当されたのは、第1編成「安寧」編成でした。

先月運行開始した第2編成「悠久」編成ではなかったものの、こちら「安寧」編成も運行開始して半年ほどでしたので、まだ改造したての雰囲気を感じることができました。
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▲運転席横の様子

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▲愛称及び行先表示

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▲唐草文様をモチーフにしたロゴマーク

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▲「まほろば」停車位置とロゴマーク

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▲デッキ付近の様子。
車内は落ち着いた色調となっており、外装の重厚さと対比されたものとなっています。

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▲車内の様子

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▲座席は、外装のカラーと合わせたものとなっています。

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▲コンセントは、ひじ掛け部分に装着されています。

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▲折りたたみテーブルに記載されている車内案内


14時15分、大阪駅うめきた地下ホームから発車します。
途中、新大阪に停車した後は、法隆寺まで止まりません。

新大阪発車時点では、私が乗車した3号車の乗客は11名ほどでした。
内訳は、大阪駅からが8名、新大阪駅からは3名。
大阪駅からの方が多かったのが意外なのですが、それ以上に、大阪午後発という、どちらかと言えばこれからの観光に不向きな時間の運行でありながら、空気輸送では決してなく、それなりの利用があったことが、個人的には意外でした。

列車は、新大阪からおおさか東線に入っていきます。
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▲難読駅名で知られる放出(はなてん)駅は、無停車で通過していきます。

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▲久宝寺駅では、おおさか東線から大和路線に入ることもあり、運転停車します。

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▲王寺駅に入線する「まほろば92号」。
王寺駅は、速度を落として通過していきました。

営業列車で、放出、久宝寺、王寺の各駅を通過するのは、この「まほろば」だけとなりますので、それらを体験できる、という意味でも貴重な列車といえるでしょう。

15時3分、法隆寺駅に到着します。
後の行程の関係上、ここで降りることにします。
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▲法隆寺駅に停車中の「まほろば92号」。



以上が特急「まほろば92号」安寧編成の様子でした。
大阪駅午後発、という時間帯もあってでしょうか、あまり利用者は多くありませんでしたが、それでも各車両10名くらいは乗っているというのは意外でした。

それこそ定期列車の「まほろば」ですと、秋の観光シーズンでもあったことでしょうから、外国人旅行者を中心に、賑やかな車内になっていたかも知れませんでしたが、今回の乗車した「まほろば92号」は、静かな車内となっていました。

元々、定期「まほろば」の間合いを活用したのが、臨時の「まほろば91号・92号」ですので、どちらかといえば利用者の新規開拓といった意味合いもあるのかも知れません。


一方で、この日は天気も良かったこと、そして午後の光線状態がよかったこと、何より外装にインパクトのある「まほろば」専用編成ということもあってでしょうか、沿線では多くのファンが撮影していたのが印象的でした。

注目度の高い編成でありますし、また「安寧」「悠久」2編成在籍の割には運用には余裕があるので、今後「まほろば」以外にも様々な臨時列車として運行されることもあり得るのかも知れませんので、引き続き注目していきたいな、と感じました。



今回「まほろば92号」で利用したきっぷは、「まほろばチケットレス特急券」でした。
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まほろばチケットレス特急券ですと、大阪・新大阪〜奈良間は860円、大阪・新大阪〜法隆寺間は640円となっています。
おおさか東線を経由することで、大阪・新大阪〜奈良間が50kmを僅かに超え(大阪〜奈良間:54.4km)割高な料金となることもあり、「まほろば」専用のチケットレス商品が設定されているのでありましょうか。

【東海道・山陽新幹線】N700S「ビジネスブース」を使ってみる(2025.8.4)

東海道・山陽新幹線の新型車両「N700S」の7号車・8号車間のデッキ部分には、「ビジネスブース」という、Web会議や打ち合わせ等に利用できるスペースが設置されています。
(参考)
ビジネスブースのご案内|JR東海
新幹線ワークプレイス:JRおでかけネット

この「ビジネスブース」は、2022年5月に試験導入の後、2023年10月より本格導入され、現在はN700Sで運行される列車でサービスが提供されています。
(参考)



N700S導入当初は、その編成数も少なかったことからなかなか遭遇できなかったこの「ビジネスブース」ですが、導入から3年が経過し、N700Sにも相当の頻度で運行されるようになり、同時にこの「ビジネスブース」にも遭遇するするようになりました。

「ものの試しに一度使ってみたいな…」と思っていたところ、先日(8月4日)に山陽新幹線「のぞみ」を利用した際、この「ビジネスブース」の利用が望ましい事態に遭遇しました。
「どうせならば」ということで、実際に使用してみましたので、その様子をご紹介したいと思います。



「ビジネスブース」は、N700S充当編成の7号車「S Work車両」利用者が、別途有料で利用できるブースとなっています。
7号車の各座席には、「S Work車両」の案内に併せて、「ビジネスブースの案内」リーフレットが座席前ポケットに挟まれています。
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▲7号車「S Work車両」で案内されている「ビジネスブース」。
(※)QRコード部分はトラブル防止のため画像処理しています。

上記案内QRコードに沿って、ブースを予約し、予約した時間にブースに入ることとします。

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▲ビジネスブース設置場所。
7号車と8号車の間のデッキ部分になります。

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▲ブースに入ると、既に「予約済の席です」と表示されています。
予約時に連絡のあった「利用番号」を入力すると、利用開始となります。
(この画像もQRコード部分を画像処理しています。)

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▲ビジネスブース内部全景。
二人分の打ち合わせスペースが確保されています。

私がこの「ビジネスブース」を利用したのは、他人にあまり聞かれたくない電話をしないといけなかったからでした。
7号車「S Work車両」は、車内での通話は可能となっていますが、それが故に通話内容も他人に聞かれることとなります。
そういった事態を避けたい場合にも、この「ビジネスブース」が活用できます。

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▲終了5分前になると、アラームが鳴ります。
この日は20分間の利用で予約していましたが、用事が丁度20分に収まったので、延長を行うことなく利用終了となりました。



この「ビジネスブース」ですが、あまり長時間の利用は想定しているものではなく、最大予約時間は60分となっています。
しかも、最初の30分間は10分ごとに200円ですが、その後の30分間は、10分ごとに300円と、料金がアップしており、ビジネスブースを1時間借り切ると1,500円かかることとなっています。

予約上限が60分ということも含めて考えると、あまり長居をするような使い方は想定していないようです。
ただ、他の乗客の目に付かない場所を60分確保できる、という意味では、それなりの利用があるのかも知れません。

とはいえ、私がこの「ビジネスブース」を利用した際には、ブース内に設置されているタブレット端末の不具合があったようで、利用開始の手続きが完了しませんでした。
どうやら車内のWi-Fiに接続されていなかったようなので、8号車にいたパーサーに声かけして、再起動か何かをしてもらい、ようやく利用できるようにしてもらいました。

逆に言えば、この日のこの編成に関して言えば、私が初めて「ビジネスブース」を利用したようなので、そういう意味では利用が旺盛、ということでも無いのかな、とも感じたりしました。

一方、他の乗客の目につかない個室なので、落ち着いて電話や打ち合わせができるのは確かにメリットと感じましたので、今後も機会があれば利用してみたいな、と感じました。

おおさか東線直通快速「うれしート」に乗車する(2025.8.4)

JR西日本の近畿エリア及び広島エリアで提供されている、有料座席サービス「うれしート」。

転換クロスシートの一部を指定席とし、自由席との区切りを「のれん」を掛けるという簡単な方法で実現することで、様々な線区に展開しているのは、このブログでもご紹介してきたとおりです。
(参考)


これまで大和路線、奈良線の「うれしート」に乗車しましたが、今回は、おおさか東線の直通快速「うれしート」に乗車してみることにしました。



乗車したのは、新大阪17時42分発の直通快速奈良行き。
例によって、最後尾に(乗車位置「△1」)「うれしート」が設定されています。
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定刻どおりにやってきたのは221系の8両編成。
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▲「うれしート」を識別する「のれん」。

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▲新大阪発車時に「うれしート」の様子。
新大阪で、「うれしート」には私以外に4名が乗車しました。

その後、JR淡路、放出で各1名乗車となりました。
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▲放出駅に停車中の直通快速。
この駅から「うれしート」に1名乗車してきました。

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▲放出から久宝寺に向けて、夕方のおおさか東線を走る直通快速「うれしート」。
16席のうち半分弱の利用率で、久宝寺に到着しました。
私はこの久宝寺で下車しましたが、入れ替わりにここから2名乗車してきまた。
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▲久宝寺駅を発車する直通快速。



今回乗車したおおさか東線直通快速は、8両編成ではありましたが、立ち客も見られるほどの乗車率でした。
直通快速という種別ではありますが、その実途中のJR淡路や放出などで、乗客の入れ替わりも多いのですが、「うれしート」の利用もそれに倣ってか、放出や久宝寺のように、途中からの利用も見られることから、このおおさか東線の路線としての性格が垣間見えたような気がしました。

朝とは異なり比較的余裕のある夕方、そして17時台の列車としては、それなりに利用されているのではないか、と感じたのが、今回のおおさか東線「うれしート」でした。

今度はまた別の線区で利用する機会があれば、このように当ブログでご紹介していきたいと思います。

今回「うれしート」乗車時に利用した「快速 うれしート」チケットレス指定席券
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▲指定席券の「指のみ券」。
列車名は「F直通快速50号」でした。

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▲同・座席指定券

【広島電鉄】駅前大橋ルートに乗車する(2025.8.4)

このブログでもご紹介してきたように、広島電鉄(広電)の広島駅乗り入れの新しいルートである「駅前大橋ルート」が、去る2025年8月3日に開業しました。
(参考)



この駅前大橋ルートの開業に伴い、広島駅〜稲荷町〜松川町〜比治山下間に新規路線が開業する事になりましたので、早速乗りにいくことにしました。

新しくなった広電乗り場は、JR広島駅の2階改札口からすぐのところにできていました。

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ご覧のとおり、駅ビルの中に電車が入線するという、近未来の光景が展開されていました。
開業二日目ということもあり、腕章をつけた係員がそこかしこで案内していました。

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ホームは、「A」〜「D」の4本あり、どのホームからどの系統が発車するかは、電光掲示板で案内されています。

新規開業区間を全て経由する5系統(広島駅〜比治山下〜広島港)に乗車し、駅ビル2階から勾配を降りる様子を記録してみました。
広島駅から比治山下まで、順を追って写真を撮影してみました。
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▲広島駅停留所発車直後

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▲坂を下りきったところの交差点で信号待ち

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▲新設区間となる松川町停留所ちかくの松川町交差点付近

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▲一昨日までの5系統のルートであった段原一丁目〜的場町のルートと合流する比治山町交差点

新旧の分岐点である比治山町交差点付近の様子です。
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▲上記画像の左手が、新設された駅前大橋ルート、右手は一昨日までの的場町方面へのルートです。
駅前大橋ルート開業を期に、的場町〜猿猴橋町〜広島駅間は廃止、稲荷町〜的場町〜段原一丁目〜比治山下間は来年春まで休止となり、その後は新設される「環状線」が運行されることとなてちあす。



今度は稲荷町から2系統(宮島口〜西広島〜広島駅)に乗車し、広島駅に向かいます。
先ほどとは逆に、駅ビル内に勾配を登っていく様子を、こちらも記録してみることにしました。
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▲新しい広島駅停留所に到着した5200形「Green mover Apex」。

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▲駅前大橋ルート開業のヘッドマークが掲出されていました。

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▲広島駅停留所に到着した5100形「Green mover max」



今回の駅前大橋ルート開業に伴い新設された「松川町」停留場も見てみました。

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▲松川町停留所の駅名標

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▲松川町停留所に入線する800形を記録してみました。



駅前大橋のあたりに出て、広島駅から出てくる広電の電車も撮影してみました。

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以上が、開業二日目の広電駅前大橋ルートの様子でした。

開業間もないということもあり、鉄道ファンは勿論、一般の観光客も含めて多くの人々が、ビルに出入りする電車をカメラに収めていたのが印象的でした。

今回の駅前大橋ルートの開業により、電車の所要時間が短縮することに加え、JR線と広電との乗り継ぎが便利になり、また新しい駅ビル商業施設「minamoa(ミナモア)」にも電車を降りてすぐ訪問できることから、交通の利便性だけでなく、駅前の活性化、という意味でも非常に楽しみな新ルート開業に感じました。



一方、長年親しまれてきた、地上駅の広島駅〜猿猴橋町〜的場町のルートは、8月2日限りで廃止となりましたが、本日訪問すると、早速撤去工事が始まっていました。
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この停留所の跡にも、新たな駅前広場が誕生するものと思われます。

上述のとおり、駅前大橋ルートの開業により現在休止となっているルートにも、あと半年ほどすれば、「環状線」という新しい系統が運行されることとなりますので、かつての路面電車ルートの変化も併せて、また数年した後にここ広島駅を訪問してみたいな、と感じました。



駅前大橋ルートの開業により新規開業線区が発生することから、いつ乗りに行こうかと考えていた、この広電駅前大橋ルートですが、開業二日目に早速訪問できました。
これにより、国内鉄軌道完乗に向けて、残っているのは、「筑波山ケーブルカー」「ゆいレール」のみとなりました。

いよいよ近づいてきた「国内鉄軌道完乗」。
近いうちに是非そのタイトルをゲットできれば、と思っています。

「ガーラ湯沢駅」に行ってきました(2025.3.16)

もう既に一ヶ月半ほど前の内容となってしまいましたが、今年のうちに目指している「国内鉄軌道完乗」へのプロセスとして記録しておきたい内容なので、季節感が若干ズレてしまっていますが、おつきあいいただければ幸いです。



上越新幹線に、冬のシーズンだけ開設されるのが「ガーラ湯沢」駅。

「ガーラ湯沢スキー場」の最寄り駅、といいますが、スキー場に隣接して駅が設けられていることから、首都圏のスキーヤーにとっては交通至便なスキー場として、人気を集めています。

一方、この「ガーラ湯沢駅」へは、上越新幹線の車両が乗り入れているものの、路線の扱いとしては越後湯沢駅から分岐する上越線の支線となっており、国内の鉄軌道全線乗車の上では、勿論乗車対象となる線区となります。

ただこのガーラ湯沢、上述のとおり冬のシーズンのみに開設されていること、そして運行時間もスキー客対象のため偏りがある(午前中のガーラ湯沢行き、午後のガーラ湯沢発が主体)ことから、乗りつぶしには少々ハードルが高い線区でもあります。

かくいう私も、冬のシーズンのみの運行ということから、中々乗りに行くことができずに、後回しにしたままでしたが、こちらの記事で今年9月までの国内鉄軌道全線完乗を目指すことを宣言した以上、これを達成するためには、このガーラ湯沢にはこの冬のシーズンに行っておかないといけないので、様々な用事で関東地方に来た際のついでに、今回乗車することにしました。

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今回乗車するのは「たにがわ71号」。
大宮から乗車しますが、次の停車駅は「越後湯沢」。

スキーシーズンに設定されている臨時列車です。
停車駅からしてスキー客のために設定されているのは明白で、当然ながら車内はスキー客で満載です。

高崎さえも通過し、大宮から約50分で越後湯沢に到着。
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ここでほとんどの乗客が下車します。

越後湯沢からがいよいよ初乗車区間ですが、わずか3分ほどでガーラ湯沢駅に到着です。
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上越新幹線の引き込み線としても機能しているようで、スキーシーズン以外にも列車の入線自体はあるようです。
ただ繰り返しになりますが、この駅に降り立つことができるのは、ガーラ湯沢スキー場の営業期間中のみとなります。

改札を出ると、そこいきなりスキー場。
リフト券の販売所、レンタルスキー受付、更衣室、ゴンドラ乗車口…まさに「駅の中にスキー場がある」ことが実感できました。
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▲ガーラ湯沢駅からの運賃表。

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しかしこの日は、ガーラ湯沢スキー場が強風のため終日営業中止となっていました。
ただ、天候不良等でスキー場が閉鎖となっても、列車自体はダイヤどおり、ガーラ湯沢駅まで運行されています。
その際、一旦ガーラ湯沢スキー場でリフト券を引き替え、他のスキー場に振り替える、ということになっている模様です。
私が訪問した日も、沢山の振り替え客が他のスキー場へのシャトルバスに乗車していました。

ただ、スキー場の振替はよくあるようで、特に大きな混乱は見受けられませんでした。
私はスキー目的ではないので、シャトルバスで越後湯沢駅に戻ることとしました。
(参考)
2024-25湯沢高原・GALA湯沢・石打丸山・NASPA行 4社共通シャトルバス運行について | 雪国観光舎 越後湯沢温泉 Snow Country Tourism

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▲ガーラ湯沢駅 駅舎外観
建物の中にはスキー場の施設一式が入っています。

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▲シャトルバスで越後湯沢駅に移動。

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▲越後湯沢駅では、コンコースを利用した物販店が多数並んでいました。

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▲この日は日曜日ということもあって、多数のスキー客が越後湯沢駅に降り立っていました。
まるで、北陸新幹線金沢開業前の、「とき」「はくたか」の乗り換えの様子を彷彿とさせる混雑でした。

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▲上越新幹線「とき310号」で大宮までとんぼ返りとなります。


スキーシーズンにしか営業していないことから、乗りつぶし上長年の課題だった「ガーラ湯沢」、今回ようやく乗車することができました。

残る鉄軌道未乗車区間も、あとわずかで、いよいよ完全乗車も目の前に近づいてきました。
まだ公私ともに忙しい日々が続いていますが、是非9月までに国内鉄軌道完乗を達成できれば、と思っています。

快速「エキスポライナー」桜島⇒新大阪間に乗車する(2025.5.2)

今年10月までの会期で開催されている「大阪・関西万博」。
この万博会場へのアクセスの一つとして、JRゆめ咲線(桜島線)桜島駅からバスを利用するルートがあるのですが、この桜島駅へ、新大阪駅から乗り換え無しでアクセスできる快速「エキスポライナー」が運行されています。

今回、この「エキスポライナー」に乗車してみましたので、ご紹介します。



乗車したのは、桜島17時15分発⇒新大阪17:34着の快速「エキスポライナー」7124列車でした。
編成は、323系「JR WEST Parade Train」(パレードトレイン)編成でした。

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▲323系「パレードトレイン」編成外観。

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▲「パレードトレイン」の特徴は、車内全長に渡って設置されたLEDパネル。
走行時には様々な演出が行われるとのことです。
今回は新大阪方の先頭車に乗車するため、桜島方に連結された「パレードトレイン」の様子は、作蔵島駅停車時の様子だけを記録することとなりました。
(参考)
JRゆめ咲線の車両が「オープンカー」に!? 万博開催に向け「JR WEST Parade Train」登場 - 鉄道コム

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▲桜島駅ホームに設置された「可動式スロープ」。
車椅子利用者がスムーズに乗り降りできるものとして、現在桜島駅と新大阪駅で検証しているものとのことです。
(参考)
万博限定「動くスロープ」、新大阪・桜島で試験稼働中 | 鉄道プレス

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▲駅の発車案内種別は「臨時」となっていました。
なお、自動放送には列車名「エキスポライナー」が収録されていました。

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▲新大阪方先頭車

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▲種別・行先LED表示。
「エキスポライナー」種別表示もさることながら、323系では通常見られない「新大阪」の行先も注目です。

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▲車内LCD表示。
途中の停車駅はユニバーサルシティ、大阪のみですので、非常にシンプルです。
こちらの表示でも「エキスポライナー」がしっかり表示されていました。


17時15分に桜島駅を出発し、ほどなくユニバーサルシティ駅に到着。
多数並んでいたUSJ帰りの客のうち、新大阪方面へ向かう客が少々乗って、次の停車駅・大阪に向かいます。

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▲ユニバーサルシティ発車後の新大阪方先頭車の様子。
正直なところ、あまり乗車率が高い、というわけではありませんでした。
やはり、1時間に1本程度と、かなり狙わないと利用できない、その割には他の列車と運行系統が違うところが、利用者から敬遠されているのでは?とも感じました。

もっとも、タイミングを合わせて利用すれば、新幹線のみならずJR京都線方面への乗り換えも楽で、かつ早いので、要は利用者への認知度、という気もしました。

大阪駅は、うめきた地下ホームに到着しました。
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更に地上に出て、終点の新大阪に到着しました。
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大阪駅でもある程度の下車がありましたが、終始比較的空いている感じでした。
ただ、JRゆめ咲線自体、この時間空いていたのか、というとそうでは無く、ユニバーサルシティ駅ではUSJ帰りの来園者が駅ホームに多数並んでいましたが、ほとんどの乗客は次の列車を待っていました。


今回は、夕方の新大阪行きに乗車したので、正直利用者は多くなかったのですが、これが例えば、朝の桜島行きだと、万博とUSJに向かう乗客が集中して乗車することから、一定の利用が見込めるのかも知れません。

取りあえず、「エキスポライナー」の運行は万博期間中の予定となっていますが、万博のみならず、USJへのアクセスとして引き続き運行されるのかどうか。
来場者の円滑なアクセスという意味では的を射る設定ではあるものの、課題は周知度なのかな、とも感じました。

万博会場へ行く際には、改めて、新大阪から「エキスポライナー」に乗ってみて、桜島駅からの万博会場アクセスバスと合わせて試してみたいな、とも感じました。


通勤特急「らくラクやまと」下り(奈良→新大阪)を天王寺駅でみる(2025.5.2)一定の利用は確認できたものの…

こちらの記事でJR奈良線「うれしート」の様子をご紹介しましたが、その際JR奈良駅へ向かう途上、天王寺駅で到着した通勤特急「らくラクやまと」の様子を見ることができました。

「らくラクやまと」については、丁度一年前、夕方野新大阪発奈良行きに乗車しました。
当時は、運行間もないことに加え、連休合間の平日であったことから、ほとんど利用者がいない状況でありました。
(参考)
阪和線の沿線から : 通勤特急「らくラクやまと」に乗車する(2024.5.1)


それから一年経過し、今年3月のダイヤ改正では、快速系列車が停車しない八尾・柏原の両駅に新たに停車するなどのテコ入れ策が実施されたこともあり、どの程度定着してきたのか。

今回は朝の時間帯の「らくラクやまと」を見ることで、あれから一年経過して、どの程度利用されているのかを確かめてみることにしました。


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▲「通勤特急 らくラクやまと」と記された、天王寺駅の発車案内

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7時56分に天王寺駅18番のりばに到着した「らくラクやまと」。

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到着時点では、窓側の席が7割程度埋まっている感じ、すなわち乗車率では約3〜4割、といったところでした。
そのうち半数程度が天王寺で降車し、残り半数が大阪または新大阪に向かう模様です。
(注)上記画像は、天王寺駅で降車客が下車した後に撮影しています。

3両編成で定員が約150名で、乗車率が4割として、約60名の利用といったところでしょうか。

もっともこの日は、連休の谷間の平日であることから、普段はもう少し利用者も多いものと思われますが、それを差し引いても惨憺たる利用状況、というわけではなく、むしろ一定の利用がある、といえそうです。

とはいえ、他の大和路線快速列車が乗客を満載にして天王寺駅に到着する様子であることを考えると、もう少し利用があってもいいのではないか、とも思えたりします。

運行当初に比べると利用者も増えてきている、という情報もある一方、8時前に天王寺駅に到着するという朝ラッシュの時間帯にしては、少々物足りない利用状況ではなかろうか、とも思いました。

今回「らくラクやまと」の様子を見た際にアップしたX(Twitter)の投稿に対する意見では、運行当初に比べて利用者は増えている、そして通常の平日はもう少し利用が多いといった一方、相変わらず低調な利用から今後の見直しも考えられる等、様々な意見がありました。
(参考)


今後、この「らくラクやまと」に更なる利用促進策が実施されていくのか、引き続き注目していきたいと思います。

JR奈良線「うれしート」に乗車する(2025.5.2)今年春改正で大幅拡大した様子を見てきました。

JR西日本の有料着席サービス「うれしート」。

221系の転換クロスシートの一部座席を活用し、おおさか東線・大和路線の快速列車の一部で、2023年10月にサービス開始したところ、割安な価格設定と途中駅からの着席機会の確保ができる点などが利用者に受け入れられたこともあり、順次設定線区や列車が拡大されてきたのは、このブログでもご紹介してきたとおりです。
(参考)
阪和線の沿線から : 【JR西日本】大和路線・おおさか東線快速に有料座席サービス「快速 うれしート」導入(2023.10.23〜)
阪和線の沿線から : 【JR西日本(近畿エリア)】2024年3月16日ダイヤ改正実施。有料座席サービス拡大など実施
阪和線の沿線から : 【JR西日本】有料座席サービス「うれしート」大拡大。JR神戸線、奈良線に加え、広島地区でも新規設定(2024.10.5〜)


そして、今年(2025年)3月のダイヤ改正では、JR奈良線(京都〜奈良)において、全ての快速列車(快速、みやこ路快速、区間快速)に「うれしート」が設定されることとなりました。
(参考)
阪和線の沿線から : 【JR西日本(近畿エリア)】2025年3月15日(土)ダイヤ改正実施。万博アクセス「エキスポライナー」に加え、「らくラクやまと」「こうのとり」停車駅拡大等実施


この結果、JR奈良線では平日土休日関係なく、ほぼ1時間に2本程度「うれしート」が設定されることとなりました。

改正前は平日の朝ラッシュ路のみだったことを考えると「大幅拡大」といえるこのJR奈良線「うれしート」。
実際にその様子を見てみようということで、ゴールデンウィークの合間の平日を利用して乗車してみることにしました。



乗車したのは、奈良8:57発の区間快速京都行きでした。
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宇治までは各駅停車であることから、所要時間は約1時間。
本来は観光客の利用も多い「みやこ路快速」、そして特に下り列車の京都駅発車時の取り扱いの様子を見たかったのですが、行程の都合上、今回は奈良発の上り区間快速となります。

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▲奈良駅に停車中の221系区間快速。

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▲「うれしート」のホーム上表示

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▲「うれしート」の特徴である「のれん」。

以前の大和路線「うれしート」の記事でもご紹介したように、扉と通路の目立つ位置にこの「のれん」が掲げられており、一目で「有料エリア」であることが分かるようになっています。


奈良駅を発車した際、「うれしート」に乗車したのは私一人でした。
その後、宇治までの各駅に止まっていきますが、JR小倉から2名「うれしート」に乗車してきました。
宇治からは快速運転となりますが、「うれしート」利用者は、私も含めて3名でありました。

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▲六地蔵〜東福寺間の6号車の様子。
元々この区間快速は、6両編成であるため、輸送力に余裕があることに加え、6号車は終点・京都駅の改札や他線への乗り換えに遠いこともあり、無料エリアであっても悠々座ることができます。

ただ、それでも少なからず利用があったということはニーズがあることの証左といったところでしょうか。
結局京都駅には数分遅れで到着しました。
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▲到着した編成は、折り返しでみやこ路快速奈良行きとなります。

奈良線の場合、うれしートは上り・下り列車ともに最後尾となりますが、京都駅では、下り列車の最後尾が出口や乗り換え通路に近く、常に混雑しています。

そんな中、「うれしート」が最後尾に位置していることで、そもそも気づかずに指定券無しで乗ってしまう乗客(特に訪日外国人旅行者)を、折り返しの合間に多く見かけました。
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▲京都駅で停車中の、みやこ路快速奈良行き。

最後尾が「うれしート」である一方、改札口や乗り換え通路に近いこともあり、「うれしート」に気づかず座ってしまう人を、少なからず見かけました。
「のれん」等で十分周知はしているとは思うのですが、そもそも訪日外国人旅行者はそれに気づいてもいないようですので、更に効果的な案内が必要なのではないか、と感じました。



ともあれ、今年3月のダイヤ改正で大幅に増加したJR奈良線「うれしート」に乗車することができました。

平日の10時前到着の列車で、朝ラッシュが終わった時間帯でもありましたが、それでも少なからず利用があったのは確かでした。
他の時間帯に乗車すれば、もう少し利用者も多いのかな、とも感じました。

一方で、300円で座席確保ができる「うれしート」、JR奈良線のような観光と通勤・通学のどちらの需要も旺盛な線区では、より利用者を開拓できる余地があるのではないか、と素人ながらに感じました。

そのためには、例えば、事前かつ途中区間でも座席が確保できる「うれしート」の魅力の伝え方、そして観光客も利用しやすい指定券販売の仕組みを考えていく必要があると感じました。

一方、「うれしート」利用者が納得して料金を払って利用できるよう、一般客の誤乗を最大限防ぐ案内も必要と感じました。
特に、利用者が多く、かつ乗り換え階段や改札口が「うれしート」設定位置に近い京都発の下り列車での、有料区間であることの周知は、より積極的に実施していく必要があるとも感じています。

ともあれ、今回JR奈良線の様子をご紹介した「うれしート」ですが、今後も他線区の「うれしート」を乗り比べて、当ブログでご紹介していければと思っています。

大和路線・快速「うれしート」に乗車する(2025.2.10)座りたいニーズに柔軟に対応できている一方、課題も感じたり…

JR西日本で提供されている、有料座席サービス「うれしート」。
221系などの転換クロスシート車の座席を活用し、ラッシュ時間帯等に一部指定席とするものです。

指定席に充当する際は、乗車口や通路に「のれん」を設けるだけという手軽さもあって、サービス開始2023年10月のサービス開始以降、設定路線は増え続け、来月のダイヤ改正でもさらなる拡大が予定されています。
(参考)






私が通常利用する阪和線には「うれしート」が設定されていない上に、他の設定路線でも、主に朝夕の通勤時間帯の設定となりますので、なかなか乗車する機会が無かった「うれしート」。

今回、平日の夕方に大阪市内に居るというタイミングがあったので、これはいい機会とばかりに、天王寺18時10分発の快速奈良行き(列車番号:408K)の「うれしート」に乗車してみることにしました。

18時10分発の快速「うれしート」設定列車は、6両編成で、最後尾6号車の後ろ寄りが「うれしート」となります。
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▲天王寺駅の発車案内。
「△8うれしートあり」の表記がありますが、やはり小さいか…

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乗車位置には「うれしート」のステッカーが貼られています。

18時10分発の快速列車が到着しました。

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▲乗車口には「うれしート」の「のれん」が掛けられており、何も知らない乗客でも「ここから乗るためには別途料金が必要」ということが分かるようになっています。
しかもこの「のれん」、丁度成人の目の高さくらいの位置に掲げられているので、嫌でも「特別な車両」であることが分かるようになっています。

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>ご覧のとおり、「うれしート」区画はゆったりと着席できる一方、「のれん」の先の自由席の区画は立ち客が多数となっており、混雑したエリアから隔離できる、という意味でも、300円(「うれしート」チケットレス料金)を支払う価値はあると感じました。

この列車の「うれしート」は、窓側が全て埋まるほどの乗車率で天王寺を発車しました。
既に一定の利用は定着しているようで、私の他は男女問わず通勤客が帰宅時に利用しているように見受けられました。


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▲「うれしート」のれん。
丁度目の高さにこの「のれん」がありますので、普通の利用者なら何かしらの違いに気づくはずです。

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▲「うれしート」ステッカー

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▲「優先座席」に「うれしート」が設定されている場合は、優先座席の設定は無くなります。

今回は、試乗がメインのため、早速ですが次の久宝寺で下車します。
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▲久宝寺発車時の「うれしート」車両を外から見た状況。

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▲「うれしート」チケットレス指定券。

「チケットレス」という名前が付いているもの、このように発券することも可能となっていますので、乗車記念に手元に残しておくことにしました。
ご覧のとおり、「指のみ券」と指定券の2枚セットとなっています。



以上が、はじめての「うれしート」の乗車記録であります。
ところで上述のとおり、「うれしート」は線区に限らず(※)列車最後尾に設定されています。
(※)2025年3月に導入される嵯峨野線では、列車の進行方向に関わらず、園部方に設定されることとなっています。

そのため、今回の大和路線奈良方面のの列車の場合、天王寺駅の構造上、最も利用者が多いと考えられる「中央口改札」の階段に最も近い位置に「うれしート」専用乗車口が来ることになってしまいます。
(参考)
2025021115-37-122
▲天王寺駅構内図(JRおでかけネット(https://www.jr-odekake.net/eki/premises?id=0620831)より引用、赤枠は管理人による。)
赤枠部分で強調しているように、「中央口改札」に近い階段が、奈良方面に向かって最後尾(「うれしート」設定時の専用乗車口)となります。


そのため、「うれしート」と知らずに乗った乗客は、車掌の案内で前方の自由席エリアに動いていくわけですが、そこはラッシュ時間帯であることに加え、短い6両編成でもあることが災いし、大混雑の自由席エリアに移らずに、「うれしート」エリアに立ち続けるお客さんもいました。

私が乗車した際には、担当車掌が、直接肉声で何度か自由席エリアへの移動を促しましたが、混雑で入れないことから最後まで動くことの無いままの乗客が、結局数名残ることとなりました。
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▲久宝寺駅到着直前の「うれしート」エリアから自由席エリアを見てみます。
立ったまま、自由席エリアに入れない乗客が数名いました。

グリーン車と違い、指定席車の場合は指定券が無い場合にその区画から排除する直接的な規程は無いように認識しています。
しかしやはり、「有料エリア」と銘打っているのであれば、混雑していたとしてもきっちり対応して欲しい、という意見も出てくるのでは、と疑問にも思いました。



それならば、JR西日本の公式案内で、「うれしート」の通路部分はどのような取り扱いになっているのか、改めて見てみたいと思います。
(参考)
jrw_ureshi-to_QA
「快速 うれしート」の通路エリアは誰でも利用できますか。 – 西日本旅客鉄道株式会社より引用)

「通路部(指定席エリア内)での立席乗車はできません。」と記されているとおり、立席乗車はできないことになっています。

これをこのまま解釈すれば、「うれしート」指定席券を持っていない乗客は自由席エリアに移動しなければならない、ということになります。
一方、指定席券があくまで座席の確保に対する対価で、当該区画に居続けることまで排除していない、という解釈もあり得ます。

ただ、上記の公式Webサイトの記述、そして下記の天王寺駅での案内表示などを併せて考えてみますと、実際の運用上としては、「うれしート区画の通路部分には、指定席券がなければ入れない」と解釈すべきところと感じました。
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▲天王寺駅15番・16番のりばに掲出されている「うれしート」案内。
「うれしート設定列車は最後部車両一部エリアがデッキを含め「有料エリア」となります」と記されていますので、出入口付近に立っている場合でも、指定席券を別途購入する必要がある、と解釈できます。

なお、この「うれしート」は、車掌が発券端末を所持していないからなのか、車内で指定券を購入することはできない模様です。



下記記事でご紹介したように、来月のダイヤ改正で「うれしート」設定路線・列車が更に拡大することとなっています。
(参考)

特に奈良線(京都〜奈良)では、全ての快速列車(みやこ路快速、快速、区間快速)に「うれしート」が設定されることとなります。

一方、奈良線の京都駅ホームは多くが行き止まり式となっていることから、奈良行き列車の京都寄り(最後尾)は特に混雑する場所となっていることと考えられます。
(参考)
2025021115-55-452
▲京都駅構内図(京都駅|構内図:JRおでかけネットより引用、赤枠は管理人による。)
奈良線が発着する8〜10番のりば(赤枠部分)は、行き止まり式ホームとなっており、京都行き先頭車・奈良行き最後尾に乗客が集中することが考えられます。
奈良行きの場合、最後尾が「うれしート」設定区画となっているため、指定席券を有しない乗客が「うれしート」区画に入ってくることが多く出てくることが想定されます。

いわば、今回の天王寺駅と似たような、
「指定席を持たない乗客がうれしートに乗ってくる」

「一般席区間に誘導するも混雑のため移動できない」

「指定席を持っていない乗客がうれしート区画に居座ることになる」
という展開が想定されます。
こうなると、うれしート利用者だけでなく、車掌の案内に従って移動した一般客からも、不満が出てくることが大いに考えられます。

「うれしート」自体は柔軟性の高いサービスでありますが、一方でこのような問題も顕在化していることから、安定した運用を目指すのであれば、案内どおり料金を支払った利用者だけが、「うれしート」エリアを利用できるよう、公平線の観点からの改善していく必要だと感じました。



もっとも、今回の天王寺18時10分の快速(402K列車)は、他より短い6両編成である上に、そのうちの1両が女性専用車となっているため、元来混雑が激しいと考えられる列車で、そこに更に「うれしート」の設定が加わるのであれば、一般席区間が激しい混雑になることは、目に見えているともいえるでしょう。

実際402Kの次に「うれしート」設定のある、天王寺19時10分発の快速(列車番号420K)は、8両編成であることに加え、混雑が収まっている時間帯であることから、上述のような混乱は見受けられませんでした。

そんなことも考えると、「うれしート」が円滑に運用されるためには、設定列車の選定も肝要ではないか、とも感じました。



最後は苦言めいたことを色々書いてしまいました。

ただ、快速列車停車駅から手軽に使える有料座席サービス「うれしート」は、通勤・通学客だけでなく、子供連れや荷物が多い利用者、体調が芳しくないケースなど、本当に様々なケースに対応できる着席サービスだと感じています。

そのため、個人的にはニーズのある線区には更に広がって欲しいと思っていますし、「のれん」だけで手軽に設定できる柔軟性は、他の有料座席サービスでは実現しがたい、利用者のニーズにきめ細やかに対応できるのではないかと考えてもいますので、その将来性は高いものと感じています。

それだけに、指定席料金を支払った利用者が満足して繰り返し利用できるよう、サービスの円滑な提供を目指して今後も改善を図っていって欲しいな、と感じた次第でありました。

東海道新幹線「S Work Pシート」に乗車する(2024.11.24)

東海道新幹線では、7号車を「S Work車両」として、モバイル端末等を利用できる車両として設定しています。
(参考)


そしてこの「S Work車両」のうち、一部の座席については、パーテーションが設置された「S WorkPシート」として昨年(2023年)10月より設定されています。
(参考)

サービス開始から1年が経過しましたが、今回この「Pシート」を利用することができましたので、その様子をご紹介したいと思います。



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今回Pシートを利用したのは、「のぞみ227号」。この日は新型車両N700Sが充当されていました。
N700S自体は、今年7月に西九州新幹線で乗車したことがありますが、東海道・山陽新幹線では初めての利用となります。

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「Pシート」の様子はこんな感じでした。
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▲7号車に「S Work」ステッカーが貼られています。
(新大阪到着後に撮影しました。)

20241124_120017_R

「Pシート」に着席し、A席から横を眺めてみます。
B席の部分にはパーテーションが設けられており、隣を気にせず作業をすることができます。
このパーテーションによる仕切が、個人的な感想でありますが意外と効果があり、このために追加料金を支払ってPシートを使う価値はあるように感じました。

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Pシートのもう一つの特徴は、手前に引き出すことのできる座席のテーブルです。
テーブルを引き出すことにより、PC作業時に肘掛けから手を伸ばさずにキーボード操作が可能となっています。
しかも引き出した後、斜めに傾斜する構造となっており、キーボード作業が非常にしやすいものとなっています。

おかげで、今回乗車した東京〜新大阪の間で、延々とこの記事を含むブログ記事を、スマホに外付けのキーボードで作業してもストレスを感じることはありませんでした。
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▲このように、キーボードを置いて作業する際も、テーブルの傾きが両手にフィットして、大変入力しやすい環境でした。
2時間半の乗車時間でしたが、ひたすら入力作業(という名前のブログ記事作成)を続けていたら、あっという間でした。

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▲一部編成では、「ビジネスブース」が用意されています。

このブースは、車内備え付けのリーフレットのQRコードを読みとることで利用が可能となっています。
(※QRコードは、トラブル防止のため上記画像では黒塗りにしています。)

利用料金は10分200円となっており、ちょっと込み入った電話やWebでの打ち合わせなどに重宝するものと思われます。
今回は特に利用する機会はありませんでしたが、今後の出張の際に活用できればと思っています。



以上、ご紹介した「S WorkPシート」。
普通車指定席の料金に1,200円が上乗せされるわけですが、3日前までの場合ですと、「EXグリーン早特3ワイド」とあまり変わらない価格となっています。
(参考)


(例)
東京〜新大阪間:
EXグリーン早特3ワイド:15,940円(注:3日前までの予約が必要、設定除外日あり、席数限定)
S WorkPシート:14,520円+1,200円=15,720円


ただ、上述のように、「テーブルを手前まで引き出せる上に、作業しやすいように斜めに傾く」こと、そして「パーテーションが設置されている」ことから他の席からの視界を遮ることができることを考えると、使いようによってはグリーン車よりも利用価値がある座席かも知れません。

「PC作業に注力したい時はPシート」「ひたすらゆっくりしたいときはグリーン車」と、利用シーンに応じて使い分けるのがいいのかな、とも思いましたが、個人的には、新幹線の車内ではブログ作成やSNS投稿等、キーボード作業も結構多いので、今後東海道・山陽新幹線を利用する際には、積極的に「Pシート」を積極的に活用していきたいな、とも感じました。



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