阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

JR西日本

【JR東海・西日本】東海道・山陽新幹線「のぞみ」普通車指定席拡大を発表(2025年春から)3号車を指定席に変更

既に先月下旬、マスコミ各社が東海道・山陽新幹線「のぞみ」の自由席削減を報じていましたが、今回JR東海及び西日本より、「のぞみ」の指定席拡大(自由席削減)が発表されました。

東海道・山陽新幹線「のぞみ」号の普通車指定席の拡大について:JR西日本
東海道・山陽新幹線「のぞみ」号の普通車指定席の拡大について|JR東海

概要は、先行のマスコミ報道のとおりで、現在3両(1号車〜3号車)ある自由席のうち、3号車を指定席に変更するもので、実施時期は2025年春としています。

先のブログ記事では、ゆくゆくは「のぞみ全車指定席」への移行もあり得るのではないか、と記しました。
現在のネット予約の整備状況などを見ると、全車指定席への移行もあながち不可能ではない、と思えますが、一方で新幹線定期券「FREX」「FREXパル」利用者の取り扱いがどうなるか、気になるところであるのは、先の当ブログ記事で思っていることと、違いはありません。

2両削減後の動向を見て、全社指定席を決断するのかどうか、これまた来春以降の動向に注目したい内容といえるでしょう。

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▲東京駅で発車を待つ東海道新幹線。
来年春より、自由席車が1両削減となり、その分指定席が増加することになります。




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【JR西日本】特急「はるか」山科駅延伸へ(2029年度)関空から京都市内へのアクセス改善へ

JR西日本では、これまで京都市と連携して京都駅の混雑緩和や、市内へのアクセスに山科駅の活用を促す情報発信を行ってきましたが、この度山科駅を京の東の玄関口として改良工事に着手し、完成後は特急「はるか」を山科駅まで延伸することを発表しました。

京の東の玄関口 山科駅改良について 〜特急「はるか」の山科駅延伸により京都市内アクセスがより便利に〜 :JR西日本

概要は以下のとおりです。

【整備概要】
・山科駅北側に12両対応のホームを1面新設
・特急「はるか」が山科駅で停車・折り返し可能となるように配線を変更

【供用開始時期】
・2025年度に工事着手、2029年度の供用開始を目指す。
・供用開始にあわせて、京都駅発着の特急「はるか」を山科駅に延伸

【山科駅活用の取り組み内容】
2024112421-43-352
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/241122_00_press_yamashinaeki_2.pdf)より引用)

【山科駅改良工事概要】
2024112421-43-413
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/241122_00_press_yamashinaeki_2.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



JR西日本の関西空港アクセス特急「はるか」は、京都と関西空港を結ぶこともあり、訪日外国人旅行者の利用が非常に多い列車となっています。
現在、一部を除くほとんどの列車が京都駅で折り返していますが、一方でこの京都駅は、JR西日本の各線のみならず東海道新幹線、近鉄、地下鉄、そして市バスと多数の公共交通機関が集中することもあり、特にシーズン時には大混雑が恒常化しています。

そのために、京都駅に集中する観光客を分散させるための一つの方法として、京都駅の東方にある山科(やましな)駅を活用する取り組みを実施してきました。
今回、その取り組みを更に強化すべく、山科駅の改良工事を実施し、現在京都発着となっている特急「はるか」を、山科駅まで運行することが発表されました。

山科駅で地下鉄東西線に乗り換えることにより、東山エリアや京都市内中心部へスムーズにアクセスすることが可能となりますが、海外から関空に降り立ち、京都に来る際にまず乗車する「はるか」が、山科駅まで直通することは、訪日外国人に対する強いアピールになるのではないか、と感じました。

同時に、現在京都発着となっている「はるか」が山科発着となることにより、現在の「はるか」ホームである30番線を嵯峨野線の列車が利用可能となることから、こちらもまた訪日外国人旅行者で混雑が激しい嵯峨野線の混雑緩和にも貢献することから、言わば「一挙両得」な施策であり、その完成が楽しみです。


なお、関西空港〜京都間(99.8km)が関西空港〜山科間(105.3km)と延びることにより、運賃・料金が大幅に上がることをもって、この「はるか」山科駅延伸をJR西日本の値上げ策と捉える向きもあるようです。
実は下記記事でご紹介しているように、2025年4月よりJR西日本の京阪神都市圏の運賃見直しが実施され、関西空港線及び京都〜山科間が「電車特定区間」に組み込まれることにより、運賃部分については、山科まで乗車した際は現在よりも負担が軽減される見込みとなっています。
(参考)


一方で、特急料金は、101km以上で割と大きく上がることから、利用者の負担的に見ると、距離区分の違いとはいえ、ある程度の負担増にならないわけでは無さそうです。

具体的に見ますと、
・運賃
(現行)関空〜京都:1,910円、関空〜山科:2,200円(+290円)
⇒(改定)関空〜京都:1,860円、関空〜山科:2,100円(+240円)

・特急料金
(現行)関空〜京都:1,730円、関空〜山科:2,390円(+660円)


となり、運賃はともかく特急料金は急に上がるという印象から、山科延長後も引き続き京都駅までの利用となる可能性も決して低くありませんので、混雑緩和のために山科駅へシフトさせるのであれば、料金面での誘導策も求められてくるのかも知れません。

ともあれ、実際「はるか」が山科駅折り返しとなるのは、2029年度と、あと5年程度先の話ですので、今後の工事計画の動向も逐次ご紹介していきたいと思います。

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▲京都駅30番のりばで発車を待つ「はるか」。
2029年度に山科駅まで延長されることとなると、このような光景も同駅で見られなくなることも予想されますが、それが果たしてどのような形で実現していくのか、引き続き追いかけていきたいと思います。




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【JR西日本】「快速うれしート」設定線区等拡大(2025年春)嵯峨野線、JR宝塚線にも新設

JR西日本では、現在近畿エリア及び広島エリアで実施している有料座席サービス「うれしート」について、来年(2025年)春より設定路線等を拡大することを発表しました。

有料座席サービス「快速 うれしート」拡大のお知らせ〜設定線区及び運転本数を拡大し、快適な移動をご提供します〜:JR西日本

概要は以下のとおりです。
【新規導入線区】
・琵琶湖線/JR京都線
・嵯峨野線
・JR宝塚線


【本数拡大線区】
・JR神戸線
・奈良線

【サービス設定区間】
2024112021-41-131
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/241120_00_press_Kaisokuureseatkakudai.pdf)より引用)

【サービス開始予定】
2025年春



詳細は、上記発表資料をご覧ください。



昨年10月にサービス開始した、JR西日本の有料着席サービス「うれしート」。
(参考)


朝通勤時間帯等、有料着席ニーズが高まる時間帯・区間に、通常の転換クロスシートの一部を有料エリアとし、割安な料金で着席ニーズに応えるサービスです。

そのコンセプトが多くの利用者の支持を得ているのでありましょうか、今年3月、10月に相次いで拡大し、現在では近畿エリアはもとより、中国エリアでも実施されています。
(参考)




この「うれしート」、一般席とを仕切る「のれん」があれば、転換クロスシートの車両が運用されている線区では比較的容易に導入できることから、今後も着席ニーズの高い区間での新規設定は有り得るのかな、と考えていましたが、果たしてその通り、来年春にも新規設定線区が発表されました。

来年春に新たに「うれしート」が導入される線区として個人的に注目したのは、「嵯峨野線」「JR宝塚線」です。

まず嵯峨野線は、園部・亀岡方面からの通勤・通学利用に加え、シーズン時には嵐山・亀岡方面のインバウンドを含む観光利用で混雑することもあり、こういった時間帯に「うれしート」が設定されることも考えられます。

とすれば、先の広島エリアの土休日に設定されているような、観光利用目的の「うれしート」も考えられるかも知れません。

もう一つの「JR宝塚線」ですが、先に下記の「こうのとり」がコロナ禍からの利用者の回復の遅さを取り上げた記事でも、JR宝塚線「うれしート」の可能性にも触れていたのですが、まさか即刻発表があるとは、これまた執筆者としても驚くばかりです。
(参考)


下記記事のように、「サブスク」も実施される「こうのとり」ですが、今回「うれしート」が導入されたことにより、利用率の改善が見込まれなければ、本当に減便される可能性も無い、とも言えなくなってきているのかな、とも感じたりしました。
(参考)




ともあれ、これで近畿エリアで「うれしート」が導入されていない主要線区は「琵琶湖線」「学研都市線」そして「阪和線」を残すのみとなりました。

このうち琵琶湖線はJR京都線等と車両が共通なこともあり、今度導入の可能性は高そうです。

一方で、「学研都市線」は、現在のところ転換クロスシートの車両が走っておらず、また他の線区とは異なり4扉車であることも併せ持って考えると、「うれしート」導入は難しそうですが、一方で有料着席サービスのニーズも決して低くないと思われますので、今後どのような展開がされていくのか、期待したいところです。

一方「阪和線」は、転換クロスシートの車両が走っている一方、他の線区とは異なり1列+2列と座席数が少ないことから、有料着席サービスに関しては「うれしート」よりも「くろしお」で対応していくのかな、とも考えられます。
しかし、これとて素人の勝手な思い込みですので、阪和線の途中駅利用ニーズを分析して、あえて3列の車両でも「うれしート」を実施する可能性が皆無とは言い切れないでしょう。

ともあれ、グッドデザイン賞も受賞し、利用者の支持も順調に広がっている「うれしート」。
まずは来春導入線区でのダイヤ等に注目しながら、更なる展開も楽しみにしたいと思います。



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【JR西日本】和歌山県美浜町でのブルーインパルス飛行イベント臨時列車運行発表(2024.12.1)

JR西日本では、来る12月1日(日)に開催される和歌山県美浜町の町制70周年記念イベントにおいて、航空自衛隊「ブルーインパルス」のアクロバット飛行が予定されており、このれに伴う臨時列車のダイヤを発表しました。

和歌山県美浜町 町制施行70周年記念 ブルーインパルス飛行イベントに伴う臨時列車の運転(きのくに線) :JR西日本

発表資料によりますと、臨時列車の運転本数は、新宮・白浜方面は11本、和歌山方面は14本の合計25本となっています。
時刻は下記引用資料のとおりですが、和歌山〜御坊間では箕島または湯浅折り返しの列車を御坊まで延長して概ね1時間に2本の運転となり、御坊〜紀伊田辺間では9時台、11時台、14時〜15時台に増発となります。
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▲美浜町ブルーインパルス飛行イベントに伴う臨時列車時刻表
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/241115_00_press_mihama_blueimpulse.pdf)より引用)


会場へは、「予約制の駐車場」「パーク&ライド」「JR御坊駅からのシャトルバス」のアクセスが用意されていますが、このうち「予約制の駐車場」は既に完売されています。

また当日は、交通規制等も実施されるため、JR御坊駅からシャトルバスの利用を主催者では推奨しています。
シャトルバスについては、下記サイトで往復チケットを発売中とのことですので、「ブルーインパルス」の飛行をご覧になりたい方は、是非この機会に購入・来場してみてはいかがでしょうか。
JR御坊駅シャトルバスの注意事項|【公式】WE LOVE MIHAMA シーサイドフェス

なお、ブルーインパルスの飛行イベントは、13時〜14時の間に実施されますが、会場では陸上自衛隊音楽隊による演奏、ブルーインパルスパイロットのサイン会、「わんだーらんど」による漫才ショーなど様々なイベントが実施され、終日楽しめる内容となっています。
(参考)
【公式】WE LOVE MIHAMA シーサイドフェス|美浜町町制70周年記念イベント

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▲和歌山発御坊行きの227系普通列車。
「ブルーインパルス」飛行当日は、日中箕島または湯浅折り返しとなる普通列車が、御坊まで延長運転されます。




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【JR西日本】和歌山線で高校生クイズ大会「QUESTAR★」開催(2024.12.15)当日はヘッドマーク付き臨時列車も運行

和歌山線活性化検討委員会では、将来にわたり地域に親しまれる和歌山線を目指して様々な取り組みを行っていますが、この度和歌山線の列車や駅を活用して、沿線の学生を対象としたクイズ大会「JR和歌山線高校生クイズQUESTAR★」を開催することを発表しました。

和歌山線活性化検討委員会主催 「JR和歌山線高校生クイズQUESTAR★」を開催します :JR西日本

概要は以下のとおりです。

【高校生クイズQUESTAR★】
・開催日時:
2024年12月15日(日) 9:00〜15:00

・開催場所
高野口駅、粉河駅、わかちか広場(和歌山駅西口広場)及び臨時列車車内で実施

・参加校
紀北工業高校、紀北農芸高校、粉河高校、那賀高校

・臨時列車
当日、2両編成の臨時列車を運行し、車内でもクイズ大会を実施
(時刻)
高野口10:24発⇒粉河10:44着・11:44発⇒和歌山駅12:15着
臨時列車に乗車の際には、乗車区間の乗車券(ICOCA等)が必要。
但し、クイズを実施する車両(進行方向から2両目)は乗車不可

・QUESTAR★とは:
「QUIZ(クイズ)+WESTER(JR 西日本移動生活ナビアプリ)+STAR(星)」を組み合わせた名称

【マルシェ】
飲食店や雑貨店などが出店するマルシェを開催
・開催日時:
2024年12月15日(日) 9:00〜15:00

・開催場所:
粉河駅南側ロータリー
わかちか広場

【チラシ】
2024111421-13-073
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/241113_00_press_wakayama_questar_1.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



JRわかやま線の利用促進を図る団体、「和歌山線活性化検討委員会」では、利用促進の取り組みを実施しており、これまでこのブログでも「新キャラクター登場」や「橋本駅の新しいスペース」などの取り組みをご紹介してきました。
(参考)



今回、同委員会では、高校生向けのクイズ大会「QUESTAR★」を開催することを発表しました。
内容は、車内や駅でクイズ大会を行うというものですが、このために臨時列車が運行されることも併せて発表されています。

そして下記公式Instagramによりますと、この臨時列車には和歌山線キャラクター3名がデザインされたヘッドマークが掲出されることとなっています。


227系のヘッドマークについては、下記記事でご紹介した「紀勢本線・和歌山〜箕島間開業100周年」のヘッドマークが掲出されていますが、今回は1日・1列車限りの掲出となりますので、鉄道ファン的にも注目の列車といえます。

しかもこの臨時列車、粉河駅に1時間停車しますので、その間に撮影が可能となっています。
粉河駅に来訪して、ヘッドマーク付き臨時列車を撮影しつつ、同じく粉河駅で開催されているマルシェで食事したりしながら、クイズ大会に挑む高校生を応援する、という楽しみ方も面白そうですね。

私自身も当日、可能であればこの臨時列車を是非見てみたいな、と思います。
行先表示も「臨時」となっている可能性もありますので、そういう意味では鉄道ファンにとっても見逃せないイベントといえるので、楽しみにしたいと思います。



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【JR西日本】特急「こうのとり」を30日間何度も利用できる「こうのとりサブスクパス」発売(2024.11.18〜2025.2.28)

JR西日本では、特急「こうのとり」の利便性向上を目的とした実証実験として、利用期間内に設定区間の特急「こうのとり」普通車指定席を何度も利用できる「こうのとりサブスクパス」を発売することを発表しました。

特急「こうのとり」利便性向上を目的とした実証実験「こうのとりサブスクパス」の発売について:JR西日本

概要は以下のとおりです。

【発売期間】
2024年11月18日(月)〜2025年2月28日(金)
※発売日毎に枚数限定発売。

【利用期間】
購入日から30日間
利用制限期間:2024年12月28日(土)〜2025年1月6日(月)

【設定区間・価格】
・新三田・三田〜大阪・新大阪:
6,500円
(参考:J-WESTチケットレス・・・650円)
・篠山口〜大阪・新大阪:
7,500円
(参考:J-WESTチケットレス・・・750円)

(※)利用には別途乗車券が必要

詳細は、上記発表資料をご覧ください。



少し前に記した下記記事で、特急「こうのとり」に「乗った後でも買える」チケットレスサービスが導入された背景について分析してみました。
(参考)


ここでは、コロナ禍後の利用者数の戻りが、「くろしお」「やくも」「きのさき」に比べて「こうのとり」が悪いこと、そしてその背景として大阪〜三田(さんだ)市内の高速バスが大増発された結果、「こうのとり」の利用者が流出していることが考えられるといった点を分析してみました。

そして、今後の方向性として、引き続き利用者増加のテコ入れが続くものと分析してみましたが、果たして次なる利用促進策が発表されました。

「サブスク」(サブスクリプション・定額制)と銘打たれたこの商品、要は「こうのとり定期券」のようなものといいましょうか、一ヶ月(30日間)の間、好きなだけ「こうのとり」を利用することができる商品となっています。

かつては「こうのとり」向けにも発売していた特急定期券「パスカル」の再来、とも思えますが、他の「くろしお」「きのさき」等で実施しないところを見ると、やはりこれも、他の特急に比べると落ち込みが激しい「こうのとり」のテコ入れ策、と考えるのが妥当といえるでしょう。


しかも価格が、J-WESTチケットレス料金の10回分となっていることも併せ持って考えると、相当破格であるといえます。

例えば週休二日制の通勤利用の場合、月20日で「こうのとり」を往復利用すれば40回程度の利用になりますが、これが10回分の料金で利用できるわけですから、相当にお得な商品といえます。
(参考)
上述の「パスカル」の場合、1ヶ月用の場合で30回程度の自由席特急料金(※)が上乗せされていますので、このことから考えても「こうのとりサブスクパス」の破格さが分かります。
(※)例えば50kmまでの場合、自由席特急料金が760円に対し、パスカル特急料金相当額は23,070円のため、23,070÷760≒30.4回分の料金が上乗せされています。
特急用定期券パスカルのおねだん:JRおでかけネット


このように、通勤・通学利用者にとっては破格この上ない「こうのとりサブスクパス」。
このようなおトク過ぎる施策を講じてもなお、利用者の回復が見られなければ、それこそ「こうのとり」減便が現実味を帯びてくるのかも知れません。

逆にいえば、「こうのとり」で効果が出れば、同じく利用促進が課題の「らくラクやまと」にも展開されていくのかも知れません。

ともあれ、カニのラッピングで話題になる一方、利用状況では課題の「こうのとり」。
今回の「サブスクパス」が利用回復の足がかりになるかどうか、引き続きチェックしていきたいと思います。

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▲新大阪駅に到着した特急「こうのとり」289系。
先に記した記事のとおり、他の在来線特急に比べてコロナ後の利用状況が低い「こうのとり」。
「乗った後でも買えるチケットレス」に続き、破格の「サブクスパス」の発売と、ここにきてテコ入れ策が続きますが、奏効するか否か、注目したいところです。




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【JR西日本】第5回「きのくに線駅マルシェ」は11月17日(日)開催

JR西日本では、きのくに線で開催している「駅マルシェ」について、11月17日(日)に開催することを発表しました。

列車でいこう!!第5回「きのくに線駅マルシェ」の詳細が決定!:JR西日本

概要は以下のとおりです。

【開催日時】
2024年11月17日(日)10時〜14時

【開催場所】
きのくに線
初島駅、箕島駅、紀伊宮原駅

【概要】
・駅マルシェ
上記3駅の駅前に、飲食店や雑貨店など、30以上の店舗が出店

・企画
「ミニJRおしごと体験」
「PRキャラクター登場」(カモノハシのイコちゃん等が登場)

【メインビジュアル】
2024110920-49-312
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/241028_00_press_KinokunilineEkimarushie5.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



2022年10月から年2回程度のペースで実施されている「きのくに線駅マルシェ」
すっかり恒例イベントとして定着した感があり、今回で5回目を数えることとなりました。

5回目となる今回も、初島・箕島・紀伊宮原の3駅を乗り降りしながら、様々な店舗を巡るイベントを楽しむことができます。

毎回、多くの来場者があると聞いていますので、今回も盛況となるよう、少しでもPRに協力できれば、という事でご紹介した次第です。



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【京都鉄道博物館】381系特別展示実施。「スーパーくろしお」色を再現したラッピング(一部)も実施(2024.12.12〜16)

京都鉄道博物館では、JR西日本の営業線と繋がった引込線を活用して現役車両の特別展示を実施していますが、今回は国鉄形最後の定期特急列車として活躍し「381系」を展示することを発表しました。

最初で最後 「381系」特別展示(京都鉄道博物館) :JR西日本

概要は以下のとおりです。
【展示期間】
2024年12月12日(木)〜17日(火)

【展示車両】
・381系(クモハ381形、モハ380形、クロ381形)
・クモヤ145形

【関連イベント】
・車内公開
クモハ+モハの車内を公開
12月12日(木)〜16日(月)、10時〜16時30分(16日は12時まで)

・幕回し
幕回しの様子を見学可能
12月12日(木)、13日(金)の14時30分(所要時間10分)

・車両ラッピング
京都に縁のある、初代「スーパーくろしお」色のラッピングの一部再現
12月12日(木)〜16日(月)
2024110521-50-312
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/241105_00_press_tenji_381kei.pdf)より引用)

・381系電車ありがとうセレモニー
展示最終日(12月17日(火)13時15分〜30分)に開催。
扇形車庫中央の転車台に乗った381系をダイナミックに回転させる様子を見学
特別観覧エリアスペシャルチケット(5,500円、20枚限定)も発売

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



今年6月に定期運行を終了した381系特急型電車。
その後も時折臨時的に運用されていたようですが、上記発表資料の冒頭に記されているように、今年度の引退が決定となっています。

その381系電車が、京都鉄道博物館で「最初で最後」の」展示が実施されることとなりました。
これまでの特別展示同様、営業線と繋がった引込線から車両を搬入するわけですが、今回の目玉は、「クモヤ145形」「初代スーパーくろしお色」といえるでしょう。

まず「クモヤ145形」ですが、恐らく381系電車を牽引するための車両だと思われますが、これも併せて展示されるとのことですので、381系だけではない、本当の「特別展示」といえるでしょう。

加えて「初代スーパーくろしお色」のラッピング再現もポイントといえます。
この塗色は、1989年7月に、それまで天王寺発着だった「くろしお」系統が、阪和線から大阪環状線、梅田貨物線(当時)、東海道本線を経由して新大阪・京都に乗り入れた際に、「スーパーくろしお」専用車両に採用されたカラーリングでした。

カラーリングもさることながら、当時の「スーパーくろしお」で注目されたのは「パノラマグリーン車」で、海岸部を走る「くろしお」の車窓を前面からも楽しめるよう、特に先頭席からの眺望を確保したスタイルは、その後の283系「オーシャンアロー」にも引き継がれているのは、周知のとおりです。

このように、民営化間もない頃に、新しい特急列車として登場し、その鮮やかな塗装から新時代の到来を子供ながらに感じていたこの「スーパーくろしお」の初代カラーリングを、ラッピングとはいえこのような形で見られるのは、またとない機会、としか言えなさそうです。

個人的には非常に気になるこの展示。12月は忙しい時期となることが予想され、簡単に見にいけなさそうな感じもしますが、何とかして「スーパーくろしお」色が展示されている4日間の間に京都鉄道博物館へ行くことができればいいな、と感じたニュースでありました。




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【JR西日本】岡山エリアでも大阪・関西万博ラッピング列車を運行(2024.11.1〜会期終了)

JR西日本では、大阪・関西万博の機運をより一層盛り上げるため、岡山エリアの213系に大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」などをデザインしたラッピング列車を運行することを発表しました。

大阪・関西万博ラッピング列車が岡山エリアで運行を開始します!:JR西日本

概要は以下のとおりです。

【運行期間】
2024年11月1日(金)〜大阪・関西万博会期終了まで
(会期終了後、ラッピング撤去までの間は運行予定)

【対象車両】
213系(3両・1編成)

【運行線区】
山陽本線(東岡山〜三原)、赤穂線(播州赤穂〜東岡山)、伯備線(倉敷〜新見)

【デザイン】
2024110416-10-341
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/241025_00_press_213keiBanpakuwrapping.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



既に開催まであと半年を切った大阪・関西万博。
機運醸成の取り組みとして、関西地区のJR・大手民鉄は元より、山陽電鉄や能勢電鉄といった中堅事業者でも、万博ラッピング列車が運行されています。

そして今回、関西地区のみならず岡山地区でも「ミャクミャク」などがラッピングされた列車が運行されることが発表されました。

ラッピング対象に選ばれたのは213系の1編成で、岡山を拠点に山陽線(三原方面)や伯備線・赤穂線の運行に充当されることとなっています。

このブログでも、既に大阪・関西万博ラッピング編成の記録を少しはご紹介していますが、何せこれまでのラッピングとは異なり数が多いので、万博期間終了までに全て記録できればいいな、と思っていましたが、それに今回発表のあった岡山地区213系も加わると、記録を網羅するハードルが一気に上がったようにも感じます。

ともあれ、いずれのラッピング編成も閉幕までは走る予定となっていますので、あまり焦らずに、可能な範囲で記録して、結果的に全て記録できればよし、としておきたいなと考えています。



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【JR西日本】「WESTERポイント山陽新幹線フリーパス」発売。5000ポイントで山陽新幹線1日乗り放題(2024.11.1〜12.26)

JR西日本では、山陽新幹線全線開業50周年記念商品として、山陽新幹線全線等が1日乗り放題の「WESTERポイント山陽新幹線フリーパス」を発売しています。

【e5489専用】【J-WESTカード会員限定】WESTERポイント山陽新幹線フリーパス│トクトクきっぷ:JRおでかけネット

概要は以下のとおりです。

【発売期間・利用期間】
2024年11月1日(金)〜12月26日(木)

【価格】
おとな5,000ポイント、こども2,500ポイント
購入に必要な全額をWESTERポイントで支払うことが条件

【効力】
・自由周遊区間内(下記参照)の普通列車の普通車自由席と、山陽新幹線(新大阪〜博多間)の普通車自由席(「のぞみ」「ひかり」「こだま」に限る)が乗り降り可能
・山陽新幹線「のぞみ」「ひかり」「こだま」のグリーン車指定席または普通車指定席が6回まで利用可能
・有効期限は1日間

【自由周遊区間】
2024110213-47-121
(上記Webサイト(https://tickets.jr-odekake.net/shohindb/view/consumer/tokutoku/detail.html?shnId=124000436)より引用)

【その他条件】
・J-WESTカード会員限定
・WESTER会員登録が必要
・e5489専用


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



来年(2025年)は山陽新幹線が新大阪〜博多間が全線開業して50周年となる節目の年で、それを記念して様々な記念きっぷなどが発表されています。

そんな中、特に同社からのプレスリリースがWeb上にアップされているわけではないのですが、とても破格なきっぷが発売されていますんで、今回ご紹介しました。

「山陽新幹線フリーパス」という名前のとおり、山陽新幹線が1日乗り放題となるきっぷですが、それに加え
●「のぞみ」「ひかり」「こだま」のグリーン車指定席または普通車指定席は6回まで利用可能
●山陽新幹線だけでなく、並行する東海道本線・山陽本線や、大阪市内各駅の在来線が利用可能
●当日購入も可能
●WESTER5,000ポイントで利用可能
と、まさに「破格のきっぷ」と称して差し支え無い内容となっています。

一方、これだけ破格ですので、当然
●きっぷ代金支払いは全て「WESTERポイント」
●e5489専用
●J-WESTカード会員限定
という条件が課されています。

とはいえこれらの条件、単に「J-WESTカード使ってWESTERポイント貯めてたら達成可能」なだけであり、いわば「JR西日本のご贔屓様への謝恩きっぷ」と考えて差し支えないでしょう。

人数制限も無ければ年齢制限もない(勿論性別による制限も)、ただ単に日常の生活でWESTERポイント貯めていたら、思い立ったその日にでも使える、まさにWESTER会員にとっては有り難い商品といえるでしょう。

購入にWESTERポイントが必要となる一方で、破格のサービスが受けられるこの手の商品、既に下記記事でもご紹介したようなフリーきっぷも発売されています。
(参考)

上記の「WESTERポイント全線フリーきっぷ」は、WESTERポイントは一部のみで良いタイプも発売されていますが、お得度は全額WESTERポイントで支払う方が断然高いことからも、WESTERポイントを沢山貯めている会員を優遇していることがよく分かります。

今後も、このような「WESTERポイント優遇」の商品が発売されると思われますので、つべこべ文句を言うのではなく、引き続き日頃の生活で「WESTERポイント」を貯めていって、このような「旨味」を楽しむのが、上手い利用者のあり方なのかな、とも感じました。

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▲新岩国駅を通過する「のぞみ」。
「WESTERポイント山陽新幹線フリーパス」を利用すれば、5,000ポイントで1日乗り放題となります。




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