阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

南海電鉄

【南海電鉄】泉北高速鉄道との合併にょる運賃を発表。南海・泉北相互間の運賃は値下げに

南海電鉄と泉北高速鉄道では、合併に伴う両社相互間の普通運賃及び定期運賃について、2025年4月1日(火)から南海電鉄の運賃表を適用することで、初乗り運賃の二度払いを解消し、値下げを実施することを発表しました。

2025年4月1日(火)から、南海・泉北相互間の運賃値下げを実施します | 南海電鉄
2025年4月1日(火)から、南海・泉北相互間の運賃値下げを実施します | 泉北高速鉄道

概要は以下のとおりです。

【実施日】
2025年4月1日(火) 初列車から
(※)値下げ後の運賃で乗車券を購入する場合は、4月1日の初列車以降に購入

【対象区間】
南海電鉄各駅と泉北高速各駅の相互間
(泉北高速のみの各駅相互間の運賃は変更なし)

【値下げの概要】
・初乗り運賃の二度払いを解消
・対象区間に南海電鉄の運賃表を適用。
定期運賃(通勤・通学)は全区間で値下げ
普通運賃は一部区間を除き、ほとんどの区間で値下げ。なお現行運賃より高くなる場合は現行運賃を維持

【その他】
・泉北高速内の小児IC普通運賃(一律50円)は2025年4月1日以降も維持。
但し運賃計算方法の変更により、現行運賃より高くなる場合がある。

・泉北高速内の普通運賃及び定期運賃、光明池〜和泉中央の加算運賃、特急「泉北ライナー」の特別急行料金、定期特別急行料金は変更なし

【運賃比較例(泉ケ丘駅発着)】
・泉ヶ丘〜難波:
普通運賃・・・490円(値下げ額0円)
通勤1ヶ月・・・18,770円(値下げ額▲5,210円)
通学1ヶ月・・・6,060円(値下げ額▲9,670円)

・泉ヶ丘〜堺東:
普通運賃・・・290円(値下げ額▲90円)
通勤1ヶ月・・・12,690円(値下げ額▲4,450円)
通学1ヶ月・・・5,030円(値下げ額▲2,000円)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



来年4月1日をもって南海電鉄と合併する「泉北高速鉄道」。
既に、合併後の路線名「泉北線」、ラインカラー「黄緑色」が発表されています。


そして今回、利用者の多くが最も気にしている「合併後の運賃」が発表されました。
2023年12月の経営統合が発表された際に、既に「初乗り運賃の二度払い解消」の検討が発表されていることから、合併後の南海電鉄線との運賃は値下げになることは予想されていましたが、問題はどの程度値下げになるのか、というところでした。
(参考)


今回発表された南海・泉北相互間の運賃をみますと、南海と泉北高速相互間の運賃は、南海電鉄の運賃表を適用することで、初乗り運賃の二度払いを解消することとしています。
加えて、南海電鉄の運賃表を適用した場合に高くなる区間については、これまでどおりの運賃とすることにしています。

現在、既に乗継割引が適用されている普通運賃に比べ、特にメリットが大きいのが定期運賃といえるでしょう。
一例として、泉ヶ丘〜難波、泉ヶ丘〜堺東の運賃を上記で記載していますが、通勤定期で20%以上、通学定期で30%以上と大幅な値下げになることが読み取れます。

経営統合が契機とはいえ、ここまで大幅な値下げ、というのはあまり例が無く、泉北高速鉄道の利用者にとっては恩恵は大きいといえます。

加えて、これまで中百舌鳥駅で大阪メトロ御堂筋線に乗り換えていた泉北線利用者(特に定期券利用者)が、今回の値下げによって、御堂筋線経由から高野線経由に変更することも増えるのではないか、と思われます。
果たして値下げ後、競合となる御堂筋線の利用者数にどのような影響が出てくるのか、にも注目しておきたいと思います。


私自身、幼少の頃から大学卒業まで、泉北高速鉄道線の泉ケ丘駅を最寄り駅としていました。
中百舌鳥を境に初乗り運賃が加算されるスタイルを、当然の物として受け入れてきましたが、来年4月にはそんなことも無くなるのか、と思うと、感慨深いものを感じます。

と同時に、今回の運賃値下げにより、住環境に優れている泉北ニュータウンが再び脚光を浴び、沢山の人に選ばれる街として更に賑やかになればいいな、とかつて泉北に住んでいた者の一人として思ったニュースでありました。

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▲大和川橋梁を通過する泉北高速鉄道7000系。
来年4月より泉北高速鉄道と南海電鉄が合併となるのを期に、運賃値下げが実施されます。
特に定期運賃は大幅な値下げが実現します。

南海7100系旧塗装編成の撮影記録(2024.11.16)6連普通列車として現塗装と併結で運用

今年8月21日より運行を開始した、南海電鉄7100系旧塗装編成。
これまで4両単独10000系サザンと併結の運用をご紹介してきました。

本日は、所用の合間に旧塗装7100系を羽倉崎駅で撮影してみました。

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▲南海電鉄7100系旧塗装(羽倉崎駅)
今日は、4連の旧塗装に2連の現塗装が連結された混色の6両編成で運用されていました。

動画も撮影してみました。


今後も暇を見つけて、7100系旧塗装の姿を記録していきたいと思います。



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【南海電鉄】南海本線でのワンマン運転は2025年3月中を目指す旨、第2四半期決算発表会資料で判明

南海電鉄では、現在各支線で実施している「ワンマン運転」について、2024年度を目標に南海本線の一部区間に拡大するべく検討を進めることとしています。
(参考)


この南海本線でのワンマン運転について、本日発表のあった2024年度第2四半期 決算説明会において、導入時期の目標が示されました。

2024年度第2四半期決算説明会資料|南海電鉄

上記説明会資料によりますと、南海本線でのワンマン運転については、「2025年3月中の実施を目指し・・・拡充を検討中」と記されています。
2024111522-17-3932
▲南海本線でのワンマン運転拡充検討についての資料
(上記説明会資料(https://www.nankai.co.jp/lib/company/ir/library/presentation/pdf/setsumeikai_241115.pdf)より引用)


先の運賃改定資料において、2024年度中の実施を目指すことが記されていた南海本線でのワンマン運転ですが、先日発表された12月21日(土)のダイヤ改正では、このワンマン運転開始については特段発表がありませんでした。
(参考)


となると、一体いつからこのワンマンが実施されるのか疑問に思う向きもあったようで、その開始時期が注目されていたところ、今回その時期が発表となりました。

既に下準備的な車両の動きも出てきており、導入当初から高野線で運行されていた8300系の一部が南海線に転属し、その代わりにでしょうか、南海線で運行されていた8000系が高野線に転属するという車両の動きがここ最近見られました。
(参考)



いよいよ開始時期も明確になってきた南海本線のワンマン運転。
実施区間は発表されていませんが、利用者数から想定するに、泉佐野以南での実施が濃厚といえるでしょうから、管理人の最寄りである尾崎駅も、ワンマン運転の対象区間になる可能性が高いものと思われます。
今後の発表や、また駅設備の変化等も可能な限りご紹介していきたいと思います。

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▲高野線に投入された8300系。
上述のとおり、一部の8300系が高野線から南海線へ転属しました。
今後のワンマン運転への対応の一環なのかどうか、今後の動向にも注目していきたいと思います。




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南海電鉄8300系の甲種車両輸送をみる(2024.11.13)

もはやこのブログでも恒例となっている、南海電鉄の新型車両の甲種車両輸送。

毎回、車両メーカーから和歌山線・紀勢本線を経由して和歌山市駅まで輸送されますが、その際に使用される機関車が、今や貴重となったDD51型ディーゼル機関車ということもあり、毎回ファンの注目を集めています。

昨日も、これまでと同様のルートで今朝方和歌山市駅に到着しましたので、到着直後の様子を出勤前に記録してきました。

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今回は2両+2両の4両編成の新車となっています。

難波方から順にご紹介します。
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▲8719号車

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▲8369号車

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▲8720号車

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▲8370号車

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▲和歌山市駅まで牽引してきたDD51 1192号車。
今回は4両編成の甲種車両輸送ということもあってか、機関車は1両のみとなっていました。

前回(2024年6月)は、8両の車両輸送でしたので、DD51型が重連で牽引していました。
(参考)


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▲車両メーカーは、引き続き「近畿車輛」でした。

20241113_075204_R
▲ブラインドが降りていたので、車内の様子は扉の窓からしか窺うことができませんでしたが、ドア横にスペースが設けられているところから、基本的に南海線・空港線向けの車両と思われます。



以上が、今回実施された南海8300系の甲種車両輸送の様子でした。
6000系の置き換えとして、毎年のように8300系が製造・納入されており、すっかり定着したこの甲種車両輸送。
一方で、置き換え対象となる6000系があとわずか、というところから考えると、この様子が定期的に見られるのもあともう少し、といったところでしょうか。

6000系完全引退後の車両置き換えがどのように進められるのかは、現状不明ですが、老朽車両の置き換え、という点では7100系も存在しますので、引き続き車両の動きに注目していきたいな、と感じているところです。



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【南海電鉄】ダイヤ改正実施。「ラピートβ」を「α」に変更し、大阪市内〜関空での利用チャンスを拡大へ(2024.12.21)

南海電鉄では、来る12月21日(土)に南海線・空港線でダイヤ改正を実施することを発表しました。

12月21日(土)から南海線の列車運行ダイヤを改正します | 南海電鉄

概要は以下の通りです。

【ダイヤ改正日】
2024年12月21日(土)

【特急「ラピート」】
「ラピートβ」(堺・岸和田停車)の一部を「ラピートα」(堺・岸和田通過)に変更
<β⇒αへの変更本数>
平日ダイヤ・・・下り11本、上り9本
土休日ダイヤ・・・下り15本、上り9本

※今回の変更により、下りは朝〜夕方、上りは昼前〜最終に渡り「α」が運行。

【空港急行】
6両から8両に増結(カッコ内は8両編成空港急行の総本数)
平日ダイヤ:下り9本(49本→58本)、上り9本(51本→60本)
土休日ダイヤ:下り8本(48本→56本)、上り8本(49本→57本)

・増便の実施
平日ダイヤ:
下り・・・難波22:13発(増発)、難波9:55発(区間急行和歌山市行きを空港急行に置き換え)
上り・・・関西空港23:06発(増発)

土休日ダイヤ:
下り・・・難波6:54発(区間急行和歌山市行きを空港急行に置き換え)

【加太線】
・列車本数を変更
平日ダイヤ:
増発・・・和歌山市5:40発加太行き
減便・・・和歌山市21:59発加太行き、加太22:31発和歌山市行き

土休日ダイヤ:
減便・・・加太6:39発和歌山市行き

【汐見橋線(高野線・汐見橋〜岸里玉出間)】
最終列車の繰り上げ
(平日・土休日共通)
下り:汐見橋発22:45発⇒22:10発
上り:岸里玉出22:25発⇒22:15発

詳細は、上記発表資料をご覧ください。



アフターコロナ以降の回復さえももはや過去の話、といえるほどの利用者数の増加を見ている南海空港特急「ラピート」。

既に週末等となれば、満席の列車が続出する状況で、コロナ渦中の頃に日中の運転が壊滅し、余剰の車両を使って団体臨時列車等に活用していた頃が、もはや懐かしくもさえ思えるほどの混雑ぶり、となっています。

今回のダイヤ改正では、特に利用の多い難波・新今宮・天下茶屋〜関西空港間の利用者がより多く座席を確保できるよう、現在堺・岸和田に停車する「ラピートβ」を、これら両駅を通過する「ラピートα」に変更することが主体となっています。

また、同様に関空アクセスを担う「空港急行」についても、6両から8両への増結を実施し、混雑緩和を図ることとしています。

関空開港・ラピート運行開始当初は、1時間に2本の「ラピート」のうち、基本的に「α」「β」が交互に運行されるというダイヤとなっていました。

しかし、関空の利用者が思うように延びず、「ラピート」についても利用促進の観点から、途中駅からの利用チャンスを増やすために「α」の大部分を「β」とし、一時期は朝の難波発と夜の関空発の限られた列車のみが「α」となっていました。

しかし、コロナ禍を経て、これまで以上に利用者が増え、もはや満席が恒常化する中、当時利用促進の観点から「β」としていたものを、再び「α」に戻して空港アクセスにより注力させる、という姿は、本来の空港アクセス特急としてのあるべき姿が戻ってきたように感じ、個人的には嬉しく感じます。

勿論、来年4月に開幕する「大阪・関西万博」により、更に多くの乗客が「ラピート」に乗車することが見込まれる中、待ったなしの対応として今回の種別変更が行われた、という側面もありますので、本来ならば抜本的な輸送量確保が望まれるところがありますが、ともあれ、一時のコロナ禍の頃を思うと、よくぞここまで盛り返してきたな、と感慨深いニュースでありました。

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▲特急「ラピート」50000系。
ラッピングが施されている「大阪・関西万博」の来場者が「ラピート」を多数利用することも見込まれることから、関空と大阪市内を直結する乗客の特急券が確保しやすくなるよう、ノンストップ系統「α」を増発します。

「通天閣」が南海電鉄に身売りが有力の産経新聞報道

本日産経新聞(Web)が報じたところによりますと、大阪ミナミの有名観光地である「通天閣」を運営する「通天閣観光」が身売りを検討していることを報じています。

<独自>「通天閣」が身売り検討 相手は南海電鉄が有力 急増する訪日客への対応に資金力 - 産経ニュース

上記報道によりますと、身売りの理由は経営不振による再建というよりその逆で、訪日客などの入場者が急激に回復し、必要な設備投資などを行い長期的に事業を発展していくためには、より資金力のある企業グループに入ることが必要と判断したため、とのことです。

そしてその身売り先として有力視されているのが同じ大阪ミナミの中心街・難波を拠点とする「南海電気鉄道」(南海電鉄)と報じられています。

下記でご紹介したように南海電鉄は先月、鉄道事業を分社化し、親会社は不動産事業を担うこととする計画を発表しています。

(参考)



訪日外国人の更なる増加と、それに対応するインフラ整備に必要な資金力の確保、そして既存の関連事業とのシナジー効果、という意味では、南海電鉄が通天閣を買収するのは、ある意味自然な流れ、といえるかも知れません。

また、南海電鉄としても、不動産事業や観光関係事業を更に強固なものとするために、成長性のある投資先が必要と考えられることから、今回の買収は両者の思惑が一致した、と考えても良さそうです。

現在は新聞報道ベースの情報ですが、今後正式に発表があれば、当ブログでもご紹介したいと思いますが、上述の分社化に加え、既に泉北高速鉄道の吸収合併も予定されている中で、今回の通天閣の買収もあることから、グループ再編の動きがにわかに活発になっているな、と感じたニュースでありました。


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通天閣最寄り駅の阪堺電気軌道阪堺線の恵美須町駅に停車する阪堺電車。
この区間は現在、日中24分間隔と、大阪市内を走る路面電車という点ではかなり本数が少ない状況となっています。
一方で通天閣を訪問する観光客はコロナ禍前を上回るペースとなっており、これらの来場者が阪堺線にも乗車すれば、外国人にとって魅了ある観光コースが構築できるとともに同線の利用促進にもつながりますので、今後の展開に期待したいところです。




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「泉北高速鉄道線」は「泉北線」に。南海電気鉄道と泉北高速鉄道の鉄道事業の合併認可(2025.4.1)

来る2025年4月1日に南海電鉄と泉北高速鉄道が合併することとなりますが、本日その鉄道事業の合併が認められたとともに、現在の泉北高速鉄道線の合併後の路線名等が発表されました。

南海電気鉄道と泉北高速鉄道の鉄道事業の合併が認可されました | 南海電鉄
南海電気鉄道と泉北高速鉄道の鉄道事業の合併が認可されました

概要は以下のとおりです。

【合併実施日】
2025年4月1日

【合併後の路線名】
泉北線

【営業キロ】
中百舌鳥〜和泉中央間 14.3km

【対象駅及び変更後の駅ナンバリング】
深井(NK88)
泉ヶ丘(NK89)
栂・美木多(NK90)
光明池(NK91)
和泉中央(NK92)

【路線のイメージカラー】
黄緑色

【合併時の運賃】
初乗り運賃の二度払い解消等、沿線地域からのこれまでの声に応えることができるよう検討を進める。
詳細は決定次第発表。

【合併時のダイヤ】
合併に伴うダイヤ変更は無し

【路線図】
2024110121-19-212
(上記発表資料(https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/241101_1.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧ください。



当ブログの管理人が、大学卒業まで泉北ニュータウンに住んでいたこともあり、この泉北高速鉄道の合併のニュースは、大きな衝撃を受けました。
(参考)


その後、合併の時期も発表となり、今後は路線名等、利用者に直接関わる部分の内容がどのようになるのか、気になっていました。
(参考)


そして本日、路線名や路線カラーなど、合併に伴う変更点も発表されました。

まず路線名は「泉北線」というシンプルなものとなっています。
「南海電鉄泉北線」というのが、新しい呼び方になります。
これまで定着していた「泉北高速鉄道線」等から、「高速」という文字は抜けることとなります。


そして「ラインカラー」は「黄緑色」となりました。
現在の泉北高速鉄道線のラインカラーは金色または黄色で案内されていましたが、高野線の「緑色」に合わせたカラーに変更した、といえるでしょう。

そして「駅ナンバリング」も変更となっています。
これまで泉北高速鉄道線の駅ナンバリングは、SB01(中百舌鳥)、SB02(深井)…SB06(和泉中央)となっていましたが、これを南海電鉄のナンバリングである「NK」に統合するとともに、番号は現在の高野山(NK87)からの続きとして、
深井:NK88(←SB02)
泉ケ丘:NK89(←SB03)
栂・美木多:NK90(←SB04)
光明池:NK91(←SB05)
和泉中央:NK92(←SB06)

となります。

個人的には、路線名は「泉北線」というのも考えられるな、と思っていましたが、ラインカラー、駅ナンバリングまで変更するとは、ちょっと想定外でした。
ラインカラーは黄色か金色のまま残すと思っていたのですが…

ここまで「泉北高速鉄道」の名残が変わるのも、幼少の頃から沿線に住んでいた者としては、一抹では済まない寂しさを感じるのは事実です。

一方で、合併で新たに南海電鉄の路線として、より積極的な施策の展開により、これまで以上に活性化した沿線地域を目指すための変化、とも捉え、これからの「泉北線」に期待したい、という気持ちもありますので、今後の様々な変化に期待してみていきたいと思います。

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▲泉北高速鉄道7020系車両。
来年4月からは、泉北線和泉中央行きとなります。

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▲光明池駅の駅名標。
駅ナンバリングも変更になることから、「SB05」の表示も見納めになります。
また、駅名標のデザイン自体も、南海電鉄のものに統一されることが考えられます。

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▲光明池駅前の駅名表示。
この表示も「南海電鉄 光明池駅」などに変わるものと思われます。



【関連ブログ】
「南海泉北線」は黄緑色へ…駅番号も変更 | 鉄道プレス
南海・泉北 合併認可!泉北高速線は「泉北線」へ! | 旅するマネージャーのブログ




鉄道コム関連記事】
合併後は「南海泉北線」に 国が南海・泉北高速の合併を認可 - 鉄道コム




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【南海電鉄】鉄道事業の分社化を発表(2026年4月)

南海電鉄では、2026年4月を目途に鉄道事業を分社化すべく、その準備を開始することを本日開催の取締役会で決定したことを発表しました。

会社分割による鉄道事業の分社化に関するお知らせ|南海電鉄

概要は以下のとおりです。

【分社化実施時期】
2026年4月(予定)

【分社化の方法】
南海電気鉄道株式会社(同社)を分割会社とする会社分割により、鉄道事業を、同社が100%出資して設立する新会社に承継させる、吸収分割方式を想定。

【分社化後の体制】
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(上記発表資料(https://www.nankai.co.jp/lib/company/ir/news/pdf/241030.pdf)より引用)

【分社化の目的】
鉄道事業は、これまで築き上げてきた安全・安心な輸送サービスを将来にわたりサステナブルに提供し続けていくことを目指している一方、不動産事業は、同社グループの今後の成長を牽引する原動力として、飛躍的な成長の実現を目指している。
これらの事業戦略をよりスピード感をもって推進していくためには、分社化によって、それぞれの事業特性に応じた実行体制を持つ強靭な組織に改革していくことが必要と判断したため分社化を実施。

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



現在、関西大手民鉄のうち、南海電鉄以外の4社はいずれも、持株会社を親会社とし、鉄道事業を分社化しています。
グループ本体会社が鉄道事業を直営するのは、南海電鉄だけとなっていますが、今回南海でも、鉄道事業を分社化することが発表されました。

ただ、分社化の方法をみますと、現在の南海電鉄(株)の100%出資の鉄道事業会社を設立して承継することとしていますが、一方で不動産事業等は残すこととしており、他の関西民鉄各社のような、持株会社方式とは異なるようです。

近い形態としては、関東の大手民鉄、「東急」があり、こちらも鉄道事業会社は「東急電鉄」が承継する一方、親会社の「東急」自体も不動産事業等を営んでいます。
(参考)
会社概要 |東急株式会社


今回、南海電鉄の分社化で気になる点は、やはり「新会社の名称」でしょうか。
上記資料によりますと、現在の南海電鉄が不動産事業等を承継し、新たに鉄道事業会社が誕生するわけですが、これら両社の会社名がどのようになるのか気になるところです。

現在の「南海電気鉄道」が、鉄道事業会社が引き継ぐのか否か、またもう一方の会社の名称はどうなるのか。
上記の東急の例からですと、鉄道事業会社は「南海電気鉄道(株)」、不動産事業会社は「南海(株)」となったりしますが、果たしてどんな会社名が誕生するのでありましょうか。

ともあれ、こちらでご紹介したように、2025年4月には泉北高速鉄道の吸収合併も予定されていることから、ここにきて南海電鉄グループの大きな変化が続くことが明らかとなりますので、その変化も当ブログで見届けることができれば、と思っています。

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▲南海電鉄(株)の最新車両8300系と、最古参の6000系。
2026年4月に鉄道事業の分社化が予定されていますが、予定どおりですと6000系は分社化の頃には全て引退しているものと思われます。




【関連ブログ】
「南海HD」誕生への布石か…鉄道事業を分社へ | 鉄道プレス



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南海7100系旧塗装編成の撮影記録(2024.10.20)特急「サザン」自由席車として運用

今年8月21日より運行を開始した、南海電鉄7100系の旧塗装編成、先週「せんぼくトレインフェスタ」の帰りに、新今宮駅での撮影記録をご紹介しました。
(参考)


本日(10月20日(日))、少しばかり空いた時間があったので、特急「サザン」として運用している7100系の姿を撮影してきました。

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▲二色浜〜鶴原間

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▲箱作〜淡輪間

いずれも晴れで正午前後の時間帯、かつ上り(北向き)を南に向かって撮影することから、どうしても前面が黒く影になってしまうのは仕方ありませんでした…

とはいえ、二色浜駅周辺の撮影地もチェックできたことから、次回は光線状態の良い時間帯に再訪できればと思っています。



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「はるか」「ラピート」30週年記念ラッピングをみる(2024.10.19)

今年は関西空港が開港30周年を迎え、同時に関西空港アクセス特急「はるか」(JR西日本)、「ラピート」(南海電鉄)も運行開始30周年を迎えます。

これを記念して、両社では記念ロゴラッピング装飾や記念きっぷ発売等の30周年企画を実施しています。
(参考)



ラッピング貼付は、当面の間実施されるとのことですが、周年企画であるため、いつまでも、という訳でもないことも確かなので、早めに記録しておこうと、本日(10月19日)、りんくうタウン駅と関西空港駅で記録してきました。

【JR西日本「はるか」】
りんくうタウン駅を通過する281系・271系「はるか」の30周年記念ロゴラッピングの様子を記録してきました。
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▲271系+281系「はるか」30周年記念ラッピング。
前面上部に貼られた横長のロゴが特徴です。

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▲281系「はるか」30周年記念ラッピング。

この後関西空港駅に移動し、車体側面のロゴ等を記録してきました。
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▲関西空港駅に停車中の281系「はるか」

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▲上部のラッピングを拡大してみます。

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▲車体側面に貼られた30周年記念ロゴ。

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▲停車中の271系「はるか」。

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▲271系(左)と281系(右)との連結面を撮影。
帯状ロゴの位置が異なることが分かります。

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▲発車時の様子。

【南海「ラピート」】
南海「ラピート」の30周年記念ステッカーは、1号車及び6号車に掲出されています。
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▲6号車のステッカー。
「30TH KIX」と、関空30周年だけのメッセージというのが、特徴といえます。

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▲1号車ラッピング
こちらは「ラピート30周年」をイメージしたデザインとなっています。



関空開港と同時に走り始めた「ラピート」と「はるか」。
どちらもこの9月4日に運行開始30周年を迎えることができました。
今後とも末永く、40周年、50周年…と迎えてほしい、とは思うものの、将来のことに目をやれば、「なにわ筋線」開業に伴い車両の動きも色々と出てくることが予想されます。

既に一部で報じられているところでは、現在の「ラピート」に使用されている南海50000系が、地下線となる「なにわ筋線」をうんこすることが難しいため、新たな車両への置き換えが想定されているようです。
(参考)
南海電鉄「悲願」の新大阪駅乗り入れ なにわ筋線で描く「キタ」「ミナミ」二正面戦略 - 産経ニュース

一方の「はるか」にしても、2020年に投入された271系はともかく、1994年の運行開始当初に投入された281系については、流石に老朽化も進んでいるものと思われますので、こちらとて今後の置き換えが考えられるかも知れません。

そうなると、南海50000系、JR西日本281系と、関空の開港と同時に走り始めた両形式が、同じ周年企画でラッピングするのも、もしかしたら最後の機会かも知れないだけに、機会があれば他の沿線でも記録できればと思っています。



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