阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

その他関西地区事業者

大阪メトロ中央線「ミャクミャク」添乗編成を撮影する(2026.4.12)

昨年4月13日〜10月13日の会期で開催された「大阪・関西万博」。
開幕から早いものでもう1年となりました。

万博開幕から1周年を記念したイベントが、2025年の万博会場の「夢洲」、そして1970年の万博会場の「万博記念公園」で開催されたのですが、Osaka Metro(大阪メトロ)でも万博開幕1周年を記念した特別列車を運行しています。
(参考)


特別列車のうち、1編成(400系02編成)には、大阪・関西万博のキャラクター「ミャクミャク」の人形が前面窓に貼り付けられています。

この「ミャクミャク」添乗ですが、万博期間中も大阪メトロ中央線で運行されており、その再来となりました。


私自身はといえば、この「ミャクミャク」編成を撮影しようとしていたところ、丁度当該編成の人形が取り外されていたことから、会期中には撮影できずじまいだったのですが、この「ミャクミャク」再来は是が非でも記録しておかねば、ということで、中央線の「弁天町駅」や「九条駅」で撮影することにしました。

【弁天町駅】
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▲ミャクミャクが乗っているのは、夢洲方(夢洲行き及びコスモスクエア行きの先頭車)です。
逆方向の長田方には乗っていませんので、撮影の際には注意が必要です。

【九条駅】
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▲九条駅では、ダイヤの関係上丁度上下の列車がほぼ同時に駅に到着します(土休日の昼間)。
遅れがなければ重なることは無いのですが、本当に微妙なタイミングですので、重なってしまう可能性も低くはありません。

【夢洲駅】
当該「ミャクミャク」添乗編成に乗車し、夢洲駅に向かいました。
折り返しの時間をみて、停車中の「ミャクミャク」の様子を撮影しました。
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▲客室側から「ミャクミャク」を眺めた様子。
このように、「ミャクミャク」お尻がこれでもか、と並んでいるのも特徴です。


この日は夢洲駅で開幕1周年記念イベントが実施されていたこともあり、万博閉幕後ひっそりとしている夢洲駅にも賑わいが少しではありますが戻っているようでした。
この「ミャクミャク」編成をカメラに収める「ミャクミャク」ファンも多くおられました。



万博閉幕から半年過ぎ、ようやくこの「ミャクミャク」添乗編成を記録できて、大阪・関西万博で唯一心残りだったものが、このような形で成し遂げられたのも、本当に何かの縁であり、「万博レガシー」様々、と感じました。

大阪・関西万博の閉幕から時間が経つにつれ、このフィーバーも収まっていくことと思いますが、こういった形で一周年を盛り上げていただいた感謝を忘れず、このミャクミャク人気が少しでも続くよう、微力ではありますがブログを通じて盛り上げていければ、と思っています。



【関連ブログ】


【近鉄】2028年に向けた中期経営計画で「ビスタカー」更新について記載

SNS界隈で流れていた情報を、備忘録程度にピックアップしてみます。


近畿日本鉄道(近鉄)などの持株会社である「近鉄グループホールディングス」では、昨年の3月25日に「近鉄グループ長期ビジョン2035・中期経営計画2028」を策定したことを発表しました。

「近鉄グループ長期ビジョン2035・中期経営計画2028」|近鉄グループホールディングス

この資料のP55において、「コンセプトやテーマ性の高い列車の導入検討」として、「夢洲直通列車」「新型観光列車」とともに、「ビスタカー更新」が記載されていました。

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(上記発表資料より引用、マーカー部は管理人による。)


この「更新」が、現行ビスタカー3000系のリニューアルなのか、それとも新造車両への置き換えなのかは明言されていませんが、デビューは1978年と、間もなく半世紀となるこのビスタカーが、今後もリニューアルを重ねて引き続き定期特急列車に充当されるというのも、ちょっと想像し難いところはあります。

一方で、二階建て車両を有するという特徴から、新たな観光列車への転用というのは大いに有り得る話と考えられますが、果たして現行の30000系ビスタカーが、今回発表のあった中期経営計画においてどのような姿に変わるのか、ファンとしても目が離せない発表内容に感じました。

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▲青山町車庫で撮影した近鉄30000系ビスタカー

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▲ビスタカーの2階席

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▲同・1階席

間もなくデビューして50周年を迎える「ビスタカー」30000系。
置き換えの時期が到来していると考えられる一方、「眺望の良い2階席」「グループ利用に適した1階席」という車両構造は、観光列車への転用元としては都合の良い車両となっているようにも思えます。
果たしてこのビスタカーが、今回発表のあった中期経営計画において、どのような姿になるのか、引き続き注目したいと思い、備忘録程度に記事に起こしてみました。

【Osaka Metro】大阪・関西万博開幕1周年イベントとして特別列車を運行(2026.4.1〜5.6)

Osaka Metro(大阪メトロ)では、大阪・関西万博の開幕1周年記念企画として、「開幕1周年記念特別列車の運行」をはじめとした記念企画を実施することを発表しました。
2025年日本国際博覧会協会が開催する開幕1周年イベント「EXPO2025 Futures Station」に連動し、「大阪・関西万博開幕1周年記念イベント」を実施します|Osaka Metro

概要は以下のとおりです。
【大阪・関西万博 開幕1周年記念特別列車運行】

・運行期間:
2026年4月1日(水)〜2026年5月6日(水・振替休日)

・概要:
万博開幕1周年を記念したヘッドマークを装着した特別列車を運行

【その他の企画】
・デジタルスタンプラリー(2026.4.1〜4.15)
「e METROアプリ」を使用したデジタルスタンプラリー

・夢洲延伸ヒストリーパネル展示(2026.4.1〜4.15)

・グッズ販売(2026.4.11、12)
万博会場最寄りの夢洲駅でグッズ特別販売会を実施


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



早いもので間もなく開幕から1年が経とうとしている大阪・関西万博。
あの半年間の熱狂は、今でも多くの人々の思い出になっているのではないのでしょうか。

その開幕から丁度1年を迎えることを記念したイベントが、大阪メトロで開催されます。
鉄道ファン的な目玉としては、やはり「ヘッドマーク装着」による特別列車の運行、といえるでしょうか。

上述のとおり、運行期間は4月1日から5月6日までと、ゴールデンウィーク最終日までとなっていますが、一方で運行路線は明記されていません。

順当に考えるならば、会場となった夢洲へのアクセスを担う中央線の車両に装着されるものと予想されますが、一方で、大阪メトロで万博ラッピングが実施されたのは、御堂筋線と谷町線だったことを考えると、中央線以外の路線で実施する可能性も捨てきれません。

ともあれ、4月1日より約1ヶ月間実施されるということですので、どの路線で運行されるのか、明らかになれば、是非撮影しに行きたいな、と思ったニュースです。

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▲「大阪・関西万博」ラッピングが実施された御堂筋線30000系。
万博期間前・期間中のラッピングは、この御堂筋線と谷町線で実施されました。
今回の「開幕1周年記念ヘッドマーク」がどの路線の列車に装着されるのか、楽しみにしながら装着イベントの開催を楽しみにしたいと思います。




【関連ブログ】
大阪・関西万博1周年記念の特別列車を運行へ | Osaka-Subway.com



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【阪急電鉄】交通系ICカードで20分以内のホーム入場料無料に(2026.3.18〜)

阪急電鉄では、PiTaPaやICOCAなどの交通系ICカードで改札内に入場後、20分以内かつ同一駅であれば、料金不要で出場できるサービスを開始すると発表しました。

〜駅ナカ・駅ソトをさらにシームレスに〜 PiTaPaやICOCAなど交通系ICカードをご利用の場合、料金不要で、20分以内・同一駅での入出場が3月18日(水)から可能となります|阪急電鉄

概要は以下のとおりです。
【実施時期】
2026年3月18日(水)初発より

【利用方法】
・対象となる交通系ICカードは、PiTaPa、ICOCA等の全国相互利用対象のプリペイド式ICカード(モバイル含む)
(クレジットカードのタッチ決済は対象外)
・対象の交通系ICカードで改札機にタッチして入場し、20分以内に同じ駅の改札機にタッチすることで、自動的に入場状態をキャンセルし、料金不要で出場が可能。
改札内に20分を超えて滞在した場合は、駅係員への申し出が必要。

【対象駅】
・阪急電鉄の全87駅
(神戸高速線「花隈」駅を含む。Osaka Metro堺筋線「天神橋筋六丁目」駅を除く。)

詳細は、上記発表資料をご覧ください。



今や全国で普及している交通系ICカードですが、基本的に乗車券としての利用方法を想定しているため、入場した時と同じ駅で出場しようとすると、エラーになるのが基本となっています。

一方で、駅ナカ店舗の拡充が進む中、交通系ICカードを入場券代わりに使いたい、というニーズも高まっているようで、JR東日本では一定の条件の下、交通系ICカードを入場券代わりに利用できるサービスを実施しています。
(参考)
IC入場サービス「タッチでエキナカ」の利用|利用方法|Suica(カードタイプ):JR東日本

ただし、この「タッチでエキナカ」サービスも、入場料自体は必要となりますが、今回阪急電鉄が発表したサービスは、入場後20分以内であれば入場料が無料になるというものです。

20分という時間は絶妙な設定で、上記発表資料にも記載のとおり、駅ナカ店舗の利用は勿論、コインロッカーの利用や見送り、はたまた駅構内の通り抜けといった、ちょっとした駅構内の用事には必要十分な時間だと感じました。
一方で、列車の撮影をするには、20分ではちょっと短く、そういった利用は想定していないことが分かります。

ともあれ、駅構内に入って出るだけで無料ですから、サービス開始後、阪急電鉄のどこかの駅で試してみたいな、と感じたニュースでありました。
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▲阪急電鉄・大阪梅田駅に停車中の阪急神戸線「ハチワレ号」。
交通系ICカードを使えば、撮影目的であっても、20分以内の駅構内入場が無料となります。
撮影目的には若干時間が足らない感がありますが、その他の用事などでこのサービスを使ってみようと思います。




【関連ブログ】
阪急電鉄、交通系ICカードで「入場料20分無料」サービス開始 | 鉄道プレス



鉄道コム関連記事】
阪急、交通系ICカードで「入場料20分無料」サービス 3月18日から - 鉄道コム

【大阪モノレール】ダイヤ変更実施(2026.3.14)昼間時間帯の増発とともに、休日夕方は千里中央〜南茨木間の区間列車を増発

大阪モノレールでは、2026年3月14日(土)にダイヤ変更を実施することを発表しました。

2026年3月14日(土)大阪モノレールダイヤ変更について | 大阪モノレール株式会社
2026年3月14日(土)初発からダイヤ変更を実施します|大阪モノレール

概要は以下のとおりです。

【ダイヤ変更日】
2026年3月14日(土)

【変更の概要】
○平日:
・昼間時間帯の列車を増発
(12分間隔→概ね10分間隔に増発)
・門真市方面の一部区間で始発列車を繰り上げ

○休日:
・昼間時間帯の列車を増発
(12分間隔→概ね10分間隔に増発)
・夕方時間帯に千里中央〜南茨木間の列車を増発

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



大阪モノレールでは、現在、昼間時間帯は本線、彩都線ともに12分間隔で運行しており、このダイヤはコロナ禍の頃から続いているようです。
今年度に入り私事でこの大阪モノレールに乗車する機会が増えたのですが、特に休日の昼間は万博記念公園駅で混雑が激しく、本線のどの列車も結構な混雑率で発着していっています。

「いい加減に10分間隔へ戻さないのかな…?」と思っていたのですが、やはり今回、ダイヤ改正で増発することが発表されました。

そして特筆すべきは、この改正に併せて「千里中央〜南茨木」間の区間列車が設定されることといえるでしょう。
万博記念公園周辺でイベント等が開催され、多くの利用者が見込める日には、この千里中央〜南茨木間の臨時列車が運転されているようですが、定期列車としての設定はこれまでありませんでした。

しかし今回、この区間列車が定期化されるということで、毎週末、夕方には「南茨木」の行先を見かけることができるようになります。
この区間列車も合わせると、千里中央〜南茨木間は6分間隔の運転と、現在の所定ダイヤから倍増することになり、混雑の緩和や遅延の縮小が図られることとなるでしょう。


上述のとおり、個人的に私用で乗ることが増えた大阪モノレールですが、今回のダイヤ改正で、混雑が大幅に緩和されることを期待しつつ、改正後の利用の様子もこのブログでご紹介することができればいいな、と思ったニュースでありました。

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▲大阪モノレール彩都線 公園西口駅に到着する3000系。
この彩都線も、今回のダイヤ改正に併せて昼間は10分間隔に増発されることになります。

大阪モノレール「ミャクミャク」添乗列車を撮影する(2026.2.21)

2025年4月13日から10月13日にかけて開催された「大阪・関西万博」。
その会場で多数の来場者を迎えた「ミャクミャク」モニュメントが本日、万博記念公園(大阪府吹田市)に移設されました。

その移設に併せて同公園で開催される「Remember EXPO in 万博記念公園」の開催に合わせて、大阪モノレールでは、運転席に「ミャクミャク」人形を添乗させる連動企画を実施することとなりました。
(参考)
「Remember EXPO in 万博記念公園」 | 大阪来てな!キャンペーンサイト
「Remember EXPO in 万博記念公園」連動企画 モノレールにミャクミャク登場 | 大阪モノレール株式会社

大阪・関西万博期間中、大阪メトロ中央線の400系のうち1編成に「ミャクミャク」人形が添乗して、多くの来場者を楽しませていましたが、同様の企画が、先の70年大阪万博の開催地を走る大阪モノレールで実施されるというので、これは是非撮影しなくては、ということで、早速行ってきました。



「ミャクミャク」添乗編成は、本線(門真南〜大阪空港)、彩都線(万博記念公園〜彩都西)それぞれ1編成が運行されていましたが、双方の編成を記録することができましたので、それぞれの編成の撮影記録をご紹介します。

【彩都線(3000系)】
彩都線では、3000系51編成に、ミャクミャク人形が添乗していました。

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▲・万博記念公園駅で撮影

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▲公園東口駅で撮影

【本線(2000系)】
本線では、2000系15編成に、ミャクミャク人形が添乗していました。
この編成は、1970年大阪万博の50周年記念ラッピングが実施されており、前面には1970年大阪万博のシンボルマークがデザインされていました。
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いずれも万博記念公園で撮影。



「Remember EXPO in 万博記念公園」は2月23日までの開催で、この連動企画も同日まで実施されます。
三日間とも、早朝から深夜まで運行される予定となっていますので、大阪・関西万博の熱気を思いを馳せながら、撮影してみてはいかがでしょうか。



ちなみに、本日から公開された「ミャクミャク」モニュメントですが、こちらもモノレール添乗編成撮影の合間に撮影することができました。

太陽の塔の目前で、「いらっしゃいませ」と土下座する「ミャクミャク」。
日本で唯一、複数の万博を開催した地として、新旧両万博のレガシーを楽しむことができる、またとない機会ではないでしょうか。

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【近江鉄道】交通系ICカード「ICOCA」利用開始。こどもICOCA利用で1乗車10円に(2026.3.1〜)

滋賀県を走る近江鉄道では、これまでICOCAシステムの導入準備を進めてきましたが、この度2026年3月1日(日)から近江鉄道線でのICOCAサービスの利用を開始することを発表しました。

近江鉄道線で交通系ICカード「ICOCA」の利用を開始します! 2026年3月1日(日)スタート! :JR西日本
近江鉄道線で交通系ICカード「ICOCA」の利用を開始します!2026年3月1日(日)スタート!|近江鉄道

概要は以下のとおりです。

【サービス開始日】
2026年3月1日(日)

【サービス開始路線】
近江鉄道全線

【開始するサービス】
・ICOCA利用サービス
(チャージ残高での利用。ICOCA以外の全国相互利用可能ICカードが利用可能)
・IC定期券サービス
「iCONPASS」導入
(Webサイトで近江鉄道の定期券や企画乗車券を購入可能)
近江鉄道線ICOCA定期券
(窓口で発売)

【ポイントサービス】
近江鉄道線の運賃として1ヶ月に3,000円を超える額を利用した場合、当該超過額の10%を「WESTERポイント(チャージ専用)」として次月に付与

【交通系ICカードによるこども運賃】
「こどもICOCA」などのこども用交通系ICカードを利用する場合、運賃は1乗車につき10円

【ICカード導入に伴う乗車券類の取扱い】
・普通乗車券については、紙のきっぷは発売終了
・定期券については、新たな紙の定期券は発売終了
普通回数券、昼間割引回数券は発売終了
・信楽高原鐵道との連絡定期券、連絡乗車券の発売終了

【企画乗車券の見直し】
・1デイスマイルチケット:
(現行)おとな900円、金・土・日・祝日利用可能、窓口及びアプリで発売
(変更後)おとな1,500円、毎日利用可能、Web(iCONPASS)及びアプリで発売

・びわこ京阪奈線フリーきっぷ
(現行)おとな1,050円、土・日・祝日に利用可能、窓口及びアプリで発売
(変更後)おとな2,000円、土・日・祝日に利用可能、アプリのみで発売


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



下記過去記事でご紹介したように、近江鉄道では、JR西日本のICOCAシステムを同社鉄道線全線に導入することを、昨年8月に発表していました。
(参考)


近江鉄道では、沿線自治体が出資する「近江鉄道管理機構」が設備等を保有し、近江鉄道が列車の運行を担う「上下分離方式」に、2024年4月に移行しました。

上下分離方式への移行を伴う、近江鉄道線の再構築において、その目玉となる施策の一つが「交通系ICカードの導入」でありました。
(参考)
報道発表資料:近江鉄道線の鉄道事業再構築実施計画の認定について - 国土交通省

上下分離方式導入による再構築の2年目にして、目玉の施策がスタートすることになり、利便性の向上が図られることとなりますが、その目玉中の目玉、というべきなのが、「こどもIC運賃一律10円」でありましょう。

これまでこのブログでも、小田急電鉄の「小児IC運賃50円均一」をはじめとし、将来的に継続的な利用者になり得る沿線のこどもに、列車に乗る機会を増やすこと等を目的に、格安の「こどもICカード運賃」を導入してきた事例を紹介してきました。
(参考)


(泉北高速鉄道が導入した小児IC運賃50円運賃は、南海電鉄と合併後も、南海泉北線において実施されています。)

しかし今回は、都市部の大手・準大手民鉄ではなく、地域鉄道たる近江鉄道が、しかも「10円」という破格の運賃で乗車することができるわけですから、親子連れでのお出かけや、習い事での利用など、様々なシーンでの利用が拡大し、加えて、こどもの頃から近江鉄道に乗車する習慣を身につけることで、将来成長して定期券ユーザーとして、近江鉄道の利用を支える存在となることが期待できますので、こういった取組は大いに評価したいと思います。

一方で、これまでの紙のきっぷ・定期券は基本的に発売終了し、フリーきっぷもWebやアプリに統一される等、窓口におけるきっぷの取扱いが大きく見直されます。
きっぷを集めたりする人や、これまでICカードに縁の無かった利用者にとっては、抵抗が無いわけではないのでしょうが、持続的な運営体制構築のために、このような見直しが実施されるのであれば、十分受容レベルなのかな、とも思います。


ともあれ、この3月に新たなサービスが開始される近江鉄道。
上下分離方式による再構築が今後も続き、地域に無くてはならない路線として永続することを期待していきたいと思ったニュースでありました。

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▲近江鉄道彦根車庫で実施された、鉄道むすめ「豊郷あかね」撮影会。
この後に、上下分離方式への移行、そしてICカードの導入と、大きく変わった近江鉄道。
新しい車両も導入されたことから、再訪してその様子を見てみたいな、とも感じています。

【紀州鉄道】紀伊御坊〜西御坊間の復旧目処立たずの報道。運営事業者は費用を投下しない方針を示す

和歌山県御坊市を走る紀州鉄道に冠しては、今年(2026年)中にも鉄道事業廃止の可能性があることが、昨年11月に各メディアより報じられました。
(参考)


その紀州鉄道では、踏切施設の故障により昨年12月4日より紀伊御坊〜西御坊間で運休が続いています。
(参考)



てっきり踏切復旧に向けての工事を進めているものと思いきや、この踏切復旧の費用が捻出できないとして、復旧の目処が立たない状況が続いていると、地元のラジオ局・和歌山放送が報じています。
紀州鉄道・紀伊御坊〜西御坊間の復旧めど立たず/和歌山県(WBS和歌山放送ニュース) - Yahoo!ニュース

上記報道によれば、紀州鉄道の運営事業者は、2026年中の鉄道廃止を念頭に、経営譲渡先を探しているものの、今のところ手を挙げる企業が無く難航している、とのことです。
加えて、関係者のコメントとして、運営事業者は、部分運休から全線廃止に持って行く可能性も出てきている、とも報じています。


事業者から、今後の方針について明確な説明が無い状況でありますので、紀州鉄道の今後について断言できる状況では無いのは百も承知ですが、「踏切の復旧費用が出せない」ということは、相当な経営難であることは容易に推測されます。
経営難というのは、単に紀州鉄道の鉄道事業だけでなく、同社が主業としているホテルや会員制リゾート事業も含めての経営難、ということになるのではないか、とも考えられます。

そうすれば、やはり現在運休している紀伊御坊〜西御坊間が、復旧されないまま廃止となるという、最悪のシナリオも現実味を帯びてくるのではないか、とも考えられます。

この紀州鉄道線に関しては、地元の御坊市では、紀州鉄道存続を話し合う、学識経験者や沿線住民などを交えた協議会を設置して議論を始めている、と和歌山放送では報じています。
その協議会での方針により、紀州鉄道の今後が見えてくるものと思われますが、上述の報道によれば、存続に向けてはかなり厳しい状況であることを察せざるを得ないニュースでありました。

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▲紀州鉄道の車両。
撮影地の学門駅では、現在のところ列車は発着していますが、隣の紀伊御坊駅から先で運休が続いています。


【紀州鉄道】ダイヤ改正実施(2026.1.10)上下4本の減便を実施

和歌山県御坊市を走る「紀州鉄道」では、来る2026年1月10日(土)よりダイヤ改正を行うことを発表しました。


概要は以下のとおりです。
【ダイヤ改正実施日】
2026年1月10日(土)

【改正内容】
上下4本(2往復)の減便を実施

【減便となる列車】
<御坊発西御坊行き>
御坊12:17発→西御坊12:25着
御坊19:40発→西御坊19:48着

<西御坊発御坊行き>
西御坊12:04発→御坊12:12着
西御坊19:28発→御坊19:48着

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



御坊駅〜西御坊駅間の2.7kmを走る紀州鉄道は、単独路線としては日本一短い鉄道路線でありますが、その紀州鉄道が廃止されるかも知れない、というニュースが二週間ほど前に突如報じられ、騒然となったことは記憶に新しいところです。
(参考)


この鉄道事業部長へのインタビュー記事の中で、「運行費用削減のため列車の本数を減らす予定」としていましたが、意外に早い段階で減便の発表がありました。

減便となるのは、12時台と19時台のそれぞれ1往復、計2往復ですが、特に12時台の列車は皆無となり、前後の間隔が2時間程度空くこととなります。

もっとも減便する列車を決めるにあたっては、利用状況を踏まえた上で判断していることでしょうから、常日頃から、日中の利用は少なかった、と言わざるを得ないのでありましょう。

ともあれ、先の記事のうち「減便」が明らかとなった紀州鉄道。
果たしてその後「継承事業者」は見つかるのか、はたまた「廃止」となるのか。
引き続き注目しておきたいニュースでありました。

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▲紀州鉄道の車両(上)と紀伊御坊駅(下)
今回の減便により、日中は2時間程度運行間隔が空く時間帯が発生します。
とはいえ、利用者の少ない時間を間引くことで、運行経費の削減も求められていることから、苦渋のダイヤ改正だったかも知れません。
一方で、運行継承のためには、持続的な運行体制の構築が必要なわけですから、そんな体制構築が実現するのか、引き続き注目しておきたいと思います。

貴志川線の上下分離での運行を目指して合意の報道(2028年4月を目指す)

各種メディアの報じるところによれば、現在和歌山電鐵が運行している貴志川線(和歌山〜貴志)について、今後の運営について「上下分離方式」を目指していくことで、和歌山県、和歌山市、紀の川市及び和歌山電鐵で合意に至ったとことで、本日(11月24日)合意書の締結があったとのことです。

和歌山電鉄・貴志川線存続のため 県などが「上下分離方式」に向け合意書締結 設備の保有・管理を県や沿線自治体が担う 実現すれば約4.7億円黒字の見込み | MBSニュース
ねこ駅長の和歌山電鉄・貴志川線 路線存続へ自治体が線路など設備を管理する『上下分離方式』で合意(2025年11月24日掲載)|YTV NEWS NNN
猫駅長起用の和歌山電鉄 赤字続き、完全上下分離へ県などと協議開始(毎日新聞) - Yahoo!ニュース


貴志川線は、かつては南海電鉄が運営していましたが、赤字路線であることから撤退を表明し、その後岡山県の両備グループの子会社である「和歌山電鐵」により、2006年4月から運営されてきました。

貴志川線の運営を和歌山電鐵が引き継ぐにあたり、和歌山県、和歌山市及び紀の川市(引継当初は貴志川町)では、同線維持への支援として、これまで10年単位での支援を行ってきました。

「たま」を代表とする猫の駅長による誘客で、国内はもとより海外からも多くの観光客を集客するまでになった、地方鉄道再生のモデルケースとして取り上げられることが多かった、この貴志川線ですが、一方で沿線住民の少子高齢化や、新型コロナウイルス感染症以降の利用状況の変化により、これまでの支援方式であっても、同社の運営が厳しい状況となっていたようです。

そんなこともあり、今後の運営を関係者で協議したところ、これまでの「みなし上下分離」から、「上下分離」への移行を目指すことで、合意に至った、というものです。

今後、例えば上下分離に移行するにあたり、様々な準備が必要であると考えられ、これらについては今後関係者で協議していくことが考えられます。

ともあれ、和歌山県への観光コンテンツの一つでもあり、何より地域の通勤・通学の手段である貴志川線が、今後更に持続的な体制を目指していくこととなりますので、それが今後どのような形で実現していくのか、引き続き注目していきたいと思います。


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▲大池遊園付近を走る「たま電車」
今後上下分離方式を目指すことで、和歌山県、和歌山市、紀の川市、和歌山電鐵で合意がなされました。
このような風景を今後も見続けることができるよう、これまで以上に沿線や観光客の利用を期待していきたいところですね。
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