阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
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カテゴリ:鉄道(関西以外事業者) > JRグループ

JR九州では、2022年秋頃に九州新幹線の武雄温泉〜長崎間(以下「九州新幹線長崎ルート」)の開業を予定しており、先月その新幹線の列車名を「かもめ」と発表したところでした。

【JR九州】九州新幹線長崎ルート(武雄温泉〜長崎間)の列車名は「かもめ」に。N700Sを導入(2022年秋頃開業予定) : 阪和線の沿線から

今回、九州新幹線長崎ルート開業に伴い設置される新駅の駅名について、JR九州より発表がありました。

九州新幹線(武雄温泉・長崎間)及び大村線新駅の駅名について|JR九州

概要は以下の通りです。

●九州新幹線長崎ルートの新駅駅名:
「嬉野温泉」(佐賀県嬉野市)
「新大村」(長崎県大村市)

●大村線新駅の駅名:
「新大村」(竹松〜諏訪間、新幹線と併設駅)
「大村車両基地」(松原〜竹松間)

●新駅イメージ:
jrkyushu_nagasaki_shinkansen_station
(上記発表資料(https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2020/11/26/201126_shinkansen_ekimei.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



冒頭でご紹介したブログ記事でもご紹介したように、2022年秋頃の開業に向けて、既に列車名や車両の発表があったりと、開業に向けてのニュースが聞こえてくる九州新幹線長崎ルートですが、今回は更に、開業に伴い新たに設置される駅の名称が発表となりました。

新幹線の駅をみますと、「嬉野温泉」「新大村」と、仮称の名称がそのまま採用されています。
いずれも新駅の位置を端的に表した、分かりやすい名称であると思いますが、面白いのは、これと同時に設置される大村線の新駅名称であります。

新幹線併設駅が「新大村」なのは当然なのですが、新幹線車両基地に併設される駅名が「大村車両基地」という名称となりました。

「車両基地」が名称に入る駅は、JRグループは勿論、他の鉄道事業者に広げても、存在しているのかどうかが即座に分からないくらいにレアな駅名でありそうですが、そんな駅名がまさか九州新幹線長崎ルート開業を期に命名されるとは、予想していなかった方も多いのではないかと思われます。

この「大村車両基地」新駅は、仮称は「車両基地」となっていましたが、まさか正式名称でも「車両基地」が残るとは、思いもしなかった、というのが正直なところでしょうか。

とはいえ、日本唯一(と思われる)「車両基地」が名称の駅として、この駅に来れば新幹線の車両基地が見られる、という意味ではアピール度は高いと思われますので、新幹線開業後、その強みを活かしたプロモーションを期待したいな、と感じたニュースでありました。




●関連ニュースサイト:
新幹線の新駅名は「嬉野温泉」「新大村」に 長崎へ向かう九州新幹線西九州ルート | 乗りものニュース
駅だけど名前が「車両基地」の駅 誕生へ JR大村線・大村車両基地駅 新幹線基地に由来 | 乗りものニュース
九州新幹線 武雄温泉〜長崎と大村線新駅の駅名を発表 - トラベル Watch
「嬉野温泉」と「新大村」――九州新幹線 武雄温泉〜長崎間の駅名発表 JR九州 | 鉄道ニュース | 鉄道チャンネル
九州新幹線西九州ルート新駅の駅名を発表、JR九州 - 鉄道コム



●関連ブログ:
【九州新幹線】新駅名は「嬉野温泉・新大村」に決定!仮称を引き継ぐ | 鉄道プレス



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JR東日本では、両国駅の臨時ホーム(3番線)で、成田空港アクセス特急の「成田エクスプレス」用E259系を活用した臨時シェアオフィスを開設することを発表しました。

両国駅3番線にて「N'EXでテレワーク!」を実施します!|JR東日本

概要は以下の通りです。

●開設場所:
両国駅3番線(臨時ホーム)

●開設期間:
2020年11月27日(金)・28日(土)

●開設時間:
10:00〜16:00
(最終受付:15:45)

●利用料金:
100円/15分(税抜)

●利用方法:
事前予約制(11月20日(金)12時〜受付)
「STATION WORK」WEBサイト(https://www.stationwork.jp)で予約

●使用車両:
E259系特急型車両


その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



今回の新型コロナウイルス感染症の影響で、働き方にも変化が見られているのは、周知の通りであります。
その最たるものが、オンラインを活用したテレワークで、社員が同じ場所にいることなく仕事を進めることが可能になりつつあります。

勿論、全ての仕事がテレワークに移行できるのか、というとそういうわけでは決してないのですが、一方で、テレワーク移行可能な業務であれば、移行していくことが、感染症対策は勿論、働き方改革への対応にも寄与する、といえるのではないか、とも考えられます。

一方で、テレワークの移行が進むことは、鉄道事業者にとっては通勤定期の運賃収入を失うことになり、事業の存続の危機、ともいえます。
勿論手をこまねいているわけではなく、下記のようにJR東日本では多様化する通勤スタイルに対応した新しいポイントサービスを来春から開始することを発表しています。
【JR東日本】JRE POINTの新サービスとして「時差通勤」「繰り返し利用」のポイントサービス開始を発表(2021年春〜) : 阪和線の沿線から


かように、テレワークへの移行にもはや背を向けることができない状況になっているわけで、それに伴いシェアオフィスの需要も今後高まってくることが予想されます。

本来ならば、駅の空いたスペースにシェアオフィスを設けるものなのでしょうが、今回のJR東日本の発表は、両国駅の臨時ホームに「成田エクスプレス」E259系を停車させ、これをシェアオフィス代わりに提供する、という面白い取り組みであります。

ここで何故「成田エクスプレス」の車両が選ばれているのか、勘の良い方は既にお気づきと思われますが、新型コロナウイルス感染症の影響による国際線航空需要の激減に伴い、現在「成田エクスプレス」は朝夕の一部の時間帯を除き殆どの列車が運休となっています。
JR東日本:成田エクスプレス
(「当面の間の運転計画」を参照)

そのため、運休となった車両の活用策、という点から「成田エクスプレス」の車両が選ばれた、と考えるのが自然でありましょう。
勿論、空港アクセス特急として電源コンセントやWi-Fi設備が完備されている、というのもポイントかと考えられます。

本来ならば多数の訪日外国人旅行者等を運ぶ役割を担う筈が、ホームに停留してシェアオフィス代わりとなるのは、不本意極まりないことでありましょうが、こういう異常時だからこそのアイデア、として多くの方々に利用してもらえればと思った次第です。



ところで、今回の「成田エクスプレス」を利用したシェアオフィスですが、よく考えると、「コロナの影響で空港アクセス特急車両が余っている」「時間帯によっては利用しないホームが存在する」という点では、関空特急「はるか」の3両編成(271系・281系)を、天王寺駅の阪和線ホームに停車させることで、同じような取り組みが実施できるかも知れません。

DSC_1499
▲JR西日本271系「はるか」
新型コロナウイルス感染症の影響による運休が続く中、同じ国際空港アクセス特急の「成田エクスプレス」がシェアオフィス実証実験に使用されるなか、どのような活用法が見いだされるのでありましょうか。

勿論、東西のJRで事情も異なるので、全く同じことが実現するとは思ってはいませんが、折角投入した271系が、4月以降全く活用されていない状況は、いくら新型コロナウイルス感染症の影響とは言え、悲しい状況としかいえません。
それだけに、今回の「成田エクスプレス」のシェアオフィスの取り組みが、271系の新たな活用のヒントになれば少しは救われるのかな、とも感じた次第でありました。




●関連ニュースサイト:
両国駅 E259系シェアオフィス実証実験 実施(2020年11月27日〜) - 鉄道コム
停車中の成田エクスプレス車内でテレワーク--両国駅で実証実験 - CNET Japan
停車中の「成田エクスプレス」がシェアオフィスに JR東日本、両国駅で実証実験 - TRAICY(トライシー)
成田エクスプレス E259系 特急車両内でテレワーク! 両国で11/27.28実証実験 | 鉄道ニュース | 鉄道チャンネル



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JR東日本では、首都圏と伊豆方面を結ぶ特急「踊り子」全車両を2021年春にE257系リニューアル車両に統一するとともに、E257系を使用した新たな特急列車「湘南」の運転開始を発表しました。

東海道線特急が新しく生まれ変わります|JR東日本

概要は以下の通りです。

【E257系リニューアル車両導入】
●対象列車:
東海道線特急「踊り子」「湘南」(「サフィール踊り子」を除く)
※特急「湘南」は、新宿・東京〜小田原を運転する特急列車。「湘南」の運転開始に伴い、「湘南ライナー」「おはようライナー新宿」「ホームライナー小田原」は運転取りやめ

●実施時期:
2021年春


【新たな着席サービス】
●対象列車:
「踊り子」「湘南」の普通車全車両
(グリーン車を除く)

●新たな着席サービスの概要:
・普通車の全ての座席が指定席となるとともに、座席の指定を受けずに利用することも可能に(座席未指定券)
・指定席特急券・座席未指定券共に同一料金、年間を通じて同一料金。
・車内で購入の場合、事前購入の料金に対し大人260円・こども130円を追加した料金。
・「えきねっとチケットレスサービス」利用可能の。

●普通車指定席の特急料金:
事前料金・・・50kmまで:760円、100kmまで:1,020円、150kmまで:1,580円
(車内料金は260円加算)
伊豆急行線は一律520円、伊豆箱根鉄道線内は一律200円(事前・車内料金の区分は無し)


●その他:
・特急「踊り子」に対する新幹線との乗継割引適用を終了。また、特急「湘南」についても乗継割引の適用は無し。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



JR東日本の特急「踊り子」に関しては、昨年11月に下記記事でご紹介したように、今年春より順次E257系をリニューアルした車両を導入することが既に発表されています。
【JR東日本】特急「踊り子」にE257系リニューアル車両を順次投入(2020年春頃より) : 阪和線の沿線から

一部列車では既にE257系による「踊り子」が運転されていますが、来春に全ての「踊り子」がE257系に統一されることとなります。
加えて、現在185系・215系で運行されている「湘南ライナー」「おはようライナー新宿」「ホームライナー小田原」の各列車についても、これまたE257系リニューアル車両で運転される特急「湘南」に置き換えられることとなりました。

更に、これらの特急列車がE257系に統一(「サフィール踊り子」を除く)されることにより、既に常磐線「ひたち」「ときわ」、中央線「あずさ」「かいじ」等で導入されている着席サービス導入による全車両指定席化も同時に行われることが、今回発表されました。


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▲来春から全車両がE257系に置き換えられる「踊り子」。

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▲東京駅で185系が見られるのも、来春までとなります。

既に上記当ブログ記事でもご紹介していたとおり、「踊り子」用185系がE257系に置き換えられる予定は発表されていましたが、それに併せて他線区でも実施している指定席化に踏み切るのも、先行する線区での動きを見ていると、ある程度予想できていたのではないかと思われます。

また全車指定席化に伴う「湘南ライナー」等の廃止も、これまた中央線特急の全車指定席化に伴い「中央ライナー」「青梅ライナー」が特急「はちおうじ」「おうめ」に置き換えられたことから考えても、ある程度の予想はついていた方も多かったのではないか、とも思ったりしました。
(参考)
3月15日で運転終了の「青梅ライナー1号」に乗る(2019.3.11) : 阪和線の沿線から

ただ、その「湘南ライナー」等を置き換える特急列車の名称が「湘南」となるのは、どうやらそこまでの名称となるのは予想外にも感じた方も多かった模様であります。
確かに「中央ライナー」「青梅ライナー」を置き換える列車名が「はちおうじ」「おうめ」であることから、シンプルな命名が続くこと自体は予想はできましたが、それがまさか漢字二文字の「湘南」とは、シンプルすぎる、という印象も抱いたりするのではないか、とも感じたりしました。

また、全車指定席化等の料金改正に伴い、「踊り子」に適用していた乗継割引が廃止となりますので、これまでのように新幹線特急券と組み合わせて「踊り子」の特急料金を抑える、なんていう使い方はできなくなりますので、乗継で「踊り子」を使う場合には注意が必要でしょう。



今回の発表で、特急「湘南」の設定により、「湘南ライナー」等が運転終了となります。
「湘南ライナー」等には185系の他、全車両2階建て車両である215系も投入されています。
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今回の発表記事では、215系の今後の動静については言及がありませんでしたが、同系式は現在、定期列車としては「湘南ライナー」「おはようライナー新宿」のみの運用で、臨時列車でも中央線「ホリデー快速ビューやまなし」で使用される程度となっています。
今回の改正で定期運用が無くなることから、車両そのものの今後の動向も、大いに気になるところです。

「全車2階建て」という、着席ニーズを最優先にした車両である一方、2扉でボックスシートという仕様が災いしてか、少なからず持て余しているようにも見受けられます。
長年運用されてきた「湘南ライナー」等が廃止となる来春以降、215系はどういう扱いを受けるのか。
ボックスシートではあるものの、展望の良い2階席を多く確保できる点からも、新たな活躍の道があればいいのでしょうが、果たしてどうなるのか、というのも注目しておきたいところです。

ともあれ、来春に大きな変化が訪れる東海道線・東京口の特急列車等ですが、185系の定期列車については来春までが確定、215系についても今後の動向が不透明であることから、早めの乗車・記録をしておくべきであることには違いないニュースであります。




●関連ニュースサイト:
東海道線に特急「湘南」 国鉄185系の定期運行や「湘南ライナー」終了へ JR東日本 | 乗りものニュース
JR東日本の定期特急から国鉄型が消滅…『踊り子』をすべてE257系に、新たな特急『湘南』も 2021年春 | レスポンス(Response.jp)
JR東日本,2021年春から特急“湘南”の運転を開始 〜“踊り子”・“湘南”はE257系で運転〜|鉄道ニュース|2020年11月12日掲載|鉄道ファン・railf.jp
2021年春より東海道線で特急「湘南」を運転、「湘南ライナー」は廃止へ - 鉄道コム
JR東日本,2021年春から特急“湘南”の運転を開始 〜“踊り子”・“湘南”はE257系で運転〜|鉄道ニュース|2020年11月12日掲載|鉄道ファン・railf.jp



●関連ブログ:
Msykの業務(鉄道)日誌:185系「踊り子」を見ておく〜朝の東京駅にて
【JR東日本】2021年春から特急「湘南」運転開始(「踊り子」「湘南」はE257系車両に置き換え) - kqtrain.net(京浜急行)
「踊り子」はE257系に統一、「湘南ライナー」等は「湘南」に: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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JR東日本では、多様化する通勤スタイルに合わせて、2021年春より時差通勤や繰り返し利用する利用者向けの新しいポイントサービスを発表しました。

多様化する通勤スタイルに合わせたJRE POINTの新サービスについて|JR東日本

概要は以下の通りです。

【1 快適な時差通勤を応援するポイントサービス】
●対象エリア:
JR東日本在来線首都圏エリア

●対象利用者:
Suica通勤定期券を利用で、「JRE POINTに登録」「JRE POINT WEBサイトに登録」によりエントリー完了した利用者

●ポイント還元方法:
Suica通勤定期券により対象エリアの駅でポイント還元対象となる時間帯に入場した場合にJREポイントを還元。
・早起き時間帯(ピーク時間帯より前の時間帯) 15ポイント/日
・ゆったり時間帯(ピーク時間帯より後の時間帯) 20ポイント/日

●開始時期:
2021年春より1年間の期間限定での実施を予定

●還元イメージ:
jre_jrepoint_offpeak
(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2020/20201110_ho01.pdf)より引用)

【2 回数券のように繰り返し利用する利用者向けのサービス】
●対象エリア:
JR東日本の在来線全てのSuicaエリア

●対象利用者:
「JRE POINT」にSuicaを登録し、Suicaの入金(チャージ)残額で繰り返し対象エリア内の在来線を利用した場合

●ポイント還元方法:
・同一運賃区間の利用が同一月内に10回で、運賃1回分相当のJRE POINTを還元
・更に月11回以上の利用で、1回毎に運賃の10%相当のJRE POINTを還元

●開始時期:
2021年3月1日

●還元イメージ:
jre_jrepoint_repeat
(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2020/20201110_ho01.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



JR東日本では、昨年10月よりSuica・モバイルSuicaでの乗車金額に応じて、JRE POINTを乗車金額の0.5%または2%分を還元するサービスを実施しています。
【参考】
【JR東日本】Suica乗車にポイント付与開始。モバイルSuicaは2%(2019.10.1〜) : 阪和線の沿線から

今回はこれに加えて、今般の新型コロナウイルス感染症の影響から、オフピーク通勤や在宅勤務が増えてくる等、通勤スタイルが多様化していることを踏まえて、新たなポイント付与のサービスを実施することが発表されました。


一つ目の「時差通勤」については、Suica定期券利用者を対象に、対象エリアの駅ごとに設定されたピーク時間帯を外して利用した場合に、ポイントが加算されることとなっています。
ピーク前が15ポイントに対し、ピーク後が20ポイントと、後の方が付与ポイント数が高いのが意外でありますが、月20日程度ピーク後に利用すると、400ポイントが追加で付与されるわけなので、オフピーク通勤を進めるインセンティブになりそうな感じです。


もう一つの「繰り返し利用」向けサービスですが、これは現行の回数券をイメージしたポイントサービスといえるでしょう。
即ち、1ヶ月に10回利用すると1回分のポイントが付与されることとなり、この点は回数券の考え方を引き継いでいるといえますが、11回目以降では、利用毎に10%相当分のポイントが付与されることとなります。

この手のポイントサービスでは、回数券よりも若干割引率(還元率)が低いこともままあるわけですが、今回の繰り返し利用のJRE POINT付与サービスでは、1ヶ月のうちに10回利用すれば1回分のポイント還元される上に、それ以降、1回利用毎に10%相当のポイントが還元されることから、単純に考えると、1ヶ月に11回以上乗車する場合は回数券よりもおトクになることになりそうです。

勿論、回数券は購入後3ヶ月間有効なのに対し、繰り返し利用でのポイント付与は1ヶ月単位での還元となるので、月ごとに利用回数が変動する場合には、回数券が有利な場合もありますが、ともあれ、「多様な通勤スタイルの応援」という意味では、有利なポイントサービスといえるでしょう。


私自身は、首都圏エリアでもJR東日本エリア在住でもないことから、これらのポイントサービスとは無縁となりそうですが、面白そうな取り組みだけに、他事業者に広まっていくのかどうか、注目しておきたいニュースに感じました。




●関連ニュースサイト:
JR東、時差通勤や複数回乗車でポイントを還元するサービスを導入 - 鉄道コム
JR東日本、Suicaを同一区間で繰り返し使うとJRE POINT還元。月10回乗ると1回が実質無料 - トラベル Watch



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JR九州では、2022年秋頃開業予定の九州新幹線の武雄温泉〜長崎間(以下、「九州新幹線長崎ルート」)について、新幹線の列車名と導入車両を決定したことを発表しました。

九州新幹線(武雄温泉・長崎間)新幹線の名称と導入車両が決定!!|JR九州

概要は以下の通りです。

●列車名:
「かもめ」

●導入車両:
N700S 6両編成
(※)JR東海が営業投入しているN700S(16両編成)を6両編成に短編成化したもの

●内外装イメージ:
jrkyushu_kamome_exterior
▲エクステリアイメージ

jrkyushu_kamome_interior_1
▲インテリアイメージ(2+2列)

jrkyushu_kamome_interior_2
▲インテリアイメージ(2+3列)

(いずれも上記発表資料(https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2020/10/28/201028nagasaki_aishou.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



九州新幹線長崎ルートについては、下記のとおり2022年秋頃の開業見込みとなることが、既に発表されています。
九州新幹線(武雄温泉・長崎間)完成・開業時期の見通しについて|JR九州

開業まであと2年程度となったなか、本日その列車名と導入車両が発表されました。

列車名は「かもめ」。
現在、博多〜長崎間を中心に運行するJR九州の特急列車名が、そのまま新幹線に使用されることとなります。

「かもめ」の名称は、上記発表資料にもあるようん、1961年から約60年に渡り、長崎駅を目的地とする特急列車の名称として使用されてきましたが、今回遂に新幹線の列車名として使われることとなります。

一方「かもめ」という愛称に使われてきた車両に目をやると、「客車」(1937年〜1943年、1953年〜1961年)、「気動車」(1961年〜1975年)、「電車」(1976年〜現在)、とこれまで全ての動力方式の車両で使用されてきましたが、今回これに「新幹線」が加わることになります。

これら4種類全てで使用された列車名称という観点では、臨時列車を含める(「つばさ」)、あるいは漢字・ひらがな表記の両方を含む(「あおば」)事例は過去にはありましたが、「定期列車のみ」で「完全一致」のケースとなると、恐らく「かもめ」が初めてになるのではないかと思われます。
これも、「かもめ」という名称がいかに長く使われてきて、そして今後も使われ続けることの証なのかな、と思うと、嬉しく思った次第であります。



時折このブログでも触れていますが、私の両親が長崎県の島原半島出身ということもあり、博多〜諫早間でこの「かもめ」に幼少の頃から乗車する機会に恵まれていました。
そのせいもあり、この「かもめ」という名称には、他の列車名には無い、特別な親近感を抱き続けてきたわけですが、その名称が、遂に新幹線で見られる時代があと2年後にやってくることを思うと、感慨深いものを感じずにはいられません。


一方、新幹線「かもめ」で使用される車両に目をやると、JR東海で既に投入されているN700Sが導入されることとなります。
N700Sは、下記記事で過去にご紹介したように、床下機器の配置を最適化することで、16両編成の基本設計をそのまま用いて短編成化することが可能となっていますが、その設計思想が早速「かもめ」で活用されることとなります。

翻って、N700S「かもめ」のデザインをみると、足回りに赤色が施されているのが特徴的でありますし、その他ロゴ等の配置も、JR九州のこれまでの車両デザインを踏襲したものとなっており、「標準仕様」のN700Sでありますが、大きく印象が異なるものとなっており、実車の登場が楽しみであります。


九州新幹線長崎ルートは、武雄温泉以東、佐賀県内の整備方針が決まっておらず、仮に今後決定したとしても整備に相当の時間がかかることことから、少なくとも数十年スパンの期間で、武雄温泉〜長崎間を折り返す運行が続くものと思われます。
個人的には、新大阪駅で「かもめ|長崎」という行先表示をいつの日か見ることができれば、非常に嬉しいものがありますが、九州新幹線長崎ルートの佐賀県内の整備に関する議論を見ていると、私の生きている間に整備されるのも怪しいくらいに思えてくるところはあります。

とはいえ、新幹線として「かもめ」が走り出すのは間違いない訳ですし、それ自体嬉しいことでありますので、2年後の開業時には是非とも乗りにいけるよう、楽しみにしたいと感じたニュースでありました。




●関連ニュースサイト:
長崎行きの九州新幹線西九州ルート 列車名は「かもめ」に決定 車両はN700S | 乗りものニュース
JR九州、九州新幹線長崎ルートの列車名を「かもめ」に N700Sを導入 - TRAICY(トライシー)
長崎行き新幹線の名は『かもめ』…西九州ルートに N700S を投入 | レスポンス(Response.jp)
JR九州,九州新幹線(武雄温泉—長崎間)の列車名は“かもめ”に|鉄道ニュース|2020年10月28日掲載|鉄道ファン・railf.jp
九州新幹線 武雄温泉〜長崎の名前が「かもめ」に決定。N700Sを6両編成 - トラベル Watch
九州新幹線西九州ルートの列車名は「かもめ」、JR九州 - 鉄道コム
二線級から新幹線へ 飛躍する特急「かもめ」 - 鉄道コム



●関連ブログ:
【速報】長崎新幹線の愛称は「かもめ」に決定!N700S系6両編成を導入 | 鉄道プレス
【JR九州】九州新幹線(武雄温泉〜長崎間)新幹線の名称と導入車両が決定へ - kqtrain.net(京浜急行)



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JR北海道では、同社の日高線・鵡川〜様似間について、2017年2月18日に沿線自治体に対し復旧断念並びにバス等への転換に向けた協議開始を申し入れていました。
その後、沿線自治体と鉄道事業廃止に当たっての支援等について協議してきましたが、今年10月に協議がまとまり、鉄道事業廃止についての同意が得られたことから、本日、国土交通大臣宛てに鉄道事業廃止届出書を提出したことを発表しました。

日高線(鵡川・様似間)の鉄道事業廃止届の提出について|JR北海道

概要は以下の通りです。

●廃止路線:
日高線の一部、鵡川〜様似間(116.0km)

●廃止予定日:
2021年11月1日(月)

なお、届け出後、鉄道事業法第28条の2第2項の規定に基づき、北海道運輸局の主催で意見聴取が行われますが、JR北海道としては、この意見聴取の中で、廃止日の繰上を実施したい旨の陳述を行うこととしています。
これにより、繰上が認められれば、2021年4月1日(最終運行日:2021年3月31日(水))に廃止予定日を繰り上げることとしています。


その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



苫小牧から太平洋に沿って南下し、襟裳岬の少し手手前となる様似までの146.5kmを結ぶ日高本線(日高線)。
沿線は、太平洋を望みつつ走る一方、サラブレッドの生産牧場が点在している地域を走ることから、車窓からは多くの馬を眺めることができる、風光明媚な路線でありました。

一方、太平洋の沿岸ギリギリを走る区間もあることが災いし、2015年1月以降、高波や豪雨、台風といった自然災害により、線路の土砂流出が相次いで発生し、鵡川〜様似間については、長期間の運休・バス代行が実施されてきました。


一方、当該区間は、民営化当時に比べると、被災直前の平成26年度の輸送密度は約1/3(538人→186人)と、沿線人口や高校通学者の減少等により利用者が減少の一途をたどっていました。

また収支の状況で見ると、営業収入に対し経費が15倍近くを要し、年間11億円の赤字となっていましたが、これに土木構造物老朽対策の費用を加えて、持続的な運営に要する費用としては合計で年間約16.4億円が必要であるとされていました。

元より収支状況が非常に悪い状況である上に、人口減少や高規格道路整備といった利用者の将来的な減少が継続することが見込まれていましたが、それに加え、高波等の被災により100億円規模の復旧・海岸浸食対策費用が必要なことが加わり、これらの費用負担について、地元から合意が得られなかったことから、鉄道による復旧を断念し、バス等への転換の協議申し入れが行われた、というのが、今回の廃止に至るいきさつでありました。
【参考】
日高線(鵡川・様似間)の復旧断念、並びにバス等への転換に向けた沿線自治体との協議開始のお願いについて|JR北海道

今般、沿線自治体から廃止の同意が得られたことから、10月27日(火)に廃止の届出を行いましたが、既に協議が整っていることから、廃止日が繰り上がる公算は高いと思われます。


既に災害により、列車は走れない状況となっていることから、あくまで「手続上」の話ではありますが、日高線の大部分(約8割)が廃止になることが、これで正式に決まったこととなります。




この日高本線については、私自身は一度だけ乗車したことがありました。
当時は、キハ130系という、やや小ぶりの気動車が運用されていましたが、これに乗車して様似まで往復し、襟裳岬を観光してきました。
上記で記したように、どこまでも続く太平洋の眺めのみならず、時折みられた馬の放牧シーンなどが印象的で、確か私が乗車した時も、線路上に馬がいたので緊急停止した覚えがあります。


そんな特徴的な車窓も、復旧されることなく見納めになるのは、辛い気持ちがある一方、沿線人口が減少し、いくら公共交通機関といえども収支の面では持続可能な運営からほど遠い状況であることを考えると、もはや鉄道としての役割は終わらざるを得なかった、といえるかも知れません。


日高線に乗車したときの写真はありませんが、記念購入した入場券をご紹介しておきます。
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▲静内駅

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▲様似駅

静内駅は、列車が運休している現在でも引き続き「みどりの窓口」設置駅となっていますが、それも早ければ今年度限りで見納めとなりそうです。
このような入場券も、恐らく過去のものになりそうですが、一度だけでも乗車できて良かったと思いつつ、二度と乗車できないのは辛いのですが、上述の事情では仕方がない、とも感じた次第です。




●関連ニュースサイト:
日高本線「鵡川〜様似」2021年11月廃止へ 同年4月前倒しも視野 JR北海道 | 乗りものニュース
JR北海道、日高本線の不通区間を2021年に廃止 - 鉄道コム



●関連ブログ:
【JR北海道】日高本線(鵡川〜様似間)の鉄道事業廃止届を提出 - kqtrain.net(京浜急行)



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JR東日本では、新型コロナウイルス感染症の流行を景気とした利用者の行動様式の変化や、夜間の鉄道工事における作業時間確保の観点から、来年春のダイヤ改正で終電時刻の繰り上げを実施することを、今年9月に発表していました。
【JR東日本】東京圏の終電時刻繰り上げ等の実施を発表(2021年春) : 阪和線の沿線から

この度、今回実施知る終電繰り上げ等について、その概要が発表されました。

ダイヤ改正における終電時刻繰り上げ等の概要について|JR東日本

概要は以下の通りです。

●実施線区:
・終電繰り上げ・・・17線区
・初電繰り下げ・・・5線区
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▲実施線区一覧
(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2020/20201021_ho01.pdf)より引用)

●終電繰り上げの線区別概要(主な線区):
【山手線】
内回りは16分〜19分程度繰り上げ
外回りは20分程度繰り上げ(一部現行通りの区間あり)

【東海道方面】
・京浜東北線・・・区間により16分〜33分程度繰り上げ
・東海道線・・・平塚までほぼ現行通り、国府津まで7分程度、小田原まで15分程度の繰り上げ
・横須賀線・・・大船までほぼ現行通り、逗子まで15分程度、久里浜まで18分程度の繰り上げ

【中央方面】
・中央線快速・・・高尾まで30分程度繰り上げ、大月まで16分程度の繰り上げ
・青梅線・・・青梅まで22分程度、奥多摩まで37分程度の繰り上げ

【総武・京葉方面】
・総武線各駅停車・・・津田沼まで16分程度、千葉まで23分程度の繰り上げ
・京葉線・・・新習志野まで11分程度、蘇我まで30分程度の繰り上げ

【東北・高崎方面】
・京浜東北線・・・赤羽まで18分程度、南浦和まで現行通り、大宮まで23分程度の繰り上げ
・高崎線・・・籠原までほぼ現行通り、高崎まで21分程度、新前橋まで37分程度の繰り上げ
・宇都宮線・・・小金井までほぼ現行通り、宇都宮まで24分程度の繰り上げ

【常磐方面】
・常磐線快速・・・松戸まで18分程度、我孫子まで22分程度、取手まで23分程度、土浦までは現行通り、勝田まで23分程度の繰り上げ
・常磐線各駅停車・・・松戸まで16分程度、我孫子まで15分程度の繰り上げ

●初電繰り下げの線区別概要:
・京浜東北・根岸線(大船方面行き)・・・赤羽〜東十条で12分程度、東神奈川〜大船で3分程度のの繰り下げ
・中央線各駅停車(三鷹方面行き)・・・中野〜三鷹間で17分程度の繰り下げ
・総武線各駅停車(千葉方面行き)・・・津田沼〜千葉間で14分程度の繰り下げ
・常磐線快速(下り)・・・上野〜松戸間で 3分程度の繰り下げ
・常磐線快速(上り)・・・取手〜松戸間で9分程度の繰り下げ
・常磐線各駅停車(下り)・・・松戸〜我孫子間で16分程度の繰り下げ


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



先のブログ記事でご紹介したように、JR東日本では来年春のダイヤ改正で、終電時刻の繰り上げ及び初電時刻の繰り下げを実施することを発表していました。
この時、実施線区及びその概要は、10月に発表する予定としていましたが、本日その内容が発表されました。

実施線区や区間、繰り上げ等の時間は上記発表資料のとおりですが、特に注目したのは、中央線快速電車の繰り上げであります。
上記発表資料から、中央線快速の終電繰り上げ予定について引用してみます。
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▲中央線快速の繰り上げ概要
(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2020/20201021_ho01.pdf)より引用)

ご覧のとおり、高尾までの全区間にわたり、約30分の繰り上げが実施されることとなります。
現行のダイヤでは、東京駅発の最終列車は、高尾行き0:15、豊田行き0:25、武蔵小金井行き0:35(新宿発は15分後)となっていますが、これらが一気に30分程度繰り上げられることとなります。

他線区でも区間単位でみれば、もう少し繰り上げ時間が早くなるケースも見受けられますが、東京〜高尾というこれだけの長い区間で、一気に30分も繰り上げとなるのは、この中央線快速をおいて他がなさそうです。

私自身、20年以上前に中央線快速の沿線に住んでいたことがあり、その際にかなり遅い時間まで高尾・豊田方面への列車が残っていて、都心から割と離れているのにも関わらず、0時過ぎでも帰宅できるのに驚いたものでした。

しかし、来春からはこれが一気に30分も繰り上がることとなりますので、残業や飲み会は勿論、遠方からの帰宅の場合に注意しておく必要がありそうです。
もっとも、「残業」や「飲み会」については、今般の新型コロナウイルス感染症の影響と、それに伴う「新しい生活様式」により、在宅ワークやオンライン飲み会等、そもそも深夜の時間帯に帰宅する、とうい需要が激減している、という点も、今回の終電繰り上げの理由ではあります。

先に終電繰り上げを発表したJR西日本(下記記事参考)では、ダイヤ改正後の終電近くに運行される各列車の時刻表の掲載があったことから、繰り上げ後のダイヤがイメージできました。
【参考】
【JR西日本】深夜帯ダイヤ見直し実施の詳細を発表(2021年春実施)主要駅0時以降の列車を中心に計48本削減 : 阪和線の沿線から

今回のJR東日本の発表では、繰り上げ対象区間とそのおおよその繰り上げ時間のみが発表されており、詳細なダイヤは発表されていませんでした。
もっともJR東日本の場合、一部の線区では終電前の列車増発や、特に深夜の利用が増える金曜日に運行予定の臨時列車の調整もあることから、詳細な時刻表は今後発表になるものと思われます。

また今回、JR東日本の終電繰り上げ概要が明らかになったことから、接続する民鉄やバスでも見直しが考えられますが、そんなニュースも可能な限り取り上げることができればと思っています。



●関連ニュースサイト:
JR東日本17線区で終電繰り上げ 高尾30分 大宮23分 松戸18分 山手線も対象 | 乗りものニュース
JR東、2021年春の終電時刻繰り上げ詳細を発表 - 鉄道コム
JR東日本、終電繰り上げの目安を発表。山手線は16〜20分程度、中央線快速は16〜30分程度繰り上げ - トラベル Watch
JR東日本、終電繰り上げの概要発表 17線区対象 - TRAICY(トライシー)
JR東日本 終電時間繰り上げ最大37分 首都圏17路線で実施へ - ITmedia ビジネスオンライン



●関連ブログ:
【JR東日本】終電を早めるダイヤ改正概要を発表…山手線で20分程度繰り上げ | 鉄道プレス
[JR東日本]終電繰り上げの線区毎の詳細を発表、現行で25時以前の区間も対象に: 鉄道ダイヤ改正ニュース



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JR北海道では、新型コロナウイルス感染症の影響により利用が依然として大きく減少しており、回復の見通しが立たないことに加え、ライフスタイルの変化により出張等のビジネス利用や夜間の利用減少が今後も続くことが予想されることから、利用状況にあわせたダイヤの見直しを検討していることを発表しました。

来春のダイヤ見直しについて|JR北海道

概要は以下の通りです。

●ポイント:
・利用者が大きく減少している列車を中心に、利用状況にあわせた減便・減車や定期列車の臨時列車化を検討
・都市間輸送をはじめ、札幌圏を含む全道的な普通列車の見直しを図る
・今後も鉄道事業を継続するために、固定費を含めた経費節減を図る

●実施概要:
【札幌〜函館間 特急「北斗」】
・定期24本→定期20本+臨時2本
・夜間帯で利用の少ない上下1本ずつの取りやめを
・更に上下1本ずつを臨時列車とし、年間30日程度の運休日を設定

【札幌〜旭川間 特急「カムイ」「ライラック」】
・定期48本→定期44本+臨時4本
・上下2本ずつを臨時列車とし、土休日と繁忙期などの利用の多い日に運転
(年間230日程度を運休)

【旭川〜網走間 特急「大雪」】
・定期4本→臨時4本
・「大雪」全列車を臨時列車とし、年間50日程度の運休日を設定
・札幌直通の特急「オホーツク」4本は現行体系を維持

【旭川〜稚内間 特急「サロベツ」】
・定期4本→定期2本+臨時4本
・「サロベツ」2本を臨時列車とし、年間30日程度の運休日を設定
・札幌直通の特急「宗谷」2本は現行体系を維持

【特急「北斗」「おおぞら」の減車】
通常の運転は5両とし、利用状況にあわせて増結を実施
(「北斗」現行7両→5両、「おおぞら」現行6両→5両)

【札幌圏の一部列車見直し】
・10本程度の列車を運転見直し、また、10本程度の列車を土休日運休

【普通列車の一部見直し】
・利用の少ない列車を見直し
対象線区・・・函館線(滝川〜旭川間)、留萌線、石北線、宗谷線(旭川〜名寄間)、根室線(滝川〜新得間、新得〜帯広間)

【利用の少ない駅の見直し】
利用の少ない36駅のうち、廃止または自治体による維持管理への移行を関係する自治体と協議中で、18駅程度を廃止の方向で協議中

●経費節減額:
年間約5.5億円
(減便・減車・・・年間5.0億円、駅の見直し・・・年間約0.5億円)

●実施時期:
2021年春予定


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。

新型コロナウイルス感染症の影響により、通勤需要はある程度戻りつつありますが、観光や出張の需要は、利用者の回復には相当の時間がかかるものと考えられます。
加えて、今回の新型コロナウイルス感染症を機に、リモートワークやWeb会議といった、移動を伴わない仕事のスタイルが一気に普及したことから、出張等のビジネス利用が、従前のレベルに戻ることは恐らく無いのではないか、と考えられます。

そんなこともあり、来春のダイヤ改正では、通勤・通学列車は元より、これまで各鉄道事業者の収益源でもあった特急列車等の都市間輸送等について、大規模な見直しが行われるのではないか、という予想もされています。


そんな中本日発表のあったJR北海道のダイヤ見直しは、まさにその予想が具現化されそうな内容、といえるものでありました。

特に見直すのは、都市間輸送を担う特急列車でして、札幌から各方面へ向かう道内特急列車のうち、帯広方面の「とかち」と、室蘭方面の「すずらん」を除く全ての系統で、臨時化を含む減便あるいは減車が実施されることとなります。

目立つところでいえば、旭川〜網走間「大雪」と、旭川〜稚内間「サロベツ」の臨時化で、「大雪」は全列車、「サロベツ」は2往復のうち1往復が臨時化されます。
ただ、臨時化されるとはいっても、「大雪」は年間50日程度(月4日程度)、「サロベツ」は年間30日程度(月3回程度)の運休を実施することでありますので、臨時化というよりも、毎週あるいは月数回の運休日の設定、という捉え方がより実態に合いそうです。

一方、「北斗」については、2016年3月の北海道新幹線開業に合わせて、現行の12往復24本体制となりましたが、このうち1往復は廃止、1往復は臨時化することとなり、定期列車としては10往復となります。
(参考)
【JR北海道】平成28年3月ダイヤ改正を発表。北海道新幹線開業の他「スーパー北斗」増発「スーパーカムイ/エアポート」の直通運転取りやめなどを実施 : 阪和線の沿線から
ただこの臨時列車も、運休日は30日程度となっており、年間のうち9割程度は11往復の運行が維持されそうな感じです。
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▲新函館北斗駅に停車中の特急「スーパー北斗」(現:「北斗」)
北海道新幹線開業後、12往復の体制が維持されてきましたが、今回の見直しで定期10往復、臨時1往復(月3回程度運休)に減便されることが検討されています。


特急列車の減便・ダイヤ改正に目を奪われがちですが、普通列車の見直しについても、札幌圏だけでなく、留萌線・石北線・宗谷線といった路線でも見直しが検討されることとなっています。
維持困難線区のうちバス等への転換を地元と協議している、いわゆる「赤線区」の一つである留萌線でも、今回列車本数の見直しが検討されており、どの程度の本数が見直されるのか、気になるところです。


JR北海道では、上記の過去記事でご紹介した、2016年3月の改正に加え、その翌年の2017年3月のダイヤ改正で、利用の少ない列車の見直しを相当実施してきました。
(参考)
【JR北海道】平成29年3月ダイヤ改正を発表。札幌〜旭川・稚内・網走間の特急運行体系を変更。 : 阪和線の沿線から

しかし、これらの見直しから4年で、更に大幅な見直しを実施せざるを得ないというところに、新型コロナウイルス感染症の影響の大きさを感じざるを得ないところです。


詳細な見直し内容は、今後発表されるものと考えられますが、車両的な面で言えば、特急列車の減車・減便により、老朽化した183系気動車の置き換えが進むのかどうか、といったところも気になるところです。
また、旭川地区の普通列車も減便が検討されていることから、この地区の一般型気動車にも、何らかの動きがあるのかも知れませんので、これらも含めた見直しの詳細が発表されれば、改めてご紹介したいと思います。




本当ならば、新型コロナウイルス感染症の影響が収束すれば・・・といいたいところですが、Web会議等の「新しい生活様式」が、公共交通機関による移動を忌避する方向にならざるを得ないところを考えると、元に戻ることは難しいのかな、と考えられます。
そんな中、各社がどのような見直しを実施していくのか、決して明るい話題ではありませんが、大事な話題でもありますので、可能な限りフォローしていきたいなと感じています。



●関連ニュースサイト:
JR北海道2021年春減便へ 特急「大雪」は全便臨時化 札幌圏も対象 18駅廃止も | 乗りものニュース
JR北海道が来春ダイヤ見直し、特急「大雪」臨時列車に 経費節減額は年間約5.5億円 | 鉄道ニュース | 鉄道チャンネル
JR北海道、来春改正でダイヤ合理化 特急「大雪」は全便臨時化へ - TRAICY(トライシー)
極端に利用が少ない18駅を廃止へ…特急は『大雪』をすべて臨時化 JR北海道2021年春のダイヤ見直し | レスポンス(Response.jp)
JR北海道、2021年春に列車本数の削減を検討 - 鉄道コム
JR北海道,2021年春にダイヤの見直しを検討|鉄道ニュース|2020年10月16日掲載|鉄道ファン・railf.jp



●関連ブログ:
JR北海道の2021年春ダイヤ改正はかなり厳しい: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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JR東日本では、利用者のサービス向上、交流人口の増加や地域活性化を目的として新幹線の速度向上による所要時間短縮に取り組んでいますが、この度盛岡〜新青森間及び上野〜大宮間の速度向上についての発表が行われました。

新幹線の速度向上に向けた取り組みについて|JR東日本

概要は以下の通りです。

●盛岡〜新青森間:
【速度向上の概要】
最高速度:
320km/h(現行:260km/h)

所要時間の短縮:
最大5分程度

【工事期間(予定)】
2020年10月から概ね7年程度


●上野〜大宮間:
【速度向上の概要】
最高速度:
上野〜大宮間の埼玉県内で130km(現行:110km/h)

所要時間の短縮:
最大1分程度

【ダイヤ変更】
130km/hへの最高速度引き上げによるダイヤ変更は、2021年春を予定



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



今回速度向上が発表されたJR東日本の新幹線のうち、上野〜大宮間については、2018年5月に所要時間短縮に向けた工事の着手が発表されていました。
【参考】
【JR東日本】新幹線・上野〜大宮間の所要時間短縮に向けた工事の着手を発表(2018.5〜) : 阪和線の沿線から

工期は概ね2年程度が予定されていましたが、今般ほぼ予定通りに工事が完了することとなり、来春からの速度引き上げ(130km/h)が実施されることとなります。


これに加えて、東北新幹線の盛岡〜新青森間では、現行260km/hの最高速度を320km/hへ引き上げる工事に着手することが、併せて発表されています。

この速度向上工事が完了すると、同区間で概ね5分程度の所要時間短縮が実現することとなり、東北新幹線のみならず北海道新幹線を通して利用する場合にも、その速度向上の恩恵を受けることができそうです。
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▲新青森駅に停車するE5系。

もっとも、盛岡〜新青森間の速度向上工事はこれから7年程度の工期を要することとなり、実際に速度が向上するのは、もう少し先の話になりそうです。

一方で、北海道新幹線・新函館北斗〜札幌間の開業が2031年度にも予定されていることから、北海道新幹線全通のあかつきには、この速度向上工事も本領を発揮することになるのではないか、とも考えられます。


私も東北新幹線の「はやぶさ」に乗車したことがあるのですが、盛岡を境にして最高速度が変わるのは乗車していても実感しました。
盛岡以北では、もう少し速く走れたらいいのにな、とは思っていただけに、速度向上工事の実施は嬉しい限りです。

実現はもう少し先の話となりますが、その際の東北新幹線のダイヤが楽しみに感じたニュースでありました。



●関連ニュースサイト:
東北新幹線スピードアップへ 盛岡〜新青森 最高時速260kmから320kmに | 乗りものニュース
JR東日本,東北新幹線盛岡—新青森間の速度向上に向けた工事に着手 〜上野—大宮間も引き上げへ〜|鉄道ニュース|2020年10月6日掲載|鉄道ファン・railf.jp
東北新幹線盛岡〜新青森間、最高速度260km/h→320km/hへ 計画概要まとまる 上野〜大宮間も130km/hに引き上げ | 鉄道ニュース | 鉄道チャンネル



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JR四国では、「Go To トラベル」対象商品購入時に付与される「地域共通クーポン」利用を条件に、JR四国及び土佐くろしお鉄道線を乗車券・料金券ともに40%割引で利用できる「Go To Travelキャンペーン企画割引乗車券」を発売しています。

Go To Travelキャンペーン 企画割引乗車券|四国旅行 JR四国ツアー(駅コミ)

概要は以下の通りです。

●発売期間・利用期間:
2020年10月1日(木)から2021年1月31日(日)まで
(発売期間は、乗車券類の有効期間開始日がGo To トラベル実施期間に含まれる場合に限り発売)

●発売箇所:
JR四国の駅のみどりの窓口、ワープ支店、土佐くろしお鉄道中村駅・宿毛駅・安芸駅

●利用条件:
・1回の購入時に1,000円以上の「地域共通クーポン」の利用が必要で、不足額は現金の併用が可能。
・JR四国内単独、またはJR四国線と土佐くろしお鉄道線の乗車券類を購入する場合に発売。
土佐くろしお鉄道線のみの利用となる取り扱いは不可。
・乗継割引等、他の割引との重複割引は不可
・地域共通クーポンの有効期間が、きっぷの利用開始日を含む場合に限り発売

●イメージ:
jrshikoku_goto_discount_ticket
(上記発表資料(http://www.jr-eki.com/ticket/brand/2-7EN)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



Go To トラベルの「地域共通クーポン」については、過日の下記記事でご紹介しましたが、要は旅行代金の15%を、宿泊地(日帰り旅行の主たる目的地)及びその隣接する都道府県で利用できるクーポンとして配布されるものです。

飲食や物販等、様々な店舗で利用できるようになっていますが、交通機関も例外ではなく、多くの鉄道事業者もまた「地域共通クーポン」取扱店舗として名を連ねています。

そのうちJR西日本については、下記記事で地域共通クーポン利用を条件とした「自由周遊きっぷ」についてご紹介しました。
【JR西日本】Go To トラベル「地域共通クーポン」で利用可能な「自由周遊きっぷ」発売を発表(2020.10.1〜2021.1.31)) : 阪和線の沿線から

そして今回ご紹介するのは、JR四国の割引乗車券で、上述のとおり、地域共通クーポン利用が条件で、JR四国内及びJR四国と土佐くろしお鉄道との連絡乗車券及び料金券が40%割引になる、というものです。

利用できる区間に限りはありますが、その代わり往復やキロ制限はない上に、差額は現金との併用が可能であることから、かなり使いやすい企画きっぷなのではないか、とも思われます。

上述の発表資料には記載されていませんが、JR四国及び土佐くろしお鉄道では、いずれも地域共通クーポンは「紙クーポン」のみ取り扱っている模様です。
(Go To トラベル公式サイトの検索結果による)
そのため、「電子クーポン」では、この割引乗車券を購入することができませんので、注意が必要です。


ともあれ、乗車券も特急券も、40%割引で購入できるこの「企画割引乗車券」。
折角ですので、宿泊ついでに、この機会と言うことで、鉄道友の会ローレル賞を受賞したばかりの2700系を堪能するなどしてみてはいかがでしょうか。
また、大幅な割引で、クーポンも付いてきますので、思い切ってグリーン車にも乗ってみて、その俊逸な乗り心地を堪能するとともに、こういった使い方をご紹介することで、少しでもJR四国の経営が回復すればいいな、と感じた次第です。

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▲多度津駅に停車中の2700系。

DSC_2238_R
▲グリーン車も勿論、企画割引乗車券の対象となっており、40%割引での乗車が可能です。




●関連ニュースサイト:
JR四国、「Go To トラベル」できっぷ4割引に 地域共通クーポン利用 - TRAICY(トライシー)



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