阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
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大手・準大手・首都圏近郊事業者

【JR東日本等】磁気乗車券からQR乗車券への置き換えを発表(2026年度末以降)

JR東日本や東武鉄道などの鉄道事業者8社(※)(以下、「鉄道8社」)では、磁気乗車券からQRコードを使用した乗車券(以下、「QR乗車券」)への置き換えを順次実施することを発表しました。
(※)京成電鉄、京浜急行電鉄、新京成電鉄、西武鉄道、東京モノレール、東武鉄道、JR東日本、北総鉄道の8社。

鉄道事業者8社による磁気乗車券からQRコードを使用した乗車券への置き換えについて|JR東日本
鉄道事業者 8 社による磁気乗車券から QR コードを使用した乗車券への置き換えについて |東武鉄道

概要は以下のとおりです。

【QR乗車券への置き換え目的】
・持続可能なシステムへの移行
(磁気乗車券用の機構の煩雑さ、鉄道固有の専門性の高さから、中長期的に維持していくために、持続可能なシステムへ移行。)

・より環境にやさしい用紙への置き換え
(磁気乗車券の用紙は金属を含んでいるため、リサイクルにあたり磁気層の分離・廃棄が必要であり、一定の環境負荷を与えている。QR乗車券では、よりリサイクルが容易な用紙に変更可能・)

・利用者サービスの向上
(機器の不具合による券詰まりなど、利用者に不便を与える状況が発生している。非接触による処理が可能なQR乗車券により、メンテナンス性の向上や故障率の低減を図る。)

2024052920-44-321
(上記発表資料(https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/202405291150160CBBRsoa38jKVbdWopmmKA.pdf)より引用)


【QR乗車券の概要】
●対象:
自動券売機から発見する普通乗車券(近距離券)をQR乗車券に置き換え。
その他詳細については、決定次第発表。

●利用方法:
磁気乗車券を出改札機器へ投入する方式から、QR乗車券のQRコードを出改札機器のQRリーダーにタッチする方法へ変更。
2024052920-44-472
(上記発表資料(https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/202405291150160CBBRsoa38jKVbdWopmmKA.pdf)より引用)


【システム】
鉄道8社共用のQR乗車券管理サーバーで管理。
8社が同一のシステムを使用することで、会社間にまたがるQR乗車券の発券が可能。
2024052920-45-032
(上記発表資料(https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/202405291150160CBBRsoa38jKVbdWopmmKA.pdf)より引用)

【サービス開始時期】
2026年度末以降、順次実施予定


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



これまでの磁気乗車券に替わって、地方鉄道事業者での導入事例も既にある「QR乗車券」ですが、近年、JR各社や大手民鉄などで、導入を進めていく動きが出てきています。

ここ関西地区では、大手民鉄事業者等で構成する「スルッとKANSAI協議会」が、QRコードを活用したデジタル乗車券サービスの開始を、またJR西日本が周遊券等のQRチケットのサービスを開始することを発表しています。
(参考)




一方、東日本地区の鉄道事業者を見てみますと、JR東日本では2024年下期にQRコードを使用した新たな乗車サービス導入を発表しているほか、東武鉄道では2024年度までの4カ年を期間とする「中期経営計画2024〜2027」において、QR乗車券の導入による磁気乗車券の全廃を発表しています。
(参考)




このように、QR乗車券の仕組みが徐々に導入されていくなか、現在発売されている磁気乗車券をどのように扱っていくのか気になっていましたが、今回発表のあった8社では、2026年度末以降に現在の磁気乗車券をQR乗車券に置き換えていくことが発表されました。


思えば、磁気乗車券を使用した自動改札機は、ここ関西の阪急電鉄が嚆矢だったかと記憶しており、その後、1980年代にかけて関西地区の鉄道事業者を中心に普及が広がりました。
1990年代に入ると、これまで磁気乗車券の導入が進まなかったJR各社や首都圏の鉄道事業者でも導入が進み、大都市圏では当たり前のように磁気乗車券が利用されたのが、1990年代後半から2000年代にかけてでしょうか。

その後、交通系ICカードの普及により、磁気乗車券の利用割合は減少していき、現在では1割にも満たなくなりました。
将来的にこの磁気乗車券をどうしていくのか、というのは、新たにQRコードの技術が普及してきたこともあって、個人的に気になっていましたが、今回首都圏の8社では、磁気乗車券を廃止していくという、思い切った方向性が示されることとなりました。


今後、どのようなスケジュールで磁気乗車券をQR乗車券に置き換えていくか、また普通乗車券以外のきっぷをどのようにQR乗車券に対応させていくのか等、詳細は気になるところです。
ともあれ、技術の進化により、きっぷの形も変化していくことを、リアルタイムで体験していくことになりそうですので、その様子を逐次このブログでもご紹介していければと思っています。




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【名鉄】9500系・9100系の前面デザインを一部変更して投入へ。2024年度設備投資計画で明らかに

名古屋鉄道(名鉄)では、去る5月10日(金)に2024年度設備投資計画を発表しました。
2024 年度 名古屋鉄道 設備投資計画|名古屋鉄道

この中で、通勤型車両9500系・9100系について、16両新造することとしていますが、今年度より正面貫通扉を正面に配置し、将来的に連結運転時に常時通り抜けが可能な構造にすることとしています。

【デザイン】
2024051119-31-263
(上記発表資料(https://www.meitetsu.co.jp/ir/reference/investment_plan/__icsFiles/afieldfile/2024/05/10/24-05-10setsubitoushi2024_1.pdf)より引用)


この9500系・9100系は、2019年より投入されている、名鉄の最新型の通勤車となっています。
車両詳細|車両一覧|名鉄ライブラリー|名古屋鉄道

meitetsu_9500
(上記Webサイト(https://www.meitetsu.co.jp/library/rolling_stock/detail_exp/9500.html)より引用)


これまで投入されてきた9500系・9100系は、運転席に向かって中央より少し右に貫通扉が寄せられている位置どりとなっています。

しかし、今年度から投入されてきた9500系・9100系では、この貫通扉が正面中央に配置されることとなり、従来の同系式からイメージの変化がみられることとなります。

貫通扉を中央に寄せる理由としては、「昨今の鉄道車両内での異常事態発生を受けて、避難誘導の円滑化を図るため」(同社発表資料より引用)とのことで、将来的には常時通り抜け可能とする旨も発表しています。

これまでも名鉄では、6000系などで貫通扉が中央に配置された系式が無かった訳ではなかったのですが、一方で非貫通や、これまでの9500系・9100系のように、中央よりズレた位置に配置されているケースも多い模様ですが、今後は時間をかけて貫通扉が中央に配置されるデザインに切り替わっていくものと考えられます。



この5月10日(金)には、ここで挙げた名鉄以外にも、「近鉄8A系」、「京王2000系」の新造発表、そして泉北高速鉄道「泉北ライナー」のデザインリニューアルと、大手・準大手民鉄から新車両・新デザインにまつわる発表が立て続けに行われました。
(参考)




これだけ各社発表が重なるのも、レアケースではないかと思います。
まさに「祭」のような週末の発表ラッシュでしたが、何にせよ、このように新型車両・新デザイン車両が出てくるのは、ひと頃のコロナ禍のことを思えば、嬉しい動向といえるのではないのでしょうか。




【関連ブログ】
【名鉄】9500系マイナーチェンジ車を発表!貫通扉を中央に新設 - 鉄道プレス



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【京王電鉄】新型車両「2000系」導入を発表(2026年初め予定)

京王電鉄(東京都)では、京王線に新型通勤車両「2000系」を導入することを発表しました。

2026年初め、新型通勤車両「2000系 」を導入します〜安心 して、ずっとのっていただける、やさしさを運ぶ車両を〜|京王電鉄

概要は以下のとおりです。

【車両形式】
2000系

【導入両数】
40両(10両固定×4編成)

【運行開始】
2026年初めを予定

【外観イメージ】
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2024051111-04-482
(上記発表資料(https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2024/nr20240510_shingata.pdf)より引用)

【内装イメージ】
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(上記発表資料(https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2024/nr20240510_shingata.pdf)より引用)

【大型フリースペース】
・子育て世代やシニア世代など、あらゆる乗客が安全・快適に利用できるための大型フリースペース(仮称)を導入。
・座席を廃止し、ベビーカーや車いす利用者にとって利用しやすいエリアとする。
・設置号車は、車両乗降時にエレベーターに近い5号車とする。
・イメージ
2024051111-05-283
(上記発表資料(https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2024/nr20240510_shingata.pdf)より引用)


その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



京王電鉄では、2018年より「5000系」を導入し、座席指定列車「京王ライナー」等を運行してきています。
5000系はロング・クロス転換座席を導入し、「京王ライナー」等以外でも一般の列車に充当されていますが、一方でロングシート車両の置き換えについては、近年行われてきてなかったようにも思われます。

今回新たに発表された「2000系」は10両固定編成・ロングシートの車両で、7000系を中心に置き換えていくものと考えられます。
注目はそのデザインで、同社によりますと、「車両前面、側面ともに円をモチーフにしたラウンド型とすることで、多くの人が優しさを感じ、安心できる車両を表現」(同社発表資料)したものとしていますが、その顔つきが、古生代魚の「サカバンバスピス」に似ていると、ネットメディアの「ねとらぼ」で取り上げられるなど、強烈なインパクトを与えている模様です。
(参考)
「完全にサカバンバスピス」「サカバンバスピスにしか見えない」 京王電鉄の新車が古生代魚に似ていると話題(1/3 ページ) - ねとらぼ

その愛らしいといいましょうか、そんなデザインの一方で、5号車には初めての試みとして「大型フリースペース(仮称)」を設置しています。
西武40000系京都市交通局20系のように、車両の一部区間の座席を撤去し、車いすやベビーカー等でも利用しやすい区画を設けるのは、既に実例がありますが、今回の京王2000系では、編成中央付近の5号車に設けられているのが特色といえるでしょう。

この理由については、同社では「車両乗降時にエレベータに近い」(同社発表資料)ことを挙げており、先頭車両に設けている先例と異なる方針となっています。

確かにベビーカーにしろ車いすにしろ、ホームへの移動はエレベーターを利用することが基本と考えられますので、そこにフリースペースを寄せるのは、理にかなったものであります。
逆にいえば、京王線に関しては、エレベーターの位置がある程度揃えて整備できている、ということになりますでしょうか。


ともあれ、外観は何とも奥ゆかしい表情を見せている2000系。
再来年の2026年から導入が始まるとのことですので、機会があればその顔を拝むことができればいいなと思っています。


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▲京王電鉄7000系(東府中駅)
競馬場線等の支線での運用もある7000系ですが、同社京王線系統の車両としては最古参となっています。
2000系の登場により、今後置き換えが進められるものと考えられます。




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【西武鉄道】新宿線「ニューレッドアロー」10000系置き換えへ。有料着席サービスの刷新を検討(2026年度運行開始予定)

西武鉄道(本社:埼玉県所沢市)では本日、2024年度の鉄道事業設備投資計画を発表しました。
その中で、2025年度以降に予定している事業として、「新宿線有料着席サービスの刷新」が挙げられています。

2024年度 鉄道事業設備投資計画 西武鉄道 過去最大の総額334億円 「沿線価値向上」「デジタル化」「働きがい向上」へ積極的に投資 :西武鉄道Webサイト

概要は以下のとおりです。

【新宿線 有料着席サービスの刷新】
・現在新宿線で運行している10000系車両(ニューレッドアロー)を、今後新たな車両へ置き換える。
・ニューレッドアロー置き換えとともに、有料着席サービスの刷新を検討
柔軟な運行形態や利用者の着席機会の拡充などのサービス向上を図る。
2026年度中の運行開始を予定、詳細は決定次第発表。

2024050920-20-585
(上記発表資料(https://www.seiburailway.jp/file.jsp?newsroom/news/file/20240509_setsubitoushi.pdf)より引用、赤枠は管理人による。)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



現在、西武鉄道では有料着席サービスとして、特急「ちちぶ」「むさし」と「小江戸」を、また有料着席サービスとして「S-TRAIN」と「拝島ライナー」を、それぞれ運行しています。

このうち「ちちぶ」「むさし」については、新型車両「Laview」001系を投入しており、また「拝島ライナー」は設定当初の西武新宿・夕方発に加え、2022年9月からは朝の拝島発も運行されています。
(参考)


そして、特急「小江戸」については、上述の「Laview」投入時にも引き続き10000系「ニューレッドアロー」による運行が続いています。
かつて「ちちぶ」「むさし」で運用されていた「ニューレッドアロー」の一部編成が富山地方鉄道に譲渡されたいま、「小江戸」として残されたニューレッドアローの去就が気になるところでしたが、今回2026年度には置き換えられることが発表されました。

同時に発表されたのが、「新宿線」の「有料着席サービスの刷新」であります。
仮に「小江戸」の運行形態をこのままで、車両だけ置き換えるのであれば、単に「置き換え」と表現するはずで、わざわざ「有料着席サービス」を「刷新」と銘打っているところをみると、新宿線の「特急」自体を見直すことも大いに考えられそうです。


その新宿線には、拝島線に直通する「拝島ライナー」が運行されている上に、上記発表資料で「柔軟な運行形態」と記されていることなども合わせもって考えると、新宿線系統の有料着席サービスは、ロング・クロス両用座席を使用した40000系で統一させるのかな、という気もしてきます。

ともあれ、新宿線を走る「ニューレッドアロー」は、あと2年ほどで置き換えられることが明確となりましたので、乗り納めは早めにしつつ、新宿線の新たな有料着席サービスの概要を楽しみにしたいと思います。

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▲「拝島ライナー」に使用される40000系ロング・クロス両用座席車両。
一般列車ではロングシートとして、有料着席サービス時にはクロスシートとして、柔軟に運用できることから、新宿線の新たな有料着席サービスにおいて、どのような役割を担っていくのか、注目したいと思います。




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【東武鉄道】「中期経営計画2024〜2027」で磁気乗車券全廃を計画

東武鉄道では本日(4月30日)、「東武グループ中期経営計画2024〜2027」を策定しました。

東武グループ中期経営計画2024〜2027の策定について|東武鉄道

中期経営計画では、2024年度〜2027年度までの4カ年で、2030年代に始まる東京圏での人口減少社会を見据え、非鉄道事業の拡大および割合の増加を実現するため、中長期的な収益・利益拡大に資する事業育成を推進し、また、インバウンド需要の回復を捉えた事業をグループ全体で展開し、収益基盤を確立するとともに、事業領域の拡張を見据えた新規事業を育成する種まきの期間とする、としています。

具体的な実施計画は、上記経営計画をご覧いただくとして、個人的に気になった実施計画をピックアップします。
2024043022-11-234
(上記発表資料(https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/disclosure_documents/20240430143543tMZzvskWzDDVvn19AC00Qw.pdf)より引用、赤枠は管理人による。)


「事業基盤(沿線)の継続的な強化」の項目内の「デジタル技術を活用した持続的な運行体制の確立」の項目の一つとして、「QR乗車券の導入による磁気乗車券の全廃」が挙げられています。

QR乗車券については、地方鉄道レベルの線区ですと、北九州モノレール(福岡県)やゆいレール(沖縄県)では既に以前から導入しており、磁気乗車券を置き換えて久しいところです。

一方で、大手民鉄などでは、QRコードリーダーの設置もこれから整備を進めていくということもあってか、一部の企画乗車券がQR乗車券として販売されており、磁気乗車券全廃へは一足飛びに無理だろうな、と個人的には思っていました。

実際、大手民鉄で磁気乗車券全廃の方針を発表したケースは無かったように思われるだけに、今回の東武グループ中期経営計画で「磁気乗車券全廃」を打ち出したのには正直驚きました。
当の東武鉄道でも、QR乗車券は、昨年10月から一部の駅で実証実験としてスタートさせている状態ですので、QR乗車券の拡大、ましてや磁気乗車券の置き換えはまだまだ先の話、と思っていました。
(参考)
一部駅においてQRコードを利用したデジタル乗車サービスの実証実験を行います |東武鉄道

この中期経営計画は、今年度から4年間の計画期間が設けられています。
それまでの間に、磁気乗車券を全廃させQR乗車券に移行するわけですから、仮に計画通り実現させるのであれば、相当早いペースでのカードリーダー設置やきっぷの置き換えが発生することは明らかです。

加えて、東武鉄道では、東京メトロを介して首都圏の大手民鉄各社へ乗り入れていますし、一方で鬼怒川線の新藤原を介して野岩鉄道や会津鉄道への直通列車も運行されています。

このように広大かつ他社に乗り入れるネットワークを有する東武鉄道が、磁気乗車券を廃止してQR乗車券を導入するとなれば、多岐に渡る他社との調整が必要となるのも、これまた明らかといえます。
そういった調整を完了させ、4年後には磁気乗車券が東武鉄道から消滅するのかどうか、気が向けばきっぷを集める程度のライトな「きっぷ鉄」である私にとっても、気になるニュースに感じました。


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▲北千住駅で発車を待つ東京メトロ日比谷線・中目黒行きに充当される東武70000系。
このように、東武鉄道では東京メトロ等への相互直通運転を実施しています。
そのため、磁気乗車券廃止・QR乗車券への統一についても、直通運転する他社との調整が欠かせません。
今後どのようなスケジュールで磁気乗車券廃止を進めていくのか、このブログでも注目したいと思います。




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【東急】東横線「Q SEAT」を2両から1両に減車へ。本数は2本増発に(2024.5.7〜)

東急電鉄では、東横線で運行している有料座席指定サービス「Q SEAT」のサービス内容を一部変更することを発表しました。

東横線 有料座席指定サービス「Q SEAT」 サービス内容の一部変更|お知らせ|東急電鉄株式会社

概要は以下のとおりです。

【サービス変更日】
2024年5月7日(火)

【サービス変更内容】
●サービス時間帯の拡大
現在の1日5本から2本増発し、合計1日7本で運行
(渋谷18:35発、19:05発を増発)

●サービス両数の変更
10両編成のうち、一部列車の4・5号車でのサービスから、一部列車の5号車のみでのサービスに変更
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(上記発表資料(https://www.tokyu.co.jp/information/list/Pid%3Dpost_53741.html)より引用)
4号車は、他車両と同じくロングシートで運行
・4号車は、ラッピング車両となるが、列車指定券なしで利用可能。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



昨年(2023年)8月よりサービスが開始された、東急東横線の有料着席サービス「Q SEAT」。
(参考)


既に大井町線で定着している「Q SEAT」ですので、より利用者の多い東横線でも利用者が定着することを見越してか、当初から10両編成のうち2両での設定でスタートしました。

一方で、ダイヤや他社線との関係もあり、渋谷始発の「急行」の一部列車で設定されたことから、どの程度の利用が定着するのかが注目されていました。


しかし大井町線のように利用者が定着するのはなかなか難しいからか、今回東横線でのサービス開始から1年も満たないうちに、Q SEAT車両の減車(2両→1両)が実施されることとなりました。

利用者が他地域に比べて非常に多い首都圏、しかも「渋谷」という随一の繁華街から人口が集中する地区を走る東横線ですので、この手のサービスはてっきり定着するものと個人的には予想していただけに、今回の減車は意外に感じました。

低迷している理由は外部からは窺うことは難しいですが、
・運賃に比較して座席指定料金が比較的に高い
(渋谷→横浜間の運賃が310円に対し、座席指定料金は500円。)
・渋谷始発の列車であれば待ちさえすれば着席が可能
・有料着席サービスのメリットが活かせる途中駅からの利用が少ない
(「拝島ライナー」における「高田馬場」、「京王ライナー」における「明大前」のように、利用者の多い途中駅があれば、有料着席サービスに価値を見いだす利用者が多くなる。)

などの理由が複合的に合わさった結果、といえるかも知れません。


ともあれ、ゴールデンウィーク明けからは2両から1両に半減する東横線「Q SEAT」ですが、今後利用が定着すれば2両への復活もあるかも知れませんので、今後の動向を引き続き注目していきたいな、と思ったニュースでした。



鉄道コム関連記事】
「Q SEAT」対象車両を1両減車へ 東急、東横線の有料座席指定サービス内容を一部変更 - 鉄道コム



【関連ニュースサイト】
東急東横線「Q SEAT」はなぜ縮小に追い込まれたか。1両に減車、2本を増発 | タビリス
東急東横線「Q SEAT」1両のみに - 5/7から2本増発、1日計7本運行へ | マイナビニュース
東急 東横線「Q SEAT」、1日7本に増発!一部列車は両数変更 5月7日から | レイルラボ ニュース



【関連ブログ】
[東急]東横線のQシートは1両のみに変更。夕方に2列車を新設。2024/5/7から: 鉄道ダイヤ改正ニュース



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【宇都宮ライトレール】ダイヤ改正実施(2024年4月1日)朝の下りで快速運転開始

栃木県の宇都宮市と芳賀町を走る「宇都宮ライトレール」では、来る2024年4月1日(月)よりダイヤ改正を実施することを発表しました。

春のダイヤ改正について | 宇都宮ライトレール

概要は以下のとおりです。

【改正日】
2024年4月1日(月)

【改正ポイント】
●宇都宮駅東口〜芳賀・高根沢工業団地間の所要時間を短縮
平日の各駅停車の所要時間が、約48分⇒約44分に短縮

●通勤・通学需要に対応した増便等を実施。
朝ピーク時間帯(始発〜8:30)の運転本数を18本⇒20本に増発。
帰宅時間帯(18時台〜20時台)上り(芳賀・高根沢工業団地発)の運転本数を13本⇒17本に増発。

●下りの快速運行を実施
下りの6時台後半〜7時台に、所要時間42分の快速電車を運行。
停車駅は「宇都宮大学陽東キャンパス」「平石」、「清陵高校前」以東の停留所


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



昨年8月に開業した「宇都宮ライトレール」。
予想を上回る利用実績で、すっかり地域の足として定着したこの路線ですが、昨年10月に続き、この4月に再びダイヤ改正が実施されることとなりました。
(参考)


この4月のダイヤ改正では、以前より予定されていた「快速運転」が実施されることとなります。
既に下記「乗りものニュース」の記事でも触れられているように、開業翌年以降のダイヤ改正で快速運転自体は予定されていましたが、新年度に併せて快速運転がスタートすることになります。
(参考)
宇都宮のLRT「最終形」はどうなる? ダイヤも路線も開業時は「仮の姿」 | 乗りものニュース

設備についても、既に快速運転に対応できるよう、「平石」「グリーンスタジアム前」の各停留所では、列車の追い越しが可能な構造となっています。
(参考)


その設備がいよいよ本領を発揮することになる今回のダイヤ改正。
新設LRTの成功例として、全国的に注目を集め続けている宇都宮ライトレールが、今回の快速運転で更に、LRTの本領を発揮して、混雑を緩和しつつ、より多くの方に利用してもらえるようになればいいな、と感じたニュースでありました。

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▲宇都宮駅東口に入線する宇都宮ライトレールHU300形

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▲宇都宮駅東口停留所の発車案内。
現行のダイヤでは「各停」のみですが、このように種別表示枠が用意されています。
この4月からは、ここに「快速」も表示されることになります。





鉄道コム関連記事】
宇都宮ライトレール ダイヤ改正・快速運転(2024年4月1日) - 鉄道コム



【関連ニュースサイト】
宇都宮LRT「快速」ついに運転開始へ 増便ダイヤ改正でいよいよ本領発揮 どれだけ時短に? | 乗りものニュース
宇都宮ライトレール、2024年4月ダイヤ改正実施 最混雑時間帯に下り「快速」運行 | 鉄道ニュース | 鉄道チャンネル
宇都宮ライトレール,4月1日にダイヤ改正を実施|鉄道ニュース|2024年2月22日掲載|鉄道ファン・railf.jp



【関連ブログ】
[宇都宮LRT]いよいよ快速運転開始!朝の下りのみ。2024年4月1日にダイヤ改正: 鉄道ダイヤ改正ニュース
ライトライン、4月1日改正で快速登場: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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【京王電鉄】2024年3月16日(土)ダイヤ改正実施。「京王ライナー」土休日に朝の新宿発橋本行きが新規設定

京王電鉄では、2024年3月16日(土)に京王線・井の頭線でダイヤ改正を実施することを発表しました。

2024年3月16日(土)始発から京王線・井の頭線でダイヤ改正を実施します|京王電鉄

主な概要は以下のとおりです。

【京王ライナー】
<平日>
・朝の京王多摩センター始発新宿行き(京王多摩センター9:54発)を1本増発
・夕夜間の新宿橋本行き(新宿発17:20、21:40)を2本増発

<土・休日>
朝の橋本発新宿行き(橋本11:05発)、新宿発橋本行き(新宿10:15発)を各1本増発

【夜間の高幡不動以西での種別・運行形態見直し】
<平日、土・休日共通>
高幡不動21:30以降発車の京王八王子、高尾山口方面の「特急」「急行」を、高幡不動から各駅停車として運行。
(上記時間帯の各駅停車は、新宿〜高幡不動間の運行(一部除く))



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



2018年2月22日に運行開始した、京王電鉄の座席指定列車「京王ライナー」。
間もなく運行開始から5年を迎えますがその間、運行時間帯の度重なる拡大や、高尾山方面への行楽需要を対応した「Mt. TAKAO号」の新設、そして井の頭線との乗り換え駅である「明大前」駅での停車など、様々な拡充が実施されてきました。

今回のダイヤ改正では、「京王ライナー」に関しては、相模原線方面が拡充されることになりますが、その中でも注目したのは、土・休日の朝の時間帯に、新宿発(10:15)橋本行きという、これまでに設定の無かった時間帯・方面に新たに「京王ライナー」が設定される点であるといえます。

これまで「京王ライナー」に関しては、有料着席サービスを提供する観点から、利用者の多い「朝の京王八王子・橋本発⇒新宿行き」「夕方・夜の新宿発⇒京王八王子・橋本行き」が設定されてきました。

しかし、今回の新宿10:15発・橋本行きの「京王ライナー」は、「朝の新宿発⇒橋本行き」という、これまでと逆方向の列車として設定されることとなります。

「果たしてこの時間の京王ライナー、どんな需要に対応するのか?」という点で気になるところですが、これを紐解く一つの鍵が「サンリオピューロランド」なのではないか、と感じています。

「サンリオピューロランド」とは、京王多摩センター駅にほど近い場所に位置する、サンリオのテーマパークで、主に幼児やその保護者がターゲットと考えられますが、それ以外にも幅広い年齢層に人気のテーマパークといえます。

主たるターゲットである親子連れが、都心から周囲に気兼ねなくゆったりと「京王ライナー」に乗って、多摩センターまで向かい、「サンリオ・ピューロランド」にストレスなく入園できるようなアクセス、と考えると、今回の「京王ライナー」新規設定も、合点がいくように感じます。

加えて、これに関連する施策として、京王電鉄ではこれまで、土休日の「京王ライナー」「Mt.TAKAO号」について、子供連れの利用者対象に、割安な座席指定料金(2席で500円)で、かつ周囲に気兼ねなく利用できる専用車両を設定した「こどもといっしょ割 座席指定券」を、土休日のシーズン限定で発売しています。
(参考)
春の行楽シーズンの土・休日に期間限定で 「こどもといっしょ割 座席指定券」を販売します|京王電鉄

この「こどもといっしょ割」、この3月から「京王チケットレスサービス」での購入が可能となり、より気軽に購入できるようになりますが、今回上記でご紹介した新宿午前発の「京王ライナー」の新規設定も加えると、上述「サンリオ・ピューロランド」向けの利用者を狙った一連の施策、といえるのではないのでしょうか。


京王電鉄では、去る2022年度の設備投資計画で、「京王ライナー」に関しては、「一部座席指定列車の導入等による終日運行の検討を進める」ことを掲げていました。


今回のダイヤ改正をみますと、この「座席指定列車の終日運転」への第一歩として、既存施策と整合性のあり、ターゲットも明確なところから手がけてみよう、というのが垣間見えるのかな、と感じたダイヤ改正ニュースでありました。


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▲高幡不動駅構内に停車中の京王5000系。
「ロング・クロス車両」の構造を活かし、「京王ライナー」の増発に柔軟に対応してきていますが、今回「朝の新宿発」という新たな時間帯での運行が、利用者にどのように受け入れられるか、引き続き注目していきたいと思います。




鉄道コム関連記事】
京王 ダイヤ改正(2024年3月16日) - 鉄道コム



【関連ニュースサイト】
「京王ライナー」新宿〜橋本間で増発、土休日午前中に下り列車新設 | マイナビニュース
京王線・井の頭線,3月16日にダイヤ改正を実施|鉄道ニュース|2024年2月10日掲載|鉄道ファン・railf.jp
短い!「多摩センター始発の京王ライナー」新設 相模原線系統を上下とも増発、“異色の時間帯に運行”も 京王ダイヤ改正 | 乗りものニュース



【関連ブログ】
京王電鉄・都営新宿線 2024年春ダイヤ改正詳報 | 旅するマネージャーのブログ
夜間の特急、急行は高幡不動から各停に: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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【小田急】ロマンスカー「VSE」は12月10日に完全引退。今後はロマンスカーミュージアムでの展示を検討

小田急電鉄では、2022年3月11日限りで定期運行を終了し、その後イベント列車として運行してきたロマンスカー「VSE」について、この12月10日をもって完全引退することを発表しました。

12月10日、特急ロマンスカー・VSE(50000形)が完全引退|小田急電鉄

概要は以下のとおりです。

【引退記念撮影会】
・開催日時:
2023年12月9日(土)

・募集人員、価格等:
撮影会:各回100名(4回実施)、9,800円
乗車会:130名、6,800円〜
乗車付き撮影会:100名、13,800円〜

・発売開始:
2023年11月7日(火) 12時30分〜(先着順)
下記Webサイトを参照
https://www.odakyu-travel.co.jp/kokunai/jrplan/index.html

【VSEラストラン】
・開催日時:
12月10日(日)

・行程:
第1回・・・相模大野→片瀬江ノ島→唐木田
第2回・・・唐木田→新宿→秦野
第3回・・・秦野→箱根湯本→成城学園前

・募集人員、価格:
各回300名
中学生以上:10,900円〜
4歳以上・中学生未満:9,600円〜
(回によって違いあり)

・発売日時:
11月8日(水) 12時30分〜(先着順)
下記Webサイトを参照
https://www.odakyu-travel.co.jp/kokunai/jrplan/index.html


【今後の方針】
VSE は、特徴ある滑らかな乗り心地を作り出すための細やかな整備、車両自体に負けない乗務員サービスなど、想いを込めて携わった従業員が多く、当社においても特別な存在。
今後も海老名駅隣接の「ロマンスカーミュージアム」での展示に向けて、検討を継続していく。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲小田急ロマンスカー「VSE」。
この12月10日をもって、完全に引退することが発表されました。


下記記事でご紹介したように、小田急ロマンスカー「VSE」については、昨年3月11日をもって通常ダイヤでの定期運行を終了し、その後イベント列車などでの運行を続けたあと、2023年秋には完全に引退することが既に発表されていました。



2005年3月にデビューした「VSE」は、箱根への観光輸送を復興させる想いを乗せて送り出された車両であり、その車両のデザインやサービスは、箱根観光の代表的な列車として注目される存在となりました。

一方で、今やVSEのみとなった特殊な連接車両であることなど、VSE本来の性能を維持することが困難となったこともあり、今回完全に引退することとなりました。

ラストランは12月10日で、前日の12月9日には撮影会も実施されるとのことです。

そして気になるのは、完全引退後のVSEの動向ですが、同社の発表資料によれば、「『ロマンスカーミュージアム』での展示に向けて、検討を継続」するとのことです。

「ロマンスカーミュージアム」は、2年半前の4月にオープンした、歴代ロマンスカーを展示する施設であり、既にNSEやLSEなどの歴代ロマンスカーが展示されています。
ここに新たにVSEがラインナップされ、末永く保存されることを期待したいと思います。



先の記事でもご紹介しましたが、私自身はVSEに乗車したのは、結局下記記事の一度きりだけでした。


この時は、当時あった「シートサービス」で「MSE弁当」を注文したり、カフェコーナーでアイスコーヒーをいただいたりと、VSEのサービスを楽しんできただけに、この一度きりの乗車でも満足いくものでありました。

今後、ロマンスカーミュージアムでの展示が決定すれば、当ブログでもご紹介し、機会があればこのロマンスカーミュージアムを実際に訪問したいな、と思ったニュースでした。



【関連ニュースサイト】
小田急ロマンスカー「VSE」、12月10日に完全引退へ 今後は博物館での展示を検討 - 鉄道コム
小田急 海老名電車基地 VSE引退記念撮影会(ツアー)(2023年12月9日) - 鉄道コム
小田急 VSE ラストラン前日ツアー(2023年12月9日) - 鉄道コム
小田急 VSE ラストランツアー(2023年12月10日) - 鉄道コム



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京急「エアポート急行」をみる(2023.11.3)11月25日ダイヤ改正で「急行」に変更へ

京浜急行(京急)では、来る11月25日のダイヤ改正で、主に羽田空港を発着する急行列車の種別として設定している「エアポート急行」を、「急行」に変更することを発表しています。


今回、他の用事で品川駅に向かった際、少し時間があったので、その間に同駅を発車する「エアポート急行」の姿を記録しておこうと思い、手持ちのスマートフォンで撮影してみました。

20231103_200336
▲京成電鉄3400形による「エアポート急行」


20231103_202408
▲京成電鉄3100形による「エアポート急行」

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▲「エアポート急行」の発車表示。

いずれも、飛行機のマークと急行という組み合わせの種別表示でありましたが、これらも11月25日以降は見納めとなります。

もっとも、飛行機マークの種別は、「エアポート快特」で引き続き見ることができます。
20231103_195357
▲北総7800形による「エアポート快特」。


以上、簡単ではありますが、「エアポート急行」の姿をご紹介しました。
ダイヤ改正前に偶然にも品川駅に向かうことがありましたので、今回このように私にとっては貴重な記録を撮影することができましたので、ご紹介させていただきました。


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