阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

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【西武鉄道】新宿線「ニューレッドアロー」10000系置き換えへ。有料着席サービスの刷新を検討(2026年度運行開始予定)

西武鉄道(本社:埼玉県所沢市)では本日、2024年度の鉄道事業設備投資計画を発表しました。
その中で、2025年度以降に予定している事業として、「新宿線有料着席サービスの刷新」が挙げられています。

2024年度 鉄道事業設備投資計画 西武鉄道 過去最大の総額334億円 「沿線価値向上」「デジタル化」「働きがい向上」へ積極的に投資 :西武鉄道Webサイト

概要は以下のとおりです。

【新宿線 有料着席サービスの刷新】
・現在新宿線で運行している10000系車両(ニューレッドアロー)を、今後新たな車両へ置き換える。
・ニューレッドアロー置き換えとともに、有料着席サービスの刷新を検討
柔軟な運行形態や利用者の着席機会の拡充などのサービス向上を図る。
2026年度中の運行開始を予定、詳細は決定次第発表。

2024050920-20-585
(上記発表資料(https://www.seiburailway.jp/file.jsp?newsroom/news/file/20240509_setsubitoushi.pdf)より引用、赤枠は管理人による。)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



現在、西武鉄道では有料着席サービスとして、特急「ちちぶ」「むさし」と「小江戸」を、また有料着席サービスとして「S-TRAIN」と「拝島ライナー」を、それぞれ運行しています。

このうち「ちちぶ」「むさし」については、新型車両「Laview」001系を投入しており、また「拝島ライナー」は設定当初の西武新宿・夕方発に加え、2022年9月からは朝の拝島発も運行されています。
(参考)


そして、特急「小江戸」については、上述の「Laview」投入時にも引き続き10000系「ニューレッドアロー」による運行が続いています。
かつて「ちちぶ」「むさし」で運用されていた「ニューレッドアロー」の一部編成が富山地方鉄道に譲渡されたいま、「小江戸」として残されたニューレッドアローの去就が気になるところでしたが、今回2026年度には置き換えられることが発表されました。

同時に発表されたのが、「新宿線」の「有料着席サービスの刷新」であります。
仮に「小江戸」の運行形態をこのままで、車両だけ置き換えるのであれば、単に「置き換え」と表現するはずで、わざわざ「有料着席サービス」を「刷新」と銘打っているところをみると、新宿線の「特急」自体を見直すことも大いに考えられそうです。


その新宿線には、拝島線に直通する「拝島ライナー」が運行されている上に、上記発表資料で「柔軟な運行形態」と記されていることなども合わせもって考えると、新宿線系統の有料着席サービスは、ロング・クロス両用座席を使用した40000系で統一させるのかな、という気もしてきます。

ともあれ、新宿線を走る「ニューレッドアロー」は、あと2年ほどで置き換えられることが明確となりましたので、乗り納めは早めにしつつ、新宿線の新たな有料着席サービスの概要を楽しみにしたいと思います。

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▲「拝島ライナー」に使用される40000系ロング・クロス両用座席車両。
一般列車ではロングシートとして、有料着席サービス時にはクロスシートとして、柔軟に運用できることから、新宿線の新たな有料着席サービスにおいて、どのような役割を担っていくのか、注目したいと思います。




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【東武鉄道】「中期経営計画2024〜2027」で磁気乗車券全廃を計画

東武鉄道では本日(4月30日)、「東武グループ中期経営計画2024〜2027」を策定しました。

東武グループ中期経営計画2024〜2027の策定について|東武鉄道

中期経営計画では、2024年度〜2027年度までの4カ年で、2030年代に始まる東京圏での人口減少社会を見据え、非鉄道事業の拡大および割合の増加を実現するため、中長期的な収益・利益拡大に資する事業育成を推進し、また、インバウンド需要の回復を捉えた事業をグループ全体で展開し、収益基盤を確立するとともに、事業領域の拡張を見据えた新規事業を育成する種まきの期間とする、としています。

具体的な実施計画は、上記経営計画をご覧いただくとして、個人的に気になった実施計画をピックアップします。
2024043022-11-234
(上記発表資料(https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/disclosure_documents/20240430143543tMZzvskWzDDVvn19AC00Qw.pdf)より引用、赤枠は管理人による。)


「事業基盤(沿線)の継続的な強化」の項目内の「デジタル技術を活用した持続的な運行体制の確立」の項目の一つとして、「QR乗車券の導入による磁気乗車券の全廃」が挙げられています。

QR乗車券については、地方鉄道レベルの線区ですと、北九州モノレール(福岡県)やゆいレール(沖縄県)では既に以前から導入しており、磁気乗車券を置き換えて久しいところです。

一方で、大手民鉄などでは、QRコードリーダーの設置もこれから整備を進めていくということもあってか、一部の企画乗車券がQR乗車券として販売されており、磁気乗車券全廃へは一足飛びに無理だろうな、と個人的には思っていました。

実際、大手民鉄で磁気乗車券全廃の方針を発表したケースは無かったように思われるだけに、今回の東武グループ中期経営計画で「磁気乗車券全廃」を打ち出したのには正直驚きました。
当の東武鉄道でも、QR乗車券は、昨年10月から一部の駅で実証実験としてスタートさせている状態ですので、QR乗車券の拡大、ましてや磁気乗車券の置き換えはまだまだ先の話、と思っていました。
(参考)
一部駅においてQRコードを利用したデジタル乗車サービスの実証実験を行います |東武鉄道

この中期経営計画は、今年度から4年間の計画期間が設けられています。
それまでの間に、磁気乗車券を全廃させQR乗車券に移行するわけですから、仮に計画通り実現させるのであれば、相当早いペースでのカードリーダー設置やきっぷの置き換えが発生することは明らかです。

加えて、東武鉄道では、東京メトロを介して首都圏の大手民鉄各社へ乗り入れていますし、一方で鬼怒川線の新藤原を介して野岩鉄道や会津鉄道への直通列車も運行されています。

このように広大かつ他社に乗り入れるネットワークを有する東武鉄道が、磁気乗車券を廃止してQR乗車券を導入するとなれば、多岐に渡る他社との調整が必要となるのも、これまた明らかといえます。
そういった調整を完了させ、4年後には磁気乗車券が東武鉄道から消滅するのかどうか、気が向けばきっぷを集める程度のライトな「きっぷ鉄」である私にとっても、気になるニュースに感じました。


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▲北千住駅で発車を待つ東京メトロ日比谷線・中目黒行きに充当される東武70000系。
このように、東武鉄道では東京メトロ等への相互直通運転を実施しています。
そのため、磁気乗車券廃止・QR乗車券への統一についても、直通運転する他社との調整が欠かせません。
今後どのようなスケジュールで磁気乗車券廃止を進めていくのか、このブログでも注目したいと思います。




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【東急】東横線「Q SEAT」を2両から1両に減車へ。本数は2本増発に(2024.5.7〜)

東急電鉄では、東横線で運行している有料座席指定サービス「Q SEAT」のサービス内容を一部変更することを発表しました。

東横線 有料座席指定サービス「Q SEAT」 サービス内容の一部変更|お知らせ|東急電鉄株式会社

概要は以下のとおりです。

【サービス変更日】
2024年5月7日(火)

【サービス変更内容】
●サービス時間帯の拡大
現在の1日5本から2本増発し、合計1日7本で運行
(渋谷18:35発、19:05発を増発)

●サービス両数の変更
10両編成のうち、一部列車の4・5号車でのサービスから、一部列車の5号車のみでのサービスに変更
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(上記発表資料(https://www.tokyu.co.jp/information/list/Pid%3Dpost_53741.html)より引用)
4号車は、他車両と同じくロングシートで運行
・4号車は、ラッピング車両となるが、列車指定券なしで利用可能。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



昨年(2023年)8月よりサービスが開始された、東急東横線の有料着席サービス「Q SEAT」。
(参考)


既に大井町線で定着している「Q SEAT」ですので、より利用者の多い東横線でも利用者が定着することを見越してか、当初から10両編成のうち2両での設定でスタートしました。

一方で、ダイヤや他社線との関係もあり、渋谷始発の「急行」の一部列車で設定されたことから、どの程度の利用が定着するのかが注目されていました。


しかし大井町線のように利用者が定着するのはなかなか難しいからか、今回東横線でのサービス開始から1年も満たないうちに、Q SEAT車両の減車(2両→1両)が実施されることとなりました。

利用者が他地域に比べて非常に多い首都圏、しかも「渋谷」という随一の繁華街から人口が集中する地区を走る東横線ですので、この手のサービスはてっきり定着するものと個人的には予想していただけに、今回の減車は意外に感じました。

低迷している理由は外部からは窺うことは難しいですが、
・運賃に比較して座席指定料金が比較的に高い
(渋谷→横浜間の運賃が310円に対し、座席指定料金は500円。)
・渋谷始発の列車であれば待ちさえすれば着席が可能
・有料着席サービスのメリットが活かせる途中駅からの利用が少ない
(「拝島ライナー」における「高田馬場」、「京王ライナー」における「明大前」のように、利用者の多い途中駅があれば、有料着席サービスに価値を見いだす利用者が多くなる。)

などの理由が複合的に合わさった結果、といえるかも知れません。


ともあれ、ゴールデンウィーク明けからは2両から1両に半減する東横線「Q SEAT」ですが、今後利用が定着すれば2両への復活もあるかも知れませんので、今後の動向を引き続き注目していきたいな、と思ったニュースでした。



鉄道コム関連記事】
「Q SEAT」対象車両を1両減車へ 東急、東横線の有料座席指定サービス内容を一部変更 - 鉄道コム



【関連ニュースサイト】
東急東横線「Q SEAT」はなぜ縮小に追い込まれたか。1両に減車、2本を増発 | タビリス
東急東横線「Q SEAT」1両のみに - 5/7から2本増発、1日計7本運行へ | マイナビニュース
東急 東横線「Q SEAT」、1日7本に増発!一部列車は両数変更 5月7日から | レイルラボ ニュース



【関連ブログ】
[東急]東横線のQシートは1両のみに変更。夕方に2列車を新設。2024/5/7から: 鉄道ダイヤ改正ニュース



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【宇都宮ライトレール】ダイヤ改正実施(2024年4月1日)朝の下りで快速運転開始

栃木県の宇都宮市と芳賀町を走る「宇都宮ライトレール」では、来る2024年4月1日(月)よりダイヤ改正を実施することを発表しました。

春のダイヤ改正について | 宇都宮ライトレール

概要は以下のとおりです。

【改正日】
2024年4月1日(月)

【改正ポイント】
●宇都宮駅東口〜芳賀・高根沢工業団地間の所要時間を短縮
平日の各駅停車の所要時間が、約48分⇒約44分に短縮

●通勤・通学需要に対応した増便等を実施。
朝ピーク時間帯(始発〜8:30)の運転本数を18本⇒20本に増発。
帰宅時間帯(18時台〜20時台)上り(芳賀・高根沢工業団地発)の運転本数を13本⇒17本に増発。

●下りの快速運行を実施
下りの6時台後半〜7時台に、所要時間42分の快速電車を運行。
停車駅は「宇都宮大学陽東キャンパス」「平石」、「清陵高校前」以東の停留所


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



昨年8月に開業した「宇都宮ライトレール」。
予想を上回る利用実績で、すっかり地域の足として定着したこの路線ですが、昨年10月に続き、この4月に再びダイヤ改正が実施されることとなりました。
(参考)


この4月のダイヤ改正では、以前より予定されていた「快速運転」が実施されることとなります。
既に下記「乗りものニュース」の記事でも触れられているように、開業翌年以降のダイヤ改正で快速運転自体は予定されていましたが、新年度に併せて快速運転がスタートすることになります。
(参考)
宇都宮のLRT「最終形」はどうなる? ダイヤも路線も開業時は「仮の姿」 | 乗りものニュース

設備についても、既に快速運転に対応できるよう、「平石」「グリーンスタジアム前」の各停留所では、列車の追い越しが可能な構造となっています。
(参考)


その設備がいよいよ本領を発揮することになる今回のダイヤ改正。
新設LRTの成功例として、全国的に注目を集め続けている宇都宮ライトレールが、今回の快速運転で更に、LRTの本領を発揮して、混雑を緩和しつつ、より多くの方に利用してもらえるようになればいいな、と感じたニュースでありました。

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▲宇都宮駅東口に入線する宇都宮ライトレールHU300形

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▲宇都宮駅東口停留所の発車案内。
現行のダイヤでは「各停」のみですが、このように種別表示枠が用意されています。
この4月からは、ここに「快速」も表示されることになります。





鉄道コム関連記事】
宇都宮ライトレール ダイヤ改正・快速運転(2024年4月1日) - 鉄道コム



【関連ニュースサイト】
宇都宮LRT「快速」ついに運転開始へ 増便ダイヤ改正でいよいよ本領発揮 どれだけ時短に? | 乗りものニュース
宇都宮ライトレール、2024年4月ダイヤ改正実施 最混雑時間帯に下り「快速」運行 | 鉄道ニュース | 鉄道チャンネル
宇都宮ライトレール,4月1日にダイヤ改正を実施|鉄道ニュース|2024年2月22日掲載|鉄道ファン・railf.jp



【関連ブログ】
[宇都宮LRT]いよいよ快速運転開始!朝の下りのみ。2024年4月1日にダイヤ改正: 鉄道ダイヤ改正ニュース
ライトライン、4月1日改正で快速登場: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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【京王電鉄】2024年3月16日(土)ダイヤ改正実施。「京王ライナー」土休日に朝の新宿発橋本行きが新規設定

京王電鉄では、2024年3月16日(土)に京王線・井の頭線でダイヤ改正を実施することを発表しました。

2024年3月16日(土)始発から京王線・井の頭線でダイヤ改正を実施します|京王電鉄

主な概要は以下のとおりです。

【京王ライナー】
<平日>
・朝の京王多摩センター始発新宿行き(京王多摩センター9:54発)を1本増発
・夕夜間の新宿橋本行き(新宿発17:20、21:40)を2本増発

<土・休日>
朝の橋本発新宿行き(橋本11:05発)、新宿発橋本行き(新宿10:15発)を各1本増発

【夜間の高幡不動以西での種別・運行形態見直し】
<平日、土・休日共通>
高幡不動21:30以降発車の京王八王子、高尾山口方面の「特急」「急行」を、高幡不動から各駅停車として運行。
(上記時間帯の各駅停車は、新宿〜高幡不動間の運行(一部除く))



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



2018年2月22日に運行開始した、京王電鉄の座席指定列車「京王ライナー」。
間もなく運行開始から5年を迎えますがその間、運行時間帯の度重なる拡大や、高尾山方面への行楽需要を対応した「Mt. TAKAO号」の新設、そして井の頭線との乗り換え駅である「明大前」駅での停車など、様々な拡充が実施されてきました。

今回のダイヤ改正では、「京王ライナー」に関しては、相模原線方面が拡充されることになりますが、その中でも注目したのは、土・休日の朝の時間帯に、新宿発(10:15)橋本行きという、これまでに設定の無かった時間帯・方面に新たに「京王ライナー」が設定される点であるといえます。

これまで「京王ライナー」に関しては、有料着席サービスを提供する観点から、利用者の多い「朝の京王八王子・橋本発⇒新宿行き」「夕方・夜の新宿発⇒京王八王子・橋本行き」が設定されてきました。

しかし、今回の新宿10:15発・橋本行きの「京王ライナー」は、「朝の新宿発⇒橋本行き」という、これまでと逆方向の列車として設定されることとなります。

「果たしてこの時間の京王ライナー、どんな需要に対応するのか?」という点で気になるところですが、これを紐解く一つの鍵が「サンリオピューロランド」なのではないか、と感じています。

「サンリオピューロランド」とは、京王多摩センター駅にほど近い場所に位置する、サンリオのテーマパークで、主に幼児やその保護者がターゲットと考えられますが、それ以外にも幅広い年齢層に人気のテーマパークといえます。

主たるターゲットである親子連れが、都心から周囲に気兼ねなくゆったりと「京王ライナー」に乗って、多摩センターまで向かい、「サンリオ・ピューロランド」にストレスなく入園できるようなアクセス、と考えると、今回の「京王ライナー」新規設定も、合点がいくように感じます。

加えて、これに関連する施策として、京王電鉄ではこれまで、土休日の「京王ライナー」「Mt.TAKAO号」について、子供連れの利用者対象に、割安な座席指定料金(2席で500円)で、かつ周囲に気兼ねなく利用できる専用車両を設定した「こどもといっしょ割 座席指定券」を、土休日のシーズン限定で発売しています。
(参考)
春の行楽シーズンの土・休日に期間限定で 「こどもといっしょ割 座席指定券」を販売します|京王電鉄

この「こどもといっしょ割」、この3月から「京王チケットレスサービス」での購入が可能となり、より気軽に購入できるようになりますが、今回上記でご紹介した新宿午前発の「京王ライナー」の新規設定も加えると、上述「サンリオ・ピューロランド」向けの利用者を狙った一連の施策、といえるのではないのでしょうか。


京王電鉄では、去る2022年度の設備投資計画で、「京王ライナー」に関しては、「一部座席指定列車の導入等による終日運行の検討を進める」ことを掲げていました。


今回のダイヤ改正をみますと、この「座席指定列車の終日運転」への第一歩として、既存施策と整合性のあり、ターゲットも明確なところから手がけてみよう、というのが垣間見えるのかな、と感じたダイヤ改正ニュースでありました。


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▲高幡不動駅構内に停車中の京王5000系。
「ロング・クロス車両」の構造を活かし、「京王ライナー」の増発に柔軟に対応してきていますが、今回「朝の新宿発」という新たな時間帯での運行が、利用者にどのように受け入れられるか、引き続き注目していきたいと思います。




鉄道コム関連記事】
京王 ダイヤ改正(2024年3月16日) - 鉄道コム



【関連ニュースサイト】
「京王ライナー」新宿〜橋本間で増発、土休日午前中に下り列車新設 | マイナビニュース
京王線・井の頭線,3月16日にダイヤ改正を実施|鉄道ニュース|2024年2月10日掲載|鉄道ファン・railf.jp
短い!「多摩センター始発の京王ライナー」新設 相模原線系統を上下とも増発、“異色の時間帯に運行”も 京王ダイヤ改正 | 乗りものニュース



【関連ブログ】
京王電鉄・都営新宿線 2024年春ダイヤ改正詳報 | 旅するマネージャーのブログ
夜間の特急、急行は高幡不動から各停に: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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【小田急】ロマンスカー「VSE」は12月10日に完全引退。今後はロマンスカーミュージアムでの展示を検討

小田急電鉄では、2022年3月11日限りで定期運行を終了し、その後イベント列車として運行してきたロマンスカー「VSE」について、この12月10日をもって完全引退することを発表しました。

12月10日、特急ロマンスカー・VSE(50000形)が完全引退|小田急電鉄

概要は以下のとおりです。

【引退記念撮影会】
・開催日時:
2023年12月9日(土)

・募集人員、価格等:
撮影会:各回100名(4回実施)、9,800円
乗車会:130名、6,800円〜
乗車付き撮影会:100名、13,800円〜

・発売開始:
2023年11月7日(火) 12時30分〜(先着順)
下記Webサイトを参照
https://www.odakyu-travel.co.jp/kokunai/jrplan/index.html

【VSEラストラン】
・開催日時:
12月10日(日)

・行程:
第1回・・・相模大野→片瀬江ノ島→唐木田
第2回・・・唐木田→新宿→秦野
第3回・・・秦野→箱根湯本→成城学園前

・募集人員、価格:
各回300名
中学生以上:10,900円〜
4歳以上・中学生未満:9,600円〜
(回によって違いあり)

・発売日時:
11月8日(水) 12時30分〜(先着順)
下記Webサイトを参照
https://www.odakyu-travel.co.jp/kokunai/jrplan/index.html


【今後の方針】
VSE は、特徴ある滑らかな乗り心地を作り出すための細やかな整備、車両自体に負けない乗務員サービスなど、想いを込めて携わった従業員が多く、当社においても特別な存在。
今後も海老名駅隣接の「ロマンスカーミュージアム」での展示に向けて、検討を継続していく。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲小田急ロマンスカー「VSE」。
この12月10日をもって、完全に引退することが発表されました。


下記記事でご紹介したように、小田急ロマンスカー「VSE」については、昨年3月11日をもって通常ダイヤでの定期運行を終了し、その後イベント列車などでの運行を続けたあと、2023年秋には完全に引退することが既に発表されていました。



2005年3月にデビューした「VSE」は、箱根への観光輸送を復興させる想いを乗せて送り出された車両であり、その車両のデザインやサービスは、箱根観光の代表的な列車として注目される存在となりました。

一方で、今やVSEのみとなった特殊な連接車両であることなど、VSE本来の性能を維持することが困難となったこともあり、今回完全に引退することとなりました。

ラストランは12月10日で、前日の12月9日には撮影会も実施されるとのことです。

そして気になるのは、完全引退後のVSEの動向ですが、同社の発表資料によれば、「『ロマンスカーミュージアム』での展示に向けて、検討を継続」するとのことです。

「ロマンスカーミュージアム」は、2年半前の4月にオープンした、歴代ロマンスカーを展示する施設であり、既にNSEやLSEなどの歴代ロマンスカーが展示されています。
ここに新たにVSEがラインナップされ、末永く保存されることを期待したいと思います。



先の記事でもご紹介しましたが、私自身はVSEに乗車したのは、結局下記記事の一度きりだけでした。


この時は、当時あった「シートサービス」で「MSE弁当」を注文したり、カフェコーナーでアイスコーヒーをいただいたりと、VSEのサービスを楽しんできただけに、この一度きりの乗車でも満足いくものでありました。

今後、ロマンスカーミュージアムでの展示が決定すれば、当ブログでもご紹介し、機会があればこのロマンスカーミュージアムを実際に訪問したいな、と思ったニュースでした。



【関連ニュースサイト】
小田急ロマンスカー「VSE」、12月10日に完全引退へ 今後は博物館での展示を検討 - 鉄道コム
小田急 海老名電車基地 VSE引退記念撮影会(ツアー)(2023年12月9日) - 鉄道コム
小田急 VSE ラストラン前日ツアー(2023年12月9日) - 鉄道コム
小田急 VSE ラストランツアー(2023年12月10日) - 鉄道コム



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京急「エアポート急行」をみる(2023.11.3)11月25日ダイヤ改正で「急行」に変更へ

京浜急行(京急)では、来る11月25日のダイヤ改正で、主に羽田空港を発着する急行列車の種別として設定している「エアポート急行」を、「急行」に変更することを発表しています。


今回、他の用事で品川駅に向かった際、少し時間があったので、その間に同駅を発車する「エアポート急行」の姿を記録しておこうと思い、手持ちのスマートフォンで撮影してみました。

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▲京成電鉄3400形による「エアポート急行」


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▲京成電鉄3100形による「エアポート急行」

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▲「エアポート急行」の発車表示。

いずれも、飛行機のマークと急行という組み合わせの種別表示でありましたが、これらも11月25日以降は見納めとなります。

もっとも、飛行機マークの種別は、「エアポート快特」で引き続き見ることができます。
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▲北総7800形による「エアポート快特」。


以上、簡単ではありますが、「エアポート急行」の姿をご紹介しました。
ダイヤ改正前に偶然にも品川駅に向かうことがありましたので、今回このように私にとっては貴重な記録を撮影することができましたので、ご紹介させていただきました。


【新京成電鉄】京成電鉄に吸収合併となり消滅へ(2025年4月)

千葉県の松戸駅から京成津田沼を結ぶ「新京成電鉄」が、2025年4月をもって、親会社の京成電鉄に吸収合併されることが、この度発表されました。

完全子会社(新京成電鉄株式会社)の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ |京成電鉄

概要は以下のとおりです。

【合併の目的】
・京成電鉄では、「千葉県北西部における事業基盤の強化及び地域活性化」、「経営資源の相互活用による競争力強化及び事業規模の拡大」、「スケールメリットを活かした効率的な協働体制の実現」といったシナジー効果の発揮を目的に、2022年9月1日に新京成電鉄の全株式を取得し完全子会社化した。
・この度、さらなる経営の効率化・意思決定の迅速化を図ることで、経営資源を最大限活用し、これらのシナジー効果をより早期かつ確実に発揮するため、京成電鉄を存続会社、新京成電鉄を消滅会社とする吸収合併を行うこととした。

【合併日程】
・合併契約締結日:
2023年10月31日
・合併予定日:
2025年4月1日(予定)

【合併の方式】
京成電鉄を存続会社とする吸収合併方式で、新京成電鉄は解散


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



その起源をたどると、旧日本陸軍の演習用軌道となるこの新京成電鉄線ですが、現在では千葉県北西部の各路線を結ぶ路線として、地域の生活に密着した路線となっています。

その新京成電鉄ですが、既に昨年10月に京成電鉄の完全子会社となっていましたが、今回更なる意思決定の迅速化などを図る目的から、京成電鉄へ吸収合併することが発表されました。

これにより、戦後から続いてきた「新京成電鉄」という会社名は、再来年の3月末をもって消滅することが決定しました。


この新京成電鉄は、泉北高速鉄道や北大阪急行などの、いわゆる「準大手私鉄(民鉄)」のグループの中で、唯一の関東地区事業者でありましたが、今回の吸収合併により、「準大手私鉄(民鉄)」は関東から消滅、関西地区に残るのみとなります。


利用者にとっては、運賃やダイヤ、車両の動向が気になるところですが、下記「乗りものニュース」の記事によりますと、
○車両をどうするかは検討中
運賃は、新京成線と京成線を別立てとする現在の制度を引き継ぐ方向で国土交通省と協議中
とのことです。

京成電鉄では、今から25年前の1998年に現在の千原線(千葉中央〜ちはら台)を千葉急行電鉄から引き継ぎましたが、その際も運賃は別立てのままで継承し、現在もそのままとなっています。
今回新京成線を引き継ぐ場合も、同様の措置になろうかと思います。


一方、車両に関しては、現在の新京成は、白とピンクを基調とした、明るいカラーリングとなっているところですが、京成電鉄への吸収合併で、今後どのような変化が出てくるのか、気になるところです。

私自身は、新京成電鉄は完乗済みであるものの、車両の画像データが手元にありません。
今後、新京成電鉄が消滅することとなりますので、何かの機会を見つけて、撮影して手元に記録を残しておきたいな、とも感じたニュースでありました。

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▲京成電鉄の主力車両のひとつ、3000形。
新京成の吸収合併により、車両導入についても変化が出てくるのか、注目ですね。




【関連ブログ】
「さよなら新京成電鉄」…京成が吸収合併へ - 鉄道プレス
京成電鉄が新京成電鉄を吸収合併へ!2025年4月 : 旅するマネージャーのブログ
京成が新京成を吸収合併へ。千葉日報など報じる: 鉄道ダイヤ改正ニュース
京成、新京成を合併へ: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」
新京成、お前、消えるのか…? | Stella Rail Side



【関連ニュースサイト】
京成、新京成を2025年4月に吸収合併へ - 鉄道コム
「新京成電鉄」京成に吸収合併へ 約80年で歴史に幕 車両や運賃はどうなる? | 乗りものニュース
新京成電鉄、解散・消滅へ - 京成電鉄が吸収合併、2025年実施予定 | マイナビニュース
京成電鉄,新京成電鉄を吸収合併へ|鉄道ニュース|2023年11月1日掲載|鉄道ファン・railf.jp
京成電鉄、完全子会社の新京成電鉄を2025年に吸収合併 - トラベル Watch



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【宇都宮ライトレール】一日乗車券の発売開始(2023.11.3)首からかけて全てのドアから乗降可能

栃木県宇都宮市と芳賀町を結ぶLRT「宇都宮ライトレール」では、来る11月3日(金・祝)より一日乗車券の発売を開始することを発表しました。

一日乗車券 発売開始のお知らせ|お知らせ|宇都宮ライトレール株式会社

概要は以下のとおりです。

【一日乗車券の発売開始日】
2023年11月3日(金・祝)9:00〜
当日を含めて3日前から購入可能

【発売場所】
・宇都宮駅東口 定期券うりば (宇都宮駅東口 停留場) 9:00〜19:00 無休
・宇都宮ライトレール車両基地 定期券うりば (平石 下車徒歩2分) 9:00〜17:30 平日のみ

【発売する乗車券の種類】
・大人用一日乗車券:1,000円
・大人用一日乗車券(餃子券つき):1,300円
・子ども用一日乗車券:500円

【券面画像】
2023102801
(上記発表資料(https://www.miyarail.co.jp/pdf/info_20231027.pdf)より引用)

【特徴】
全てのドアから乗り降り可能
(一日乗車券を、周りから見えるように首からかけて乗降

・「来らっせ本店での飲食・購入」「来らっせパセオ店でのお土産購入」に利用できる餃子券(300円)がセットとなった「餃子券付き一日乗車券」もラインナップ
・一日乗車券を「来らっせ本店 日替わり店舗」で提示すると、ワンドリンクサービス
(参考)
来らっせ|宇都宮餃子会公式サイト|餃子の街 宇都宮でおいしい餃子を食べ歩こう。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



20230904_121826
▲宇都宮駅東口で発車待ちをする宇都宮ライトレールHU300形。
11月3日より「一日乗車券」が発売されます


今年8月26日に開業した「宇都宮ライトレール」。
私自身は、開業間もない9月4日に早速乗車し、平日昼間で豪雨の中でも安定した利用者があったことから、利用者が順調に定着していることを体感してきました。


混雑の緩和から、開業2ヶ月にして早速ダイヤの改正が実施されることも、当ブログで既にご紹介しており、利用者数の好調さがここでも明らかとなっています。


さて、現在、現金とICカードによる利用となっているこの宇都宮ライトレールですが、開業前から「一日乗車券」の設定のニーズは高いように感じていましたが、今回早速発売が開始されることとなり、利用者や来訪者にとっては便利になりそうです。

…というのはいいのですが、個人的に気になっていたのは、「一日乗車券の利用方法」
既に乗車レポートでご紹介しているように、この宇都宮ライトレールでは、ICカード利用の場合は、扉に設置されているカードリーダーにタッチすることで、どの扉でも乗降が可能となっています。
一方で現金利用者は先頭車両の運賃箱に運賃を支払うこととなっています。
LRTのご利用方法|宇都宮ライトレール株式会社

では、一日乗車券は現金みたいに先頭車両の運転席まで移動してきっぷを見せる必要があるのか?という点が気になっていました。
ICカードで全ての扉で乗降できるようスムーズな流れの一方で、一日乗車券の乗客が一斉に運転席に移動すると、そのことでスムーズな乗降の支障となり、遅れの拡大につながります。

その解決策は、「一日乗車券を首からぶら下げて、周りに見えるように乗り降りする」という、一見ユニークなものですが、一方で合理的なものでありました。
周りに見えるようにドアを通過することで、恐らく運転士も扉に付いているモニターで確認が可能ということで、ICカードと同じく信用乗車を一日乗車券でも採用した、ということでしょう。


他社には無いと思われる、斬新な利用方法も今回明らかになった宇都宮ライトレールの一日乗車券。
「宇都宮」らしく餃子お食事券の付いた一日乗車券も設定されています。
秋の行楽シーズンに、一日乗車券を利用して目新しい宇都宮ライトレール乗車と餃子を楽しむ、というのも新たな宇都宮観光ルートともいえますね。



【関連ニュースサイト】
宇都宮ライトレール,「ライトライン一日乗車券」の発売を開始|鉄道ニュース|2023年10月28日掲載|鉄道ファン・railf.jp



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【京急】「エアポート急行」を「急行」に変更へ。2023年11月25日ダイヤ改正実施

京浜急行電鉄(京急)では、来る2023年11月25日(土)にダイヤ改正を実施することを発表しました。

京急線ダイヤ改正を実施します | ニュースリリース | 京浜急行電鉄(KEIKYU)

概要は以下のとおりです。

【ウイングサービスの変更】
・土休日ウイング・シートの運行開始時刻繰り上げ及び運行間隔変更

・平日のイブニング・ウイング14号・16号の運行形態の変更
(快特の後部に「Le Ciel」4両を連結)

【列車種別名称の変更】
「エアポート急行」「急行」に変更
(停車駅は変更無し)



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



今回発表された京急のダイヤ改正では、ウイング・シートの変更や、若干の増発・種別変更はありますが、改正内容としては小規模なものになるかと思います。

その一方で、ある意味大きな話題となているのが、「エアポート急行」の名称消滅でありましょう。

2010年5月のダイヤ改正で設定された「エアポート急行」は、羽田空港から横浜方面への列車として設定されましたが、現在は品川方面への「エアポート急行」も設定されています。

一方で、京急線内の「急行」を全て「エアポート急行」と呼称しているが故に、羽田空港方面には向かわない「急行」も全て「エアポート急行」と称されることになっていました。
(とはいえ、該当する列車はごくわずかでしたが…)

今回、この「エアポート急行」を全て「急行」と称することにより、飛行機マークを記した「急行」の種別表示は姿を消すことになります。

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▲エアポート急行新逗子行き(京急蒲田)。
このように、羽田空港を発着し、京急蒲田で折り返して横浜方面と直通運転する種別に「エアポート急行」の種別が設定されました。


ただ、種別の「飛行機」マークについては、引き続き「エアポート快特」は設定されますので、引き続きこれらの種別で見ることができます。

ともあれ、上記の「エアポート急行」の画像も、過去にたまたま撮影していたが故に手元に残っていた次第ですので、日頃の何気ない様子も、記録しておいて決して損は無いな、と改めて感じたニュースでありました。



【関連ブログ】
【京急】「エアポート急行」が消滅へ…急行に統一 - 鉄道プレス
【京急】エアポート急行、消える模様(京急2023年11月25日ダイヤ改正) | Stella Rail Side



【関連ニュースサイト】
京急、11月25日にダイヤ改正 「エアポート急行」は「急行」に名称変更 - 鉄道コム
京急電鉄11/25ダイヤ改正「エアポート急行」名称変更で「急行」に | マイナビニュース
京急電鉄ダイヤ改正「イブニング・ウィング14・16号」運行形態変更 | マイナビニュース
京急「エアポート急行」消滅へ 11月ダイヤ改正でただの「急行」に名称変更 | 乗りものニュース
京急の有料着席列車「ウィング」号、快特に併結へ 途中駅ではドアが開かない!? 11月ダイヤ改正 | 乗りものニュース



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