阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
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夜行列車

【JR西日本】WEST EXPRESS 銀河「紀南コース」e5489・みどりの窓口等で発売へ

JR西日本が運行する長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」
現在のところ旅行会社のツアー商品として発売していますが、この度一部列車で「みどりの窓口」等での販売を開始することを発表しました。

「WEST EXPRESS 銀河(紀南コース)」の e5489 等での発売について|JR西日本

概要は以下のとおりです。

【対象列車】
「WEST EXPRESS 銀河」紀南コースの以下の日程
●京都→新宮(夜行・始発駅基準)
2月13日(月)、2月24日(金)、3月3日(金)
(※)購入可能な発着駅:
発駅・・・京都・新大阪
着駅・・・串本・紀伊勝浦・新宮

●新宮→京都(昼行)
2月15日(水)、2月26日(日)、3月5日(日)
(※)購入可能な発着駅:
発駅・・・新宮・紀伊勝浦・太地・古座・串本・周参見・白浜・紀伊田辺・海南・和歌山
着駅・・・白浜・紀伊田辺・海南・和歌山・日根野・天王寺・新大阪・京都


【販売方法】
・JR西日本ネット予約サービス「e5489」、全国のみどりの窓口、みどりの券売機プラス等で発売
・各運行日の1か月前の10時から発売
・e5489では、発売日の更に7日前の5時30分から「事前申込サービス」を利用可能(ファーストシート、クシェット、リクライニングを利用の場合)

【オプションサービス】
特製銀河弁当は、Webまたはスマートフォン用アプリ「tabiwa by WESTER」で予約受付。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲和歌山駅に停車中の「WEST EXPRESS 銀河」紀南コース。
いずれも昼行の新宮発京都行きの行程です。


現在紀南コースで運行されている「WEST EXPRESS 銀河」ですが、元々は「みどりの窓口」やJR西日本インターネット予約「e5489」等で一般に販売されることが予定されていました。
阪和線の沿線から : 【JR西日本】「WEST EXPRESS 銀河」の運行概要を発表。2020年5月8日(金)・京都→出雲市の夜行特急列車として運行開始

しかし、運行開始直前に新型コロナウイルス感染症が発生し、「銀河」の運行開始そのものが延期となった上、約4ヵ月遅れで運行開始となった際も、当面の間旅行商品に限定しての販売となりました。
阪和線の沿線から : 【JR西日本】「WEST EXPRESS 銀河」の運行開始を発表(2020.9.11〜)当面は日本旅行の旅行商品に限定して販売へ


以降、この2年間はコースの変化はあれど、旅行商品のみとしての販売が続いてきましたが、今回、紀南コースの一部日程で「みどりの窓口」「e5489」での販売が開始されることとなりました。

これまで旅行商品ですと、宿泊とセットが必須となっていましたので、「WEST EXPRESS 銀河だけに乗りたい」方、特に和歌山や大阪府南部在住で、紀南地区に宿泊する必要がない方にとっては、敷居がかなり高かったことは事実でありました。

今回、このWEST EXPRESS 銀河で「みどりの窓口」等での販売が開始されますが、期せずして「紀南コース」でスタートするのは、偶然とはいえ非常に嬉しい限りです。

「みどりの窓口」等で販売される日程も往復とも3パターン用意されて、いずれか都合の良い日を選んで、初めての「WEST EXPRESS 銀河」乗車ができればいいな、思いますので、予約開始日を忘れずチェックしておこうと思います。




【関連ニュースサイト】
WEST EXPRESS 銀河 紀南コース 一般発売(2023年1月13日〜) - 鉄道コム
JR西日本「WEST EXPRESS 銀河」紀南コース「e5489」などで販売開始 | マイナビニュース
ウエストエクスプレス銀河、ネット予約・みどりの窓口で販売開始へ | 鉄道ニュース | 鉄道新聞
「WEST EXPRESS 銀河」みどりの窓口&ネットでも販売へ! 2月の紀南コースから | 乗りものニュース



【関連ブログ】
「WEST EXPRESS 銀河」、「みどりの窓口」で購入可能に: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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【JR西日本】「WEST EXPRESS 銀河」2022年度も紀南コース運行発表(2022年10月〜2023年3月)

JR西日本では、長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」について2022年度の運行ルートを発表しました。

「WEST EXPRESS 銀河」運行方面について:JR西日本

概要は以下の通りです。

【2022年度運行方面概要】
・2022年5月〜9月:
山陰コース 京都〜出雲市(伯備線・山陰線経由)
列車種別・・・夜行列車

・2022年10月〜2023年3月:
紀南コース 京都〜新宮(阪和線・紀勢線経由)
列車種別・・・
京都→新宮:夜行列車
新宮→京都:昼行列車

(※)上記の運行期間、運行区間以外でも「WEST EXPRESS 銀河」の運行を計画

【前年度からの主な変更点】
■山陰コース:
出雲市〜大阪で運行していた上り列車の区間を京都まで延長

■紀南コース:
・車窓から紀南の魅力的な海の景色をより楽しめるよう、沿線の景観改善に取り組むほか、窓から直接海の景色を楽しめる席数を大幅に拡充
昼行列車の京都到着時刻を早め、首都圏方面へのアクセス利便性を向上。
昼行列車の運行曜日ごとに異なった途中停車駅を設定し、リニューアルしたおもてなしで、沿線の新しい魅力を提供


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



117系を改造した、JR西日本の新しい長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」。
2020年9月の運行開始からまもなく1年半となり、「山陰」「山陽」「紀南」の各コースを中心にこれまで運行してきました。

今回、2022年度の運行方面が発表されましたが、上記で強調しているように、昨年7月から12月にかけて運行された「紀南コース」が再びラインナップされることになりました。

これにより、和歌山駅をはじめとする紀勢本線(きのくに線)沿線各地で、再び「WEST EXPRESS 銀河」の姿を見ることができるようになり、嬉しい限りであります。
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▲和歌山駅に停車中の「WEST EXPRESS 銀河」紀南コース。
今年10月から、再びこの和歌山駅で姿を見ることができるようになります。


また、2022年度の「紀南コース」では色々と変更点が設けられています。
まず、首都圏方面へのアクセスを向上する観点から、上りのダイヤが繰り上げられることが発表されています。
具体的な時刻は掲載されていませんが、「首都圏方面」とあることから推測すると、遅くとも東海道新幹線の最終列車(新大阪21:24発)には乗り継げるダイヤになることは間違いないでしょう。

前回の「紀南コース」新大阪到着は21:51着でしたので、少なくとも30分程度は繰り上げられることになるのでありましょうか。


また、昼行列車では、運行曜日ごとに異なった停車駅になるのも面白いところです。
前回運行時、昼行列車の停車駅は以下のとおりとなっていました。
新宮・紀伊勝浦・太地・古座・串本・周参見・白浜・海南・和歌山
(和歌山県内のみ記載)

これらの駅から更に停車駅が増えたりするのか、またそういった駅ではどのようなおもてなしが行われるのかも興味深いところでしょうか。

上記の「沿線の景観改善」という点も踏まえると、例えば駅から海が非常に近い「湯川駅」での停車(前回は運転停車)扱いもあり得るのかな、とも思ったりしました。


再び紀南の地を走ることが決まった「WEST EXPRESS 銀河」。
私個人的には、大変楽しみにしていたものの、あまりにもの仕事の忙しさに、結局和歌山駅と和泉砂川駅、そして海南駅で見送るだけとなってしまいました。

今度こそは乗車、あるいは紀南の地での撮影を実現させたいな、と感じたニュースでありました。




【関連ニュースサイト】
JR西日本「WEST EXPRESS 銀河」2022年度、夜行列車が山陰&紀南へ | マイナビニュース



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【JR西日本】「WEST EXPRESS 銀河」紀南コース運行概要を発表。

JR西日本の長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」については、今年(2021年)夏から秋にかけて、京都〜新宮間で運行されることが、既に発表されています。




今回、紀南(和歌山県南部)方面へ運行する「WEST EXPRESS 銀河」の運転日や運転時刻等が決定した旨、JR西日本より発表がありました。

「WEST EXPRESS 銀河」紀南コースの運行について:JR西日本

概要は以下の通りです。

【運転日】
・下り:
7月16日(金)〜12月20日(月)の概ね月曜日・金曜日(始発駅基準)

・上り:
7月18日(日)〜12月22日(水)の概ね水曜日・日曜日


【発着時刻】
・下り:
京都21:15発→新大阪22:10着・22:16発→天王寺22:33着・22:35発→日根野23:14着・23:17発→和歌山23:42着・1:00発串本6:04着・8:00発紀伊勝浦9:05着・9:10発新宮9:37着

・上り:
新宮12:00発紀伊勝浦12:21着・12:43発太地12:50着・13:05発古座14:18着・14:36発串本14:46着・15:42発周参見16:22着・17:13発→白浜17:42着・17:55発→海南19:33着・20:10発→和歌山20:21着・20:25(土休日20:28)発→日根野20:56(土休日20:57)着・20:58発→天王寺21:32着・21:34発→新大阪21:51着・21:54発→京都22:24着

(下線の駅ではおもてなしを実施)


【停車駅でのおもてなし】
◎夜行
・和歌山駅:
「まる豊」の和歌山中華そば

・串本駅:
ジオガイド案内による橋杭岩(はしぐいいわ)鑑賞、レストラン空海の「漁師の朝ごはん」

・紀伊勝浦駅:
物販、「那智の扇祭り」大明松特別展示

・新宮駅:
物販・地酒ふるまい、熊野曼荼羅絵解き

◎昼行:
・新宮駅:
銀河オリジナル「じゃばらドリンク」販売

・紀伊勝浦駅:
物販

・太地駅:
くじらの竜田揚げふるまい

・古座駅:
物販

・串本駅:
物販

・周参見駅:
避難タワーからの太平洋の眺望、銀河オリジナルコーヒー販売

・海南駅:
海南市物産観光センター「かいぶつくん」延長営業


【紀南×銀河パスポート】
新宮〜周参見駅エリア7市町村の各種施設で様々なサービスが受けられる「紀南×銀河パスポート」を配布(2022年7月15日まで有効)

【発売方法】
旅行会社が企画・実施する旅行商品に限定して発売

【旅行商品】
WEST EXPRESS 銀河に乗車! 国内旅行・国内ツアーは日本旅行
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(上記サイト内パンフレットより引用)

◎京阪神発の行程表:
Aコース:
往路「銀河」(下り・夜行)、復路「くろしお」利用・3日間(車内1泊+宿泊1泊)

Bコース:
往路「くろしお」、復路「銀河」(上り・昼行)利用・2日間(宿泊1泊)

Cコース:
往復「銀河」利用・3日間(車内1泊+宿泊1泊)

◎料金一例:
新宮ユーアイホテル宿泊
Aコース大人1名26,800円(普通車の場合。グリーン車ファーストシートは+3,700円、プレミアルームは+6,800円)
Bコースは同額、Cコースは+10,600円

◎抽選応募期間
7月15日〜7月28日出発・・・2021年5月14日(金)16:00〜5月31日(月)18:00
7月29日〜9月1日出発・・・2021年5月14日(金)16:00〜6月14日(月)18:00
9月2日〜30日出発(予定)・・・2021年6月15日(火)11:00〜7月12日(月)18:00(予定)



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



阪和線・きのくに線を走る「WEST EXPRESS 銀河」については、地元ということもあり、大きな期待を個人的に寄せていました。

またダイヤも、下り(新宮行き)は夜行、上り(京都行き)は昼行といった、同じコースで昼夜行両方楽しめることもあり、ダイヤについても大きな興味を持って、その発表を待っていました。

今回、その運行時刻やおもてなし、そして旅行商品の概要が発表されました。

まず、運転日については、週4本(下り:月曜日・金曜日、上り:水曜日・日曜日)と割と多く設定され、またその運転期間も7月中旬から12月下旬までと、かなり長いものとなっています。
相変わら人気の高い「銀河」ですが、これだけ多くの運転日が設定されていることから、乗車に向けての抽選が当たりやすくなるのかも知れません。


その一方で、更なる人気を集めそうなのが、「おもてなし」です。
夜行となる下り列車では、まさか和歌山駅で「中華そば」のおもてなしが実施されるとは思いませんでした。
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▲和歌山駅のおもてなし
(上記発表資料内PDFファイル(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/210513_00_ginga.pdf)より引用)

また、早朝に串本駅に到着し、下車して海を見る、というのは予想の範疇でした。
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▲串本駅でのおもてなし
(上記発表資料内PDFファイル(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/210513_00_ginga.pdf)より引用)

もっとも、個人的には潮岬を予想していました(実際は橋杭岩)



昼行便(上り)に目をやりますと、紀南地区の多くの駅での「おもてなし」オンパレードが続きます。
夜行便では停車しない太地、古座、周参見は元より、最後の海南駅でも観光センターの延長営業があったりと、ここまで物販が続くと、本当に持ち帰れないくらいのお土産を購入してしまう方もおられるのではないのでしょうか。


多くの停車駅では、停車時間が十分に確保されており、おもてなしのみならず、「銀河」や各駅の様子といったところも、十分に観察できる、まさにきのくに線紀南エリアをじっくり楽しめる時刻設定ではないかと思います。


今回の「紀南コース」でも、WEST EXPRESS 銀河の販売は旅行商品のみとなっています。
旅行代金の一例は上述のとおり、決して高額ではないようにも思えますが、往復「銀河」の場合は少々アップするのは、ゆとりある列車にそれだけ乗車できる対価、ともいえるでしょうか。


個人的な予想に比べると、下りのダイヤはおおよそ予想通りでしたが、上り(昼行)のダイヤが予想よりもかなり遅い時間だと感じました。
いくらなんでも新宮駅は午前中に出発する、と思っていたらさにあらず、でありますが、新宮発時刻を遅くすることで、出発日当日も熊野那智大社など訪問が可能となることから、むしろ旅行者にとっては嬉しいところかも知れません。


鉄道趣味的な興味でみますと、上り昼行の撮影可能エリアが、紀南エリアにかなり限られてくるかと思われます。
古座川橋梁(紀伊田原〜古座)では十分撮影可能かも知れませんが、日置川橋梁(周参見〜紀伊日置)では季節によっては暗くなっているくらいの時間でしょうか。

また、私個人の通勤との兼ね合いでは、上り列車を和歌山駅(20:21着・20:25(土休日20:28)発)で見ることが可能なほか、下り列車を和歌山駅(23:42着・1:00発)を、阪和線最終列車(23:45発)発車直前に見ることは、可能と言えば可能かも知れません。
(かなりタイトではありますが・・・)


今まで山陽・山陰コースを走っていたこともあって、このブログで散々ご紹介しておきながら縁遠い存在だった「WEST EXPRESS 銀河」が、ここにきて仕事帰りに見ることができるくらいに、一気に身近な存在になりそうで、非常に嬉しい限りです。


勿論、今後も引き続き「WEST EXPRESS 銀河」紀南コースが運行されるためには、多くの方々の申込・利用が必要なのは言うまでもありません。

私自身も仕事が忙しいなか、運行シーズン中に乗車できるかどうかも怪しいところですが、それでもこの「WEST EXPRESS 銀河」紀南コースの魅力などを微力ながらご紹介していくことができればいいな、と思っている次第です。




【関連ニュースサイト】
WEST EXPRESS 銀河 京都〜新宮間(ツアー)(2021年7月16日) - 鉄道コム
復活新宮夜行は深夜の和歌山でラーメン提供「WEST EXPRESS 銀河」紀南コース詳細決定 | 乗りものニュース
JR西日本「WEST EXPRESS 銀河」,紀南コースの運転概要を発表|鉄道ニュース|2021年5月14日掲載|鉄道ファン・railf.jp
観光列車「ウエストエクスプレス銀河」紀南コースの受付開始 夜食に和歌山ラーメンも - 和歌山経済新聞



【関連ブログ】
【JR西日本】117系「銀河」による新宮夜行の詳細を発表 | 鉄道プレス
wap ONLINE:WEST EXPRESS銀河、きのくに線コース詳細発表!
「WEST EXPRESS 銀河」紀南コースは7月16日から: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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【JR東日本・JR東海】「ムーンライトながら」運行終了を発表

JR東日本とJR東海では、2021年春の臨時・増発列車の運転計画を発表しましたが、この中で、快速「ムーンライトながら」について、運転を終了することを発表しました。

春の増発列車のお知らせ|JR東日本
”春”の臨時列車の運転計画について|JR東海

臨時列車の快速「ムーンライトながら」につきましては、お客さまの行動様式の変化により列車の使命が薄れてきたことに加え、使用している車両の老朽化に伴い、運転を終了いたします。

(上記JR東日本プレスリリースより引用)


臨時の快速「ムーンライトながら」につきましては、お客さまの行動様式の変化により列車の使命が薄れてきたことに加え、使用している車両の老朽化に伴い、運転を終了いたします。

(上記JR東海プレスリリースより引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。

続きを読む

【JR西日本】「WEST EXPRESS 銀河」2021年の運行方面を発表。夏〜秋は和歌山方面・新宮へ運転

JR西日本では、同社の長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」について、2021年の運行方面を発表しました。

2021年の「WEST EXPRESS 銀河」運行方面について:JR西日本

概要は以下の通りです。

【2021年の「WEST EXPRESS 銀河」運行方面】
●2021年春:
運行区間:
京都・大阪〜出雲市(伯備線経由)

列車種別:
夜行列車

●2021年夏〜秋:
運行区間:
京都〜新宮

列車種別:
京都→新宮:夜行列車
新宮→京都:昼行列車


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲WEST EXPRESS 銀河
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/201216_00_ginga_unkouhoumen.pdf)より引用)

今年9月から運行を開始した「WEST EXPRESS 銀河」ですが、今月から昼行列車による山陽ルートの運行も開始され、先に運行された夜行列車による山陰ルートとはまた違う旅行が楽しめることもあり、相変わらずの人気を誇っています。

そんな「WEST EXPRESS 銀河」ですが、今後新たな目的地が用意されるのかが、気になるところでありますが、この10月に和歌山県南部(紀南)地域の市町村がJR西日本に対し、「WEST EXPRESS 銀河」の運行要望書を提出したというニュースをご紹介しました。


上記の記事では、「117系なので運行に関しては大きな問題はない」「紀南地方への運行の実現性は、決して低くない」とし、予想される運行ダイヤとしては、「往路は夜行、復路は昼行」を挙げていました。


この記事を書いたときには、「WEST EXPRESS 銀河」が紀南地方に運行されるのはもう少し先ではないかと思っていたところ、本日、来年夏〜秋にかけての運行が発表されました。

そのダイヤを見てみると、私が先のブログ記事で予想したように、「往路(京都→新宮)は夜行、復路(新宮→京都)は昼行」という時間帯で運行されることとなっており、これまた私の予想が当たったことで、少しばかり嬉しく感じたところです。

先のブログで記したように、往路の夜行は、かつての夜行普通列車「はやたま」、あるいはその後長らく運行されてきた、いわゆる「新宮夜行」を彷彿とさせるダイヤであるといえます。
「新宮夜行」が紀伊田辺行きに短縮されたのが2000年10月でありますので、それ以来、およそ21年ぶりの夜行列車復活といえます。

また、列車に限らず大阪市内から新宮への夜行交通機関としても、2002年に廃止された西日本JRバスの「ルナメール」以来、こちらも19年ぶりの夜行ということになります。

運行日や停車駅等の、詳細なダイヤについては今後発表が予定されていますが、下記の和歌山放送のWeb記事によれば、切符については日本旅行のパックツアー限定とのことで、既に運行されている山陰コース及び山陽コースと同様の販売方法になるものと考えられます。
JR「WEST EXPRESS 銀河」来夏と秋に紀南運行が決定(写真付) | WBS和歌山放送ニュース

運行期間に目をやりますと、来年夏から秋にかけての運行となっています。
臨時列車のシーズンで考えますと、夏は7月〜9月、秋は10月・11月が考えられますので、およそ5か月程度の運行期間が設けられることとなります。

これまでの山陰コース及び山陽コースがおよそ3か月ごとであることを考えると、割と長い運行期間が設定されることとなりますので、乗車及び撮影のチャンスもそれだけ恵まれることになるかと思いますので、是非ともこのチャンスを活用できれば、と思っています。

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▲紀勢本線(きのくに線)日置川橋梁(周参見〜紀伊日置間)
きのくに線でも有名な撮影地の一つですが、ここも午後の時間帯に「WEST EXPRESS 銀河」が通過することが予想されるので、このような構図・光線で「銀河」を撮影することができるのではないかと思われます。



個人的に待ち望みつつ、やはり様々な事情があることから、「いつかは走るといいな」程度に考えていた「WEST EXPRESS 銀河」の和歌山方面・新宮への運行が、思いのほか早く実現しましたので、やはりこれは実際に乗車することを目標にしたいと考えているところです。

日程的な点では、行程を詰めれば「WEST EXPRESS 銀河」の夜行→昼行と往復乗ることで、まる1日で帰宅できることから、これまでの山陽・山陰コースよりも、個人的な参加への難易度は非常に下がると思われます。
ただ、かつての夜行普通列車が令和の時代に蘇るという味わいや、風光明媚な紀勢本線(きのくに線)の車窓が楽しめるとあって、これまたツアー当選に高い競争率を潜り抜けなければならないことが容易に予想されます。

最悪、半年程度ある運行期間のうちでも、一度も当選しない可能性もあり得ますが、それでもあきらめず、乗車に向けての応募はしてみたいな、と思っています。

当ブログでも、今後「WEST EXPRESS 銀河」の和歌山方面・新宮への運行についての新たな情報が発表されれば、是非ともご紹介していきたいと思います。



●関連ニュースサイト:
「新宮夜行」復活!「WEST EXPRESS 銀河」2021年に紀勢線和歌山方面へ 夜行&昼行で | 乗りものニュース
WEST EXPRESS 銀河、2021年夏・秋には紀伊半島方面へ - 鉄道コム
JR西日本「WEST EXPRESS 銀河」京都〜新宮間で運行へ - 夜行も設定 | マイナビニュース
ウエストエクスプレス銀河、京都〜新宮間で運行へ 新宮行きは夜行 | 鉄道ニュース | 鉄道新聞
2021年夏秋、WE銀河は和歌山へ 新宮行は夜行、京都行は昼行 JR西日本 | 鉄道チャンネル
JR西日本「WEST EXPRESS 銀河」,2021年の運転概要を発表|鉄道ニュース|2020年12月17日掲載|鉄道ファン・railf.jp



●関連ブログ:
WEST EXPRESS 銀河、2021年夏・秋には紀伊半島方面へ - 鉄道コム
wap ONLINE:WEST EXPRESS 銀河、来年和歌山へ!
Msykの業務(鉄道)日誌:117系「銀河」〜来夏は紀勢方面へ



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【JR西日本】「WEST EXPRESS 銀河」の運行概要を発表。2020年5月8日(金)・京都→出雲市の夜行特急列車として運行開始

このブログでも下記記事などでご紹介したように、JR西日本では来年春の予定で117系改造の観光列車「WEST EXPRESS 銀河」の運行を発表していました。


本日、この「WEST EXPRESS 銀河」の営業内容等の詳細が発表されました。
「WEST EXPRESS 銀河」の運行概要について:JR西日本
11月 定例社長会見:最近の営業・輸送概況、新幹線の安全性向上の取り組み、うめきた(大阪)地下駅における挑戦、「WEST EXPRESS 銀河」の運行概要:JR西日本
(「4「WEST EXPRESS 銀河」の運行概要」参照)

概要は以下の通りです。

●運行開始日:
2020年5月8日(金)

●運行概要:
2020年5月〜9月・・・
京都・大阪〜出雲市の夜行特急列車として運行
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▲「WEST EXPRESS 銀河」・関西〜山陰間の運行概要
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/191120_00_ginga.pdf)より引用)

2020年10月〜2021年3月・・・
大阪〜下関の昼行特急列車として運行

いずれも週2往復程度の運行

●料金:
普通車指定席・・・現行の特急料金と同額
グリーン車指定席・・・現行の特急料金・グリーン料金と同額
グリーン個室・・・現行の特急料金に加え、新たに設定するグリーン個室料金を適用
(※)乗車の際には別途運賃が必要

●きっぷの発売箇所:
・JR西日本インターネット予約「e5489」、「JR-WEST ONLINE TRAIN RESERVATION」
・全国の駅のみどりの窓口及び旅行会社窓口


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。

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▲「WEST EXPRESS 銀河」外観
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/191120_00_ginga.pdf)より引用)

既に充当車両や内外装は発表されていた、この「WEST EXPRESS 銀河」
今回、運行ルートや運賃・料金等といった営業内容の概要がついに発表されました。

まずルートに関してですが、2020年5月からの運行開始時は、京都・大阪〜出雲市を夜行で往復する運行となっており、これはおおよその想定だったかと思われます。

その後は、広島デスティネーションキャンペーンに併せて、2020年10月から翌年3月までは、大阪〜下関を昼行で運行することとなっています。
てっきり夜行列車として運行されるものと考えていた方も多かったかも知れませんが、この「WEST EXPRESS 銀河」は「長距離列車」と称してはいたものの、決して「夜行列車」と限定していたわけではなかったのですが、それが、こういった運行方法を提案してくるのか、となると、やはり驚かざるを得ません。

大阪〜下関間の特急列車といえば、かつて山陽新幹線開業前に運行されていた特急「しおじ」を思い出すオールドファンの方も少なくないかと思われます。
車両は、「しおじ」の当時とはすっかり違うものではありますが、いわゆる「特急街道」であった当時の山陽本線を彷彿とさせる設定に、心躍らせる方も多いのではないかと思われます。


そしてもう一つの注目点は、運賃・料金であります。
この「WEST EXPRESS 銀河」ですが、運賃・料金体系は通常の特急列車としての取り扱いとなります(グリーン個室料金は新規設定)。
そのため、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」等の超豪華な観光列車等のツアータイプの列車とはことなり、まさに気軽に利用できる長距離列車が、料金設定の面からも実現することとなるのは、嬉しく感じる方も多いのではないのでしょうか。

加えて、販売チャンネルとしても、他の特急列車と同様に、「みどりの窓口」での販売、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」で取り扱われることとなります。

下記記事で、寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」のe5489での取扱開始についてご紹介しましたが、その際「WEST EXPRESS 銀河」の運行開始のタイミングでもあることから、同列車のe5489対応もあり得るのではないか、としていましたが、果たしてその通りに実現することとなりました。



以上のように、今回発表されたソフト面(主に販売等)からみても、「昭和」の時代に多数運行されていた長距離の夜行・昼行列車を、この「令和」の時代に再現したといっても過言ではない「WEST EXPRESS 銀河」。
117系改造車両とは思えないくらいのゆったりした空間に身をゆだねつつ、もはや楽しむことができなくなったと半ば諦めかけていた長距離列車での旅行を、この時代に楽しめるというのは、本当に有り難くもあり、また魅力ある列車になるのではないかと楽しみにしています。
運行開始後、一日も早く楽しむことができればいいな、と思ったニュースでありました。




●関連ニュースサイト:
「ウエストエクスプレス銀河」京都〜出雲市間の夜行特急で5月デビュー JR西日本 | 乗りものニュース
WEST EXPRESS 銀河 運転(2020年5月8日〜) - 鉄道コム
京都〜出雲市間で1万640円から、JR西の長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」 - 鉄道コム
WEST EXPRESS銀河、5月から運行 京都・大阪と山陰・山陽結ぶ | RailLab ニュース(レイルラボ)



●関連ブログ:
JR西日本、「WEST EXPRESS 銀河」の運行概要公表 - kqtrain.net(京浜急行)



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【JR西日本】新たな長距離列車の列車名・エクステリア等を発表。「WEST EXPRESS 銀河」の名称に、瑠璃紺色のエクステリアと、かつての寝台列車を彷彿とさせるものに

当ブログで、これまで下記エントリーのように、JR西日本が計画している117系改造の「新たな長距離列車」についてご紹介してきました。
参考:【JR西日本】新たな長距離列車の導入を発表(2020年までに導入)イメージイラストには117系らしき車両が描かれる : 阪和線の沿線から
【JR西日本】「せとうちパレットプロジェクト」において京阪神と瀬戸内エリアを結ぶ「新たな長距離列車」の運行計画を発表(2020年夏までに) : 阪和線の沿線から
【JR西日本】新たな長距離列車の車内デザインを発表。117系改造で、個室やフルフラットシートを装備 : 阪和線の沿線から


今回、その列車名・エクステリア・設備愛照明がJR西日本より発表されました。

新たな長距離列車の列車名・エクステリア・設備愛称名の決定:JR西日本

概要は、以下の通りです。

●列車名:
WEST EXPRESS 銀河(ウエスト エクスプレス ぎんが)

●エクステリア:
jrw_westexpginga_exterior_20190319
「WEST EXPRESS 銀河」エクステリアイメージ
(上記発表資料(http://www.westjr.co.jp/press/article/2019/03/page_14028.html)より引用)

●設備愛称名:
1号車(グリーン車指定席):ファーストシート<
2号車(普通車指定席・ノビノビ座席・女性席):クシェット(女性席)
3号車(普通車指定席・コンパートメント):ファミリーキャビン
3号車(フリースペース):明星(みょうじょう)
4号車(フリースペース):遊星(ゆうせい)
5号車(普通車指定席・ノビノビ座席):クシェット
6号車(グリーン個室):プレミアルーム
6号車(フリースペース):彗星(すいせい)

詳細は、上記発表資料をご覧ください。



かつて大阪駅から、各地に向けて様々な名称の夜行列車が運行されていました。

特に山陽新幹線全通前はその最盛期で、新大阪からの新幹線との乗り継ぎで翌朝九州方面へ到着できる列車として、数多くの夜行列車が運行されていました。
山陽新幹線全通後、本数は大幅に削減されはしましたが、現地へ朝に到着するニーズは一定程度あったことから、「あかつき」「明星」「彗星」「なは」といった列車がその後も走り続けたことをご存じの方も、きっと多いことだと思います。

また、既に新幹線が開通していた東京方面へも一定の夜行需要があったことから、急行「銀河」として、車両は変われども一貫して大阪〜東京間を走り続けていたことも、これまた記憶されている方も多いことでしょう。

しかし、これらの寝台特急・急行も、新幹線の高速化・延伸に加え、航空路線の充実、そして高速道路の延伸による夜行高速バスの隆盛、更にはビジネスホテルチェーンの充実による低価格の宿泊施設の増加といった、様々な要因により、これらの寝台列車はいずれも姿を消していきました。

なお、「明星」は1986年11月、「彗星」は2005年9月、「銀河」は2008年3月に、それぞれ廃止となっています。
参考:「彗星」よお前もか・・・ : 阪和線の沿線から
やはり「あかつき」は廃止・・・平成20年春ダイヤ改正発表 : 阪和線の沿線から


上述の状況のなか、クルーズトレインを除く夜行列車が今後復活する可能性も低く、それが故に、かつて夜行列車で用いられた、天体を想起させる名称を再び用いる列車というのは、もはや誕生し得ない、と思っていたのは、決して私だけではなかったと思います。


そんな中本日発表された、「新たな長距離列車」の列車名称と設備愛称。
列車名称「WEST EXPRESS 銀河」に用いられている「銀河」は、大阪〜東京を結んでいた寝台急行の名称でありました。

そして設備愛称のうち、「明星」「彗星」は、いずれも関西・九州間を結んでいた寝台特急の名称で、「明星」は主に博多・熊本・西鹿児島といった鹿児島本線方面を、「彗星」は大分・宮崎・都城といった日豊本線方面の列車に付けられていました。


これら、天体を由来としているが故に、夜行列車でしか命名し得ない愛称が、このように復活すること、しかもそれがいずれもJR西日本エリアである関西地区を発着していたという、ゆかりのある列車であったことから、懐かしさと同時に感動さえも抱いた命名でありました。


愛称名についてのコメントが長くなりましたが、エクステリアデザインにも注目です。
今回の「WEST EXPRESS 銀河」は、瑠璃紺(るりこん)色のカラーで、西日本が誇る美しい海や空を表現したものとなっています。

言わば「青」系統の車体は、かつての「ブルートレイン」の車両を思い起こさせます。
20系客車の時代から、長らく寝台列車の象徴であった青色一色の車体でありましたが、民営化以降、「トワイライトエクスプレス」「カシオペア」、そしてクルーズトレインの「ななつ星」「四季島」「トワイライトエクスプレス瑞風」といった列車は、全て青色系統とは異なる色が採用されてきました。

これとて、今後青色の夜行列車、というのは今後登場することは無いのでは、と思われていたところ、今回は瑠璃紺色という、青色系統でより深みを増したカラーが採用されたことで、これまたかつての「ブルートレイン」を想起させるファンも多かったのではないのでしょうか。


色々と書いてはきましたが、かつて国鉄時代に数多く走っていた寝台列車を思い起こさせさえもする今回の「WEST EXPRESS 銀河」。
2020年春の運行開始予定とのことですので、今後運行ルート等の発表が楽しみですし、その情報も逐次ご紹介していきたいな、と期待に胸を膨らませたニュースでありました。



●関連ニュースサイト:
名前は「ウエストエクスプレス銀河」 JR西日本の「新たな長距離列車」外観など決定 | 乗りものニュース
JR西日本の新たな長距離列車、「WEST EXPRESS 銀河」に | RailLab ニュース(レイルラボ)
列車名はWEST EXPRESS 銀河、JR西が長距離列車の外観などを発表 - 鉄道コム



●関連ブログ:
【速報】117系を使った長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」が2020年春にデビューへ! | いまどきの鉄道サイトの作り方
Msykの業務(鉄道)日誌:新たな長距離列車は「ウエストエクスプレス銀河」
JR西日本、新たな長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」の概要公表 - kqtrain.net(京浜急行)



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【JR西日本】新たな長距離列車の導入を発表(2020年までに導入)イメージイラストには117系らしき車両が描かれる

JR西日本の6月定例社長会見において、昨年11月末に発表のあった「新たな長距離列車」の検討状況が発表されました。
6月定例社長会見:最近の営業・輸送概況、2016年度安全管理体制に対する第三者評価結果、新たな長距離列車の導入:JR西日本
(「3新たな長距離列車導入」を参照)

上記発表資料よれば、新たな長距離列車の概要としては、運行開始時期は2020年の夏までの開始を予定していて、運行エリアは京阪神〜山陰方面、京阪神〜山陽方面等で、期間を定め複数の区間を運行予定としています。

車両設備は、座席は複数の種類の設備を用意し、グリーン車は個室と1+2列シートの2種類を、普通車はコンパートメント、フルフラット、2列+2列シートの3種類を用意しています。
また、編成内にはフリースペースを用意し、乗客が歓談・食事等自由に利用できる車両として連結することとしています。

列車の編成は6両編成となっていて、1両毎に違う座席が用意されています。

列車のイメージは以下の通りとなっています。
image001
車両外観イメージ

image002
車内イメージ
(上記JR西日本のWebサイトより引用)

この長距離列車のデザインは、株式会社イチバンセンの代表取締役、川西康之氏が手がけることとなっています。
川西氏は、これまでえちごトキめき鉄道のリゾート列車「雪月花(せつげっか)」の設計デザインや、土佐くろしお鉄道中村駅のリノベーションなどを手がけたデザイナーとのことです。

その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


既に報道があったとおり、この週末からJR西日本の豪華観光列車「TWILIGHT EXPRESS瑞風」の運行が開始しましたが、そのタイミングをほぼ同時というべき時期に、新たな長距離列車の導入の発表がありました。

この列車の発表デザインを見てみると、車両内外装の様子、特に外装のヘッドライトの配置から察するに、117系電車を改造する可能性が高いと考えられます。
現在、湖西線やきのくに線、広島地区等で運行されている117系ですが、まさか長距離列車として新たな使命が与えられるとは、まさかという展開にも感じられます。
ただ、117系に関して言えば、2扉車ということもあり、京阪神地区はもとより地方でもラッシュ時には使いづらい一方、昭和50年代中盤に投入された車両ということから、車両寿命までまだしばらくあることから、今回の長距離列車の車両として白羽の矢が立てられた、という流れを考えると納得、と感じることもできます。

117系改造の列車となれば、走行可能区間が直流電化区間に限られることから、京阪神〜山陽方面・山陰方面が運行エリアとして挙げられていますが、山陽方面はともかく、山陰方面となれば、米子・松江・出雲方面になるのかな、とも思われます。
一方、直流型電車の強みを活かして、きのくに線の新宮方面への列車としても運行されることがあればいいな、とも思います。

今回の発表では、この新しい長距離列車における営業関係の話題は触れられていませんでした。
気になるところといえば、団体臨時列車としての扱いでツアー申し込みが必要なのか、それとも一般向けの臨時列車としてきっぷを駅等で購入する扱いになるのか、といったところでしょうか。

加えて、肝心の運賃・料金の体系が今回の発表では触れられておらず、このあたりがはっきりするのは運行開始直前になってくるのかな、とも感じました。


ともあれ、117系が夜行列車に抜擢されることもあり得るなだけに、まさかこんな時代がやってくるとは思いもしませんでしたが、今後117系がどのような改造を施されて運行開始に臨むのか、また、この列車の利用料金・運賃はどれくらいなのか、といって点が明らかになれば当ブログでもご紹介していきたいと思います。

クルーズトレインの次は「リーズナブル」…JR西日本「新たな長距離列車」導入へ | レスポンス(Response.jp)
JR西日本「新たな長距離列車」の概要を発表|鉄道ニュース|2017年6月21日掲載|鉄道ファン・railf.jp
新たな長距離列車、2020年夏までに導入へ 個室やノビノビ座席など用意 JR西日本 | 乗りものニュース
新しい長距離列車の導入を発表、JR西 - 鉄道コム
JR西日本、「新たな長距離列車」の導入に向けた検討状況について公表 - kqtrain.net(京浜急行)
「新たな長距離列車」は117系の改造?: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」
Msykの業務(鉄道)日誌:新たな長距離列車は117系を改造で
「新たな長距離列車」の導入: 淡海の国から on blog




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【日本旅行】「『サロンカーあかつき』で行く長崎」詳細発表(10/21発売)

こちらのエントリーでご紹介したように、今秋実施される長崎デスティネーションキャンペーン(DC)のイベントとして、かつての寝台特急「あかつき」を彷彿とさせる団体臨時列車「サロンカーあかつき」が運行されることとなっています。

この度日本旅行より、この「サロンカーあかつき」団体臨時列車のツアー概要が発表されましたので、ご紹介します。
さr
「サロンカーあかつき」で行く長崎|日本旅行

出発日は11月25日(金)の3泊4日(内車内泊2泊)。
行程は以下の通りです。
11/25(金)
大阪16:02発〜三ノ宮16:27発〜姫路17:42発〜岡山19:38発〜広島23:54発〜(車内泊)
11/26(土)
(車内泊)〜長崎10:07着 到着後フリータイム(宿泊施設)
11/27(日)
博多駅集合までフリータイム〜博多19:43発〜(車内泊)
11/29(月)
(車内泊)〜姫路5:28着〜三ノ宮6:32着〜大阪7:07着


旅行代金(大人)は、長崎市内のホテル1泊つき往復乗車プランで、48,300円〜54,800円(宿泊施設及び1室あたり人数により変動)、往復乗車プラン(車中泊以外宿泊なし)で38,800円となっています。
また、オプションとして、2・3日目のフリータイムに便利な2種類の周遊パスがセットで発売されます。
まず一つは、JR線の長崎〜諫早〜佐世保の普通列車、長崎電気軌道、島原鉄道、島鉄バス全線乗り降り自由の「長崎・佐世保・島原周遊パス」で、料金は大人5,890円。
もう一つは、JR線の長崎〜諫早〜佐世保の普通列車が乗り降り自由の「長崎・佐世保周遊きっぷ」で、料金は大人1,000円となっています。

ツアー発売日は10月21日の16時からで、申込・問い合わせは日本旅行「メディアトラベルセンター」大阪予約センター(電話:0570-666155)となっています。

その他詳細は、上記発表資料をご覧ください。


個人的に楽しみにしていた「サロンカーあかつき」のツアー概要が発表されました。
ダイヤを見ると、大阪夕方発〜長崎午前着と、往路では十分「サロンカーなにわ」を丸々楽しめるものとなっています。
加えて、長崎本線の通過時刻は午前中ということもあり、有明海の風景を眺めながらの「サロンカーなにわ」の旅は、これまた滅多に味わえない貴重なものとなるのではないのでしょうか。

復路は、博多夜発・大阪7時着ということで、月曜日から仕事の方でも何とか対応できる旅程となっており、土日休みの社会人・学生ならば、金曜の午後を休めば何とか参加できそうです。
旅行代金ですが、宿泊除く往復乗車で38,800円となっていて、これだけ見ると何だか高そうな気もするのですが、これはあくまで往復の代金で、片道あたり20,000円を切る価格で「サロンカーなにわ」を思う存分楽しめる、となればかなりリーズナブルな料金設定、とも考えることができます。

惜しむらくは、このツアーは往復参加のみの設定で、片道のプランがないことでしょうが、逆に言うと、往復乗車が前提だからこそ、この価格が実現した、という言い方もできるでしょう。

また、「ツアーのおすすめポイント」として「寝台特急『あかつき』をイメージしたヘッドマークを取り付け」とありますが、パンフレットでは往年の「あかつき」ヘッドマークの他、「サロンカーなにわ」のヘッドマークを組み合わせたオリジナルデザインのものも用意されている模様で、果たしてどちらが掲出されるのか、という点もファンとして気になるところでしょうか。

この「サロンカーあかつき」ですが、曜日の点でも価格の点でも、支障がなければ是非とも参加したい魅力的な商品なわけですが、あいにくこの前後に予定があって3泊4日フルで日程を確保するのが難しく、申込は断念せざるを得ないことが確定しています。
それだけに、多くの方にかつての「あかつき」をサロンカーなにわで復活した今回の「サロンカーあかつき」に参加してもらえればいいな、と感じ、今回ご紹介した次第です。

【長崎DC】サロンカーあかつき 詳細発表 - 冬岐神社お賽銭にっき - Yahoo!ブログ
[午後発朝着] 詳細発表!サロンカーあかつき ( 鉄道、列車 ) - 紅の軌跡 〜Red Diary〜 - Yahoo!ブログ
「長崎デスティネーションキャンペーン」で「サロンカーあかつき」運行: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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【JR東日本】訪日外国人向けの新たな宿泊施設の開発を発表。「北斗星」の実車パーツを内装に再利用したホステルも

JR東日本では、急増している訪日外国人旅行者向けに、低廉な価格で気軽に長期宿泊が可能な宿泊施設を開発することを発表しました。
訪日外国人旅行者向けの新たな宿泊施設の開発について〜低廉で長期宿泊が可能なホステルとカプセルホテルが誕生〜(JR東日本|プレスリリース)

今回開発する施設は、「Train Hostel 北斗星」と女性専用のカプセルホテル「(仮称)神田カプセルホテル」の2つとなっています。
このうち「Train Hostel 北斗星」ですが、その名の通り運行廃止となった寝台特急「北斗星」の2段ベッドや個室寝台の一部実車パーツを内装に再利用し、限られたスペースで細部にまでこだわった寝台特急の空間づくりを取り入れています。
hostel
(上記画像はJR東日本プレスリリース(http://www.jreast.co.jp/press/2016/20160904.pdf)より引用)

ホステルの概要としては、場所は総武線快速「馬喰町駅」4番出入口に直結し、宿泊人数は78ベッド、宿泊料金は1泊あたり2,500円〜4,000円、オープンは2016年12月中旬を予定しているとのことです。
その他詳細は、上記プレスリリースをご覧下さい。

以前こちらのエントリーでご紹介したように、かつてブルートレインとして活躍した車両を廃止後、宿泊施設として再利用しているケースは全国にもいくつかあるのですが、今回JR東日本が発表した宿泊施設は、東京都内の真ん中に、「北斗星」で使用した車両のベッド等を再利用するという、これまた鉄道ファン的にも惹かれる施設になりそうな感じです。

勿論、寝台特急車両とは違い実際の車両ではなく、また寝台横に窓があるわけでもないのですが、向かい合わせの上下2段ベッドの室内は、かつての寝台特急の雰囲気を味わうには十分なものになっているのではないかと思います。

かように、鉄道ファン受けもしそうなこのホステルですが、主なターゲットは訪日外国人であることから、我々のような日本人が気軽に利用できるものになるのかは、これまたよく分からないところがあるのですが、ともあれ、宿泊料金の低廉さも大きな魅力であるだけに、実際に利用できるのなら、試しに宿泊してみるのも面白そうだな、と感じたニュースでした。

東京馬喰町で『北斗星』復活?…JR東日本、低コスト宿泊施設オープン | レスポンス(Response.jp)
JR東日本、「北斗星」のB寝台を再利用したホステル開発: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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