阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
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泉北高速鉄道

泉北高速鉄道12000系「泉北ライナー」新デザイン編成をみる(2024.5.30)

泉北高速鉄道の特急「泉北ライナー」12000系は、2017年1月のデビュー以来、初めての外観のリニューアルを実施し、この5月30日から新たな装いで運行を開始しています。
(参考)

本日、新塗装となった「泉北ライナー」12000系の乗車・撮影に出向きましたので、その様子をご報告します。



本日は、午前中外せない用事があったので、夕方からの「泉北ライナー」に乗車するため、南海難波駅まで向かってみました。
16時45分頃、和泉中央方より、折り返しの「泉北ライナー」が到着しました。
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▲難波駅に入線する泉北12000系。
上述の発表資料よりも、特に前面は若干黄色味が強い塗装となっていました。

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▲入線時、ちょうど7100系の南海線「サザン」との並びを撮影することができました。

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▲難波駅4番線に到着した「泉北ライナー」12000系。

ホーム到着後、各車両の側面を撮影してみます。
●1号車:12121
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●2号車:12871
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●3号車:12821
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●4号車:12021
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ご覧のとおり、前面が黄色がかっているのに対して、側面はやや落ち着いた金色となっています。

デザイン変更前の塗装では窓にもラッピングが施され、一面の金色となっていましたが、新デザインでは、窓へのラッピングは基本的に施されていません。
(デザインの都合によりラッピングが部分的に被っている箇所は除く)

16時55分発の「泉北ライナー」に乗車してみることにしました。
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車内に入ってみます。
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内装はリニューアル前と変更は無く、デッキまわりの金色や、車両ごとに異なる座席カラーもこれまでどおりです。

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一部の座席では、このようにラッピングの一部がかかる箇所もあるので、座席を選択する際には少し注意が必要かも知れません。

難波駅から約30分、和泉中央駅に到着しました。
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乗車中にふと気になった点を記録してみました。
20240530_172703_R

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デザイン変更前は、運転席直後や、各乗車口に取り付けられていた、泉北高速鉄道の社章。
今回のデザイン変更では、この泉北社章が取り外されていることが確認できました。
今後、南海電鉄との経営統合が実現すれば、新たに南海の社章が取り付けられるのかも知れません。


和泉中央まで乗り通した後は、定番の撮影地でもある栂・美木多駅に移動し、この「泉北ライナー」12000系を撮影して、今回のレポートは終了です。
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▲栂・美木多駅に到着する泉北12000系「泉北ライナー」。



以上が、本日より運用を開始した泉北高速鉄道「12000系」泉北ライナーのリニューアル編成の様子でありました。

以前のデザインでは強烈な印象を与えた「金色」をベースとしつつ、より落ち着いたカラーリングに仕上がっているのかな、と感じました。
一方で、前面は素材の関係もあってか、若干黄色の印象が強くなっている感もありました。
ただ、今後見慣れていけば、そんな違和感も消えていくのかな、とも感じたりしました。


また、来年には南海電鉄との経営統合があることから、これを控えたリニューアル、ということも考えられなくもなく、その一端は泉北社章の撤去、というところにも顕れているのかも知れないな、とも感じたりしました。
(参考)


ともあれ、本日より装いも新たになった「泉北ライナー」12000系。
上述のとおり、南海電鉄との経営統合が予定されており、それに伴いこの列車を取り巻く環境も変化することが予想されますが、引き続き、ニュータウンと都心を快適に結ぶ列車として活躍し続けることを、かつて泉北ニュータウンに住んでいて鉄道ファンの一人としても、期待したいと思いました。

【南海】2023年度決算説明会資料より「泉北高速鉄道との経営統合」をみる

昨日(5月17日(金))、南海電鉄の2023年度決算説明会が開催され、同社Webサイトにも説明会の資料がアップされていました。

2023年度決算説明会資料|南海電鉄

この中で個人的に気になったのは、来年度(2025年度)に予定している泉北高速鉄道との経営統合に関してでした。
(参考)


上記ブログ記事でご紹介したとおり、2025年度早期に、南海電鉄が泉北高速鉄道を吸収合併する経営統合を実施することを、昨年12月に発表しています。

今回の決算説明会の資料でも、泉北高速との経営統合について触れられていたので、ご紹介しておきます。
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(上記発表資料(https://www.nankai.co.jp/lib/company/ir/library/presentation/pdf/setsumeikai_240517.pdf)より引用)


経営統合の目的としては、鉄道事業・不動産事業と事業が重なる両社を統合することで、サステナブルな経営や、堺・泉北エリアの活性化・価値向上を図ることとしています。

現在、その準備を進めているところですが、上記資料記載の「効果」を見ますと、「鉄道施設の一本化や各機能の統合による経営効率の向上」と、南海・泉北両社のファンにとっても、気になることが書かれていることに気づきます。

ここでいう「鉄道施設」が何を指しているのかは、具体的に示されていませんが、素人的に目に付くところとしては、車庫機能(南海・千代田、泉北・光明池)なんかが思いつくところです。

一方で現在の泉北高速鉄道の車両も相当の編成数を有していることから、例えば経営統合を機に光明池車庫を閉鎖するというのは、あまりにも非現実的なことといえます。

ただ、車両の検査等、様々な作業を南海・泉北で一本化していく、というのは大いに考えられるかも知れませんので、経営統合後の変化に注目したいところです。

その他、ファンにとって気になる「車両塗装」や「キャラクター」、そして一般利用者も気になる「運賃」については、経営統合の作業が進むにつれて明らかになっていくものと思われます。
当ブログでも、そういった内容をなるべく「スピーディー」に、そして可能な限り「分かりやすく」ご紹介していきたいと思っています。


また、堺・泉北エリアの活性化・価値向上に関しては、泉ケ丘駅前の活性化計画について、工事が延期している状況が続いていますが、今回の決算説明会でも、事業計画見直しのままとなっています。
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(上記発表資料(https://www.nankai.co.jp/lib/company/ir/library/presentation/pdf/setsumeikai_240517.pdf)より引用)


私の出身地でも泉ケ丘の駅前が大きく変わる、と期待しているところですが、建設費の高騰等から工事の延期が続いていますが、今回の経営統合によりどのような判断で進められているのか、こちらも気にしていきたいと思います。


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▲住吉東駅を通過する泉北高速鉄道5000系。
青色の帯に塗装変更が進められている泉北高速鉄道の車両ですが、経営統合後、どのような姿になっていくのか、もファンとして気になるところであります。




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【泉北高速鉄道】「泉北ライナー」12000系新デザインで運行(2024.5.30)

泉北高速鉄道では、同社の12000系「泉北ライナー」のデザインを一新し、5月30日(木)より運行することを発表しました。

泉北ライナー(12000系)を新デザインで運行します | 泉北高速鉄道

概要は以下のとおりです。

【外観イメージ】
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(上記発表資料(https://www.semboku.jp/202405010‐1/)より引用)

【デザインコンセプト】
「フューチャーゴールド」として、ゴールドをベースカラーに、先頭部分と窓周りはブラックでシックな印象を与えつつ、車体側面にはブルーとゴールドの流れるような曲線をダイナミックに配置し、未来的で洗練されたデザインの仕上げ。

【運行開始日】
2024年5月30日(木)
泉北ライナー62号(和泉中央6:37発)

【プレゼント】
運行開始を記念し、5月30日(木)の泉北ライナー62号、61号、66号の乗客に、オリジナルクリアファイルをプレゼント。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



2017年1月27日に運行開始した、泉北高速鉄道「泉北ライナー」用12000系。
(参考)


金色を基調としたその塗色は、同様の使用の南海電鉄「サザンプレミアム」12000系とは全く印象が異なる車両として、ファンや一般利用者の注目を今なお集め続けているといえます。

車内設備に関しても、電源コンセントや大型テーブルなど、有料着席サービスとして現在求められている水準を十分満たしており、朝の時間帯を中心に多くの利用者の支持を集めているところです。

その「泉北ライナー」12000系ですが、登場からはや7年が過ぎましたが、この度外観イメージを一新することとなりました。

新しい外観は、引き続きゴールドをベースとしつつ、先頭と窓周りにはブラックを配し、より落ち着いた印象を与える一方、側面にはブルーとゴールドの流れるような曲線を配置しており、これまでの「泉北ライナー」塗装よりも更に洗練されたイメージとなっています。


この時期のデザイン変更を行った理由などが気になるところですが、「泉北ライナー」自体があと1年半ほどで運行開始10年を迎えることや、来年度には泉北高速鉄道が南海電鉄へ吸収合併されることから、何かと節目の時期を迎えたイメージ刷新、と考えられなくもないのかな、と感じました。
(参考)


新デザインの12000系「泉北ライナー」運行は5月30日からとなります。
なお、下記「鉄道プレス」様の情報によりますと、同車両は現在検査のため入場中のため、現行のデザインは見られないまま、新デザインに切り替えられるとのことです。
(参考)



5月30日から運行される新デザイン「泉北ライナー」12000系、なるべく早いうちに見にいきたいな、と思います。

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▲「泉北ライナー」12000系。
現行塗装は上記のとおり金色がメインのデザインですが、新デザインではより落ち着いたカラーとなりそうで、楽しみですね。




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【南海・泉北高速】2024年1月20日ダイヤ修正実施。特急こうや1往復増発、極楽橋駅での乗り換え時間見直しなどを実施

南海電鉄及び泉北高速鉄道では、2024年1月20日(土)に高野線と泉北高速線のダイヤを修正することを発表しました。

2024年1月20日(土)に高野線・泉北高速線のダイヤを修正します | 南海電鉄
2024年1月20日(土)に高野線・泉北高速線のダイヤを修正します | 泉北高速鉄道

概要は以下のとおりです。

【ダイヤ修正実施日】
2024年1月20日(土)

【対象路線】
・高野線(高野山ケーブルカー含む)
・泉北高速線

【ダイヤ修正内容】
●中百舌鳥駅4番線ホームドア設置に伴う停車時間見直し
現行の停車時間にホームドア開閉時間を追加

●橋本〜極楽橋間の運転本数見直し
平日ダイヤでは上下2本の高野下行きを、極楽橋行きに延長運転
その他本数の見直しを実施

●特急こうやの増発(4月6日〜)
土休日ダイヤの4月6日〜11月30日の間、難波7:00発⇒極楽橋8:16着の特急こうやを増発

●土休日ダイヤの極楽橋駅での特急こうや⇒高野山ケーブルカーの乗り換え時間見直し
現行の平均5分から平均8分に見直しし、極楽橋駅の「はじまりの天井絵」などを観覧可能に

●九度山駅停車時間の変更
土休日ダイヤの下り3本、上り1本の停車時間を5分以上に見直し

●泉北高速線の見直し
・平日ダイヤ・光明池7:40始発の各停中百舌鳥行きを和泉中央7:38発に延長
・平日夕ラッシュ時間帯の17時30分から20時までに難波駅を出発する準急行和泉中央行きの両数を全て8両編成に変更。

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



ご紹介するタイミングが少し遅れましたが、来る1月20日に南海高野線・泉北高速線でダイヤ修正を実施します。

今回の改正は「修正」と称されているように、規模が大きなものではなく、メインは中百舌鳥駅でのホームドア設置に伴う時刻修正がメインです。

一方でその他の項目をみますと、高野山方面への観光客に対応した改善が同時に実施されていることが目に付きますので、少し詳しめにご紹介したいと思います。



まず特急「こうや」の増発ですが、現在初発が難波発朝8時の「こうや」について、4月〜11月の土休日に、更に1時間早い朝7時発という列車が増発されます。

「こんなに早い時間から高野山に行く客なんて、いるはず無いでしょ?」と思う無かれ、というべきでしょうか、コロナ禍の外国人観光客の回復は目を見張るものがあるようで、難波周辺で宿泊して早朝から高野山に向かう観光客(恐らく主に訪日外国人旅行者)の一定のニーズがある、とう判断でありましょうか。

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▲極楽橋駅で発車待ちする特急「こうや」
今回のダイヤ修正で1往復が増発されます。



続いて、特急「こうや」と高野山ケーブルカーとの乗り換え駅である極楽橋駅での乗り換え時間が、現在よりもゆとりが取られることになりました。

平均8分、長いパターンでは12分の乗り換え時間が設けられることで、極楽橋駅に描かれている天井絵をゆっくり眺めてからケーブルカーに乗り換えることができるようになります。
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▲極楽橋駅に描かれた「はじまりの天井絵巻」。
同社Webサイトによると、『いのちのはじまり』をテーマに、極楽鳥や高野山ゆかりの動植物などが描かれているとのことですが、これらの絵を眺めて、これから向かう高野山への楽しみをより膨らますことができるのではないのでしょうか。
(参考)
停車駅のみどころ:極楽橋駅|天空に乗ると|南海電鉄高野線 天空




そしてもう一つの修正点が、土休日の一部列車における九度山駅での停車時間の延長です。

この九度山駅は、かつて真田幸村が隠居していた街で、その歴史を紹介する「九度山・真田ミュージアム」などの観光施設があります。
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▲九度山駅の駅舎
真田幸村ゆかりの地でもあり、「赤備え」をモチーフにした装飾がなされています。


加えて、この九度山駅構内には「おむすびスタンドくど」という人気のおむすびのお店がありますが、ここのおむすびを停車時間中に購入することも可能となります。
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▲九度山駅ホームと「おむすびスタンドくど」。
休日には多くの観光客が並ぶ人気のおむすび店です。
私自身もいつか購入したいと思いつつ、いつも待ち時間で列車に間に合わないことから、未だ食べたことがありません。
かように人気のお店ですが、今回のダイヤ修正で列車の停車中におむすびを購入することも可能になりそうです。
⚠乗り遅れにご注意ください。


かように、ホームドア設置による微修正と思いきや、それに加えて観光客のニーズに対応した修正内容もあり、「修正」という表現にしては意外と内容が多いようにも感じたニュースでありました。




鉄道コム関連記事】
南海・泉北高速 高野線など ダイヤ修正(2024年1月20日) - 鉄道コム



【関連ブログ】
列車番号T-TAKE(てぃーていく) : 久しぶりの南海高野線ダイヤ修正(2024/1/20)
[南海]高野線・泉北高速線で2024/1/20にダイヤ改正。橋本以遠の本数に変化: 鉄道ダイヤ改正ニュース



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【南海電鉄】泉北高速鉄道との経営統合に基本合意(2025年予定)泉北は南海へ吸収合併へ

南海電鉄では、同社の完全子会社である泉北高速鉄道との経営統合に基本合意することを決定したことを発表しました。

連結子会社である泉北高速鉄道株式会社との経営統合に関する基本合意のお知らせ|南海電鉄

【経営統合の目的】
・南海電鉄は、2024年7月1日に旧大阪府都市開発株式会社の譲渡を受け、同社の名称を泉北高速鉄道と改めて、グループ化。
2022年4月1日には、泉北高速鉄道の全ての株式を取得し、完全子会社化・
・一方、沿線人口の減少などにより、鉄道事業の構造的な需要減は歯止めがかからず、また人材の確保が困難なのは確実。
・そうしたなか、鉄道事業と不動産賃貸事業という同種の事業を営む南海電鉄・泉北高速鉄道の両社を経営統合し、サステナブルな公共交通の経営の実現や、更に競争力のある流通センターの確立に向けて経営資源を投入していく事業体制を確立することが最善であると判断。
鉄道利用しやすい運賃設定等を通じ、泉北高速鉄道沿線の堺・泉北エリアのおける価値を高め、南海電鉄グループのまちづくりを深化させる。

【経営統合の方式】
南海電鉄を存続会社、泉北高速鉄道を消滅会社とする吸収合併方式で検討すことで合意しているが、内容は未定。

【今後の見通し】
2025年度早期の経営統合に向けて検討を進め、両社の経営統合に関する最終合意の決議が完了次第、発表。

【運賃について】
・上記「経営統合の目的」に鑑み、堺・泉北エリアにおける「暮らす・働く・訪れる」価値を高め、交流人口・関係人口増加や子育て世代の流入促進の観点から、初乗り運賃の二度払い解消等、地域からのこれまでの声に応えることができるよう検討を進める。

【現在検討中の運賃案(一例)】
区間:
南海電鉄難波〜泉北高速泉ケ丘間(営業キロ20.3km)
現行:
普通運賃490円、通勤定期23,980円、通学定期9,670円
検討案:
普通運賃490 円(±0円)、通勤定期18,770円(▲5,210円)、通学定期6,060円(▲3,610円)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



このブログでも数多く取り上げてきた「泉北高速鉄道」
幼少の頃から大学生まで育ってきたのが泉北高速鉄道の沿線であったこともあり、個人的に最も愛着を持っている鉄道事業者の一つであります。

1971年の開業当初から南海電鉄との相互直通運転を実施していて、当初は100系と3000系という、南海電鉄の車両をベースにした車両が主体でしたが、1990年には、泉北高速鉄道の独自設計となる5000系が登場し、泉北高速鉄道の独自カラーが車両面でも強く感じ始める時期に、丁度通学で泉北高速鉄道を利用することとなりました。

その後、7000系投入の頃までが泉北高速鉄道沿線に住んでいた時期で、その後、転居を重ねて現在は阪和線沿線に住んで久しいのですが、それでも「三つ子の魂百まで」とも言うのかも知れませんが、今でも泉北高速鉄道の動向は非常に気にしています。

建設の経緯から、南海電鉄とは別の第三セクター「大阪府都市開発株式会社」の路線として建設し、運営することになった泉北高速鉄道。
そこに変化が出てきたのは2014年の大阪府都市開発の株式売却で、紆余曲折の上、南海電鉄が買収することとなりました。



そして現在は南海電鉄グループとして、泉北エリアの旅客輸送と物流事業を営む、南海電鉄グループの主要事業の一つとして現在に至っています。

その泉北高速鉄道、鉄道事業は相互直通運転をしていることもあり、一体のものとして利用者にも認知されているのですが、とはいえ子会社とはいえ、別の事業者という、今の形態は取りあえず続くものだ、とぼんやり思っていましたが、青天の霹靂といいましょうか、本日、両社の経営統合について基本合意がなされた旨の発表がありました。



経営統合の内容としては、泉北高速鉄道は、南海電鉄に吸収合併され、消滅する方式が前提となっています。
大阪府都市開発(株)の頃からの路線名称であった「泉北高速鉄道」が会社名になって、来年で10年ですが、法人の名称としては、予定通りですと11年で消えることとなります。

また、運賃については、現在普通運賃は乗継割引運賃が適用されていて、南海電鉄一社で通し計算した場合とさほど変わらない水準になっていますが、乗継割引が適用されていない定期運賃についても、経営統合により初乗りの運賃の二重払いを解消し、現在よりも割安な運賃を設定していくことを検討しているのは、利用者にとっては嬉しい話であります。



一方で、まだ分からないことも沢山あります。
例えば「路線名」
現在は「泉北高速鉄道線」と呼んでいますが、これが経営統合後どのように呼ばれるのか。
引き続き「泉北高速鉄道線」なのか、「泉北高速線」なのか、「泉北線」なのか、それとも全く別の名称か。

はたまた「車両」
この8月に、南海「8300系」と共通仕様の泉北高速鉄道「9300系」が投入されましたが、経営統合後も引き続き「9300系」として投入されるのか、あるいは「8300系」として投入されるのか。

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▲和泉中央駅に停車中の泉北高速鉄道9300系。


また、車両のデザインも、現在の青帯一色に変更したばかりの泉北高速鉄道のカラーは存続するのか、それとも3000系や5000系等の既存車両も含めて南海電鉄カラーに変更されていくのか。



加えて、泉北高速鉄道の車両にマークされている社章の「セ」は残るのか消滅するのか。


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▲泉北高速鉄道の車両に記されている社章(旧・鉄道章)
1971年の泉北高速鉄道線開業時から掲出されてきたこのマークも、南海電鉄経営統合により見納めとなるのでありましょうか…?


更に言えば鉄道むすめ「和泉こうみ」
南海電鉄への経営統合後も引き続き、「和泉こうみ」として活躍するのか。
そして経営統合により制服が変わった際には、「和泉こうみ」の制服も変わるのか。
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▲泉北高速鉄道5000系にラッピングされた鉄道むすめ「和泉こうみ」。
今や、「せんぼくん」と並んで同社のイメージキャラクターの地位を確立している「和泉こうみ」。
南海電鉄との経営統合後の処遇も、気になるところです。


とにかく、突然の発表で、思いつくままに疑問を書き連ねてみましたが、今後少なくとも2年のうちには、これらについて何らかの答えが出てくるものと思いますので、そういったニュースを一つ一つ、丁寧に取り上げていくことが、かつて沿線に住んでいて、いまも愛着ある鉄道事業者の一つである泉北高速鉄道に対する、ささやかながらの最後の恩返し、になるのかもしれないな、と感じています。

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▲泉北高速鉄道 栂・美木多駅ですれ違う泉北高速鉄道7000系と、南海電鉄12000系「サザンプレミアム」。
デビュー当初は、泉北高速鉄道に乗り入れること自体が想像できなかった南海12000系。
他の特急用車両の検査時を中心に、特急「泉北ライナー」として泉北高速鉄道線に乗り入れる実績を積み重ねてきましたが、まさかこの両方の車両が経営統合により同じ会社の車両となることまで、想像の範囲外でした。


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▲住吉東駅を行き交う泉北高速鉄道7000系と南海電鉄8300系。
1971年の開業当時より、泉北高速鉄道は南海電鉄と相互直通運転を実施していましたが、開業から半世紀を過ぎて、経営統合により「相互直通」という表現ではなくなることになりそうです。




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南海・泉北高速、2025年度に経営統合へ 泉北高速の吸収合併、運賃値下げも予定 - 鉄道コム
鉄道写真サークル「七鉄の会」スタッフブログ - 鉄道コム



【関連ブログ】
南海と泉北高速鉄道が吸収合併を見据えた経営統合に基本合意 | Stella Rail Side
【速報】泉北高速鉄道、南海に吸収合併され消滅へ - 鉄道プレス
泉北高速鉄道が南海電鉄に吸収合併へ 2025年度 「会社の壁」打破なるか : 702鉄道ノート
南海電鉄と泉北高速鉄道 経営統合へ : JR阪和線つれづれ記
列車番号T-TAKE(てぃーていく) : 泉北高速鉄道の南海統合を思う
南海と泉北、経営統合: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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【泉北高速鉄道】和泉中央駅にホームドア設置(2024年秋頃運用開始)

泉北高速鉄道では、駅ホームの更なる安全性向上のため、和泉中央駅に可動式ホーム柵(ホームドア)を設置することを発表しました。

和泉中央駅に可動式ホーム柵(ホームドア)を設置します | 泉北高速鉄道

上記発表資料によれば、ホームドアを設置するのは、和泉中央駅の1番線及び2番線、設置工事期間は2024年6月頃から同年秋頃までで、工事完了後に運用開始を予定しています。

また、ホームドア準備工事に伴い、和泉中央駅の乗車位置を、2023年11月18日(土)初列車より変更することとしています。

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▲設置するホームドアのイメージ
(上記発表資料(https://www.semboku.jp/wp-content/uploads/2023/11/4b2d395caad5e231bf895c736ebdb1f9.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲和泉中央駅に停車中の泉北高速鉄道9300系。
来年6月頃からホームドア設置工事にともない、このような写真が撮影できるのも今のうちとなります。


各鉄道事業者で、安全性向上のためにホームドア設置が進められていますが、今回泉北高速鉄道でも設置が発表されました。

ところで泉北高速鉄道では、通常の4扉車に加え、扉の枚数や位置が異なる特急型車両(泉北12000系、南海11000系及び南海12000系)が運用されています。
今回設置されるホームドアは、4扉車と特急車両の双方に対応することとなりますが、それをどのように実現するのか、完成した際には是非現地で見てみたいと思っています。

一方、ホームドア設置に伴い、昨年11月から今年9月まで見られた、「ラピート」による代走が再び可能となるのか、気になるところです。
通常4両編成の特急「泉北ライナー」でありますが、これが6両にも対応できるものなのか、これも含めてホームドア完成後の姿を確かめてみたいと思います。

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▲和泉中央駅に停車中の南海50000系による「泉北ライナー」。
ホームドア設置後も、このような姿を見ることができるのか、これまた気になるところです。




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【泉北高速鉄道】3000系の運転体験・写真撮影会を開催(2023.11.11)

泉北高速鉄道では、3000系車両(2両編成)を使用した「運転体験」や「写真撮影会」を楽しめるイベントを開催することを発表しました。

3000系の「運転体験」&「写真撮影会」を開催します! | 泉北高速鉄道

概要は以下のとおりです。

【開催日時】
2023年11月11日(土)
午前の部・・・10:00〜
午後の部・・・13:50〜

【開催場所】
泉北高速鉄道 光明池車庫

【募集人数】
各部2組ずつ 合計4組
(1組につき4人まで申し込み可)

【イベント内容】
・運転士講習会
・運転体験
・車内放送体験
・写真撮影会
・記念品プレゼント

【参加費用】
1組40,000円

【申し込み】
下記Webサイトで申し込み
https://forms.gle/GwTkZWCmQykCwNmG8

【申し込み期間】
2023年10月19日(木)17時〜10月26日(木)17時


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲泉北高速鉄道3000系。

泉北高速鉄道では、新型車両「9300系」が投入されています。
それに伴い、同社現有車両では最も古い3000系の去就が注目されています。

そういった状況が故に、というかどうかは分かりませんが、今年8月には、家族連れ対象に、この3000系を使用した運転体験イベントが実施されました。


そして今回、運転体験に加え、写真撮影会もセットで実施されるイベントが開催されることとなりました。
応募要件に家族連れの制限は特に無いことから、知り合いなどで最大4名1組で申し込んで、参加費を等分する、という楽しみ方もあるかと思います。

その参加費用は1組40,000円。
4人で参加すれば1万円で、運転体験と写真撮影が可能で、しかも最大2組8名までなので、じっくり体験や撮影が可能となります。

上述のとおり、今後の動向が気になる泉北高速鉄道3000系。
仮に引退が進むとなれば、じっくり撮影できる機会も限られてくるのかも知れませんので、「今のうちに」という方はお見逃しなく、といったところでしょうか。




【関連ニュースサイト】
泉北高速 3000系 運転体験・撮影会(2023年11月11日) - 鉄道コム



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南海8300系・泉北9300系が2023年度グッドデザイン賞を受賞

本日、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2023年度グッドデザイン賞」の発表があり、南海電鉄8300系及び泉北高速鉄道9300系がグッドデザイン賞を受賞したことが発表されました。

南海電気鉄道8300系車両・泉北高速鉄道9300系車両|2023グッドデザイン賞
南海電気鉄道8300系車両、及び泉北高速鉄道9300系車両が「2023年度グッドデザイン賞」を受賞 | 南海電鉄
南海電気鉄道8300系車両、及び泉北高速鉄道9300系車両が 「2023年度グッドデザイン賞」を受賞しました | 泉北高速鉄道

【受賞車両】
・南海電鉄8300系
・泉北高速鉄道9300系

【グッドデザイン賞審査委員 評価コメント】
通勤用の鉄道車両は基本設計を共通とすることが多く、個性が出しにくい。その中でこの2車種は、グループとしての共通項と、会社ごとの独自性を絶妙に両立している。とりわけ車内の木目調の床と、人数分を2トーンで色分けしつつ落ち着いた色調の座席は、住宅のインテリアを思わせる。そのうえで9300系はダークな木目調と暖色系の座席とすることで、ニュータウンを走る鉄道車両としての差別化を実現している。空港アクセス鉄道で重要な多目的空間を導入するなど、多様化に配慮している点も印象的である。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲泉北高速鉄道9300系

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▲南海電鉄8300系

本日は、2023年度グッドデザイン賞の発表がありました。
鉄道事業者からも受賞のプレスリリースが発表されていますが、今回の南海8300系・泉北9300系は、他には見られない点で注目の受賞となりました。

まずは、異なる事業者の2車種が同一対象として受賞している点、そして南海8300系については、導入から8年が経過しての受賞という、いずれも異例のケースかと思われます。

こうした異例の受賞に至った理由としては、個性が出しにくい通勤用車両において、会社ごとの独自性とグループとしての共通項を両立させたデザインであることが評価されている点が、受賞コメントからも分かります。

即ち、南海8300系だけでなく、8300系と共通設計である泉北9300系で、その差別化が実現できたが故に、今回両系式が受賞できた、というべきかと思われます。
そうであるからこそ、南海8300系が導入7年を経て受賞した理由も納得、といえるでしょう。


グッドデザイン賞受賞の車両には、同賞の受賞を表す「G」をあしらったプレートが掲出されるものと思われます。
この8月に登場した泉北9300系にも、その輝かしいプレートが掲出されるのを楽しみにしたいと思います。




【関連ブログ】
【祝】南海8300系・泉北9300系がグッドデザイン賞を受賞! - 鉄道プレス
【南海電鉄/泉北高速】8300系/9300系がグッドデザイン賞を受賞 : 702鉄道ノート



【関連ニュースサイト】
JR東海HC85系、東武鉄道「スペーシアX」などグッドデザイン賞受賞 | マイナビニュース
南海8300系・泉北高速9300系が「グッドデザイン賞」を受賞|鉄道ニュース|2023年10月6日掲載|鉄道ファン・railf.jp



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【泉北高速鉄道】「せんぼくトレインフェスタ2023」開催(2023.10.14)9300系・泉北ライナー・5000系ラッピング電車が展示へ

泉北高速鉄道では、来る10月14日(土)に「せんぼくトレインフェスタ2023」を開催することを発表しました。

「せんぼくトレインフェスタ2023」を開催します | 泉北高速鉄道

概要は以下のとおりです。

【開催日時】
2023年10月14日(土) 10時〜15時
(入場指定時間は10時〜、11時〜、12時〜のいずれか、最終入場時刻は14時30分)

【会場】
泉北高速鉄道 光明池車庫(光明池駅下車徒歩10分)

【主な企画内容】
・「新ラッピング電車」(5000系)見学
・ステージショー
・電車と綱引き
・電車の洗浄線体験
・トイトレイン展示コーナー
・車両撮影会
新型通勤車両9300系、新ラッピング電車、12000系泉北ライナー
・物販

【応募方法】
・応募期間:
2023年9月19日(火)10時〜10月10日(火)17時

・募集人数:
4,000人(事前申込、先着制)

・申込方法:
申込サイトから応募
https://e-ve.event-form.jp/event/59787/sembokutrainfesta2023

・注意点:
複数人で参加希望の場合、代表者が申込み(1組最大5人まで)

・入場方法
入場時に申込み受付メール画面(メール画面をプリントアウトしたものでも可)を提示。
複数人での来場の際は、全員揃ってからの入場。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



毎年10月に実施されている泉北高速鉄道の「せんぼくトレインフェスタ」。
今年も例年どおり開催されることが発表されました。

鉄道ファンにとっては、車両展示撮影が注目なのでは、と思います。
近年は泉北高速鉄道の南海電鉄グループ化を象徴するように、「ラピート」や「めでたいでんしゃ」など、南海電鉄の車両も交えた撮影展示が続きました。

しかし今年は、「9300系」「新ラッピング電車5000系」が相次いで運行開始したことから、これら話題の車両の展示となりました。

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▲泉北高速鉄道5000系新ラッピング電車。
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▲泉北高速鉄道9300系。

今回、「せんぼくトレインフェスタ2023」でこれら両車両に加え、「泉北ライナー」12000系の合計3編成の並びが実現します。


いま人気の車両が勢揃いのトレインフェスタとなりそうですが、生憎私はこの日は仕事の用事が入っていて、参加できませんが、会場の楽しい様子を様々なメディアで見ることができればいいな、と感じたニュースでした。




【関連ニュースサイト】
泉北高速 トレインフェスタ2023(2023年10月14日) - 鉄道コム
泉北高速鉄道「せんぼくトレインフェスタ」新ラッピング電車も展示 | マイナビニュース
10月14日 「せんぼくトレインフェスタ2023」開催|鉄道イベント|2023年9月12日掲載|鉄道ファン・railf.jp
泉北高速鉄道、せんぼくトレインフェスタ開催へ 電車と綱引きや洗浄線体験など | 子鉄イベント・こども鉄道ニュース | 鉄道新聞



【関連ブログ】
【泉北高速】せんぼくトレインフェスタ2023開催へ 10/14(洋事前申込) : 702鉄道ノート



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泉北高速鉄道「せんぼくん」「鉄道むすめ」ラッピング電車の車内の様子を撮影する(2023.9.14)

下記記事でご紹介したように、泉北高速鉄道では、去る9月8日より同社のキャラクター「せんぼくん」や、「和泉こうみ」をはじめとした「鉄道むすめ」のキャラクターをラッピングした5000系電車の運行を開始しています。


私も、運行開始翌日の9月9日に、早速その様子を沿線から撮影しました。


発表資料によりますと、「外装だけでなく、両先頭車両の運転台壁面や乗降扉の内側にもラッピングを施しているほか、車内アナウンスの出発前放送と到着前放送においては、和泉中央行きは「せんぼくん」を、難波行きは「ブラックせんぼくん」をイメージした声で行う」(泉北高速鉄道Webサイト)とあり、車内は相当楽しい装飾が行われている様子が、同社発表資料からも感じ取れました。


早速乗車する機会を探していたところ、9月14日に他の用事も併せて乗車できることとなったので、和泉中央駅まで向かい、難波駅までこの5000系ラッピング電車に乗車してみることにしました。



乗車したのは、和泉中央14:57発の準急難波行きでした。
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1両目の難波方(5503号車)

早速車内に入ってみますと、ここは「せんぼくん」ワールドとなっていました。

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