阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

泉北高速鉄道

【泉北高速鉄道】「せんぼくん」存続が決定。目標を大幅に超える4,790票を獲得

泉北高速鉄道では、同社のイメージキャラクター「せんぼくん」の存続総選挙を2月1日から2月28日で実施していましたが、この度目標としていた1,000票を大幅に超える4,790票を獲得した結果、存続が決定したことが発表されました。

せんぼくん存続決定! | 泉北高速鉄道

上記発表によりますと、投票が4,790票、そしてコメントは1,803件と、いずれも目標としていた1,000票を大幅に超えるものとなりました。

上記Webサイトでは、「せんぼくん」「ブラックせんぼくん」からの感謝のメッセージを聴くことができますので、是非訪問してみてください。



これで存続が決定した「せんぼくん」「ブラックせんぼくん」ですが、泉北高速鉄道のもう一つのキャラクターである、鉄道むすめ「和泉こうみ」については、同じく先月、「鉄道むすめ20周年キャラクター総選挙」が実施されていました。
(参考)
鉄道むすめ20周年記念キャラクター総選挙|鉄道むすめ〜鉄道制服コレクション〜

この総選挙の結果次第では、「南海電鉄泉北線のキャラクターとして残れる」可能性が、下記X(Twitter)のポストで、公式アカウントより示唆されています。

「鉄道むすめ総選挙」の結果発表は、3月頃に予定されていますが、「和泉こうみ」もめでたく存続となることを願い、結果発表を待ちたいと思います。

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▲泉北高速鉄道5000系「せんぼくん」「和泉こうみ」ラッピング電車。
4月以降の続投が決まった「せんぼくん」。一方の「和泉こうみ」の続投が決まれば、この編成も引き続き南海泉北線を走り続けることができるものと考えられます。
是非良い結果となることを願っています。

【泉北高速鉄道】経営統合に伴うヘッドマーク掲出(2025.3.1〜3.31)

泉北高速鉄道では、南海電鉄との経営統合に伴い、「ありがとう泉北高速鉄道」のヘッドマークを掲出することを発表しています。

経営統合に伴うヘッドマークの掲出について | 泉北高速鉄道

概要は以下のとおりです。
【掲出期間】
2025年3月1日(土)〜3月31日(月)

【掲出列車】
・泉北線3000系車両(復元デザイン)3519F+3523F
・泉北線9300系車両 9301F+9302F
・泉北線9300系車両 9303F+9304F

【デザイン】
semboku_thanksHM
(前後で異なるデザイン)
(上記発表資料(https://www.semboku.jp/hedmark0225/)より引用)

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



今月末をもってその歴史に終止符を打つ「泉北高速鉄道」。
勿論、路線そのものは「南海泉北線」として、4月以降新たなスタートを切るわけですが、それでも54年もの間、泉北ニュータウンをはじめとした沿線の発展・成熟を見つめてきたこの鉄道路線にとって、大きな節目となることには違いありません。

そんな泉北高速鉄道の最後の一ヶ月を迎えるのに、本日から上述のとおり「ありがとう泉北高速鉄道」のヘッドマークが掲出されることとなりました。

掲出車両は、現在の泉北高速鉄道として、最新鋭の9300系と、最古参の3000系。
いずれの車両も、最後のヘッドマークを飾るのに相応しい編成、といえるでしょう。

ちなみに、今回のヘッドマークは「丸形」。
ですが、これまで泉北高速鉄道の車両に掲出されてきたヘッドマークは、いずれも「四角」のものでありましたので、こういったところからも、南海電鉄への経営統合の意味が感じられるのは、決して私だけではないかも知れません。

ともあれ、掲出期間の一ヶ月間、個人的に色々忙しいわけですが、それでも何とか時間を見つけてこれらヘッドマーク遠征の記録を、撮影できれば、と考えています。
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▲泉北高速鉄道9300系

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▲泉北高速鉄道3000系(復元デザイン編成)

上記の各編成に、「ありがとう泉北高速鉄道」のヘッドマークが掲出されることとなります。




【関連ブログ】
「ありがとう泉北高速鉄道」のヘッドマーク掲出 | 鉄道プレス

消えゆく「泉北高速鉄道」の記録(中百舌鳥駅)

このブログでもご紹介してきたように、来る2025年4月1日をもって、泉北高速鉄道は南海電鉄と合併することで、その歴史に幕を閉じることとなります。
合併まであと一ヶ月ほどと目前に迫るいま、駅や車両の表示も、泉北高速鉄道の仕様から南海電鉄の仕様に変化を見せてきました。

間もなく見納めとなる「泉北高速鉄道」。
その「記憶」をいつまでも「記録」として留めておこうと、泉北高速鉄道の各駅を訪問し、駅の表示を中心に記録してきましたので、その画像等をご紹介していきたいと思います。

「和泉中央駅」「光明池駅」「栂・美木多駅」「泉ケ丘駅」、そして「深井駅」とご紹介してきました。
最後にご紹介するのは「中百舌鳥駅」。
ご紹介する画像は、2025年2月5日に撮影したものです



中百舌鳥駅は、南海電鉄と共同使用しており、管理は南海電鉄が行っています。
そのため、駅名標等のサインは基本、南海電鉄の仕様となっていますが、その中で「泉北高速鉄道」が記されている部分を中心に記録してみました。

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▲駅名標(なんば方面)
デザインは南海電鉄の仕様であるものの、ラインカラーが「青色」、そして駅ナンバリングが「SB01」「SB02」となっているところがら、まぎれもなく「泉北高速鉄道」の仕様であることが分かります。

逆向きの和泉中央方面については、この取材時点で既に「南海泉北線」仕様の表示に切り替わっていました。
(参考)



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▲コンコース内の番線表示
(青色の「泉北高速線」に注目)

その他、駅舎外観にも「泉北高速鉄道」と記載された駅名表示もありましたが、記事執筆時点では既に置き換えられている旨、下記X(Twitter)の投稿でも明らかになっています。
(参考)




以上、都合6回に分けて、間もなく消えゆく「泉北高速鉄道」の記録を、駅の案内表示を中心にご紹介してきました。
これらの表示も、順次「南海泉北線」仕様に取り替えられていくことが考えられますので、今回ご紹介した一連の記録も、記憶の彼方となっていくことになるかと思います。

思えば1971年4月の開業から54年間親しまれてきた「泉北高速鉄道」。
その呼び方を、4月1日から「南海泉北線」に急に変えることに、戸惑う利用者も決して少なくないと思います。
とはいえ、今後「南海泉北線」の呼び方が定着すれば、「泉北高速鉄道」「泉北高速鉄道線」といった呼び方は過去のものとなっていくことは確実だと考えられます。

そんな頃に、かつて「泉北高速鉄道」という鉄道会社があったことを後世に伝えるために、僅かばかりではありますが一助となれば、と思っています。


「泉北高速鉄道」の消滅まであと1ヶ月ちょっととなりました。
今や沿線に住んでいないため、おいそれと気軽に記録しにくことが難しいのが惜しいところですが、可能な限り、3月末までに沿線を訪問する機会を設けることができればな、と思っています。

消えゆく「泉北高速鉄道」の記録(深井駅)

このブログでもご紹介してきたように、来る2025年4月1日をもって、泉北高速鉄道は南海電鉄と合併することで、その歴史に幕を閉じることとなります。
合併まで2ヶ月を切っているいま、駅や車両の表示も、泉北高速鉄道の仕様から南海電鉄の仕様に変化を見せています。

間もなく見納めとなる「泉北高速鉄道」。
その「記憶」をいつまでも「記録」として留めておこうと、泉北高速鉄道の各駅を訪問し、駅の表示を中心に記録してきましたので、その画像等をご紹介していきたいと思います。



「和泉中央駅」「光明池駅」「栂・美木多駅」、そして「泉ケ丘駅」とご紹介してきました。
本日ご紹介するのは「深井駅」。
ご紹介する画像は、2024年12月21日に撮影したものです

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▲駅名標
深井駅の駅名標は、自立式、吊り下げ式ではなく、仕切り部分に貼り付けられているのが、他の駅との比較では特徴的といえます。

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▲時刻表・路線図

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▲ホーム上屋柱用の駅名標

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▲階段を上ったところに表示されている、吊り下げ式の行先案内。
「中もず」という泉北高速鉄道独自の表記も、間もなく見納めとなります。
(南海は「中百舌鳥」、大阪メトロは「なかもず」。)

深井駅は高架駅となっており、高架下には「深井プラザ」という商店街があります。
深井プラザの中にも、泉北高速鉄道のサインが設けられています。
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▲深井プラザ内の泉北高速鉄道乗り場案内

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▲深井プラザ入口の泉北高速鉄道乗り場案内。

「深井プラザ」の名称も入った泉北高速鉄道・深井駅の画像です。
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なお、この深井駅にはファーストフードの「ドムドムハンバーガー」の店舗があります。

日本で最初のハンバーガーチェーンとして、かつてはダイエーグループの店舗に出店していたケースも多かったことから、様々な場所で見られた「ドムドム」ですが、現在は近畿地方でも7店舗(記事執筆時点)と、本当に限られた場所でしか味わえなくなってしまった、「ドムドム」のハンバーガーが、ここ深井では駅構内の商店街で楽しむことができます。

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▲ドムドムハンバーガー深井店

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▲取材の後は、勿論ドムドムバーガーをいただきました。



以上が、深井駅で見てきた「泉北高速鉄道」の記録でした。
消えゆく「泉北高速鉄道」の記録の最終回となる次回は、残る「中百舌鳥駅」のご紹介となりますので、お楽しみに。

消えゆく「泉北高速鉄道」の記録(泉ケ丘駅)

このブログでもご紹介してきたように、来る2025年4月1日をもって、泉北高速鉄道は南海電鉄と合併することで、その歴史に幕を閉じることとなります。
合併まで2ヶ月を切っているいま、駅や車両の表示も、泉北高速鉄道の仕様から南海電鉄の仕様に変化を見せています。

間もなく見納めとなる「泉北高速鉄道」。
その「記憶」をいつまでも「記録」として留めておこうと、泉北高速鉄道の各駅を訪問し、駅の表示を中心に記録してきましたので、その画像等をご紹介していきたいと思います。



「和泉中央駅」光明池駅、そして「栂・美木多駅」に続きご紹介するのは「泉ケ丘駅」。
ご紹介する画像は、2025年2月5日に撮影したものです

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▲自立式の駅名標

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▲駅名標とセットとなった時刻表・路線図

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▲ホーム上屋柱用の駅名標

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▲駅ホームの様子。
サイン類等が今後、南海電鉄の使用に取り替えられるものと思われますので、こういった何気ないホームの光景も今後、貴重な記録になっていくのではないのでしょうか。

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▲コンコース上の発車案内

泉北高速鉄道仕様のデザインとなっている各種サインも、今後南海電鉄仕様のデザインに取り替えられていきますので、併せて記録しておきたいと思います。
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泉ケ丘駅も、歩道橋の中央に設置された駅で、歩道橋中央部には駅名のサインが設置されています。
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▲歩道正面のサイン

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▲駅入口側のサイン

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▲泉北一号線の中央部に設置された駅舎



以上が、泉ケ丘駅で見てきた「泉北高速鉄道」の記録でした。
順番でいきますと、次は「深井駅」になるかと思いますので、引き続きお楽しみください。


消えゆく「泉北高速鉄道」の記録(栂・美木多駅)

このブログでもご紹介してきたように、来る2025年4月1日をもって、泉北高速鉄道は南海電鉄と合併することで、その歴史に幕を閉じることとなります。
合併まで2ヶ月を切っているいま、駅や車両の表示も、泉北高速鉄道の仕様から南海電鉄の仕様に変化を見せています。

間もなく見納めとなる「泉北高速鉄道」。
その「記憶」をいつまでも「記録」として留めておこうと、泉北高速鉄道の各駅を訪問し、駅の表示を中心に記録してきましたので、その画像等をご紹介していきたいと思います。



「和泉中央駅」光明池駅に続き、今回ご紹介するのは「栂・美木多駅」。
ご紹介する画像は、2025年2月5日に撮影したものです

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▲自立式の駅名標

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▲駅名標とセットとなった時刻表・路全図

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▲路線図をアップしてみます。

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▲ホーム上屋柱用の駅名標

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▲改札口付近

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▲駅入口表示

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▲栂・美木多駅は、歩道橋を介して駅の南北にも駅案内標識が設置されていますので、こちらも記録しておきました。



以上が、栂・美木多駅で見てきた「泉北高速鉄道」の記録でした。
順番でいきますと、次は「泉ケ丘駅」になるかと思いますので、引き続きお楽しみください。


消えゆく「泉北高速鉄道」の記録(光明池駅)

このブログでもご紹介してきたように、来る2025年4月1日をもって、泉北高速鉄道は南海電鉄と合併することで、その歴史に幕を閉じることとなります。
合併まで2ヶ月を切っているいま、駅や車両の表示も、泉北高速鉄道の仕様から南海電鉄の仕様に変化を見せています。

間もなく見納めとなる「泉北高速鉄道」。
その「記憶」をいつまでも「記録」として留めておこうと、泉北高速鉄道の各駅を訪問し、駅の表示を中心に記録してきましたので、その画像等をご紹介していきたいと思います。



「和泉中央駅」に続き、今回ご紹介するのは「光明池駅」
ご紹介する画像は、2025年2月5日に撮影したものです

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▲吊り下げ式の駅名標
先の「和泉中央」はもとより、他の駅とも異なる色づかいとなっています。

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▲柱用の駅名標
モノクロの「セ」マークが入っていますが、このマークは南海電鉄と合併後は、「泉北線」を表すロゴマークとして、引き続き使用される模様です。
(参考)


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▲時刻表及び路線図

改札口まわりの記録です。
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▲運賃表

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▲通路の柱に貼られた注意喚起ポスター。
「せんぼくん」はともかく、「泉北高速鉄道」の文字は4月以降は見られなくなりますので、これも貴重な記録のひとつです。

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▲改札口まわりデザイン。
このカラーリングも、南海電鉄の共通サインに置き換えられることで、イメージが変わってくるものと思われます。

駅構内の入口表示も記録してみました。
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駅の外に出ますと、ホーム上屋に会社名・駅名の表示があります。
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拡大するとこんな感じです。
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以上が、光明池駅でみられた「泉北高速鉄道」の記録でした。
引き続き、他の駅のものもご紹介していきたいと思います。

消えゆく「泉北高速鉄道」の記録(和泉中央駅)

このブログでもご紹介してきたように、来る2025年4月1日をもって、泉北高速鉄道は南海電鉄と合併することで、その歴史に幕を閉じることとなります。
合併まで2ヶ月を切っているいま、駅や車両の表示も、泉北高速鉄道の仕様から南海電鉄の仕様に変化を見せています。

間もなく見納めとなる「泉北高速鉄道」。
その「記憶」をいつまでも「記録」として留めておこうと、泉北高速鉄道の各駅を訪問し、駅の表示を中心に記録してきましたので、その画像等をご紹介していきたいと思います。


まずはじめに本日ご紹介するのは「和泉中央駅」
ご紹介する画像は、2024年12月22日に撮影したものです。

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▲駅名標

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▲ホーム案内

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▲発車案内標

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▲時刻表に設置された、停車駅案内

改札外でも、目に付く「泉北高速鉄道」の表示をご紹介していきます。
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▲和泉中央駅 外観

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▲「泉北高速鉄道」と「セ」をもじった社章

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▲「和泉中央」駅名標

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▲ペデストリアンデッキに掲げられた駅改札口案内表示

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▲ペデストリアンデッキから改札口に降りる吹き抜け。
物流事業と鉄道事業を展開する「泉北高速鉄道」のPR広告が大きく貼り出されていますが、これも見納めかも知れません

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▲ペデストリアンデッキの花壇にも「泉北高速鉄道」の文字を見つけました。
こういった細かいところも、今後「南海電鉄」に変わるのかも知れません。

54年に渡り親しまれてきた「泉北高速鉄道」。
いざ消えるとなると、やはり地元に住んでいたこともあるので、寂しい気持ちも無いといえば嘘になりますので、こういった記録を残していくことで、後世に伝えていくことができれば、と考えています。

【泉北高速鉄道】3000系車両の写真撮影イベント実施(2025.3.9)復刻デザイン編成と青帯編成を並べて実施

泉北高速鉄道では、3000系車両の写真撮影イベントを下記にて実施することを発表しました。

泉北3000系車両の写真撮影イベントを開催します | 泉北高速鉄道

概要は以下のとおりです。

【開催日時】
2025年3月9日(日)
午前の部:10時〜11時
午後の部:13時30分〜14時30分

【開催場所】
泉北高速鉄道 光明池車庫

【開催内容】
3000系車両撮影
(復刻デザイン及び車体側面青色帯デザイン)
4両編成2車両を、隣り合った番線に留置する予定

【参加費】
一人10,000円

【募集人数】
午前・午後ともに50人、合計100人
各部ごと先着順

【募集期間】
2025年2月20日(木)10時〜

【申込方法】
下記Webサイトより申し込み
・午前の部:
https://form.run/@semboku3000am
・午後の部:
https://form.run/@semboku3000pm


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



1975年から1990年にかけて導入された泉北高速鉄道の3000系。
泉北ニュータウンの発展から成熟を見守ってきた車両として、長年活躍してきましたが、近年引退が進み、現在は8両編成1本のみが営業運転を行っており、完全な引退も時間の問題、といえます。

今回、泉北高速鉄道では、この3000系の撮影会イベントを実施することとしました。
内容としては、現在営業運転を行っている復刻デザイン編成に加え、既に引退した車両(青色帯)を隣同士に並べて展示するというもので、3000系のフィナーレが近づきつつある中、最高のファンサービス、といえるのではないかと思います。

個人的にも是非参加したい、と思うのですが、実はこの日は外せない用事があるので、泣く泣く応募を断念するほか無いのですが、南海電鉄との合併を間近に控えた、恐らく同社最後の撮影イベントになるのではないかと思いますので、そういう意味でも、参加者の皆様には楽しんでいただければいいな、と感じたニュースでありました。

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▲泉北高速鉄道3000系。
上記画像の復刻デザイン編成に加え、既に引退した青帯編成も並べてという、貴重なシーンが撮影イベントで実施されることとなります。


【南海電鉄】泉北高速各駅で発売のIC連絡定期券の発売範囲が大幅に拡大。大阪メトロ難波・天下茶屋接続に加え、JR・大手民鉄各社との連絡定期券も発売に

南海電鉄では、泉北高速鉄道との合併に伴い、2025年4月1日(火)から泉北高速各駅(深井、泉ケ丘、栂・美木多、光明池、和泉中央)で発売しているIC連絡定期券の発売範囲を拡大します。

2025年4月1日(火)から泉北高速各駅で発売しているIC連絡定期乗車券の発売範囲を拡大します | 南海電鉄
IC連絡定期乗車券の発売範囲を拡大します | 泉北高速鉄道

概要は以下のとおりです。

【発売開始日】
2025年4月1日(火)から

【追加接続駅・発売拡大経路】
●Osaka Metro(大阪メトロ)(接続駅追加)
<難波駅接続>
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<天下茶屋駅接続>
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(※)中百舌鳥駅接続は現在も発売中

●JR西日本(拡大)
<新今宮駅接続>
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<三国ヶ丘駅接続>
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<橋本駅接続>
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●近畿日本鉄道(拡大)
<難波駅〜大阪難波駅接続>
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<河内長野駅接続>
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<天下茶屋駅〜大阪メトロ堺筋線〜近鉄日本橋駅接続>
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●京阪電気鉄道(拡大)
<難波駅〜大阪メトロ御堂筋線〜淀屋橋駅・大江橋駅接続>
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<天下茶屋駅〜大阪メトロ堺筋線〜北浜駅・なにわ橋駅接続>
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<新今宮駅〜JR大阪環状線〜京橋駅接続>
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●阪急電鉄(拡大)
<難波駅〜大阪メトロ御堂筋線〜大阪梅田駅接続>
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<天下茶屋駅〜大阪メトロ堺筋線〜天神橋筋六丁目駅接続>
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●阪神電気鉄道(拡大)
<難波駅〜大阪難波駅接続>
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<難波駅〜大阪メトロ御堂筋線〜大阪梅田駅接続>
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(上記画像はいずれも発表資料(https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/250207_1.pdf)より引用)


【発売券種】
通学・通勤(大人・小児)のIC連絡定期乗車券
(大阪メトロを経由する通勤定期乗車券は大人のみ)
(障害者用割引定期券、実習用通学定期券は対象外)

【発売媒体】
ICカード(PiTaPa及びICOCA)
(磁気定期乗車券は対象外)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



この4月1日に、泉北高速鉄道は南海電鉄と合併し、泉北高速鉄道線は「南海電鉄泉北線」として新たなスタートを切ります。
既に車両のロゴ等については合併を前に「NANKAI」のロゴが入ったものに逐次変更されていることは、このブログでもご紹介したところです。
(参考)


一方、運賃等については、南海電鉄と泉北高速鉄道線(合併後は「泉北線」)との運賃については、「普通運賃はほとんどの区間で値下げ」「定期運賃は全区間で値下げ」が発表されています。
(参考)

泉北線と、南海線・高野線等にまたがる区間では大幅な値下げが実現することから、泉北線沿線の利用者にとっては朗報この上ないわけですが、一方で、泉北線の運賃も南海電鉄の運賃体系に取り込まれることで、連絡定期券の発売範囲が拡大されるのか、という点も気になっていました。

現在、泉北高速鉄道各駅からの連絡定期券は、以下の2種類のみ発売されています。
<南海電鉄>中百舌鳥駅接続
・<大阪メトロ>中百舌鳥駅接続

つまり、多くの利用者が想定される「<大阪メトロ>難波駅接続」や「<JR西日本>三国ヶ丘駅接続」といった連絡定期券は、これまで発売されておらず、これらを乗り継いぐ定期券利用者は、必ず2枚の定期券を別々に購入し、使用する必要がありました

一方、南海電鉄の各駅からは、「<大阪メトロ>難波駅接続」や「<JR西日本>三国ヶ丘駅接続」は勿論、難波駅及び天下茶屋駅から大阪メトロを経由して、阪急、阪神、京阪の各社への3社連絡の定期券も購入することができました。

しかし今回、南海電鉄と泉北高速鉄道との合併により、「南海泉北線」となることで、上述の定期券は、現在の南海電鉄各駅と同様の範囲で、1枚の連絡定期券で購入することが可能となりました。


一例を申し上げますと、私が泉北高速鉄道沿線に住んでいた大学生の頃、泉ケ丘駅から阪急神戸線・六甲駅まで通学していました。

その際、「泉ケ丘〜中百舌鳥〜梅田」「梅田〜六甲」か、「泉ケ丘〜中百舌鳥〜難波」「難波〜梅田〜六甲」の組み合わせで、必ず2枚の定期券を購入する必要がありました。
必ず2枚購入しなければならない、という手間もありますし、保管や入れ違えにも、常に気をつけていた記憶があります。


当時は磁気定期券の時代でしたので、仮に自動改札機に入れ違っても、入場できないだけでしたが、現在のIC定期券ですと、間違って入場しても、即座に入場不可となることは無く、間違って乗車した際にはチャージ分から減算されてしまう、という痛手を被ることとなります。

そのため、特に連絡定期券の発売は、特にIC定期券の際には特に求められていたものと思われますが、今回、合併を機に、上記発表資料の区間で、新たに連絡定期券が発売されることとなりました。

大学時代の頃には、私の知り合いでも、「泉北高速鉄道線〜三国ヶ丘〜JR阪和線」や、「泉北高速鉄道線〜難波〜近鉄大阪線・奈良線」等といった通学をしていた同級生がいましたが、いずれも皆さん、同様に2枚の定期券を区間によって使い分ける必要がありました。

そういった面倒や手間が、この合併により大きく解消されることは、本当に嬉しく思いますし、まさにこれこそが、合併で利用者が求めていたもの、と言えるのではないか、と思います。


勿論、私が泉北高速鉄道線沿線に住んでいた頃から、このような連絡定期券が発売されていれば、喜んで利用していたのですが、当時には当時の状況があったので仕方ありません。

この4月以降、多くの泉北線沿線の利用者が、この連絡定期券のメリットを享受できるだけでなく、様々な場所の事業所や学校に、1枚の定期券で通勤・通学できるというメリットで、泉北線沿線により多くの方々が住み着くきっかけとなり、それが泉北線・高野線の利用者増加に繋がれば、これこそ、かつて泉北線沿線に住んでいた者の一人として嬉しく思うわけです。

「たかが連絡定期券だけで何を大袈裟な」と思われるかも知れませんが、泉北高速鉄道の南海電鉄グループ化、そして今回の合併により、泉北線各駅と都心との距離は、実際の距離は全く変わらないものの、時間的(区間急行の大増発、特急「泉北ライナー」の新設)、費用的(南海電鉄の運賃体系により値下げ)、そして手間的(連絡定期券の発売)な改善で、「心理的に」かつてよりも近くなったと実感できます

これらが組み合わさり、人によっては都心から遥か遠いとも感じられる泉北線の沿線が、心理的にも近い場所であると多くの人が考えると、それだけ転居・移住先に選ばれるきっかけになることから、決して大袈裟ではなく、むしろこれを機に、泉北線沿線の新たなまちびらきのスタート、ともいえる出来事なのではないか、と思う訳です。


会社も変わり、車両のロゴも変わり、運賃も変わり、そして今回定期券の発売も変わることとなりました。
私が利用していた頃の泉北高速鉄道の体験が、どんどん変化していくことに戸惑いが無い、といえば嘘になりますが、一連のニュースを分析していると、これらがトータルで、明日の泉北線がより良いものになる変化だというのも、一方で実感しているところです。

いよいよ、あと2ヶ月を切った、「泉北高速鉄道」のフィナーレと「南海電鉄泉北線」のスタート。
より良い「泉北線」の明日につながるニュースがこれからも出てくることを期待し、かつて沿線に住んでいた者の一人として、引き続きこの変化をご紹介していきたいと思います。

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▲三国ヶ丘〜百舌鳥八幡間を走行する泉北高速鉄道9300系。
4月1日より、泉北線各駅から三国ヶ丘駅で接続するJR線への連絡定期券が発売され、これまで2枚必要だった定期券が1枚で利用できるようになります。
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