阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

泉北高速鉄道

消えゆく「泉北高速鉄道」の記録(和泉中央駅)

このブログでもご紹介してきたように、来る2025年4月1日をもって、泉北高速鉄道は南海電鉄と合併することで、その歴史に幕を閉じることとなります。
合併まで2ヶ月を切っているいま、駅や車両の表示も、泉北高速鉄道の仕様から南海電鉄の仕様に変化を見せています。

間もなく見納めとなる「泉北高速鉄道」。
その「記憶」をいつまでも「記録」として留めておこうと、泉北高速鉄道の各駅を訪問し、駅の表示を中心に記録してきましたので、その画像等をご紹介していきたいと思います。


まずはじめに本日ご紹介するのは「和泉中央駅」
ご紹介する画像は、2024年12月22日に撮影したものです。

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▲駅名標

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▲ホーム案内

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▲発車案内標

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▲時刻表に設置された、停車駅案内

改札外でも、目に付く「泉北高速鉄道」の表示をご紹介していきます。
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▲和泉中央駅 外観

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▲「泉北高速鉄道」と「セ」をもじった社章

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▲「和泉中央」駅名標

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▲ペデストリアンデッキに掲げられた駅改札口案内表示

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▲ペデストリアンデッキから改札口に降りる吹き抜け。
物流事業と鉄道事業を展開する「泉北高速鉄道」のPR広告が大きく貼り出されていますが、これも見納めかも知れません

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▲ペデストリアンデッキの花壇にも「泉北高速鉄道」の文字を見つけました。
こういった細かいところも、今後「南海電鉄」に変わるのかも知れません。

54年に渡り親しまれてきた「泉北高速鉄道」。
いざ消えるとなると、やはり地元に住んでいたこともあるので、寂しい気持ちも無いといえば嘘になりますので、こういった記録を残していくことで、後世に伝えていくことができれば、と考えています。

【泉北高速鉄道】3000系車両の写真撮影イベント実施(2025.3.9)復刻デザイン編成と青帯編成を並べて実施

泉北高速鉄道では、3000系車両の写真撮影イベントを下記にて実施することを発表しました。

泉北3000系車両の写真撮影イベントを開催します | 泉北高速鉄道

概要は以下のとおりです。

【開催日時】
2025年3月9日(日)
午前の部:10時〜11時
午後の部:13時30分〜14時30分

【開催場所】
泉北高速鉄道 光明池車庫

【開催内容】
3000系車両撮影
(復刻デザイン及び車体側面青色帯デザイン)
4両編成2車両を、隣り合った番線に留置する予定

【参加費】
一人10,000円

【募集人数】
午前・午後ともに50人、合計100人
各部ごと先着順

【募集期間】
2025年2月20日(木)10時〜

【申込方法】
下記Webサイトより申し込み
・午前の部:
https://form.run/@semboku3000am
・午後の部:
https://form.run/@semboku3000pm


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



1975年から1990年にかけて導入された泉北高速鉄道の3000系。
泉北ニュータウンの発展から成熟を見守ってきた車両として、長年活躍してきましたが、近年引退が進み、現在は8両編成1本のみが営業運転を行っており、完全な引退も時間の問題、といえます。

今回、泉北高速鉄道では、この3000系の撮影会イベントを実施することとしました。
内容としては、現在営業運転を行っている復刻デザイン編成に加え、既に引退した車両(青色帯)を隣同士に並べて展示するというもので、3000系のフィナーレが近づきつつある中、最高のファンサービス、といえるのではないかと思います。

個人的にも是非参加したい、と思うのですが、実はこの日は外せない用事があるので、泣く泣く応募を断念するほか無いのですが、南海電鉄との合併を間近に控えた、恐らく同社最後の撮影イベントになるのではないかと思いますので、そういう意味でも、参加者の皆様には楽しんでいただければいいな、と感じたニュースでありました。

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▲泉北高速鉄道3000系。
上記画像の復刻デザイン編成に加え、既に引退した青帯編成も並べてという、貴重なシーンが撮影イベントで実施されることとなります。


【南海電鉄】泉北高速各駅で発売のIC連絡定期券の発売範囲が大幅に拡大。大阪メトロ難波・天下茶屋接続に加え、JR・大手民鉄各社との連絡定期券も発売に

南海電鉄では、泉北高速鉄道との合併に伴い、2025年4月1日(火)から泉北高速各駅(深井、泉ケ丘、栂・美木多、光明池、和泉中央)で発売しているIC連絡定期券の発売範囲を拡大します。

2025年4月1日(火)から泉北高速各駅で発売しているIC連絡定期乗車券の発売範囲を拡大します | 南海電鉄
IC連絡定期乗車券の発売範囲を拡大します | 泉北高速鉄道

概要は以下のとおりです。

【発売開始日】
2025年4月1日(火)から

【追加接続駅・発売拡大経路】
●Osaka Metro(大阪メトロ)(接続駅追加)
<難波駅接続>
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<天下茶屋駅接続>
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(※)中百舌鳥駅接続は現在も発売中

●JR西日本(拡大)
<新今宮駅接続>
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<三国ヶ丘駅接続>
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<橋本駅接続>
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●近畿日本鉄道(拡大)
<難波駅〜大阪難波駅接続>
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<河内長野駅接続>
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<天下茶屋駅〜大阪メトロ堺筋線〜近鉄日本橋駅接続>
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●京阪電気鉄道(拡大)
<難波駅〜大阪メトロ御堂筋線〜淀屋橋駅・大江橋駅接続>
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<天下茶屋駅〜大阪メトロ堺筋線〜北浜駅・なにわ橋駅接続>
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<新今宮駅〜JR大阪環状線〜京橋駅接続>
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●阪急電鉄(拡大)
<難波駅〜大阪メトロ御堂筋線〜大阪梅田駅接続>
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<天下茶屋駅〜大阪メトロ堺筋線〜天神橋筋六丁目駅接続>
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●阪神電気鉄道(拡大)
<難波駅〜大阪難波駅接続>
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<難波駅〜大阪メトロ御堂筋線〜大阪梅田駅接続>
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(上記画像はいずれも発表資料(https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/250207_1.pdf)より引用)


【発売券種】
通学・通勤(大人・小児)のIC連絡定期乗車券
(大阪メトロを経由する通勤定期乗車券は大人のみ)
(障害者用割引定期券、実習用通学定期券は対象外)

【発売媒体】
ICカード(PiTaPa及びICOCA)
(磁気定期乗車券は対象外)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



この4月1日に、泉北高速鉄道は南海電鉄と合併し、泉北高速鉄道線は「南海電鉄泉北線」として新たなスタートを切ります。
既に車両のロゴ等については合併を前に「NANKAI」のロゴが入ったものに逐次変更されていることは、このブログでもご紹介したところです。
(参考)


一方、運賃等については、南海電鉄と泉北高速鉄道線(合併後は「泉北線」)との運賃については、「普通運賃はほとんどの区間で値下げ」「定期運賃は全区間で値下げ」が発表されています。
(参考)

泉北線と、南海線・高野線等にまたがる区間では大幅な値下げが実現することから、泉北線沿線の利用者にとっては朗報この上ないわけですが、一方で、泉北線の運賃も南海電鉄の運賃体系に取り込まれることで、連絡定期券の発売範囲が拡大されるのか、という点も気になっていました。

現在、泉北高速鉄道各駅からの連絡定期券は、以下の2種類のみ発売されています。
<南海電鉄>中百舌鳥駅接続
・<大阪メトロ>中百舌鳥駅接続

つまり、多くの利用者が想定される「<大阪メトロ>難波駅接続」や「<JR西日本>三国ヶ丘駅接続」といった連絡定期券は、これまで発売されておらず、これらを乗り継いぐ定期券利用者は、必ず2枚の定期券を別々に購入し、使用する必要がありました

一方、南海電鉄の各駅からは、「<大阪メトロ>難波駅接続」や「<JR西日本>三国ヶ丘駅接続」は勿論、難波駅及び天下茶屋駅から大阪メトロを経由して、阪急、阪神、京阪の各社への3社連絡の定期券も購入することができました。

しかし今回、南海電鉄と泉北高速鉄道との合併により、「南海泉北線」となることで、上述の定期券は、現在の南海電鉄各駅と同様の範囲で、1枚の連絡定期券で購入することが可能となりました。


一例を申し上げますと、私が泉北高速鉄道沿線に住んでいた大学生の頃、泉ケ丘駅から阪急神戸線・六甲駅まで通学していました。

その際、「泉ケ丘〜中百舌鳥〜梅田」「梅田〜六甲」か、「泉ケ丘〜中百舌鳥〜難波」「難波〜梅田〜六甲」の組み合わせで、必ず2枚の定期券を購入する必要がありました。
必ず2枚購入しなければならない、という手間もありますし、保管や入れ違えにも、常に気をつけていた記憶があります。


当時は磁気定期券の時代でしたので、仮に自動改札機に入れ違っても、入場できないだけでしたが、現在のIC定期券ですと、間違って入場しても、即座に入場不可となることは無く、間違って乗車した際にはチャージ分から減算されてしまう、という痛手を被ることとなります。

そのため、特に連絡定期券の発売は、特にIC定期券の際には特に求められていたものと思われますが、今回、合併を機に、上記発表資料の区間で、新たに連絡定期券が発売されることとなりました。

大学時代の頃には、私の知り合いでも、「泉北高速鉄道線〜三国ヶ丘〜JR阪和線」や、「泉北高速鉄道線〜難波〜近鉄大阪線・奈良線」等といった通学をしていた同級生がいましたが、いずれも皆さん、同様に2枚の定期券を区間によって使い分ける必要がありました。

そういった面倒や手間が、この合併により大きく解消されることは、本当に嬉しく思いますし、まさにこれこそが、合併で利用者が求めていたもの、と言えるのではないか、と思います。


勿論、私が泉北高速鉄道線沿線に住んでいた頃から、このような連絡定期券が発売されていれば、喜んで利用していたのですが、当時には当時の状況があったので仕方ありません。

この4月以降、多くの泉北線沿線の利用者が、この連絡定期券のメリットを享受できるだけでなく、様々な場所の事業所や学校に、1枚の定期券で通勤・通学できるというメリットで、泉北線沿線により多くの方々が住み着くきっかけとなり、それが泉北線・高野線の利用者増加に繋がれば、これこそ、かつて泉北線沿線に住んでいた者の一人として嬉しく思うわけです。

「たかが連絡定期券だけで何を大袈裟な」と思われるかも知れませんが、泉北高速鉄道の南海電鉄グループ化、そして今回の合併により、泉北線各駅と都心との距離は、実際の距離は全く変わらないものの、時間的(区間急行の大増発、特急「泉北ライナー」の新設)、費用的(南海電鉄の運賃体系により値下げ)、そして手間的(連絡定期券の発売)な改善で、「心理的に」かつてよりも近くなったと実感できます

これらが組み合わさり、人によっては都心から遥か遠いとも感じられる泉北線の沿線が、心理的にも近い場所であると多くの人が考えると、それだけ転居・移住先に選ばれるきっかけになることから、決して大袈裟ではなく、むしろこれを機に、泉北線沿線の新たなまちびらきのスタート、ともいえる出来事なのではないか、と思う訳です。


会社も変わり、車両のロゴも変わり、運賃も変わり、そして今回定期券の発売も変わることとなりました。
私が利用していた頃の泉北高速鉄道の体験が、どんどん変化していくことに戸惑いが無い、といえば嘘になりますが、一連のニュースを分析していると、これらがトータルで、明日の泉北線がより良いものになる変化だというのも、一方で実感しているところです。

いよいよ、あと2ヶ月を切った、「泉北高速鉄道」のフィナーレと「南海電鉄泉北線」のスタート。
より良い「泉北線」の明日につながるニュースがこれからも出てくることを期待し、かつて沿線に住んでいた者の一人として、引き続きこの変化をご紹介していきたいと思います。

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▲三国ヶ丘〜百舌鳥八幡間を走行する泉北高速鉄道9300系。
4月1日より、泉北線各駅から三国ヶ丘駅で接続するJR線への連絡定期券が発売され、これまで2枚必要だった定期券が1枚で利用できるようになります。

泉北高速鉄道3000系復刻デザイン編成をみる(2025.2.5・天下茶屋駅)

本日(2025年2月5日)、泉北高速鉄道線を訪問したり、南海電鉄千代田車庫へ撮影会に行ったりしましたが、それらの予定の後、高野線で次の場所は移動していたら、中百舌鳥駅で、難波方面へ向かって通過する、泉北高速鉄道3000系復刻デザイン編成を見かけました。
(参考)



丁度、中百舌鳥駅で列車を待っていた時だったので、「これは追いかけてどこかで撮影せねば!」ということで、天下茶屋駅で下車し、折り返しの泉北高速3000系復刻デザイン編成を撮影することにしました。

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▲天下茶屋駅に到着した泉北高速鉄道3000系復刻デザイン編成

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▲同・復刻デザイン編成を横から見てみます。
このように、青色の帯が取り除かれ、登場時の雰囲気が再現されています。


11月に開催された、泉北3000系と南海6000系の撮影会は、残念ながら直前で参加を断念せざるを得ない状況となりました。
惜しいことには仕方がありませんが、色々な事情が故のことなので、こればかりは仕方ありません。

引き続き、泉北高速鉄道3000系の姿を、沿線で可能な限り記録していきたいと思います。

【泉北高速鉄道】「せんぼくん存続総選挙」実施(2025.2.5〜2.28)1000票以上の得票で存続へ

今年4月1日に、泉北高速鉄道は南海電鉄と合併することとなっています。
路線名は「泉北線」に、そして車両のロゴ等は南海電鉄仕様に変更されることが既に発表されていますが、一方で「せんぼくん」「和泉こうみ」の両キャラクターについては、合併後の処遇はまだ発表されていませんでした。

合併の期日が迫る中、ファンとしても気になるところでしたが、本日泉北高速鉄道より、「せんぼくん」の存続可否を選挙で問う、「せんぼくん存続総選挙」を実施することが発表されました。

「せんぼくん存続総選挙」を実施します | 泉北高速鉄道

概要は以下のとおりです。
【投票期間】
2025年2月5日(水)〜2月28日(金)

【投票方法】
専用投票サイトから実施(2月5日開設)

【判定方法】
1,000票集まれば存続、集まらなければ引退

【結果発表】
2025年3月中旬

【バナー】
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(上記発表資料(https://www.semboku.jp/せんぼくん存続総選挙を実施します/)より引用)

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



長年沿線住民や鉄道ファンに親しまれてきた、泉北高速鉄道のイメージキャラクター「せんぼくん」。
一昨年の9月からは、「せんぼくん」「和泉こうみ」がラッピングされた5000系が運行されており、今もなお、ファンの注目を集めています。
(参考)


長年愛されてきた「せんぼくん」が、合併の影響で自然消滅するのはあまりにも忍びなく、引退するならするで何かセレモニーみたいなこともして欲しい、と思っていたところ、今回このような「総選挙」が実施されることとなりました。

選挙の結果によっては引退を余儀なくされるせんぼくん。
その存続ラインは「1,000票」であります。
すなわち、「999票」では、惜しかろうが何だろうが「引退」ということになります。
そんなことにならないように、ファンの皆様には是非、清き一票を投じていただければと思います。

…と書いたものの、個人的な感想を言えば、「1,000票なんか1日で達成するのでは?」と思っています。
沿線利用者を中心に、老若男女問わず愛された「せんぼくん」のファンの力を少し集結させるだけで、1,000人を優に超える得票が得られるものと信じています。

トゲのある言い方をすれば「出来レース」と言えなくも無い「総選挙」でしょうが、それでも繰り返しになりますが、「999票以下では引退」です。
「せんぼくん」ファンの皆さん、明日から2月中の間に、忘れず投票しましょう。



以上のように、「せんぼくん」については、総選挙の結果で存続または引退が決定することとなりますが、もう一方のキャラクター「和泉こうみ」の去就はどのようになるのか。
それを示唆する投稿が、同社の公式X(Twitter)にありましたので、ご紹介します。

現在、「鉄道むすめ」公式サイトで実施されている「鉄道むすめ20周年記念キャラクター総選挙」
ここでは、「鉄道むすめ」登場20周年を記念して「総選挙」を実施し、得票1位の事業者には、イラストレーターの「バーニア660」さんによる描き下ろしイラストが作成されるとのことです。

総選挙は1月27日(月)から始まっており、こちらも2月28日(金)までの実施で、1日1回、3名まで投票できるようになっています。
(参考)

ここに「和泉こうみ」も立候補していますので、この鉄道むすめ総選挙で上位にランクインすれば合併後も「和泉こうみ」が存続する可能性が出てくる、ということが示されています。

既に投票が始まっていますが、選挙期間はまだ続いています。
当確が確実な「せんぼくん」と異なり、激しい選挙戦を戦い抜かなければならない「和泉こうみ」にも清き一票を投票し続けて、4月以降も両キャラクターの存続が実現することを願いたいところです。

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▲泉北高速鉄道5000系「せんぼくん」「鉄道むすめ」ラッピング電車。
4月以降も「せんぼくん」「和泉こうみ」が泉北線キャラクターとして活躍できるよう、ファンの皆さんは忘れずに投票しましょう。

「SEMBOKU」から「NANKAI」へ・・・泉北高速鉄道の車両ロゴ変更の様子を見てきました(2025.2.1)

来る2025年4月1日をもって、泉北高速鉄道は南海電鉄と合併し、泉北高速鉄道線は「南海泉北線」に変更となります。

これに併せ、車両ロゴの変更も進められています。
(参考)


既に12月下旬から、これまで「SEMBOKU」と書かれた車体外観ロゴの部分に「NANKAI」のロゴが入れられるとともに、社章も南海のものに変更となっています。

ロゴ変更開始から一ヶ月程度が経ちましたが、変更作業は進んでいるようでして、既に「NANKAI」ロゴの入った泉北高速鉄道の車両も珍しくなくなってきた模様です。

本日は、泉ヶ丘〜栂・美木多間の「若竹大橋」で小一時間撮影し、「SEMBOKU」から「NANKAI」へのロゴ移行期の様子を記録してきました。


【「SEMBOKU」ロゴ】
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▲昨年8月に投入されたばかりの9300系のロゴは、2編成ともまだ「SEMBOKU」のままでした。

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▲5000系

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▲7020系

【「NANKAI」ロゴ」】
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▲7020系

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▲5000系

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▲7000系

【「せんぼくん」「和泉こうみ」ラッピング編成】
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▲現在のところ、終了は特にアナウンスされていませんが、今後合併により何らかの動きが出てくるのかも知れません。

引き続き、「泉北」から「南海」へ移りゆく姿を記録していきたいと思います。

【南海・泉北】泉北高速車両の表示変更を順次実施(2024.12.21〜)

泉北高速鉄道と南海電鉄は、2024年11月1日に鉄道事業の合併が認可され、2025年4月1日から南海電鉄の「泉北線」として営業することとなりますが、この準備の一環として、泉北高速車両の表示等一部を順次変更していることとしています。

泉北高速車両の表示等の変更を順次実施中 | 南海電鉄
泉北高速車両の表示等の変更を順次実施中 | 泉北高速鉄道

概要は以下のとおりです。

【変更内容】
・車体側面の社章を南海のブランドシンボルに変更
・車体側面の「SEMBOKU」ロゴを「NANKAI」ロゴに変更
・車内の社名銘板の取り外し

【イメージ】
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上記発表資料(https://www.nankai.co.jp/news/241227.html)より引用)

【実施日】
2024年12月21日〜順次


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



既に、泉北高速鉄道5000系の車体側面に「NANKAI」ロゴが入っていることを、下記記事でご紹介したところですが、今回はこのロゴ変更が順次実施されていくことが発表されました。
(参考)


上記発表資料によりますと、南海電鉄「泉北線」としての営業の「準備の一環」としてロゴ等の変更を実施することとしています。
そうなると、来年4月1日までには「SEMBOKU」ロゴや、「セ」もじった社章も見られなくなるかも知れません。

これまで多数の泉北高速鉄道の車両を記録してきましたが、これらが見られるのもあとわずか、となりますので、可能な限り記録していきたところです。

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▲「NANKAI」ロゴの入った5000系。
今後、他系式にもこの変更が広がっていくものと思われます。

泉北高速鉄道5000系の車体側面に「NANKAI」ロゴ登場(2024.12.22)

来年4月1日をもって、泉北高速鉄道と南海電鉄が経営統合されることとなっています。
既に統合後の路線名(「泉北線」)や、運賃(南海・泉北相互間は値下げ)が発表されています。
(参考)



そんな中、ファンとしては現在の泉北高速鉄道の車両塗装が経営統合後、どのようになるのか気になるところですが、昨日、泉北高速鉄道の5000系のうち1編成に「NANKAI」ロゴが入ったことが話題となりました。
(参考)


これまで「SEMBOKU」と入っていた先頭車のスペースに、現在の南海電鉄保有車両に施されている「NANKAI」ロゴが、白文字で入っています。

いよいよ車両にまでも南海への統合の動きが出てきたのか…と、思っていたところ、本日(12月22日)、和泉中央駅に出向いたところ、偶然にもこの「NANKAI」ロゴ変更後の泉北5000系の姿をみることができました。

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▲和泉中央駅に入線してきた、「NANKAI」ロゴ変更後の泉北5000系。

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▲泉北高速5000系の「NANKAI」ロゴ。
ホームドアが設置されているので、場所的に制限のある中での撮影ですが、雰囲気は記録できたかと思います。

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▲折り返し、各停中もず行きとして発車していきました。



これまで青色のラインに施されていた「SEMBOKU」のロゴ。
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▲泉北高速鉄道7000系「SEMBOKU」ロゴ

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▲泉北高速鉄道3000系「SEMBOKU」ロゴ

デザインが大幅に変更された5000系では当初からデザインされ、100系、3000系にも追加されたこの「SEMBOKU」のロゴ。
その後、7000系、7020系、9000系にもこのロゴは引き継がれ、同社の車両の特徴として、ファンは勿論、一般利用者にも親しまれてきたものと思われます。

このロゴが、今回の経営統合によりどのように変わるのか、気になっていましたが、結果、色調は同様なものとしつつ、ロゴを「NANKAI」に切り替えることとなりました。

今後、5000系だけでなく他の系式でもロゴ変更が見られるものと思われます。
泉北車両の「NANKAI」ロゴを記録するだけでなく、残りわずかと考えられる「SEMBOKU」ロゴも、可能な限り記録していきたいところです。


【南海電鉄】泉北高速鉄道との合併にょる運賃を発表。南海・泉北相互間の運賃は値下げに

南海電鉄と泉北高速鉄道では、合併に伴う両社相互間の普通運賃及び定期運賃について、2025年4月1日(火)から南海電鉄の運賃表を適用することで、初乗り運賃の二度払いを解消し、値下げを実施することを発表しました。

2025年4月1日(火)から、南海・泉北相互間の運賃値下げを実施します | 南海電鉄
2025年4月1日(火)から、南海・泉北相互間の運賃値下げを実施します | 泉北高速鉄道

概要は以下のとおりです。

【実施日】
2025年4月1日(火) 初列車から
(※)値下げ後の運賃で乗車券を購入する場合は、4月1日の初列車以降に購入

【対象区間】
南海電鉄各駅と泉北高速各駅の相互間
(泉北高速のみの各駅相互間の運賃は変更なし)

【値下げの概要】
・初乗り運賃の二度払いを解消
・対象区間に南海電鉄の運賃表を適用。
定期運賃(通勤・通学)は全区間で値下げ
普通運賃は一部区間を除き、ほとんどの区間で値下げ。なお現行運賃より高くなる場合は現行運賃を維持

【その他】
・泉北高速内の小児IC普通運賃(一律50円)は2025年4月1日以降も維持。
但し運賃計算方法の変更により、現行運賃より高くなる場合がある。

・泉北高速内の普通運賃及び定期運賃、光明池〜和泉中央の加算運賃、特急「泉北ライナー」の特別急行料金、定期特別急行料金は変更なし

【運賃比較例(泉ケ丘駅発着)】
・泉ヶ丘〜難波:
普通運賃・・・490円(値下げ額0円)
通勤1ヶ月・・・18,770円(値下げ額▲5,210円)
通学1ヶ月・・・6,060円(値下げ額▲9,670円)

・泉ヶ丘〜堺東:
普通運賃・・・290円(値下げ額▲90円)
通勤1ヶ月・・・12,690円(値下げ額▲4,450円)
通学1ヶ月・・・5,030円(値下げ額▲2,000円)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



来年4月1日をもって南海電鉄と合併する「泉北高速鉄道」。
既に、合併後の路線名「泉北線」、ラインカラー「黄緑色」が発表されています。


そして今回、利用者の多くが最も気にしている「合併後の運賃」が発表されました。
2023年12月の経営統合が発表された際に、既に「初乗り運賃の二度払い解消」の検討が発表されていることから、合併後の南海電鉄線との運賃は値下げになることは予想されていましたが、問題はどの程度値下げになるのか、というところでした。
(参考)


今回発表された南海・泉北相互間の運賃をみますと、南海と泉北高速相互間の運賃は、南海電鉄の運賃表を適用することで、初乗り運賃の二度払いを解消することとしています。
加えて、南海電鉄の運賃表を適用した場合に高くなる区間については、これまでどおりの運賃とすることにしています。

現在、既に乗継割引が適用されている普通運賃に比べ、特にメリットが大きいのが定期運賃といえるでしょう。
一例として、泉ヶ丘〜難波、泉ヶ丘〜堺東の運賃を上記で記載していますが、通勤定期で20%以上、通学定期で30%以上と大幅な値下げになることが読み取れます。

経営統合が契機とはいえ、ここまで大幅な値下げ、というのはあまり例が無く、泉北高速鉄道の利用者にとっては恩恵は大きいといえます。

加えて、これまで中百舌鳥駅で大阪メトロ御堂筋線に乗り換えていた泉北線利用者(特に定期券利用者)が、今回の値下げによって、御堂筋線経由から高野線経由に変更することも増えるのではないか、と思われます。
果たして値下げ後、競合となる御堂筋線の利用者数にどのような影響が出てくるのか、にも注目しておきたいと思います。


私自身、幼少の頃から大学卒業まで、泉北高速鉄道線の泉ケ丘駅を最寄り駅としていました。
中百舌鳥を境に初乗り運賃が加算されるスタイルを、当然の物として受け入れてきましたが、来年4月にはそんなことも無くなるのか、と思うと、感慨深いものを感じます。

と同時に、今回の運賃値下げにより、住環境に優れている泉北ニュータウンが再び脚光を浴び、沢山の人に選ばれる街として更に賑やかになればいいな、とかつて泉北に住んでいた者の一人として思ったニュースでありました。

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▲大和川橋梁を通過する泉北高速鉄道7000系。
来年4月より泉北高速鉄道と南海電鉄が合併となるのを期に、運賃値下げが実施されます。
特に定期運賃は大幅な値下げが実現します。

「泉北高速鉄道線」は「泉北線」に。南海電気鉄道と泉北高速鉄道の鉄道事業の合併認可(2025.4.1)

来る2025年4月1日に南海電鉄と泉北高速鉄道が合併することとなりますが、本日その鉄道事業の合併が認められたとともに、現在の泉北高速鉄道線の合併後の路線名等が発表されました。

南海電気鉄道と泉北高速鉄道の鉄道事業の合併が認可されました | 南海電鉄
南海電気鉄道と泉北高速鉄道の鉄道事業の合併が認可されました

概要は以下のとおりです。

【合併実施日】
2025年4月1日

【合併後の路線名】
泉北線

【営業キロ】
中百舌鳥〜和泉中央間 14.3km

【対象駅及び変更後の駅ナンバリング】
深井(NK88)
泉ヶ丘(NK89)
栂・美木多(NK90)
光明池(NK91)
和泉中央(NK92)

【路線のイメージカラー】
黄緑色

【合併時の運賃】
初乗り運賃の二度払い解消等、沿線地域からのこれまでの声に応えることができるよう検討を進める。
詳細は決定次第発表。

【合併時のダイヤ】
合併に伴うダイヤ変更は無し

【路線図】
2024110121-19-212
(上記発表資料(https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/241101_1.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧ください。



当ブログの管理人が、大学卒業まで泉北ニュータウンに住んでいたこともあり、この泉北高速鉄道の合併のニュースは、大きな衝撃を受けました。
(参考)


その後、合併の時期も発表となり、今後は路線名等、利用者に直接関わる部分の内容がどのようになるのか、気になっていました。
(参考)


そして本日、路線名や路線カラーなど、合併に伴う変更点も発表されました。

まず路線名は「泉北線」というシンプルなものとなっています。
「南海電鉄泉北線」というのが、新しい呼び方になります。
これまで定着していた「泉北高速鉄道線」等から、「高速」という文字は抜けることとなります。


そして「ラインカラー」は「黄緑色」となりました。
現在の泉北高速鉄道線のラインカラーは金色または黄色で案内されていましたが、高野線の「緑色」に合わせたカラーに変更した、といえるでしょう。

そして「駅ナンバリング」も変更となっています。
これまで泉北高速鉄道線の駅ナンバリングは、SB01(中百舌鳥)、SB02(深井)…SB06(和泉中央)となっていましたが、これを南海電鉄のナンバリングである「NK」に統合するとともに、番号は現在の高野山(NK87)からの続きとして、
深井:NK88(←SB02)
泉ケ丘:NK89(←SB03)
栂・美木多:NK90(←SB04)
光明池:NK91(←SB05)
和泉中央:NK92(←SB06)

となります。

個人的には、路線名は「泉北線」というのも考えられるな、と思っていましたが、ラインカラー、駅ナンバリングまで変更するとは、ちょっと想定外でした。
ラインカラーは黄色か金色のまま残すと思っていたのですが…

ここまで「泉北高速鉄道」の名残が変わるのも、幼少の頃から沿線に住んでいた者としては、一抹では済まない寂しさを感じるのは事実です。

一方で、合併で新たに南海電鉄の路線として、より積極的な施策の展開により、これまで以上に活性化した沿線地域を目指すための変化、とも捉え、これからの「泉北線」に期待したい、という気持ちもありますので、今後の様々な変化に期待してみていきたいと思います。

DSC01402-2_R
▲泉北高速鉄道7020系車両。
来年4月からは、泉北線和泉中央行きとなります。

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▲光明池駅の駅名標。
駅ナンバリングも変更になることから、「SB05」の表示も見納めになります。
また、駅名標のデザイン自体も、南海電鉄のものに統一されることが考えられます。

20241012_104257_R
▲光明池駅前の駅名表示。
この表示も「南海電鉄 光明池駅」などに変わるものと思われます。



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