二泊三日の旅行を延々と9本の記事でご紹介してきた今回の「ブログ10周年記念旅行」。
最後のエントリーでは、今回の旅行を通して、あるいは旅行記をまとめた際に改めて感じた感想を中心に記していきたいと思います。
今回の旅行では、三日間という限られた日程ので効率よく、かつ見ておきたいと考えていたことはほぼ達成できたのではないか、と思いました。
欲を言えば、震災被災地での滞在をもう少し増やしたかったところですが、釜石〜盛岡〜宮古〜久慈〜八戸の列車の乗り継ぎが、ほとんど待ち時間の発生しない理想的なダイヤとなっていたという効率よい行程だったことから、これは仕方なかったといえます。
とはいっても、震災被災地の現状は車窓越しからでもよく分かりました。
特に陸前高田や大船渡のように、復興の前に地盤沈下のかさ上げ工事といったような、言ってみれば「復旧」の工事がまだ終わらないところを見るにつけ、この震災の被害の大きさを実感しました。
よく「三年半も経ってるのに復興がすすんでいない」とも言われたりしてますが、正直な話、そんな程度の期間ではまだ復興にまでたどり着くのは難しい、それくらいに大きな災害だった、というのは、震災後初めて現地の様子をみて、改めて感じました。
また、今回の旅行では、この春に全線復旧したばかりの三陸鉄道にも全線乗ることができました。
復旧フィーバーや「あまちゃん」効果もあってか、やはり多くの観光客を見かけただけに、多くの観光客が三陸鉄道を利用している点に関しては、心強く感じました。
それだけに、今後の課題は地元の利用者の確保だということも同時に感じました。
地元の利用者の動向は、高台移転などの地域のまちづくりとその進捗状況とも関わってくると考えられます。そのまちづくりの方向性によって、三陸鉄道の利用者数も変わってくるだけに、今後の復興の過程で目が離せないものの一つとも思いました。
今回の旅行で、これまで長年の懸案だった岩手県内の鉄道路線の踏破を達成できたのは、大きな収穫だったと思います。
今後、こちらのエントリーでご紹介している山田線の不通区間(宮古〜釜石)が復旧することとなれば、再びこの地を訪問して未乗区間を踏破するとともに、その後の被災地の復旧・復興の様子をじっくりみておきたいと思います。
とはいえ、それが実現するのは何年後か、はたまた山田線の復旧そのものが実現するのかさえも分かりませんが、それでも時期をおいて、再び、三たびと出来る限り何度も訪問してみたい、と思いました。
加えて、今回の旅行では急行「はまなす」の乗車も果たすことができました。
「はまなす」乗車日であった二日目の行程は、特に釜石から青森までほとんど待ち時間が発生しない乗継でしたが、この乗継が可能なダイヤだったからこそ、青森駅で「はまなす」に乗ることができました。
「はまなす」も、北海道新幹線の開業後の動向が注目されていますが、客車・機関車の老朽化もあることから、現在の姿での運行も、それほど長くはみることはできないのかもしれないな、と感じました。
「はまなす」の乗車は、約20年前に自由席に乗車して以来、今回が二度目の乗車でした。
この機会に「カーペットカー」を体験することができたのも、気になっていた車両なだけに、乗車が果たせて満足でした。
今後、北海道新幹線の開業が近づくにつれて、より多くのファンが「はまなす」に殺到するものと思われますが、そういった混雑が発生する前に一度、ゆっくり乗車できたのも満足だった、といえるでしょう。
旅行全体を通して、個人的にはブログ10周年を迎えるにふさわしい旅行ができたのではないか、と思いました。
次の節目の20周年にはどんな旅行ができるのな、と考えると今から期待に胸が膨らみますが、その時にはまたこんな感じで旅行記を記していくことができればいいな、と思います。
長々とおつきあいいただきましてありがとうございました。
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最後のエントリーでは、今回の旅行を通して、あるいは旅行記をまとめた際に改めて感じた感想を中心に記していきたいと思います。
今回の旅行では、三日間という限られた日程ので効率よく、かつ見ておきたいと考えていたことはほぼ達成できたのではないか、と思いました。
欲を言えば、震災被災地での滞在をもう少し増やしたかったところですが、釜石〜盛岡〜宮古〜久慈〜八戸の列車の乗り継ぎが、ほとんど待ち時間の発生しない理想的なダイヤとなっていたという効率よい行程だったことから、これは仕方なかったといえます。
とはいっても、震災被災地の現状は車窓越しからでもよく分かりました。
特に陸前高田や大船渡のように、復興の前に地盤沈下のかさ上げ工事といったような、言ってみれば「復旧」の工事がまだ終わらないところを見るにつけ、この震災の被害の大きさを実感しました。
よく「三年半も経ってるのに復興がすすんでいない」とも言われたりしてますが、正直な話、そんな程度の期間ではまだ復興にまでたどり着くのは難しい、それくらいに大きな災害だった、というのは、震災後初めて現地の様子をみて、改めて感じました。
また、今回の旅行では、この春に全線復旧したばかりの三陸鉄道にも全線乗ることができました。
復旧フィーバーや「あまちゃん」効果もあってか、やはり多くの観光客を見かけただけに、多くの観光客が三陸鉄道を利用している点に関しては、心強く感じました。
それだけに、今後の課題は地元の利用者の確保だということも同時に感じました。
地元の利用者の動向は、高台移転などの地域のまちづくりとその進捗状況とも関わってくると考えられます。そのまちづくりの方向性によって、三陸鉄道の利用者数も変わってくるだけに、今後の復興の過程で目が離せないものの一つとも思いました。
今回の旅行で、これまで長年の懸案だった岩手県内の鉄道路線の踏破を達成できたのは、大きな収穫だったと思います。
今後、こちらのエントリーでご紹介している山田線の不通区間(宮古〜釜石)が復旧することとなれば、再びこの地を訪問して未乗区間を踏破するとともに、その後の被災地の復旧・復興の様子をじっくりみておきたいと思います。
とはいえ、それが実現するのは何年後か、はたまた山田線の復旧そのものが実現するのかさえも分かりませんが、それでも時期をおいて、再び、三たびと出来る限り何度も訪問してみたい、と思いました。
加えて、今回の旅行では急行「はまなす」の乗車も果たすことができました。
「はまなす」乗車日であった二日目の行程は、特に釜石から青森までほとんど待ち時間が発生しない乗継でしたが、この乗継が可能なダイヤだったからこそ、青森駅で「はまなす」に乗ることができました。
「はまなす」も、北海道新幹線の開業後の動向が注目されていますが、客車・機関車の老朽化もあることから、現在の姿での運行も、それほど長くはみることはできないのかもしれないな、と感じました。
「はまなす」の乗車は、約20年前に自由席に乗車して以来、今回が二度目の乗車でした。
この機会に「カーペットカー」を体験することができたのも、気になっていた車両なだけに、乗車が果たせて満足でした。
今後、北海道新幹線の開業が近づくにつれて、より多くのファンが「はまなす」に殺到するものと思われますが、そういった混雑が発生する前に一度、ゆっくり乗車できたのも満足だった、といえるでしょう。
旅行全体を通して、個人的にはブログ10周年を迎えるにふさわしい旅行ができたのではないか、と思いました。
次の節目の20周年にはどんな旅行ができるのな、と考えると今から期待に胸が膨らみますが、その時にはまたこんな感じで旅行記を記していくことができればいいな、と思います。
長々とおつきあいいただきましてありがとうございました。
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