阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

鉄道(関西地区事業者)

【南海電鉄】「南海電車まつり2026」開催(2026.10.31)今年の千代田工場行き臨時列車は6000系、鉄道部品販売は取りやめに

南海電鉄では、毎年恒例の「南海電車まつり」を今年も千代田工場で開催することを発表しました。

10月31日(土)南海電鉄千代田工場で「南海電車まつり2026」を開催 | NANKAI
南海電車まつり2026 | NANKAI

概要は以下のとおりです。
【開催日時】
2026年10月31日(土) 10:00〜16:00(最終入場15:30)

【場所】
南海電鉄千代田工場

【特別企画】
・minapitaポイントプレゼントキャンペーン
(来場者全員に200ポイント進呈、Web抽選会は来場者以外も参加可能)

【臨時直通列車】
・難波9:33発→千代田工場10:23着(往路のみ運行)
・6000系6両編成にて運行
・参加費:大人2,500円、小児1,000円(ともに税込)
・申込は上記「電車まつり」Webサイト(https://www.nankai.co.jp/traffic/trainfes2026.htmlより受付)

【例年からの変更点】
・イベント整理券は南海アプリからの事前申込制
・フード販売ブースの出店は無し
・鉄道部品販売は実施せず

【イメージ】
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(上記Webサイト(https://www.nankai.co.jp/traffic/trainfes2026.html)より引用)

詳細は上記発表資料をご覧下さい。



毎年恒例の「南海電車まつり」ですが、今年も千代田工場で開催されることが発表されました。
昨年は創業140周年ということや、南海電鉄と泉北高速鉄道の合併後はじめての電車まつりということもあり、千代田工場への直通列車は旧泉北高速鉄道の7020系が充当されました。
(参考)


今年は一転、直通列車には6000系を充当するとのことで、8300系の投入が進むにつれ、その活躍の終わりも一歩ずつ近づいている6000系の残り少ない晴れ舞台の一つになるのではないか、と思います。


一方で、今回の「南海電車まつり」では、フード販売や鉄道部品販売が取り止めになる等、規模の縮小が見られました。
例年どおりの規模ですと、スタッフ確保の問題もあり、規模を縮小したのではないか、とも思えますが、ともあれ持続的な開催に繋がるのであれば、多少の縮小は受け入れて楽しむべきだと想っています。

長らく訪問していない「南海電車まつり」、今年は訪問できればいいな、と想ったりしたニュースでありました。



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【JRグループ】発足40周年記念ロゴマークを発表

JRグループ各社は、2027年4月1日に発足40周年を迎えますが、これを記念するロゴーマクがこの度発表されました。

JR発足40周年記念ロゴマークの決定について:JR西日本

概要は以下のとおりです。

【記念ロゴマークデザイン】
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【記念ロゴマーク展開期間】
2027年4月1日(木)〜2028年3月31日(金)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



1987年4月1日に、国鉄の分割・民営化で誕生したJRグループ。
主に旅客6社と貨物の合計7社からなるJR各社が発足し、次の4月で早いものでもう40年となります。
その40周年を記念するロゴマークがこの度発表されました。

デザインは、レールをモチーフにした円形のデザインで、円周を7等分した円弧それぞれに、各社のコーポレートカラー(北海道から順番に時計回りで九州まで、最後に貨物)で彩られたものとなっています。

この円形とJR各社のカラーは、SNS上の情報によると、かつての「JRグループ提携旅館」として旅館のフロントに掲出されていたプレートのデザインにも似ているとのことです。
「そういえばそんなプレートが旅館に掛かっていたような気が…」程度の記憶しかありませんが、もし今後、旅行でそんなものを見かける機会があれば、写真で記録に撮っておこうと思います。


来年度は40周年を迎えるJRグループ。
今回発表されたロゴを用いて、どんな取組が実施されるのかが楽しみです。
昨今話題のラッピング、という意味ではこのロゴを掲出した新幹線・特急車両の運行がまず考えられそうです。
10年前の30周年の時には、JR西日本では「30周年記念乗り放題きっぷ」というきっぷが発売されました。
(参考)


今回の40周年では、果たしてどのような企画が実施されるのか、今後のニュースもご紹介していきたいと思います。



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【JR西日本】モバイルICOCAでの鉄道利用と買い物を併せたポイントキャンペーン「モバイコGO」実施。「時間帯指定ポイント」「利用回数ポイント」は終了に

JR西日本では、モバイルICOCAでの鉄道利用と買い物を合わせてポイントをプレゼントする「モバイコGO」を実施することを発表しました。

ICOCAでたまるポイントを、もっと身近に。 〜「モバイコGO」開催!WESTERのおトクを拡充します〜:JR西日本

概要は以下のとおりです。
【「モバイコGO」概要】
・実施期間:
2026年11月2日(月)〜2027年3月31日(水)利用分

・対象:
ICOCAアプリで、モバイルICOCAまたはApple PayのICOCAの利用者

・進呈内容:
毎月下記両方の利用日数に応じ、最大1,000ポイントを進呈
●JR西日本の鉄道をモバイルICOCAで利用した日数
●上記の鉄道利用と同じ日に、買い物での支払(※)にも利用した日数
(※)全国のICOCAが利用できる店舗で、1円以上での支払が対象

・優遇:
J-WESTカード所持者へは、進呈ポイントを優遇

・キャンペーンロゴ
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(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/2026/09/29/items/260929_00_press_mobileicoca.pdf)より引用)

【「時間帯指定ポイント」「利用回数ポイント」を終了】
「時間帯指定ポイント」「利用回数ポイント」は、2026年12月の利用分をもって終了
(※)JR西日本ポストペイ(後払い)エリアでのPiTaPaカードによる利用に適用される「PiTaPa割引サービス」(時間帯指定割引・利用回数割引)は引き続き利用可能

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



JR西日本の交通系ICカード「ICOCA」と、会員サービス「WESTER」ですが、これらを連携させたポイントキャンペーンをここ近年積極的に実施してきましたが、一定の会員獲得の役割は果たせた模様で、ここ最近はこれまでのキャンペーンを縮小しつつ、シナジー効果が得られるような施策に転換している感があります。

今回ご紹介する「モバイコGO」も、ICOCAによる「鉄道利用」と「買い物利用」とを組み合わせた利用で、ポイントを付与するものとなっており、これは鉄道だけでなく物販でもICOCAを利用して、日常の決済にICOCAを積極的に利用してもらおう、という趣旨といえるでしょう。

その背景には、これまで日本国内では電子決済として主要な手段であった「交通系ICカード」が、ここ近年「クレジットカードのタッチ決済」の普及によって新たな競争段階に入ったことが考えられそうです。

今や多くのクレジットカード利用可能店舗で、タッチ決済が可能となり、またそのタッチ決済もスマホに取り込んでおけば、交通系ICカードと変わらない手軽さで決済可能となるわけですから、交通系ICカードにとっては強力な競争相手、といえるのではないのでしょうか。

そんな危機感は、「鉄道利用と同一日の物販利用」における決済額が「1円以上」という敷居の低さからも見て取れそうにも感じました。

付与されるポイントがどの程度なのかは、今回の発表では明らかになっていませんが、クレジットカードのタッチ決済に流れる利用者を食い止めるだけの効果が出てくるのか、注目したいと思います。


一方で、この「モバイコGO」実施の代替として、これまでICOCAでの鉄道利用に対するポイントサービスとして実施されてきた「時間帯指定ポイント」「利用回数ポイント」が終了となります。
これらのポイントサービスは、それぞれ「昼間特割きっぷ」「回数券」の代替となるもので、今から8年前の2018年10月に導入されたものです。
(参考)

特に「時間帯指定ポイント」は、「昼間特割きっぷ」の後継という意味合いもあってか、1ヶ月間に4回以上の利用で、4回目以降の利用1回毎に、当該区間の30%または50%のポイント付与という、今からしてみれば大盤振る舞いとも思えるポイント付与率が設定されていました。

その後、2023年4月からは、これら最大50%の付与率が一律10%に改定されて今に至っています。
(参考)

その後鉄道事業者での回数券廃止やポイント付与サービスの取り止めが、もはや珍しい見直し内容ではなくなってきたこともあってでしょうか、今回JR西日本でも、この回数券を祖としたポイントサービスを終了することになりました。

ただ、この手の回数利用による優遇が完全に消滅したわけではなく、上記発表概要のとおり、「PiTaPa」による「時間帯指定割引」「利用回数割引」は継続されることとなっています。
(参考)

となれば、2027年1月以降も引き続き、JR西日本の京阪神エリア等で回数割引の適用を受けようと思えば、今からPiTaPaを作るのが良い、というなかなか身も蓋もない結論になりそうです。

ただこれらの割引も、このご時世ですから、今後見直しが実施される可能性も十分考えられそうなのが、懸念点といえるでしょうか。


ともあれ今回の「モバイコGO」は、これまでの鉄道利用回数に応じたポイントから脱却し、鉄道と非鉄道の融合によるシナジー効果の創出という点では面白いサービスにも感じましたので、どのような成果を生み、そして今後のICOCAをはじめとしたJR西日本の決済サービスにどのような影響を与えるのか、じっくり見ておきたいなと感じたニュースでありました。

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▲JR神戸線・宝塚線の尼崎駅に停車中の321系電車。
ここ尼崎駅でも、同駅を発着駅とする「時間帯指定ポイント」設定区間が設けられていますが、その利用もこの12月分で終了となります。
それに先んじて11月からはモバイルICOCA利用者を対象に、鉄道利用と物販利用を組み合わせたサービス「モバイコGO」が開始されることとなりますので、引き続きポイントを貯める利用方法となれば、今後は物販利用も念頭に置く必要がありそうです。




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【新宮市観光協会】特急「くろしお」号乗車記念証配布(2026.10.1〜12.20)硬券特急券を模したファン向け企画

和歌山県新宮市の新宮観光協会では、特急「くろしお」号で新宮駅に到着した利用者を対象に、硬券の乗車記念証を配布することを発表しています。

特急くろしお号での旅の思い出に!「特急くろしお号ご乗車記念証」を配布します | きのくに活性化センター

概要は以下のとおりです。
【配布期間】
2026年10月1日(木)〜12月20日(日)

【配布方法等】
・「乗車当日もしくは前日の新宮駅着の特急くろしお号の特急券」(無効印をもらった紙の特急券、紙の特急券を撮影した写真、チケットレス特急券の「提示用画面」)を新宮市観光協会で提示。
・特急くろしお17号(19:28着)、21号(21:41着)、27号(23:49着)で到着の場合は、翌日受取。
・一人1枚限り
・新宮駅発の特急くろしお号、特急ウエストエクスプレス銀河、特急南紀号は対象外

【配布枚数】
先着1,000枚

【配布場所】
新宮市観光協会(JR新宮駅前)
営業時間:9:00〜17:00、年中無休

【イメージ】
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(きのくに活性化センター(https://kinokuni.wakayama.jp/archives/675/)のWebサイトより引用

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



JR西日本・紀勢本線の新宮〜白浜間では、和歌山県、沿線市町村、JR西日本及び和歌山大学で構成する「紀勢本線活性化促進協議会 新宮白浜区間部会」(新宮白浜区間部会)において、構成各団体が連携して利用促進の取組を実施しています。
(参考)


今回、この新宮白浜区間部会の協力のもと、「きのくに活性化センター」という団体において、同区間の利用促進を図ることを目的に、特急「くろしお」利用者限定に、「昔ながらの硬券きっぷ」の配布を行うこととしました。

勿論、実際に利用できるきっぷでなく、あくまでダミーのものではありますが、かつて国鉄時代に使用されていた硬券特急券(D型券と呼ぶそうです。)のサイズや文字配置を再現したものとなっており、鉄道ファンにとっては集めてみたい、と感じるデザインになっているのが特徴、といえるでしょう。

券面を見ますと、行先の「新宮」のみが印刷されており、残りは空欄となっています。
こちらは、上記「きのくに活性化センター」のWebサイトによると、「日付、号車、席番、出発駅、出発時刻は空欄にしていますので、是非ご乗車された特急くろしお号の乗車情報をご記入して、お楽しみください。」となっています。
かつて、こういった硬券特急券が現役の頃も、日付や号車等は実際に手書きで記入されていましたので、それも含めて懐かしいきっぷの再現、といえるでしょう。

この乗車記念証ですが、新宮駅前すぐの「新宮市観光協会」で配布していますので、特急「くろしお」で新宮駅に到着した際には、忘れずこの乗車記念証を受け取り、旅の思い出にしてみてはいかがでしょうか。

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▲新宮駅に停車中の特急「くろしお」283系オーシャンアロー。
駅前すぐの新宮市観光協会において、当駅に到着する特急「くろしお」の特急券を提示することで、硬券タイプの乗車記念証を受け取ることができます。

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▲新宮市観光協会は、駅前のバスターミナル(熊野交通、三重交通が発着)に併設されています。
駅からすぐですので、特急「くろしお」乗車後すぐに受け取ることができます。




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【JR西日本】ドクターイエローT5編成は江田島で保存へ(2027年9月予定)

JR西日本が保有する「ドクターイエロー」T5編成は、来年(2027年1月)に検束運転を終了し、引退することが既に発表されています。
(参考)



この引退した「ドクターイエロー」T5編成について、JR西日本グループである広成(こうせい)建設株式会社の研修施設内で保存展示することが発表されました。
ドクターイエロー(T5編成)の保存展示について 〜広成建設「江田島研修センター〜み・ら・い〜」で保存展示〜:JR西日本

概要は以下のとおりです。
【保存目的】
広成建設は山陽新幹線の開業以来、新幹線の安全・安定輸送を支える鉄道保守業務に携わってきており、新幹線の安全を支えてきたドクターイエローの役割と意義を後世に継承するため、同社内でほぞんすることとしたもの。

【展示開始時期】
2027年9月(予定)

【保存展示先】
「江田島研修センター〜み・ら・い〜」敷地内
(江田島市江田島町切串1丁目11-17)
(参考)
同センターは、江田島市から旧切串小学校の土地及び校舎の譲渡を受け、校舎を改修して開設したもの。

詳細は、上記発表資料をご覧ください。



来年1月での引退が既に発表されているJR西日本の「ドクターイエロー」T5編成。
「最後の」ドクターイエローともなるこの編成を後生に伝えよう、というのは自然な流れ、ともいえます。
一方で、その意義をしっかり伝承できるような保存方法が求められるのでは、とも個人的に思っています。


そういう意味では今回、JR西日本グループで山陽新幹線の保守業務に携わってきたグループ会社の研修施設で保存されるのは、大きな意義があると考えられます。

また、江田島市の研修施設で保存される、ということですので、例えば一般公開の機会があれば、この保存された「ドクターイエロー」を目的に江田島を来訪する人も増えることと思われます。

そういった、様々な「意義」を持った今回のドクターイエローの保存発表。
ファンとしては、「江田島での一般公開」を期待したいところですが、これとて本来の研修施設としても目的が第一でしょうから、「見学できると嬉しいな」といった程度の期待でとどめておき、今後の展開を楽しみにしておきたいな、と感じたニュースでありました。

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▲2015年9月に新大阪駅で遭遇した「ドクターイエロー」。
まだ普通に活躍していた時期でしたが、それでも少なくない人々がカメラを向けていました。
このドクターイエローの最後の編成が、江田島に保存されることとなりました。
本来の研修目的は勿論ですが、一般公開などが行われることに、期待したいな、と思っています。




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「響け!ユーフォニアム」京阪大津線ラッピング電車等のコラボ企画をみる(2026.9.19)

この9月11日から上映されている劇場版「最終楽章 響け!ユーフォニアム 後編」に合わせて、京阪電鉄では大津線ラッピング電車等のコラボ企画を実施しています。
(参考)


このうち、大津線のラッピング電車は、記事執筆時点で2種類(春・秋)のデザインが走っていますが、どうせならば両方の編成が運行している日を狙って、去る9月19日(土)に、定番の撮影地であるびわ湖浜大津駅近くで撮影してみました。



【秋デザインラッピング電車】
この9月から運行開始した「秋」デザインのラッピング電車です。
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▲全景

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【うれしート乗車記】奈良線・シルバーウィークのDみやこ路快速「うれしート」に乗車する(2026.9.19)

当ブログでは、JR西日本エリアの各線区で運行している「うれしート」について、乗車した際のレポートを毎回ご紹介しています。

今回ご紹介するのは、奈良線の「みやこ路快速」の様子です。
乗車したのはシルバーウィーク初日の9月19日。
国内外からの観光客が多く利用するシルバーウィーク。
果たして「うれしート」は混乱無く運用されているのか、という点を確認したく、京都から宇治まで乗車してみました。



【乗車日】
2026年9月19日(土)

【乗車列車】
Dみやこ路快速623号(京都14:34発→宇治14:51着)



今回乗車する京都14:34発「みやこ路快速」は、10番線から発車します。
駅に到着すると、ホーム床面にこのような大きな案内がデカデカと貼られていました。

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他線区で見られる通常の「うれしート」乗車案内とは比べようがないくらいのサイズ感で、ホームの通路いっぱいに示された「うれしート」乗車位置。

京都発の列車の「うれしート」設定列車は、行き止まりホームの頭端側に設定されているため、これくらいのサイズ感で案内しないと、誤乗する乗客が多発する、ということでしょうか。
これは奈良線に「うれしート」が設定された当初から懸念されていたことですが、設定開始から間もなく2年、そして終日設定から約1年半の期間が過ぎたいま、このような案内だと混乱が抑えられる、というところに行き着いているのでありましょうか。

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▲英語「のみ」で表記された「うれしート」乗車位置案内。
「指定席」の概念が、日本人以上に通じにくい外国人向けには専用の案内ポスターが掲示されています。

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▲こちらも「訪日外国人旅行者」の利用が多いJR奈良線を象徴する案内。
今春のダイヤ改正より、「みやこ路快速」「区間快速」を含む全ての列車が「稲荷駅」に停車するようになりました。

3月14日より全ての列車が稲荷駅に停車することが、追加案内デザインに加え、LED式の電光掲示板でも案内されていました。


列車到着後、折り返しの作業の間に、乗務する車掌は「うれしート」の「のれん」をセットします。
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▲「うれしート」のれん設置後の車内の様子。

特徴的なのが、「のれん」が設置されるまでのわずかな時間(数分)でも、「指定席」とは気づかずに着席する乗客が少なからずいたことでしょうか。
上述のホーム地面表示でも、なかなか案内しきれないようで、「のれん」設置後に様相が異なることに気づき、慌てて自由席エリアに移動する乗客も少なからずいました。

逆に「のれん」設置後は、間違って「うれしート」に乗る乗客はほぼおらず、ここでも「のれん」の効力は遺憾なく発揮されていました。


14時34分に京都駅を発車します。
乗客は8名程度でした。
昼過ぎの奈良行きなので、そこまで混雑しているわけではない列車であっても、これだけの利用者数がいることは、それだけ着席ニーズが存在していることの証左、といえるでしょう。
そういう意味では、「のれん」1枚で柔軟に指定席を設定できる「うれしート」は、革新的な発明といえますし、「グッドデザイン賞」を受賞するのも宜なるかな、といったところでしょうか。
(参考)


14時51分に、宇治駅に到着しました。
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▲宇治駅に到着した「Dみやこ路快速623号」。
宇治駅で降りたのは私だけで、残りの「うれしート」利用者は、引き続き奈良方面に乗車していきました。

車内での会話を聞いていると、複数の利用者が「着実に座りたいので指定席を確保した」と話していたのが印象的でした。
京都〜奈良間の約50分の移動時間の座席が確実に確保されることを考えると、300円(「うれしート」チケットレス指定席券)という料金は十分価値ある料金だ、と感じる方が多く、それがJR奈良線での「うれしート」拡充に繋がったのかな、と思ったりしました。


秋の観光シーズンには、京都・奈良ともに多くの観光客で賑わいますが、そんなシーズンだからこそ、「うれしート」の価値は更に高まるのかな、とも感じていますので、そんなハイシーズンにも一度、JR奈良線の「うれしート」の利用の様子を見てみることができればいいな、と感じました。



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【読売新聞】紀勢線・新宮〜白浜間の現状や課題を取材した連載記事「紀勢線の行方」が掲載される

このブログでもご紹介しているように、JR西日本・紀勢本線の新宮〜白浜間では、利用者の減少が課題となっており、沿線自治体やJR西日本では、特急「くろしお」の月〜木曜日の増便を実施するなどの利用促進事業を実施しています。
(参考)


その利用促進の取組をはじめとし、沿線地域の現状や課題などをまとめた、「紀勢線の行方」という連載記事が、読売新聞に掲載されていましたので、当ブログでもご紹介したいと思います。

和歌山:<紀勢線の行方>【上】 新宮―白浜 続く赤字:地域ニュース : 読売新聞
和歌山:<紀勢線の行方>【中】 特急「くろしお」 利用促進へ施策:地域ニュース : 読売新聞
和歌山:<紀勢線の行方>【下】 幅広い便益 議論急務:地域ニュース : 読売新聞

連載記事では、紀勢線の利用者や沿線住民、そして沿線自治体の職員やJR西日本和歌山支社や和歌山県、和歌山大学経済学部の辻本教授に取材するなど、丹念に取材し、またJR西日本や沿線自治体等が結成した「新宮白浜区間部会」が実施した鉄道利用調査のデータを引用するなど、データとファクトに基づいた取材を行って現状を顕わに、そして今後の方向性を読者に問いかけるものとなっています。

なお、上記読売新聞に掲載された調査結果は、下記新宮市役所のWebサイト内「令和6年度紀勢本線新宮・白浜間沿線住民アンケート調査報告書」に掲載されていますので、興味ある方は一読してみてはいかがでしょうか。
(参考)


上記読売新聞の記事にもあるように、特急「くろしお」の増便実証実験は、来年(2027年)2月末で終了することとなっており、その結果を踏まえて、今後この紀勢線をどのようにしていくかの議論が避けられないかと思います。

沿線の人口減少、そして自家用車の普及で鉄道利用は減少している一方、和歌山県の主要産業である観光誘客のためには、特急「くろしお」をはじめとした紀勢線というインフラは欠かすことはできません。

一方で、財政状況が決して潤沢ではないこれら紀勢線沿線の自治体に、他の地域で実践されている「上下分離」を担うことができるのかどうか。

また、紀勢線・新宮〜白浜間のような、広域的な地域間の移動に資するネットワークとしての鉄道は、その維持のためには安定的な財源が必要なことが、「鉄道事業者と地域の協働による地域モビリティの刷新に関する検討会(第2期)」の、「課題整理・今後取り組むべき方向性」においても示されています。
(参考)
鉄道事業者と地域の協働による地域モビリティの刷新に関する検討会(第2期) 課題整理・今後取り組むべき方向性

約100kmという比較的長い路線であり、また行き止まりの盲腸線でない、ネットワークを構築する一部区間として機能し、実際多くの観光客がこのネットワークにより周遊観光が可能となり、その恩恵を地域のみならず全国的に受けている現状から、今後の紀勢線・新宮〜白浜間をどのように考えていくのか。

増便実証実験は今年度で終了予定ですが、その議論はむしろこれからが本番、とも思えるだけに、今後の議論もしっかり注視していきたいと思います。

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▲紀勢線(きのくに線)新宮〜三輪崎間を走る特急「くろしお」287系。
この区間は「王子ヶ浜」という、熊野川によって流れてきた砂などが堆積した海岸となっており、この海岸沿いを走る列車からの眺めは、新宮行きの特急「くろしお」の車窓のハイライト、ともいえます。

随所にわたり、このように海岸沿いを走る紀勢線・新宮〜白浜間は、観光客の利用も多く、その社会的価値は高い一方、輸送密度や収支状況という面では決して芳しくありません。
そういった線区は、果たして鉄道として維持する必要があるのか、また維持するのであればその財源はどのように負担すべきか。

紀勢線・新宮〜白浜間の課題は、他の地域の地方鉄道でも同様の課題として、各沿線の関係者はその課題を解決しようと努力していますが、それがどのような結果になっていくのか、当ブログとしても、様々な観点から注目していきたいと思います。




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【南海電鉄】2030年度を目標に磁気乗車券廃止を発表。2026年度末で磁気定期券等を発売終了

南海電鉄では、2030年度を目標に磁気乗車券の廃止を進めるとともに、デジタル技術を活用したサービスの拡充等を進めています。
この度、現在販売している磁気定期乗車券等を2027年3月31日(水)をもって発売終了することを発表しました。

2027年3月31日(水)をもって磁気定期乗車券などの発売を終了します | NANKAI

概要は以下のとおりです。
【発売終了する乗車券類】
・磁気定期乗車券
(同社線単独、実習用、障害者用)
・南海電鉄・阪堺電気軌道連絡定期乗車券(通勤・通学)
・阪堺単独定期乗車券
・往復乗車券
・学生割引普通乗車券

【実施日】
2027年3月31日(水)発売分をもって終了


詳細は、上記発表資料をご覧ください。



交通系ICカードの普及に加え、QRコードやタッチ決済の普及により、これまで様々な券種で利用されてきた「磁気乗車券」が、廃止される動きが進んでいます。

ここ南海電鉄でも、2030年度を目標に磁気乗車券の廃止を進める方向性を示していますが、その一つとして今回、磁気定期乗車券等の廃止が発表されました。

今回の廃止により、残る磁気乗車券は、普通乗車券と一部の企画きっぷ等になるものと思われますが、これらは上述のとおり、QRコードやタッチ決済により代替されるものと思われます。

長年親しまれてきた磁気乗車券ですが、上述のとおり交通系ICカード等に置き換えられたこともあり利用は減少している上に、そもそも磁気乗車券の安定的な供給が困難な状況となっていることも、この動きを後押ししていることが、今回の発表でも見て取れます。

磁気乗車券に関しては、磁気が印刷された面を有することからリサイクルが難しいことも指摘されています。

こういった、様々な状況の変化から、その歴【南海電鉄】2030年度を目標に磁気乗車券廃止を発表。2026年度末で磁気定期券等を発売終了
史に幕を閉じようとしている磁気乗車券。
もはやあまり使う機会が減ってきてしまってはいるものの、折を見てしっかりコレクションしておこうか、とも感じたニュースでありました。

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▲南海泉北線(撮影当時は泉北高速鉄道)和泉中央駅の改札
画像は、2024年の撮影で、当時はまだQR・タッチ決済の改札がまだ少ない状況でした。
しかし、今後は磁気乗車券の廃止が進むことから、こういった光景も見納めになってくるものと思われます。




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「最終楽章 響け!ユーフォニアム 後編」をみる(2026.9.13)

高校生活を吹奏楽にかける青春を描いた「響け!ユーフォニアム」。
2015年4月のテレビアニメ放送開始時にこのブログでご紹介して以降、原作本やテレビアニメシリーズ、劇場版の上映など、そして当ブログ的に欠かせない鉄道事業者とのコラボ企画の情報を、折々にご紹介してきました。

そしてこの「響け!ユーフォニアム」のアニメ・劇場版の最後となるであろう、「最終楽章 響け!ユーフォニアム 後編」が、去る9月11日(金)より公開されました。

私自身も、公開3日目の9月13日(日)に、イオンシネマ和歌山で鑑賞してきました。

今回上映された「最終楽章 響け!ユーフォニアム」は、今年4月に上映された「前編」と合わせて、主役である黄前久美子(おうまえ くみこ)が3年生となった北宇治高校吹奏楽部を描いています。
黄前久美子の3年生のストーリーは、2024年4月〜6月に放送されたテレビアニメ第三期で放送されており、今回の劇場版はその再構成、そして完結、そして卒業という、最後の節目の作品となりました。


【注意】
以下の内容は、「最終楽章 響け!ユーフォニアム 後編」を含む「響け!ユーフォニアム」関連のネタバレを含む内容となっています。
同作品のネタバレを望まない方は、以下の内容を閲覧されないようご注意下さい。






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