阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
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カテゴリ: 鉄道(関西地区事業者)

叡山電鉄(叡電)では、700系車両のリニューアルを進めていますが、この度723号車のリニューアルが完了し、運行を開始することを発表しました。

700系リニューアル車両723号車の運行を2020年10月18日(日)から開始します |叡山電鉄

概要は以下の通りです。

●運行開始日:
2020年10月18日(日)
修学院5:28発出町柳行きから運行開始。翌日以降のダイヤは未定。

●リニューアル内容:
【外装】
水が豊かで山紫水明の地である洛北の自然を表現し、「青」を基調。
eiden_723
▲723号車外装デザイン
(上記発表資料(https://eizandensha.co.jp/wp-content/uploads/sites/2/2020/09/news_2020.09.18.pdf)より引用)

【内装】
座席は水をイメージした「青」を基調とし、外装との統一感を出しているほか、京都らしさの演出として、座席の仕切り部には、京友禅の生地を硝子に封入した「京友禅硝子」を使用。
eiden_723_inside
▲723号車内装イメージ
(上記発表資料(https://eizandensha.co.jp/wp-content/uploads/sites/2/2020/09/news_2020.09.18.pdf)より引用)

●リニューアル記念乗車券発売:
・発売期間:
2020年10月18日(日)6時〜2021年3月31日(水)

・発売価格:
1セット650円

・発売数:
500セット限定

・発売場所:
出町柳駅
(今後開催されるイベント会場等でも発売することあり)

・記念乗車券イメージ:
eiden_723_ticket
(上記発表資料(https://eizandensha.co.jp/wp-content/uploads/sites/2/2020/09/news_2020.09.18.pdf)より引用)

●車両展示撮影会・鉄道グッズ販売会・貸切運行:
デビュープレイベントとして、修学院車庫にて車両展示撮影会、鉄道グッズ販売会及び、撮影会
参加者限定の貸切運行(修学院車庫〜二軒茶屋駅/引上線折り返し〜出町柳駅間)を実施

・開催日:
2020年10月17日(土)

・開催時間:
午前の部(10:00〜)、午後の部(14:00〜)で実施

・定員:
各回につき30名

・申込方法:
京阪カードの通販サイト「e-kenetマーケット」https://www.e-kenetmarket.net/で受付

・申込期間:
2020年9月19日(土)9:00〜10月11日(日)23:59
(定員に達した時点で受付終了)


その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



冒頭でご紹介したように、叡山電鉄では同社の700系車両のリニューアルを進めており、昨年3月にはその第1編成となる722号車のリニューアルが実施されました。


722号車では、沿線の神社仏閣をイメージした「朱色」の外装デザインを採用していますが、今回発表された723号車では、それとは一転、水が豊かな洛北の自然を表現した「青」を基調としたデザインとなっており、722号車と対になるカラーではないか、と感じました。

これだけですと、一連の700系リニューアルのニュースというわけですが、今回の発表ではこれに加え、「記念乗車券の発売」「撮影会・貸切運行の実施」というニュースも同時に発表されています。

いずれも、第1編成の722号車では実施されていなかったわけで、そういう意味で興味を惹くものであります。
特に撮影会は、貸切乗車に加え、上述の722号車と並べて一緒に撮影できるという、またとない機会であるといえますので、相当な人気になるのかも知れません。

定員は各回30名と、新型コロナウイルス感染症の感染防止の観点から押さえられた人数となっていますので、是非とも参加したい方は、是非とも明日からの申込を忘れないようにしておきたいところです。


今年は毎年10月に開催していた「えいでんまつり」が、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せないことに加え、今年7月8日の大雨による土砂崩れの復旧を優先させるため、中止することが発表されています。
「えいでんまつり」の中止について | 新着情報 | 叡山電車からのお知らせ

今回の723号車では、記念乗車券発売や撮影会実施と、前回(722号車)では無かったイベントが用意されていますが、それはもしかしたら、「えいでんまつり」中止の代わりに少しでもファンに楽しんでもらおう、ということなのかも知れないな、という叡電の心意気みたなものを感じたニュースでありました。



●関連ニュースサイト:
叡電723号車「青」にリニューアル 内装に「京友禅硝子」使用 10月運行開始 | 乗りものニュース
叡山電鉄 700系723号車リニューアル車両 運転(2020年10月18日〜) - 鉄道コム



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この9月11日から運行を開始した、JR西日本の「新たな長距離列車」となる「WEST EXPRESS 銀河」。
下記記事でご紹介したように、初便の抽選倍率は上下合わせて40倍と、新型コロナウイルス感染症の影響で座席数を限定して発売しているとはいえ、非常に高い注目を集めています。


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▲2020年9月11日(金)の「WEST EXPRESS 銀河」出発式の様子
(上記記事内の発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/2020/09/page_16652.html)より引用)


この「WEST EXPRESS 銀河」ですが、下記記事でご紹介したように、12月以降は山陽方面への運行が予定されています。



この度、JR西日本から「WEST EXPRESS 銀河」の山陽方面への運行概要が発表されました。

「WEST EXPRESS 銀河」山陽方面への運行について:JR西日本

概要は以下の通りです。

●運行区間:
大阪〜下関

●列車種別:
昼行特急列車

●運転期間:
2020年12月〜2021年3月
(週2往復程度運行)

●運転開始日:
2020年12月12日(土)

●運転時刻・停車駅:
・下り列車:
大阪7:20頃発⇒下関19:45頃着
(停車駅)
大阪、三ノ宮、神戸、西明石、姫路、岡山、倉敷、福山、三原、西条、広島、宮島口、岩国、徳山、新山口、新下関、下関

・上り列車:
下関10:45頃発⇒大阪22:30頃頃
(停車駅)
下関、新下関、新山口、防府、徳山、柳井、岩国、宮島口、広島、西条、三原、福山、倉敷、岡山、姫路、西明石、神戸、三ノ宮、大阪


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



「WEST EXPRESS 銀河」の山陽方面への運行は、本列車の運行概要が発表された時から既に予定されていました。


ただその予定は、広島デスティネーションキャンペーンに合わせて2020年10月〜2021年3月とされていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により「WEST EXPRESS 銀河」自体の運行開始が遅れた中、山陽方面への運行も当初の10月から12月へと遅れることとなりました。

とはいえ、当初の予定通り、山陽本線を昼行列車としてほぼ走破する列車として運行されることとなるので、往年の特急「しおじ」を彷彿とさせる運転区間で、変わりゆく車窓を楽しみながら一日中揺られるのも、夜行列車とはまた違う、「WEST EXPRESS 銀河」の楽しみ方の提案、といえるでしょう。

ただ、上記で「『しおじ』を彷彿とさせる」とは書いたものの、今回の「WEST EXPRESS 銀河」の所要時間は約12時間と、当時の「しおじ」の約8時間はおろか、現行ダイヤでの普通列車(新快速、快速を含む)を乗り継いだ場合の約10時間よりもはるかに長い所要時間となっています。

となると、途中駅での長時間停車も十分取られているものと考えられますが、それが上記で発表されているどの駅で、どの程度停車するのか、というのも気になるところであります。



ところでこの「WEST EXPRESS 銀河」山陽方面昼行便ですが、個人的に新門司港発着のフェリーとを組み合わせて、山陽路と瀬戸内海を、フェリーと「WEST EXPRESS 銀河」で楽しむルート、というのも面白いのではないか、と感じました。

【注意】
これらのルートは、「WEST EXPRESS 銀河」の片道利用が前提となっており、現在の山陰方面ルートで販売されている「往復『WEST EXPRESS 銀河』利用」のプランでは実行できません。
あくまで「片道利用プラン」が発売された場合のプランとして、今後の参考にしていただければ幸いです。


例えば以下のルートが考えられます。
●泉大津港発:
泉大津港(17:30発)〜(阪九フェリー(船内泊))〜新門司港(6:00着)〜(連絡バス・JR山陽本線)〜下関〜(WEST EXPRESS 銀河)〜大阪

●大阪南港発:
大阪南港(17:00発・19:50発)〜(名門大洋フェリー(船内泊))〜新門司港(5:30着・8:30着)〜(連絡バス・JR山陽本線)〜下関〜(WEST EXPRESS 銀河)〜大阪

●神戸発:
神戸(18:30発or20:00発)〜(阪九フェリー(船内泊))〜新門司港(7:00着or8:30着)〜(連絡バス・JR山陽本線)〜下関〜(WEST EXPRESS 銀河)〜大阪


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▲泉大津港に停泊中の阪九フェリー「ひびき」。
これと「WEST EXPRESS 銀河」を使った往復旅行も楽しめそうです。


大阪南港発の「名門大洋フェリー」、泉大津港・神戸港(六甲アイランド)発の「阪九フェリー」いずれを利用しても、翌朝の下関発「WEST EXPRESS 銀河」に乗り継げるので、これら両方の乗り物をゆったり乗り比べ、という非常に楽しい旅行が楽しめそうです。

また、フェリーを早便(泉大津17:30発、大阪南港17:00発)を選べば、下関または門司港地区での滞在時間もある程度取れるため、門司港駅の駅舎に代表される門司港レトロ地区や、関門人道トンネル、そして下関の唐戸市場などを楽しんだあとに、「WEST EXPRESS 銀河」に乗車することもできるので、これまたフェリーとWEST EXPRESS 銀河に加えた観光の要素も盛り込んだ、面白いプランではないか、と思ったりしました。
(※)なお、逆ルート(大阪発「WEST EXPRESS 銀河」→新門司港発フェリー)は、ダイヤの関係上こういったプランを組むことができません。

かくいう私も、鉄道のみならずフェリーの旅も楽しんでいることから、是非ともフェリーとWEST EXPRESS 銀河の乗り比べでこのルートを楽しむことができればと思っています。

とくに阪九フェリーでは、今年になり、神戸〜新門司港間に新造船「せっつ」「やまと」を就航させていますので、これらの船を選んで乗船し、そして帰路はこれまた今年登場したばかりの新しい長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」に揺られるという、新しいゆとりの旅、を満喫できるのではないかと思われます。



とかく「夜行列車」の復活として見られることの多い「WEST EXPRESS 銀河」ですが、本来は「新たな長距離列車」であり、昼行・夜行の区別なく旅行が楽しめる列車であると思われます。
それだけに、区間によっては車窓から眺めることのできる瀬戸内海の変化を楽しむことができる、この山陽方面への昼行コースも、夜行コースに勝るとも劣らない楽しみがあるのではないか、とも思った次第であります。




●関連ニュースサイト:
「ウエストエクスプレス銀河」12月から昼行特急に 大阪〜下関間の時刻・停車駅発表 | 乗りものニュース
JR西日本「WEST EXPRESS 銀河」山陽方面へ12/12運転開始、停車駅は | マイナビニュース
「ウエストエクスプレス銀河」山陽方面への運行概要が決定 | 鉄道ニュース | 鉄道チャンネル
WEST EXPRESS 銀河 山陽方面 運転(2020年12月12日〜) - 鉄道コム



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既に当ブログでもご紹介しているように、JR西日本では2021年春に最終列車の繰り上げなどの深夜帯ダイヤの見直しを実施することとしており、その具体的な時刻については、9月中をめどに発表することとしていました。



この度、上記見直しにともなう具体的な時刻について、JR西日本より発表がありましたので、ご紹介します。

深夜帯ダイヤ見直しの実施 〜メンテナンス部門の働き方の改善に向けて〜:JR西日本

概要は以下の通りです。

●実施線区・区間:
jrw_2021_lasttrain
▲実施線区・区間
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200917_00_saisyuuressya.pdf)より引用)

計12線区(削減列車数48本)


●実施時期:
2021年春
(具体的な実施日は、12月頃に発表)

●主要駅の最終列車発時刻:
(抜粋、以下時刻は全て平日)
大阪駅発:
高槻方面・・・
(現行)0:31発普通高槻行き→(見直し後)0:10発普通高槻行き
三ノ宮方面・・・
(現行)0:28発普通西明石行き→(見直し後)0:04発普通西明石行き
西九条方面・・・
改正前後で変わらず(0:11発普通天王寺行き)。
但し阪和線方面の快速は(現行)23:44発快速日根野行き→(見直し後)23:39発快速鳳行き
京橋・鶴橋方面・・・
(現行)0:33発普通京橋行き→(見直し後)0:15発普通京橋行き

天王寺駅発:
大和路線・王寺方面・・・
(現行)0:34発普通王寺行き→(見直し後)0:24発普通王寺行き
阪和線・鳳方面・・・
(現行)0:35発普通鳳行き→(見直し後)0:24発普通鳳行き

●最終新幹線からの乗り継ぎ:
東京発新大阪行き最終の東海道新幹線(現行京都23:31着、新大阪23:45着)から乗り継ぎ可能な区間は下記のとおり。
jrw_2021_last_shinkansen_connecting
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200917_00_saisyuuressya.pdf)より引用)

なお、今回の見直しにより、下記の区間では最終新幹線からの乗り継ぎが不可能に
・琵琶湖線:篠原〜米原
・JR神戸線:大久保〜姫路
・学研都市線:忍ヶ丘〜松井山手
・大和路線:法隆寺〜郡山、JR難波

詳細は、上記発表資料をご覧ください。



JR西日本での最終列車繰り上げについては、既に昨年度から実施に向けての検討を始めていたのは、冒頭の記事でもご紹介しているところです。

すなわち、鉄道運行における保守作業は深夜時間帯に行う必要があるものの、その働き手が急速に減少している一方で、深夜時間帯の利用者が近年減少していることから、最終列車の時刻繰り上げにより保守作業の夜間作業日を低減させ、保守作業における働きやすい労働環境の整備につなげるため、としています。

今回、その深夜帯の列車ダイヤ見直しの、具体的な時刻が発表されたわけで、概ね0時以降の列車が軒並み削減されることとなり、最終列車が最大30分(京都駅発高槻方面)、多くの線区で10〜20分程度の繰り上げ(早くなること)が実施されることとなります。



上記が今回の深夜帯列車ダイヤ見直しの概要ですが、個人的にも気になる阪和線の深夜時間帯見直しについては、資料を確認する限りは、以下のとおりになります(平日ダイヤ)。

●美章園〜鳳:
(現行)0:35発普通鳳行き
→(見直し後)0:24発普通鳳行き(11分繰り上げ)

●富木〜日根野:
(現行)0:20発区間快速日根野行き
→(見直し後)0:00発快速鳳行き(鳳で普通日根野行きに乗換)(20分繰り上げ)

●長滝〜和泉砂川:
(現行)0:02発快速日根野行き(日根野で普通和泉砂川行きに乗換)
→(見直し後)23:42発快速日根野行き(日根野で普通和歌山行きに乗換)(20分繰り上げ)

●和泉鳥取〜和歌山:
(現行)(見直し後)23:42発快速日根野行き(日根野で普通和歌山行きに乗換)(繰り上げなし)



「和泉鳥取駅ユーザー」である私に関して言えば、引き続き天王寺23:42発の快速日根野行き(日根野駅で普通和歌山行きに接続)が最終列車であることには、変わりはありません。

ただ、この列車を逃した後が変化することとなります。
現行ダイヤでは、天王寺0:02発の快速日根野行きに乗り、日根野で普通和泉砂川行きに乗り換えることができるため、和泉砂川から和泉鳥取までタクシーを使えば、プラス1,000円台で深夜に帰宅することができました。

しかし、見直し後は、天王寺0:00発の快速列車から乗り継ぐ普通列車が、日根野までの運行となるため、日根野から和泉鳥取までのタクシーを使うこととなり、その料金も4千円程度になることが考えられます。
そのため、追加のタクシー代のことを考えると、来春以降はこれまで以上に「天王寺23時42分発」の快速列車を意識して行動しなければならないな、と思った次第です。



勿論、今回の最終列車繰り上げにより、大幅な影響がある線区の利用者も多いものと考えられます。
しかし、上述したように、保守作業の人手不足に加え、深夜時間帯の利用者が減少していることも認識した上で、今回の終電繰り上げに理解を示したいところであります。

一方で、今回発表のあったのは平日ダイヤでありますが、土休日ダイヤでも同様の見直しが実施される上に、平日に比べ更に深夜帯の利用が少ない土休日は、更なる見直しも予想されます。

最終的な列車時刻は、例年3月号(2月発売)に掲載される改正後の時刻表を確認するまで待つ必要があるのですが、元来の深夜帯の利用者減少に加え、新型コロナウイルス感染症の影響による減少も加わることから、来春実施されるダイヤ改正では、相当な規模の見直しが実施されるのではないか、と感じた次第であります。




●関連ニュースサイト:
JR西日本「終電繰り上げ」詳細発表 京都発最終はほぼ23時台に 最終新幹線の接続も変化 | 乗りものニュース
JR西、深夜帯のダイヤ見直し詳細を発表 対象12線区 削減列車数は48本 | 鉄道ニュース | 鉄道チャンネル



●関連ブログ:
列車番号T-TAKE(てぃーていく) : 来年ダイヤ改正の終電繰り上げ、詳細が分かる



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JR西日本では、新型コロナウイルス感染症の影響により未定としていた、2021年3月期(2020.4.1〜2021.3.31)の通期業績予想を発表しました。

2021年3月期通期業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ:JR西日本
決算短信・説明会資料:JR西日本
(2021年3月期「通期業績予想・配当予想等補足資料」参照)

概要は以下の通りです。

●通期業績予想(カッコ内は前期実績、いずれも連結ベース):
・売上高:
9,200億円
(1兆5,082億円)

・営業利益・損失
▲2,900億円(
1,606億円)

・経常利益・損失
▲3,050億円
(1,483億円)

・当期純利益・損失
▲2,400億円
(893億円)

jrw_2021_p4
▲当期業績予想
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/company/ir/pdf/20200916_01.pdf)より引用)

●業績予想:
・夏の多客期輸送の状況や、安全の確保を前提としたコスト節減、投資抑制等の対応策も反映し、一定の前提を置いて業績予想を算出。
・基幹事業である鉄道事業の足元のご利用状況が年末まで継続し、その後緩やかに回復するとの想定に基づく。
・対前年で大幅な減収減益、最終赤字の見通し。


詳細は、上記発表資料等をご覧下さい。



新型コロナウイルス感染症の影響により、JR西日本をはじめとした鉄道事業者各社では、利用者数の大幅な落ち込みが続いていることは、このブログでも何度も触れてきたところです。

新型コロナウイルス感染症の影響が見通せないこともあり、JR西日本では今年度の業績予想を未定としていましたが、この度一定の前提を置いて業績予想を算出しました。
jrw_2021_p9
▲2021年3月期業績予想における前提条件
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/company/ir/pdf/20200916_01.pdf)より引用)

前提条件では、年末まで足下の状況が継続した後、期末(年度末)時点で、定期外では新幹線は対前々年比(新型コロナウイルス感染症の影響前の水準)6割弱程度、近畿圏は同7割程度、その他在来線は6割弱程度、定期では対前年比8〜9割程度までの回復としてみています。

そのような、ある程度の回復を見込んだ条件であっても、2,400億円の赤字(当期純損失)の予想であり、前期では893億円の黒字(当期純利益)と比べると、この3倍強の損失が予想される、非常に厳しい状況が発表されています。
これは、JR西日本としては過去最大の赤字額となっており、今後、安全の確保を前提とした、様々な見直しが実施されることは容易に推察されます。

通期業績予想の補足資料でも、コスト削減・投資抑制や、利用促進に加え、今後の経営課題の認識として、設備やオペレーションの見直し等が示されています。
jrw_2021_p6
▲取り組みの進捗状況について
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/company/ir/pdf/20200916_01.pdf)より引用、赤枠は管理人による)

特に注目は、上記発表資料の赤枠部分で、「深夜帯の列車ダイヤ見直し」については、下記記事でご紹介したように、近畿エリアで2021年春に実施することが既に発表されており、今後その具体的な時刻等が発表される運びとなっています。


加えて気になるのが、「運賃・料金の側面からのご利用平準化へ向けた検討を始動」で、コロナ後の利用動向を踏まえ、混雑をなるべく抑制するための運賃・料金の仕掛けを検討していくことが挙げられています。
時間帯別の運賃あるいはポイントバック、指定席の混雑状況に応じた料金設定等が推測されますが、果たしてどのような仕組みが用意されるのか、気になるところであります。


一方、今回の通期業績予想の前提となっている「足下の利用状況」ですが、近畿圏は6割程度の水準である一方、山陽新幹線は3割程度の水準と、やはり中・長距離の出張・旅行といった需要がいまだ低い状況であることが分かります。
jrw_2021_p19
▲利用状況の推移
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/company/ir/pdf/20200916_01.pdf)より引用)

今後、これが定期券はコロナ前の8〜9割程度に戻る、としていますが、通勤需要に関しては既にテレワークによる在宅勤務が続いていることもあって、どの程度戻るのか予断を許さない状況ではないかと考えられます。
出張も同様で、新幹線やその他の地区ではコロナ前の6割程度に戻る、としていますが、現況3割程度の戻り、と考えると、これとてどこまでの水準まで戻るか、心もとない状況、とも考えられます。

そんな中での業績予想ですので、今後の動向によっては、更に厳しい業績予想の変更があり得るかも知れません。




これほどまでに厳しい業績予想、そしてもはやコロナ前の水準までは戻らない需要のことを考えると、いまのダイヤや運賃、といった鉄道サービス全体が、今後大きく変化、しかもそれは縮小や見直しといった、マイナス方向での変化が見られるのは避けられないと思われます。

個人的には、そこまで人は移動を抑制して社会生活を続けていくことが果たして可能なのか、という気もしないでもありません。
とはいえオンライン会議等、もはや移動を必要としない方法が可能になったことから、ある程度は移動を抑制することも可能になってしまった、ともいえるでしょう。
また移動するにしても、感染症のリスクという名の下で、これまで地球環境の点から盛んに言われてきた「公共交通機関を利用しましょう」ということとは真逆の、自家用車等による移動が選ばれるようになってしまうことも、もはや避けられないのではないか、とも思われます。

いずれも個人的に「何だかなあ」とも思うところはあるにせよ、今後そのような方向に進むことは、ある程度避けられないのかな、とも思いますし、それを受けて、各公共交通機関がどのような対応を行ってくるのか、逐次チェックしていきたいところです。

減便や値上げで済むならまだしも、公共交通サービス自体を提供すること自体を止める事業者や線区が現れてくる可能性も、決して無いわけではありません。
公共交通機関が無くなるとなれば、恐らく沿線住民は反対するでしょうが、当の住民が公共交通機関による移動を、「感染症のリスク」とか何とか言って忌避している現状で、その反対意見がどこまで事業者を翻意できるものなのか、と思わざるを得ないのかな、とも感じたりしました。


ともあれ、今回のJR西日本の大幅な赤字という業績予想と課題は、規模は異なれど、鉄道・バス等の公共交通機関に共通であるとも思えますので、それによる影響も今後逐次ご紹介していかないといけないな、とも感じたニュースでありました。




●関連ニュースサイト:
JR東・西が民営化後最大の赤字 今期、東は4180億円  :日本経済新聞



●関連ブログ:
【JR西日本】2020年度の決算見通しを発表…2年半分の利益がなくなる赤字決算へ | 鉄道プレス



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京阪電鉄では、深夜時間帯のプレミアムカーの利用状況等を鑑み、一部の列車での「プレミアムカー」サービスの提供を中止するとともに、早朝・深夜時間帯の一部の「プレミアムカー」において、専属のアテンダントによるサービスを中止することを発表しました。

深夜時間帯の一部「プレミアムカー」サービスの提供中止について|京阪電鉄

概要は以下の通りです。

●実施日:
2020年10月1日(木)〜

●「プレミアムカー」サービスの提供を中止する列車:
・平日ダイヤ(下り2列車)
出町柳駅22:39発 淀屋橋行き特急(淀屋橋23:33着)
出町柳駅23:03発 淀屋橋行き特急(淀屋橋23:58着)

・土休日ダイヤ(下り2列車)
出町柳駅22:36発 淀屋橋行き特急(淀屋橋23:30着)
出町柳駅23:03発 淀屋橋行き特急(淀屋橋23:58着)

(※)
上記列車において、出町柳〜淀屋橋間の全区間で「プレミアムカー」の乗車は不可
なお、特急列車の運転自体は実施(「プレミアムカー」以外には乗車可能)

●一部区間での専属アテンダントによるサービス中止:
・早朝・深夜時間帯の一部列車の「プレミアムカー」において、一部の区間では専属アテンダントの乗務を中止
※ 「プレミアムカー」サービスの提供を中止するものではなく、「プレミアムカー」には乗車可能。

・ アテンダントが乗務しない区間では、無料サービス(ブランケットや携帯電話充電器の貸出し)及びプレミアムカーグッズの車内販売を中止
※現在、新型コロナウイルス感染症への感染防止対策として、全てのプレミアムカーでブランケット等の無料貸出は中止。

・適宜、係員が巡回する場合あり。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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2017年8月に登場した京阪特急「プレミアムカー」。
これまで「座席指定」という概念のなかった京阪特急に、座席指定とともにゆとりあるサービスの提供で登場したこの「プレミアムカー」は瞬く間に人気となり、多客時を中心として満席となることも多いようです。

一方で、新型コロナウイルス感染症の影響により、所謂「三密」の状況が容易に発生しやすい夜の飲み会などが極端に減っていることから、深夜時間帯の鉄道利用者も相当減少しているものと思われます。

そんな中、この度京阪電鉄では、深夜時間帯の出町柳発淀屋橋行きの「プレミアムカー」のサービス提供中止、及び早朝・深夜時間帯の一部の列車での専属アテンダント乗務中止を発表しました。

「プレミアムカー」そのものが中止となる列車は、出町柳駅の深夜2列車に限られていて、上述の深夜時間帯の利用者減少に加えて、元々プレミアムカーの利用自体が少ない時間帯であったかも知れません。

また、専属のアテンダントの乗務中止となる早朝・深夜の列車も、シートサービスは実施するものの、アテンダントを乗務させるほどの利用者がいない現状を反映したものとも考えられます。


とはいえ、それ以外の時間帯の「プレミアムカー」については、今回はサービスの見直しは発表されていないのは一安心、といったところですが、逆に言えば、今後も利用状況に応じて、こういった「プレミアムカー」のサービス提供体制が調整されてくる可能性もあるかも知れません。

下記記事でご紹介したように、来年1月には3000系でも「プレミアムカー」導入が予定されていますが、プレミアムカー連結列車が増えることから、今後こういったサービス提供の最適化、というのも引き続き実施されるのかな、とも感じたニュースでありました。





●関連ブログ:
京阪、深夜の一部「プレミアムカー」サービスを中止: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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JR西日本では、秋の紅葉シーズンを中心とした関西近郊の気軽な旅行に向けた、「関西近郊 休日ぶらり旅きっぷ」の発売を発表しました。

「関西近郊 休日ぶらり旅きっぷ」の発売:JR西日本

概要は以下の通りです。

●発売期間:
2020年9月18日(金)〜12月19日(土)
(発売期間中の利用日1ヶ月前から前日までの発売)

●利用期間:
2020年9月19日(土)〜12月20日(日)までの土休日の1日または連続する2日間

●発売箇所:
インターネット予約「e5489」と発売・受取エリア内の主なみどりの券売機

●価格:
1日用:
おとな2,600円、こども1,300円

2日間用:
おとな4,500円、こども2,300円

●自由周遊区間:
jrw_kansai_urban_freeticket_area
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/2020/09/page_16669.html)より引用)

●その他:
・レンタサイクルを1回に限り利用可能
・駅レンタカーをSクラス1日4,000円(免責補償料込み)で利用可能


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



下記記事でご紹介した「どこでもドアきっぷ」の話題性が強く、こちらの「関西近郊 休日ぶらり旅きっぷ」(以下「休日ぶらり旅きっぷ」)が期せずして目立たなくなってしまった感がありますが、関西近郊におでかけするならば、こちらのきっぷも相当使い勝手がよさそうなので、しっかり活用できればと思います。
(参考)
【JR西日本】「どこでもドアきっぷ」発売(2020.10.1〜12.25)JR西日本または九州・四国を含めた3社が乗り放題のきっぷ(2人以上利用制限あり) : 阪和線の沿線から


JR西日本では、関西地区の乗り放題きっぷとして、これまで「関西1デイパス」という商品を発売してきており、今年の秋も引き続き販売されることが、「休日ぶらり旅きっぷ」と同時に発表されています。
【参考】
「秋の関西1デイパス」を発売します:JR西日本

では、今回の「休日ぶらり旅きっぷ」は「関西1デイパス」とどう違うのか、といいますと、おおまかにいえば、下記の点が挙げられるでしょう。
・自由周遊区間の違い
「休日ぶらり旅きっぷ」は園部〜福知山〜篠山口もエリア内
・京阪・南海・近鉄等のチケットの有無
「休日ぶらり旅きっぷ」は、JR西日本以外の鉄道・バス等は対象外
・利用可能日の違い
「休日ぶらり旅きっぷ」は土休日のみ利用可能
・別途料金券購入による特急列車の利用可否
「休日ぶらり旅きっぷ」は、別途特急券を購入して特急列車を利用することは不可
(参考)
「関西近郊 休日ぶらり旅きっぷ」│トクトクきっぷ:JRおでかけネット



利用できるエリアも「関西1デイパス」とよく似ているだけに、混同してしまうかもしれない「休日ぶらり旅きっぷ」ですが、特に気をつけたいのは、「料金券追加で特急に乗ることができない」ことでしょうか。
特に管理人のように、「くろしお」「はるか」が相応の頻度で走っている線区を利用している場合、ついつい勢いで特急に乗ってしまいがちですが、そのような場合でも関西1デイパスでは、特急料金を払えば済んでいたものが、「休日ぶらり旅きっぷ」では運賃も同時に支払う必要がありますので、これは十分注意しておきたいと思います。

「休日ぶらり旅きっぷ」では、福知山もエリア内に入っていますが、福知山まで走る特急「こうのとり」「きのさき」等も、同様に料金追加のみで利用することはできませんので、こちらも注意しておく必要があるといえます。

一方、「関西1デイパス」と同様に、前日までの購入で、e5489及び駅のみどりの券売機での発売となっていますので、「休日ぶらり旅きっぷ」を利用の際も、特に購入時期に気をつけておく必要があります。

とはいえ、大人1日で2,600円と、「青春18きっぷ」並みの価格水準で、割と広い自由周遊区間が乗り放題となるのは、確かに非常におトクでありますので、上手に利用して、関西地区のちょっとしたおでかけをおトクに済ませることができればいいな、と思ったニュースでありました。



●関連ニュースサイト:
関西近郊 休日ぶらり旅きっぷ 発売(2020年9月18日〜) - 鉄道コム



●関連ブログ:
【JR西日本】「関西近郊 休日ぶらり旅きっぷ」期間限定発売 - kqtrain.net(京浜急行)



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JR西日本では、「映画ドラえもん のび太の新恐竜」と映画「STAND BY ME ドラえもん2」(公開日未定)とタイアップしたキャンペーンを実施することを発表しました。
そのキャンペーンの一つとして、ドラえもんのひみつ道具「どこでもドア」をモチーフにした「どこでもドアきっぷ」の発売を発表しました。

映画ドラえもん公開記念 「『どこでもドア』で、どこいこう。」キャンペーン開催:JR西日本

概要は以下の通りです。

■どこでもドアきっぷ概要:
●利用期間:
2020.10.1〜2020年12月25日(金)
(2日間用は12月24日(木)まで、3日間用は12月23日(水)までの発売)

●商品種類・価格
・JR西日本全線(※)2日間乗り放題(指定席6回利用可能)
おとな:
土休日12,000円・平日15,000円
こども:
全日2,000円

・JR西日本・九州・四国全線(※)3日間乗り放題(指定席6回利用可能)
おとな:
土休日18,000円・平日20,000円
こども:
全日3,000円

・「おとな」は各価格に5,000円プラスでグリーン車用の設定あり。
・「土休日」は2日間乗り放題は金・土・日・祝と11月2日の出発日、3日間乗り放題は金・土と11月1日、22日の出発日に発売
・こどものみの発売・利用は不可
(※)智頭急行線(特急を含む)とJR西日本宮島フェリーを含む

●効力・発売条件:
・2名以上が同一行程利用の場合に限り発売
・指定席の予約(6回まで)は、きっぷの受け取り前はe5489で、受け取り後はみどりの券売機で取り扱い。
・e5489、JR九州インターネット列車予約サービスで「どこでもドアきっぷ」を購入する場合は、Go To トラベルの対象外。
旅行会社で旅行商品として購入する場合の適用可否は、各旅行会社へ要確認。

●発売箇所:
JR西日本ネット予約「e5489」、「JR九州インターネット列車予約」
JR西日本・九州・四国の主な旅行会社
(駅のみどりの窓口では発売せず)

●キャンペーンイメージ:
jrw_dokodemodoor_campain
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200914_00_dokoikou.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



政府の旅行需要喚起事業「Go To トラベル」が実施されているとは言え、JR各社の利用状況は未だ低い状態が続いています。
特に中・長距離の都市間・観光需要を担う新幹線・特急列車の利用状況は回復の兆しさえも見せない状況が続いています。

JR各社でも、勿論手をこまねいているわけでは決してなく、当ブログでも逐次ご紹介しているように、新型コロナウイルス感染症が収まりつつあるいま、一人でも多くの方々に鉄道で旅行をしてもらおうと、感染症対策の対応をPRしながら、様々な割引商品を発売するなど、色々と知恵を絞っていることが見て取れます。


今回の「どこでもドアきっぷ」も、そういった新型コロナウイルス感染症の影響による需要喚起の一つ、と言える商品で、その特徴は、2日間あるいは3日間、JR西日本またはJR西日本・九州・四国の特急・新幹線含む全線乗り放題で、かつ指定席は6回まで利用可能である点であります。
それでいて価格は、2日間で大人12,000円(土休日)あるいは15,000円(平日)、3日間で18,000円(土休日)あるいは20,000円(平日)、こどもに至っては2日間2,000円、3日間3,000円という、破格のきっぷとなっています。

おトクな価格で、ドラえもんのひみつ道具「どこでもドア」のごとく、どこにでも乗り放題で行けるきっぷですし、特に子供連れだと、非常に安い価格となっています。
このきっぷを利用して、これまで新型コロナウイルス感染症の影響で旅行を控えていた方も、ちょっと家族で新幹線・特急列車を使って遠出してみては、いかがでしょうか。



ところで、このきっぷには、上記概要で記したように、「2名以上が同一行程利用の場合に限り発売」となっており、1人での利用は不可となっています。

JR西日本のおトクなきっぷでは、往々にしてこのような「2人以上利用の制限」が課せられており、「ぐるりんパス」等の乗り放題系のきっぷでは、結構な頻度で見られるような感じがします。
遡ってみると、2009年に高速道路1,000円乗り放題に対抗する商品として「西日本パス」が発売された際も、2人以上利用の制限が課せられていました。
JR西日本、「西日本パス」発売へ : 阪和線の沿線から

更に振り返ってみると、民営化直後に発売された、京阪神地区を中心に日曜日・祝日のみ1日乗り放題の「フレッシュホリデーきっぷ」でも、2人以上の利用が条件となっており、この手の利用制限は、今に始まった話ではなく、JR西日本発足直後から続いている施策、と理解してよさそうです。
【過去のきっぷから】フレッシュホリデーきっぷ(JR西日本) : 阪和線の沿線から


「2名以上利用の制限」については、グループ旅行に使ってもらえることによる利用者の増加や、複数人での行動によることからフリーきっぷの濫用の防止等、事業者にとっての様々な利点があることから、例え1人での利用を制限することによる収益を逸失したとしても、トータルではメリットがあると判断して、このような利用制限が行われてきたことと推測されます。

勿論、私自身も、1人向けのおトクなフリーきっぷを願望しながらも、一方では、上述のような状況も理解できることから、これまでJR西日本で行ってきた「2人以上の利用制限」についても、一定の理解はしてきたつもりです。


しかし、それはあくまで「新型コロナウイルス感染症」前の話であって、所謂「コロナ後」の「新しい生活様式」における旅行については、感染防止の観点から、なるべく小グループでの旅行や、もっといえば、感染リスクが最も低い一人旅が推奨されてしかるべきなのではないかと考えています。

そうなれば、JR西日本とて、今回の「どこでもドアきっぷ」のような家族連れのきっぷは勿論ですが、エリアが広範な一人旅向けの需要創出のためのフリーきっぷを用意してもいいのにな、とも思う次第であります。

一人用フリーきっぷとなれば、例えば出張等のビジネス利用等といった、きっぷの設定趣旨から外れた利用が行われる懸念もあると考えられます。
しかし、「特急券は別途購入」「複数人利用より高めの設定」「平日と土休日での価格差の設定」等々の本来の趣旨を逸脱した利用を予め防ぐ発売・利用条件を設定することで、そういった懸念はある程度払拭できるものとも考えられるだけに、そういった点も今後検討いただければな、と思った次第です。


ともあれ、新型コロナウイルス感染症の影響が相当響いていることが、こういったきっぷの設定にも現れてきているのかな、とも思いますので、利用条件に合致するのであれば、是非とも積極的に利用していただき、JR西日本他の各社が新型コロナウイルス感染症の後でも持続できるよう、少しでも貢献できればいいな、と思った次第であります。




●関連ニュースサイト:
JR西日本全線2日間12000円 四国九州含めた3社3日間版も 「どこでもドアきっぷ」発売 | 乗りものニュース
JR3社の特急・新幹線が1日あたり6,000円で乗り放題 「どこでもドアきっぷ」登場 - TRAICY(トライシー)
「どこでもドアきっぷ」とは? JR西日本などの路線が乗り放題。区間や購入方法は… | ハフポスト
JR西など どこでもドアきっぷ 発売(2020年9月18日〜) - 鉄道コム



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京都鉄道博物館では、JR西日本近畿エリアの都市間輸送を支える「新快速」の運行開始50周年を記念したイベントを、9月19日(土)から実施することを既に発表しています。

【京都鉄道博物館】新快速50周年記念イベントを実施(2020.9.19〜12.13(一部除く))特集展示・映像シアター・ジオラマ・収蔵資料展と豊富な内容 : 阪和線の沿線から

この度、既に発表された内容に追加して、「この秋は新快速で50(ゴー)」と題した各種企画を実施することが発表されました。

新快速50周年記念「この秋は新快速で50! 〜学んで、遊んで、しんかいそく!〜」 〜追加情報〜(京都鉄道博物館) :JR西日本

概要は以下の通りです。

●「電車でGO!!」とコラボ ・歴代ゲーム作品の展示コーナー設置:
タイトーのゲーム「電車でGO!」の歴代作品から、新快速が収録されている作品を中心に、「電車でGO!」の登場から現在までの紹介。
・展示期間:
2020年9月19日(土)〜12月13日(日)
・展示場所:
本館2階 企画展示室

●初の専用車両「117 系」トップナンバーを特別展示:
JR西日本の営業線と接続している引込線を活用し、117系電車の先頭車両トップナンバーである1号車を展示。
・展示期間:
2020年11月7日(土)〜11月10日(火)
・展示場所:
本館1階「車両のしくみ/車両工場」エリア
・展示車両:
117系4両(クハ117形1号車 ほか)
・内容:
行先表示は、デビュー当時の表示をシールで再現

●セブンチケット限定・オリジナルクリアファイル「新快速50年のあゆみ」グッズ引換券発売:
117系ほかの歴代新快速車両が集合したオリジナルファイル(2枚組)引換券を数量限定で発売。
・発売箇所:
全国のセブンイレブン(店頭のマルチコピー機で購入)
・発売期間:
2020年9月12日(土)午前0時〜12月13日(日)23時59分まで
(引換は京都鉄道博物館出口で、9月19日(土)午前10時より開始)
・発売数量:
500枚(売り切れ次第終了)
・発売価格:
入館料金(通常)+600円
(例)一般:1,800円

●追加イベントイメージ:
jrw_50th_specialrapid
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200911_00_hakubutukan_1.pdf)より引用)



その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



既に当ブログでもご紹介しているように、9月19日(土)から京都鉄道博物館で新快速50周年企画が実施されることとなっていますが、今回の発表は、これに加えての企画であります。

いずれも先の発表とはまた趣向の違った、面白い企画でありまして、まず「電車でGO!」とのコラボでは、ゲーム「電車でGO!」でも新快速が度々登場してきたことをベースに、これまでの「電車でGO!」のあゆみも紹介していく、というものです。

折しも、現在アーケード版で展開されている「電車でGO!」が家庭用ゲーム機(PlayStation4、Nintendo Switch)で発売されることが決定していますが、これと時期を一としたコラボ企画、とも考えられます。
(なお、現在のアーケード版「電車でGO!」では、新快速列車の収録はありませんが、JR西日本管内では大阪環状線が収録されています。)
電車でGO!! はしろう山手線|SQUARE ENIX
【速報】最新版「電車でGO!! はしろう山手線」、ついにPS4・Switchに登場へ | 鉄道プレス


加えて、京都鉄道博物館のウリの一つである「引込線」を活用した企画として、117系実車両の展示が発表されています。
117系先頭車のトップナンバーである「クハ117-1」を含む4両が展示されるとのことですが、当該編成は現在、登場当時のクリーム色とブラウン色の帯ではなく、緑色一色の塗色に変更されています。
確かに登場当時の塗色で展示して欲しい、という気持ちもあるかも知れません。
一方、上記発表資料にもあるように、行先表示がデビュー当時の表示をシールで再現するとのことですので、緑色の塗色にデビュー当時のヘッドマークが掲げられた117系、というのもそれはそれでレア物でありますし、これこそ記録しがいのある展示なのでは、とも思ったりしました。


最後の発表は、オリジナルクリアファイル引換券つき入場券セットの販売です。
これは、セブンイレブンのマルチコピー機で購入し、入場当日に引換券をクリアファイルと交換する仕組みとなっています。
全国のセブンイレブンのマルチコピー機で購入できるものとなっていますが、入館日を指定する必要がありますが、日時が予め決まっている方は、500枚限定ということもありますので、早めにセブンイレブンで購入しておいた方がいいかも知れません。
【参考】
京都鉄道博物館|セブン-イレブン チケット情報・購入・予約 セブンチケット
エンタメチケットの購入方法|セブン‐イレブン〜近くて便利〜



以上、「新快速」登場50周年の企画をご紹介しましたが、関西地区の生活スタイルを大きく変えてきた「新快速」の登場から50年というのは、鉄道ファンのみならず一般の方々にとっても興味のあるニュースとなっている模様です。

9月12日(土)付けの朝日新聞夕刊には、その1面で「関西の足 新快速50年」と銘打った記事を掲載しています。
DSC_2154
▲2020年9月12日(土)付け朝日新聞夕刊1面より引用


「無料の特急」誕生50年 街も変えたJR西の新快速:朝日新聞デジタル

記事では、兵庫県太子町のデザイナーが大阪府内の大学院に「新快速」のおかげで通えたことのエピソードからはじまり、全国トップレベルの最高速度に加え日本最長運行距離を誇る「新快速」を「地元でも見慣れた列車でも、全国的に見れば特異な存在」(当該記事より引用)としています。

次いで、1970年の運行開始から民営化を経てスピードアップを目指して並行民鉄からのシェア奪回、そして福知山線事故を契機としたダイヤ修正(スピードダウン)、有料座席サービス「Aシート」の取り組みを紹介しています。
最後に「街を変える力」の事例として、2011年の新快速停車開始により滋賀県内の乗降客数トップとなった南草津駅の事例を挙げ、鉄道作家の寺本光照さんのコメントとして、「関西圏の通勤・通学エリアを広げてきたのが新快速」であり「全国的に珍し」く、「今後も関西の看板列車であり続けるだろう」(当該記事より引用)と括っています。


先の当ブログ記事でも触れましたが、民営化以降の新快速の運行本数及び運転区間の拡充は目をみはるものがあり、今や北は敦賀から、西は播州赤穂に至るまでのエリアが、新快速によってカバーされることとなりました。
兵庫県南西部や滋賀県東部のように、一昔前は大阪市内への通勤・通学が無理であったエリアでも、今や引っ越しすることなく通勤・通学が可能となったのは、まさしく「新快速」の功績なわけであります。
それだけに、新快速が登場して半世紀を迎えるというターニングポイントは、単に鉄道ファンの興味という限られた範囲だけでなく、新快速によって日々の生活に恩恵を受けている全ての人々にとっても、並々ならぬ関心を抱くことであっても、当然のものといえるでしょう。


以上、長々と記してきましたが、京都鉄道博物館の「新快速」展示は、来週末から開始ですので、じっくり見に行くことができればいいなと思っていますし、日程が確定すれば、折角ですのでセブンイレブンのマルチコピー機で、クリアファイル引換券の入手にトライしてみたいな、と思った次第であります。




●関連ニュースサイト:
京都鉄道博物館、50周年を迎えた「新快速」の歴史と魅力を紹介する展示・イベント。「電車でGO!」パネル展示や117系電車の特別展示も - トラベル Watch
京都鉄道博物館,『新快速50周年記念「この秋は新快速で50!〜学んで,遊んで,しんかいそく!〜」』の追加企画を発表|鉄道イベント|2020年9月12日掲載|鉄道ファン・railf.jp
JR西日本「新快速」50周年、京都鉄道博物館で117系の特別展示など | マイナビニュース



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暑い夏もそろそろ終わりを迎えつつある今日この頃。
阪和線の沿線の田んぼでも稲が育ってきて、そろそろ刈り取りのシーズンが間近となってきました。

そんな阪和線沿線の様子をちょっと記録してみようと、用事の合間に撮影してみることにしました。
撮影地は、長滝〜新家間です。

DSC02053-2_R
▲特急くろしお26号
287系「パンダくろしお」が毎日充当される列車です。
パンダくろしおと稲穂、という組み合わせも乙なものですね。

DSC02044-2_R
▲特急くろしお19号
289系による6両編成です。

DSC02017-2_R
▲223系0番台紀州路快速
行先案内LED等がリニューアルされた編成も多く目にするようになりました。

DSC02006_R
▲225系5000番台紀州路快速


この区間では、早朝の上り列車を撮影することが多かったのですが、今回夕方でもこのような場所で撮影できることを発見したので、今後もちまちま訪問できればと思います。



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昨日(9月11日(金))に、JR西日本の新しい長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」の運行が開始されましたが、その出発式を実施したことが、同社から発表されました。

「WEST EXPRESS 銀河」の出発式を実施しました:JR西日本

発表内容は以下のとおりです。

●出発式実施日時・場所:
2020年9月11日(金) 21:09〜21:15
京都駅31番のりば

●来賓出席者:
デザイナー 川西康之氏
鳥取県 関西本部 本部長 中原美由紀氏
島根県 大阪事務所 所長 伊藤宏氏

●初便の抽選倍率:
・上下初便合計:40倍
・うち下り(9/11発 出雲市行き):53倍
・うち上り(9/12発 大阪行き):27倍

●出発式の様子:
jrw_westexpginga_ceremony
▲出発式の様子
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200911_00_ginga.pdf)より引用)



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



このブログでも、「WEST EXPRESS 銀河」については、2017年6月に「新たな長距離列車」の導入として発表されて以降、その発表内容を逐次ご紹介してきました。
【JR西日本】新たな長距離列車の導入を発表(2020年までに導入)イメージイラストには117系らしき車両が描かれる : 阪和線の沿線から
【JR西日本】新たな長距離列車の車内デザインを発表。117系改造で、個室やフルフラットシートを装備 : 阪和線の沿線から
【JR西日本】新たな長距離列車の列車名・エクステリア等を発表。「WEST EXPRESS 銀河」の名称に、瑠璃紺色のエクステリアと、かつての寝台列車を彷彿とさせるものに : 阪和線の沿線から
【JR西日本】「WEST EXPRESS 銀河」の運行概要を発表。2020年5月8日(金)・京都→出雲市の夜行特急列車として運行開始 : 阪和線の沿線から

本来は今年5月に運行開始の予定でありましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により運行開始は延期となり、多くのファンが待ち望んでいたこの「新たな長距離列車」にいつになったら乗ることができるのか、不安になりながらも待ち続けることとなりました。
【JR西日本】「WEST EXPRESS 銀河」運行開始の延期を発表。新型コロナウイルス感染症の影響により延期へ : 阪和線の沿線から

そんな中、今年7月には新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた取り組みを実施し、当面は旅行商品として販売することにより、9月11日(金)より運行開始することが発表されました。
【JR西日本】「WEST EXPRESS 銀河」の運行開始を発表(2020.9.11〜)当面は日本旅行の旅行商品に限定して販売へ : 阪和線の沿線から


当初の予定からは4ヶ月程度遅れての運行開始でありましたが、それを多くの人々が待ち望んでいたのは、上記発表資料にあったような高い競争率(下り初便は53倍)に象徴されるかと思われます。
また、京都駅での出発の様子を一目見ようと、多くのファンが京都駅に集まった光景を、報道やSNS上でご覧になった方も多かったかと思われます。

当のJR西日本でも、この発表資料を出発式当日の日付で発表しているところから、「WEST EXPRESS 銀河」への意気込みと、新型コロナウイルス感染症の拡大という苦難を経てようやく運行開始にたどり着けたという達成感を感じたのは私だけでは決してないかと思います。


かように運行開始した「WEST EXPRESS 銀河」。
国内からほぼ絶滅した夜行列車が、国鉄時代の117系を改造するというアプローチで復活するとは、少し前の時代には考えられなかっただけに、今後も末永く運行を続けて欲しいと思います。

一方で、使用されている車両が117系ということもあり、車両寿命の観点からいつまでも運行し続けるのは難しいとも思えます。
しかし、117系の寿命が尽きても、同じようなコンセプトで、第二、第三の「WEST EXPRESS 銀河」が登場すれば、引き続き長距離・夜行列車の旅行をいつまでも続けていくことができると考えられます。
そのためにも、我々ファンとしても、是非とも積極的に旅行に活用していきたいところですし、私自身も人気がある程度落ち着けば是非とも乗車したいな、という思いを改めて抱いた次第であります。




●関連ニュースサイト:
新しい夜行特急「ウエストエクスプレス銀河」出雲へ出発! 新型コロナで4か月遅れ | 乗りものニュース
WEST EXPRESS 銀河の先駆者たち、「銀河」を冠した鉄道の数々 - 鉄道コム
新たな寝台列車「WEST EXPRESS 銀河」は、新快速の生まれ変わり - 鉄道コム
WEST EXPRESS 銀河、1番列車が京都出発 倍率53倍 | RailLab ニュース(レイルラボ)



●関連ブログ:
Msykの業務(鉄道)日誌:117系WestExpress銀河



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