阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
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旅行記・撮影記録

開幕400日前!大阪メトロ「大阪・関西万博」ラッピング列車をみる(2024.3.9)

昨日(3月9日)は、2025年4月13日に開幕する「大阪・関西万博」のちょうど400日前でありました。
万博協会や各府県からも、400日前を記念したSNSの発信も多く見られました。




丁度400日前だから、というわけではありませんが、昨日Osaka Metro(大阪メトロ)御堂筋線・西中島南方駅で撮影していたところ、同線30000系の「大阪・関西万博」ラッピング編成を撮影することができました。

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▲大阪メトロ御堂筋線30000系、大阪・関西万博ラッピング編成

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▲同・西中島南方駅停車中の撮影


大阪・関西万博のラッピング編成は、御堂筋線以外でも大阪メトロ谷町線、そして阪急、阪神、近鉄、京阪、JR西日本の各社で、万博開幕500日前から順次運行されています。
(参考)



これらのラッピング編成は、概ね万博終了時期まで運行される模様ですが、あっという間にあと1年半は過ぎていくだけに、計画的に記録撮影をしておきたいな、と思った次第でありました。




鉄道コム関連記事】
大阪メトロ 御堂筋線・谷町線 関西万博ラッピング列車 運転(2023年11月30日〜) - 鉄道コム



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【大阪メトロ・北急】まもなく見納めとなる「千里中央行き」を撮影する(2024.3.9)

下記記事でご紹介したように、来る3月22日に北大阪急行電鉄・南北線延伸線の千里中央〜箕面萱野間が開業するのに併せて、Osaka Metro(大阪メトロ)御堂筋線及び北大阪急行でダイヤ改正が実施されます。
(参考)

この改正に伴い、これまで千里中央発着だった列車は、そのほとんど全てが箕面萱野発着となり、特に「千里中央行き」は消滅することになります。

長年、御堂筋線及び北大阪急行線の行き先として定着していた「千里中央」の表示も、あと2週間で見納めとなることから、本日(3月9日)に、その「千里中央行き」を撮影することにしました。



撮影地をどこにしようか考えていましたが、いつもお世話になっているブログ「Msykの業務(鉄道)日誌」さんの下記記事を参考に、御堂筋線の西中島南方(にしなかじま みなみかた)駅で撮影してみることにしました。

御堂筋線は、この区間では南北に走るので、日中の撮影は逆行気味になるところ、この日は曇り気味の天気でした。

こちらとしては、とにかく「千里中央」という行き先を記録したかったので、曇りという天気は逆に好都合でした。

以下、各車両の撮影記録をご紹介します。



【大阪メトロ30000系】
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10系を置き換え、今や御堂筋線の主力として活躍する30000系。
実はこのLED表示がシャッタースピードをかなり落とさないと切れてしまい、何度か失敗しつつ、無事「千里中央」を記録することができました。

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「パンダくろしお」撮影記録(阪和線・長滝〜新家:2024.3.3)

昨日のことですが、家の用事を色々している間、少し時間があったので、用事先にも近いこともあり、阪和線・長滝〜新家間で撮影してみることにしました。

丁度、上下の「くろしお」が、「パンダくろしお」でやってくることから、これはいいタイミング、と思い、撮影してみました。

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▲「パンダくろしお」充当の「くろしお19号」。


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▲「パンダくろしお」充当の「くろしお26号」。
こちらは「パンダくろしお」充当固定ですが、多客期ということもあり3両増結の9両編成で運行されていました。


この「パンダくろしお」、下記の記事でご紹介したように、当初の予定ですと2023年冬頃には運行が終了しているはずでした。
(参考)


しかし、時は既に2024年。当初の終了予定時期を超え、今なお運行が続いています。

今やきのくに線最大のコンテンツ、否、JR西日本としても有力なコンテンツとなったこの「パンダくろしお」。
これだけの集客効果があれば、運行終了するのもそう簡単にはいかないのかも知れません。

ファンとしてはいつまでも、この愛らしい「パンダくろしお」を眺めることができるのは嬉しいのですが、それとて永遠に、とういわけにもいきません。

終了の時期がやってくるまでに、可能な範囲で記録し続けたいと思います。

撮影地でご一緒いただいた方々、ありがとうございました。



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【南海】運転再開間近の羽衣駅・高師浜線ホームを見る(2024.2.24)

こちらの乗車記録でも少しご紹介したように、昨日高校の同窓会に参加する途中、南海本線・羽衣駅の高師浜線ホームを見てきました。

(参考)
阪和線の沿線から : 【南海】高師浜線運転再開は2024年4月6日(土)。高架化記念の「高架ウォーク」等も開催

現在、高架工事の関係で2021年5月より運休となっている高師浜線ですが、上述記事のとおり、来る4月6日(土)に運転再開となります。
今回は、運転再開まであと1ヶ月ほどとなった、再開間近の羽衣駅の様子をみてきました。

(※)
なお、高師浜線の羽衣駅以外の駅(伽羅橋、高師浜)については、既に高架化されており、今回の工事で高架化されるのは、ここ羽衣のみとなります。


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▲ホーム駅名標からみた高師浜線ホーム

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▲高師浜線ホームには、プラスチックフェンスが設けられていました。

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▲ホーム先端部に向かいます。
信号工事も既に完了していますが、まだ稼働していないため、「×」印がつけられています。

一方、高師浜線の運転再開により、バスによる代行輸送も終了します。
そのバス代行輸送の案内も併せて記録してきました。

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▲ホーム上のバス代行案内

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▲吊り下げ案内表示にも、バス代行輸送の案内が記載されていました。

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▲駅改札内の代行バス案内

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▲案内の先にある「バス代行輸送」乗り場。
バスはこの先を降りていき、高架下を利用したロータリーから発着してます。
(参考)
阪和線の沿線から : 南海高師浜線・代行バスに乗車する(2021.7.3)


このホームに、2両編成の2200系が高師浜線としてやってくるのも間もなくです。
運転再開すれば、改めて乗りに行きたいと思いますが、それまでの運転再開前の様子を記録できたのもよかったと感じました。



鉄道コム関連記事】
南海 高師浜線 運転再開(2024年4月6日) - 鉄道コム



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【南海】「めでたいでんしゃ」6両編成連結ツアーの回送列車を撮影する(2023.12.23)

下記記事でご紹介したように、本日(12月23日)、「めでたいでんしゃ連結ツアー」として、通常は2両編成の「めでたいでんしゃ」が6両編成で、和歌山市駅から難波駅まで運行されました。
(参考)


あいにく往路の運転時は、家の用事で撮影できませんでしたが、それならば復路の回送列車を撮影してみようと、定番の撮影地・樽井〜尾崎間の「男里川橋梁」に向かいました。

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▲難波から和歌山市へ回送される「めでたいでんしゃ」6両編成。


編成順序は、難波方から「かしら」(黒色)、「かい」(水色)、「なな」(赤色)でした。
「かしら」登場後、初の6両編成だったからでしょうか、往路で難波方先頭に「かしら」が来るように編成が組成されていました。

この撮影地からだと確認しづらいのですが、特製のッドマークも掲出されたままで回送されていました。
動画も撮影しておきました。
丁度8300系「堺ブレイザーズ」ラッピング編成と橋梁上ですれ違うシーンも見られました。


この撮影地には、合計5名くらい同じく撮影の方がおられましたが、元よりキャパシティが大きい場所なので、難なく撮影できました。

毎年恒例となりつつある「めでたいでんしゃ」のイベントを撮影すると、年越しも間もなくかな、と思いながら撮影地をあとにしました。



鉄道コム関連記事】
南海 めでたいでんしゃ 6両編成クリスマスツアー(2023年12月23日) - 鉄道コム

【鉄道友の会】南海2200系撮影会に参加する(2023.12.9)

南海電鉄の2200系は、かつて高野線で運用されていた「22000系」を改造した車両ですが、22000系から改造された車両として、他にも2230系、2270系があります。
それぞれ、改造当時の転用内容により、異なる形式が与えられていました。

そのうち2200系は、結果として3編成の改造にとどまり、その後高野線で活躍した後、各支線を中心に運用されてきました。

そして2009年には、2200系のうち1編成が、観光列車「天空」に改造され、現在も高野線・橋本〜極楽橋間で運用されています。

一方、残る2編成のうち1編成は、先ごろ調子鉄道へ譲渡され、改造後のオリジナルで現存している編成は1編成のみとなりました。
(参考)




今回、鉄道友の会の本部・阪神支部主催行事として、この2200系の撮影会が開催されましたので、手元にほとんど2200系の写真が無いこともあって、喜んで参加させていただくことにしました。

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2200系は、難波側から2201号車・2251号車の順の2両編成となっています。

難波側の車両にパンタグラフが載っていることから、こちらから撮影するのが絵になりますが、一方で線路が南北に走っている関係上、どうしても逆行気味になるのは仕方がありません。

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無人駅となった和倉温泉駅を訪問する(2023.11.18)ICカードエラーで途方に暮れる利用者の姿から私が思ったこと…

先日、のと鉄道「のと里山里海」号とJR七尾線「花嫁のれん」号に乗車した際、乗り継ぎの都合で和倉温泉駅で下車しました。

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▲和倉温泉駅の外観


この和倉温泉駅ですが、特急「サンダーバード」「能登かがり火」といった、和倉温泉アクセスの特急列車の終着駅であり、同時に北陸地方を代表する温泉・和倉温泉への玄関口となっています。

この和倉温泉駅ですが、実は昨年(2022年)3月より無人駅となっています。
(参考)
七尾線 和倉温泉駅、3/12無人化へ 話せる「みどりの券売機プラス」設置 | レイルラボ ニュース
コロナ禍 増える無人駅 石川県内新たに12駅 路線の維持 課題:北陸中日新聞Web

上述のとおり、北陸を代表する温泉の玄関口となる駅、そして特急列車も多数発着する駅がまさか無人化されるとは、個人的に衝撃を受けたニュースでした。

コロナ禍前の乗車人員は一日あたり400人台と、決して多くない利用状況でありましたが、とはいえ、遠方からの利用者も多い観光拠点の駅なだけに、完全な無人化というのは、ビックリしたのが正直なところです。

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【のと鉄道】穴水駅に保存されているNT800形「のと恋路号」をみる(2023.11.18)

こちらの記事でご紹介したように、のと鉄道の観光列車「のと里山里海号」に乗車し、穴水駅に到着しますと、ホームの先に何やら「パノラマカー」という案内がありました。

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▲この先に「パノラマカー」が止まっている模様です。

近寄ってみますと、かつてのと鉄道で運行されていたNT800形「のと恋路号」が保存されていました。
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▲NT800形「のと恋路号」。

この「のと恋路号」、かつてのJR能登線(穴水〜蛸島)が第三セクター鉄道「のと鉄道」に転換された際、観光列車として導入された車両でありました。

「パノラマカー」と案内されているように、床が通常より高くなっており、また窓も大きく取られ、能登線沿線の風景を楽しむことができる列車でありました。
車内には、自動販売機やサービスカウンターも設けられ、観光客が楽しめる車両として設計されていました。
さしずめ、ここ穴水駅まで乗車してきた「のと里山里海号」のご先祖、といったところでしょうか。

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▲ホームからガラス越しに、車内を撮影してみます。
転換クロスシートに大型テーブル設置と、観光客を意識した意欲的な設計が見て取れます。

ここ穴水駅に保存されているNT800形「のと恋路号」ですが、昨年9月に、かつての能登線の沿線であった珠洲市の県立飯田高校が、授業の一環として実施している「ゆめかなプロジェクト」として実施された「廃列車カフェ」で、車内に入ることができたそうです。
(参考)
飯田高生が のと恋路号でカフェ 往時の風情 味わって:北陸中日新聞Web
のと鉄道NT800形(保存車)を活用したカフェ「ゆめかなカフェ(廃列車カフェ)」 | 鉄道ホビダス

このNT800形を使用したカフェ、昨年で一区切りだったようですが、懐かしい車両目当てのファンも多かったようですので、また開催されることを期待したいと思います。


NT800形の先には、更に別の車両が1両保存されていました。
これまたのと鉄道開業当時、普通列車用として導入された「NT100形」でした。

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▲NT100形NT127号車。
行先は、既に廃線された能登線内の「宇出津」を表示していました。


かつては七尾線・輪島方面と能登線・蛸島方面との分岐駅であった穴水駅。
発着や入換の列車も多かったと思いますが、路線が相次いで短縮された結果、現在では行き止まりの終着駅となってしまいました。

広い構内が持て余し気味となっている感は否めませんでしたが、そんななか、このようにかつて能登線内で活躍していた車両が保存されているのをみると、懐かしい気持ちを抱く一方、段階的に部分廃止されてきた路線の歴史を思わずにもいられないな、と思いました。



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▲2004年2月に穴水駅を訪問した際の一枚です。
当時は、既に七尾線の穴水〜輪島間は廃止されていましたが、残る路線のうち、能登線(穴水〜蛸島)も廃止の方針が定まりつつある時期でした。
それを察してか、私の他にも数名の鉄道ファンも乗車していたように思えます。

なお、このNT100形は、のと鉄道が作中舞台として登場する「花咲くいろは」の劇場版でも登場しますので、興味あるかたは視聴してみてはいかがでしょうか。




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来年3月15日で見納めとなる「北陸本線・金沢駅」をみる(2023.11.19)

既にご紹介しているように、来年(2024年)3月16日(土)に北陸新幹線・金沢〜敦賀間が開業します。


この開業にともない、現在は米原〜金沢間の「北陸本線」は、米原〜敦賀間に短縮され、敦賀〜金沢間は、第三セクター鉄道「ハピラインふくい」及び「IRいしかわ鉄道」へ譲渡されます。
即ち、「北陸本線の金沢駅」が見られるも、あと4ヶ月ほどとなったわけであります。

先日金沢駅に訪問した際、ふと北陸本線の金沢駅が見納め、ということに気づきましたので、その様子を記録しておこうと思い、写真を撮ってきました。

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▲金沢駅の在来線改札口。
北陸本線が敦賀までとなることから、「北陸線・七尾線」と並んで表示されるのも、間もなく見納めとなります。

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▲北陸線・七尾線・IRいしかわ鉄道線の時刻表
これらも、「北陸線」がみられるのもあとわずかです。

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▲発車案内表示。
こちらも「北陸線」は見納めとなります。
「特急街道」として名を馳せた北陸本線ですが、来年3月16日以降も、複数の特急列車の名称が見られるのは、敦賀駅だけとなります。

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▲1・2番のりばへの案内表示。
「サンダーバード」「しらさぎ」に加え、「ダイナスター」も記されている表示ですが、この「ダイナスター」、新幹線延伸にともない列車名そのものが消滅することになります。

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▲金沢駅1番のりばに停車する「サンダーバード」。
新幹線延伸後も、683系などの特急型車両は「能登かがり火」号で引き続き、この金沢駅で見られます。
しかし、ホーム上屋の限界までに長い編成が、この在来線ホームにやって来る光景も、恐らく新幹線延伸に伴い過去のものになるのではないかと思われます。

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▲小松行き521系普通列車。
IRいしかわ鉄道移管後も、521系は引き続き金沢駅で見ることができます。
ただ、このJR西日本カラーで青帯の521系は見納めとなり、この駅にはIRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道、ハピラインふくい、そして七尾線カラーの521系が、この金沢駅を行き交うこととなります。



以上、来年3月15日の北陸新幹線敦賀延伸を機に見納めとなる光景を記録してきました。
かつては米原から直江津まで、北陸地方を中心に5県にまたがり、そして様々な種類の特急列車が行き交ってきた北陸本線。
しかしその北陸新幹線も、北陸新幹線の敦賀開業により、わずか45kmほど、そしてそのほとんどが滋賀県内を走る路線となります。

ここ金沢駅も、長らく北陸本線の主要駅でありましたが、その路線名も、この駅から消えることとなります。

今回は、その伝統ある名称がこの駅から消える前に訪問し、記録できてよかったと感じました。
次回訪問時には、きっと北陸新幹線敦賀開業後になるでしょうから、その変化も記録することができればいいな、と感じました。




鉄道コム関連記事】
新幹線延伸で運転区間が短くなる北陸特急 どうなる681・683系 - 鉄道コム
JR西、上下分離に向け金沢〜敦賀間の第一種鉄道事業廃止を届出 - 鉄道コム



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敦賀通過の「サンダーバード」(インチキバード)に乗車する・・・2024年3月15日で見納め

2024年3月16日に、北陸新幹線・金沢〜敦賀間が開業し、これに伴い現在、大阪〜金沢間で運行している特急「サンダーバード」は、大阪〜敦賀間の運転となることが、既に発表されています。
そして、この開業により、今後は敦賀駅での乗り換えが必ず発生することとなります。
(参考)
阪和線の沿線から : 【JR西日本】北陸新幹線・金沢〜敦賀間開業に伴う運行計画の概要発表。開業日は2024年3月16日(土)

ところで、現在大阪〜金沢・和倉温泉間で運行している「サンダーバード」のうち、途中の停車駅が新大阪・京都・福井のみという最速達のサンダーバードが、1日4往復(週末等運転の臨時列車も含む)設定されています。

具体的には、以下の列車です。
【下り】
サンダーバード9号(大阪8:42発→金沢11:14着)
サンダーバード21号(大阪12:12発→金沢14:55着)
サンダーバード37号(大阪17:42発→金沢20:13着)
サンダーバード43号(大阪19:12発→金沢21:33着)◆

【上り】
サンダーバード10号(金沢8:05発→大阪10:39着)
サンダーバード30号(金沢発14:57→大阪17:36着)◆
サンダーバード40号(金沢17:31発→大阪20:09着)
サンダーバード46号(金沢19:08発→大阪21:49着)◆

(◆:週末等運転の臨時列車)


これらのサンダーバードは、主要駅停車の「サンダーバード」に比べて所要時間も短く、特に大阪〜福井間で比べると、「サンダーバード」11号は、大阪〜福井間を1時間57分で運行するのに対し、「サンダーバード37号」は同区間を1時間47分と10分も短く走る抜けることからも、その速達さが分かります。

またこのスピードの速さが故に、北陸新幹線敦賀開業時の時間短縮効果で、大阪〜福井間がわずか3分と発表され、一部の方が新幹線開業効果を疑問視する羽目になるなど、大きな話題となりました。

(※)
実際は、上述のとおり多くの「サンダーバード」が大阪〜福井間を1時間55分程度で結ぶことから、体感的な時短効果は10分程度、と考えるのが妥当でしょう。


また、この時短効果の計算において、一部の最速「サンダーバード」と比較することが、新幹線の開業効果を過小に評価している、言わば「インチキ」な比較であることをもじって、これら敦賀通過の速達「サンダーバード」が、SNS上で「インチキバード」と呼ばれるようになったことも、これまた話題となりました。

▲X(旧Twitter)で「インチキバード」を検索したところ、敦賀通過「サンダーバード」の意味で記されたのは、上記の投稿が最初となる模様です。
これ以降、「インチキバード」という呼称?はSNS上で定着した感があるように思えます。


当の最速達「サンダーバード」には、勿論インチキをする目的など全くなく、純粋に利用者の多い時間帯の速達ニーズに対応した設定でありますが、上述のとおり新幹線敦賀開業にともない、敦賀通過のシーンは見納めとなります。


この度、「のと里山里海号」「花嫁のれん号」に乗車するため、大阪から金沢まで向かう際、この「インチキバード」の1本である「サンダーバード9号」に乗車しましたので、その様子をご紹介したいと思います。



大阪駅に到着し、サンダーバード9号の発車案内を記録します。
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▲「停車駅は新大阪・京都・福井です」というシンプルな案内からも、速達系「サンダーバード」のスピード感を感じ取ることができますね。

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▲ホーム上の発車案内表示。
停車駅表示のスクロールは撮影できませんでしたが、それでも、この大阪駅11番線で「金沢」という行先が表示されるのも、来年3月15日までとなります。

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私が乗車する10号車は、683系8000番台でした。
かつて北越急行が保有し、「はくたか」で運用されていましたが、新幹線開業後はJR西日本の譲渡され、「しらさぎ」カラーに変更されました。

本来「しらさぎ」や「能登かがり火」での運用ですが、「サンダーバード」で運用されているという、これまた「車両もインチキ」ともいえる列車に乗ることになります。

新大阪発車後、停車駅等の詳細案内放送が行われました。

「停車駅は京都、福井、金沢です。」というシンプルな案内。
「敦賀」という駅名さえも出てこない案内。
これらすべて、来年3月15日で聞き納めとなります。

京都を発車後、次は福井まで止まりません。
では福井までのんびり一眠り…という訳にはいきません。敦賀駅通過のシーンを記録しておかないといけません。
しかも、通過が見ただけで分かるよう、動画で撮影することにしました。


敦賀駅通過の際、定期列車の運行がないはずのキハ189系が停車していました。
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(動画より画像をキャプチャしたもの)

恐らく、小浜線、京都丹後鉄道を経由して城崎温泉まで向かう団体臨時列車であったかと思います。
(参考)
キハ189系 敦賀〜城崎温泉間(ツアー)(2023年10月7日) - 鉄道コム

このキハ189系、新幹線開業後の2024年10月より、「はなあかり」という列車名で敦賀〜城崎温泉間を運行することが発表されています。


今後は見られない通過のシーンに加え、日頃は見られないキハ189系が止まっていたりと、価値ある動画となったのではないか、と思われます。

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▲敦賀から先、山岳部はトンネルで抜け、平野部は北陸新幹線の高架橋を眺めながら金沢まで向かいます。
このように、683系の車窓から新幹線の高架橋を眺めることができるのも、来年3月15日までと思われます。



以上のように、「インチキバード」とも称された、敦賀通過の速達系「サンダーバード」に乗車してみました。
新幹線開業後は体験できない「敦賀駅通過」を楽しめるのも、あとわずかとなりました。

新幹線開業が近づくにつれ、惜別体験で乗車される方も増えてくるかと思いますので、早めに乗り納めしておきたいところですね。




鉄道コム関連記事】
北陸新幹線の敦賀延伸開業日は3月16日に 最速達「かがやき」は9往復運転 - 鉄道コム
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