JR西日本と日本航空(JAL)は、紀伊半島地域の振興と活性化を目的とした新たな取り組みとして、羽田空港〜南紀白浜空港までの航空券と、白浜駅〜新宮駅の鉄道乗車券をセットにした「JALダイナミックパッケージ商品」を共同で企画したことを発表しました。
JR西日本とJALは紀伊半島地域の振興と活性化に向け 新たな取り組みを開始します :JR西日本
概要は以下のとおりです。
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
鉄道と航空は、ある区間では競合関係となることもありますが、一方で相互が協働関係となる場合もあります。
今回のJR西日本とJALの発表では、JALの羽田〜南紀白浜線と現地宿泊・アドベンチャーワールド入園に加え、JRきのくに線の特急「くろしお」を白浜〜新宮間を利用できる商品となっています。
現地の移動手段として、きのくに線を利用し、なおかつ人気の「パンダくろしお」も利用できる商品というのは、あまり聞いたことがなく、そういう意味では非常に面白い取り組みと感じました。
今回の商品で利用できるきのくに線・白浜〜新宮間は、輸送密度2,000人以下という利用の少ない線区であり、今後の路線維持には、より一層の利用が欠かせない状況となっています。
昨年度(2023年度)のこの線区における輸送密度は935人と、前年度より増加している一方、2,000人は勿論、コロナ禍前(1,085人)にも届いていない状況です。
(参考)
今回の「ダイナミックパッケージ」による連携により、少しでも利用者が増加することを期待したいな、と思っています。
ところで今回のダイナミックパッケージ商品をつぶさに見ますと、特急「くろしお」が白浜〜新宮間で利用できるのは「6号車」の9番・10番の各座席となっています。
(参考)
【アドベンチャーワールド特集限定】〔アドベンチャーワールド特集JR組み込みコース〕特急くろしお号
この6号車ですが、通常期は自転車を分解せず持ち込める「くろしおサイクル」として設定されている車両であります。
(参考)
今回のダイナミックパッケージでは、上述「くろしお」各列車の「くろしおサイクル」の座席を一部、このダイナミックパッケージに転用しているものと考えられます。
そのため、実際に利用の際には、「くろしおサイクル」車両に乗車することや、自転車の利用者と同じ車両となることに、予め気をつけておく必要がありそうです。
↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
JR西日本とJALは紀伊半島地域の振興と活性化に向け 新たな取り組みを開始します :JR西日本
概要は以下のとおりです。
【商品名】
JALダイナミックパッケージ「アドベンチャーワールドへ行こう!入場券+ミールクーポン+JR 券付きコース」
【出発・予約期間】
・出発期間:2024年9月18日〜2025年2月27日※年末年始等設定除外日あり
・予約期間:2024年9月2日〜2025年2月11日
【商品構成】
・航空:羽田空港―白浜空港 往復
・宿泊ホテル:アドベンチャーワールド特集設定ホテル(紀南エリア)
・鉄道:
JR 特急くろしお号 白浜駅〜新宮駅(普通車指定席)往復
新宮行:くろしお 1・17号 白浜行:くろしお 22・26号
・アドベンチャーワールド 1 日入場券
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
鉄道と航空は、ある区間では競合関係となることもありますが、一方で相互が協働関係となる場合もあります。
今回のJR西日本とJALの発表では、JALの羽田〜南紀白浜線と現地宿泊・アドベンチャーワールド入園に加え、JRきのくに線の特急「くろしお」を白浜〜新宮間を利用できる商品となっています。
現地の移動手段として、きのくに線を利用し、なおかつ人気の「パンダくろしお」も利用できる商品というのは、あまり聞いたことがなく、そういう意味では非常に面白い取り組みと感じました。
今回の商品で利用できるきのくに線・白浜〜新宮間は、輸送密度2,000人以下という利用の少ない線区であり、今後の路線維持には、より一層の利用が欠かせない状況となっています。
昨年度(2023年度)のこの線区における輸送密度は935人と、前年度より増加している一方、2,000人は勿論、コロナ禍前(1,085人)にも届いていない状況です。
(参考)
今回の「ダイナミックパッケージ」による連携により、少しでも利用者が増加することを期待したいな、と思っています。
ところで今回のダイナミックパッケージ商品をつぶさに見ますと、特急「くろしお」が白浜〜新宮間で利用できるのは「6号車」の9番・10番の各座席となっています。
(参考)
【アドベンチャーワールド特集限定】〔アドベンチャーワールド特集JR組み込みコース〕特急くろしお号
(上記発表資料(https://domdp-option.jal.co.jp/info/contents/HTML/JALT/B2C/MZ/24DP/KAS/MZ2142AB0001.html)より引用)
この6号車ですが、通常期は自転車を分解せず持ち込める「くろしおサイクル」として設定されている車両であります。
(参考)
今回のダイナミックパッケージでは、上述「くろしお」各列車の「くろしおサイクル」の座席を一部、このダイナミックパッケージに転用しているものと考えられます。
そのため、実際に利用の際には、「くろしおサイクル」車両に乗車することや、自転車の利用者と同じ車両となることに、予め気をつけておく必要がありそうです。
「ダイナミックパッケージ」に転用していることを考えると、もしかしたら「くろしおサイクル」の利用は、そこまで多くない、のかも知れませんね…
▲きのくに線・紀伊日置〜周参見間を走る特急「くろしお」287系「パンダくろしお」編成。
今回の「ダイナミックパッケージ」商品では、この特急「くろしお」を利用することが可能となっています。
またその際、通常は「くろしおサイクル」として設定されている「6号車」の一部座席が充てられています。
↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓