京都丹後鉄道(丹鉄)を運行するWILLER TRAINS株式会社では、宮津線開業100周年を記念し、かつて丹鉄線内を走行していた気動車「キロ28」をイメージしたリバイバル列車「みやづ号」を運転することを発表しました。
宮津線100周年記念 リバイバル列車『みやづ号』を運行! 〜国鉄時代の車両をイメージしたラッピング列車が丹鉄沿線を駆け抜ける〜 | WILLER株式会社
概要は以下のとおりです。
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
現在では、京都〜天橋立等の特急「はしだて」及び福知山〜網野等の特急「たんごリレー」が運行されている、京都丹後鉄道(丹鉄)線内の優等列車ですが、かつては、京都発着の特急「あさしお」の他、急行「丹後」が主体に運行されていました。
この急行「丹後」は、キハ58系急行形気動車が充当されていたわけですが、そのうちグリーン車には「キロ28形」という車両が連結されていました。
この「キロ28形」の外観上の特徴は、2枚1組となった側窓で、1枚ずつ独立した窓の普通車(キハ58、キハ28)とは異なる窓のレイアウトは、編成上のアクセントとなっていました。
加えて、デビュー当初は窓下部にグリーン車(1等車)を表す黄緑色の帯(等級帯)が配されたりしていました。
今回、宮津線(西舞鶴〜豊岡)が100周年を迎えるにあたり、当時のグリーン車「キロ28」をイメージしたデザインの列車を運行させることとなっています。
現在丹鉄で運行している「KTR700形」「KTR800形」は、この「キロ28形」がモデルとなっているようで、そういった経緯からのつながりが、今回の企画を実現させたとといえるでしょう。
等級帯もしっかりデザインされたこの「キロ28」、2月1日から運行されるということですので、既に運行している「タンゴエクスプローラー オマージュトレイン」とともに、ファン注目のリバイバル車両となることに違いないといえるでしょう。
私も是非、乗りに行きたいと考えています。
ところで今回、リバイバル列車の名称となった「みやづ号」。
この名称も、丹鉄にゆかりのある名称となっているのにお気づきでしょうか。
現在丹鉄が運営する路線の前身の一つに、福知山〜宮津間(現在の宮福線)で開業した第三セクター鉄道「宮福鉄道」がありましたが、この宮福鉄道が開業した1988年に優等列車として初めて運行されたのが、急行「みやづ」号でした。
急行「みやづ」号は当時、大阪〜福知山〜宮津〜天橋立(福知山〜天橋立間は快速)として1日1往復運行していました。
ダイヤとしては、大阪発が朝、天橋立発が夕方頃だったように記憶しています。
車両はキハ58形で、基本2両編成(シーズン時に増結あり)で運行されていました。
ユニークだったのはその設定で、定期列車ではなく「臨時列車」としての設定されていたものの、毎日運行されていました。
恐らく、利用が低迷すれば運転日の縮小や廃止もあり得るものとして、臨時列車として設定されていたと推測されますが、結局定期列車になることは無く、一方運転日が縮小されることもなく、「毎日運転の臨時列車」を全うして、1996年の福知山〜天橋立間の電化開業を期に、特急「文殊」に置き換えられました。
今回の「みやづ」の名称、前身の第三セクター鉄道が初めて運行した優等列車であったことから選ばれた、となると、これまたファンとしても熱い思いを感じずにはいられないのかな、とも感じました。
今回のリバイバル列車「みやづ」のヘッドマーク掲出は、3月末まで装着予定となっていますので、是非見ることができればいいな、とも思っています。
宮津線100周年記念 リバイバル列車『みやづ号』を運行! 〜国鉄時代の車両をイメージしたラッピング列車が丹鉄沿線を駆け抜ける〜 | WILLER株式会社
概要は以下のとおりです。
【運行日】
2025年2月1日(土)〜
【運行区間】
西舞鶴〜豊岡間
【運行ダイヤ】
丹鉄専用サイト(https://trains.willer.co.jp/event/miyazu-train/)にて告知
【デザイン】
外装は、「キロ28」を模したカラーとデザイン
▲車両ラッピングイメージ
(上記発表資料(https://www.willer.co.jp/news/press/2025/0128_6253)より引用)
【運行記念企画乗車券「みやづ号運行開始記念企画きっぷ」】
・丹鉄全線の普通列車、快速列車が有効期間内1日乗り放題
・発売価格:大人2,000円、小児1,000円
・発売箇所:丹鉄福知山駅、西舞鶴駅、宮津駅、天橋立駅、豊岡駅
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
現在では、京都〜天橋立等の特急「はしだて」及び福知山〜網野等の特急「たんごリレー」が運行されている、京都丹後鉄道(丹鉄)線内の優等列車ですが、かつては、京都発着の特急「あさしお」の他、急行「丹後」が主体に運行されていました。
この急行「丹後」は、キハ58系急行形気動車が充当されていたわけですが、そのうちグリーン車には「キロ28形」という車両が連結されていました。
この「キロ28形」の外観上の特徴は、2枚1組となった側窓で、1枚ずつ独立した窓の普通車(キハ58、キハ28)とは異なる窓のレイアウトは、編成上のアクセントとなっていました。
加えて、デビュー当初は窓下部にグリーン車(1等車)を表す黄緑色の帯(等級帯)が配されたりしていました。
今回、宮津線(西舞鶴〜豊岡)が100周年を迎えるにあたり、当時のグリーン車「キロ28」をイメージしたデザインの列車を運行させることとなっています。
現在丹鉄で運行している「KTR700形」「KTR800形」は、この「キロ28形」がモデルとなっているようで、そういった経緯からのつながりが、今回の企画を実現させたとといえるでしょう。
▲KTR700形「あかまつ」・KTR800形「コミューター車両」による普通列車。
2連窓となっている外観上の特徴が、実は国鉄「キロ28形」がモデルになっていたことが、今回明らかにされました。
等級帯もしっかりデザインされたこの「キロ28」、2月1日から運行されるということですので、既に運行している「タンゴエクスプローラー オマージュトレイン」とともに、ファン注目のリバイバル車両となることに違いないといえるでしょう。
私も是非、乗りに行きたいと考えています。
ところで今回、リバイバル列車の名称となった「みやづ号」。
この名称も、丹鉄にゆかりのある名称となっているのにお気づきでしょうか。
現在丹鉄が運営する路線の前身の一つに、福知山〜宮津間(現在の宮福線)で開業した第三セクター鉄道「宮福鉄道」がありましたが、この宮福鉄道が開業した1988年に優等列車として初めて運行されたのが、急行「みやづ」号でした。
急行「みやづ」号は当時、大阪〜福知山〜宮津〜天橋立(福知山〜天橋立間は快速)として1日1往復運行していました。
ダイヤとしては、大阪発が朝、天橋立発が夕方頃だったように記憶しています。
車両はキハ58形で、基本2両編成(シーズン時に増結あり)で運行されていました。
ユニークだったのはその設定で、定期列車ではなく「臨時列車」としての設定されていたものの、毎日運行されていました。
恐らく、利用が低迷すれば運転日の縮小や廃止もあり得るものとして、臨時列車として設定されていたと推測されますが、結局定期列車になることは無く、一方運転日が縮小されることもなく、「毎日運転の臨時列車」を全うして、1996年の福知山〜天橋立間の電化開業を期に、特急「文殊」に置き換えられました。
今回の「みやづ」の名称、前身の第三セクター鉄道が初めて運行した優等列車であったことから選ばれた、となると、これまたファンとしても熱い思いを感じずにはいられないのかな、とも感じました。
今回のリバイバル列車「みやづ」のヘッドマーク掲出は、3月末まで装着予定となっていますので、是非見ることができればいいな、とも思っています。
▲大阪駅に停車中の急行「みやづ」。
2両編成が基本と記憶していますが、この写真では3両編成となっています。
当時、大阪駅を発着する急行形気動車による定期列車は、「みやづ」の他は、「みささ」「みまさか」(1989年3月廃止)があった程度であることから、この写真が「みやづ」の他ないと推測できます。
利用率も決して高いわけではなかったようですが、臨時列車でありながら最後まで毎日走り続けた、ある意味謎の設定のように感じました。
なお私も、この「みやづ」には一度天橋立⇒大阪で乗車したことがありました。
1990年のゴールデンウィークで、「みやづ」しか指定券が取れなかったため、と記憶しています…