阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

地方民鉄・公営・第三セクター事業者

京都丹後鉄道「タンゴ・エクスプローラー オマージュトレイン」に乗る(2025.7.20)

京都丹後鉄道では、1990年に登場した特急列車「タンゴ・エクスプローラー」KTR001形の内外装を、同社の一般車両(KTR800形)で再現した「タンゴ・エクスプローラー オマージュトレイン」を、2023年8月より運行しています。
(参考)



今回、「WESTERポイント全線フリーきっぷ」を使う際に、折角ならばこの「タンゴ・エクスプローラー オマージュトレイン」に乗ってみようと考えてみました。
京都丹後鉄道に「オマージュトレイン」の運行予定を確認し、準備万端で西舞鶴駅を訪問することにしました。
この日は西舞鶴11時37分発・豊岡行き(227D)に充当されていました。
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西舞鶴駅停車中の様子をじっくり撮影してみます。
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▲KTR8500形(旧・JR東海キハ85系)との並び

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▲車両中央には、KTR001形に描かれていた「タンゴ・エクスプローラー」のロゴが復元されています。

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▲扉部分には、「TANGO EXPLORER」のロゴと「Revival Homage」(リバイバル・オマージュ)の文字が記されていました。

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▲車体のカラーは、「タンゴ・エクスプローラー」KTR001形のゴールドメタリック、というよりはクリーム気味となっていますが、雰囲気は十分再現できていると思います。

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▲車内に入ると目に付くのは、かつて「タンゴ・エクスプローラー」に設置されていた座席です。
実際の座席を移設しているところからみても、「オマージュ」(リスペクト、敬意)をしっかり表したものだ、と感じました。
この座席は、運転席直後に設置されており、「タンゴ・エクスプローラー」の座席に座りながら、前面展望を楽しめるようになっています。
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座席カバーには、これまた「タンゴ・エクスプローラー」時代に設置されていた「丹後ちりめん」の座席カバーがかけられていました。

この座席カバーは、他の一般席にも装着されていました。
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この「オマージュトレイン」に、丹後神崎駅まで乗車してみました。
丹後神崎駅での発車の様子を、動画で記録してみました。

ところで、なぜこんな「丹後神崎」で降りたのか、というと、一言で言えば「時刻表の運転日確認ミス」でした。
ちゃんと確認しておけば、次の丹後由良まで乗車しても全く差し支えなかったのですが…

とはいえ、「タンゴ・エクスプローラー オマージュトレイン」は十分堪能できましたので、目的が果たせて満足であります。



この「オマージュトレイン」の元となる「タンゴ・エクスプローラー」。
1990年から2011年まで定期運行され、その後は「たんごリレー号」の代走等で時折見かけられていましたが、現在は既に実質引退となっているようで、このように西舞鶴駅構内の片隅で留置されています。
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▲夏空の元、西舞鶴駅構内で留置されている「タンゴ・エクスプローラー」KTR001形車両

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この画像も、上述の「オマージュトレイン」乗車日と同日に撮影したものですが、隣に留置されているのは、JR東海から譲り受けたキハ85系です。

このキハ85系、4両譲り受けたうちの2両が営業運転に使用されていますが、残りの2両は部品取りとして譲り受けており、実際に走行することはない模様です。
「タンゴ・エクスプローラー」と「ワイドビューキハ85系」。
ここ西舞鶴駅でこのように並ぶことになるとは、現役当時は誰が予想できたでしょうか。

営業運転用のキハ85系(KTR8500形)も、西舞鶴駅に停車していました。
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下記「鉄道プレス」さんの記事によりますと、京都丹後鉄道では、将来特急用車両の導入に向けて、今年度から設計に着手しているとのことです。
丹鉄、次期特急車両は「新造」!設計を今年から開始 | 鉄道プレス

下記「乗りものニュース」の記事によれば、先頃「タンゴ・エクスプローラー号お別れイベント」が開催され、その後KTR001形車両は解体される、とのことが報じられていました。
(参考)
元「三セクの看板特急」完全廃車へ ボロボロ状態だった金ピカ車体もついに「お別れ」最後のイベントで門出 | 乗りものニュース

解体前の最後の姿を記録できたのは、幸運ではありました。
一方で、KTR8500形や、今後設計が予定されている新型特急車両など、新しい話題も続いている京都丹後鉄道。
相変わらずの厳しい経営ではありますが、定期的の訪問して応援していきたいと感じました。

【大井川鐵道】JR西日本より12系客車5両を譲り受け。今後SL列車等で運用へ

大井川鐵道では、JR西日本が保有する12系客車5両を同社より譲り受け、今後SL列車等での営業列車での運用を予定していることを発表しました。

西日本旅客鉄道株式会社から12系客車5両を譲り受けます | 大井川鐵道【公式】
12系客車の車両譲渡について:JR西日本

上記発表資料によりますと、今回譲り受ける車両は、1978年に製造された車両で、導入後、国鉄宮原客車区(現在のJR西日本網干総合車両所宮原支所)に配置され、その後臨時・団体列車やSL北びわこ号(2019年まで運行)の客車として活躍してきました。

今回大井川鐵道では、親会社であるエクリプス日高株式会社の資金援助のもと、この12系客車5両を動態車両として譲り受け、今後も動態車両として活用していくこととしています。
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▲今回大井川鐵道がJR西日本より譲り受ける12系客車5両
(上記発表資料(https://daitetsu.jp/archives/283930)より引用)



大井川鐵道では、2022年9月の台風15号の影響により、現在も川根温泉笹間渡〜千頭間が運休となっています。
(参考)



地元利用が僅少で、専ら観光輸送が主体の同社にとって、あまりにも大きな台風被害を前に、果たして復旧できるのか、不安なところでありますが、そんな中、昨年には、「いすみ鉄道」「えちごトキめき鉄道」社長を歴任した、鳥塚亮氏が同社の社長に就任しました。
(参考)


これまでの地方ローカル鉄道再建の実績を買われて就任した鳥塚氏ですが、災害被災による復旧にどう立ち向かうか、気になるところでありましたが、昨年度末には4年後(2029年春)の全線復旧を目指すことで、沿線自治体と合意することができました。
(参考)
大井川鉄道、29年春全線開通へ 復旧に県と2市町が7.8億円支援 [静岡県]:朝日新聞
大井川鉄道復旧、静岡県など資金支援 29年春全線開通へ - 日本経済新聞

これまで歴任した各社でも、国鉄時代の車両を譲り受け、昭和の国鉄時代を体験する仕掛けをしてきた鳥塚氏ですが、ここ大井川鐵道でもその経験を活かし、JR西日本から12系客車を譲り受け、SL列車として運行することで、更なる魅力向上を図ること、としています。



それ自体は非常に嬉しいニュースで、台風災害で被災し、廃止の選択肢も現実味を帯びていた路線が、新社長の下で復旧に向けて取り組んでいく、というストーリーも、地方ローカル鉄道を応援しよう、という人々に響くものがある、と感じていますし、私自身も、大井川鐵道の全線復旧を応援していきたいと思っています。

一方で、「大井川鐵道」「12系客車」というワードを当ブログの過去記事から引っ張ってくると、こんな記事も見つかったりしました。
(参考)
阪和線の沿線から : 【大井川鐵道】JR西日本より12系客車の譲受を発表。「SLやまぐち号」で活躍したレトロ調客車5両を導入
かつて「SLやまぐち号」で活躍した「12系客車」を、これまた「SL列車」の客車として2018年に導入したものです。
しかしこの導入した12系車両、その後運用されることなく、同社の新金谷駅に放置されたままとなっています。

導入してから7年も経ち、流石に外観もボロボロになっているようですし、何より部品が盗難に遭ったりと、このままこの12系客車を修理して運行再開するのは、素人目にもあまりにも厳しいな、と感じていました。


果たしてこの旧「SLやまぐち号」の客車をどうするのかな、と思っていたのですが、どうやら同社から他者に譲渡することとしているようです。
(参考)
大井川鐵道、旧「SLやまぐち号」客車など、「使用していない客車」の譲渡を計画 - 鉄道コム

結果論から言えば、「一体何のために導入したのか」と思えなくもないのですが、それはあくまで「事後孔明」といいましょうか、外野から見た結果論だけで、それまでに新型コロナショック感染症による観光客激減、そして台風災害による運休といった外的要因に止むなく翻弄された結果、と理解するしか無いでしょう。

それだけに、今回導入された12系客車には、先の旧「SLやまぐち号」が活躍できなかった分も合わせて、全線復旧まで、そして全線復旧以降も含めて、十二分な活躍を期待したいところです。



丁度先週、大井川鐵道を訪問しました。
訪問理由は、2023年10月に復旧した家山〜川根温泉笹間渡間を乗車するためでした。

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▲川根温泉笹間渡駅に停車する7200系電車。
東急電鉄から十和田観光電鉄に移り、同線敗戦後、大井川鐵道に譲渡されました。

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▲川根温泉笹間渡駅

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▲川根温泉笹間渡駅の駅名標。
災害のため、この駅が終点となっており、この先は駅名が記されていませんが、この先に駅名が記され、運休となっている区間が復旧することを願いたいところです。


また、家山駅では、「きかんしゃトーマス」の「トーマス」や「パーシー」を見かけることができました。
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▲「トーマス」が最後尾に連結され家山駅を出発するSL列車。
機関車の方向を転換する「ターンテーブル」が無いため、「トーマス」は、車両後部に連結された状態で新金谷方面に出発しました。

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▲家山駅に停車していたきかんしゃ「パーシー」。
これら「きかんしゃトーマス」シリーズの車両がにより、多くの家族連れが大井川鐵道を訪問していました。
一部区間でのみ運転のいま、これら家族連れの観光客による運輸収入が、同社の運営を大いに支えているのも事実でありましょう。


4年後にも全線復旧を計画している大井川鐵道。
今回導入された12系客車がここに加わることで、より多くの観光客が快適にSL列車に乗車し、そして全線復旧に向けた歩みを着実に進めることを期待したいな、と感じたニュースでありました。

【広島電鉄】駅前大橋ルート開業に伴うダイヤ改正を発表(2025.8.3)快速便の実証運行を実施へ

広島電鉄(広電)では、広島駅前の「駅前大橋ルート」開業に伴うダイヤ改正を発表しました。

t2025年8月3日(日) 駅前大橋ルート開業に伴う広電電車ダイヤ改正および停留場の変更について|広島電鉄

概要は以下のとおりです。
【実施日】
2025年8月3日(日)

【主な内容】
・新たな広島駅停留所開業
市内中心部への所要時間短縮、JR広島駅ビル2階乗り入れ等、停留所の位置変更や休廃止を実施
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・快速便の実証運行を実施
1号線 広島駅発広島港行きの広島駅〜紙屋町東間で、「快速便」を2本運行
(平日朝ラッシュ時間帯の2本、7:32発及び7:51発)
実証運行期間は8月3日〜12月31日予定(実際の運行開始日は8月4日(月))
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(画像はいずれも上記発表資料(https://www.hiroden.co.jp/topics/2025/pdf/0708_tramdia/tramdia1.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



このブログでも、広島電鉄の「駅前大橋ルート」が8月3日(日)に開業することは、既にご紹介しています。
(参考)


ルートが変更となり、猿猴橋町停留所が廃止となったりする等の変化は既に分かっていたのですが、今回のダイヤ改正でそれ以外の注目点といえば、やはり「快速便」の運行といえます。

この「快速便」、朝のラッシュ時に広島駅から都心部(八丁堀、紙屋町)に向かう一部の便で、一部の停留所を通過するものとなっています。

これまで特に快速便の設定は無かったわけですが、駅前大橋ルートの開業により所要時間が短縮されることに加え、快速便でより短縮することから、通勤客へのアピールポイント、と言えなくもないかと思われます。

ただこの時間帯には電車の本数も多く、数珠つなぎになっていることもあることから、利用者が比較的少なく他の系統で代替できる停留所を通過することで、全体的な電車の流れを改善して遅延の発生を抑える、という見方もできそうです。

ファンにとっては、この「快速便」の種別表示がどのように表されるのか、というのも気になりますので、この駅前大橋ルート開業区間の乗車に合わせて、「快速便」の様子も見られたらいいな、と感じたニュースでありました。

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▲広島電鉄の路面電車。
撮影場所は、今回の駅前大橋ルート開業により廃止となる、猿猴橋町〜的場町間となります。

【広島電鉄】駅前大橋ルート開業日は2025年8月3日(日)に

広島電鉄では、広島駅〜稲荷町〜比治山下間の新路線「駅前大橋ルート」の建設工事を実施していますが、この度駅前大橋ルートの開業日を、2025年8月3日(日)とすることを発表しました。

8月3日(日)、駅前大橋ルートが開業します! | お知らせ | 広島駅「駅前大橋ルート」|広島電鉄(公式)
広島駅「駅前大橋ルート」|広島電鉄(公式)

2019年11月に、広島駅効果ルートの軌道事業特許を受け、それから約6年。
当初予定の2025年春より若干遅れたものの、8月6日の原爆記念日の直前となる8月3日に、駅前大橋ルートが遂に開業することとなりました。

駅前大橋ルートの特徴は、何と言っても駅ビルに直結した電停が整備されることで、これによりJR広島駅との乗り換えが非常に便利となります。

加えて、これまで紙屋町方面から広島駅に向かう際、一旦猿猴橋町に迂回して駅前に入っていたルートが短絡化され、所要時間が約4分程度短縮されることとなっています。
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▲駅前大橋ルート開業による路線及び所要時間の変化
(上記Webサイト(https://www.hiroden-hiroshima-st.jp)より引用)


また今回、駅前大橋ルートとして広島駅〜稲荷町〜比治山下間が新規開業線区となるため、乗りつぶしを目指しておられる方にとっても、夏休みの旅行の段取りがはっきりしてきたのではないのでしょうか。

かくいう私も、今年9月までに国内鉄軌道全線完乗を目指しているだけに、開業後なるべく早いうちに、この駅前大橋ルートに乗車しておきたいと思います。
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▲今回の駅前大橋ルート開業で廃止となる広島駅〜猿猴橋町で撮影した5200形「Greenmover APEX」と1000形「Greenmover LEX」。
この区間を電車が行き交う光景が見られるのも、あと3ヶ月程度となりました。




【関連ブログ】
広電の新駅ビル乗り入れは8月3日: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



【関連ニュースサイト】
路面電車が駅ビルに「そのまま乗り入れ」! 広島電鉄「駅前大橋ルート」8月3日に開業へ - 鉄道コム

【京都丹後鉄道】宮津線100周年記念リバイバル列車「みやづ号」運行(2025.2.1〜)「キロ28」をイメージしたラッピングを実施

京都丹後鉄道(丹鉄)を運行するWILLER TRAINS株式会社では、宮津線開業100周年を記念し、かつて丹鉄線内を走行していた気動車「キロ28」をイメージしたリバイバル列車「みやづ号」を運転することを発表しました。

宮津線100周年記念 リバイバル列車『みやづ号』を運行! 〜国鉄時代の車両をイメージしたラッピング列車が丹鉄沿線を駆け抜ける〜 | WILLER株式会社

概要は以下のとおりです。

【運行日】
2025年2月1日(土)〜

【運行区間】
西舞鶴〜豊岡間

【運行ダイヤ】
丹鉄専用サイト(https://trains.willer.co.jp/event/miyazu-train/)にて告知

【デザイン】
外装は、「キロ28」を模したカラーとデザイン
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▲車両ラッピングイメージ
(上記発表資料(https://www.willer.co.jp/news/press/2025/0128_6253)より引用)

【運行記念企画乗車券「みやづ号運行開始記念企画きっぷ」】
・丹鉄全線の普通列車、快速列車が有効期間内1日乗り放題
・発売価格:大人2,000円、小児1,000円
・発売箇所:丹鉄福知山駅、西舞鶴駅、宮津駅、天橋立駅、豊岡駅


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



現在では、京都〜天橋立等の特急「はしだて」及び福知山〜網野等の特急「たんごリレー」が運行されている、京都丹後鉄道(丹鉄)線内の優等列車ですが、かつては、京都発着の特急「あさしお」の他、急行「丹後」が主体に運行されていました。

この急行「丹後」は、キハ58系急行形気動車が充当されていたわけですが、そのうちグリーン車には「キロ28形」という車両が連結されていました。
この「キロ28形」の外観上の特徴は、2枚1組となった側窓で、1枚ずつ独立した窓の普通車(キハ58、キハ28)とは異なる窓のレイアウトは、編成上のアクセントとなっていました。

加えて、デビュー当初は窓下部にグリーン車(1等車)を表す黄緑色の帯(等級帯)が配されたりしていました。

今回、宮津線(西舞鶴〜豊岡)が100周年を迎えるにあたり、当時のグリーン車「キロ28」をイメージしたデザインの列車を運行させることとなっています。
現在丹鉄で運行している「KTR700形」「KTR800形」は、この「キロ28形」がモデルとなっているようで、そういった経緯からのつながりが、今回の企画を実現させたとといえるでしょう。

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▲KTR700形「あかまつ」・KTR800形「コミューター車両」による普通列車。
2連窓となっている外観上の特徴が、実は国鉄「キロ28形」がモデルになっていたことが、今回明らかにされました。


等級帯もしっかりデザインされたこの「キロ28」、2月1日から運行されるということですので、既に運行している「タンゴエクスプローラー オマージュトレイン」とともに、ファン注目のリバイバル車両となることに違いないといえるでしょう。
私も是非、乗りに行きたいと考えています。



ところで今回、リバイバル列車の名称となった「みやづ号」
この名称も、丹鉄にゆかりのある名称となっているのにお気づきでしょうか。

現在丹鉄が運営する路線の前身の一つに、福知山〜宮津間(現在の宮福線)で開業した第三セクター鉄道「宮福鉄道」がありましたが、この宮福鉄道が開業した1988年に優等列車として初めて運行されたのが、急行「みやづ」号でした。

急行「みやづ」号は当時、大阪〜福知山〜宮津〜天橋立(福知山〜天橋立間は快速)として1日1往復運行していました。
ダイヤとしては、大阪発が朝、天橋立発が夕方頃だったように記憶しています。
車両はキハ58形で、基本2両編成(シーズン時に増結あり)で運行されていました。

ユニークだったのはその設定で、定期列車ではなく「臨時列車」としての設定されていたものの、毎日運行されていました。
恐らく、利用が低迷すれば運転日の縮小や廃止もあり得るものとして、臨時列車として設定されていたと推測されますが、結局定期列車になることは無く、一方運転日が縮小されることもなく、「毎日運転の臨時列車」を全うして、1996年の福知山〜天橋立間の電化開業を期に、特急「文殊」に置き換えられました。

今回の「みやづ」の名称、前身の第三セクター鉄道が初めて運行した優等列車であったことから選ばれた、となると、これまたファンとしても熱い思いを感じずにはいられないのかな、とも感じました。

今回のリバイバル列車「みやづ」のヘッドマーク掲出は、3月末まで装着予定となっていますので、是非見ることができればいいな、とも思っています。

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▲大阪駅に停車中の急行「みやづ」。
2両編成が基本と記憶していますが、この写真では3両編成となっています。
当時、大阪駅を発着する急行形気動車による定期列車は、「みやづ」の他は、「みささ」「みまさか」(1989年3月廃止)があった程度であることから、この写真が「みやづ」の他ないと推測できます。

利用率も決して高いわけではなかったようですが、臨時列車でありながら最後まで毎日走り続けた、ある意味謎の設定のように感じました。

なお私も、この「みやづ」には一度天橋立⇒大阪で乗車したことがありました。
1990年のゴールデンウィークで、「みやづ」しか指定券が取れなかったため、と記憶しています…

【大井川鐵道】南海より譲受した6000系の運用開始(2024.12.30〜)

大井川鐵道では、南海電気鉄道から譲り受けた6000系電車(1編成・2両)の営業運転を、12月30日(月)より開始することを発表しました。

12/30 6000系電車(元南海電鉄) 営業運転開始 | 大井川鐵道【公式】

概要は以下のとおりです。

【運行開始日】
2024年12月30日(月)

【初日のダイヤ】
・新金谷10:31発 普通 金谷行き
・金谷10:48発 区間急行 川根温泉笹間渡行き
・川根温泉笹間渡11:54発 区間急行 金谷行き
・金谷12:46発 普通 新金屋行き

【イメージ】
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(上記発表資料(https://daitetsu.jp/archives/257894)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



長年、南海高野線と泉北高速鉄道で活躍してきた6000系。
およそ60年に渡り高野線等での運用を続けてきましたが、刻一刻と完全引退の時期が近づいています。

一方、その6000系のうち、1編成2両が2020年に大井川鐵道に譲渡されたことが、当時の静岡新聞で報じられていました。
(参考)


その後、特に営業運転に入ることもなく、4年の年月が経過し、果たして本当に大井川鐵道で運用されるのか、心配する声もあったのかも知れませんが、今回ようやく運行開始となることが発表されました。

初日は、新金谷⇒金谷⇒川根温泉笹間渡⇒金谷⇒新金屋の運用のみとなっていますが、今後は終日に渡り運用されることも十分あり得ることでしょう。

この6000系も千頭まで運行されるように全線で復旧する日がやってくることを願いたいところですが、そんな日がやってくるよう、微力ではありますが、大井川鐵道の応援をしていければと思っています。

【ハピラインふくい・IRいしかわ鉄道】2025年春ダイヤ改正発表。敦賀〜福井間増発、大聖寺〜金沢の「快速」新設

北陸新幹線の並行在来線の「ハピラインふくい」「IRいしかわ鉄道」では、それぞれ2025年春のダイヤ改正について発表しました。

2025年春ダイヤ改正の概要について|お知らせ|新着情報|株式会社ハピラインふくい|ふくいとあしたの架け橋に。
令和7年春ダイヤ改正について | IRいしかわ鉄道株式会社

概要は以下のとおりです。

【実施日】
2025年3月15日(土)

【「ハピラインふくい」主な改正内容】
・日中時間帯に敦賀〜福井間の列車を増発。
9時〜16時台で12本増発し、28本を運転。
一部時間帯を除き概ね30分に1本運転

【「IRいしかわ鉄道」主な改正内容】
・大聖寺〜金沢間に快速列車を運転
朝:大聖寺7:44発⇒金沢8:22着
夕:金沢18:20発⇒大聖寺18:59着
停車駅:大聖寺〜小松の各駅、能美根上、松任、金沢


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



昨年3月に開業した北陸新幹線・金沢〜敦賀間の並行在来線を移管した「ハピラインふくい」「IRいしかわ鉄道」では、それぞれ同区間移管後初めてのダイヤ改正を実施することとなりました。

開業後の利用者の状況が初めて反映されるダイヤ改正となるため、その内容が注目されていましたが、ハピラインふくい、IRいしかわ鉄道ともに予想以上の改善が図られた、と見られます。

まず「ハピラインふくい」ですが、現在1時間ごとの運転となっている、敦賀〜福井間の列車をほぼ倍増させ、概ね30分に1本で運転することとなります。
当初の想定以上に、大阪・名古屋方面から敦賀でハピラインふくいに乗り換える利用者が多く、その対応によるダイヤ改正、と考えられそうです。

確かに、武生、鯖江から大阪、名古屋方面へは、新幹線「越前たけふ駅」から一駅だけ新幹線に乗るよりも、ハピライン線で敦賀まで乗車して「サンダーバード」「しらさぎ」に乗る方が早い場合もあるので、そういった利用が想定以上に多かったものといえるでしょう。


一方、IRいしかわ鉄道では、朝・夕通勤時の快速列車の設定が目を惹きます。
大聖寺〜金沢間の快速列車は22年ぶりとのことですが、特に朝通勤時の快速列車は、小松、松任でそれぞれ普通列車に接続しており、途中駅への利用も考慮されたものとなっています。

それぞれに、輸送実態に合わせて改正を行う両社ですが、地域の実情をダイヤに反映するという、並行在来線第3セクター鉄道ならではのフットワークの軽さを感じた改正内容でした。

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▲金沢駅で待つ、当時のJR西日本北陸本線の521系。
現在IRいしかわ鉄道に移管されているこの区間、今回の改正で快速列車や普通列車の増発が実施されます。

【ことでん】新造車両「2000形」のデザイン投票実施(2024.12.27〜2025.2.15)「跳躍することちゃん」含む3種類が候補

高松琴平電鉄(ことでん)では、2025年度以降に新造車両「2000形」の導入を計画していますが、この度この2000形の外観デザイン投票を実施することを発表しました。

ことでん新造車両のデザイン投票について|高松琴平電鉄

概要は以下のとおりです。

【投票期間】
2024年12月27日(金)〜2025年2月15日(土)

【結果発表】
2025年3月頃

【投票方法】
・Web投票
・有人駅での紙投票
・瓦町FLAGでの紙投票

【デザイン候補】
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【各候補のデザイン】
●デザイン1「ダイナミック」-跳躍することちゃん-
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●デザイン2「フレッシュ」-香川の新しい風-
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●デザイン3「スタイリッシュ」-空と海が出会うところ-
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画像はいずれも上記発表資料(https://www.kotoden.co.jp//publichtm/kotoden/new/2024/series2000_vote/press20241212.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



長年、各地の中古車両が運用されてきたことでんですが、この2025年以降から、新型車両を導入することとしています。
これは、今年6月に認定されたことでんの「鉄道事業再構築実施計画」に基づく物で、事業費は72億円となっています。
(参考)
報道発表資料:高松琴平電気鉄道琴平線の鉄道事業再構築実施計画の認定について - 国土交通省

今回、この再構築実施計画に基づく新車の導入に際し、外観のデザインを応募により決定することとしています。
前面は共通ですが、側面が異なっており、青色・白色を基調としつつ、「ことちゃん」「香川」「空と海」と、沿線地域を象徴するデザインが候補となっています。

応募はWebまたは紙による投票で決定されるとのことですので、沿線は勿論、沿線外からもこの応募に参加できるのがポイント、といえます。


個人的には、長年「ことでん」のキャラクターとして、同社のPRに多大な貢献をしてきた「ことちゃん」の功績をたたえ、「デザイン1」の「躍動することちゃん」となればいいな、と思っていますが、果たして投票の結果はどうなるのか、楽しみにしたいと思います。

【小田急】2025年3月15日(土)ダイヤ改正実施。多摩線〜東京メトロ千代田線直通列車新設(復活)へ

小田急電鉄では、2025年3月15日(土)にダイヤ改正を実施することを発表しました。

2025年3月15日(土) 小田急線はダイヤ改正します|小田急電鉄

概要は以下のとおりで牛。

【特急ロマンスカー】
・平日夜間の増発
・土休日の箱根湯本発着増発
・日中の伊勢原・秦野駅停車本数増加

【その他】
・準急停車駅に「喜多見」「和泉多摩川」を追加
・多摩線急行停車駅に「五月台」「黒川」「はるひ野」を追加
・快速急行停車駅に「開成」を追加
・日中の多摩線〜東京メトロ千代田線直通列車の新設


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



JRグループの来年3月ダイヤ改正の実施日に合わせて、ダイヤ改正を発表している民鉄事業者もありますが、今回はそのうちの一つ、小田急電鉄をご紹介します。

内容は上述のとおりですが、個人的に気になったのは、多摩線〜東京メトロ千代田線の直通列車の「新設」でありました。

というのも実は、今から12年ほど前に多摩線に乗車した際、下記画像のとおり東京メトロの車両で唐木田まで完乗していた記憶があったからであります。
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▲当ブログ管理人が、小田急多摩線を完乗した際に乗車した、東京メトロ16000系。
若干にじんでいますが、「唐木田」という文字が表示されていることがわかります。


この時の記憶があるので、てっきり今も多摩線〜千代田線の直通運転が実施されているものと思いきや、既に2018年に取りやめになっていたことが、下記Odapediaさんの記事でも触れられています。
(参考)


上記記事では、「(京王線と)差別化することで新たな需要を掘り起こせるかもしれない点では、まだ可能性があるように思う」として、「世田谷区等の利用者を拾いつつ、千代田線内に直通する列車を設定するといったやり方もありそうですから、新たな列車種別で再挑戦してみてもよさそう」と、多摩線〜千代田線直通列車の復活の可能性を記されていました。
(カギカッコ内は上記Odapedia記事より引用)

今回、多摩線〜千代田線直通列車が単に復活するだけでなく、「急行」が多摩線内各駅停車に変更となるという、「新しい列車種別」といえる形態での復活となることから、概ね上述の記事どおりになっているところをみますと、Odapediaさんの見識の鋭さに驚くばかりです。


ともあれ、小田急線に乗るのも、数年に一度程度でしかない私にとって、同社のダイヤ改正で語れる内容は非常に限られたものですが、偶然多摩線に乗車した際の列車が復活する、ということなので、触れてみた次第であります。



【2024.12.16追記】
上記で引用した「Odapedia」さんの記事で、本ブログ記事をご紹介いただきました。
当方からもリンクを貼っていますので、是非ご覧下さい。

【弘南鉄道】大鰐線を2027年度末で運行休止の意向と東奥日報が報道

青森県を新聞社である「東奥日報」によると、弘南鉄道は、弘前市で開かれた沿線市町村との協議で、大鰐線(大鰐〜中央弘前)を2027年度末をもって運行休止する意向を伝えたことが報じられています。

弘南鉄道、大鰐線を27年度末で運行休止の意向|速報|Web東奥

東奥日報によりますと、運行休止の理由としては、「物価高騰や人員不足で、収支改善が見込めないため」としています。


この大鰐線ですが、このブログでも過去にご紹介したように、2016年度末の廃止方針が株主総会で示されたものの、その後この廃止は撤回され、存続に向けた協議会に参加することとなりました。
(参考)



しかしそれから約10年後、再び路線の存廃に向けた動きが表面化してきました。
今回弘南鉄道が意向を伝えたのは、「廃止」ではなくあくまで「休止」となっているところが、約10年前に表面化した際との違い、といえます。
「休止」ということは、条件が整えば「再開」もあり得るのでしょうが、とはいえ元より利用者が少ない大鰐線ですので、再開が叶う条件が整うのか、というのも厳しいところといえます。

一方でこの大鰐線、つい半年ほど前に沿線市町の弘前市と大鰐町が存続に前向きな姿勢をみせたと「タビリス」が報じていました。
(参考)
弘南鉄道大鰐線が存続へ。運転士不足でバス転換難しく。弘前市長が表明 | タビリス

少ない輸送密度である一方、運転士の不足によるバス代替も難しいことから、存続の意向を沿線自治体が示していたのにも関わらず、「休止」の意向を表明したことは、バスだけで無く鉄道も人手不足など経営上厳しい状況であることがわかります。

JR奥羽本線と併走していることもあり、条件的に厳しいこの大鰐線。
一方で沿線自治体は存続の意向を示している中での「休止」発表ですから、今後存廃に向けてどのような動きとなるのか、引き続き注目したいと思います。

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▲中央弘前駅に停車中の弘南鉄道7000系(上)と中央弘前駅舎(下)。
私が大鰐線に乗車したのは、今から12年前の2012年2月のことでした。
乗車した日は日曜日とあってか、乗客は少なめでしたが、一方で併走するJR奥羽本線とは異なりこまめに駅が設けられていることもあり、一定の棲み分けができているように感じました。

この大鰐線が休止と報じられていますが、仮に廃止となって代行輸送するにしても、バス事業者も人手不足であることから、今後どのような存廃の動きとなるのか、引き続き注目したいと思います。




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