阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

和歌山バス・和歌山バス那賀

【和歌山バス】創業50周年記念復刻デザインバス運行(2025.10.31〜)

和歌山バスでは、来年(2026年)4月に創業50周年を迎えるにあたり、記念企画の第一弾として、かつて和歌山市内で運行していた車両のデザインを再現した復刻車両を新造することを発表しました。

和歌山バス創業50周年記念企画・復刻デザインバスの運行について | 和歌山バス株式会社
和歌山バス創業50周年記念企画 復刻デザインバスを運行〜懐かしのカラーリングで令和の街を走る〜|和歌山バス

概要は以下のとおりです。
【復刻デザイン概要】
・1960年代に活躍した青色ベースの南海電鉄バスデザイン車両
・1976年和歌山バス創業当時のクリーム色をベースにしたツートンカラー

【車両概要】
大型ノンステップバス

【運行開始予定】
2025年10月31日(金)

【その他】
来週に乗務員の制服リニューアル等、創業50周年を記念した様々な企画を検討中

【当時の車両写真】
2025102620-57-101
(上記発表資料(https://www.nankai.co.jp/lib/groupinfo/news/pdf/251021.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



和歌山市に本社を置く「和歌山バス」は、1975年に南海電鉄より分社し、和歌山市内を中心とする路線を1976年に引き継いで創業しましたが、それから半世紀を迎えることを記念に、当時の復刻塗装を再現することとなりました。

再現する塗装は、和歌山バス創業時の南海電鉄バス塗装と、和歌山バス創業当時の塗装の2種類を各1台に施す、というものです。

復刻デザインバスは、既に全国各地で様々な事例がありますが、和歌山バスでは初めての取り組みとのことですので、これまた注目を集めるものと思われます。

私自身、通勤に和歌山バスを使っていることから、これら復刻デザイン車両をそう遠くないうちに見かけることができるかと思いますので、見かけることができれば、当ブログでもご紹介したいと思います。

【和歌山バス】関空リムジンバスダイヤ改正(2025.6.9)増発・最終繰り下げで利用しやすいダイヤに

和歌山バスと関西空港交通では、現在両社で運行している関西空港リムジンバス和歌山線について、6月9日(月)よりダイヤ改正を実施することを発表しました。

空港リムジンバスのダイヤ改正の実施について(6月9日実施) | 和歌山バス株式会社
6月9日 ダイヤ改正の実施についてNotice of timetable revision in June 2025 | インフォメーション | 【公式】関西国際空港のエアポートリムジンバス・時刻表・のりば・運賃・全路線一覧(関西空港交通株式会社)

概要は以下のとおりです。

【ダイヤ改正実施日】
2025年6月9日(月)

【改正内容】
・JR和歌山駅始発時酷繰り上げ及び関西空港終発時刻を繰り下げ
<JR和歌山駅始発>
(現行)6:30発→(改正後)5:35発

<関西空港終発>
(現行)第2ターミナル17:07発・第1ターミナル17:20発
(改正後)第2ターミナル22:37発・第1ターミナル22:50発

・関西空港発和歌山方面行きを3便増便
(関西空港第1ターミナル9:00発、20:20発、22:50発)

詳細は、上記発表資料をご覧ください。



JR和歌山駅と関西空港を結ぶ関空リムジンバス和歌山線は、コロナ禍前は1時間に2本程度の運行頻度を維持していましたが、コロナ禍による利用者の減少、そしてその後の運転士不足もあってでしょうか、現在では合計10便と、コロナ禍前に比べると、非常に寂しい運行本数となっています。

またその時間帯も、多くの利用者が見込まれる早朝・夜間に集中している訳ではなく、特に関西空港発は17時台が最終と利用しづらい状況が続いていました。

このまま自然消滅するのでは?という危惧もありましたが、今回運行本数や時間帯の拡大が実施されることとなりました。

詳細は上記発表内容に譲るとして、ポイントとしては、関空発着の国内線で本数が多い「羽田〜関空」線の早朝・夜間便と接続することとなった点でしょうか。

和歌山→関空→羽田でいえば、朝6時・7時台の関空出発便に新たに接続できるようになりましたし、逆の羽田→関空→和歌山でいえば、20時台〜22時台の関空到着便から新たに接続するようになりました。

これらの便は、和歌山市内在住、あるいは宿泊の方々にとって、利便性が非常に高まりますので、これまで「リムジンバス和歌山線が不便になった」という方でも、久しぶりに乗ってみようか、ということになればいいな、と思っています。

勿論、私自身は住んでいる場所の関係上、このリムジンバスを利用することがまず無いわけですが、こういった情報を多くの方に伝え、より多くの方にこのリムジンバス和歌山線を利用してもらえるといいな、と思っています。

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▲関空リムジンバス和歌山線は、和歌山バスと関西空港交通との共同運行となっています。
これは以前の写真で、関西空港交通の特別カラーの車両がJR和歌山駅前に停車中の様子を撮影したものです。
今回、リムジンバスの運行本数が増えることから、より多くの方に利用していただき、更なる増便に繋がればと思っています。




【関連ブログ】
wap ONLINE:6月9日、関空リムジンバス ダイヤ改正、増便も

【和歌山バス】鳴神線、雑賀崎循環線、六十谷線は2024年10月以降も運行継続へ。廃止予定から一転、存続へ

和歌山バスでは、同社路線バスの鳴神線(和歌山駅東口〜紀伊風土記の丘)、雑賀崎循環線(JR和歌山駅〜雑賀崎〜南海和歌山市駅、他)及び六十谷線(南海和歌山市駅〜川永団地、他)の3路線について、2024年9月をもって路線の廃止に向けた手続を実施することを発表していました。
(参考)


今般、関係地元自治会及び和歌山市との協議を行った結果、これら地元も協力しながら路線バス利用促進に取り組むことにより、2024年9月末での路線廃止を行うことなく、可能な限り運行を継続することとした旨を発表しました。

鳴神線、雑賀崎循環線、六十谷線の運行継続のお知らせ | 和歌山バス株式会社

なお、下記NHK記事によりますと、4月1日に予定していたこれら3路線のダイヤ改正に伴う減便は、予定通り実施するとのことです。
(参考)
和歌山バス 廃止予定の3路線 和歌山市の支援受け運行継続へ|NHK 和歌山県のニュース
また、上記NHK記事によりますと、和歌山市では、路線の赤字の半分を補填する方針とし、その費用として令和6年度の当初予算案に2,000万円を盛り込んだとのことでした。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



上記冒頭の過去記事でご紹介したように、運転士不足もありこれら3路線が廃止の方針が打ち出されましたが、その後の地元(市・自治会)との協議により、今年10月以降も引き続き運行されることが決定されました。

とはいえ、運転士不足は予算だけで解決できるものでもないため、最終的に路線が存続できるかは、やはり地元の利用促進が課題となるものと思われます。
これらの路線が廃止から一転して存続となったという経緯も踏まえ、今後も引き続き運行されるために、利用の促進が図られるのか。
ダイヤ改正により便数が減るという状況ではありますが、今後の取り組みに注目していきたいと思います。

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▲再掲の画像ですが、和歌山駅東口に停車中の鳴神線90系統。
日野「リエッセ」自体も製造終了して相当な期間が経っていることから、路線だけでなく車両の動向も気になるところですが、当該路線については今年10月以降も運行される方向となっています。
機会があれば実際に乗車したいと思っています。




【関連ブログ】
wap ONLINE:和歌山バス路線廃止問題その後、など



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【和歌山バス】鳴神線、雑賀崎循環線及び六十谷線の廃止を発表(2024年9月末)

和歌山バスでは、鳴神線(和歌山駅東口〜紀伊風土記の丘)、雑賀崎循環線(JR和歌山駅〜雑賀崎〜南海和歌山市駅、他)及び六十谷線(南海和歌山市駅〜川永団地、他)の3路線について、2024年9月をもって路線の廃止に向けた手続を実施することを発表しました。

鳴神線、雑賀崎循環線及び六十谷線の3路線廃止について | 和歌山バス株式会社

同社によりますと、慢性的な運転手不足に加え、2024年問題への対応に向けて取り組みを進める中、不採算路線の維持が困難な状況となっており、赤字幅の大きい不採算路線(区間)である上記3路線の廃止を行うこととしています。

また、廃止に先立ち2024年春のダイヤ改正において、これらの路線の減便等を実施することとしています。

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



これまで、廃止の直前(1ヶ月ほど前)に発表のあった和歌山バスの路線ですが、今回は9ヶ月先の廃止に向けたこのタイミングで発表がありました。

上記3路線のうち、六十谷線、雑賀崎循環線については、つい先頃の今年10月、和歌山市からの補助金支給にともない、区間運行系統が新設されたばかりだったのですが、そうでありながら減便から廃止というのは、採算もそうですが、運転手不足も相当な状況となっていることが推察されます。
(参考)


廃止に先立つ減便がどの程度実施されるのかは、改めて発表があるそうですが、補助金支給により増便された路線を減便・廃止とせざるを得ない状況であることを考えると、他の路線でも相当な見直しが実施されるのではないか、とも思われます。

来年春の和歌山バスのダイヤ改正がどのようなものになるのか、予断を許さない状況ですが、個人的にも仮に来年春に転勤で再び和歌山市内に通勤することになれば、和歌山バスも日々利用することにもなるので、個人的にも大いに気になるニュースであります。

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▲JR和歌山駅東口で発車待ちをする和歌山バス・鳴神線90系統(右手前)。
(左奥は関西空港リムジンバス)

この路線は、途中で道幅の狭い箇所も通ることもあってか、上記のような小型バス(写真は日野・リエッセ)が使用されてきました。
来年9月の路線廃止で、この「リエッセ」についても、今後の動向が気になるところです。




【関連ブログ】
wap ONLINE:和歌山バス、改めて3路線廃線へ



【関連ニュースサイト】
和歌山バス鳴神線など3路線廃止へ/和歌山県 | WBS和歌山放送ニュース
わかやま新報 ≫ Blog Archive ≫ 和歌山バス3路線を廃止へ 来年9月末に
和歌山バス 3路線廃止へ|テレビ和歌山
(地元・和歌山を拠点とするメディアの報道をご紹介しています。)



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【和歌山バス】ダイヤ改正実施(2023.10.1)平日朝夕に雑賀崎線34系統・六十谷線85系統の区間運行系統を新設

和歌山バスでは、来る2023年10月1日(日)よりダイヤ改正を実施することを発表しました。

ダイヤ改正を行います(2023年10月1日実施) | 和歌山バス株式会社

概要は以下のとおりです。

【雑賀崎線34系統新設】
・平日の雑賀崎線で、34系統(養翠園〜雑賀崎〜和歌浦口〜本町二丁目〜南海和歌山市駅)を新設
・南海和歌山市駅行き6時台、南海和歌山市駅発18時台・19時台

【六十谷線85系統新設】
・平日の六十谷線で、85系統(紀伊駅前〜川永団地)を新設。
・7時台・20時台に増便

【その他、利用実態に合わせた時刻調整及び便数調整】


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲JR和歌山駅に停車中の和歌山バスの車両

会社員につきものの「転勤」もあり、ここ1年半は通勤で和歌山バスに乗ることも無く、めっきりご無沙汰でありますが、引き続きダイヤ改正などの話題は取り上げていきたいと思っています。

今回の改正は小規模ではあるものの、これまで全般的に減便が続いていたなか、わずかではありますが通勤・通学時間帯に増便が実施されるという、前向きな内容といえます。

この改正ですが、下記「wap ONLINE」さんの記事によりますと、元々これらの路線の廃止の意向を示していたとのことですが、和歌山市からの利便性向上を条件とした補助金支給が決定したことから、短距離系統の新設を行い増便を行ったもの、とのことでした。
(参考)
wap ONLINE:和歌山バス10月1日ダイヤ改正実施、新系統も

一時は廃止も検討されたことから、今後も予断は許さない状況ですが、今回の増便で少しでも利用者が増えることを願いたいな、と感じたニュースでありました。



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【和歌山バス】乗務員の新型コロナ感染に伴い、路線バスの一部を運休に(2023.8.2〜)

和歌山バスでは、多くの乗務員が新型コロナウイルスに感染し、運行に必要な乗務員の確保が困難となったことから、8月2日(水)より平日の一般路線バスの一部を運休することを発表しました。

路線バスの臨時運休について | 和歌山バス株式会社

概要は以下のとおりです。

【運休便】
平日ダイヤのみ 計51便

【主な運休路線及び便数】
・市内線:JR和歌山駅発着
27系統(JR和歌山駅〜県庁前):下り2便、上り1便
25系統(JR和歌山駅〜和歌浦口):下り6便、上り2便
24系統(JR和歌山駅〜新和歌浦):下り2便、上り2便
23系統(JR和歌山駅〜医大病院):下り1便、上り2便

・市内線:南海和歌山市駅発着
南海和歌山市駅〜新和歌浦、医大病院、和歌浦口:下り3便、上り3便

・本町線
南海和歌山市駅〜JR和歌山駅:下り1便

・和大線:
JR和歌山駅〜延時〜和歌山大学前駅・東二番町北:下り3便、上り3便
JR和歌山駅〜次郎丸〜和歌山大学前駅:下り1便、上り1便


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲和歌山バスの新型車両

この5月に新型コロナウイルスが5類へ移行したことにより、マスクの着用義務が緩和されるなど、コロナ前の生活様式に戻りつつありますが、一方で新型コロナウイルスが完全に消滅したわけではなく、重症化が抑えられてきたとはいえ、未だ感染が広がっていることは確かであります。

特にこの夏の時期は、冷房を入れる関係上部屋の換気を行わないことも多く、それが故に感染が広がることも言われています。

そんな中、和歌山バスでは乗務員の新型コロナウイルス感染が多数発生し、必要な乗務員数の確保が困難になったことから、平日の一般路線バスの一部を運休することにしました。


運休対象路線及び時刻は、上記発表資料をご確認いただきたいのですが、朝夕のラッシュ時間帯は極力避けるよう配慮されているようですあ、それでも決して本数の多くない系統でも運休が発生していますので、利用の際にはご注意ください。


丁度夏休みということもあり、高校生・大学生の影響はあまり大きくないかも知れませんが、通勤や通院等の利用の場合は、運休の影響を受ける場合があるかと思いますので、上記発表資料を参考に、運休便の確認を十分にしておいた方がよいでしょう。




【関連ブログ】
wap ONLINE:【速報】和歌山バス、8月2日から路線バス一部運休



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【和歌山バス】和歌山USJの運行を終了(2023.7.23限り)運行開始から丁度1年で終了に

和歌山バスでは、昨年(2022年)7月23日より和歌山からユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)へ向かう高速バスを運行していましたが、本路線について、来る7月23日(日)をもって運行終了することを発表しました。

和歌山USJ線の運行終了について | 和歌山バス株式会社

概要は以下のとおりです。

【運行終了路線】
和歌山USJ線

【最終運行日】
2023年7月23日(日)

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▲最終運行発表Webサイト
(同社Webサイト(https://www.wakayamabus.co.jp/news/usjhaishi/)より引用)

(参考)
・和歌山USJ線の予約等サイト(WILLER TRAVEL)
和歌山から大阪行き の高速バス・夜行バス予約 - WILLER


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



昨年7月に運行を開始した、この「和歌山USJ線」。
目的地のUSJ利用に最適化した運行として、「土日祝日のみ運行」で、かつ「和歌山発USJ着の片道のみ」という、ユニークな運行形態が目を惹きました。
(参考)
阪和線の沿線から : 【和歌山バス】和歌山〜USJ線運行開始発表(2022.7.23〜の土日祝)

その後、今年3月からは和歌山市内及びりんくうタウン駅前を経由し、これらの地区からの需要にも対応したダイヤ改正を実施していました。
阪和線の沿線から : 【和歌山バス】和歌山〜USJ線をダイヤ改正(2023.3.4〜)和歌山市内・りんくうタウンの停留所を追加


特に「りんくうタウン駅前」には、いくつかのホテルがあり、コロナ禍後で旅行需要が回復してきていることから、りんくうタウンのホテルに宿泊後、直接USJを目指す利用者をどれだけ集めることができるのか、個人的には期待もしていました。


しかし、これらのテコ入れも奏功せず、今年7月23日をもって本路線は運行終了となることが発表されました。
奇しくも、運行開始から丁度1年での終了となりました。


和歌山とUSJを結ぶ路線、しかも土日祝日のみの運行でありますので、ある程度お客さんがつくのでは?と思っていたのですが、実際はそのようにはいかなかった模様です。

片道のみのユニークな路線で、私自身も機会があれば乗車できればな、と思っていましたが、その願いも叶わず残念だ、と感じたニュースでありました。



【関連ブログ】
wap ONLINE:和歌山の交通の話題




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和歌山バスの新型車両(エルガミオ)をみる(2023.6.25)13年ぶりに新造導入された路線バス新車です。

和歌山市内を中心に路線網を有する「和歌山バス」。
私も和歌山市内に通勤していた時には、毎日利用していましたが、転勤となり自家用車通勤となってから以降、たまにしか乗らなくなりました。

その和歌山バスでこの4月に久々の新造車両が導入されました。
「和歌山バス」がオートマチック車両初導入 13年ぶりに新造 - 和歌山経済新聞

上記記事によりますと、導入された車両は、路線バス用車両としては2010年以来13年ぶりの新造導入で、かつ同社で初めてのオートマチック車とのことです。

この13年間、和歌山バスの車両は、近畿圏内の他事業者からの中古車で古い車両を置き換え続けていましたが、今回ようやく純粋な新型車両が導入されたとのことです。

通勤に利用していれば、こういった新造車両は通勤途上などで観察することができるのですが、何せ日頃利用していないだけに、SNS上ではその情報が流れてくるとはいえ、実車を見ることがなかなかかないませんでした。


そんな中、先週の日曜日に別の用事でJR和歌山駅に向かった際、この新型車両を見かけることができましたので、手持ちのスマホで記録してきました。

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▲JR和歌山駅に停車中の和歌山バス新造車両
ロータリー上で待機しているところを撮影しました。

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▲同じくJR和歌山駅で折り返しの停車中の新車。

SNS上の情報で確認したところ、この新型車両はいすゞのエルガミオとなっています。
いすゞの「エルガミオ」と日野の「ブルーリボン」は、いずれも両社の合弁会社「J-BUS」による製造のため、ほぼ同じ仕様となっています。

特徴は車体の前後左右に描かれた「W」の文字でしょうか。
この「W」の文字、かつては「和歌山シャトルバス」(JR和歌山駅〜本町二丁目〜南海和歌山市駅)の専用車両に描かれていた文字を彷彿とさせるものにも感じました。

今回は新型車両の乗車は叶いませんでしたが、機会があれば乗車して、車内の様子もご紹介できればと思います。


【追記】
この新型車両、どうやらラッピングされる模様であることが、和歌山バスのTwitterアカウントで明らかとなりました。
特徴あるこの「W」の文字もしばらくお預けかも知れませんね…






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【和歌山バス】和歌山〜USJ線をダイヤ改正(2023.3.4〜)和歌山市内・りんくうタウンの停留所を追加

和歌山バスでは、昨年7月より運行している「和歌山〜USJ線」について、停留所の追加を中心としたダイヤ改正を実施します。

【和歌山〜USJ線】ダイヤ改正について(3/4実施) | 和歌山バス株式会社

概要は以下のとおりです。

【停留所の追加】
和歌山市内(※)、及び「りんくうタウン駅前」の停留所を追加。
(※)
和歌浦口、西高松、堀止、日赤医療センター前、県庁前、市役所前、和歌山城前、三木町新通、南海和歌山市駅

【ダイヤ改正日】
2023年3月4日(土)運行便より


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



下記記事でご紹介したように、昨年7月から和歌山バスではUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)への高速バスを運行しています。
阪和線の沿線から : 【和歌山バス】和歌山〜USJ線運行開始発表(2022.7.23〜の土日祝)

この路線の特徴としては、「和歌山発のみ」(逆方向は設定無し)という点で、USJ開場時間帯に朝から遊ぶ利用者をターゲットにしたダイヤ設定となっています。

今回この「和歌山〜USJ線」で、和歌山市内やりんくうタウン駅前の停留所を追加するダイヤ改正が実施されます。
和歌山市内の停留所は、現在の「関西空港リムジンバス」と同様の停留所で、市内の利用者をきめ細かく集めることが狙いと思われますが、意外だったのは「りんくうタウン駅前」の経由。

しかも、「りんくうタウン駅前」は乗車のみ扱いのため、「和歌山市内からりんくうタウン駅前へ」という利用方法はできません。
(参考)
過去に和歌山バスでは、JR和歌山駅〜りんくうタウン駅前間の「りんくうタウン線」を運行していました。
阪和線の沿線から : 和歌山バス新路線「りんくうタウン線」(JR和歌山駅〜りんくうタウン駅前)に乗る
当時はJR和歌山駅→南海和歌山市駅→和歌山大学前と経由し、国道26号バイパスを経由しないルートで運行していました。

和歌山バスがりんくうタウン駅前に乗り入れるのはこの路線以来であるかと思われます。
なおグループの「和歌山バス那賀」では、岩出樽井線の一部の便がりんくうタウン駅前に乗り入れています。


りんくうタウンから直接USJに向かう需要が、現在どの程度あるのかは気になるところですが、コロナ禍から回復途上であるなか、りんくうタウン周辺のホテルも少しずつ稼働率が回復しているように思えます。
今回のダイヤ改正は、そういった宿泊客をターゲットにしたテコ入れ、にも感じましたので、今後の利用状況にも注目したいな、とも感じたニュースでありました。



【関連ブログ】
wap ONLINE:1月2月の交通ニュース



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【和歌山バス・和歌山バス那賀】通勤・通学(1年)定期乗車券値上げ及び鉄道・バス連絡定期乗車券の発売終了を発表(2022.12.1〜)

和歌山バスでは、通勤及び通学(1年)の各定期乗車券について、割引率を改定するとともに、鉄道・バス連絡定期乗車券の発売を終了することを発表しました。

通勤・通学(1年)定期乗車券の割引率改定および鉄道・バス連絡定期乗車券の発売終了について | 和歌山バス株式会社

概要は以下のとおりです。

【実施日】
2022年12月1日(木)
(鉄道・バス連絡定期券については、2022年11月30日(水)をもって発売を終了)

【改定内容】
・通勤定期乗車券の割引率改定
現行30%→25%に引き下げ(約7.1%値上げ)

・通学(1年)定期乗車券の割引率改定
現行45%→42.5%に引き下げ
(1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月の通学定期券及び学期定期券の運賃は現行どおり)

【鉄道・バス連絡定期乗車券の発売終了】
2022年11月30日(水)をもって発売を終了
今後は鉄道及びバスの定期乗車券を別々に購入する。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲JR和歌山駅で発車待ちをする和歌山バスの車両。

少子高齢化に加え、このコロナ禍で、バスに限らず公共交通機関の運営は厳しい状況が続いています。
利用者の負担増も踏まえた運賃の値上げや割引きっぷの整理等、収入増に向けた取り組みも各社等で実施されておりますが、ここ和歌山バスでも例外ではありません。

今回和歌山バスから発表されたのは、定期券の割引率見直しと、「鉄道・バス連絡定期券」の発売終了のニュースであります。

定期券の割引率見直しで、通勤定期券は概ね7.1%の値上げとなりますが、苦しい中いままでこの運賃水準を維持してきたことを考えると、やはりそろそろ限界、と思えるところです。

それ以上に衝撃だったのは、「鉄道・バス連絡定期乗車券の発売終了」であります。
現在、和歌山バスとJR西日本、南海電鉄との連絡定期乗車券を発売しています。
この連絡定期乗車券は、2枚の定期券が1枚となるメリットがあります。

JR西日本との連絡定期券は、2000年代初頭に発売開始されたものと思われますが、通勤の都合もあり、幾度かこの連絡定期乗車券を購入したことがありました。
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▲JR・和歌山バスの連絡定期乗車券(一部加工しています。)
JRとの連絡定期券では、和歌山バスの区間は上記のとおり、「バス和歌山西1」等と表示されていました。
「西1」というのは、和歌山駅から見て西側の1番目のエリア、という意味でしょうか。
また経由欄も、「和歌バス」と表記されているところも注目です。


JR阪和線と和歌山バスを乗り継いで通勤することもあった私にとっては、この連絡定期乗車券は2枚の定期券を1枚にまとめることのできる、便利なものでありましたが、一方で磁気定期券のみの発売であり、再発行は不可能であることから、紛失しないか常に緊張していた覚えがあります。
(ICカード定期券の場合、再発行が可能です。)

そんなこともあり、その後はバスカード、そしてICカード「kinoca定期券」を使うようになり、この連絡定期乗車券はあまり利用しなかったのですが、今回、定期券の割引率改定に伴い発売を終了することとなりました。

この和歌山バスの連絡定期券を購入する際、停留所とその対応するエリア(上述の場合「西1」エリア)を毎回確かめてもらう必要があったのですが、その確認に時間を要したのも、そして、「バス和歌山」というレアな表記が見られた思い出も、全て過去のものになるのかな、と思うと時代の流れも感じたニュースでありました。




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