阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

和歌山バス・和歌山バス那賀

和歌山バス「フェスタルーチェ イルミネーションバス」を撮影する(2020.2.3)

和歌山マリーナシティでは、この冬に「Festa Luce」(フェスタ・ルーチェ)というイベントを開催しています。

フェスタルーチェ in 和歌山マリーナシティ | 本当のクリスマスに出逢える場所

その和歌山マリーナシティへのアクセスを担っている和歌山バスでは、「フェスタ・ルーチェ」に併せて、外装を「フェスタ・ルーチェ」のラッピング広告に、そして車内に電球のイルミネーションを施した、特別仕様のバスが運行されています。

この「フェスタ・ルーチェ」のバスですが、特に運行ダイヤは決まっていないので、私も通勤時時折遭遇するのですが、本日仕事帰りに、この特別仕様バスに遭遇することができました。

折角なので車内外の様子を記録しておこうと思い、下車時に撮影してみました。

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車外は、「Festa Luce」のロゴとイラストが全面に描かれています。
そして注目の車内です。

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このように、電球のイルミネーションが鮮やかとなっており、注目の車両であります。

和歌山バスで1台だけ走っているこの特別仕様車ですが、ダイヤは決まっていないため、遭遇できるか否かは、残念ながら運次第、といったところでしょうか。

ただ、下記リンク先の和歌山バスのバスロケサイトで、車両指定から検索(この車両の場合は「726」)すると、現在どこを、どこに向かって走っているのか、という当たりをつけることはできますので、ご参考にしていただければと思います。
Bus-Vision | 和歌山バス | バスロケ

この「フェスタルーチェ」のイルミネーションバス、今年で2回目とのことですが、来年もまたこのように明るいバスが和歌山市内を走るといいな、と思った帰宅時の一コマでした。



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【和歌山バス】磁気式バスカード・紙式定期券の販売・利用の終了を発表(2020.3.31販売終了)ICカードサービスは2020年4月1日開始予定

和歌山バスでは、来春からのICカードシステムの導入にともない、現在販売している磁気式バスカードと紙式定期券について、販売及び利用の終了を発表しました。

磁気式バスカード・紙式定期券の販売及び利用を終了します | 和歌山バス株式会社

概要は以下の通りです。

●ICカードサービスの開始時期:
2020年4月1日(予定)

●磁気式バスカード及び紙式定期券の販売終了時期:
2020年3月31日(予定)


●磁気式バスカードの利用終了時期:
2020年9月30日(予定)

●その他:
ICカードサービスの詳細は改めて発表予定


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▲和歌山バスの磁気式バスカード

現在のところ、交通系ICカードが全く利用できない和歌山バスですが、下記の記事でふれたように、和歌山県の事業として交通系ICカードのバスへの共通利用について、県の事業として予算要求されていました。


この予算査定内容のうち、「スマートフォンで路線バスの位置が分かるようにする」仕組みについては、既に2019年4月1日から「バスロケーションシステム」として運用が開始されています。


これに続くものとして、交通系ICカードの導入が予定されていたところですが、この度、和歌山バスより、現在使用されている磁気式バスカードの販売・利用終了時期、そしてICカードシステムの導入の予定時期について、公式に発表がありました。

導入は2020年4月1日とのことで、来春からの和歌山バスでの通勤・通学ではICカードが利用できるようになり、利用者にとって便利になると考えられます。

ところで今回の発表で少し気になったのは、「紙式定期券の販売終了」であります。
紙式の定期券を終了するということは、すなわちICカードによる定期券も併せて導入されるのか、それともPiTaPaの登録型割引サービスに置き換えるのか等、今後の発表が気になるところです。


ともあれ、和歌山バスでのICカードシステムの導入が発表されましたが、来年3月にはJR和歌山線(和歌山〜五条)及びJRきのくに線(海南〜紀伊田辺の各駅)でも交通系ICカードが利用可能になるため、これまで交通系ICカードに関しては整備が遅れていた和歌山都市圏でも、他都市圏と遜色ないレベルにまで整備が完了するのかな、と思うと、来春のサービス開始が今から心待ちであります。

今後詳細が発表されれば、当ブログでもご紹介していきたいと思います。



●関連ブログ:
wap ONLINE:和歌山バス、来年4月1日からICカード対応へ



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【和歌山バス】消費税率引き上げに伴う一般路線バス運賃改定実施を発表。220円・230円区間等は据え置き、その他は10円値上げ

和歌山バスでは、2019年10月1日からの消費税率引き上げに伴う一般路線バスの運賃改定について、9月5日付けで近畿運輸局より認可を受けたことから、2019年10月1日から運賃改定を実施することを発表しました。

一般路線バスの運賃改定について(10月1日実施) | 和歌山バス株式会社

概要は以下の通りです。

●運賃改定実施日:
2019年10月1日

●改定率:
平均1.843%(参考:消費税率引き上げ率:1.852%)

●改定する運賃:
・片道普通運賃:
100円区間(ふじと台バスを含む)・・・据え置き
160円〜210円区間・・・+10円
220円〜230円区間・・・据え置き
240円区間以上・・・+10円

・定期券:
改定後の片道運賃を基準運賃額とし、現行方法と同じ計算式で算出。
9月30日までに発売する定期券は、通用開始が10月1日以降であっても現行(改定前)定期運賃にて発売。

・バスカード:
発売額、利用可能額ともに現行から変更なし。

・フリー乗車券:
発売額等、現行から変更なし。

●夜行高速バスについて:
10月1日での運賃改定は実施せず、11月1日付けで運賃改定を実施予定
(決定次第発表)



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。

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▲和歌山バスの車両
(JR和歌山駅にて撮影)

この10月より消費税率が引き上げられることから、これに伴う運賃改定が実施されることとなり、既に鉄道事業者では、申請時の改定運賃を発表しているところも見受けられます。
参考:消費税率の引き上げに伴う運賃等の改定を認可申請。JR西日本(電車特定区間等)の初乗り運賃は130円に : 阪和線の沿線から

このように各社から消費税率引き上げに伴う運賃改定の申請概要が発表されるなか、個人的に頻繁に利用している和歌山バスの改定申請内容が気になっていました。
前回(5%から8%の引き上げ時)には、旧220円区間が230円となったりしましたが、今回は、JR和歌山駅〜南海和歌山市駅等の利用者の比較的多いとも思われる220円・230円区間は据え置き、その他の区間は10円ずつ値上げ、という内容でありました。

全体としての改定率は1.843%と、消費税率引き上げ率を若干下回る程度になるとのことです。


個人的には、現在の230区間を利用することが多いのですが、今回の改定では値上げされないことから、引き続き変わらない額での利用となりそうで、一安心といったところでしょうか。


そんなニュースを取り上げていたりしていると、いつの間にか消費税率の引き上げがあと1ヶ月弱に迫ってきました。
120円の入場券も最後になるでしょうから、色々と記念になるものを後悔なく収集できればいいな、とも感じたニュースでありました。




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【トミーテック】「ザ・バスコレクション」で関西国際空港バスセット発売を発表。関西空港交通・南海バス・和歌山バスの3両がセット(2019年8月発売予定)

鉄道模型等を販売する「トミーテック」が展開する「ザ・バスコレクション」(バスコレ)。

各地で走っている様々な事業者・タイプのバスを発売しており、地元のバス事業者のラインナップを楽しみにしているファンも多いのではないかと思われます。

この度、その「バスコレ」で、関西空港に関連する事業者の車両がラインナップされた商品が発売されることが発表されました。

■「ザ・バスコレクション 関西国際空港(KIX)バスセットA」製品化予告!!|トミーテック

概要は以下の通りです。
●商品名:
ザ・バスコレクション 関西国際空港(KIX)バスセット

●税抜予価:
3,600円

●セット内容:
関西空港交通 日野セレガ 2RG-RU1ESDA
南海バス 三菱ふそうエアロエース QTG-MS96VP
和歌山バス 日野セレガ PKG-RU1ESAA

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▲ザ・バスコレクション 関西国際空港(KIX)バスセット内容
(上記発表資料(https://www.tomytec.co.jp/diocolle/items/pdf/newitem_20190410_03.pdf)より引用)

●発売月:
2019年8月


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


これまで多くの事業者の商品が発売されてきたこのバスコレですが、関西空港交通・南海バス・和歌山バスという、大阪府南部・和歌山市を拠点とする3事業者セットの商品が発売されるのは、地元のファンとしては見逃せない情報であります。

私自身、これまでバスコレ自体にあまり興味はなかったのですが、日頃和歌山バスを利用しているだけあって、今回の商品に関しては話は別であります。
8月の発売と同時に是非とも購入してみたいものであります。




「関西国際空港セット」と銘打っていることから、関西空港交通と南海バスがラインナップされるのは当然の流れと言えますが、残る1事業者に和歌山バスが選ばれたことに、日頃のユーザーとしては非常に嬉しく思いますし、実際の商品購入でその思いを伝えることができればいいな、と感じたニュースでありました。



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【和歌山バス】バスロケーションシステムの導入を発表(2019.4.1〜)Web・アプリ等でバスの位置を把握可能に

和歌山バスでは、2019年4月1日(月)から「和歌山バスロケーションシステム」を導入することを発表しました。

バスロケーションシステムを導入します | 和歌山バス株式会社

概要は、以下の通りです。

●サービス開始日:
2019年4月1日(月)始発便〜

●提供路線:
和歌山バスが運行する路線バス全路線
(高速バス等一部路線を含む)

●開始サービス:
・スマートフォンや携帯電話等による運行情報の提供
URL:
https://loc.bus-vision.jp/wakayama/view/searchStop.html

・スマートフォン専用アプリケーションによる運行情報の提供
和歌山バス専用アプリ「Bus-Vision for 和歌山バス」の提供を開始。
App Store、Google Playでダウンロード可能(2019.4.1〜)

・デジタルサイネージによる運行情報の提供:
JR和歌山駅構内・和歌山マリーナシティ・和歌山県立医科大学附属病院内の3箇所で、大型の液晶ディスプレイ(デジタルサイネージ)を設置。
今後、日本赤十字社和歌山医療センター内にも準備が整い次第設置予定。



その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



バスロケーションシステム(バスロケ)とは、スマホ等でバスの運行情報をリアルタイムに確認することのできるシステムで、全国の多くの都市で既に導入されていますが、今回この和歌山市内等を走る和歌山バスで遂に導入されることとなりました。

このバスロケですが、上記和歌山バスの発表資料にもあるように、国・和歌山県・和歌山市の補助を受けて導入することとなっていますが、これについては、昨年1月のエントリーで、和歌山県の当初予算知事査定の事業説明において、交通系ICカードとともに知事査定事業として報道等が行われたものであります。
参考:2019年度にも和歌山県内の路線バス事業者に交通系ICカード導入か。和歌山県当初予算知事査定の事業説明で明らかに。 : 阪和線の沿線から

交通系ICカードの導入は2019年度(来年度)となりますが、それに先立ち、バスロケについては、今年度中のシステム整備、来年度初めの正式運用開始となりました。

このバスロケですが、既に試験公開が行われていて、管理人も昨日帰宅時に使用してみましたが、これまで、バスがどの程度遅れているのか分からないまま待ちぼうけしていたことを考えると、非常に便利に感じました。
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▲和歌山バスロケーションシステムの画面例
(上記発表資料内Webサイト(https://loc.bus-vision.jp/wakayama/view/searchStop.html)より引用)

また、デジタルサイネージについても、JR和歌山駅で発車案内表示が4か国語対応となっていることが確認できました。
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他の都市圏等では既に供用されているバスロケでありますが、ここ和歌山でもようやく導入されることとなりますが、試験運用ではありますが、使ってみると、次にやってくるバスがいまどこを走っているのかが、リアルタイムで分かることによる安心感は、想像以上でありました。

上記エントリーでご紹介した知事査定事業では、交通系ICカードの導入が目立つものではありますが、日頃に利用者にとってみれば、実はバスロケも相当便利なものだな、と感じました。

4月1日にはスマホアプリも運用開始となることから、こちらも是非インストーラし、使い勝手を確かめるとともに、日頃の帰宅の際、バスの位置を確かめるのに、積極的に利用していきたいなと思います。

加えて、もう一つのトピックである交通系ICカード導入についても、2019年度の導入予定のスケジュールとなっているので、今後の動きを当ブログでも取り上げていきたいと思います。



●関連ブログ:
wap ONLINE:和歌山バス、バスロケ導入…だけじゃなかった!



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【和歌山バス】2019年4月1日ダイヤ改正内容が掲出。「和大ライナー」に加え、0系統(JR和歌山駅発)25系統(和歌浦口発)の最終便が繰り下げに

和歌山バスでは、この4月1日に実施するダイヤ改正の内容を、車内などに掲出を開始したことを確認しました。
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上記は車内運転席真後ろの広告枠に掲出された改正内容となっています。
この写真を元に、下記にて改正内容をまとめてみました。

●利便性向上・混雑緩和に向けた増便:
・平日朝7時台のJR和歌山駅発・25系統和歌浦口行き及び27系統県庁前行きをそれぞれ1便ずつ増便。
・平日のJR和歌山駅発・79系統和歌山大学行き(和大ライナー)を1便増便
(現行8:43発に加え、10:07発を増便)

●夜間時間帯の充実に向けた最終便の時間繰り下げ:
平日の和歌浦口発・25系統JR和歌山駅行きの最終便発車時間を約40分繰り下げ
主なバス停の最終便時刻は以下の通り変更。
和歌浦口・・・(現行)22:17発→(改正)22:56発
日赤前・・・(現行)22:24発→(改正)23:03発
県庁前・・・(現行)22:27発→(改正)23:06発
市役所前・・・(現行)22:28発→(改正)23:07発
JR和歌山駅・・・(現行)22:40着→(改正)23:19着

平日のJR和歌山駅発・0系統南海和歌山市駅行きを22時台に2便増便し、最終便発車時間を50分強繰り下げ
主なバス停の最終便時刻は以下の通り変更。
JR和歌山駅・・・(現行)21:28発→(改正)22:25発
三木町新通・・・(現行)21:31発→(改正)22:28発
公園前・・・(現行)21:34発→(改正)22:31発
本町二丁目・・・(現行)21:35発→(改正)22:32発
南海和歌山市駅・・・(現行)21:41着→(改正)22:38着

●乗継負担の軽減に向けた系統再編:
朝・夜のみに運行している55系統JR和歌山駅〜塩屋〜和歌浦口について、JR和歌山駅〜南海和歌山市駅間を直通運転

●その他各路線に変更あり



詳細は、今後和歌山バスのWebサイトでも公表されることになるかと思われます。

今回の改正では、79系統「和大ライナー」の他、0系統・25系統の最終便繰り下げが大きなポイントといえます。

まず79系統「和大ライナー」は、和歌山大学への通学利用者向けに、JR和歌山駅からノンストップで和歌山大学前まで向かう系統であります。
これまでは朝8時台の1本が設定されていましたが、今回の改正からは、10時台にも1本増発されることとなります。
これにより、2時間目からの授業の学生も直行便「和大ライナー」を利用することができ、和大生にとって利便性が向上することと思われます。

次に「0系統」の最終時刻繰り下げですが、この0系統は、かつて「和歌山シャトルバス」と称された路線を今に引き継ぐ路線で、JR和歌山駅・南海和歌山市駅という和歌山市内の二大ターミナルを、市街地中心部の本町二丁目等を経由して結ぶ路線であります。
当路線でも、近年は利用者の減少等で便数減や最終便の繰上げが行われてきた結果、現在はJR和歌山駅発は21時28分発と、路線の性格の割にはかなり早い最終便となっています。

一方、0系統の経由地である本町二丁目停留所付近には「アパホテル和歌山」があったりと、もう少し遅い時間でも利用者はつくのではないか、と感じていました。
今回、JR和歌山駅発のみでありますが、最終便の発車時刻がほぼ1時間繰り下がることにより、上述の「アパホテル和歌山」宿泊利用に加え、JR線方面から南海線への乗り換え等の際にも、少し遅くまで利用可能になるので、本系等の利用者に取っては嬉しいことといえます。


更に「25系統」の最終時刻繰り下げですが、この改正で最終便が繰り下げられるのは、JR和歌山駅行き、というのがミソといえます。
この系統は、和歌浦口停留所から市内西部を主に国道42号線を経由して北上ののち東進し、県庁前・市役所前・公園前と経由してJR和歌山駅に至る路線であります。
今回繰り下げられるのは、このうちJR和歌山駅行きなのですが、これほど遅い時間に増発するほどの需要があるのか、と他地域の方は不審にも思えるかも知れません。

実は、上述のルートでも触れたように、この25系統の沿線には、日赤和歌山医療センター(日赤医療センター前)・和歌山県庁(県庁前)・和歌山市役所(市役所前)・和歌山地方合同庁舎(公園前または三木町新通)といったような、公的機関等が多く所在しており、これらの機関の職員の帰りが遅くなった際の帰宅の足としての、23時台JR和歌山駅着の便の需要があるといえるでしょう。

これまでは、22時台を過ぎるとタクシーで和歌山駅まで行かざるを得なかった職員にとっても、この増便は朗報なのではないか、と思えます。
勿論、残業でなくとも、飲み会帰り等で少々遅くなっても、バス最終便が遅くなったのは心強いのではないのでしょうか。



ここ最近、路線バスの運転士不足が問題となっており、運転士確保が困難なことによる減便や路線の運休・廃止といったニュースが、もはや珍しくなくなってきました。

そんな中で、運転士の確保がこれまた難しいであろう深夜時間帯の増発が今回行われる今回のダイヤ改正であります。
今回増便された深夜便が、今後も運行され続けるためには、やはり積極的な利用による実績の積み重ねが必要となるので、こういったブログ等でお知らせすることで、積極的な利用の一助になればいいな、と感じたニュースでありました。



●関連ブログ:
wap ONLINE:今年も実施!貴志川線でたけのこ掘り/和歌山バス新ダイヤ



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和歌山バス那賀211系統に乗車する(2019.3.18)

下記のエントリーでご紹介したように、和歌山バス那賀では、この3月末をもって那賀線の211系統(南海和歌山市駅〜那賀営業所前)を廃止とする旨、ご紹介しました。
参考:【和歌山バス那賀】2019年3月末で紀伊打田線全線と那賀線一部区間の運行を終了 : 阪和線の沿線から

この系統は、下記エントリーでご紹介したように、かつては「橋本線」と称し、南海和歌山市駅から橋本駅前まで、約100分を要するロングラン路線でありましたが、幾たびかのダイヤ改正により徐々にその本数を減らし、2017年3月末をもって那賀営業所前〜橋本駅前間が廃止となり、現在の「那賀線」と改称されました。
参考:【和歌山バス那賀】橋本線・那賀営業所前〜橋本駅前間を廃止(H29.3.31)。片道約100分のロングラン路線に終止符 : 阪和線の沿線から

その改正から2年後の2019年3月末をもって、この那賀線のうち、和歌山市と岩出市との間の区間(八軒家〜岩出)が廃止となり、南海和歌山市駅から紀の川に沿って北上し、岩出市・紀の川市の旧・那賀郡内へ通じる路線は終焉を迎えることとなりました。

その改正前に、現在の運行区間を乗ることができる機会は無いものかと考えていたところ、下記エントリーのように、3月16日のJRグループダイヤ改正により運用を開始した和歌山線・227系電車に乗りに行くついでに、本路線に乗車もできることが分かったことから、今回最後の乗車をしてみることにしました。



今回乗車するのは、南海和歌山市駅18時35分発の那賀営業所前行きです。
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▲那賀営業所前行きは、中型バスでの運行でした。

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バス停の掲示には、3月末をもって一部区間廃止の案内が掲出されていました。
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現在、南海和歌山市駅〜那賀営業所間は、1日1往復のみ運行されています。
南海和歌山市駅発は平日・18時35分発、土曜日は17時10分発となります
一方の那賀営業所は平日・6時35分発、土曜日は8時5分発となります。
重要なのは、日曜日の運行がないことであり、この211系統に関しては、2019年3月30日(土)が運行最終日となります。


行先表示LEDはこのような感じです。
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この日は、私ともう一人の乗客を乗せて、南海和歌山市駅を発車しました。

続きを読む

【和歌山バス那賀】2019年3月末で紀伊打田線全線と那賀線一部区間の運行を終了

和歌山バス那賀では、2019年3月末をもって、那賀線の一部区間及び紀伊打田線の全線を廃止することを発表しました。

2019/2/28 【路線廃止のお知らせ】|和歌山バス那賀 | HOME

概要は以下の通りです。

●廃止する路線(系統)
・那賀線:
211系統(南海和歌山市〜八軒家〜那賀営業所前)
なお、南海和歌山市駅〜八軒家(213系統)および岩出〜那賀営業所前(15系統)間は4月以降も引き続き

・紀伊打田線:
43系統( F.B.T〜紀伊駅前〜川尻〜公立那賀病院)


詳細は、上記Webサイトをご覧下さい。




和歌山バス那賀では、ここ近年利用者が僅少な路線の減便・廃止が続いていて、このブログで取り上げただけでも、かつて全区間所要時間約100分という長大路線であった「橋本線」が区間短縮の上「那賀線」と改称されたりしており、集中と選択がかなり顕著に見られるような印象です。
参考:【和歌山バス那賀】橋本線・那賀営業所前〜橋本駅前間を廃止(H29.3.31)。片道約100分のロングラン路線に終止符 : 阪和線の沿線から

今回は、2013年8月に開業した「紀伊打田線」(F.B.T〜紀伊駅前〜公立那賀病院)が全廃される他、上記の「那賀線」のうち、八軒家〜岩出間の停留所が廃止となります。

まず「那賀線」については、廃止区間の前後となる213系統(南海和歌山市駅〜八軒家)と15系統(岩出〜那賀営業所前)は存続することとなります。
213系統は、和歌山市内の近郊輸送として多少の利用者があるようですし、また15系統は沿線の小学生の通学利用があることもあり、引き続き運行されるとのことです。
ただ、213系統に関しては、他の和歌山バス那賀の路線とは接続していない、離れ小島な存在となってしまうこともあることから、これとて今後の動向が気になるところではあります。


そして、今回全廃される「紀伊打田線」。
この路線は、下記エントリーでご紹介したように、2013年8月に、従来の路線バス空白地区を埋める形で運行開始した路線でありました。
和歌山バス那賀、8月1日に新路線開設 : 阪和線の沿線から

このエリアは、近年新興住宅もできつつある地域でもあることから、およそ1時間に1本程度のダイヤや、「紀伊粉河線」と定期券の相互通用扱いといった、新たな利用者の獲得の獲得に向けた積極的な施策に注目していました。

私自身、開業直後の2013年8月にこの路線に乗車しましたが、地域の人口等、利用者増加のポテンシャルはある地域であることから、路線バスの利用自体を根付かせるのが、この路線が成長する鍵になるのではないか、と記していました。
参考:8月1日に開業した和歌山バス那賀「紀伊打田線」に乗車する : 阪和線の沿線から


その後の経過を見ると、徐々に減便を重ね、今や平日のみ1往復(公立那賀病院朝発、F.B.T夕方)のみとなっている状況を見ると、やはりこの沿線の利用の定着には至らなかったのかな、と評価せざるを得ないのかな、と感じました。



以下は、2013年8月の開業当初に乗車した「紀伊打田線」の画像です。
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▲紀の川市役所で撮影した和歌山バス那賀の紀伊打田線。

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▲紀の川市役所停留所
コミュニティバスの発着は続きますが、路線バスの発着はこの系統のみなので、今回の路線廃止でこのような停留所も見納めとなります。

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▲紀の川市役所本庁舎と和歌山バス那賀のバス停。

紀伊駅と紀の川市役所を、ダイレクトに結ぶ系統でありました。
正直もう少し利用が多くてもいいのでは、と思ったりしましたが、やはり現実は厳しいものでした。


和歌山バス那賀に関しては、便数が極端に少ない路線は、ある程度整理されてきた印象はありますが、今後はどのような路線が見直されていくのでありましょうか。
今後の動きも、引き続き当ブログでご紹介していきたいと思います。



●関連ブログ:
wap ONLINE:和歌山バス、和歌山バス那賀、3月31日限りで一部系統廃止



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【和歌山バス】南海和歌山市駅前バスのりばが変更に。バスのりばは11箇所から6箇所に集約へ(2019.3.4〜)

南海和歌山市駅では、現在市街地再開発事業による工事が行われていますが、これに伴うバスターミナル改修工事に伴い、バスのりばの集約およびのりばの変更を実施することが発表されました。

南海和歌山市駅前バスのりばが変更となります | 和歌山バス株式会社

概要は以下の通りです。

●バスのりば変更日:
2019年3月4日(月)

●のりば番号の変更:
バスのりば数が「11」から「6」へ変更。
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▲バスのりば変更内容
(上記発表資料(http://www.wakayamabus.co.jp/news/wakayamashi_noriba/)より引用)

●のりば位置変更:
今後の工事日程により位置が複数回移動するため、順次お知らせするとのこと。
3月4日(月)からののりばは以下画像のとおり。
wakayamabus_wakayamashieki_stop_map
▲3月4日(月)からの和歌山市駅バスのりば
(上記発表資料(http://www.wakayamabus.co.jp/news/wakayamashi_noriba/)より引用)

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。




このブログでも何度かご紹介しているように、和歌山市駅前では、再整備事業が実施されており、新たな駅ビルやホテル等が建設されることとなっています。
これに伴い駅前広場も整備され、バスのりばもシンプルな形にに整備されることとなっています。
参考:
和歌山市駅前広場の再整備(案)の概要について|和歌山市

今回のバスのりば変更は、この工事実施に伴うもので、その第1弾となる3月4日(月)の変更では、バスのりば番号の集約が主体となっています。
これにより、現在11あるバスのりばは6つに集約されることとなります。


かつて運行系統や本数が多かったことから、11ものバスのりばが用意された南海和歌山市駅前ですが、バス利用者の減少に加え、利用形態の変化からJR和歌山駅発着が主体となってきたこともあり、南海和歌山市駅前発着の系統・本数も以前に比べると大きく減少しています。
そのため、11もあるバスのりばの設備が持て余し気味のような感じを、以前から抱いていましたが、今回それが大きく見直されることとなりました。

利用者が比較的多いと考えられる系統のうち、本町二丁目経由・JR和歌山駅方面は1番のりば、城北橋経由・和歌浦口、マリーナシティ、海南駅前方面は2番のりばとなりますが、いずれも1回目の変更では駅出入口に近い場所からの発車となる模様です。

今後、工事の進捗に伴い、バスのりばが徐々に変化していくものと思われますが、その様子も適宜ご紹介していきたいと思います。



ちなみに、和歌山市駅前の再開発ですが、2月8日現在の様子はこのような感じです。
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かつての和歌山市駅ビルはすっかり無くなりましたが、今後ここに新しい建物が建つ予定となっているので、どんな風景になるのか楽しみにしていきたいと思います。



●関連ニュースサイト:
南海和歌山市駅前バス乗り場が変更に | WBS和歌山放送ニュース



●関連ブログ:
wap ONLINE:市駅バス乗り場、工事により6ヶ所に集約へ



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和歌山バス27系統急行・県庁前行きをみる

こちらのエントリーでご紹介したように、和歌山バスでは、この4月2日に実施のダイヤ改正において、JR和歌山駅発県庁前行きの27系統において、途中の停留所を通過する急行運転を開始しました。

急行運転の概要は既にご紹介していますが、改めてご紹介すると、以下の通りとなっています。

JR和歌山駅発(起点・乗車のみ)→(新内、北の新地、三木町新通は通過)→公園前(下車のみ)→市役所前(下車のみ)→県庁前(終点・下車のみ


この急行27系統ですが、平日朝のJR和歌山駅発のみという、通勤・通学に特化した系統で、遠方の方にとってはまずなじみのない系統にもなりますが、個人的には毎朝通勤時に見かける系統にもなりました。

加えて、このルート上には、別途急行62系統(JR和歌山駅発、新内〜三木町新通は通過、三木町から各停留所に停車)という系統もあることから、既存の他系統と加えて3種類の運行形態が誕生したわけで、利用者の使い分けがうまく機能しているのか、そんな点も気になっていました。


このように、JR和歌山駅でバスに乗り換える利用者にとっては大きな改正の目玉となった急行27系統の様子を、本エントリーでご紹介していきたいと思います。


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