阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

きっぷコレクション

「JR東海&16私鉄乗り鉄☆たびきっぷ」を使ってみる(2025.7.12)

JR東海から、同社内及び接続する民鉄計16社の普通車自由席に乗り放題の、「JR東海&16私鉄乗り鉄☆たびきっぷ」というフリーきっぷが発売されています。
JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ|お得なきっぷ詳細情報|JR東海

近年、Webによる割引きっぷが拡充されたこともあってでしょうか、フリーきっぷが縮小されている動きもみられますが、そういったご時世の中では貴重なきっぷ、といえます。

既に先月の話となってしまいましたが、去る7月12日に、静岡鉄道や岳南電車に乗るのに、このきっぷを活用してみましたので、ご紹介したいと思います。

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▲「JR東海&16私鉄乗り鉄☆たびきっぷ」
(公式Webサイト(https://railway.jr-central.co.jp/tickets/noritetsu-tabikippu/_pdf/leaflet.pdf)より引用)


きっぷの概要は以下のとおりです。
【利用可能日】
土休日を利用開始日とする連続2日間

【利用期間・発売期間】
通年
(発売は、利用開始の1ヶ月前から利用開始日初日まで)

【フリー区間】
・JR東海在来線全線の普通・快速列車
・JR東海在来線と隣接する16の私鉄の普通・快速列車
詳細は、下記エリアマップ参照
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(上記Webサイト(https://railway.jr-central.co.jp/tickets/noritetsu-tabikippu/_pdf/areamap.pdf)より引用)

【発売額】
おとな8,620円、こども4,040円

【利用可能な車両】
・普通列車自由席
※特急列車利用の際には特急券が別途必要
※東海道新幹線は、熱海〜米原間の「ひかり」「こだま」が合計4回利用可能
※民鉄の観光列車、イベント列車は利用不可

【発売箇所】
・JR東海の駅
・JR東海の駅がある地域の旅行会社
・JR西日本インターネット予約サービス「e5489」

以上のようなきっぷで、特急券を別途支払いで在来線特急列車に、加えて熱海〜米原間の東海道新幹線「ひかり」「こだま」も、特急券を別途支払いで4回まで利用可能となっています。

うまく使えば、色々な民鉄を訪問できる、きっぷの名称にあるように、まさに「乗り鉄」向けのきっぷであります。
きっぷの券面は以下のとおりです。
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▲「JR東海&16私鉄乗り鉄☆たびきっぷ」。
発行場所の記載からわかるとおり、JR西日本のインターネット予約「e5489」で購入し、米原駅で引き換えています。

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▲「新幹線乗車用」の券面。
上述のとおり、東海道新幹線・熱海〜米原間の利用は4回に限られています。
後述しますが、新幹線乗車時にはこの券面を有人改札にて提示し、押印するシステムとなっています。

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▲きっぷの案内1枚目

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▲きっぷの案内2枚目

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▲フリーク間のアンアイ
流石に地図での記載に限界があることから、JR東海と同社以外の16私鉄について文字情報で記載されています。

以下では実際使った際に気のついたことをご紹介していきたいと思います。



【東海道新幹線利用時は有人改札を利用】
上述のとおり、東海道新幹線は4回まで利用可能となっていますが、その利用回数は上掲画像のとおり、きっぷに添付されている「乗り鉄きっぷ(新幹線乗車用)」という券片に押印することでカウントされています。

そのため、新幹線を利用する場合は、必ず有人改札を通る必要がありますし、その際に「乗り鉄きっぷ(本体)」と「乗り鉄きっぷ(新幹線乗車用)」、そして別途購入の「新幹線特急券」の3枚を提示する必要があります。



【e5489購入で引き換えの際の留意点】
上述のとおり、この「乗り鉄きっぷ」は、JR西日本インターネット予約サービスe5489で購入可能となっていますが、きっぷの引き替え場所に注意が必要です。

この「乗り鉄きっぷ」が引き替え場所は、フリー区間内のJR東海「きっぷうりば」及び改札の外にある「5489サービス」の表示のある券売機となっています。

しかも、甲府、国府津、辰野、塩尻、猪谷、新宮の各駅は、フリーエリアであるものの、きっぷの受け取りができませんのでご注意ください。

また、米原駅では、「5489サービス」の表示のある改札口のうち、新幹線改札口横の券売機でのみ引き替えが可能です。
(在来線改札の券売機では引き替えができません。)

JR東海管内在住であれば、購入は比較的容易かと思いますが、管外からこのきっぷを利用する場合は、購入場所や受取箇所について、きっちり確認しておいた方がよいでしょう。



【東海道新幹線で乗り越す場合の留意点】
「乗り鉄きっぷ」の案内で、東京あるいは新大阪方面から、フリーエリアの外から東海道新幹線を利用する場合について、下記のとおり記載されています。

※フリー区間外の特急(新幹線を含む)・急行列車を利用する場合には、フリー区間内の乗車区間とフリー区間外の乗車区間について、それぞれ特急・急行券が必要です。
(公式Webサイト()より引用)
例)東京から東海道新幹線「ひかり」を利用して名古屋まで乗り越す場合
このきっぷの他に、東京〜熱海間の運賃、東京〜熱海間・熱海〜名古屋間の料金をいただきます。
※熱海駅を通過する列車の場合、普通車自由席のみ利用可能です。(普通車指定席・グリーン車は利用不可)

〜公式Webサイト(https://railway.jr-central.co.jp/tickets/noritetsu-tabikippu)より引用)〜

即ち、「乗り鉄きっぷ」に加え、「フリーエリア外の乗車券・特急券」と、「フリーエリア内の特急券」が必要となっています。

これらを事前に用意しておいた上で、有人改札で確認を受ける必要がありますので、留意が必要です。

私は今回、東海道新幹線でフリー区間内外をまたいで利用しましたが、その際に「たびきっぷ」以外に用意したきっぷは、以下のとおりでした。
●小田原〜熱海
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(※)御殿場線の国府津まで「たびきっぷ」を利用した後に東海道線に乗車しているため、乗車券は国府津からとなっています。

●熱海〜米原
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(※)静岡〜米原間は7号車「S Work車両」を指定してます。
勿論、「たびきっぷ」でも指定が可能です。

●米原〜新大阪
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(※)この区間も別途購入で、下述の「EX早特1」を利用しています。




【新大阪・京都発着の場合は「EX早特1」との併用も】
上述のとおり、新大阪、京都方面から利用する場合は、この「乗り鉄きっぷ」とは別に乗車券・特急券が必要ですが、その際に活用したいのが、「EX早特1」です。

EX早特1|エクスプレス予約 新幹線の会員制ネット予約

このEX早特1は、前日までの購入で新幹線自由席が割安に利用できる商品ですが、特に米原〜新大阪間がかなり割安に設定されているのが特徴といえます。
●発売額:
米原〜新大阪:2,520円(通常額4,510円)
米原〜京都:1,720円(通常額2,160円)


勿論、米原以東の特急券・乗車券が別払いとなるので、そこだけ見れば多少割高、と思えなくもないのでしょうが、民鉄もフリーエリアで利用可能、在来線特急も料金別払いで利用可能といった、「乗り鉄きっぷ」のメリットを活かす使い方をする予定があるのならば、この「EX早特1」をフリーエリアまでのアクセスに活用しない手は無いのかな、と感じました。



以上、この「乗り鉄きっぷ」の活用方法に触れてみましたが、このご時世に民鉄各社が利用できる、ある意味「太っ腹」なきっぷといえますので、この夏の旅行にも活用してみてはいかがでしょうか。

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▲今回この「たびきっぷ」を活用して、静岡県内の私鉄を訪問してきました。
(上:岳南電車、下:静岡鉄道)
いずれも、かつて乗車した「記憶」はあるものの、日付や乗車列車、乗車車両といった「記録」が無いことから改めて乗車しましたが、この訪問に際し、今回ご紹介した「たびきっぷ」を有効活用することができました。




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【JR西日本】「WESTERポイント全線フリーきっぷ」を使ってみました。6回利用できる指定席を無駄にしないポイントもご紹介

JR西日本から、JR西日本のポイントサービス「WESTERポイント」会員向けに、同社エリア内(智頭急行線含む)が乗り放題となる、「WESTERポイント全線フリーきっぷ」というきっぷを発売しています。
(参考)

WESTERポイント全線フリーきっぷ | JR西日本
フリーきっぷ案内
▲「WESTERポイント全線フリーきっぷ」案内
(上記Webサイト(https://www.jr-odekake.net/navi/westerpointzensenfree)より引用)


このフリーきっぷは、「JR西日本全線の新幹線・特急列車普通車自由席乗り放題」「普通車指定席は6回まで利用可能」で、利用期間は「2025年7月16日(水)〜2025年8月31日(日)」となっています。

一方、フリーきっぷの購入に「WESTERポイント」を一部充当するか全部充当するか、また有効日数の違いに応じて、以下の3種類が用意されています。

【一部ポイント利用】
●価格:
500ポイント+16,000円
●有効期間:
1日間

【全ポイント利用(2日間)】
●価格:
10,000ポイント
●有効期間:
2日間

【全ポイント利用(3日間)】
●価格:
15,000ポイント
●有効期間:
3日間

既に10,000ポイント以上を保有する会員であれば、「全ポイント利用」を利用可能で、かつ「2日間で10,000ポイント」であれば、1ポイント=1円で換算すれば、10,000円で2日間乗り放題となるわけで、これくらいのポイント設定であれば、正直1日の利用でも難なく元が取れる、非常におトクなきっぷであります。

一方、10,000ポイントに満たない会員には、「一部ポイント利用」が用意されていますが、こちらは500ポイントに加え16,000円の支払いが必要で、かつ有効期間は1日間となっていることから、新大阪〜広島・博多・富山の日帰りといった、新幹線を活用した日帰り旅行でないと、元を取るのはなかなか厳しそうです。

これらを併せて考えると、この「WESTERポイント全線フリーきっぷ」のターゲットとしては、「WESTERポイントお得意様への謝恩商品」という意味合いが強いのかな、と思います。
一応、500ポイントから利用できる種類も用意しているとはいえ、フリーきっぷの恩恵を受けることのできるハードルが高いことを考えると、やはり「お得意様への日頃の感謝」という側面が強いのは否めません。

逆に言えば、「夏休み期間中にこんなおトクな商品を用意しているから、皆さん日頃からWESTERポイント貯めておいてね」というメッセージ、とも受け取れそうです。
(後述しますが、私自身も昨年の今頃にそのようなメッセージを受け取り、そして1年間WESTERポイントをコツコツ貯めた一人であります。)



そんな「WESTERポイント全線フリーきっぷ」ですが、私自身、このWESTERポイントが10,000ポイント以上貯まったので、早速利用してみることにしました。
以下に、その際利用したきっぷの画像をアップしておきます。

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▲「WESTERポイント全線フリーきっぷ」1枚目
「★」の数は指定券の引換回数を示しています。
「敦賀」の入出場が複数記録されているのは、敦賀駅で新幹線に乗車後、列車の遅れが明らかになったことから、急遽予定変更すべく一度出場して再入場したからです。

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▲2枚目の「ご案内」

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▲3枚目の案内には、利用可能区間が記載されています。
東海道、九州、北陸(上越妙高以東)等、自由周遊区間の内外を直通運転している区間については、「特にご注意ください」と記されています。

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▲「WESTERポイント全線フリーきっぷ」で引き換えた指定券
特急「こうのとり1号」(大阪→福知山)

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▲同、「かがやき512号」(敦賀→金沢)

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▲同、サンダーバード38号

いずれの指定券のも「同時発券の切符と同時使用に限り有効」と記載されています。




この「WESTERポイント全線フリーきっぷ」、指定席は6回まで利用可能ですが、この6回利用できる権利を無駄にしないためにも、注意しておきたいポイントが二つあるように感じましたので、今後利用される方の参考になればと思います。



【ポイント1:きっぷ受取後は指定席変更不可(追加のみ可能)】
この「WESTERポイント全線フリーきっぷ」では、フリーきっぷの予約時に、同時に指定券の予約が可能となっています。
一方、「フリーきっぷ」を引き換えると、同時に指定券も発行される仕様となっており、その後は上述のとおり「追加のみ可能」となっています。

つまり、一度指定席予約を引き換えてしまうと、「指定席6回まで」のカウントを使ってしまい、その後の指定席確保が限られてしまう、という点に注意が必要です。

それならば「自由席が使えるからいいじゃないか」という点もありますが、現在JR西日本の特急列車(特に在来線)では多くの列車が全車指定となっています。
予定通り旅程を消化できればいいのですが、急なトラブル等による予定変更で改めて指定券を確保する必要が出てくると、既に予約した列車の回数は放棄した上で、残り回数を消費しなくてはならない(場合によっては別途指定券を購入する必要がある)ことになります。

現在、JR西日本の管内で、「自由席が設定されている」特急列車・新幹線は以下のとおりです。
・新幹線:
「のぞみ」「みずほ」「さくら」「ひかり」「こだま」「つばめ」「はくたか」「つるぎ」
・在来線特急:
「はるか」「スーパーまつかぜ」「スーパーおき」(四国方面への特急列車を除く)


特に在来線特急では、多くの列車が「全車指定」となっていることから、これらの列車で予定変更が生じれば、別途フリーきっぷの6回分を消費して指定券を確保する必要があります。
言ってみれば、前もって予約していたが故に、予定変更で無駄に1回分消費してしまう、という事態が発生してしまいます。

そんな条件を念頭に置くと、この「WESTERポイント全線フリーきっぷ」を利用する際には、「指定券の引換回数はなるべく温存しておく」のが良いようにも思えます。
そのため、自由席が設定されている新幹線では、なるべく自由席を利用して指定券を発行する回数を減らす、というのも一つの方法でしょう。

実際今回の旅行では、当初乗車する予定で指定券を確保していた「つるぎ28号」が、接続元となる「サンダーバード27号」の大幅遅れにより出発が遅れることとなったため、旅程の都合もあり、やむを得ず、発車の順番が先発に繰り上がった「かがやき512号」に乗車することにしました。

「かがやき」は全車指定席のため、「WESTERポイント全線フリーきっぷ」では指定券の引換が必要となるので、やむを得ずこの残り回数を消費して「かがやき512号」の指定券を敦賀駅で確保することとなりました。

これについても、例えば「つるぎ28号」の指定券は前もって確保せず、自由席を利用していれば、無駄に回数を消費することは無かったようにも思えただけに、反省点に感じました。
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▲「つるぎ28号」指定券
当初は、この「つるぎ28号」で金沢まで向かうこととしていましたが、上述のとおり「サンダーバード27号」が20分以上遅れることが、敦賀駅新幹線ホーム入場後明らかになったので、急遽「かがやき512号」の指定券を引き換えました。(「つるぎ28号」の指定券は放棄。)
元より、「つるぎ28号」で自由席を利用するのであれば、このように指定券1回分を無駄にすることがありませんでした…




【ポイント2:改札内乗り継ぎの新幹線・特急列車の回数カウントの違いに注意】
例えば山陽新幹線の場合、博多〜相生間を、「のぞみ」と「こだま」を乗り継いで利用した場合、通常は1枚の特急券で通しで料金計算されることとなっています。
同様の設定は、福知山駅での特急「きのさき」「はしだて」「こうのとり」の乗り継ぎや、敦賀駅での特急「サンダーバード」「はくたか」と北陸新幹線「かがやき」「はくたか」「つるぎ」でも設定されています。

これらの乗り継ぎにおいて、「WESTERポイント全線フリーきっぷ」での指定席利用回数のカウントの考え方が、きっぷ受取前ときっぷ受取後で異なることも、注意しておきたいところです。
具体的には、
・ネット予約「e5489」で受取前に予約する場合:2回
・受取後、券売機等で予約する場合:1回

乗り継ぎ指定券案内
▲「WESTERポイント全線フリーきっぷ」のWebページ案内における、指定席利用回数の記載を引用しました。
https://tickets.jr-odekake.net/shohindb/view/consumer/tokutoku/detail.html?staticShnId=100021782&_gl=1*5vhvks*_ga*NDAzMzMxNTA3LjE3NTA3NzM0NDE.*_ga_1EX2KJB2NH*czE3NTM0OTM2MDYkbzYkZzEkdDE3NTM0OTQ2ODAkajUxJGwwJGgw
この(例1)(例3)(例4)が、きっぷの受取前後の予約タイミングで利用回数に違いが生じるケースとなります。

特に、乗り継ぎ前後のいずれか、あるいは両方の列車が全車指定の「福知山」「敦賀」での乗り継ぎの際には、この違いに留意しておき、敢えて「きっぷ引き換え後」に「みどりの券売機」等で引き換えておく、という作戦も必要なのではないか、とも思えます。



このようにポイントを記しておくと、「きっぷ受取前の予約は最低限にしておいた方がよいのでは?」という身も蓋もない結論になりそうです。

一方で、乗り継ぎの時間が少ない中で、「みどりの券売機」さえも混雑していることもあり得ますし、何より日時によっては、乗車しようとしていた列車が既に満席になっている可能性もあります。

そうなると、一概に結論が出るものでもないのですが、列車の混雑具合等も考慮しつつ、「事前に必ず指定券を押さえておかなければならない列車はどれか?」と考えて、最低限の回数をネット予約「e5489」で確保しておく、というのが、上手い使い方、にも思えます。



ともあれ、「WESTERポイント」がそれなりに貯まっている人でないと、なかなか恩恵を受けにくいきっぷではありますが、上述のとおり「お得意様への感謝」という意図が見えるような設定でもありますので、条件の叶った方におかれましては、当ブログ記事も参考にしながら良い旅を、そうでない方は次の発売機会を期待しながら、WESTERポイントをコツコツ貯める「ポイ活」に勤しんでいただければ、と感じました。

実は昨年度も、同じ「WESTERポイント全線フリーきっぷ」が発売されており、今回と同様「全ポイント利用」と「一部ポイント利用」の二種類が発売されていました。
(参考)

昨年度は、「全ポイント利用」が9,000ポイントで3日間有効、「一部ポイント利用」が1,000ポイント+14,000円で1日間有効、となっていましたが、その他の要件は基本的に今年度と同じのようでした。

実は昨年度、私自身はWESTERポイントが9,000ポイントも貯まっていなかったので、この「フリーきっぷ」を利用することができませんでしたが、「来年度も同じようなフリーきっぷが発売されることを見越して、WESTERポイントを貯めておこう」と決めていましたが、果たして一年後、めでたく「全ポイント」を利用できるほどに貯めることができました。

来年度も、このようなWESTERポイントのお得意様へのきっぷが発売されるかどうかは分かりませんが、JR西日本とて引き続き、「WESTERポイント」への囲い込みを進めていることは確かなので、何かの機会にこのようにおトクな商品をゲットできる権利が得られることを考えると、常日頃からそういったことを意識して「WESTERポイント」を貯めておくのが、ファンとしても有利になる賢い方法なのかな、と思います。



この手の「ポイント利用優遇商品」の話題が出てくると、一定「ポイント会員だけ優遇して許せない」という意見を目にします。

ただ、鉄道業界に限らず、この世の様々な業界で、お得意様を優遇する囲い込みの施策は実施されていますし、交通関係で言えば、航空会社の「マイレージサービス」なんかは、その最たるものだといえるでしょう。

航空会社のマイレージサービスに対してはこの手の批判がほとんど聞かれないのに、WESTERポイントを活用した優遇には何故か一定の批判が聞こえてくるのも、ある意味不思議なところはありますが、ともあれ、鉄道事業者でも、このような「囲い込み」が進んでいることは、頭の片隅に置いて色々な趣味活動に活用していく、というのがベストな方法なのかな、と感じています。

そういう意味では、こと鉄道趣味に限らず「情報のアップデート」は常に必要だと感じていますので、当ブログ記事が、そういった皆様の趣味活動の「アップデート」に少しでもお役に立てれば、と感じています。



最後に、この「WESTERポイント全線フリーきっぷ」で乗車・遭遇した列車をご紹介しておきます。

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▲特急「こうのとり1号」
かつての「北近畿」が「こうのとり」改称され、15年になろうとしていますが、改称後に乗車したのは実は初めてでした。

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▲113系福知山色
特に遭遇を狙っていなかっただけに、偶然の遭遇に満足でありました。

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▲125系「サバ号」ラッピング車両。
昨年8月から運行されているこのラッピング車両ですが、この日は福知山〜東舞鶴間の折り返し運用に就いていました。

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▲小浜線 十村駅で停車中の125系。

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▲敦賀駅に停車中の「かがやき512号」。
当初は乗る予定のなかった「かがやき」でしたが、「つるぎ」出発遅れのため、急遽乗ることになりました。

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▲福井駅新幹線ホーム
新幹線ホームとしては珍しい(唯一?)、上下線のみの島式ホームの駅で撮影

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▲敦賀駅での「サンダーバード38号」乗り換えの合間に撮影。
敦賀駅の乗り換えは、13分あったので今回は余裕でしたが、通常は8分のため、乗り換えたら丁度、というタイミングでしょうか。


【南海電鉄】特別急行券(車内補充券)

南海電鉄の特急「ラピート」「こうや」「りんかん」「泉北ライナー」では、乗車の際に乗車券等の他に「特別急行券」(特急券)が必要です。
(※)
特急「サザン」の指定席に必要な料金券は、「座席指定券」と区別されています。


この特急券は、駅の窓口や自動券売機、そしてインターネット予約「南海・特急チケットレスサービス」で購入することとなっていますが、これらで購入せずに乗車した場合は、車内で特急券を購入することとなっています。

私も通常は、チケットレスサービス等で事前に購入するのですが、先日急ぎで特急「こうや」に乗車したことから、車内で購入することとなりました。

その時の特急券がこちらです。
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かつては、手書きの車内補充券もありましたが、現在はタブレット端末から発券されるものになっています。
(参考)


そして、この端末で座席の指定を行うことができます。
座席の発売状況は、この端末で確認できることから、空席であることを確認し、発券することができます。


ともあれ、今回は時間が無かったことから車内補充券を購入しましたが、スムーズな乗車のために、事前に購入するようにしたいところです。


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▲堺東駅まで乗車し、下車の際に撮影した31000系「こうや」。




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粉河駅無人化・岩出駅みどりの窓口閉鎖(2023.5.31限り)閉鎖を前にして窓口販売の入場券などを購入してきました

JR西日本では、コロナ禍前から来る労働力不足への対応などから、ICカードやチケットレスサービスの普及に併せて、駅の無人化や「みどりの窓口」の閉鎖を進めています。
和歌山県内でもかなりの数の駅で無人化や「みどりの窓口」の閉鎖または「みどりの券売機」への切り替えが進められてきました。

そんな中、現在駅員が配置されている和歌山線の岩出駅及び粉河駅でも、2023年5月31日(水)限りで窓口でのきっぷの販売が終了することが、JR西日本のWebサイトで明らかになりました。


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▲粉河駅無人化の案内
(JRおでかけネットWebサイト(https://www.jr-odekake.net/eki/top?id=0621823)より引用)


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▲岩出駅みどりの窓口閉鎖の案内
(JRおでかけネットWebサイト(https://www.jr-odekake.net/eki/top?id=0621827)より引用)


上記発表をみますと、粉河駅は終日無人化岩出駅は引き続き駅係員は配置するものの窓口でのきっぷ販売は終了し、「みどりの券売機」も設置しないことが明らかになりました。

窓口できっぷを購入できる駅がかなり整理された和歌山県内でも、まだ残っていたこれら2駅についても、遂に窓口での販売が終了となりましたので、販売終了までの間に最後に訪問しようと思い、これら2駅でのきっぷを購入してみることにしました。



【粉河駅】
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▲駅舎と駅構内。
窓口の営業時間は7時15分〜17時15分ですが、閉鎖時間が細切れに設定されていますので訪問の際には注意が必要です。

ここ粉河駅にはみどりの窓口の設置が無く、POS端末が設置されています。
入場券と隣の駅・名手駅までの往復乗車券を購入しました。
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▲入場券。
マルスに比べて駅名が大きく配置されているのが特徴です。

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▲粉河〜名手の往復乗車券




【岩出駅】
続いて、岩出駅を訪問します。

ここ岩出駅は、駅員は引き続き配置となるものの、窓口でのきっぷ販売が終了となります。
みどりの窓口設置駅ではありますが、引き続き「みどりの券売機」などは設置されませんので、青地のきっぷが買えるのも今月中まで、ということになります。

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▲岩出駅駅舎と駅名標

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▲岩出駅構内

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▲岩出駅「みどりの窓口」営業終了のお知らせ

ここ岩出駅で、入場券を購入してみます。
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今回の粉河・岩出両駅での窓口出札終了により、和歌山県内で窓口できっぷが購入できる駅は、和歌山、御坊、紀伊田辺、白浜の4駅を残すのみとなりました。
これら4駅は、特急列車が全列車停車するだけでなく、国内外からの観光客の利用も多いことから、「みどりの窓口」まで閉鎖することは、旅客案内上難しいことも想像されますので、これ以上の閉鎖は難しいのかな、とも個人的には思っています。

とはいえ、数年前までは、和歌山線、きのくに線ともに「みどりの窓口」のある駅は勿論、「みどりの窓口」が無い駅でも窓口できっぷを購入できた駅が結構あったのですが、それもこれもこの数年で一気に整理されてしまいました。

このブログでは、それらの窓口販売の終了を可能な限り追いかけてきましたので、その記録も併せてご覧いただければと思います。

【紀伊駅】
阪和線の沿線から : 紀伊駅・和泉砂川駅みどりの窓口は3月18日限りで閉鎖。紀伊駅のマルス券を購入してきました(2022.02.23)

【六十谷駅】
阪和線の沿線から : 六十谷駅みどりの窓口は2021年3月12日(金)限りで閉鎖。入場券・往復乗車券を購入してきました。

【黒江駅】
阪和線の沿線から : 黒江駅きっぷうりばは2021年3月12日(金)限りで閉鎖。南海電鉄との通過連絡乗車券を購入しました。

【紀伊宮原駅】
阪和線の沿線から : きのくに線・紀伊宮原駅を訪問する(2021.5.31限りで無人化)

【紀伊由良駅】
阪和線の沿線から : きのくに線・紀伊由良駅は5月31日(月)限りで無人化・窓口閉鎖。窓口できっぷを購入してきました(2021.5.15)

【笠田駅】【高野口駅】
阪和線の沿線から : 和歌山線笠田・高野口駅は3月31日(木)限りで無人化。窓口売り(POS端末)のきっぷを購入してきました。


今回の出札廃止で、粉河駅のPOS端末も終了となりました。
ここ近年の無人化にともない、POS端末できっぷを発売する駅もかなり少なくなってきました。
残るPOS端末設置駅にも訪問して、可能な範囲できっぷを購入できればいいのですが…




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JR大阪駅・うめきた地下口〜西口間の「通行証」をみる

2023年3月18日(土)に開業した大阪駅の「うめきた地下口」。
下記記事でご紹介したように、うめきた地下口から大阪駅西側エリアへ徒歩で移動する場合には、西口を経由して移動することになります。
(参考)


ところでこのうめきた地下口は、大阪駅の北側に設けられており、一旦改札内に入らなければ南側に向かうことができません。
そういった構造上の課題があるからでしょうか、大阪駅では、うめきた地下口開業日から、券売機でこのような「通行証」を発行し、改札口間を無料で通行できるようになっています。

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この通行証は、うめきた地下口と西口との間専用になっており、中央口や御堂筋口といった他の改札口の通行ができない上に、通常の入場券では認められている「ホームへの立ち入り」もできません。
そして発券から20分以内に出場(通過)する必要があります。

うめきた地下口周辺の利用者の利便性を図るため設定されたこの「通行証」、どのように発行できるのか、確かめてみました。
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きっぷ券売機のメニューから入場券を買おうとすると、このような画面が表示されます。
ここで「通行証はこちら」を選択すると、その後上記の「通行証」が発券されます。


うめきた地下口の開業と併せて取扱いが開始された「通行証」。
今後、大阪駅西側地区の整備が進むにつれ、このようなユニークな扱いがどう変化していくのか、注目していきたいと思います。





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みどりの窓口発売の「京都鉄道博物館入場券」(2023年2月末で発売終了)

下記記事でご紹介したように、これまでJR西日本の「みどりの窓口」で発売されていた「京都鉄道博物館」の入場券が、来年3月の入場料金改定に伴い、発売が終了となります。

阪和線の沿線から : 【京都鉄道博物館】入館料金値上げを発表。一般は1,200円→1,500円に(2023.3.1〜)「みどりの窓口」でのイベント券販売も終了

(参考:現在の発売案内)
京都鉄道博物館入館券│イベント券:JRおでかけネット

これまで何度も京都鉄道博物館を訪問しましたが、実は毎回現地で支払っていました。
しかし、間もなくみどりの窓口での入場券発売が終了することから、今回マルス発券の京都鉄道博物館入場券を購入してみることにしました。

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券面は上記のとおりです。
「イベント券」という種類で、駅で往復の乗車券等と併せて販売し、現地で購入する手間を省ける、ということで、かつては多くの種類の「イベント券」が発売されていました。

しかし、ネット販売やコンビニでの発券等の仕組みが構築されたことから、取り扱われる「イベント券」は縮小傾向が続きました。

今回の「京都鉄道博物館」のみどりの窓口販売「イベント券」が終了することで、残るみどりの窓口販売「イベント券」もかなり少なくなってくるのではないかと思われます。

そう遠くない将来には、「みどりの窓口」で発売される「イベント券」も過去のものになるかも知れませんね…



【関連ニュースサイト】
「京都鉄道博物館」で鉄道情報を検索した結果 - 鉄道コム



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【西九州新幹線】喜々津〜浦上間の「選択乗車」についてのおはなし。実際に「みどりの券売機」で購入した際の画面も確認してみました。

西九州新幹線の開業が間近となる中、本日大村車両基地で新幹線車両「かもめ」4編成が並んだ姿が、報道向けに公開されました。

新幹線「かもめ」N700S全員集合! 開業前の激レア風景 よく見ると違いも? | 乗りものニュース
JR九州、西九州新幹線の開業前にN700S「かもめ」4編成そろって公開 | マイナビニュース

運行開始後は、このように4編成揃う姿は見られませんので、これも開業までの間の限られた姿という貴重なものになりそうです。


ところでこの西九州新幹線関係の乗車券ですが、先の記事でご紹介したように「長崎本線・現川経由と同一線として扱う」「浦上〜長崎間は分岐駅通過特例が適用される」ことが既に示されています。
阪和線の沿線から : 【西九州新幹線】長崎本線(在来線)とのきっぷのルールについてまとめてみました。現川経由と新幹線は同一線に、浦上〜長崎間は分岐駅通過特例が適用になります(2022.9.23〜)

これらの規定を頭に入れた上で、今回「新鳥栖→道ノ尾」(長崎本線・佐世保線・西九州新幹線・長崎・浦上)の乗車券を購入してみることにしました。
なお、長崎駅での途中下車は行わないこととします。

そして出てきたきっぷはこちらになります。
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▲新鳥栖→道ノ尾の乗車券

「経由」欄をみてみますと、「長崎線・佐世保線・武雄温泉・新幹線・諫早・長崎線」となっていますが、この経由欄と上記の購入しようとした経路を見比べると、違和感はないでしょうか。

そう、乗車券は「諫早で長崎本線に乗り換えてしまっている」のです。

「これでは長崎どころか浦上にも行けないのではないか?」と思われるかも知れません。
しかし、このきっぷ、「長崎・西浦上で途中下車しなければ長崎経由で道ノ尾まで行ける」ことになりそうです。

ではなぜ行けるのか、について少し触れてみたいと思います。

【参考】
Screenshot_20220911-203208
▲新鳥栖〜道ノ尾の路線図
(交通新聞社「デジタル時刻表Lite」より引用、確認日:2022年9月11日、赤枠・青枠は管理人による)




既に先の記事でご紹介したように、西九州新幹線から長崎本線・長与経由(東園〜西浦上)へ向かう場合、長崎駅で途中下車しなければ、長崎駅で乗り換えてもはみ出した区間(浦上〜長崎)は含めずに計算することが可能です。

では、上述のきっぷの経路は、「長崎線・佐世保線・武雄温泉・新幹線・浦上・長崎線」になるのではないか、と思われます。
しかし、実際「みどりの券売機」でこの乗車券を購入しようとすると、以下のような画面を遷移していきます。

20220830_181845_R
▲新鳥栖→道ノ尾で、経路を選択した後の画面。
浦上で長与経由に乗り換える計算となっています。


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▲長崎駅で途中下車するか否かの確認画面に映ります。
今回は「途中下車しない」を選択します。


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▲次に移る画面の「ご案内」に注目してみてください。
「長崎駅を含む折返し区間では、途中下車できません。」
「西浦上駅から道ノ尾駅間は、途中下車できません。」
一つ目の注意事項は、先の「分岐駅通過特例」に関する内容と考えられますが、注目は、二つ目の注意事項です。
「西浦上から」も途中下車できないのは何故か。


その謎を解く規程が「選択乗車」であります。
選択乗車というのは、乗車券に表示されている経路にかかわらず、予め定められた経路のどちらか一方を選択して乗車することができる制度です。

以下に、JR九州の「旅客営業規則」から該当する条文を引用してみます。
(選択乗車)
第157条 旅客は、次の各号に掲げる各駅相互間(略図中の====線区間以遠の駅と━━線区間以遠の駅若しくは◎印駅相互間)を、普通乗車券又は普通回数乗車券(いずれも併用となるものを含む。)によつて旅行する場合は、その所持する乗車券の券面に表示された経路にかかわらず、各号の末尾に記載した同一かつこ内の区間又は経路のいずれか一方を選択して乗車することができる。ただし、2枚以上の普通乗車券又は普通回数乗車券を併用して使用する場合は、他方の経路の乗車中においては途中下車をすることができない。

JR九州旅客営業規則(https://www.jrkyushu.co.jp/railway/ticket/rule/transport/より引用、下線太字は管理人による。)


この「選択乗車」、現時点で合計57件設けられいますが、その中で、今回の乗車券に関する規程がありました。

(56) 喜々津以遠(西諌早方面)の各駅と、長与・西浦上間各駅との相互間(現川経由、本川内経由)。この場合、乗車券の券面に表示された経路以外の長与・西浦上間内では、途中下車の取扱いをしない
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▲JR九州旅客営業規則(https://www.jrkyushu.co.jp/railway/ticket/rule/transport/より引用、下線太字は管理人による。)


つまり、「諫早〜喜々津〜長与〜道ノ尾」でも「諫早〜現川〜浦上〜道ノ尾」のいずれの経路の乗車券であっても、もう一方のルートを採ることができるわけです。
ただ、「もう一方のルート」を採る場合、長与〜西浦上間では、券面の経路外の各駅では途中下車できないこととなっています。

今回のケースに当てはめると、
・長崎駅で途中下車しなければ、「諫早〜現川〜浦上〜道ノ尾」の乗車券で利用可能(分岐駅通過特例)
・西浦上で途中下車しなければ、「諫早〜長与〜道ノ尾」の乗車券で利用可能(選択乗車)

の二つの規程により、上述の乗車券が発券されるに至った次第です。



「選択乗車」ということを初めて聞いた方もおられるかも知れません。
しかし、阪和線沿線の方にとっては、知らず知らずのうちにこちらの選択乗車を使っている場合が考えられます。

(29) 大阪以遠(天満又は福島方面)の各駅と、西明石以遠(大久保方面)の各駅との相互間(東海道本線及び山陽本線経由、新幹線経由)。この場合、乗車券の券面に表示された経路以外の区間内では途中下車の取扱いをしない。
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▲JR九州旅客営業規則(https://www.jrkyushu.co.jp/railway/ticket/rule/transport/より引用)


例えば、「くろしお」「はるか」を利用して新大阪駅から山陽新幹線に乗り換える場合、通常ですと「西九条→大阪(通過扱い)→新大阪→新神戸→西明石→山陽新幹線」という経路の乗車券が必要ですが、この「選択乗車」が設けられているため、「西九条→大阪→神戸→西明石→山陽新幹線」の、短い方の経路の乗車券で利用することが可能となっています。

但し、この場合、経路に入っていない区間(上述の場合は新大阪・新神戸)では途中下車できないこととなるのに留意が必要です。

かつて、この経路で乗車券を購入した際、窓口の社員さんが「新大阪で途中下車されますか?」と敢えて確認されていましたが、それはこの「選択乗車」のどちらの経路(新神戸経由または神戸経由)で発券するかを確かめるものであったかと思われます。



以上、先のブログ記事でご紹介した西九州新幹線に関するきっぷのルールを確認するために、実際に発券して、またその際の「みどりの券売機」の画面についても確認してみました。

この「選択乗車」、JTBやJRの時刻表には一切記載がないので、ご存じない方も多いかと思われますが、JR各社の旅客営業規則にはきっちり記載されています。
またこの選択乗車は、国鉄時代から引き継がれてきた制度でもあるので、過去には様々なバリエーションもあったようですが、かなり整理されたとはいえ、今でも60近くの設定があります。

興味ある方は今回ご紹介した「旅客営業規則」を元に、色々調べてみるのも面白いかも知れませんね。




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西九州新幹線開業「前」だから買える「肥前山口」発着・西九州新幹線経由のきっぷのご紹介

いよいよ開業が今月23日に迫ってきた「西九州新幹線」。
既に運賃、料金、ダイヤ等が発表されていますが、昨日(9月2日)、鉄道事業法に基づく鉄道施設の完成検査についても合格が発表され、いよいよ開業当日を待つばかり、となりました。

報道発表資料:九州新幹線(武雄温泉・長崎間)に係る鉄道施設の検査について - 国土交通省

さてこの西九州新幹線開業と同日に、長年親しまれてきた駅名である「肥前山口」駅が、「江北(こうほく)」駅へと駅名が変更されます。

そのため、「肥前山口」駅と「西九州新幹線」は同時に存在し得ないはずですが、きっぷの券面上ではそうでもない場合があります。
具体的には、開業前日の9月22日までの発行分では、「江北」駅発着のきっぷについては、たとえ西九州新幹線経由のきっぷであっても、「肥前山口」として記載されることとなっています。

この話題、「ねとらぼ鉄道部」(末尾「関連ニュースサイト」参照)で取り上げられていますが、私自身も実際に購入してみようと思い、下記のきっぷを購入してみました。

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▲肥前山口→大村車両基地の普通乗車券(9月23日限り有効)
(※)画像を一部処理しています。

9月23日当日限り有効ですが、ご覧のように「肥前山口」(有効日当日は「江北」)と記載されています。
経由も「佐世保線・武雄温泉・新幹線・新大村・大村線」と記されており、「肥前山口」「西九州新幹線」、そして「大村車両基地」(9月23日開業)が併存する、8月23日から9月22日の間にしか購入できないきっぷとなります。

ちなみに、「みどりの券売機」等では日本語・英語表記できっぷを発行することも可能ですので、「大村車両基地」が果たしてどのような英語表記となるかの確認も、このきっぷで併せておこなってみました。

結果は、こちらもご覧のとおり、「OMURA RAIL YARD」となっていました。
日本語読みそのままの「OMURA SHARYO KICHI」等ではありませんでしたので、こちらも併せてご報告です。


手近な和歌山駅で試しに購入して見ましたが、面白い発見ができた一枚でありましたので、「きっぷコレクション」としてのご報告でした。
気になる方は、他の区間等でも試してみてはいかがでしょうか。




【関連ニュースサイト】
買えるのは西九州新幹線開業までの1カ月間だけ! 「ありえない表記」のきっぷとは?(1/2 ページ) - ねとらぼ



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特急「くろしおサイクル」指定席特急券を購入してみました(2022.9.1)

昨日のブログ記事でご紹介したように、来る10月1日(土)から、白浜〜新宮間の特急「くろしお」の6号車(1号車の場合あり)に、自転車を分解せず持ち込める「くろしおサイクル」のサービスを実施することを発表しています。



本日、この「くろしおサイクル」の指定席券の発売が開始されましたので、早速購入してみました。

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▲「くろしおサイクル」特急券(画像を一部加工しています)

ご覧のとおり、列車名は「くろしおサイクル21号」と記されているのがわかります。

今回購入に際し選んだ列車は、夜の時間帯の特急「くろしお21号」で、しかも末端区間の紀伊勝浦〜新宮の区間でした。
これくらい遅い時間帯で、かつこの約20分後には普通列車があることから、この区間の利用は僅少で、他のサイクリストの利用する可能性は低いだろう、という判断です。

また、同時に乗車券も購入して、同区間の収益向上に、若干ではありますが貢献させていただきました。
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▲紀伊勝浦→新宮の普通乗車券(画像を一部加工しています。)





さて、この「くろしおサイクル」購入に際して、JR西日本のインターネット予約「e5489」を利用しましたが、その際に若干注意が必要な場面がありました。

e5489では、「乗車駅」「下車駅」「日時」を指定すると、候補の列車が出てくるわけですが、その際「くろしおサイクル」連結列車では以下のような結果が表示されます。
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▲JR西日本インターネット予約「e5489」で、「乗車日時:10月1日・21時発、乗降区間:紀伊勝浦→新宮」で検索した結果。
(JR西日本インターネット予約「e5489」より引用、以下2枚の画像も同様。)

ご覧のように、紀伊勝浦21:23発の列車が2つ表示されます。(上記引用画像、赤枠の部分)
このうち「経路1」が通常の「くろしお21号」(1号車〜5号車)、「経路2」が「くろしおサイクル21号」(6号車)となります。

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▲「経路1」の「くろしお21号」。
自転車持ち込みを行わない場合は、こちらを選択します。


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▲「経路2」の「くろしおサイクル21号」。
自転車持ち込みの場合は、こちらを選択します。


特に日時・区間検索から「同じ時刻の列車が2本出てくる」ことに驚く方も多いかも知れませんし、しかもどちらを選ぶべきか、迷う方も出てくるかと思います。
この点、「くろしお」と「くろしおサイクル」と別の列車として登録されている関係上、現在は仕方ないと思われますが、今後のシステム改善を期待したいところです。



ともあれ、定期運転の特急列車として国内はじめてとなる「くろしおサイクル」。
今回の記事も参考にして、多くのサイクリストに利用していただくことにより、きのくに線の利用者が少しでも確保できればいいな、と思っています。



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和歌山線笠田・高野口駅は3月31日(木)限りで無人化。窓口売り(POS端末)のきっぷを購入してきました。

JR西日本・和歌山線の笠田(かせだ)駅、高野口(こうやぐち)駅の両駅は、この3月31日(木)限りで無人化されることとなりました。

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▲笠田駅無人化の案内
(JRおでかけネット(https://www.jr-odekake.net/eki/top?id=0621820より引用)


jrwest_koyaguchi_station
▲高野口駅無人化の案内
(JRおでかけネット(https://www.jr-odekake.net/eki/top?id=0621816より引用)


これら両駅には、みどりの窓口は設置されていないものの、駅窓口できっぷを発売していますが、それも無人化により終了となります。

今回、橋本方面に向かう用事があったので、そのついでにこれら両駅を訪問し、間もなく販売を終了する窓口売りのきっぷを購入してきましたので、ご報告します。



【笠田駅】
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▲笠田駅駅舎
駅舎にはかつらぎ町の観光案内所が併設されています。

20220319_090604
▲駅舎内の様子

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▲3月末をもって無人化となる旨の案内。

ここ笠田駅で購入したきっぷをご紹介します。
上述のとおり、みどりの窓口が設置されていませんので、POS端末が設置されています。
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▲笠田駅入場券

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▲笠田→橋本→南海線・九度山の連絡乗車券
ここ笠田駅からは、南海線方面への連絡乗車券を購入することができます。
そのうち、九度山までの連絡普通乗車券を購入してみました。

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▲日根野→天王寺の自由席特急券。
「くろしお」は全車指定席となりましたが、「はるか」には引き続き自由席が設定されています。
そのため、このように日根野以北の区間では、引き続き自由席特急券を購入することができますので、今回購入してみました。

マルスとは若干異なる、POS端末での自由席特急券の券面も確認してみてはいかがでしょうか。



【高野口駅】
続いて、高野口駅の様子です。

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▲高野口駅駅舎

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▲高野口駅舎内
かつては高野山への玄関口として参詣客で賑わっていた歴史があるようで、その名残を残す広いコンコースが特徴です。

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▲3月末をもって無人化となる案内。

ここ高野口駅で購入したきっぷをご紹介します。
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▲入場券

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▲高野口→橋本→高野山の南海電鉄への連絡普通乗車券。
先に「高野山への玄関口」と書きましたが、それは南海高野線(高野山電気鉄道)が開業する前の話で、現在は勿論、このように高野山へ向かうには、橋本駅から南海高野線・鋼索線を経由して向かうことができます。

今回は折角ですので、「高野」という名前が起点・終点に記された駅名を、と思って購入してみました。
POS端末の特徴である経由欄の「南海鉄線」の表記も注目ポイントであります。



以上、この3月末をもって無人化となる笠田、高野口の両駅を訪問してきました。
これにより、和歌山線で引き続き窓口売りのきっぷを購入できるのは、岩出と粉河の両駅を残すのみとなりました。

残る2駅も、いつまで窓口できっぷを購入できるのかは、予断を許さない状況ですので、機会を見つけて購入してご報告できればと思っています。




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