阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
当ブロクの更新情報やコメントについては、当ブログ用ツイッターアカウントを
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きっぷコレクション

【南海電鉄】特別急行券(車内補充券)

南海電鉄の特急「ラピート」「こうや」「りんかん」「泉北ライナー」では、乗車の際に乗車券等の他に「特別急行券」(特急券)が必要です。
(※)
特急「サザン」の指定席に必要な料金券は、「座席指定券」と区別されています。


この特急券は、駅の窓口や自動券売機、そしてインターネット予約「南海・特急チケットレスサービス」で購入することとなっていますが、これらで購入せずに乗車した場合は、車内で特急券を購入することとなっています。

私も通常は、チケットレスサービス等で事前に購入するのですが、先日急ぎで特急「こうや」に乗車したことから、車内で購入することとなりました。

その時の特急券がこちらです。
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かつては、手書きの車内補充券もありましたが、現在はタブレット端末から発券されるものになっています。
(参考)


そして、この端末で座席の指定を行うことができます。
座席の発売状況は、この端末で確認できることから、空席であることを確認し、発券することができます。


ともあれ、今回は時間が無かったことから車内補充券を購入しましたが、スムーズな乗車のために、事前に購入するようにしたいところです。


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▲堺東駅まで乗車し、下車の際に撮影した31000系「こうや」。




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粉河駅無人化・岩出駅みどりの窓口閉鎖(2023.5.31限り)閉鎖を前にして窓口販売の入場券などを購入してきました

JR西日本では、コロナ禍前から来る労働力不足への対応などから、ICカードやチケットレスサービスの普及に併せて、駅の無人化や「みどりの窓口」の閉鎖を進めています。
和歌山県内でもかなりの数の駅で無人化や「みどりの窓口」の閉鎖または「みどりの券売機」への切り替えが進められてきました。

そんな中、現在駅員が配置されている和歌山線の岩出駅及び粉河駅でも、2023年5月31日(水)限りで窓口でのきっぷの販売が終了することが、JR西日本のWebサイトで明らかになりました。


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▲粉河駅無人化の案内
(JRおでかけネットWebサイト(https://www.jr-odekake.net/eki/top?id=0621823)より引用)


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▲岩出駅みどりの窓口閉鎖の案内
(JRおでかけネットWebサイト(https://www.jr-odekake.net/eki/top?id=0621827)より引用)


上記発表をみますと、粉河駅は終日無人化岩出駅は引き続き駅係員は配置するものの窓口でのきっぷ販売は終了し、「みどりの券売機」も設置しないことが明らかになりました。

窓口できっぷを購入できる駅がかなり整理された和歌山県内でも、まだ残っていたこれら2駅についても、遂に窓口での販売が終了となりましたので、販売終了までの間に最後に訪問しようと思い、これら2駅でのきっぷを購入してみることにしました。



【粉河駅】
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▲駅舎と駅構内。
窓口の営業時間は7時15分〜17時15分ですが、閉鎖時間が細切れに設定されていますので訪問の際には注意が必要です。

ここ粉河駅にはみどりの窓口の設置が無く、POS端末が設置されています。
入場券と隣の駅・名手駅までの往復乗車券を購入しました。
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▲入場券。
マルスに比べて駅名が大きく配置されているのが特徴です。

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▲粉河〜名手の往復乗車券




【岩出駅】
続いて、岩出駅を訪問します。

ここ岩出駅は、駅員は引き続き配置となるものの、窓口でのきっぷ販売が終了となります。
みどりの窓口設置駅ではありますが、引き続き「みどりの券売機」などは設置されませんので、青地のきっぷが買えるのも今月中まで、ということになります。

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▲岩出駅駅舎と駅名標

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▲岩出駅構内

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▲岩出駅「みどりの窓口」営業終了のお知らせ

ここ岩出駅で、入場券を購入してみます。
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今回の粉河・岩出両駅での窓口出札終了により、和歌山県内で窓口できっぷが購入できる駅は、和歌山、御坊、紀伊田辺、白浜の4駅を残すのみとなりました。
これら4駅は、特急列車が全列車停車するだけでなく、国内外からの観光客の利用も多いことから、「みどりの窓口」まで閉鎖することは、旅客案内上難しいことも想像されますので、これ以上の閉鎖は難しいのかな、とも個人的には思っています。

とはいえ、数年前までは、和歌山線、きのくに線ともに「みどりの窓口」のある駅は勿論、「みどりの窓口」が無い駅でも窓口できっぷを購入できた駅が結構あったのですが、それもこれもこの数年で一気に整理されてしまいました。

このブログでは、それらの窓口販売の終了を可能な限り追いかけてきましたので、その記録も併せてご覧いただければと思います。

【紀伊駅】
阪和線の沿線から : 紀伊駅・和泉砂川駅みどりの窓口は3月18日限りで閉鎖。紀伊駅のマルス券を購入してきました(2022.02.23)

【六十谷駅】
阪和線の沿線から : 六十谷駅みどりの窓口は2021年3月12日(金)限りで閉鎖。入場券・往復乗車券を購入してきました。

【黒江駅】
阪和線の沿線から : 黒江駅きっぷうりばは2021年3月12日(金)限りで閉鎖。南海電鉄との通過連絡乗車券を購入しました。

【紀伊宮原駅】
阪和線の沿線から : きのくに線・紀伊宮原駅を訪問する(2021.5.31限りで無人化)

【紀伊由良駅】
阪和線の沿線から : きのくに線・紀伊由良駅は5月31日(月)限りで無人化・窓口閉鎖。窓口できっぷを購入してきました(2021.5.15)

【笠田駅】【高野口駅】
阪和線の沿線から : 和歌山線笠田・高野口駅は3月31日(木)限りで無人化。窓口売り(POS端末)のきっぷを購入してきました。


今回の出札廃止で、粉河駅のPOS端末も終了となりました。
ここ近年の無人化にともない、POS端末できっぷを発売する駅もかなり少なくなってきました。
残るPOS端末設置駅にも訪問して、可能な範囲できっぷを購入できればいいのですが…




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JR大阪駅・うめきた地下口〜西口間の「通行証」をみる

2023年3月18日(土)に開業した大阪駅の「うめきた地下口」。
下記記事でご紹介したように、うめきた地下口から大阪駅西側エリアへ徒歩で移動する場合には、西口を経由して移動することになります。
(参考)


ところでこのうめきた地下口は、大阪駅の北側に設けられており、一旦改札内に入らなければ南側に向かうことができません。
そういった構造上の課題があるからでしょうか、大阪駅では、うめきた地下口開業日から、券売機でこのような「通行証」を発行し、改札口間を無料で通行できるようになっています。

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この通行証は、うめきた地下口と西口との間専用になっており、中央口や御堂筋口といった他の改札口の通行ができない上に、通常の入場券では認められている「ホームへの立ち入り」もできません。
そして発券から20分以内に出場(通過)する必要があります。

うめきた地下口周辺の利用者の利便性を図るため設定されたこの「通行証」、どのように発行できるのか、確かめてみました。
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きっぷ券売機のメニューから入場券を買おうとすると、このような画面が表示されます。
ここで「通行証はこちら」を選択すると、その後上記の「通行証」が発券されます。


うめきた地下口の開業と併せて取扱いが開始された「通行証」。
今後、大阪駅西側地区の整備が進むにつれ、このようなユニークな扱いがどう変化していくのか、注目していきたいと思います。





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みどりの窓口発売の「京都鉄道博物館入場券」(2023年2月末で発売終了)

下記記事でご紹介したように、これまでJR西日本の「みどりの窓口」で発売されていた「京都鉄道博物館」の入場券が、来年3月の入場料金改定に伴い、発売が終了となります。

阪和線の沿線から : 【京都鉄道博物館】入館料金値上げを発表。一般は1,200円→1,500円に(2023.3.1〜)「みどりの窓口」でのイベント券販売も終了

(参考:現在の発売案内)
京都鉄道博物館入館券│イベント券:JRおでかけネット

これまで何度も京都鉄道博物館を訪問しましたが、実は毎回現地で支払っていました。
しかし、間もなくみどりの窓口での入場券発売が終了することから、今回マルス発券の京都鉄道博物館入場券を購入してみることにしました。

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券面は上記のとおりです。
「イベント券」という種類で、駅で往復の乗車券等と併せて販売し、現地で購入する手間を省ける、ということで、かつては多くの種類の「イベント券」が発売されていました。

しかし、ネット販売やコンビニでの発券等の仕組みが構築されたことから、取り扱われる「イベント券」は縮小傾向が続きました。

今回の「京都鉄道博物館」のみどりの窓口販売「イベント券」が終了することで、残るみどりの窓口販売「イベント券」もかなり少なくなってくるのではないかと思われます。

そう遠くない将来には、「みどりの窓口」で発売される「イベント券」も過去のものになるかも知れませんね…



【関連ニュースサイト】
「京都鉄道博物館」で鉄道情報を検索した結果 - 鉄道コム



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【西九州新幹線】喜々津〜浦上間の「選択乗車」についてのおはなし。実際に「みどりの券売機」で購入した際の画面も確認してみました。

西九州新幹線の開業が間近となる中、本日大村車両基地で新幹線車両「かもめ」4編成が並んだ姿が、報道向けに公開されました。

新幹線「かもめ」N700S全員集合! 開業前の激レア風景 よく見ると違いも? | 乗りものニュース
JR九州、西九州新幹線の開業前にN700S「かもめ」4編成そろって公開 | マイナビニュース

運行開始後は、このように4編成揃う姿は見られませんので、これも開業までの間の限られた姿という貴重なものになりそうです。


ところでこの西九州新幹線関係の乗車券ですが、先の記事でご紹介したように「長崎本線・現川経由と同一線として扱う」「浦上〜長崎間は分岐駅通過特例が適用される」ことが既に示されています。
阪和線の沿線から : 【西九州新幹線】長崎本線(在来線)とのきっぷのルールについてまとめてみました。現川経由と新幹線は同一線に、浦上〜長崎間は分岐駅通過特例が適用になります(2022.9.23〜)

これらの規定を頭に入れた上で、今回「新鳥栖→道ノ尾」(長崎本線・佐世保線・西九州新幹線・長崎・浦上)の乗車券を購入してみることにしました。
なお、長崎駅での途中下車は行わないこととします。

そして出てきたきっぷはこちらになります。
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▲新鳥栖→道ノ尾の乗車券

「経由」欄をみてみますと、「長崎線・佐世保線・武雄温泉・新幹線・諫早・長崎線」となっていますが、この経由欄と上記の購入しようとした経路を見比べると、違和感はないでしょうか。

そう、乗車券は「諫早で長崎本線に乗り換えてしまっている」のです。

「これでは長崎どころか浦上にも行けないのではないか?」と思われるかも知れません。
しかし、このきっぷ、「長崎・西浦上で途中下車しなければ長崎経由で道ノ尾まで行ける」ことになりそうです。

ではなぜ行けるのか、について少し触れてみたいと思います。

【参考】
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▲新鳥栖〜道ノ尾の路線図
(交通新聞社「デジタル時刻表Lite」より引用、確認日:2022年9月11日、赤枠・青枠は管理人による)




既に先の記事でご紹介したように、西九州新幹線から長崎本線・長与経由(東園〜西浦上)へ向かう場合、長崎駅で途中下車しなければ、長崎駅で乗り換えてもはみ出した区間(浦上〜長崎)は含めずに計算することが可能です。

では、上述のきっぷの経路は、「長崎線・佐世保線・武雄温泉・新幹線・浦上・長崎線」になるのではないか、と思われます。
しかし、実際「みどりの券売機」でこの乗車券を購入しようとすると、以下のような画面を遷移していきます。

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▲新鳥栖→道ノ尾で、経路を選択した後の画面。
浦上で長与経由に乗り換える計算となっています。


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▲長崎駅で途中下車するか否かの確認画面に映ります。
今回は「途中下車しない」を選択します。


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▲次に移る画面の「ご案内」に注目してみてください。
「長崎駅を含む折返し区間では、途中下車できません。」
「西浦上駅から道ノ尾駅間は、途中下車できません。」
一つ目の注意事項は、先の「分岐駅通過特例」に関する内容と考えられますが、注目は、二つ目の注意事項です。
「西浦上から」も途中下車できないのは何故か。


その謎を解く規程が「選択乗車」であります。
選択乗車というのは、乗車券に表示されている経路にかかわらず、予め定められた経路のどちらか一方を選択して乗車することができる制度です。

以下に、JR九州の「旅客営業規則」から該当する条文を引用してみます。
(選択乗車)
第157条 旅客は、次の各号に掲げる各駅相互間(略図中の====線区間以遠の駅と━━線区間以遠の駅若しくは◎印駅相互間)を、普通乗車券又は普通回数乗車券(いずれも併用となるものを含む。)によつて旅行する場合は、その所持する乗車券の券面に表示された経路にかかわらず、各号の末尾に記載した同一かつこ内の区間又は経路のいずれか一方を選択して乗車することができる。ただし、2枚以上の普通乗車券又は普通回数乗車券を併用して使用する場合は、他方の経路の乗車中においては途中下車をすることができない。

JR九州旅客営業規則(https://www.jrkyushu.co.jp/railway/ticket/rule/transport/より引用、下線太字は管理人による。)


この「選択乗車」、現時点で合計57件設けられいますが、その中で、今回の乗車券に関する規程がありました。

(56) 喜々津以遠(西諌早方面)の各駅と、長与・西浦上間各駅との相互間(現川経由、本川内経由)。この場合、乗車券の券面に表示された経路以外の長与・西浦上間内では、途中下車の取扱いをしない
2022090301
▲JR九州旅客営業規則(https://www.jrkyushu.co.jp/railway/ticket/rule/transport/より引用、下線太字は管理人による。)


つまり、「諫早〜喜々津〜長与〜道ノ尾」でも「諫早〜現川〜浦上〜道ノ尾」のいずれの経路の乗車券であっても、もう一方のルートを採ることができるわけです。
ただ、「もう一方のルート」を採る場合、長与〜西浦上間では、券面の経路外の各駅では途中下車できないこととなっています。

今回のケースに当てはめると、
・長崎駅で途中下車しなければ、「諫早〜現川〜浦上〜道ノ尾」の乗車券で利用可能(分岐駅通過特例)
・西浦上で途中下車しなければ、「諫早〜長与〜道ノ尾」の乗車券で利用可能(選択乗車)

の二つの規程により、上述の乗車券が発券されるに至った次第です。



「選択乗車」ということを初めて聞いた方もおられるかも知れません。
しかし、阪和線沿線の方にとっては、知らず知らずのうちにこちらの選択乗車を使っている場合が考えられます。

(29) 大阪以遠(天満又は福島方面)の各駅と、西明石以遠(大久保方面)の各駅との相互間(東海道本線及び山陽本線経由、新幹線経由)。この場合、乗車券の券面に表示された経路以外の区間内では途中下車の取扱いをしない。
2022091101
▲JR九州旅客営業規則(https://www.jrkyushu.co.jp/railway/ticket/rule/transport/より引用)


例えば、「くろしお」「はるか」を利用して新大阪駅から山陽新幹線に乗り換える場合、通常ですと「西九条→大阪(通過扱い)→新大阪→新神戸→西明石→山陽新幹線」という経路の乗車券が必要ですが、この「選択乗車」が設けられているため、「西九条→大阪→神戸→西明石→山陽新幹線」の、短い方の経路の乗車券で利用することが可能となっています。

但し、この場合、経路に入っていない区間(上述の場合は新大阪・新神戸)では途中下車できないこととなるのに留意が必要です。

かつて、この経路で乗車券を購入した際、窓口の社員さんが「新大阪で途中下車されますか?」と敢えて確認されていましたが、それはこの「選択乗車」のどちらの経路(新神戸経由または神戸経由)で発券するかを確かめるものであったかと思われます。



以上、先のブログ記事でご紹介した西九州新幹線に関するきっぷのルールを確認するために、実際に発券して、またその際の「みどりの券売機」の画面についても確認してみました。

この「選択乗車」、JTBやJRの時刻表には一切記載がないので、ご存じない方も多いかと思われますが、JR各社の旅客営業規則にはきっちり記載されています。
またこの選択乗車は、国鉄時代から引き継がれてきた制度でもあるので、過去には様々なバリエーションもあったようですが、かなり整理されたとはいえ、今でも60近くの設定があります。

興味ある方は今回ご紹介した「旅客営業規則」を元に、色々調べてみるのも面白いかも知れませんね。




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西九州新幹線開業「前」だから買える「肥前山口」発着・西九州新幹線経由のきっぷのご紹介

いよいよ開業が今月23日に迫ってきた「西九州新幹線」。
既に運賃、料金、ダイヤ等が発表されていますが、昨日(9月2日)、鉄道事業法に基づく鉄道施設の完成検査についても合格が発表され、いよいよ開業当日を待つばかり、となりました。

報道発表資料:九州新幹線(武雄温泉・長崎間)に係る鉄道施設の検査について - 国土交通省

さてこの西九州新幹線開業と同日に、長年親しまれてきた駅名である「肥前山口」駅が、「江北(こうほく)」駅へと駅名が変更されます。

そのため、「肥前山口」駅と「西九州新幹線」は同時に存在し得ないはずですが、きっぷの券面上ではそうでもない場合があります。
具体的には、開業前日の9月22日までの発行分では、「江北」駅発着のきっぷについては、たとえ西九州新幹線経由のきっぷであっても、「肥前山口」として記載されることとなっています。

この話題、「ねとらぼ鉄道部」(末尾「関連ニュースサイト」参照)で取り上げられていますが、私自身も実際に購入してみようと思い、下記のきっぷを購入してみました。

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▲肥前山口→大村車両基地の普通乗車券(9月23日限り有効)
(※)画像を一部処理しています。

9月23日当日限り有効ですが、ご覧のように「肥前山口」(有効日当日は「江北」)と記載されています。
経由も「佐世保線・武雄温泉・新幹線・新大村・大村線」と記されており、「肥前山口」「西九州新幹線」、そして「大村車両基地」(9月23日開業)が併存する、8月23日から9月22日の間にしか購入できないきっぷとなります。

ちなみに、「みどりの券売機」等では日本語・英語表記できっぷを発行することも可能ですので、「大村車両基地」が果たしてどのような英語表記となるかの確認も、このきっぷで併せておこなってみました。

結果は、こちらもご覧のとおり、「OMURA RAIL YARD」となっていました。
日本語読みそのままの「OMURA SHARYO KICHI」等ではありませんでしたので、こちらも併せてご報告です。


手近な和歌山駅で試しに購入して見ましたが、面白い発見ができた一枚でありましたので、「きっぷコレクション」としてのご報告でした。
気になる方は、他の区間等でも試してみてはいかがでしょうか。




【関連ニュースサイト】
買えるのは西九州新幹線開業までの1カ月間だけ! 「ありえない表記」のきっぷとは?(1/2 ページ) - ねとらぼ



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特急「くろしおサイクル」指定席特急券を購入してみました(2022.9.1)

昨日のブログ記事でご紹介したように、来る10月1日(土)から、白浜〜新宮間の特急「くろしお」の6号車(1号車の場合あり)に、自転車を分解せず持ち込める「くろしおサイクル」のサービスを実施することを発表しています。



本日、この「くろしおサイクル」の指定席券の発売が開始されましたので、早速購入してみました。

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▲「くろしおサイクル」特急券(画像を一部加工しています)

ご覧のとおり、列車名は「くろしおサイクル21号」と記されているのがわかります。

今回購入に際し選んだ列車は、夜の時間帯の特急「くろしお21号」で、しかも末端区間の紀伊勝浦〜新宮の区間でした。
これくらい遅い時間帯で、かつこの約20分後には普通列車があることから、この区間の利用は僅少で、他のサイクリストの利用する可能性は低いだろう、という判断です。

また、同時に乗車券も購入して、同区間の収益向上に、若干ではありますが貢献させていただきました。
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▲紀伊勝浦→新宮の普通乗車券(画像を一部加工しています。)





さて、この「くろしおサイクル」購入に際して、JR西日本のインターネット予約「e5489」を利用しましたが、その際に若干注意が必要な場面がありました。

e5489では、「乗車駅」「下車駅」「日時」を指定すると、候補の列車が出てくるわけですが、その際「くろしおサイクル」連結列車では以下のような結果が表示されます。
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▲JR西日本インターネット予約「e5489」で、「乗車日時:10月1日・21時発、乗降区間:紀伊勝浦→新宮」で検索した結果。
(JR西日本インターネット予約「e5489」より引用、以下2枚の画像も同様。)

ご覧のように、紀伊勝浦21:23発の列車が2つ表示されます。(上記引用画像、赤枠の部分)
このうち「経路1」が通常の「くろしお21号」(1号車〜5号車)、「経路2」が「くろしおサイクル21号」(6号車)となります。

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▲「経路1」の「くろしお21号」。
自転車持ち込みを行わない場合は、こちらを選択します。


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▲「経路2」の「くろしおサイクル21号」。
自転車持ち込みの場合は、こちらを選択します。


特に日時・区間検索から「同じ時刻の列車が2本出てくる」ことに驚く方も多いかも知れませんし、しかもどちらを選ぶべきか、迷う方も出てくるかと思います。
この点、「くろしお」と「くろしおサイクル」と別の列車として登録されている関係上、現在は仕方ないと思われますが、今後のシステム改善を期待したいところです。



ともあれ、定期運転の特急列車として国内はじめてとなる「くろしおサイクル」。
今回の記事も参考にして、多くのサイクリストに利用していただくことにより、きのくに線の利用者が少しでも確保できればいいな、と思っています。



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和歌山線笠田・高野口駅は3月31日(木)限りで無人化。窓口売り(POS端末)のきっぷを購入してきました。

JR西日本・和歌山線の笠田(かせだ)駅、高野口(こうやぐち)駅の両駅は、この3月31日(木)限りで無人化されることとなりました。

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▲笠田駅無人化の案内
(JRおでかけネット(https://www.jr-odekake.net/eki/top?id=0621820より引用)


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▲高野口駅無人化の案内
(JRおでかけネット(https://www.jr-odekake.net/eki/top?id=0621816より引用)


これら両駅には、みどりの窓口は設置されていないものの、駅窓口できっぷを発売していますが、それも無人化により終了となります。

今回、橋本方面に向かう用事があったので、そのついでにこれら両駅を訪問し、間もなく販売を終了する窓口売りのきっぷを購入してきましたので、ご報告します。



【笠田駅】
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▲笠田駅駅舎
駅舎にはかつらぎ町の観光案内所が併設されています。

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▲駅舎内の様子

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▲3月末をもって無人化となる旨の案内。

ここ笠田駅で購入したきっぷをご紹介します。
上述のとおり、みどりの窓口が設置されていませんので、POS端末が設置されています。
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▲笠田駅入場券

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▲笠田→橋本→南海線・九度山の連絡乗車券
ここ笠田駅からは、南海線方面への連絡乗車券を購入することができます。
そのうち、九度山までの連絡普通乗車券を購入してみました。

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▲日根野→天王寺の自由席特急券。
「くろしお」は全車指定席となりましたが、「はるか」には引き続き自由席が設定されています。
そのため、このように日根野以北の区間では、引き続き自由席特急券を購入することができますので、今回購入してみました。

マルスとは若干異なる、POS端末での自由席特急券の券面も確認してみてはいかがでしょうか。



【高野口駅】
続いて、高野口駅の様子です。

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▲高野口駅駅舎

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▲高野口駅舎内
かつては高野山への玄関口として参詣客で賑わっていた歴史があるようで、その名残を残す広いコンコースが特徴です。

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▲3月末をもって無人化となる案内。

ここ高野口駅で購入したきっぷをご紹介します。
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▲入場券

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▲高野口→橋本→高野山の南海電鉄への連絡普通乗車券。
先に「高野山への玄関口」と書きましたが、それは南海高野線(高野山電気鉄道)が開業する前の話で、現在は勿論、このように高野山へ向かうには、橋本駅から南海高野線・鋼索線を経由して向かうことができます。

今回は折角ですので、「高野」という名前が起点・終点に記された駅名を、と思って購入してみました。
POS端末の特徴である経由欄の「南海鉄線」の表記も注目ポイントであります。



以上、この3月末をもって無人化となる笠田、高野口の両駅を訪問してきました。
これにより、和歌山線で引き続き窓口売りのきっぷを購入できるのは、岩出と粉河の両駅を残すのみとなりました。

残る2駅も、いつまで窓口できっぷを購入できるのかは、予断を許さない状況ですので、機会を見つけて購入してご報告できればと思っています。




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和歌山電鐵・岳南電車の「2022年2月22日記念乗車券」を購入しました

去る2022年2月22日は、「2」が6つも並ぶ歴代でも稀な「ゾロ目」の日でありました。
そんな記念すべき日でありましたので、私自身も最寄り駅で「22時22分」に券売機できっぷを購入したりと、この記念すべき日を少しでも楽しむことができました。




その「2022年2月22日」には、「記念きっぷ」を発売し、少しでもファンの方々に購入してもらおうと頑張っていた鉄道事業者もありました。
そういった「ゾロ目の日記念きっぷ]については、このブログでも以下のとおり、可能な限りご紹介して、ファンの方々の購入に役立つような記事をアップしました。



私自身も、これらご紹介した記念きっぷのうち、地元・和歌山の「和歌山電鐵」と、用意された券面のうち割とシンプルで、かつ、販売価格もお手頃な「岳南電車」の記念きっぷを購入しました。

和歌山電鐵の「1日乗車券・普通入場券セット」は、発売日当日は和歌山駅の貴志川線のりばでも販売していました。
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▲和歌山駅9番線の階段に貼り出された「一日乗車券・記念入場券セット」の案内。

当日は仕事帰りに和歌山駅9番線に立ち寄り、無事入手することができました。
券面はこちらのとおりとなっています。
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たま、ニタマ、ヨンタマの硬券入場券と、硬券の一日乗車券がセットとなっています。
特に「一日乗車券」は、硬券としてはこれほどの大きさのきっぷはあまり見たことがない(大抵の場合は軟券)ので、これまた貴重な記念きっぷを購入できて、嬉しく思いました。

なお、翌日(2月23日)以降は、通信販売でも購入可能となっていましたが、早々に完売した模様であります。


そして、こちらは通信販売で購入した「岳南電車」の記念乗車券セットです。
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A型・B型・D型のサイズで、各々が往復乗車券となっているのが特徴です。

この岳南電車の記念乗車券は、券番が全て「2222番」となっているのがミソであります。
試しに、「岳南江尾〜岳南富士岡」間の往復乗車券の裏面をアップしてみます。
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ご覧のとおり、「2222」が記載されています。

台紙には、本当の「券番」が記載されているので、販売管理上は問題なく、加えてこういった記念乗車券を実使用することも考えにくいので、そう考えると面白くもあり、後世の記録に残る記念乗車券となったのではないのでしょうか。


和歌山電鐵・岳南電車双方の「2022年2月22日記念きっぷ」を並べてみます。
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なお岳南電車の記念きっぷも完売したとのことでありますので、早めに購入しておいて本当によかったな、と感じました。
2022年2月22日記念乗車券セット発売!(完売しました。ありがとうございました!) | 岳南電車株式会社


今回、「2」が沢山並ぶという実質二度と来ない日付であり、コロナ禍前であれば多くの事業者が記念きっぷを発売していたことと思われます。
JR西日本でも、これ以前に「2」が多数並んだ「平成22年2月22日」には、多数の駅で「記念入場券」を発売していました。



今回、折角の「2」並びの日でありましたが、JR西日本どころか、大手事業者の多くでは、特に「2」並び記念きっぷを発売するようなことはありませんでした。

過去の「平成22年2月22日」に比べると寂しい感じはありますが、一方で通信販売の普及により、遠くまで出なくともこの手の記念きっぷが買えるようになったのは時代の進化、でありましょうか。

昨日(2月28日)に通信販売で購入した岳南電車の記念乗車券が到着しましたので、報告がてらの記事としてアップさせていただきました。
このブログをご覧になっている皆さんは、「2並び」の記念きっぷは購入できましたでしょうか?
当ブログが少しでもお役に立てたのであれば、管理人としても嬉しく思った次第であります。




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紀伊駅・和泉砂川駅みどりの窓口は3月18日限りで閉鎖。紀伊駅のマルス券を購入してきました(2022.02.23)

JR西日本では、「みどりの窓口」を順次「みどりの券売機」「定期券購入可能な券売機」等へ置き換えいっていますが、今般、阪和線の和泉砂川駅及び紀伊駅の「みどりの窓口」を2022年3月18日(金)限りで閉鎖し、その後和泉砂川駅には「みどりの券売機プラス」を、紀伊駅には「みどりの券売機」を設置することが、同社のWebサイト「JRおでかけネット」に掲載されました。

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▲和泉砂川駅の「みどりの窓口」閉鎖案内
(JRおでかけネット(https://www.jr-odekake.net/eki/top?id=0621927より引用)

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▲紀伊駅の「みどりの窓口」閉鎖案内
(JRおでかけネット(https://www.jr-odekake.net/eki/top?id=0621929)より引用)


これらのうち、紀伊駅については「みどりの券売機」に置き換えられることから、同券売機で今後発券が難しいと考えられる「入場券」「連絡乗車券」を購入するべく、本日仕事帰りに紀伊駅に立ち寄ることとしました。



20220223_152410
▲紀伊駅の駅舎

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▲階段の壁面には、このように「みどりの窓口」利用促進の看板が掲示されています。
この看板も今後は書き換えられるのでありましょうか。

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▲紀伊駅「みどりの窓口」閉鎖及び「みどりの券売機」導入のお知らせ

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▲紀伊駅「みどりの窓口」及び券売機

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▲券売機取替工事の案内。
2月25日(金)から翌26日(土)にかけて券売機の取替工事が行われます。
この時に「みどりの券売機」導入の工事も同時に行われるのでありましょうか。


紀伊駅「みどりの窓口」で購入したきっぷをご紹介します。
img522-2
▲入場券。

img522-1
▲連絡乗車券。
紀伊→和歌山→和歌山市→加太の、和歌山市駅接続・南海電鉄線への連絡乗車券です。

昨年の同時期、自宅の最寄り駅・和泉鳥取駅の「みどりの窓口」が閉鎖される際には、南海線との連絡乗車券を、発券可能な接続駅全ての組み合わせで購入してみました。


今回は、和歌山市駅からの接続のうち、加太線の加太まで購入してみました。
勿論、連絡運輸の変更がなければ、他の接続駅パターンも購入可能と考えられますので、これから訪問される際には様々な組み合わせで購入してみてはいかがでしょうか。




以上、簡単ではありますが、紀伊駅「みどりの窓口」の閉鎖前に、窓口のマルスで発券できるきっぷを購入してみました。
指定券・乗車券等は引き続き「みどりの券売機」で購入可能なので、昨年閉鎖された和泉鳥取や六十谷のように、マルス券そのものが手に入らなくなるわけではありません。

ただ上記のような入場券・連絡乗車券は今後購入するのが難しいと考えられますので、そういった意味では訪問して購入する価値は十分にあるかと思います。


一方、和泉砂川駅に導入される「みどりの券売機プラス」では、オペレーターを通じて連絡乗車券の購入も可能と考えられますが、一方で口座が設置されなければ、入場券の購入は難しいものと考えられますので、こちらも要チェック、といえるでしょうか。

和泉砂川駅についても、時間が許せば再訪問できればと思っています。



JR西日本と南海電鉄の連絡乗車券については、下記の「「熱転写方式マルス端末券総集 Vol.1追録」に詳しく紹介されています。
昨年の和泉鳥取駅での連絡乗車券購入の際にもご紹介しましたが、改めて参考書籍として、きっぷファンの方々の参考になればと思い、再掲させていただきます。







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