阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

おおさか東線

おおさか東線延伸、6年遅れ見込み+梅田北ヤード乗り入れ計画?

現在、学研都市線の放出(はなてん)と大和路線の久宝寺(久宝寺)を結んでいるJRおおさか東線。
元々「城東貨物線」という愛称の貨物線を旅客化した路線ですが、現在完成しているのはその南半分です。
残りの北半分は2012年度(平成24年度)開業の予定でしたが、昨年こちらのエントリーでもご紹介した城東貨物線の赤川橋梁に行った際、特に工事らしい工事が行われていなかったこともあり、ほんまにあと4年で完成するんかいな?と思っていました。

そんな中、やはりと言うべきか、当初の計画よりも6年遅れる見込みとの報道がありました。

その代わり、といえば何ですが、当初は新大阪折り返しの計画が、梅田貨物線を経由して梅田北ヤードの再開発地帯に設置される計画の大阪駅に乗り入れる計画であることも併せて報じられていました。

JRおおさか東線、北ヤード乗り入れ、18年度までに開業、150億円追加投資。(NIKKEI NET:冒頭記事のみ)
JRおおさか東線 全面開業大幅ずれ込み(iza!)
おおさか東線、梅田乗り入れへ(たべちゃんの旅行記「旅のメモ」)

おおさか東線の延伸に関しては、新大阪〜東淀川間の踏切が広くなることで「開かずの踏切」を更に酷くすることが予測され、その解決策が前面開業の足枷となっていたことは確かなようです。

この報道では、既存の梅田貨物線にそのまま乗り入れることで踏切の幅を現在のままに抑えることができます。また梅田北ヤードに新設される大阪駅に乗り入れることで、アーバンネットワークの更なる充実にも寄与することとなりそうです。

ところで、先ほどから何気なく「梅田北ヤードの大阪駅」と繰り返し記していますが、これについては、こちらのiza!の記事を参照下さい。

JR西が大阪駅そばに「もう1つの大阪駅」 関空特急など停車(iza!)

現在「はるか」「くろしお」等が通過する梅田貨物線内に大阪駅の別ホームを設置し、ここに同列車等を設置する計画です。
ただ、日中30分ヘッドの「はるか」と1時間ヘッドの「くろしお」等だけでは僅か1時間上下計6本の列車しか止まらない訳で利用客は限られ、投資対効果という面では非常に苦しいと思っていました。
その有効活用という観点からも、おおさか東線の列車がここまで乗り入れてくるのは都合良さそうです。
そうなれば、自動的に折り返し設備も設けられそうで、その計画も加味した大阪駅地下ホームの姿もどうなるのか、楽しみにしておくべきでしょうか。

最初、関空・紀州路快速を大阪駅新ホーム〜おおさか東線とのスルー運転も面白そうだなあ、と思いましたが、梅田貨物線の西九条〜梅田間は単線となっており、現在の「はるか」「くろしお」等でも余裕があるとは言い難く、これ以上の増発はやはり難しそうだなあ、と思いました。

ともあれ、この計画、延期後の完成は平成30年度・・・そんな先のことを今からあれこれ考えていると、鬼に笑われそうですが、ともあれ遠い先のお楽しみの一つとしてフォローしていきたいと思います。

おおさか東線 開業日訪問記(その3)

その2からの続きです。

放出の駅構内でしばし考えた後、JR河内永和までもう一度おおさか東線に乗車し、近鉄奈良線に乗り換えるという予定で動く事に決めました。

というわけで、今度はおおさか東線の久宝寺行きに乗車します。

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おおさか東線 久宝寺行き

列車は、ほどほどの乗客を乗せて、久宝寺へ向かいます。先ほど放出まで乗車した車両と同一編成ですが、今度は趣向を変えて中間車に乗ってみます。

先ほどの道のりをもとに戻るような感じで、数分でJR河内永和に到着します。

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JR河内永和駅 駅名板

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おおさか東線 開業日訪問記(その2)

開業したての「おおさか東線」訪問記。その1からの続きです。

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おおさか東線・放出行きの方向幕。
大和路線との誤乗防止のためか、「おおさか東線」と明記されています。

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ちなみに同じ201系の大和路線JR難波行きの方向幕はこのようになっています。

入線後、しばらくして列車は放出へ向けて出発。15分ほどの小旅行が始まります。

しばらくは大和路線と併走後、北へ向けてカーブをしたところが新加美。大和路線の加美駅と至近距離にあるようですが、別の駅となったようです。

新加美と、次のJR長瀬との間は、おおさか東線内で駅間がもっとも長い区間。
その間に外の景色に目をやると、中小工場が多いのが目につきます。
おおさか東線が主に走る東大阪市内は、特に中小企業の町工場が多い事で有名ですが、そのことは、おおさか東線の車窓からもよく分かります。

JR長瀬を出発し、しばらくすると、低いエンジン音が一瞬聞こえたかと思って目をやると、コンテナ列車とすれ違っているところでした。
もう少しどこかの駅で粘っていると、この貨物列車を写真に撮る事が出来たかも知れませんが、今日は乗車がメインなので、おおさか東線を走る貨物列車を撮影するのは別の機会にしたいと思います。

さて、JR俊徳道・JR河内永和と「JR」を冠する近鉄との乗換駅が続きます。
正直、「JR河内永和」まで来ると、「毎度毎度JRはもうええわ」と駄洒落の一つも言ってみたくなりそうです・・・

高井田中央で中央大通りとクロスして、西へ進路を変えると、片町線(学研都市線)と合流して、しばらくして放出着。
約15分のショートトリップで、おおさか東線完乗。

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放出駅に到着した、おおさか東線201系。

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放出駅の駅名板。

取り敢えず改札を出ることにします。
ここからどこへ向かおうか、先の予定も考慮して、しばし考えることとします。

おおさか東線 開業日訪問記(その1)

去る3月15日のダイヤ改正で開業したJR「おおさか東線」
従来は貨物線であった城東貨物線の一部区間を改良し、旅客路線として装いも新たに開業した路線。
近畿圏のJR線では、1997年のJR東西線以来の新規開業となります。

私はたまたま別件で外出する用事があり、時間的にもおおさか東線を訪問出来そうだったので、開業日当日ではありますが、早速訪問する事としました。

こちらの乗車記録のとおり、天王寺から大和路線の普通列車に乗車して久宝寺着。
予想通り、ホームにはたくさんの同業者がカメラを構えていました。勿論、目当てはおおさか東線の車両。
私もしばしの間、久宝寺駅でカメラを構えてみる事にします。

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久宝寺駅駅名板。新たに「新加美」が加えられています。

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久宝寺駅で並ぶおおさか東線201系。開業日当日は記念ヘッドマークを掲出。

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今日の乗車記録その2 本日開業のおおさか東線に乗車

a3f0046c.jpg本日開業の「おおさか東線」に乗りました。
詳しくは改めてエントリーしますが、まずは乗車記録まで。

久宝寺(1353)〜放出 おおさか東線 普通 クハ200-78
放出(1425)〜JR河内永和 おおさか東線 普通 モハ201-173

JRおおさか東線試乗会のご案内

今年の3月15日のダイヤ改正で開業するJRおおさか東線。
既に運行概要等はこちらのエントリーでも取り上げたとおり、既に発表されています。
試運転も最近始まっているようで、開業への準備が着々と進んでいるようです。

その、おおさか東線に開業前に乗車出来る試乗会の開催及び参加者の募集がJR西日本より発表されています。

「おおさか東線 試乗会」(3月9日開催)の参加者募集について(JR西日本プレスリリース)

概要は次の通りです。
●日時:平成20年3月9日(日) 午後1時〜午後4時頃
●乗車区間:おおさか東線 放出〜久宝寺駅間
指定された乗車駅から乗車し、乗車駅に戻る1往復の行程
●集合場所・解散場所:おおさか東線の駅で、参加者が希望した乗車駅
●募集人員:各駅 500名(7駅で計3,500名)
●応募期間:平成20年1月18日(金)〜2月8日(金)

恐らく、この日は試乗用の列車がおおさか東線内を折り返し運転していて、試乗会参加者を随時乗車させていくというパターンになるのかな、と思います。
各車両ごとに乗車・降車駅を分けて、混乱防止を図るものと思われます。

私個人的には、完乗記録との兼ね合いもあるので、営業運転が開始されてから、じっくり乗りに行きたいと思いますが、いち早く乗車してみたい方は、試乗会の応募も検討してみてはいかがでしょうか。

「おおさか東線高架ウォーク」の参加者募集中

来年3月に開業予定のJRおおさか東線。

既存の城東貨物線を複線化した上で駅施設などを整備して旅客営業を開始するこの路線では、工事も大詰めを迎えてきていて、大和路線久宝寺のあたりでは、大和路線との接続部分でも大規模な工事が行われています。

そんなおおさか東線ですが、開業前の高架線を歩くというイベントが開催されるとのことで、参加者を募集中とのお知らせがJR西日本より発表がありました。

11月18日開催の「おおさか東線高架ウォーク」の参加者募集について(JR西日本プレスリリース)

高速道路やバイパス等では供用開始前にこういうイベントはよく聞きますが、鉄道路線ではあまり聞いた事のないイベントですので、興味のある方は是非応募してみてはいかがでしょうか。

大阪外環状線は「おおさか東線」に

来年春に開業予定の大阪外環状線(仮称)の路線と駅の正式名称が決定した旨、JR西日本より発表がありました。

大阪外環状線(仮称)の路線名・駅名などについて(JR西日本プレスリリース)

内容は次の通りです。
・路線名は「おおさか東線」
・新たに設置される駅名は、北から順番に「高井田中央」「JR河内永和」「JR俊徳道」「JR長瀬」「新加美」
・ラインカラーはブルーグレーを採用
・運賃は隣接する大和路線・学研都市線と同じく電車特定区間運賃を採用

路線名が「おおさか東線」となったのはちょっと意外です。既に大阪外環状線という仮称がある程度認知されているのと、府内の道路に大阪外環状線(外環)というのがあるので、このまま採用しても特段混乱は生じないのでは、と個人的には思っていたので、新たな名前が付けられるとは思ってもみませんでした。

それ以上にびっくりしたのは駅名。いや、びっくりしたのは連続して3つも「JR○○」という駅名が続くのと、乗換駅と単独駅双方に「JR○○」と付けられてしまっていることです。

もともとJR西日本のアーバンネットワークでは「JR○○」という駅は、JR難波(大和路線)JR藤森・JR小倉(奈良線)JR五位堂(和歌山線)と存在していますが、いずれも他社線の同一名の駅とは別の場所にある駅となっており、直接の乗換駅とはなっていません。
(例外をあげるといえば、JR難波は地下鉄四つ橋線の難波駅と隣接していますが、難波の中心である御堂筋線・南海線難波駅とはかなり離れているため、実質的に別の駅と解釈しても良いかと思われます)

ところが今回のおおさか東線の場合、「JR○○駅」のうち、河内永和・俊徳道は近鉄との乗り換え駅でありますが、長瀬は、同名の近鉄の駅とは違う場所となり、勿論乗換駅でも有りません。
逆に高井田中央は、JRを冠していないのですが、地下鉄中央線との乗換駅となっており、同じ路線名でちぐはぐな扱いになってしまっています。

個人的に言えば、JRを関するのは「長瀬」だけで、他は「高井田」「河内永和」「俊徳道」のままで良かったのかな、という気もしないでもありません。

とまあ、個人的は少々疑問の残る命名(路線・駅名とも)ですが、次なる興味はこの路線のダイヤ。
隣接する学研都市線・大和路線とは直通運転することになるとは思われますが、問題はその内容。おおさか東線の直通運転の内容によっては学研都市線・大和路線双方のダイヤも大きく変わる事も考えられるために、気になるところではあります。
また、直通運転となると、地下線であるJR東西線を経由する事から207系や321系が大和路線にも入ってくる事になると思われますので、それも楽しみなところ。

ともかく、開業は来年春。まだまだ先と思っていましたが、もう半年ほどで開業なので、楽しみに待っていたいと思います。
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