南海電鉄より、南海難波駅の商業施設「なんばCITY」や「なんばパークス」でPiTaPaやiDでの決済が利用できる旨、プレスリリースがありました。

なんばCITY・なんばパークスで「PiTaPa」・「iDTM」の決済を開始!(南海電鉄プレスリリース:PDFファイル)

概要は次の通りです。
・3月3日(火)より、なんばCITY・なんばパークスの合計約500店舗において、PiTaPa・iDの決済サービスが利用可能
・これに併せて3月3日〜3月29日の間、CITY・パークスでのPiTaPa・iD決済5,000円以上で、主に南海沿線のグループ等商業施設で利用可能な「minapitaギフト券」500円券を1枚プレゼント。
(PiTaPa・iD合算でも可)

まず、パークスでは既にPiTaPaが使える店も多く、CITYでも、例えば旭屋書店ではPiTaPaが使えていたようにも記憶していることから、実際はさほど増えるかというそういうわけでもなさそうで、むしろ既存のPiTaPa利用可能店舗がiDにも対応可能となったと言うところでしょうか。
そういう意味ではiD利用者には朗報とも言えるでしょう。

ただ、なんばCITYでは、これらの電子決済よりも「minapitaカード」でクレジット決済すると一部店舗や一部商品(例えば書籍等)を除いて5%割引が適用される訳で、よっぽどのことがない限り、minapitaカードを使った方がお得と言えるでしょうから、そこら辺のちぐはぐさが否めない面はあります。

その一方で、と言いましょうか、3月中の限定ではありますが、5,000円以上のPiTaPa・iD決済で500円のギフト券プレゼントは、ジャスト5,000円で交換すれば、最高還元率が10%という大盤振る舞いとも言えますが、これも「5,000円毎に500円」ではなく「5,000円以上で500円」というところに留意する必要があります。
一生懸命決済レシートを何万円分も貯めて交換しても、たったの500円しか還元されないというケースもありますので、少々テクニックが必要とも言えるでしょう。

ところで、iDといえば、ドコモのおサイフケータイ対応機種でないと利用できないという敷居の高い面があり、例えばauユーザーである私にとってはつい最近まで無縁の存在と見なしていた面はあったのですが、実は「カード型のiD」というのも最近発行され始めているようです。

三井住友カードiD(専用カード)(三井住友カード)

このカード型iD、広範な提携カードに紐付けて使うことが可能のようで、三井住友ANAカードや、PiTaPa陣営のクレジットカードにも紐付けて使うことができるようです。
そういう使い方をして、鉄マイラー的に何か得することがあるのか、と言われると、実は無いわけでもなく・・・
まあそれは、追々ご紹介していきたいと思います。