阪和線の沿線から

阪和線沿線に住まう管理人による、鉄道やバスなどのブログ。

EX-IC

山陽新幹線への「EX-IC」導入は8月29日より。同時にJ-WESTプレミア・プログラムの開始も発表。

既に東海道新幹線の区間(新大阪〜東京)でサービス提供されている新幹線のチケットレスサービスである「EX-IC」サービス。
山陽新幹線区間(新大阪〜博多)でのサービス開始は平成21年夏の予定でしたが、その詳細が発表となりました。

新幹線のチケットレスサービス「EX−ICサービス」がいよいよ東海道・山陽新幹線全線でご利用可能に!(JR西日本プレスリリース)

サービス開始は、8月29日の予約分より利用開始となります。
EX-ICの利用で適用となる「チケットレス運賃」や、EX-IC会員限定で適用される「EX-IC早得」も発表されています。
ちなみに、EX-IC早得の登場により、紙のきっぷで設定のあった「エクスプレス早得」は廃止となります。

チケットレス運賃をみてみると、普通運賃からの割引差額は、東海道区間に比べて、高い割引で設定されていますが、やはりこれは東海道と山陽とで、航空機との競争環境の違いや、そもそもの需要の違い、とも見て取れます。
また、IC早得の設定と同時に紙きっぷの早得廃止にみられるように、EX-ICへの誘導の意向も、見受けられます。

もう一つ、山陽新幹線関係で発表のあった、「J-WESTプレミア・プログラム」については、こちらです。

J−WESTプレミア・プログラムがスタートします!(JR西日本プレスリリース)

J-WESTプレミア・プログラムの概要は、次の通りです。
・1年間の山陽新幹線(東海道新幹線へまたがった利用するケースも含む)の利用に応じて付与されるプレミアスコアの累計に応じ、翌年度のエクスプレス予約により付与されるJ-WESTポイントの付与率がアップしたり、年会費がポイントでキャッシュバックとなる。また、達成翌月からのプレミアスコアの換算率がアップ。
・スコアの計算は、区間スコア・設備倍率(グリーンなら高くなります)・IC換算率(EX-ICなら倍の換算率)により算出

ちなみに新大阪〜博多間の区間スコアは100(初年度はキャンペーンで175)ですので、少なくとも最低ランクのシルバーになるためには1年間に30往復することが必要で、月当たり3往復以上が必要となります。ただ、複数人で利用した場合のスコアの合算が出来る模様ですが、2名以上となるとEX-ICが利用できないと思われます。

航空会社のマイルは、クレジットカードの利用でもマイルがたまるため、あまり飛行機を利用しなくとも無料航空券をいただけることもあり、そんな仕組みに慣れていると、J-WESTプレミア・プログラムは、ちょっと魅力不足の印象も受けます。
とはいえ、JR西日本が打ち出したマイレージ対抗のサービス、主たるターゲットのビジネスマンの利用が増えれば良いなと思います。

それにしても、やはり東海道と山陽との差といいますか、東海道区間では、あくまでも新幹線に乗ることが前提で、航空会社のアップグレードに相当する「グリーンプログラム」だけしかないのとはさすが違うなあ、と思ったりもしました・・・と書くと、ちょっと皮肉にも思えたりしますが、まあそれは需要と競合条件の差ということですね。

東海道新幹線、チケットレスサービス開始

前回エントリーの続きで、別途ご紹介するとした、東海道新幹線のチケットレスサービスの開始についてもプレスリリースがありました。

「エクスプレス予約」にチケットレスサービスが登場します(JR西日本プレスリリース)

概要は次の通りです。
●東海道・山陽新幹線の会員制ネット予約サービス「エクスプレス予約」会員対象に「EX-ICカード」を配布し、これにより東海道新幹線のチケットレス利用が可能になります。
●新幹線乗り換え改札において、新幹線用の「EX-ICカード」と在来専用のICOCA等を二枚重ねでスムーズに乗り継ぐ事が可能となります。
●東海道新幹線各駅相互間ではEX-ICサービスがお得。
 但し、在来線乗り継ぎ区間がある場合は従来の紙きっぷでのエクスプレス予約の方が安い区間も出てくる事から、現在のエクスプレス予約も引き続き利用可能です。
 また、EX-ICと紙きっぷの場合とで料金がことなってくることから、「EX-IC運賃ナビ」で比較する事が可能となります。
●サービスの開始は平成20年3月29日利用分より。
 山陽新幹線区間へのEX-ICサービス拡大は平成21年夏を予定。

ICOCA・TOICA・Suicaの相互利用と同じく、前回エントリー時には無かった話題を中心にご紹介します。

まず、チケットレスとなり、号車・座席の確認はどのようにするのか、という点ですが、プレスリリース添付のPDFファイルによれば、新幹線改札にICカードをタッチしたときにご利用票がプリントアウトされる仕組みになっているようです。
丁度、ANAが採用しているSKiPのようなものだと思われます。

また、EX-ICの料金は、運賃+料金が一本化されているのに対し、現在のエクスプレス予約では、特急券と乗車券が別途計算となります。
そのため、新幹線と在来線を乗り継ぐ場合は、乗車券の運賃計算を区切らない方が安い場合も多々出てくることもあり、その解決策としては予約段階でどちらがお得かを運賃ナビ画面で比較する、という仕組みを採用したようです。
本来は、EX-IC利用の場合は自動的に安い運賃を採用するような計算をしてくれれば良いのでしょうが、通しの乗車券の記録をIC側にあらかじめ記録出来ないこともあることから、こんな形態になったのかな、と思います。
ともかく、不便や不公平の無いように考えた抜いた上での苦肉の策とも言えるでしょう。

今回の発表で意外に思ったのは、山陽新幹線区間へのEX-ICの拡大に言及されている点です。
平成21年夏の予定というスケジュールは、個人的にはかなり早い導入だと思いました。
あと、山陽新幹線区間で気になるのは、チケットレスの値付け。
航空機に対し圧倒的に強い東海道区間に対し、山陽区間はある程度盛り返しているとはいえ、まだ競争力が強いというわけでは決してありません。
競争力確保の観点からも、チケットレスの価格がどんなものになってくるのか、ちょっと先の話ですが注目しておきたいと思います。
当ブログのTwitterアカウント
ブログ「阪和線の沿線から」のツイッターアカウントです。更新情報の通知やコメントの受付などはこちらのアカウントをフォローして下さい。
記事検索
「鉄道コム」登録ブログはこちらをクリック
鉄道コム
Archives
Categories
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ